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★★2020年05月03日(日)つぐみ君、あれっ?キジバト君、エゾアカゲラ君
★★2020年05月05日(火)ナインシスターズ、仮称トライアングル、サクラ、端午の節句
★★2020年05月07日(木)月齢12.4、月による内暈、月による内暈の外側のリング
★★2020年05月11日(月)盛り少し過ぎの蝦夷山桜
★★2020年05月15日(金)スズメ君?違うねぇ
★★2020年05月19日(火)キノコではありませんが"Fairy ring?"、君はキキョウ君??
★★2020年05月22日(金)君はヤマガラ君かな
★★2020年05月24日(日)オダマキ君たち
★★2020年05月28日(木)ハイマツの花?、続オダマキ
★★2020年05月29日(金)月齢6.7
★★2020年05月30日(土)月齢7.7、半月
★★2020年05月31日(日)スズラン
★★2020年05月03日(日)つぐみ君、あれっ?キジバト君、エゾアカゲラ君
つぐみ君
スズ吉君達の仲間です。写真を1枚渡されて、スズメだと言われれば、何の疑問も無く納得してしまいそうです。確かにスズ吉君達のお腹は白いですし、「動物界脊索動物門脊椎動物亜門鳥綱スズメ目ヒタキ科ツグミ属ツグミ」と言う分類とTurdus eunomus Temminckという学名からすると全くの別分類の生き物では無く、近縁の鳥であることが判ります。勿論、近縁ですが別種ですので、交配は出来ません。
ただ、図鑑によると体長22㎝と書かれています。でも、撮影した姿の長さとしては15㎝内外です。試しに、現場に物差しを持っていって同じように撮影、クチバシを突き出した姿の映像を比べると、どう長く見積もっても体長15~16㎝程度しかありません。捕獲してクチバシと尾羽を力一杯引っ張ったら、それだけの長さになるのかもしれませんが実行する気には・・・。体長という長さと、観察による身体の長さは違うんで無いかという疑問が出ます。もしかすると未だ子供? でも、大抵の鳥たちは、成長期はもの凄く短いはずで・・・、単に図鑑が違うという可能性もあります。
キジバト君
先日、渡りの途中であると思い、見送っていたキジバト夫婦ですが、どうもこの近くに逗留の予定なのかも知れません。再び訪れて、餌台とその下の地面を探っていました。最初は1羽しか見あたらず、嫁さん探しの独立行かと思ったのですが、少しすると、草陰からもう一羽出てきました。勿論、印や指標、鑑札を打ち込んでいるわけでは無いので、先月27日にようやく辿り着いてお疲れの様子だった2羽かどうかは不明です。でも、何となくその様な気がします。マジックで印を付けるわけにもいきませんしねぇ・・・。
エゾアカゲラ君
今から12年前、2008年の6月末のことでしたが、仕事先から帰宅すると、嫁様から庭にいつも聞こえるものたちとは違う鳥の鳴き声がするというのです。その辺りを観察していると、巣立ち前か直後かというヒナを見つけたことがあります。このあたりは野生の鳥が当たり前に居ます。野生なのに、平気で人里に入って餌を得ていきます。キツネも歩いていたり・・・。近所では熊のウワサも。
で、ヒナですが、さすがに手に取ってヒトの臭いを付けると育児放棄されると聞いていましたので、そばに寄るだけで、怪我していないかを見守ることにしました。羽を広げて足で移動していましたので、怪我の線は薄いと思い、飛行訓練中かと判断して、距離を取りました。するとやはり親鳥が居て、誘導するように呼びかけ、我が家の樹の間から開けた場所に移動。3回ほど飛んでは落ちしたのですが、その後、電線まで飛び上がり、親についていきました。そのときに、エゾアカゲラは雄の頭が赤く、雌は黒いと知りました。
