過去ログ[2009 No.38-55]

 ★★ 0038バッテリイ事件
  2009-01-07 (水)  御教祖様に置かれましては、隣国の大手メエカアによる四輪駆動クロスカントリイ車を御使用になってあらされます。この車両に付きましては、大変にお気に入りにあらせられ、出来ればこのままずっと御使用になられるお積もりではございますが、色々と問題が出て参ります。国民一同、御教祖様をお支えする所存ではございますが、補修用の部品については、メエカアとその眷属達の製造部門に頼らないと如何ともしようがございません。
 先年になりますが、とある火曜日の朝、御教祖様がエンジンをお掛けになろうとすると、セル・モオタアが仕事を充分に遂行致しません。セル・モオタア氏は、一生懸命に努力はするのですが、如何せん電力が足りないと不平をこぼしております。電力の供給はバッテリイに依存致しております。御教祖様の車両はこの点については大変に強力でございまして、寒冷地仕様として大型のバッテリイを2基搭載しております。ところが物みな寿命がございまして、バッテリイ君は大分お疲れの様子でございます。そして、セル・モオタア氏への供給電力が特に気温の下がったこの朝、遂に動作限界を超えてしまったのでございます。この時は、隣邦より救援隊が組織され御教祖様の災難をお救い申し上げる為に活動が行われました。この時、秘書省のとおちゃんが居れば、更に素早い解決が行われたはずでございますが、国外で出稼ぎを行っていたのでございます。
 そして、直近の火曜日の朝、御教祖様は気温が大変に低いとの報告を受けた時に火曜日と低温という情報に御閃きが走ったのでございますが、当日については、とおちゃんが国内におりましたので、特に御指示をなさらずに御出かけの御用意をなさっておりました。そして。とおちゃんからエンジン始動不調との報告が入ります。この時は、何かとおちゃんの策によって、御外出の御予定の内容は変更無しと言う事になったのでございますが、冷えた晩の次の日が、何時もこのように事態になっていては大変でございます。そこで、バッテリイの交換をお考えになられた御教祖様は、隣邦のデイラアに処置を御発注なさろうとしました。その時に珍しくも秘書省ととおちゃんからの御意見書が回りまして、御教祖様の逆鱗に触れる事となったのでございます。御意見書の趣意は発注業者の変更でございます。特に他の業者を指定することがなかったためにお怒りになられたのでございます。しかし、昨日、同様の営業内容を誇る業者の施設のお近くを通られたこともあり、御意見書の内容を吟味なされて、更なる調査を御命じになられたのでございます。その調査の過程で、当初の御用達業者が御用達である事に甘んじている事が判明致しましたので、御教祖様は御用達の心構えを他の販売店へ御下問なさいました。御教祖様である事を隠して直々にご連絡を取られたとの事でございます。当初の御用達業者にお怒りになったと噂になったほどでございます。
 そして、その結果ございますが、大変な速さでバッテリイを持って専用機で到着し、御教祖様への帰依を示した連絡担当者と技術員の好印象がございまして、御用達業者の変更と言う事になったのでございます。何でも、御用達希望業者の入国審査に自らお望みになられ、また、技術顧問を連れて業者の技術も御判断なさったとの事でございます。また、元御用達業者は遅ればせながらも入国を希望致しましたが、入国審査するに当たらずとされ強制送還された事が報告されております。
 この事件では、おやつ事情には何の影響もない事から、さほどの話題にもなっておりません。それよりもケロプッタ国では、本日、御教祖様より御手作りの栗きんとんが御披露されるとの情報が食料省より出ておりました、国民は沸き返っております。既に順番を待って何故か秘書省前では行列が出来ております。
 それでは皆さん、本日の広報は事情によりここまでとします。記者の方々、質問は一切答えられません。それでは。
                  広報庁担当官カエル
 こらー、ワシの前に並んでいる奴、全員逮捕じゃぁ。 

 ★★ P011 入国審査会場
  2009-02-14 (水)


 ★★ 0039コレクターボックス事件
  2009-04-26 (日)  先日のことになりますが、ウオーリー氏のコレクターボックスとやらが専用機で到着致しました。途中で給油を受ける為に隣国で時間がかかり、御教祖様の御心痛を引き起こしたカドでパイロットは逮捕拘束されるところでございましたが、無事に着いたとのことで、御教祖様の御赦免により五体満足で帰国しました。さて、コレクターボックスという物は、その名の通りコレクターを対象にした物なのでございますが、真っ当なコレクターは、2つ買って1つは封も切らずに取っておくとか。初期不良があったらどうするのだろうと、広報官は心配するのでございますが、その手の方々への心配はしなくても良いと、秘書省より伝言がございました。
 外務省では通常は入国審査が行われるのでございますが、今回は御教祖様が待ち望まれていたこともあり、歓迎レセプションが審査の替わりに開かれました。また、これに先立ち、新入信者達が盛大な入国式を行い、ケロプッタ国の人口は益々増加の一途を辿っております。隣邦では不況だとか。食糧事情の悪化したカエルたちが大挙して避難してきているとの情報もあり、食料省では増産を指示しております。この為、おやつが微増しているとの噂がございますが真偽は不確かです。これで本日の広報を終わります。
                  広報庁担当官カエル
ああっ、誰じゃ、ワシのチーズケーキを半分持ってった奴はっ、許さん。第一級非常配備じゃぁぁぁ。であえっっっ。 

