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   ★★2021年12月11日(土)雪囲い
   ★★2021年12月13日(月)降雪、玄関花
   ★★2021年12月20日(月)夕闇に沈む金木土、日の出直前の月
   ★★2021年12月29日(水)払暁の月齢24.5


★★2021年12月11日(土)雪囲い

入口脇ハイマツ
 マツ達は柔らかい幹や枝を持っています。ハイマツも、柔らかいので、積もった雪で折れるようなことは余り無いのですが、放っておくと、潰されて地面を這ってしまいます。ですから、ある程度は縛っておくと形が崩れません。

玉ヒバ列東側端   玉ヒバ列
 玉物達は縛っておかないと、雪で押されて平べったくなってしまいます。雪が無くなっても回復はしません。ですから、縛る必要があります。昔は、木の箱を被せていたのですが、どれも大きくなってしまい、その方法が取れずに、縛ることにしました。(縛るのに大変なので、被せ物にしていたのですが・・・)

コノテガシワ5本  参考2021/11/09雑記画像

 コノテガシワの映像には5本が写っています。一番左側の後ろに隠れて、僅かに見えているのが5本目です。どれも小さくて可愛い株だったのが、年々育って、しまいました。奥の一番背が高いものは、地面も高くなっているのですが、高くなった根元の地面から手を伸ばしても、上には全く届きません。2.5メートルはあるでしょう。上を縛るには、脚立を持って来る必要があります。コノテガシワは、冬場にそのままにしておくと、上に乗った雪がどんどん大きくなり、上に伸びた枝を押し広げていきます。最後には枝が折れていきます。ですから、最低限でも頭の部分、少なくとも真ん中の一番太いところより上は縛っておかないと、上に向かう枝達が実に寂しい状態になってしまいます。まあ、それほどギュウギュウに縛り上げなくても良いのかも知れませんが、つい、力が入ってしまいます。


★★2021年12月13日(月)降雪、玄関花

降雪


 日本海北部で発生した低気圧は急速に発達し東北東へ移動、中心部は北海道南西部から網走付近へ横断し、オホーツク海に抜けました。この為、広範囲で降雪となりました。
 当地にても3㎝ほどの降雪があり、11月28日以来の積雪となりました。ただし、降雪量としては28日の方が倍以上の高さでしたので、ホウキで掃くレベルと言えます。さすが、空港を作る適地とされた場所です。

玄関花

 外は白い世界になりましたが、玄関は薄紅のユリで見た目が暖かくなっています。実際の温度も実は上がっていて、更新した暖房用温水ボイラーは高効率を誇るもので、稼働時は熱くて触れなかった排気筒が、手で触って暖かいと思う程度まで熱回収されています。以前のボイラーは排気口で結露した水滴が滴り、氷柱を作っていて、面白かったのですが、新ボイラーはそれが期待出来無さそうです。その分、確かに高効率のようで、灯油の消費が明らかに減っているとのことです。

★★2021年12月20日(月)夕闇に沈む金木土、日の出直前の月

夕闇に沈む金木土
 それなりに悪天候で、なかなか撮れないなぁと思っていたところ、今日(19日(日))はそこそこ晴れ間が広がって、期待していたところ、夕刻、東に月が登り、アレッ、撮れるじゃんと言うことで、飛び出しました。
 そこそこ良い光学系を使うと、星が点像に近く写ります。焦点距離が長いものになるとちゃんと滲んでくれるのですが、広角や標準レンズでは、点は点にしかならなくて、期待した「絵」が撮れません。そこで、「ぼかす」フィルターや光条を引くフィルターを付けて、星像を強調することになります。撮り出すと、やはり、はぐれ雲があって、邪魔です。しかし、移動速度が実に遅いので、構わず撮ることにしました。夕闇に3惑星、金星土星木星が並んでいます。太陽と同じように、惑星達は大方、天の黄道上のすぐ近くを運行しますので、近づいたり追い越したり、稀に蝕を起こしたりします。月も黄道からそれほど離れない白道を回っていますので、太陽と重なると日食となりますし、太陽の真反対に来ると月蝕ということになります。
 まあ、それはともかく、さすがに金星は明るく、その手のフィルターで大きく輝く姿を強調出来ます。木星も安定の明るさです。しかし、土星となると、木星より小さな直径と共に、太陽からの距離も遠く離れてしまうので、格段に暗く、0~1等級の明るさです。明るい星ではあるのですが、街中では難しいでしょう。

 ところで、拡大画像(正しくは、元画像の8256×5504ドットを1800×1200に縮小したのが”拡大画像”で、更に480×320にしたものをサムネイルとして使っています)でも、サムネイルでも、雲が写り込んでいます。雲と判る部分は、地上の光や月に照らされています。しかし、雲は見えるものばかりでは無く、隠密の術で隠れています。その為、写っているはずの星が見あたらなくなっている部分があります。ところが、星図と照らし合わせると、有るはずの無い場所に光点があって、悩む場合があります。星図が不備なのか、何かの間違いで写っているのか・・・。静止流星なんてものが稀にあって、視線方向に飛び込んでくるので、星として写り込むというものがありますが、極めて珍しいもののはずです。そんなものがポンポンあるのは、おかしな話なのですが、如何せん、同定出来ない星像?が、複数存在しています。
 それだけでは無く、縮小した画像は、細部が潰れていきますから、”暗い星”は潰れて見えなくなってしまいます。サムネイルだから仕方ないとは思いますが・・・。単純に、今回の画像をこのサムネイルにすると、土星が見えるかどうかのギリギリの処になります。

