過去ログ[2020 No.251-]
 ★★ 251時計バンド事件

2020年01月11日(土)

 本日は御教祖様の元へ時計バンドが入国を果たしました。スヌ氏の係累で御座いまして、昨年の9月に入国しました時計の箱を、椅子にしようとした大僧正から奪還したのは、わたくしで御座います。おかげで、大僧正に睨まれるかと思いきや、すっかり忘れている様子で、本官はホッとしているのであります。さて、純正付属でありました時計バンドは宇宙空間を彷彿とさせる黒一色でありました。これはこれで良いと思うのでありますが、どうも教団幹部の様子をうかがいますと、御教祖様にあらされましては、迷彩柄の凝ったものを御覧になったときに、よりお喜びの様子であると聞き及んでおります。今回の品物は、迷彩柄で何と5色もございます。到着した荷物を持ってお届けに上がろうとしたところ、大僧正に飛びつかれ、入れ物ごと強奪されました。その際に、わたくしは気が付かなかったのでございますが、大僧正の持つリュックサックの肩掛け紐が損傷したとのことで御座います。何でも、御教祖様の元へ向かう途中で、とおちゃんに呼び止められ、切れてるぞと指摘されてやっと気が付いたのだそうで、その場で気絶したのはヒミツで御座います。結局、時計バンドを御教祖様へ持っていたのはとおちゃんだったそうであります。医務室にて正気を取り戻した大僧正は、御教祖様から暖かい御言葉を戴き、切れた紐を御手ずからお造りになられるとの仰せに感涙したそうでございます。
 本日も特別のお計らいがあり、リンゴやクリが食糧庁にて配布されるとのことでございます。正月の儀式以外として、今年初めとのこととなりますが、取り乱すこと無く集まれとのことであります。本官は1番に並び、携帯型端末によって業務を遂行しております。それでは皆さん。ごきげんよう。広報からお伝えしました。

         広報局担当官カエル



 ★★ 252未発表スヌ氏関連事件

2020年01月28日(火)

 スヌ氏関連の入国者が御座いました。Tシャツとジーンズで御座います。Tシャツの方で御座いますが、何やら医師団体と協力関係にあるものだそうで御座います。杖や分厚い包帯を巻いておりますので外科、それも整形外科ですな。スヌくんと共にトリどもも扮装だと思われますが、何と御教祖様も真似をしていらっしゃるとのウワサが御座います。口さがないカエルどもの中でも特におしゃべりな者共がその様にウワサをしているのでございます。その内に教団本部特別行動隊が検挙するとのことですので、献上金や捧げ物を用意しておいた方がよろしいと教えてやってください。
 次はジーンズで御座いますが、生地の方にスヌ氏を初めといたしましてピーナッツの面々がプリントされております。ちーむピーナッツのジーンズで御座います。こちらも御教祖様のお気に入りでありまして、整形外科学会が終わりましたら、ジーンズ大会だそうで御座います。

 更に特集企画で御座います。入国者の中には、歓迎会場を通り越して、御教祖様の蔵に直接、秘蔵される者共がおります。その者共は、大変に気弱であって、仲間が揃わないと気持ちを平静に保てないほどだったりするので御座います。12年で目出度くも面子が揃ってお披露目になった者達も居りましたので、御教祖様より、この者達も広報せよとの御言葉が御座いまして、広報官へと原稿がまいりました。
 今回、御教祖様から、御指示が出たのは、スヌ氏関連で御座いまして、この者達を歓迎式典賓客相当として扱うがよろしいとの御言葉でございます。
 先ずはロビーカード8枚セットでございます。コレクターズアイテムだと言うことで御座いますが、映画館で配布されたもので、ファンが受け取り、稀に他のファンに流れるとのことでございます。
 次が3枚のセルで御座います。黒地に透明な透かしセルで御座いますが、本官はどの様に使うかは心得ておりません。しかしながら、映画公開の記者向け宣伝資料に使われたもので、この資料を使って宣伝せよという中身は、こちらもファン垂涎のモノであります。それ故、途中の経緯はともかく、結果的にファンに流れたものがございます。全体からすれば僅かな量と思われますが、幸運なファンであることは間違い御座いません。
 最後に、印刷原盤です。印刷された新聞とのセットで届きまして、中身を見ますと出自がデンマーク王国だと推定されます。該当地ではスヌ氏の出演するマンガが新聞に掲載されておりました。1976年06月29日と報告されております。印刷の際は印刷用の原盤が作られます。勿論、左右方向に逆向きのモノでございますので、画像をひっくり返したものを参考までにお付け致しました。この原盤、使用後、ほとんどが再利用に回されるはずで御座いますが、それが流れた経緯につきましては教団調査部でも論議がありまして、本官からは何とも御報告は出来ません。何れにしましても、ファンの元に最終的には届いたのでございます。

