前月 2023年09月 次月
 月  火  水  木  金  土  日
 1  2  3
 4  5  6  7  8  9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
   ★★2023年09月08日(金)ケブカスズメバチの巣、ナツツバキ
   ★★2023年09月14日(木)ホタルブクロ、教員のなり手、恵庭の牧場で
   ★★2023年09月19日(火)虹


★★2023年09月08日(金)ケブカスズメバチの巣、ナツツバキ

ケブカスズメバチの巣
 昨日のことになります。玄関フードから外に出た嫁様が、家屋の西側に配置されたナツツバキ(シャラの樹)の樹の中に、注意力のある目で見れば、一発で正体の分かる大きさとなったブツが存在することに気付きました。
 短径で既に20㎝を超えています。
 既に盛夏を過ぎて、時機を逸している感がありますが、1~2週間程度でそれなりの大きさの巣を作っていたと思われます。
 今までの経験では、巣を作っている時は、蜂の数がもっと多くて、更に近所から蜜等を集めてくる蜂が出入りするはずなのですが、飛んでいる蜂がほとんど見られないし、出入りを見ていても、出発する蜂も到着する蜂も居ません。
 個体数としては実に僅かな数しか観察出来ていません。そして、本当に蜂の数が少ないのかどうかは、巣の中が見えないので判りません。
 女王バチ?の姿が出入り口から見えるだけで、知識の中にある蜂の巣とその周辺の状況との齟齬が大きい現状に疑問が湧いています。

巣穴拡大 奴がこちらを見ています。トラウマのある方はスルーして下さい。

 到着した専門業者さんは、巣の位置を確認すると、専用の防護着を着用してから、ためらい無く巣に肉薄、強力な凍結スプレーを入口の穴に噴射、その後、巣を樹から外しました。

 外された巣を、帰参した蜂が取り囲む訳でも無く、アッサリした回収作業で、到着の呼び鈴から15分程度で終了しました。
 因みに、当市では、スズメバチの巣は市の負担で登録業者が撤去、回収を行うようになっています。

 当家では、今年はアブの駆除に消極的でした。その結果か、アブによる蜂の襲撃が頻繁に起こっていることを目撃しています。勝敗は、ややアブの優勢と思われますが、互角の時もあれば、返り討ちの場合もあるようです。
 もしかすると、昨年まではアブの駆除で蜂側が優位となっていたのでしょうか。確かなことは不明です。
 ハッキリしていることは、かなり大きくなったスズメバチの巣が、時期外れに近いこの時期に発見され、駆除されたと言うことです。
 業者さんからは、数日は蜂が徘徊しがちで注意しなければならないとのアドバイスをうけました。
 蜂の通路となりがちな場所にある部屋、ちなみにわたくしの常駐の場所です。その開いた窓からは、凶悪な蜂の通過があれば翅の音がしますので、直ぐ気付きます。
 しかし、スズメ君の羽ばたきは、ホンの時たま聞こえますが、雀蜂君の威嚇の籠もった翅の音は、この夏で数回しか聞いていません。この巣からすれば数十位は居ても不思議では無いくらいのはずなのですが・・・。

 此処で働いている蜂は、ケブカスズメバチという日本では北海道限定種で、本種より耐寒性があるようです。とは言っても、それほど外見に違いは無く、越冬はこの巣で行うのでは無く、地下に巣を作ります。まあ、冬眠に近いでしょう。
 そう言えば、敷地入口に近いところに越冬の巣を作っていたマルハナバチを、最近、見かけません。意地悪さえしなければ刺さない善良なハチで、飛び方も可愛らしく、仲良く出来るかなと思っていたのですが、引っ越してしまったのであれば、残念です。スズメバチのような威嚇付きの凶悪な態度とは違い、食事のお裾分けを渡したくなるような丸っこいフォルムと可愛い飛び方に癒されます。カムバック、マルハナバチ。

ナツツバキ(シャラの樹)
 ところで、営巣の元となったシャラの樹とも呼ばれるナツツバキと、ヒメシャラはそれぞれ別々に見たら、時として判別に困る事があります。花はヒメシャラの方が小さく、並べてみたら違いがありますが、片方だけ見ると区別が付かないことがあります。見るポイントはありますが、一度両方を見ておかないと、よく判りません。
 同科同属ですので、花や葉は並べてみないと判らない位に似ています。ですから、見極めは樹皮がポイントとなります。
 我が家では南端にヒメシャラがあり、母家の西側に今回のハチ騒動のナツツバキがあります。並べて比較出来れば葉の様子や花で、判別は容易でしょう。
 しかし、単体の判別法としては難易度が上がってしまいます。シャラかヒメシャラかを迷ったら、幹の皮を見るのが良い手です。
 ナツツバキの樹皮は、灰色系で基本の灰白色と、赤褐色混じりのある斑紋があって、剥がれ具合等によって濃さの違いがあります。
 対して、ヒメシャラは赤褐色ではがれの無い滑らかな樹皮ですので、これで、間違えることはありません。

