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   ★★2021年11月09日(火)紅葉の終わり
   ★★2021年11月19日(金)月蝕
   ★★2021年11月28日(日)雪


★★2021年11月09日(火)紅葉の終わり

 11月に入ると、広葉樹の紅葉は、あらかた落ちてしまいます。現況、北東端のノムラモミジを残して、ほとんど落ちています。こちらも、今日の午後から、風と共に、かなりの降雨量になると予報されているので、今日限りの様子です。対してドウダンツツジは、未だ頑張っています。しかし、日に日に落ちていくので、目立つ赤い色は、そう長くはないようです。
 もう少ししたら、冬囲いを始めないといけない時期となりました。
 玉物も、やはり縛らないといけません。結構体力が必要です。11月中には何とかしないと。

南東部分
 広葉樹の紅葉は北東端のノムラモミジを残して、ほとんど落ちています。対してドウダンツツジは、未だ頑張っていますが、日に日に落ちていくのが判ります。
 もう少ししたら、冬囲いを始めないといけない時期となりました。

コノテガシワ
 その中でも一番、大変になってきたのがコノテガシワです。毎年、縛ってきましたが、大きくなってきて段々と手が届かなくなってきています。初めて出会った頃は、せいぜい、腰や胸の高さだったのですが、もう、わたくしの背を越えるくらいなってしまっていますし、太さも括るのに両手に余る、つまり手が届かなくなっています。
 1度、縛らないでおいたところ、雪が降って積もると、上に伸びている枝を押し広げるように降り積もっていきました。放っておけばコノテガシワの[開き]になってしまうので、慌てて雪を払い、縛り付けたことがあります。それ以来、少なくとも上半分はキツく縛っています。

玄関横ドウダンツツジ
 ドウダンツツジでは、育って大きくなったものは、場所によっては雪を払う程度で済みますが、成長途中で、雪の深さに負ける背丈のものは、埋まって潰されてしまいます。雪は積もった後に、締まっていきます。その圧力は結構なモノで、ものによってはかなり太い枝でも折られてしまいます。玄関脇のドウダンが、広がりすぎていて、縄で縛ることが難しく、結局バキバキに折れてしまいました。それで再生中なのですが、広がりも背丈もなく、縛り上げることが出来ないので、どうするか考え中です。

ベニシタン
 ベニシタンは、場所的には、日陰にあるのものが多いようで、北側道路沿いの塀内側に多く分布しています。しかし、母家南側のような日当たりの良い場所にもありますから、日向が苦手というわけでも無いようです。濃い赤色の小さな実を沢山付けるのですが、一部、紅葉の時期に葉まで赤くなる株があります。赤い実と赤い葉が、何か不思議な感じで存在しています。
 上に伸びず、水平方向に伸びますので、低層を覆う下草のような立ち位置に見えます。しかし、やはり少しは持ち上がりますから、背の高めな雑草に埋もれることは無く、どんどん伸びていきます。

北東端ノムラモミジ
 ノムラモミジが広葉樹のトリを取っています。葉の量は元の三分の一から四分の一くらいだろうと思われます。元々空が見えないほど重なっていたのがスカスカです。こちらも、今回の前線通過で、綺麗さっぱりとなってしまうかも知れません。


★★2021年11月19日(金)月蝕

月蝕
 実は月蝕のことなんかすっかり忘れていました。とにかく頭が痒くなってしまい、風呂に飛び込み、キレイになったところで、カレンダーを見て食甚は6時頃だったか、などと思い出したくらいです。髪の毛を乾かすのは、後のこととしてなるべく拭き取って括り、カメラを2台抱えてドームに上がりました。撮りだしたのが18時38分です。食甚には間に合いました。

 しかし、風の強いこと。今日は強力な前線が通過し、激しい雨が降りました。そのまま風は収まらずに、大気の擾乱状態が続いています。撮った映像はISO1600で1/20秒程度の露出です。それなりに天体写真としては速いシャッターですが、レビュー画面で見てもシンチレーションが激しく、画像が乱れるのが判ります。これをISO6400に上げれば、1/80秒位のシャッターで、動きをもう少し止めることが出来ますが、それをやっても画像が乱れているのは、どうしようもありません。ISOはもっと上げることが出来ますが、上げても像の乱れの動きが止まるだけで、正常化するわけではないのです。
 望遠鏡の常識として、反射30㎝より、同架している屈折13㎝の方がシンチレーションの影響が小さくなるはずですが、同時に撮って比べても、画像の乱れは同じ程度です。言ってみれば、最悪の気流状態、大気は擾乱していて、撮影には向かない気象条件です。強い風も、まだ、ドームの中に居ますから、直接、風に煽られることはないのでそれほど寒くありませんが、ドームの脇でマイカメラを三脚に載せた嫁様は、風でかなり寒かったと話していました。
 言ってみれば、欠けた姿を見られただけでもラッキーと思うべきなのでしょう。

 さて、この月蝕、ギリギリで皆既とならないものですが、写り方としては前回の皆既とそう変わるものではありません。地球の大気による屈折のため、地球の影の境界はかなり曖昧となります。太陽が点光源であれば、影はスパッと際立ちますが、大きさがありますので、境目はぼやけますし、地球の影には大気の屈折で太陽光が回り込みます。その回り込む光は大気を通るときに短波長の紫側は散乱されて弱くなり、赤い方が残りますので、回り込む光は赤い部分が多くなって赤く見えるようになります。これが月蝕で月が赤く見える原理となります。そして、地球の影の中心が一番暗いところですので、影の中心に近づけば近づくほど暗くなります。

 太陽の視直径と月の視直径が、同程度で、月の方がやや大きいという微妙な関係があって、日食や月食という面白い現象が起こります。これが火星であれば、2つの小さな衛星がビュンビュン回っていますから、太陽面通過や、火星の影に入って見えなくなるという現象が起こることでしょう。しかし、あれよあれよという間に動いていますから、注目する現象になるのは難しそうです。

 もし、水星、金星、火星から地球を見たら、どう見えるでしょう。直径で本星の4分の1もある衛星が一ヶ月で回っているのです。太陽から見た場合は、一億五千万㎞の彼方ですから、球体として見えるはずもありませんが、角度で最大0.15度の角度で離れて見える伴星を持った明るい惑星の姿は、非常に目立つ星となるでしょう。まして、軌道上で、かなり近づく火星から見れば、本星と衛星ではなく、連星系として、人の目でも見ることの出来る不思議な星に見えるはずです。
 実は、そんな不思議星に我々は住んでいるのです。


★★2021年11月28日(日)

降雪 27日朝

降雪 28日朝

 2日間は荒れ模様という予報でした。予報通りに、気温が激下、雪が積もっています。とはいえ、厳寒の頃の厳しさではなく、本日中に木に降り積もった雪は融け、地面の雪も一日二日程度でなくなってしまうでしょう。
 さて、雪囲いをしなければならないので、少々気合いを入れて働かないといけません。まあ、毎年のことなんですが……。