 本日のオヤツについては、広報に情報が届いておりません。しかし、とおちゃんのところにはカーリントーがあるということは本部付け係官一同には周知のことで御座います。配布の告知があろうが、無かろうが教団本部とおちゃん部屋寝室の中二階に突撃すれば手に入るはずで御座います。さあ、皆さん、いっくぞーっ。

         広報局担当官カエル

 













 ★★ 253工科大学スゥエット・シャツ事件

2020年04月01日(水)



 再び、スヌ氏関連の入国者で御座います。スヌ氏シャ、もといスゥエット・シャツで御座います。こちらもどこぞの工科大学との協力関係が御座いますようで、何やら物作りだか何だかの関連等々と聞き及んでおります。ホッケーやスキーの道具を持っていたり、耐寒装備を充実させておりますので、もしかするとかなり寒い地方なのかも知れません。シュルツ氏のサインが入っておりますので、直々の賛同と協力を与えているモノと思われます。
 工科大で御座いますから、技術的な問題に言及させていただきます。一定に近い模様や繊維で織られたものを写し込むと、画像センサーの構造によっては干渉が起こって妙な模様が写し込まれるようで御座います。広報部の技術スタッフに寄りますと、解像度と対象の模様の具合が何らかの関係にあると起こるとのことで御座います。その関係によって、画像にあるはずの無い縞模様が出現するそうでございます。今回それに見舞われたそうで御座いまして、スタッフは取り直したと報告が上がっておりました。何やらの呪いジャァと騒いでおるアホの子ガエルちゃんがいるとのことで、広報から御教祖様の御言葉をお伝え致します。「アホッ!」
 現在、送付元当該国は、何とかという病原菌がはびこり、苦労している様子で御座いますので、何とか平穏無事に騒動が済むことをお祈り申し上げます。
 そうそう、スヌ氏にまとわりつく謎のバードが居りますが、最近、本部内御教祖様の間にスズ吉君が帰ってきて、夜中に突然鳴き声が響くということがあるそうで御座います。こちらも調査中であるとの事で御座います。

 本日のオヤツは、広報所蔵の花林糖で御座います。つい先日のオヤーツ不足騒動(機密ファイル4444号を参照のこと)を念頭に広報で備蓄を始めたモノでございます。前回、申し上げましたように、教団本部とおちゃん部屋寝室の中二階に突撃する必要は御座いません。更に、御教祖様、御手ずからのリーインゴもアルやも知れません。さあ、皆さん、目を離していると大損でっせっ。

         広報局担当官カエル


 ★★ 254円筒ドーム型カローナン事件

2020年04月13日(月)