 まあ、撮影方法も、それほど誇るものでは無く、一脚にカメラを付け、一脚をスリットや棚を使って押さえつけ、ドームの中から半固定撮影です。数秒の露出であれば、何とかなります。しかし、有りもしない星が撮れるという方法ではありません。ブレて流れるというのなら判るのですが・・・。まっ、星図との同定に不備があるのかと諦めかけたところで、そう言えば写真星図も持っていると思い出しました。レンズで撮ったものなら、比較が容易なはずだという考えです。
 THE CAMBRIDGE Photographc Star Atlas と言うもので、確か洋書を取り扱う専門店で手に入れたと記憶しています。早速照らし合わせてみると、やはり星図の赤経赤緯の値による直線的な位置取りと、レンズによる平面化に違いが出ていて、同定のミスをしていたことが突き止められました。小さな範囲では違いが分からないくらいですが、広い範囲となるし収差の違い、球面を平面化する処理の方法の違いが出ました。
 だから何だと言われたら、まあ、それだけのことですとしか返せませんが、一応、原因がハッキリして気が済みました。

日の出直前の月
日の出直前の月
 そして、今日、20日(月)の朝、7時少し前にゴミ出しで玄関を出ると、西の空に満月が沈もうとしていました。ゴミ出しは急ぎでは無いので、カメラを持ち出して撮影をすることに決定。400mmを付けて玄関から撮影しました。入口にあるマツの枝の上に月があって、いかにも満月、撮れよ、お前!と言っているようです。
 時刻は7時ほんの少し前、構図を考えている内に7時を過ぎました。
 それで思い出したのですが、昨日の夕刻から夜にかけて撮影した時に月は出ていました。その前に勝手の窓から月が見えていましたので間違いありません。しかし、車庫の上にあるドームまで上がる道筋は屋外の階段です。滑り止めゴムは敷いていますが、庭を歩くだけでも転倒の危険が今はマックスです。手すりに手を添えて、慎重に動く必要があります。最も滑るのが今ということなのです。この雪の降り出しの時期は、上を見ながらツルッとなると、冗談では済みません。より冷えてくると、それほど滑らなくなるのですが、0度から-5度辺りでは、靴に冬用の滑り止めが付いていようと、体重の圧力で氷が融け、摩擦力が極小となります。完全に冷え込めば、それほど滑らなくなるのですが・・・。と言うことで、わー、綺麗だなどと、眺めながら動けば、玄関の階段で滑り、庭石の上で滑り、階段で滑り、ドームの入口の小上がりで滑ることになります。単にその場でコケたとしても50㎝とか1メートル程度の落下と同じことになりますから、年寄りとなった今、最も危険な時期と言えるでしょう。この時期はアイゼンの付いた靴が必要かも知れません。でも、それで引っかかって転倒という、笑えない事態も聞くことがあります。そう言うと、脅かしすぎかも知れませんが、お年寄りにとって転倒は、直接的なものだけで無く、間接的に寿命を縮める事件となり得ます。つまり、眺めるときは、歩きながらでは無く、足を止めて安全を確保してと言うことなわけです。まっ、手すりを付けて掴まれっと言うことでしょうか。
 と言うことで、玄関からドームまでの行き来で、空を眺めるのであれば足を止めて見るというのが当然ですので、寒い中、立ち止まることなんか考えもせずに、足元に集中して通過しているわけです。
 また、蛇足ながら、昨日、撮影した画像の状態を見ていて、星の写りが悪いなぁと思ったのですが、夕刻ということで納得していました。実の原因はほとんど満月の明るさだったのです。大都市の夜の照明は、月を越えてもっと明るいのですが、だからといって月が暗くなったわけではありません。満月が出ていれば夜中の散歩が十分出来るのですから。


★★2021年12月29日(水)払暁の月齢24.5

払暁の月齢24.5
 当地での日の出時刻は朝の7時ちょい過ぎです。目が覚めたのが7時前で、晴れて月が見えましたので、取り急ぎ、ドームへと上がりました。ここはグズグズしては居られません。日の出前に撮影したいものです。
 大急ぎでしたが、ミスも無く撮影は無事終わり、太陽が登ってきました。温度計は-12℃でした。
 月が細くなっていくときの月の明るさは、太っていくときに比べて、かなり暗くなります。満月を観察すると、月の左側に「嵐の大洋」を中心とする「海」があって少し暗くなっています。対して右側にも「豊かの海」や「静かの海」がありますが、「山岳地帯」が主であって、どちらが明るいかと言えば、一目で右側半分の方が明るく見えます。この為、右側が見える時期である上弦の月のほうが明るく、下弦の月が暗く見えることになります。
 また、月面の石の特徴で、照らされた方向へ反射する量が格段に多いことから、満月は強力に明るいのですが、半月や三日月では、満月の輝度は無く、面積も小さいので、格段に暗くなります。
 要は上弦の月と下弦の月では、上弦の月の方が明るくなります。今回の画像では、上半分を嵐の大洋が占めていて、そのため、より暗く見えるのです。