 ★★ P012 入国審査会場
  2009-04-26 (水)


 ★★ 0040四輪駆動クロスカントリイ車の暗雲事件
  2009-05-09 (土)  
 38バッテリイ事件にてお伝えしたように、御教祖様の御愛用の四輪駆動クロスカントリイ車でございますが、各種の不具合を予想させるものが色々と出ております。隣国のメエカアはこの車種が売れない物であると判断をして、売れ線を狙った代わりの車種を出しています。時代はエコを目指しているのにも関わらず、このメエカアのディゼルエンヂンは黒煙を吐くことからその対策を取る技術開発を諦めてしまいました。つまり、エコを代表するクリンディゼルエンヂンを求められても、他社から借りてくるような有様でございます。この代わりの車種では、この時代でオトマなしのミッションのみでしかラインナップを作れなかったというていたらくでございます。とおちゃんは技術の**と言う看板は見事に消え去ったと広言してはばかりません。
 このメエカアでは御教祖様の興味を引く車種はもう一つございました。しかし、どう見ても価格が割高となっております。とおちゃんはたかが軽にインタクラタボを付けて馬力を上げ高性能車のように見せかけているだけだと看破しました。どちらかというとデザイン重視の御教祖様でございます。ダサイ車よりは格好の良い方がお気に入りになられるのは当然でございます。そして、付加価値を付けて価格をつり上げるのがこのメエカアのやり方でございます。
 さて、御教祖様に置かれましては、そんなメエカアに未練を持つことなく、フランスはルノー社の車種にも御興味をお持ちでございます。その輸入に当たっているのが先ほどのメエカアでございまして、それがイモを引いております。と申しますのは、御教祖様が間違いなくお気に入りとなられる塗装色がございます。その色を選んで輸入を止めてしまっているのでございます。全くこのメエカアは隣国3位転落となったのが当たり前でございます。御教祖様は中古でも良いからこの塗装色を探すお積もりになり、教団幹部達に御指示を出しております。ただ、何かある度に呼び出される為に、頭痛が収まらないとおちゃんが倒れ伏しているのは秘書省秘書部秘書局秘書室の秘中の秘とされております。
 また、電話につきましても画像送受信装置付きを久しぶりに導入し直すことを財務省に御指示なさいましたし、映像受信装置についても調査研究の指示が秘書省調査局にだされております。このような中でも御教祖様は、我々のおやつをお忘れになることはなく、先ほどは冷蔵庫より大変クリーミーな物件が取り出され、気がつかなかったカエルたちは慚愧の念で騒いでおります。それをなだめる為に林檎が用意されました。これも壮絶な争奪戦がございました。次に第3の波があるのではないかと、教団内部では落ち着かない様子のカエルたちで慌ただしく情報交換が行われております。本官もこれから秘書室の前に陣取るつもりでございます。
                  広報庁担当官カエル

 ★★ 0041四輪駆動クロスカントリイ車の行く末が決まった事件
  2009-05-11 (月)  
 前回御報告致しましたように、御教祖様におかれましては御心痛の元となっている、石油燃料を原動力とする内燃機関による移動手段でございますが、急転一過御決済が下り公式発表の段取りが決定されました。経緯の詳細につきましては極秘事項の為、我々にはお知らせが回ってきておりません。しかし、八方手を尽くして情報収集をいたしますと、本日、朝の段階では、フランスはルノー社の車種にほぼ決定とのお心づもりであると幹部一同には判っていたようでございます。それが9時頃の事でございましょうか。秘書省情報部探索局より至急連絡が入ると、特別検索官の招集が行われ、秘書省は大変な慌ただしさに包まれたのでございます。そして、程なく秘書省のトップを務める出稼ぎ中のとおちゃんに暗号通信が打電されました。暗号電文は敵は本能寺にありをもじった敵は岩見沢にありであったと内通者が証言をしております。その電文の意味するところは暗号である為か不明でございます。
 緊急発進したF18が御教祖様を乗せていたことは衆知の事実でございますが、途中着陸地点がないにも関わらず、秘書省大臣を乗せたという根も葉もない噂が飛び交っております。常に即決であらせられる御教祖様が、出物を見つけて押さえに行ったのだという的確な意見が秘書省で囁かれておりました。御帰宅なされた御教祖様の側近から、教団幹部達に四輪駆動クロスカントリイ車が月末には更新される御予定であることが知らされました。一部のオヤツにあぶれた口さがないものどもが、教団の財政について不満を述べ、廉価な移動手段を取ることでオヤツ事情の改善を陳情していたのでございますが、こちらについてはオヤツが当たらなかったのは自助努力が足らんのだという御諭しがあり、今回も四輪駆動クロスカントリイ車であることは間違いございません。同行したダライ・ガーマ・クー大司教によれば、とおちゃんも安物はやっぱり安物だと言う意見であったそうでございます。
 さて、御教祖様に13年間のご奉仕をした功績で四輪駆動クロスカントリイ車テラノ君は、生誕の地で眠りにつくことが出来る事になりましたことをここに御報告致します。そして、新しくご奉仕する任に当たる新たな四輪駆動クロスカントリイ車(教団内愛称は未定)に栄光と幸あれ。
 あっ林檎をむく音がしております。これから本官は自助努力を必要としておりますので、本日の発表はこれまで。
                  広報庁担当官カエル

