前月 2022年3月 次月 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 |
★★2022年03月17日(木)南側締まる雪と西側の雪、地震と津波
★★2022年03月29日(火)雪解け進む
★★2022年03月17日(木)南側締まる雪と西側の雪、地震と津波
南側締まる雪
屋根から落ちた雪溜まりは、先月中旬にピークとなり、段々と高さを低くしていました。ここで、安心していると後が大変となります。と言うのは、高さが低くなっていくのは、雪が減っていっているのでは無く、雪が締まっていくからで、圧雪となった後も、更に体積を減らしていきます。氷の状態まで行きますから、放っておくと後で苦労することになります。そこで、今のうちにと高さを減らすことにしました。既に下の方では、氷のかたまり状態で、ツルハシとスコップが必要になっています。春になれば温度が上がって溶けるのですが、溶けきるまでに時間がかかることになりますから、このウッドデッキの登り口に鎮座する氷のかたまりは邪魔者となります。そこで、少しでもどかしておくのが手です。
取りあえず、山を崩しましたが、既に氷状態になっている部分から下は掘り出せません。出来ない訳では無いのですが、体力が持ちません。削岩機の守備範疇で、ツルハシとスコップの作業はドワーフさん達にお願いしたく思います。掘っても希少金属は出ませんけれど。
取りあえず、地面からは高さ1メートルくらいの処まで削っておきます。これだけやっておけば、すんなりと太陽さんが解かしてくれるはずです。
西側の雪
家の西側です。
窓沿いの部分は、サッシの下に届くかという勢いで積もっていましたが、今月に入ると、勢いを失い、徐々に高さを下げています。このまま放置していても、大丈夫だと思われますので、こちらの部分は自然に任せるという方向にします。
画像からは判りませんが、西側にある玄関から真っ直ぐ出ると、北側にある敷地入口から南方向へ伸びる除雪用運搬路に出ます。ここから敷地入口までは平らですが、反対の南向けの道は雪を固めて傾斜を付け、排雪場所の体積を増すようにしています。玄関の向かいは車庫で、車庫の前まで出る抜け道と車庫上のドームへ上がる階段へのスペースがあります。
先週、降雪の折に、この除雪運搬用坂道を登って雪を運んだのですが、各所で雪に足を取られました。最盛期には3メートル近いような高さがあったのですが、現在では2メートル弱でしょうか。踏み抜くところが幾つも出来ていしいました。多分、そうなっているだろうと思っていたので、踏みしめないようにしていたのですが、やはり沈みました。危ないというレベルでは無いですが、疲れていたり、もう一段緩んでくれば、危険であると思い、それ以降、持ち込んでは居ません。立ち入り禁止です。
地震と津波 (3/18 12h改稿)
昨夜の地震はいつぞやの大地震を少し彷彿とさせる緊張感のあるものでした。当地では、細かい揺れが少なく、動きがもっさりとしていて、近くの震源では無いことがすぐ判りました。少し安心です。震源に近い方々で、スマホで撮っている余裕をお持ちの方が、それなりにいらっしゃったようです。ただ、映像のほとんどは、傍観者のような立ち位置で、部屋の中のモノが揺れたり、落ちたりする珍しい映像があるとして、それを記録しているように思えました。揺れが収まって少し安心し、かたずけるのが大変とぼやくのは、余裕なのでは無く、他の対処を知らないというか、考えつかないというか、自分の命の危険とは思ってもいないような・・・。もう一段階、上のステージの地震であったら、家と共に押しつぶされているとか、それで無くても、この後、津波が有るかもとか・・・・・・。後で楽しむ為に撮っているのでしょうか。もしかすると衆目を引き付けて売れる動画になるかもと言う欲望があるかも知れません。しかしながら、その後そのものが無いかも、と言う事態には気が付いていないのでしょう。単に今回はこれで済んだだけのラッキーだっただけかもしれないのに。
もしかすると、天気予報のように、関係者が頑張って高精度な未来を示すことが当たり前になり、地震についても、同じように未確定の部分がほとんど無いと勘違いしていて、楽しいイベントに出会った、ラッキーと思っている姿なのでは無いかと、少々心配に思うのです。
テレビから響く警告音と緊急放送は、聞きたい代物ではありませんが、それを「アラ大変ね」と聞いているだけならば、緊急放送が無駄になります。先ず、何にしても震源位置の把握です。近いほど時間の余裕がありません。次の瞬間に初期微動+本震が来るやも知れません。警報と初期微動の時間差が短いほど震源に近く大きな揺れになるのですから、秒数をカウントしながら主要動までの時間差をカウントします。そして、震源位置の情報も大切です。海底であれば津波というお釣りのほうが激しい効果を示す過去例があるのです。
