2024年07月04日（木）２８３カローナーン氏到着事件

　出番が少ないと無聊を囲っておりました広報官で御座います。出番があるだけ宜しいのではと、冷たく同僚にあしらわれ、それもそうだと気合いを入れ直したところ、出番だとのお声が掛かり、緊張のあまり倒れていたのは教団秘という事になるそうで御座いますが、ここで白状しておいた方が良いと、チャリ・ホツ・クー大僧正猊下に御助言を戴き、任務に邁進しております。
　全て本官の責任でございます。伏してお詫び申し上げます。

　さて、到着したカローナン氏によるバスケット、カローナーンは、教団本部玄関の間に、しばらく放置されておりました。これも例の病原体という奴が原因であることからの処置でございます。しかしながら、陽の目を見たと思ったら、再び、歓迎会場からの移動で放置され、既着の者達に紛れていたのは教団秘となっておりますが、ここはあえて私の責任であったことを白状致します。

　カローナーンたちは、到着すると教団の中でも最奥のスペースに秘匿され、御教祖様の下で最初にＩＤを振られると共に記念撮影が行われます。そして、歓迎会場にて御披露目という仕儀になっております。今回はリンゴがテーマとなっておりまして、リンゴが剥かれて配られたのが実に好評で御座いました。見ただけで涎が……ぐへへへ……

　ちなみに、入国審査担当カエル氏によると、入国したカローナーンの数は、既に担当官達の記憶の彼方にあり、不明であるとのことで、三桁を超えているものと影で囁かれているのであります。

　　　　　　　　　広報局担当官カエル