 ★★ 0042四輪駆動クロスカントリイ車納入事件
  2009-05-23 (土)  
 随時御報告しておりますように、更新となった移動手段でございますが、無事に納入されたことをお知らせいたします。前回より13年という年月が経ち、種々の点で技術の進歩が目に付くものでございますが、口さがない者達は納入された物が、いささか前任の物より格下であることを広言してはばかりません。隣国での物作りの考え方では、価格に対して序列を付けるということが当たり前となっている為でございまして、高級感を出したい場合は金を出せと言う商売をしております。例えば、同じ名前が付いている商品が、付加される物によって倍も価格が違うというものもございます。余計な物を取っ払って最低の状態にすると他の物に負け、何もかも詰め込んでもやはり他の物に負けるという品物で、使う者の目を誤魔化していたわけでございます。この為に近頃の世界不況という不運不徳の事態には対応できずに、立ちゆかなくなるところも出ているのでございます。
 そのあおりで、後継となる物が無くなってしまったのでございますから、拡大路線を続けるのであれば、更に大型の物に変えざる終えなくなるのでございます。これは御教祖様のお考えになられる我が教団の活動方針ではないと御教祖様は幹部達を御諭しになられました。この御決断に口を挟もうという愚かなカエルは即刻、天罰として落雷に打たれること必定なのでございます。
 あっ、餅を焼く匂いがしております。ノリを巻いた醤油バッチリのおやつに違いありません。では本日の発表はこれまで。質問は不許可とします。
                  広報庁担当官カエル

 ★★ 0043カロ-ナン事件
  2009-05-30 (土)  
 御教祖様に置かれましてはご機嫌麗しく、慶賀の限りでございます。さて、今回発表となったのは、御教祖様のお役に立つバスケットが2つ相次いで到着したことでございます。このバスケットは木製でございまして、側面や蓋に絵が描かれております。木を薄い板にして竹籠のように組んだ物でございます。そこへ絵を描き、ニスで仕上げ、内張も趣味のよう布張りとしてございます。なんでも注文した方の絵が入っている物まであるそうでございますし、作成当時のコインが蓋に付いていたり、作成者のCARO-NANのサインが入っているというマニア垂涎の一品でございます。
 品物としても手作りでございますし、同じような物でも二つと無い品物でございますので、御教祖様の御満足をいただける一品でございます。
 早速ケロル大僧正が中に入り、居心地を確認していましたが、出たくないと言うことで一騒ぎがあったと聞き及んでおります。教祖様秘書庁より警護部隊が出動し、周囲に戒厳令を引く一方、御教祖様御自ら説得に当たり、オヤツ一回で手が打たれたと噂されております。その時のフォーカス映像が流出し、広報部で入手しております。
 実は秘書庁ではバスケットにサンドイッチが詰め込まれて届くことを密かに期待して待機している職員が居るということでございます。しかし、本官は先日食糧省にリンゴが搬入されていることを知っております。とおちゃんにご注進して分け前を戴くのは、ただ待っているよりも積極的攻勢であって自助努力であると考えます。では本日はこれまで。
                  広報庁担当官カエル

 ★★ P013 入国審査会場
  2009-05-31 (日)