 久々のカローナーン氏の入国者で御座います。しかしスヌ氏とも関わりがあるという噂が流れております。
 担当官に寄りますと、カロナーン一族で間違いは無いとのことでございます。そして、蓋部分がカーブした円筒ドーム状の構造を持っているのは大変に珍しく、希少価値があるのだとのことで御座います。蓋の内側は平らで、上側だけを丸くしているとのことで御座います。
 また、横にセントポールという名称が入っております。識者に寄りますと、この市にあるハイ・スクールはスヌ氏の関係者であるチャールズ・モンロー・シュルツ氏が卒業した学校であり、かなりの歴史と伝統を持つそうで御座います。彼は、3年生のときから通信制の芸術系通信制専門学校でも学ぶようになり、技術を伸ばして投稿を続けたということで、兵役から帰ってからその専門学校で働き、遂に一発当てたのだと聞き及んでおります。
 さて、カローナーンでございますが、本官もこの形のものは見たことがございません。直方体箱形の前任者が出迎えましたが、確かに作りも絵柄もサインも同じものでございます。ことによるとクライアントがこの形を要望したのかも知れません。しかし、出迎えた方も、到着した方も、送り先が明記されておりません。ほとんどのカローナーンが依頼者個人名か店舗名を記載しているように思っていたのでございますが、更にレアな店売りものなのかも知れません。興味は尽きませんが、ついお弁当を入れて持ち出したくなるので御座います。いやいや、御教祖様のお宝を勝手に持ち出していたら、どんなお咎めを受けることになることか。くわばらくわばら。

 本日のオヤツは、このお宝を記念して広報所蔵の隠しオヤツだそうで御座います。何時もの例の場所で御座いますが、顔認証による個人特定が行われて二度並びは許さんと担当カエルが豪語しておりましたので、ご注意ください。

         広報局担当官カエル


 ★★ 255キーヤン事件

2020年05月07日(木)

 

 本日お目見えは教団を上げての歓迎が行われている真っ最中でありますキーヤン、幸福のカエルズ・シリーズ、手ぬぐい、靴下、買い物バッグで御座います。 御教祖様の為に作られたと言っても過言では御座いません。京都のロックな壁画家による青のカエル君達は、想像を絶するカエル軍団の歓迎に一歩二歩と引いていたのは極秘事項で御座います。更に歓迎会の前に目つきの鋭いカメラを持った男が、ブツブツ言いながら手を出せ、顔を出せ、騒ぐな、動くな、飯は未だかと凶悪な態度であったことから、Ki-Yan Stuzioが自信を持って送り出したカエル氏達は一瞬引き籠もりかけたのも部内秘であります。しかし、今、喋ってしまいました。もう秘密でも何でも御座いません。それから、その目つきも口も悪い男は、引きこもる前に、なんでガマグチが無いのかとぼそっと言ったとか言わなかったとか。どうも金に詰まっているのか、広報官としては少々心配しております。話題の絶えない教団本部歓迎会場で御座います。宴もたけなわで御座いますが、なんと終了時刻の設定がされておらずに、今夜も歓迎会会場は不夜城となることが決まった事を御報告させていただきます。
 この事により、本日は食料省オヤツ専門庁直轄窓口からの配布は御座いません。コッソリと裏口から侵入し、警備担当者に逮捕されるようにとのコメントが出されております。
 以上で本日のご連絡を終了致します。こらーっ、そこの酒はワイのもんや。盗ったら倍返しじゃぁぁぁぁー。ぴー。ブツン。

         広報局担当官カエル


 ★★ 256エスパドリーユ事件

2020年05月12日(水)

 
 教団では新人団員のお披露目は歓迎会場ということになっておるのですが、諸般の事情により、急きょ、ウッドデッキ手すり上にて行われ、その後、歓迎会場に移動しての式典と相成りました。ウッドデッキでは警備当局の都合により、御教祖様の御指名にあらされますところの招待状をお持ちの高貴なる方々のみで行われたことを御報告申し上げます。
 今回の新入団員は、英国のキャスキッドソン社によるエスパドリーユでございます。少しおしゃれな行楽地向けの履き物と言ってもよろしいかと存じます。御教祖様におかれましては、刺繍による絵柄が御気に入られたとのことで御座います。
 さて、下々の者共の関心は、御教祖様のお喜びになるお姿でございますが、勿論、その後に振る舞われるオヤーツに付きましても興味を感じておるのは周知のことで御座います。今回はカーリントとチヨコレイトであると広報庁より発表されております。各位におかれましては、食糧庁特別窓口へ出頭し、教団会員ナンバーと共に本人確認用暗証文字列の入力を速やかに行うことで授与を受けてください。この際、授与を辞退する項目にチェックを入れたり、文字入力の失敗等が4回目となりますと、安全保障庁より指名手配され、最低でも財産没収・国外退去となりますので、重々、ご注意の程をお願い致します。