さて、久しぶりのエゾアカゲラ君です。バサッと音がしたので、またカラスかと思い餌台を見ますと、記憶にある姿です。頭が黒いので雌です。体長は目測22cm位の成鳥と見えます。先ほどのツグミが載っていた図鑑では23.5㎝と書かれています。この程度であれば誤差の範囲と言えるのですがねぇ。
しばらく、中で米粒を食べていましたが、表に出て来ると、周りにぶら下がりながら餌台の各所をつついています。堅いカッカッという音がします。ドラミング? それとも習性なのでしょうか? しばらくつついていましたが、満足したのか、疲れたのか東方向に飛び立っていきました。こんなところに穴なんか開けても巣にはならないと思うのですが・・・。なんでも樹のウロなどを広げて巣を作るそうで、強力なクチバシがあります。杉の板ぐらいならアッサリと穴を開けるらしく、薄くて弱い安物の壁だと中に巣を作られるそうです。そこまで行かなくてもツツキの練習にされると、穴ぐらい簡単に空くとか。巣箱を架けてやれば使うんでしょうかねぇ。
★★2020年05月05日(火)ナインシスターズ、仮称トライアングル、サクラ、端午の節句
ナインシスターズ
ナインシスターズ
この水仙に出会ったのは17年前になります。この水仙、最初の頃4~5輪でしたが、2005年には7輪咲いたので、セブンシスターズと呼称。おうし座散開星団「すばる」の英名からの命名です。しかし、年によって花の数は大きく増減します。4
5 7 6 5 3 3 4 4 2 5 3 8 5 7 7 8 9となっていて、今年が最多です。手入れも肥料もやらずの放ったらかしでの数の増減ですから、天候などの影響かも知れません。微妙に増減しながら増加傾向で、今年、数えてみれば9輪となりました。昨年は雪が降る前に庭の各所に施肥しましたから、恩恵を受けているかも知れません。
仮称トライアングル
仮称トライアングル
この水仙が花を付けている場所は、ナインシスターズに近く、飛び石の通り道の反対側で、ウッドデッキの傍です。ここに 2016年に葉だけあったことが、撮影された画像から判明しています。それ以前は芝桜が覆う横の何も無いところです。次の年の2017年に2輪の花を付けていますが、次の2018年には花を付けていません。そして、去年今年と3輪の花を付けています。
さて、水仙は球根植物です。勿論、ここに植えた覚えがありません。花を見たときは、増えるものだなぁと単純に思ったものですが、良く考えれば、変です。種子植物であれば、種が運ばれて、条件が合い花を開くというのは不思議でも何でも無いことです。しかし、球根タイプは、球根を植え無い限り、ポッと出て来るものでは無いと言うのが、わたくしが学習してきたことです。球根を丸呑みした鳥やリスが落としていったとも思えません。
勿論、セブンシスターズとは違う花で、花弁の色が違います。肥料入れがこうじて剥がれかかった球根を削いで持ってきたと言うこともありません。種類が違うのですから。しかし、悩んでいても仕方ありませんので、まあそんな事もあるかと。
サクラ
サクラ
サクラがほころんできました。サクラは花の時期が短いので、たちまち散っていくように思えます。わたくしとしては、花見と称する宴会というのが性にあわないので、そこら中で禁止されてるのが喜ばしいのですが、立ち入りまで止められているので、ブラマイゼロです。しかし、ご近所にある桜並木は、公道ですので焼き肉を始める虚け者はいません。まあ、道沿いの家の庭で楽しくやっているのまで、文句を付けるのはこれまた阿呆というものです。ちょっとカメラを持って行ってみましょうか。
端午の節句
端午の節句
名称からして十二支の午の日であることから出ていますが、何でも始まりは女性を大切に扱う日であったそうです。菖蒲の葉を使ったことから、音で勝負と漢字を当て男向けになったと書いてあるページがありましたが、伝統がその位の理由でコロコロと変わるとは思えないのですがねぇ。まあ、ともかく5月5日、こどもの日です。なるべく高価な品物を売り込むのに良い日ということになっていて、サイフの紐が緩むことを期待している業界もあるようです。