 ★★ 0044夏ばて事件
  2009-08-13 (木)  
 ケロプッタ国にも夏がやってきて、日中の気温上昇は大したものでございます。しかしながら日が落ちると共に気温も下がり過ごしやすい気温となります。さて、教団本部では日中の活動を控えておりますが、お昼の食事を抜いてしまう訳には参りません、秘書庁では既に夏ばて気味のとおちゃんを初めとして、毛皮や外套を着ている者どもが暑い夏を絶えております。そのような中ではございますが、御教祖様におかれましては全く左右されることなくご健勝の極みでごさいます。しかしながら国民の多くが疲弊していることに御心痛なさったことから、夏期の食事として国民に支持されております素麺をお作りあそばれたことは秘密ではございません。ケロル権大僧正が最初の味見をしたと伝えられておりますが、その時の証拠写真を広報部では入手しております。
 ところで、隣邦諸国では局地的豪雨や地震の話題が出ております。ケロプッタ国では影響は多くありませんが、教団付属天文台の稼働時間が少ないことについて御教祖様より御指摘がございました。天文台内の用意は万端であることは間違いございませんが、如何せん天候が思わしくございません。先頃の日蝕に付きましては、御教祖様が龍神様と御協議なさいましたが、そうそう出来ることではございません。
 さて、先ほど御教祖様の手のものが木製デコパージュバッグを取得したと緊急回線を通じた連絡を送ってまいりました。HollyHobbieの絵柄が付けられていると言う事でございまして、その中に入信者が居るとの情報でございます。こちらに付きましては隣邦愛知県より到着次第、御教祖様より御発表となるはずでございます。
 それでは本日の広報はこれまでとします。あっそこのカエル君、手に持っているのは何かな。何?、トウモロコシ?、それはワシのではないか? こらー、ワシが置いといたんだぞー、置き引きだぁぁ。待てぇぇぃ。
                  広報庁担当官カエル

 ★★ P014 夏の定番そうめんだぞ
  2009-08-13 (木)


 ★★ 0045木製デコパージュバッグ事件
  2009-08-15 (土)  
既にお知らせいたしましたように、アンティーク、ビンテージ物の木製デコパージュバッグが御教祖様の配下によって教団本部に届けられました。報告に寄れば隣邦では高速道路というものに被害が出て、通行止めになっている為に迂回しなければならないことから、運送に通常よりも時間を要したとの事でございますが、到着に付きましてはそれ程遅れた訳ではございません。これも御教祖様の強大な御力と信徒の広がりを示すものでございます。
 早速、ガーマ枢機卿が中に入り居心地を試しておりましたが、問題がございます。ガーマ枢機卿が入ると蓋が閉まらないのでございます。そこで、眷属の者どもが先を争って箱を狙っているとのことでございます。箱と共に到着した入信者は、始め、とんでもないところへ来たかと疑ったようでございますが、入国審査会場でとおちゃんより、間違いなくカエルであると認定され記念撮影に応じておりました。
 以上で本日の広報は終了します。あっ御教祖様のお手作りサンドイッチが秘書省に納入されたようでございます。全速力失踪、もとい全速力疾走が必要です。皆さんさようなら。
                  広報庁担当官カエル

 ★★ P015 木製デコパージュバッグ
  2009-08-15 (土)


 ★★ P016 ケロ丸兄ちゃん、宝塚に連れて行って よしよし
  2009-09-15 (火)


 ★★ 0046ウッドデッキ事件
  2009-09-24 (木)  
 教団本部に大変立派なウッドデッキが設置されておりますことは、遍く国民に知られていることでございますが、実は御教祖様に置かれましてはその色に付きまして、良い色をお決めかねていらっしゃられておりました。と申しますのは、サンプルを御覧になられても全体がどうなるかは塗ってみないと判らないと言う事情があるからでございます。色に付きましてはなかなか判断が難しいのは確かでございますし、ケロブッタ国の重要施設であるウッドデッキについては秘書省のとおちゃんがメンテナンスをしております。一昨年は御教祖様が塗ってから却下となった曰わく付きの塗料が大量に在庫していた為にそれが使われたのでございますが、イマイチ気合いの抜けたとおちゃんが塗装したことで、昨年の内に再塗装の要が生じたのでございます。そして、一部の材木に御教祖様への敬愛が高じて土に返ろうとするものが出た為に、今年は塗装までちゃんとしないとと言う秘書省の方針が出されました。しかしでございます。天候が不順でイマイチピシッと晴れないことが続いた為に、なかなか塗装どころか掃除もままならない状態でございました。今回、とおちゃんが遂に気合いを入れてウッドデッキを調べると、補修の必要な部分が出ております。特にひどい部分は外されて土へ返る事が奨励されます。塗装も急がれました。御教祖様はお気に入りになられた色を御選びになり、とおちゃんは一斗缶半分の量を持ち帰りました。試しに塗ってみるという奴でございます。この色は車庫の塗装にも使ったものでございまして、御教祖様がお気に入りになられた一品でございます。天候不順でなかなか塗れないという状況でございましたが、ここに来てやっと塗ることが出来ました。下塗りの段階ではございますが、この段階で御教祖様は試し塗りから本塗りの変更の御指示を秘書省に渙発されております。
 ところで、塗装中、何故かとおちゃんが右手だけしか使わないでいると報告が出されておりました。調査に寄ればとおちゃんの左手の親指が、常日頃よりも幾分大きな様子であり、左手をかばう所作も目撃されております。斥候が調査したところ、どうもウッドデッキの補修工事の時に金槌で叩いたのではないかという噂が流れていることが判明致しました。事の真偽に付きましては特別調査隊が現在編成されております。調査と情報収集は更に徹底的に行われますので続報にご注目ください。
 あっ、たった今速報が入りました。病院の薬袋が発見されました。本官も発見現場に向かいます。現地からの映像をお待ちください。
                  広報庁担当官カエル