強い地震動が来るのであれば、家が倒壊しても押し潰されないで済むであろう頑丈で小さい部屋への移動や、屋外、また、津波が想定される場合の高台等への避難すべき場所への移動など、命を守る行動として素早い選択と実行が必要となります。危機感を持った事前の被害想定と訓練が生死を分けることにつながります。求められる緊急度に従い、命を守る行動を即刻、ためらいなく行うのが基本です。勿論、その場で思い付く方法よりも、この時はこうするというのをあらかじめ決めていなければならないはずです。大方、その場の思いつきは、平静な判断からは穴だらけの悪手であって、正常な判断には遠く、最悪の場合、容易に詰んでしまうこともあり得ます。
今回は津波と言っても高さとしては大したもので無く、30~40㎝ほどの津波と言う予測ですので、東日本大震災のようにはならないと予想出来ます。東日本大震災の時は、別の職場に居て、その時の職場の建物は四階建て、構造的にも、かなり丈夫な形態をしていましたので、そこそこは揺れましたが心配は余り無く、被害も無しで、一応、見回りはしましたが、問題なしと報告し、通常通りで帰宅しました。最も近い海は日本海側となっていて、太平洋側からの津波の影響は小さいと判断していましたし、自宅と連絡も付いていて顔見知りは無被害と判っていましたので安心して帰路を走りました。
津波の被害としては 1993年7月12日の北海道南西沖地震の際の奥尻島が衝撃的です。地震動からそれほど時間をおかず(数分との証言)、公式には29m(未確認ながら31mと言うデータもあるとか)の高さの津波が襲来し、その後の火災で、青苗地区が完全に壊滅したとのこと。地震の被害の報道が続く中、被災の状況が一切出て来なくて変だと思っていたら、最も悲惨な形で現状が明らかになりました。地震・津波・火災という相次いで起こった三重の災害で奪われたものは取り返しが付かないものです。
その夜に、奥尻からの情報が何も報道されないことを不審に思って居たのですが。翌朝のニュースは、実はやはりという気持ちでした。場所的に被害が少なからず出ているはずだと思っていたからです。
また、後に、たまたま現地に放送関係スタッフ陣が取材で来ていて、泊まっている宿の女将さんに、即刻高台に避難を指示され、逃げて無事だった等のエピソードが伝わっていたと思います。時間的にも5分程度で持ってきていた機材を抱えて30メートル以上も高いところに駆け上るには体力が要ります。まあ、もしかすると、わたくしの勘違いかも知れません。***スペシャルで見たような覚えがあるのですが・・・。
さて、当地の南方直線距離15km弱の海岸沿いに弾丸道路という異名の付いた国道が走り、東西に長く伸びている市があります。そちらに職先があったことがあり、働いていた建物は三階建て、地上高が十メートル弱ほどあり、地面の標高も十メートル弱あります。この街の中心部の海岸側には奥行きが7~8kmある人工の港があり、海沿いの平坦な地が宅地や工業団地となっていて、さほどの起伏も無く山の手側に高速が走っています。
この地では、仕事中では無いときにそこそこの地震があって、停電し交通信号が付かず、主要な交差点では警察官が立つという状況で、仕事場の様子を見に行きました。色々と倒れたり飛んでいたりしていましたが、金銭的な被害は無く、片付けただけで気をつけて帰れと命令されて帰ったことがあります。この時は震源が陸上でしたので、津波の心配はありませんでした。
もし、この地に高さ十メートル越えの津波が来襲したとすると、海面は職場付近の土地を含め、ほとんどの市街地を、海抜高度からの差し引き分の深さで覆い、浮き上がったものを引き波と共に持ち去っていくでしょう。勿論、弾丸道路は一時水没、いや海没? します。更に満潮の時刻と重なれば、更に被害は広がります。まあ、明治以降でその様な例の直接的な証拠は無かったようです。それ以前は蝦夷地と呼ばれ、帰属が不明な土地だったので、記録が無くても仕方ありません。地質的な調査を重ねていけば、もしかすると色々な資料が出て来そうですが、津波の地質的な証拠って、意外と難しいみたいです。当たり前といえば当たり前で、火山噴火の噴出物の様子は積もる一方ですから、結構、ハッキリしていて、前後関係が明らかなんですが。津波は持ってくるだけでなく、持ち去ることもやりますので、色々と難しそうです。
津波は「波」と付いていますが、「波」というより、海が盛り上がって海面の高さが上がるのが津波です。この波という名称のために、かなりの方々が勘違いしているのでは無いかと考えています。巨大な波が震央の海面で作られて、もの凄い勢いで突き進み、山のような波が海岸で崩れ落ちることで、被害を受けると想像している方が多いようです。とあるサイトにはチューブスライダーをするような派手な波と海岸を合成して、これが津波だ言わんばかりに画像を載せているサイトがあります。それは津波では無くサーフィン向けの波を単に大きく見せたもので、明らかに間違ったイメージを伝える作為的な合成画像です。そんな映画もあったような気がしますが・・・。
津波は、海辺で見るような「波」ではありません。地震動の力で海底とそれに乗る海水が動き、持ち上げられたり、沈められた海面を元に戻そうとして海水が動きます。その動きは上下方向の動きが原因ですが、現象的には、横方向の海水の移動として現れます。元に戻そうという力の原因は重力によるものですから、逆らえるようなものではありません。その動きが、数十㎞から数百㎞の波長を持って海水面に水平方向の押しの流れと引きの流れを起こし、海水面を元に戻そうとする圧倒的な引力をによる現象が津波なのです。