さて、ウンチクはともかく、いつも仲良しチャリ君ガーマ君は、既に成人式を過ぎているはずなのに、ここは出番だと言われてその気になっています。祝日でお祝いをしてやりましょう。怒濤のプリン攻撃でシロップを付けるなよ。
★★2020年05月07日(木)月齢12.4、月による内暈、月による内暈の外側のリング
月齢12.4
5日の夜、ごく薄い雲がありましたが、月を撮るには、あまり支障にはならないと考え、ドームへと上がりました。薄い雲によるコントラスト低下は僅かで、無事に撮影を終え、降りてきてところで、月を見上げると、少々違和感があります。月にかさが掛かっているように見えます。ドームに上がる時は目が慣れていなかったのでしょう。淡いリングが掛かっています。その半径は手のひらを外に向けて指を開き、広げて伸ばした状態で、親指から小指の先までより少し狭いくらいの半径があります。目から指まで約50cm、右手親指の先から小指の先まで21cmであって、これが角度の約24度、あまり変化していませんので、指標としてよく使っています。太陽からリングまでの半径は、それより月3~4個分ほど少ない値、約22度位と見えます。この時点でこの現象が、内暈(うちかさ、ないうん、半径22度)という判断が出来ます。日中に関西方面では太陽にこの内暈がかかり、中で色分散している姿が報告されていました。それをもたらした高層雲がこちらにやって来たのだろうと推測されます。ドームからカメラを突き出して撮影することは出来ますが、三脚は常備していません。手持ちでは長秒露出が困難です。主屋に戻って、嫁様にも珍しいものだと声をかけ、カメラ用三脚を持ち、ウッドデッキに出ました。
月による22度ハロ
数秒の露出で月を取り巻く光輪が撮影できました。カメラのレンズは18mmで画角はカタログ値100°×60°程度あります。目算直径45度弱程度のかさが取り巻いています。これは、やはり22度ハロ、内暈と呼ばれる大気現象で間違いないでしょう。観察していると、雲の濃い薄いで明るさが変わるのですが、上下端は常に明るめです。色が分かれているようには見えませんのでパリーアークの片鱗かもしれません。
拡大画像中の星名
α-Boo うしかい座アルファ星アルクトゥルス
α-Vir おとめ座アルファ星スピカ
β-Leo しし座ベータ星デネボラ
内暈は、高層雲があるとかなりの頻度で見られる現象だそうで、太陽について出る内暈のレア度はかなり低めとなっています。1年に35~50回程度あるように報告されています。このカウントは、見ることが出来た日があるかどうかで、一日の中で何分間、見ることが出来たのかというような部分をすっ飛ばして簡単に数値を出しています。高層雲だって動いていきますので、一日中見えている場合もあれば、30分で終了することもあり、断続的に繰り返し観測できると言う場合もあります。つまり、目安にしかならないのですが、何も判らないよりはマシだというレベルです。
1年に何回というような言い方をすると、何か判ったような気がします。報道関係ではよく見かける数値的表現ですが、実は中身そのものが判ったような気になるだけで、その実、さっぱり判らないという表し方です。一回の中身として、何時間何分程度、現象が続いたのか、実時間で、どの程度の割合を占めるのかと言うような、実態の判る数値が、出てきません。それで判ったと思わせれば勝ちなのでしょう。今回は、約1時間程度はそこそこ明瞭で、その後、薄くなり、全体で3時間程度の間は観察できました。