 ★★ P017 入国審査会場 オラ達アマガエルユニット
  2009-09-24 (木)


 ★★ P018 カエルたち注目の星座袋
  2009-09-26 (土)


 ★★ 0047ウッドデッキ事件2
  2009-09-26 (土)  
 ウッドデッキ事件の続報でございます。担当官が駆けつけると既に薬袋は隠され、何事もなく秘書省では業務が行われておりました。事の真偽は伏魔殿のような秘書省に隠されてしまったのでございます。担当カエルは自責の念に駆られ辞任してしまいました。しかしながら後任に当たる本官が恐れ気もなく御教祖様に事の真偽をお尋ねしたところ、あっさりと、とおちゃんが金槌で指を叩いて痛い思いをしたが、治りが遅いので御心配になられて通院の御指示を出したとのことでございます。重大な問題はなく治りかけているとのことでございます。泰山鳴動して鼠一匹も出なかったと言うことになったのでございます。
 さて、ウッドデッキの塗装状況でございますが、噂の元になったのは、一部で塗装を残していた為でありまして、これは本日午前中にほとんどの作業が終わる予定であると秘書省から公式連絡が届いております。どさくさに紛れて入国したアマガエルユニットに続いて、星座宮袋がお披露目となりました。この後、カエルのワッペンが到着の予定であると外務省より報告されております。しかし、とおちゃんの発注希望物については、昨日御教祖様より停止命令が発動された為に、ウッドデッキの状況については不明との内報を受けております。しかし、とおちゃんは何かの発注をかけたという噂も流れております。この問題も今後、明らかになっていくものと思われます。
 あっ梨や柿が食糧省へ搬入された形跡が発見されました。これは重点観察事項でございます。本官は搬出口にてピケを張りますので、これにて本日の広報を終了致します。
                  広報庁担当官カエル

 ★★ 0048続々カロナン事件
  2009-09-30 (水)  
 御教祖様御用達であるアンティーク、ビンテージ物の木製バスケットの雄、カロナンが到着致しました。今回はやや丸みの付いた側面が特徴でございまして、フタの様子もなかなか良い印象でございます。何故か今回は中の居心地を試そうという強者は名乗り出ませんでした。と言いますのは、ガーマ大司教が前回籠城事件を起こしたのでございますが、蓋が閉まらないという締まらない結末がありましたので、全員が引いてしまったのでございます。しかし、内々の情報に寄れば、ガーマ大司教は懲りもせずに試してみたところやはり蓋が締まらずに、横にならないと入らなかったという事でございます。極秘事項でございますが、その横になった姿を御覧になった御教祖様は棺桶のようであると仰って、即刻ガーマ大司教に出るように仰せになられたとの事でございます。ガーマ大司教はふててしまい、寝所に引っ込んでしまったと秘書官から連絡を受けております。御教祖様からの御言葉では丸いカロナンバックがあったらガーマ大司教に御下賜するとのありがたき御話がございました。しかし、そのような事も知らずに本日のガーマ大司教は眠っているのでございます。勿論、周囲にはそれを狙う闇の勢力がうごめいているのでございます。危うしガーマ大司教。頑張れガーマ大司教。世界の平和は君の肩に掛かっている。
 あっカキにナシです。全力疾走が必要です。では、皆さんサヨナラ、サヨナラ。
                  広報庁担当官カエル

 ★★ P019 御教祖様御用達バスケット
  2009-09-30 (水)