 以上で、本日の広報を終了致します。

         広報局担当官カエル


 ★★ 257真紅のカローナーン、ケロ吉末弟、バケット・ハット、スウェット事件

2020年06月03日(水)
真紅のカローナーン事件

 本日、歓迎会場へ登場しましたのは、先ずカローナーンでございます。真っ赤、いや真紅の地に印象深いバンダナ向けの紋様が入っているので御座います。教団本部に一体幾つのカローナーンがあるのかについては、最も確かに把握しているとされている、とおちゃん付きカロ協会が突然の活動停止、解散をしたことにより諸説があって確かなことは皆目分かっておりません。教団の記録にまとめることの出来る組織の候補が皆無となっていますので、カローナーンの集合状況が不透明なことになっております。確かなことは、カローナーンが依然として増加の一途を辿っているという事で御座います。


ケロ吉末弟事件

 次ぎに登場したのは、マンハッタン・トイによるフロッピー・フロッグシリーズのノーマルサイズで御座います。ケロ丸ケロ吉ダーヤン三兄弟の末弟となります。ちなみに14名の兄弟でございましたが、これにて15名となり、一部の者共がヒフティーンと呼称しております。現在問題となっておりますのは、居場所で御座いまして、教団本部工作部隊による拡張工事が予定されております。脇で見つめるチャリ氏に寄れば、ケロ丸兄ちゃんに比べて毛並みが良いなぁということでございます。本官がチャリ氏も負けていないぞと独り言を言ったのは秘密で御座います。


バケット・ハット事件

 御教祖様が御愛好されるデザインのバケット・ハットで御座います。国立公園保護協会のラベルが付いております。勿論、御教祖様の最もお気に入りの色である事は間違い御座いません。


スウェット事件

 こちらも御教祖様のお心をいたく捉えたスウェット・シャツで御座います。発掘に当たった担当官に寄れば、背景にある山はマウント・フッドであろうと推測されております。御教祖様におかれましては湖であろうとのお考えで御座いますが、小官の見立てでは北のワシントン州との境にありますコロンビア川の川下りによる高速輸送では無いかと判断しております。当然のことながら、地の色合いと共に、ウッドストック達がスヌ氏の号令でボートを漕いでいる絵柄も、御教祖様のお心にド・ストライクで御座います。

 しばらく、歓迎会場が寂しかったので御座いますが、チャリ氏が要求書を抱えて居座っていたのは部外秘で御座いました。要求の中身に付きましては、直送便の後に通常配達物として到着し、歓迎会の後も一人で歓迎会場を守っていたチャリ氏は、目出度く、チャリ兄ちゃんのところに帰ったそうであります。さて、本日はオヤーツが、食料省から配布されるとのことで御座います。関係各氏におかれましては、担当窓口まで速やかに整列せよとのお達しが出されております。本日の広報は箇々までで御座います。

         広報局担当官カエル


 ★★ 258カローナーン、キャップ、バック2種事件

2020年07月05日(日)
 カローナーンでございます。本部宝物殿担当者に寄れば、カローナーン保管庫はダンジョンと化していて、カーロナーンに足が生えて歩く姿が見られると噂されております。どうせタダのウワサなので御座いますが、保管庫ではあまりの数の為、整理が行き届かずに積み重ねられているらしいと広報部にまで知らせてくる者が居ります。また、蓋を開ける度に、蓋の裏に付いている鏡に怪しいものが映ると言われております。ただ、今回、歓迎会場に現れたのは蓋の裏に鏡が無いもので御座います。当初はあったらしいので御座いますが、どうも、国内に持ち帰るまでに何らかの事件があって失われたと囁かれております。なあに、どうせ、いい加減な現地担当者が落として割ったのだろうと、チャリ大僧正が毒を吐いておりますが、タマに真実をぼろっと当てる大僧正で御座います。



 次ぎにお目通りとなったのは3点のキャップで御座います。シカのジャンプが描かれておりますので、こやつらもゴルフに来るのでありましょうか。ケロプッタ教団ゴルフ部はスキー部に乗っ取られた後、閉店状態となっておりますので、この方面での出番は無いものと考えられます。