つまり波と付けられてはいますが、三角波のような切り立った状態では無く、盾状火山のような傾斜面の目立たない、或いは判らないような”波”であって、津波が発生、通過している海面に浮く船舶に乗船して観察していても、津波による高さの上下はほとんど認識出来ません。何しろ波の長さ(進行方向の波長)が一つの国ほどあるということから津波と命名されたのです。ですから、巨大波がぐんぐんやって来て、海岸で引っ繰り返るというものではありません。海岸に近づいた波が引っ繰り返るのは、波の下側の海水の移動速度が海底の深さが浅くなると減速し、上の部分が追い越してしまい、その為に上の部分が前のめりに引っ繰り返るのです。対して津波では、海上で待っていると、潮(海水)がどんどん動いて(流れて)押されて移動しますが、船はその上で動いているし、現象自体が非常に広範囲にわたり、加速度及び速度としてはそれほど大きなものではありませんので、目で見ていても、津波による流れに乗っていることすら気付かないでしょう。GPSによる位置情報があれば、スクリューの力で動いているのとは違うという数値が判るはずですが、目視では判りようがないほどの広範囲の現象です。海岸近くで、目標物があれば、大規模な潮流に乗っていて流れていること、それが止まると、今度は元の方向へ引っ張られるという動きが判るでしょう。しかし、目視では津波を認識するのは難しいというか、出来ないことです。潮の満ち引きに似た動きで周期が短い現象と言えます。、海面高の変化や海流による動きは対象物が無ければ気が付かないのです。
海が盛り上がると、そこから海水が低い方へと動きます。逆に盛り下がれば、そこに流れ込もうとします。水平を保とうとするのですから、その分の海水が移動してきます。ですから、直線的な海岸より、先行きが細くなる閉じた湾内では、流れが制限されるために、狭まった先に同じエネルギーが集中して流速が上がる傾向となります。流れの速くなった海水の勢いで湾内の奥に押し寄せ、海面の高さがより高くなります。津波がリアス式の海岸の奥の集落を襲うのは、この原理があるからです。
海水の動きとしては、地震による岩盤の震動(移動とも言える)が海水に伝わり、押され、引かれることで長周期の押し波・引き波を作り出すのです。時間的な周期としては、短くても半時間位から1時間とか2時間というような周期で、海水が動かされ、寄せては返すを繰り返して、減衰していきます。第一波より第二波の方が遙かに大きかったという場合も報告されています。このような内容からすると、津波は、潮の満ち引きと似た見かけを持ち、その周期は時間程度の短いものとなるとして考えた方が良いと思います。どちらかと言えば、波と言うより潮の満ち引きと似ていて、周期が短いものと捉えた方が、より正しいのでは無いかと考えます。
何処の言い伝えか記憶が曖昧で、ざざっと資料を当たっても目に付きませんでしたので、何処の地方にあった伝承か確かめられませんでした。海岸で急に海の水が退いて、貝の取り放題だと盛り上がって砂浜で掘っていると、海が押し寄せてきていて、貝掘りをしていた者を攫っていっていってしまうという昔話です。もしかすると、その話は、この現象の危険性を表した言い伝えかも知れません。勿論、この昔話は攫われてしまった方々を欲深かった等と責め貶める目的のものでは無く、その様な現象の示す生死に関わる危険性を指摘し、状況を切り抜けるすべを示唆しているものであると考えます。各々方には誤解の無きようお願いします。
まあ、津波が来るというので、海岸に見に行くという、実に迷惑極まりない行動をする者が居ると聞いたことがあります。命に関わる行動をすることで勇気を示したいという斜め下方向への考えに至っているかも知れません。その為か、単身で現れることは無く、数人で来るそうです。しかし、他人様の迷惑になるという方向へは1ミリも考えが及ぶことは無く、道理を説いて説教されたって、耳に入ることは無さそうです。勿論、実力を持って圧倒されても恨みを持つだけでしょう。色々と困ったちゃんです。是非とも関わりたくない方々も居るのだという少々余計な話でした。
★★2022年03月29日(火)雪解け進む
玄関前
車庫上から見た庭
3月の末を迎え、雪解けが進んでいます。しかし、例年に比べて、かなり多い降雪の為、現時点では、一生懸命に除雪していた敷地入口から玄関までの経路と、車庫前だけが空いています。その他の、庭のほとんどが踏み込めない領域です。降ったままの場所で、それが未だ50㎝以上も残っていて、玉物達の場所が僅かに判る程度というのが、例年と全く違う点です。昨年は、この日付で、降雪に覆われた場所が、屋根の雪が落ちたところに溜まった雪が残っていだけのはずです。今年は、長靴を履いても踏み込めない場所がほとんどです。また、表の道に残る雪も、未だに道幅を狭くしています。これだけ降ったら、排雪するよなと思うのですが・・・。
この数日の予報によれば、悪天候にはならない様子ですので、この積もった雪は、多分、1週間とかからずに融けるのでは無いかと思います。この雪の少ない場所で、これだけ降るのは記録的なことだと思います。