 ナツツバキの基本分布は本州では福島・新潟以西で、ヒメシャラは神奈川県箱根付近以西となっています。
 では、それ以東、以北では生育しないのかと言えば、北の果ての当地で問題なく生育しています。
 天然自然=人の手が入らないと言う分類に拘る人もいらっしゃる様ですが、自然界という概念そのものが、実は結構、定義の付けにくい、言ってみればある意味、怪しげ、ある意味、複雑さを手に負えないものとした考え方です。

 そして、ここに、この様に在るべきだという主張が加わると、間違いなく、かみ合わなくなるものとなってしまいます。その上、有りて在るものなんて言い出すと、もう完全に概念の世界ということになってしまいます。言葉遊びはそろそろ止め時でしょう。
 さて、『アベノ橋魔法☆商店街』でも出してきましょうか。


★★2023年09月14日(木)ホタルブクロ、教員のなり手、恵庭の牧場で

ホタルブクロ

ホタルブクロ
 時期外れ(遅れ)なのですが、雨の中、立派に花を付けました。木陰では無く、陽がちゃんと当たる場所で、何故か成長が遅く、他のホタルブクロは既に茎の部分も枯れた中での開花です。それもやや小さいもの、並の七割位? 未熟児? でもちゃんとパーツは揃っています。後ろ側に黒く見える縦の影は、既に萎れたホタルブクロの茎や花です。

教員のなり手
 「教員のなり手不足」と言う表現の報道がされています。状況として、一番困っていると思われる内容を出していると言う見方は好意的な部類です。
 一見、判りやすい呼称のようですが、なり手が居ないのが悪いとも受け取れる表現です。
 要は、なり手、希望者が足りなくなってしまった。
 その原因は、知られていなかったブラックな面を持つお仕事だったと、仕事内容の一部が強調されて報道され、人気が落ちてしまったのが原因です。
 これだったら塾の講師の方がマシだ、という視点でもあります。当然ですが、勤務時間外まで断れない仕事を命じられるとなると、二の足を踏むでしょう。
 特に運動系部活動の顧問については、余程の好きな方以外は遠慮したい場合が増えるでしょう。時間外手当なんて無いも同然のスズメの涙ですからね。
 教員の仕事の全体像は、児童生徒からは判りにくいものですし、保護者からも見えにくいものです。
 まして、管理者として動く校長教頭、そして教育委員が何をしているのかと言う実態が報道されることはほとんどありません。
 秘匿事項の塊の場合も多々あります。これらの秘密そのものが悪いのでは無く、秘匿する内容を査定する部門が無いと言うのが問題点となります。
 報連相がちゃんとしている組織は、しっかりと動いていきますが、誰かが隠し事をすると、その分が動作不全となって来ます。
 その意味で、教育委員会制度の不備が見え隠れしています。日本に取り入れられた教育委員会制度は米国の仕組みの直輸入だと言っても良いでしょう。
 それで、どんなに良い仕組みでも、それを動かす人間の忖度を防ぐ仕掛けが無ければ不味い事態が起こりかねません。
 それで独立した組織(教育委員会)としてでは無く、行政組織に戻して情報と活動を公開し公正に運営する形が考えられました。
 確かニューヨーク市では既にそうなっているはずです。もう方向は見えているのです。でも、変えるとなるとなかなか出来ないのですよね。過去を指摘されると不味そうですしね。

恵庭の牧場で
 事件としては学校関係ではありませんが、最近、恵庭市の牧場で知的障害者(複数)を酷い待遇(水道の無いプレハブ建て住宅、北海道ですよ!)で長年、働かせ、ロクな賃金も渡さず、更に年金等も全て搾取していたと言うのが暴露されて騒ぎになりました。
 中でも主犯が市議会議長だったというのがニューズのメインで、本人の口座では無いところに年金等が全額、振り込まれていた・・・。
 それも農場の経理に使われていて・・・等々の報道が出ています
 担当者は本人以外のところに振り込むのはおかしいと思わないといけませんよね。本人に面談して、それで良いとの確認をしているはずは・・・ありませんね。
 何かまともなところが抜けていると言うように思います。だから事件だという言い方もあります。
 犯人達は確信犯であり、罪の意識も薄く、もとい、無く、当局の徹底的な追求と断罪を。
 こちらについては市も訴えられていますので、公平なお裁きを期待したいところです。犯人達とその協力者(市の担当者?)に罪と罰を。


★★2023年09月19日(火)虹


 太陽が、かなり西へ傾いたところで、虹が出ていると声がありました。
 カメラを手に持って外へ出ますと、条件はそれほど良くなくて、色が薄目で、見ている間に濃くなったり薄くなったりします。
 条件が良くないというのは、高度を下げた太陽の方向(西側)に動いてく雲があり、虹が見える方向が東で、雲の陰になっていることと、虹が見える辺りの上に雨雲が見あたらないという、よろしくない条件がある為です。この為、虹が薄いのです。しかし、こればかりは運次第、全く見えないというところもあるでしょう。薄くても見えるだけラッキーなことです。
 直前にジェット機が虹と同じ方向に見えていたので、ツーショットと思ったのですが、ジェット機と共に撮影しても、虹がほとんど判らない画像でした。
 まあ、虹が見えただけでも良しということで。