出現頻度は目で見て確認した数ですので、目の持ち主に依存しています。見ても気が付かないという部分が、ある程度は存在し、実際の値を下げます。その誤差を見積もることもかなりの困難ですし、目安という押さえで、ことによると倍くらいの誤差と思っていれば、大体、良いと思われます。1年に35~50回という数値が載っている書籍があります。頻度の上限は、365日、少なくとも一回は空を見ている状態でカウントしたものです。故に、数は少なくなるにしても、見逃しがあり得るでしょう。ですから、実数はもう少し上であろうと想像します。また、月による内暈は、書籍に寄れば年に1.4日(回)という数値が載っていますが、満月に近い頃の前後2日間程度で無いと観察が難しく、また中天高く登る時間帯、真夜中付近が適当ですから、太陽の内暈に対して頻度が一桁から二桁程度は下がることも想像できますので、そこそこの数値ではあるでしょう。
単純に数値だけを見れば、年50回もあるのであれば、見慣れた現象として、周知されるはずですが、内暈のことを知っている方は、ほとんどいらっしゃいません。見ても、現象として認識しないのかも知れません。見逃すということが一番あり得るでしょう。これは、現象の中身からすると返って良いことです。と言うのは、この現象を認識するには、太陽を見るということが含まれます。実はこれはかなり危険な行動です。太陽を見るというのは危険なのです。肉眼で太陽を見る場合、チラッと見る程度でしたら、眩しいことから、目をそらします。もし、太陽の傍を飛んでいる飛行機を見たい場合は、手で太陽を隠すでしょう。そこを無理に見ていると、目を損傷し回復出来ないこともあり得ます。まして、望遠鏡等で集光した太陽光を入れれば瞬時、1/100、1/1000秒というレベルで網膜を焼損することもあり得ます。火傷で破壊された網膜は治りません。最大限の注意が必要です。従って、太陽近くの現象は、裸眼の観察は不適当であって、最低でも顔を隠すレベルの黒眼鏡を使うべきであって、裸眼で無理に観察しているのはよろしくないのですから、見逃していた方が身体のためには良いというわけです。科学的研究のためにわざわざ目を損傷していては何のことやら判りません。
これに比べると虹の頻度は年2.4回と言う数値があります。この数字もかなり怪しい数値といえます。何をどうやって集計しているのかが判りにくいということもあります。何しろ雨として降ってくる水滴による現象で、更にそこへ日光が入るという条件、つまり天気雨で、観察する人間が特定の場所にいないといけないのです。方向としては、太陽のある方向の反対側で、この点では安心です。それでも、観察できるかどうかは、なかなか厳しい条件です。数分から長くても十数分程度でしょうか。このように条件が厳しいにもかかわらず、よく知られてる現象です。そして、意外とレアな現象なのです。
月による内暈の外側のリング
内暈の画像をいじっていたところ、目には見えなかったリングが写っていることに気付きました。内暈の倍よりやや大きい位で、水平方向100°のはずの画角を越えています。画像処理をしないと判らないレベルですが、確かに写り込んでいます。初めは、レンズ等による光学系のハレーションか何かと思ったのですが、芯を外して撮った画像の方にも同心円で写り込んでいるのでレンズ原因では無く、写り込んでいると認定しました。候補としては外暈、46度ハロの可能性があります。しかし、レンズスペックとしてfl=18mm、画角は水平方向に100°、垂直方向に60°となっているので、半径が50度を超えているはずです。しかし、ハロと呼ばれるものの半径は9、18、20、22、24、35、46と言うような値で、絶対無いとは言えませんが50度を超えるものは報告されていません。こちらについては、機材、特にレンズにも再調査が必要であり、レンズを変えて撮っておけばという反省も出ています。要調査項目となります。
★★2020年05月11日(月)盛り少し過ぎの蝦夷山桜
蝦夷山桜1 蝦夷山桜2 蝦夷山桜3
盛りを少し過ぎたところです。大山桜、紅山桜とも言われていて、宮城や新潟を北限とする山桜とは種類が違います。山桜より花や葉が大きいのが特徴で、山桜と同じに花と共に葉も出して成長しますので、葉が花の後になるソメイヨシノとは様子が違います。また、色も少し濃いめです。