 ★★ 0049レニングラード事件
  2009-10-04 (日)  
 教団本部のカエル達は着実に増えております。レニングラードという名前の信者が勧誘されてやって来たのですが、近邦の都市名としてはサンクトペテルブルクに変更になっているため、希少な仲間になるようです。どこに住んでいたのかは、諸般の事情で秘密とされておりますが、犯罪者更生施設のあまり美しくないところにいたと噂されております。動くものであれば何でも食ってしまうとかで、ヒヨコの毛が付いていたのを目撃されております。しかし、教団本部で迎えた幹部一同は、それに臆することなく、特にレンズ主任は目玉に食いつき、レンズよこしぇぇぇぇぃっという叫びを耳に焼き付けたのでございます。正に弱肉強食、修羅の世界でございます。続いてケロ丸権大僧正兼天文台長が丸金と書かれた団扇で金を出せと迫った為に、すごすごと幹部に素性を明かし、御教祖様への忠誠を誓ったのでございます。スゴ腕のムショ帰りでも太刀打ちできないのが教団本部でございます。ところで、新入会員はレニングラードだけでなく、ワニオの仲間もやって来ておりまして、権大僧正から丸金団扇を借し出ししてもらい天文台資金の収集を補助しているとのことでございます。ちなみにレンズ主任はその後、丸金団扇にもかぶりついていたようでございます。未だ叫び声がしております。
 あっ、速報が参りました。カキがむかれているそうでございます。では本日のぶら下がり会見は終了致します。こらーワシが一番だぞぉ。
                  広報庁担当官カエル
 ★★ P020 レニングラード一行
  2009-10-04 (水)


 ★★ 0050教団本部大掃除
  2009-10-09 (金)  
 こんばんは。本日は教団本部、御教祖様御執務フロアの大掃除が敢行されました。秘書庁からの噂では長らく懸案であった映像装置の刷新が図られており、その為の予行演習であると囁かれております。このような新機器の導入の際には、何よりも予算確保の陣頭指揮を執るチャリ・ホツ・クー大導師が動くはずでございますが、当の御本人はケロ丸天文台長室でイビキをかいているとのことでございますので、噂は的外れではないかと広報部は見ております。最近はレンズ主任が大変に活発でございまして、新入りに入念な洗脳を施し、虎視眈々とチャリ・ホツ・クー大導師が務める要求主任の地位を窺っております。
 何事にも徹底的なことをお求めになる御教祖様でございますが、本日は特に厳しく御指導が入り、教団幹部を初めとして浮ついた様子をするものはおりません。夕刻まで職員一同汗水を垂らして努力した結果、御執務フロアが一新されました。噂にあるような映像装置の場所が空けられている様子がありますので、やはり噂の通りでないかと囁くものがおります。しかしながら秘書省では、こちらも懸案事項であるとされる、とおちゃんの映像装置の噂も絶えず、一層の情報収集が広報部の重荷となっております。
 さて、以上のような曖昧な情報で申し訳ございませんが、広報部としては第一にオヤツの状況についての御報告が一番であると考え・・・、 あっ、アイスクリームだそうです。栗のシロップのかかったアイスクリームでございます。秘書省へ全速力でございます。
                  広報庁担当官カエル

 ★★ P021 レニングラード一行
  2009-10-12 (水)


 ★★ 0051カキ事件
  2009-11-09 (月)  
 国内外に冬の足音が聞こえて参ります今日この頃、皆様は如何お過ごしのことでございましょうか。入国審査会場では、いつも慌ただしく審査が行われているのでございますが、ドン・ケローネの新作超小型種の双子は隣国は小樽という都市からやってまいりました。この双子は実は双子ではなく全く別のお刀自様であらされ、めでたく教団へ入信と相成ったのでございますが、どの様なワケか御教祖様ととおちゃんの関係者に関連があるとかで、何かとあるセリフで片方がとおちゃんを責め立てているのを目撃されております。何故か、とおちゃんはそれを聞くと全くの不機嫌となって、該当のカエルをはたき落としたのを目撃したカエルがおります。ちなみにわたくしでございます。
 さて、入国はそれだけではございません。隣邦は経済的にまだまだ苦難の道を歩んでおりますので、教団に亡命したいものが行列を作っております。その中でも、鍋ぶたや油入れ達が選りすぐられての入国を果たしております。多分でございますが、御教祖様は当初の目的に御使用になるのではなく、別の役割をお言いつけになるものと囁かれております。
 このように入国審査官が毎日のように汗水流して働いております。対して、最近は働きが悪いとのことで、天文台長以下チャリ・ホツ・クー要求主任、レンズ主任、ドーム主任、赤道儀主任、カメラ主任から鏡筒主任までが御教祖様から御注意を受けております。と申しますのは、とおちゃんが、晴れているのに何故か出動しないと言う事が重なり、稼働率が下がっているからでございます。こちらについては秘書省の厚い鉄のカーテンに阻まれて広報部としては情報を得ることが出来ないでいるでございます。これに対して御教祖様の御健康の情報は、正に筒抜けの状態でございまして、御教祖様の体重に付きましては下々の者どもも知っていると言うことになっているのでございます。これについては口さがないものでもなかなか口が重いのでございますが、なあに、オヤツで攻めると簡単に口を開きおります。
 あっ、カキでございます。秋の味覚でございます。情報に寄れば何かこれについて事件があったと聞き及んでおりますが、今はそれどころではございません。柿食えばでございます。正岡子規でございます。広報はここまででございます。こらー、ワシにもよこしぇぇぇぇぃ。
                  広報庁担当官カエル