 三、四番目のお目通りを戴きましたのが、ショルダーバッグで御座います。2点とも御教祖様、立ってのご希望で御座いまして、担当職員が気合いを入れて探索していたモノでございます。職員に寄れば何やらのウンチクがあるそうなので御座いますが、広報担当はこの後、開かれる夕食会のことで気もそぞろで御座います。以上で本日の歓迎会会場からの中継を終了致します。




 ★★ 259カローナーンかめ君事件

2020年07月16日(木)

 本日の歓迎式典でお目見えとなったのが、かめ君のカローナーンでございます。木の薄板を編み上げた形では無く、板を箱の形に成形しておりますので、カゴでは無く箱の形となっております。ちなみに白地のかめ君が新着で御座います。出迎えたのがウッド地のかめ君でございまして、本当にそっくりで御座います。当たり前だっとのささやきがあったのは極秘事項では御座いません。ウワサでは御教祖様の宝物殿に最初に参入されたのがこの茶色君であるとのウワサも出ておるくらいで御座いますから、長いときの末の顔合わせであることは間違い御座いませんでしょう。ウワサの元は、歓迎のために訪れていた2人のスヌ氏でございまして、こちらも嬉しそうに、それぞれのカローナーンを椅子にして寛いでおります。
 歓迎側筆頭から、かご形2点も紹介され、4つのカメ君でカローナーン記念撮影も行われました。勿論のことで御座いますが、御教祖様のおぼえも誠に麗しく、会場での御馳走がこれは又、大好評で御座いました。

 ところで広報部よりのご連絡です。こんなに食いやがったから、オヤツは要らねぇなぁという広報部長の一言で、本日のオヤツ配布は御座いません。皆様諦めてください。しかし、諦めきれない各位に付きましては、広報部長を襲撃するための銃器類の貸与を行いますので、一般配布口まで申し出てください。
 以上で広報からのお知らせでした。





 ★★ 260月面着陸最終確認時計事件

2020年09月13日(日)

 本日の歓迎式典は、厳重な警備によって周囲が警戒されております。会場に入るためには本部発行の厳重なセキュリティコードを持つものに限られ、もし、持たずに侵入を試みれば、即刻無力化され、南方深海海底か、電離圏上層へ転移させられるとのことで御座います。また、セキュリティの目的から画像等にはジャミングが掛かっております。
 さて、この度、異例の体制で臨む歓迎会でございます。広報に割り当てられたコードは1つしか御座いませんので、広報次長が対応しております。ちなみに広報長は、ヤバッと一言残してトンヅラ致しましたのでこの場で非難声明も用意して御座います。
 本題に入りますが、月面を目指した計画は実に緻密に組み上げられておりまして、今回のスヌ氏は月面への最終アプローチである月周回と、機材の動作確認を行うアポロ10号で御座います。
 昨年9月に入国したスヌ氏時計はアポロ11号月面着陸記念で御座いますが、月面に辿り着き、無事、帰還出来たのは、10号まで慎重に積み重ねました試行有ってのことで御座います。10号は着陸船に燃料が入っていればそのまま着陸し帰還できるだけの用意があったので御座います。ウワサに寄れば、勝手にそんなことをされてはマズいので燃料が抜かれたとのことで御座います。いずれにしろ当時のUSA、そしてNASAの慎重な行動は賞賛されるべきであったと愚考いたします。

 食糧庁配布担当より、お知らせが御座います。何時も通りとのことで御座います。

 本日の広報はここまでで御座います。お帰りの際は、地雷、落とし穴、レーザー・カッター等、十分にお気を付けください。
 最後に広報長、ツラ出せっ。

         広報局担当官カエル


 ★★ 261カローナン事件

2020年10月31日(土)