近くに直線で800m越の桜並木があって、毎年1日だけ通行止めにするのですが、今年は中止です。仕方ありません。
★★2020年05月15日(金)スズメ君?違うねぇ
アトリ科シメ
餌台へスズメに混じってやって来ました。大きさがスズメより少し大きめで、体の紋様が明らかに違うので何だろうと思い図鑑を括りますが、よく判りません。鳥類は索敵範囲外なのです。嫁様に画像を印刷して応援を頼むとスズメ目アトリ科シメと、たちまち探し出してきました。先ほど参照した図鑑を改めて見ると、スズ吉君の隣に載って居ました・・・。まあ、こんなモノです。
餌の採り方がスズ吉君達とは違って、一羽で独り占めするタイプのようです。3羽ほどがやってくるのですが、一羽ずつしか餌台に乗りません。他は、近くの枝にとまって順番待ち? スズ吉君達だと、群れて5羽くらい入っていることがあります。また、食べる量がスズ吉君達の可愛いレベルから段違いで、3羽が去った後、餌台がカラに・・・。
アトリ科シメは北海道では南部の暖かい地域では一部繁殖するようです。しかし、多くが東北地方以南から渡りをしてやってくるようで、こちらへは津軽海峡を越えてくるのでしょうか。海峡は東西の両方の端が二十キロメートル強の距離しかありませんから、小型の鳥でも荒天で無ければ余裕を持って越えることが出来るはずです。
★★2020年05月19日(火)キノコではありませんが"Fairy ring?"、君はキキョウ君?
キノコではありませんが"Fairy ring?
キノコではありませんが"Fairy ring?"
結構しばしば花を付けているサボテン君ですが、今年は花の付け具合が妙に多くて、まるでフェアリーリングのように丸くなって咲いています。さて、これが吉兆なのかそうで無いのかは判りませんが、今までこんな数が多くなるような咲き方をしたのを見た覚えが無いのですが・・・。鉢の大きさに比べて、かなり大きくなってしまっていて、そろそろ植え替えが必要だと思ってはいるのですが、直ぐ忘れてしまいます。先ずは鉢を買って来ないと。
君はキキョウ君?
君はキキョウ君?
天候に大きく左右されるとみられる我が家のキキョウですが、高山性の種のようで背丈を伸ばしません。それに、どちらかと言えば衰退の一途のようで、心配している株です。我が家の絶滅危惧種と言うわけです。今年は遅いなぁと思って記録を調べると、5月下旬から6月上旬には芽を出しているようですので、少々やきもきしながら、生えてくるべき場所を監視していました。しかし、この三日ほど日照が少なく気温があまり上がりませんでしたので、目に付く雑草退治しかせずにいました。一転、今日は、風が強いものの、日差しも強く気温が上がり、庭を巡回している内に、ふと気付いて、キキョウ君の動静を見に行くと、該当の場所に芽が出ています。高さ5ミリくらいの芽が一本、そして近くにもう一本、先のものの半分くらいの高さで同じような芽が出て来ています。付けていたレンズはマクロですので、近寄って撮影してみると、蕾を包み込んでいる部分の縁が紫色になっています。葉を出したときに最初だけ縁が紫色に縁取られているのは、ここにあるはずのキキョウの特徴です。場所もここですし、ほぼ間違いないと思われます。何とか、今年もキキョウが咲きそうです。
★★2020年05月22日(金)君はヤマガラ君かな
ヤマガラ