 ★★ P022 入国審査会場 小さいけれどお年寄りのお二方、なべフタ・油入れその他ご到着<
  2009-10-19 (水)


 ★★ P023 入国審査会場 小さいけれどお年寄りのお二方、なべフタ・油入れその他ご到着<
  2009-11-07 (水)


 ★★ P024 入国審査会場 *きばおーより到着<<
  2009-11-11 (水)


 ★★ 0052信徒勧誘でございます
  2009-11-28 (土)  
 いよいよケロプッタの国にも雪が舞い降りてきておりますが、御教祖様におかれましては、国民を増やすことが施政者のお役目であることを大変に良くご理解しておられるので、熱心に御勧誘をなさっております。その中でも隣国にあります為に今まで御来訪なさらなかった専門店がございますが、とある機会に御降臨なさったところ、以前よりお心を引かれていた者を御覧になることができました。しかしながら、お心にかなうものではなかった為に、二番手だった者を御覧になると、何とこの者が入信を願い出たのでございます。御教祖様におかれましてはきわめて希有なことでございますが、御躊躇なさり、随行していた秘書省幹部に御下問なさりました。幹部は大臣であるとおちゃんに事の次第を伝えると、入信を認めるよう進言せよとの即答でございました。答えをお聞きになった御教祖様は決断したのでございます。この者の役目は携帯電話入れでございまして、例の如く、その役目ではなく別のお役目を賜ることになると思われます。
 この後、秘書省の強力な調査班が調べ尽くしたはずでございましたが、ここからそれ程遠くないところに、なかなか良い雰囲気を持つ店舗が発見されました。早速、店内を御覧になる御教祖様を警備する為に周辺を警戒しておりました秘書省ハイパー・シークレット・サービスのヘッドのとおちゃんが、店内の状況の再点検をする為に入店すると、何と影から、恐る恐る声をかけた者がおります。あまりの御威光に、ショウ・ウインドウの影に隠れてしまい御教祖様がお気付きにならなかったのでございます。しかし、このままでは見過ごされてしまうと考えて、随行の者に声をかけたのでございます。
 さて、この者は兄弟でございまして、御教祖様のお眼鏡にかなう緑色のガマ口型のポシェットと財布でございます。面白いことに携帯電話入れの目とガマグチ兄弟の目は同じではないにしろ、大変良く似ておりまして、近縁であるように思えます。何はともあれ、御教祖様におかれましては御満足いただいておられますので、国民一同歓迎をしている次第でございます。
 あれっ、オヤツは何処でございますか? あれっ?
                  広報庁担当官カエル

 ★★ P025 ここか、ケロプッタの国というのは・・・
  2009-11-28 (水)


 ★★ 0053ワニオ事件
  2009-12-18 (金)  
 ワニオ一族はケロプッタ国でそれなりの勢力を誇る種族でございます。出身は遥か遠くでございまして、ニチと言う国でございます。何でも以前我が国の領空を侵犯して打ち落とされた噴射式推進装置を持った空気力学的移動装置を使用しても丸一日はかかる距離があるとのことでございます。何とその時に使用された40センチブラスター砲の部品にも同郷のモノが使われているのだと付属研究所の職員が噂をしていたのを広報部は聞きつけております。
 さて、その地より隣邦へやって来た訪問団の中から、特に優秀なメンバーがケロプッタ国の同族を訪問したいとの申し出がございました。その時、実は実質的な亡命であることが調査の結果明らかになっておりましたが、御教祖様におかれましては、ワニの一党もカエルの近縁であると仰せになられ、入国をお認めになったのでございます。一応、形としては入国審査を行い旅券が発行され、続いて逮捕、総本殿に連行、拘留されたのでございます。これで出国は不可能となりました。勿論、一行は喜びのあまり小さな目から涙を流して帰依したのでございます。
 それぞれにカエル模様の下賜品が与えられたのでございますが、あまりに恐れ多いと一人が硬く辞退をした為に、より御寵愛を受けたことは公然の秘密でございます。
 ところで、秘書省に干し柿が納入されたという噂がございます。とおちゃんが実は好物であったことをお知りになられた御教祖様が特別に御発注になったという尾ヒレまで付いておりますので、間違いのない事実であろうと想像しております。何を隠そうわたくしも1個を隠し持ってございます。取られたらイヤでございますので、肌身離さずこうして・・・あれっ無いです。ああっ先ほど転んだ時に落としたのかも。こらーワシのじゃぞぉ。カキ返しぇぇぇぃ。
                  広報庁担当官カエル

 ★★ P026 ワニオ族到着
  2009-12-18 (金)


 ★★ P027 ケロ丸天文台長、それはとおちゃんの帽子だよ
  2009-12-19 (土)