 過日、到着致しましたカローナーンで御座います。入国審査場において、厳粛かつしめやかに行われました歓迎式典は、御教祖様のお喜びの御尊顔を拝するために、多数のカエルどもが参集致しました。
 披露されましたカローナーン氏は、灯台であろうと思われる港が描かれており、また、本体には切り株?のようなものが描かれております。本官、不勉強のため一体何なのかを存じ上げませんが、船舶のアンカー用固定杭か等と考えております。
 さて、本日も食料省管轄下のオヤツ配布所にての活動が予定されております。ただし、残念なことに人員の整理が進み、非情な手薄状態であるとの事で御座います。それ故、異動ならぬ使用人は、極めてハードな一日2交代制で、半死半生となっていると報告されております。先ほども緊急車両にて2名のカエルが搬送され、遂に窓口要員と補給係りが不在となっているので、配布希望者からボランティアを募っているとのことで御座います。それ故、受取希望の者は、いささかのお手伝いを求めたいとのコメントが配布本部長より出ております。従いまして、配布希望者におかれましては、お一方、一時間でもお手伝いを戴きたいとのことで御座います。皆様、よろしくお願い致します。
 また、逃亡した広報庁長官は、既に身柄を確保され、配布係として勤務、先ほど緊急搬送させられた内の一人で御座います。国一番のブラック職場とのウワサは本物では無いかとのことでございます。

         広報局担当官カエル   


 ★★ 262カロナン事件

2020年11月29日(日)



 本日到着したカロナンで御座います。カメラによっては黒色に写ることのある筐体で御座いまして、濃紺でございます。蓋は幾何学的な模様が描かれ、カロナンとしては珍しい部類とはいえ、無い代物では御座いません。
 蓋を開けますと、蓋の裏側に顔型をした鏡が取り付けられております。また、内張は赤のチェック柄で、汚れた様子はありません。ただ、止め金具の一部の塗装が剥がれ、裏面の塗装も取れて地塗りの白い色が見えています。それ以外は、綺麗で年代を感じさせるものはありません。
 出迎えには同じ種類の仲間が出ることが多いので御座いますが、今回は色違いの赤が出迎えをいたしました。この赤、蓋に止め金具が取り付けられていますが、裏面に鏡が無いと言う、一品一品が異なっているカロナンらしいカゴとなっております。歓迎式典の最後に仲良く揃っての記念撮影が行われました。
 さて、本日は本来であればパレードの後に、オヤツの雨が降ってくるイベントがあるはずなので御座いますが、何やら御教祖様におかれましては、やんごとの無いお仕事があって、この催しは明日に延期すると連絡が入っております。その代わり、明日は大パーチィが食料省前の広場にて行われ、カットケーキが当たるらしいとの噂で、国民は湧いております。まあ、明日になれば判ることで御座いますので、本官からは何とも。
 以上で、本日の広報を終了致します。

         広報局担当官カエル   



 ★★ 263カロナン+スヌくん時計事件

2020年12月18日(金)



 本日、到着し、歓迎会場へ姿を顕したのは、カローナーン氏とスヌくん腕時計氏でございます。空の旅にかなり御疲れの様子でありましたが、歓迎の人垣に気合いを入れて立ち上がり自己紹介をそれぞれ行いました。
 カローナーン氏は、かなり背が高く、蓋にペニー銅貨がアイ・ポイントとなっております。蓋の裏にはグッドイャー・ゴルフ プラス ゴルフクラブと手書きでありますので、コースを楽しむお客の昼食入れとなって使役されててたかも知れません。
 また、スヌくん腕時計ですが、こちらのスヌ氏は国旗を持ち、帽子と衣裳も合わせ、時計の機能に溶け込んでおります。デザインとして使いやすい、優れ物の国旗であると言えましょう。
 御教祖様におかれましては、両名とも大変にお気に入りになられ、早速、教団内の案内を御命じで御座います。
 さて、歓迎会後に例の場所でのオヤーツ配布があるものと踏んで、既に行列が出来ていると報告されております。本日は数量限定とのウワサも飛んでおりますので、当然の行動とは思われますが、本官は期限切れのカーリントが倉庫で大量に発見されているという情報を得ておりまして、今日は遠慮しておこうかと愚考する次第で御座います。それでは皆さん、サヨナラ、サヨナラ。

         広報局担当官カエル