次々とやってくるスズ吉君達の仲間で毛並みが違うと、すぐ新しい仲間と判ります。 オレンジ色が目立つ体で、読書用の近距離用眼鏡をかけていましたが、違うのが来たぞとすぐ判りました。撮影の後は図鑑を括ります。この大きさ、色からするとヤマガラ君です。図鑑に寄れば、市街地の狭い公園や庭、街路樹には居ないと書かれています。当所は市街地風ですが、自然林の中に開かれた住宅地で、100メートルほど離れた外周道路の外は自然林が広く広がっています。森の中を踏破すれば支笏湖や樽前山でも辿り着くことが出来ます。そんなところでスズ吉君達のご飯を用意してはいるのですが、お飲み物には気が付きませんでした。2kmほどのところには一級河川がありますが、幾ら飛べるからと言っても、そこまで行って呑んで帰ってくるのであれば、そちらで留まっていた方が良いと思われます。また、防火用水の池もありますが、1箇所ですし、小鳥君達に呑みやすいとは言えません。プールがあるようなものですから。市街地は勿論、森の中も、飲み水を得ようとすると、難しいですね。
で、雨の後に敷石に溜まっていた水を飲みに来る姿は見かけていたので、そこに水を置いてみるのは面白いかと考えて、水を撒いたところ、すぐと言って良いほど、舞い降りてきました。その水たまりは陽が当たっていれば1時間と持たないので、嫁様に相談したところ、丁度良いものがあるとのことで皿を渡されました。何でもヒビが入っていて食事用には使いたくないというモノであるようです。2つ渡されたのですが浅い皿の方はスヌくんの絵入りで、捨てることが出来なかったようです。早速水を入れて置いてみました。昨日が初日でしたが、スズ吉君達が入れ替わり立ち替わりやって来て、もしかしたら餌台よりも好評かも知れません。ヤマガラ君もまたね。
★★2020年05月24日(日)オダマキ君たち
芝桜の中にオダマキが立ち上がって次々と花を付けています。青に少し紫に掛かった色のものが一番多いのですが、微妙に色合いが違っていて、濃淡を含め微妙な違いがあります。4~5種程度の原種?がかけ合わさっている様で、その上、1つの株の中ですら、花の色に違いが出ています。オダマキについては芽を出したものは一切、駆除せずにそのまま育つに任せているので、かなりの勢いで増えました。花が終わると種が出来るので、枯れたところで、その種をまき散らすという強引な手です。そして、根を張ったものは、そこから葉と茎を伸ばしますので、増えなければ、おかしいくらいの繁殖状況です。
★★2020年05月28日(木)ハイマツの花?、続オダマキ
ハイマツの花?
ハイマツの花?
家の入口横にあるハイマツの新芽を処理していた嫁様から、カメラ持って来いというご用命が入りました。運の悪いことに、清掃のためカメラ機器をそれぞれのパーツに分けていました。大急ぎで、メモリカードと電池を入れ、使うであろうレンズを取り付けて玄関から出ました。
行った先は、家の入口にあるハイマツです。このハイマツ、初めてご対面したときは、両腕で抱えきるくらいの大きさでしたが、今や両手を広げた長さよりも横幅が大きくなっています。冬囲いに苦労するレベルです。
さて、又、脱線しました。そのハイマツの新芽の一つを指して、これ何?と示されたものを見ると、種を作る為の器官です。花と呼ぶ方もいらっしゃいますが、これには違和感を持ちます。
ハイマツは、植物界裸子植物門まつ綱まつ属まつ科の一つの種です。花弁が見事に美しくなるいわゆる「花」では無く、花序様の器官の先には雌花、根元側に雄花を生じ、雌花部分が球果状になって種子を作ると説明されています。これから、球果植物門という分類を主張する学者も居るようです。この辺りになると、主義主張の争いレベルで、胞子を飛ばすスギ辺りも別の門分類にすることになるのでは等と思います。
そもそも、花という一般名称を勝手に当てはめて、花の前駆の状態であるのは確かだと思われるのですが、花を生殖器官とだけ見て、それでも花として扱うにはいささか足りないという自覚があることから雄花、雌花という本末転倒な動物界用語の転用までして、無理に花扱いする・・・花には見えませんがねぇ・・・強引な手法であると思うのです。多分、雄しべと雌しべがあれば花だという考えかも知れません。でもねぇ、花冠の無いものは一般名称の花じゃあありませんよ。専門用語としても無理があります。別の名称が必要なところです。何しろ昆虫の類との共生関係が鍵なのですから。まあ、そう考えれば、行き着くところは、とにかく細かく分類して、命名者はオレだと言いたいだけのように思えます。