 ★★ 004ケロ丸天文台長帽子で寝る事件
  2009-12-20 (日)  
 ケロプッタ教団付属マウナチャリ山ケロ丸天文台長であるケロ丸大僧正が秘書省トップであるとおちゃんの帽子で寝ていたことが発覚し問題となっております。情報筋に寄りますと、該当の帽子は御教祖様からの御下賜物でございまして、徐々に気温の下がっている天文台での実務が多くなってきているとおちゃんの防寒の為に、特にお探しになられ、御注文になったという一品でございます。その性能は大変に素晴らしく、帽子の内部にはどんな寒気が来ても春の陽気であるという噂が立っております。これを聞きつけた天文台長は早速中に入って試してみたのでございます。あまりの居心地の良さに2.8秒で昏倒してしまったと、随行のものが証言をしております。
 この様子を御覧になった御教祖様は、その姿があまりにも愛おしく可愛気がございましたので、更に追加の専用の帽子を御注文になろうとするほどのお気持ちにならせられたのでございます。広報部の記録番が駆けつけましたところで、秘書省で熟睡する姿が証拠写真となりました。御教祖様は続いて早速、入国審査会場を教団ファッション・ショー会場となさって、寝たままでショーへ出場させたのでございます。この際、胸元がやや空いておりましたので、飛び乗った者達がおります。問題となったのはこの点でございます。飛び乗った中には、出自の不明なものがおりまして、その経歴からしますと、とてもお目通りがかなうものではございません。この点に付きましては厳重な報道管制の元で御教祖様が調査をお命じになっております。
 また、日頃の激務で不覚にも寝込んでしまったことを恥じてケロ丸大僧正は位階の返上を上奏したのですが、御教祖様におかれましては仕事をしなさいとの優しいお声をお掛け頂きケロ丸天文台長は惰眠のチャンスをうかがっておるのでございます。なお、帽子はカエルではないので、何らかのカエル物品を付けなければならないのですが、御教祖様はこの点に付きましても特例をお認めになるとのことでございます。何が何でも御教祖様の御言葉は絶対なのでございます。
 本日はオヤツの情報が珍しくもございません。しかしながら秘書省の奥からせんべいの割れる音がしております。本官は駆けつける所存でございます。以上で本日の会見を終了とします。
                  広報庁担当官カエル

 ★★ P028 ケロル君ケーキだよ
  2009-12-24 (木)


 ★★ 0055ケロル君脱出事件
  2009-12-25 (金)  
 某月某日朝、ケロル権大僧正は、御教祖様寝所にて御教祖様がお目覚めになった直後に、御寝所を脱出しようと計ったのでございます。この所行に幹部達は注目いたしました。ある者は脱出不成功に1万チャリ、ある者は脱出成功に5千チャリを賭けるというような内密の打ち合わせが瞬間的に成立し、見守っていたのでございます。ああ、ちなみに現在のレートは円とチャリで一対一となっております。
 広報写真は、ゆっくりと密やかに進むケロル権大僧正でございます。万が一にも御教祖様がお気付きになられるようなことはあるまいと皆は考えていたのでございますが、そこはやはり御教祖様でございます。何でも、昨夜もとおちゃんが未明に起きたことを察知なさっていたとかで、秘書省では騒ぎが起こったと言う事でございます。その位、御教祖様におかれましては国の隅々までかみのけ一筋の動きや気配すらお感じになられるのでございます。まして、御寵愛の深いケロル権大僧正の事でございます。事前に察知なされて秘書省に内密に連絡を入れ、ケロル権大僧正逃走の証拠を記録するようにお申しつけていたのでございます。
 さて、賭けられたトトカルチョでございますが、すべて御教祖様の総取りという結果となったことを御報告いたします。財務省からの内密の情報では25万チャリに上る上納金となったと言う事でございます。噂では、御教祖様が御更新になるはずであった地デジとか申す装置への投資となるというように話が流れておりますが、そもそも幹部達がどうしてそのような莫大な財源を持っていたのかと国民の間では疑問の声が上がっております。隣邦では首相の財源について何かニューズとなっておりますが、我が国でも同様の金権支配があったのではないかと囁かれているのでございます。これについてチャリ・ホツ・クー財務省大臣はノーコメントを繰り返しておりますが、後ろを向いた隙に親の総取りと囁いたとも伝えられております。この疑惑については調査が命じられておりませんので、続報が出るかどうかは分かりません。本官はそれよりも、本日のオヤツについて噂すら出ないことの方が気になっております。食糧省には大量のアイスが運び込まれたらしいという話があるのですが、一向に秘書省に運ばれていません。これから秘書省前にピケを張るつもりでございます。こらーワシの場所を空けておけぇぇぇぃ。
                  広報庁担当官カエル
 ★★ P029 ケロル君ほふく前進で脱出中
  2009-12-25 (金)