まあ、これも脱線として、要は松ぼっくりを作るところです。このハイマツの管理をしている嫁様が、今まで気が付かなかったということで、わたくしもこのハイマツを厳寒期前に雪囲いをするために、かなり手荒に縛り上げていますから、松ぼっくりがあれば気が付いたはずです。つまり、今まで初めての出来事かも知れません。
庭には立派な五葉松があって、こちらは球果を付けます。付ける前に切っておかないと、もの凄い数を作ります。そして、飛んだ種から芽を出して、色々なところに育ってきています。まあ五葉松ですから、小さな内であれば抜くのは簡単なので、変なところに出ない限り、産めよ育てよでいます。裏の方には境界の一段内側に松の生け垣が出来るくらいの数が出てきています。なかなか頼もしい限りです。盆栽にしても良いかも知れません。閑話休題。
ハイマツ君の種が取れたら、場所を検討して植えてみてはどうか、等と考えているのですが・・・どうなることやら。
続オダマキ
続オダマキ
芝桜のピークが過ぎて、日当たりの良かったり、早咲きの種類の場所は、花びらが落ちて、緑の葉になってきています。これに少し遅れてオダマキも、早く咲いた花が花びらを散らし始めています。入れ替わるようにツツジやシャクナゲが今度は自分の番だとばかりにつぼみを膨らまし、気の早いものは花びらを出してきています。その様な中でオダマキが夕陽を受けて一株、少し変わった配色を見せていました。紫色のものは紫一色か、薄い紫が花の先にかかるものばかりと思っていたら、濃い紫に先が白くなる配色で、なかなか高貴な感じがします。
そう思っていて24日の画像を見ると青地に先白を入れ忘れていました。追加です。
★★2020年05月29日(金)月齢6.7
月が良い具合に出ていました。お月さまが呼んでいる・・・。フラフラとドームに行き、フラフラと写真を撮っていました。
半月直前の月です。
★★2020年05月30日(土)月齢7.7、半月
半月です。西の空に下向きに凸の姿で地平線を目指します。新月から一週間で半月となり、また一週間で満月です。その後、一週間で再び半月となり、一週間で新月となります。この1周期は約29.53日となっていて、一ヶ月という単位の元になっているわけです。
ところで、この月の満ち欠け、一ヶ月の中に半月が2回あります。これを区別するために新月後満月前の半月を上弦と呼びます。これは半月を弓と見立てて、丸い半円の部分を弓、直線の部分を弦(つる)と見立て、月が沈むときには弦の部分が上になることからの命名です。これに対して、満月後新月前の半月は、月の入りの際(日中です)に弦の部分が下側にあることから下弦と名付けられました。
ここで、月の出の時の様子は月没とは逆になりますし、弦を弓の本体と勘違いしていると、上弦下弦を勘違いします。月を見ることも少なくなっていますので、月の運行の様子(小学校で習うのですが・・・)すら判らない方がほとんどとなっています。物書きさんの中には、月の様子で気分を出したいのでしょうけれど、真夜中に三日月が出てきたり、沈んだりする話があって、これは異世界モノかと勘違いしそうになることがあります。異世界モノであっても、そんなことが起こるのであれば、異常事態なのですが・・・。まあ、星を見なくなっている・・・、見えなくなっている為でしょうか。
★★2020年05月31日(日)スズラン
スズランが、今年は「なり年」なのでしょうか。確か、昨年は、一輪しか見あたらず、寂しい思いをしたものですが、今年は既に5箇所は花を付けています。同じように芝桜やオダマキ、ノダフジ、ツツジ、シャクナゲ達も、妙に元気のような気がします。天候が良く、雨は平年並みで気温が順調に上がっているのが原因のようにも思えます。庭が元気なのは嬉しい限りです。雑草も元気なんですけれどね。