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   ★★2021年08月06日(金) 玄関の花。フジ。キキョウ
   ★★2021年08月14日(土) コケオトギリソウ。ホタルブクロ最終か。キバナオニグモ。
   ★★2021年08月19日(木) オダマキの葉に水滴、フジの花、ホタルブクロ終盤、名称不詳の草と虫。
   ★★2021年08月21日(土) 強襲。 名称解決。
   ★★2021年08月22日(日) ホタルブクロ。ギンロバイ。
   ★★2021年08月29日(日) 秋のキノコ。アキアカネ、イトトンボ。


★★2020年08月06日(金) 玄関の花。フジ。キキョウ

玄関の花
玄関の花
 ユリ君達が全て開花し終わって、初めの頃に開花したしたユリ君は既に引退しています。寂しくなる前に、追加があって、所狭しと玄関を守るカエル君達は皆、花の影に隠れています。

フジ
フジ
 狂い咲きと呼ぶには、しばしば見かけるのですが、何かを勘違いしたのか、早々に花たちを落としたので危機を感じたのかは判りません。ただ、この頃に花を付けることがしばしばあります。こちらも放っておくとちゃんと種まで作りますので、花が終わったところでチョッキンする予定です。

キキョウ
キキョウ
 無事、キキョウの花が開きました。毎年やきもきします。とはいえ、それほど手を尽くしているわけではないので、なんなんですが、このキキョウ、多分、山の上の方にあった矮小種では無いかと思われます。だってご近所で咲いているのは、もっと背丈が高くなるんです。


★★2020年08月14日(土) コケオトギリソウ。ホタルブクロ最終か。キバナオニグモ。

コケオトギリソウ
コケオトギリソウ

 かなり前から、気にはなっていたのですが、調べようが無くて、放置していた注目植物が、かなりあります。そして、花が咲いたりすると、それを手がかりに追求すると、名称が判明することが多いのです。
 今回、判明したコケオトギリソウですが、花が咲いてもなかなか手間取っていたといういわくの付いた草です。
 玄関と敷地入口を繋ぐ渡り石の間に、背丈が低いながら直立する草が生える場所があります。他の草が緑色の葉なのに、濃い赤のグラデーションが付いていて、何だろうとは思っていたのですが。図鑑をみても、ピンと来ません。何しろ背丈も低く、付く花も極めて小さく、直径2ミリ程度しかありません。虫眼鏡を使っても詳細は難しいくらい小さいのです。
 ところが、今年、敷石が繋ぐ庭の方へ3メートル行ったところに、見たような草が生えています。今までも生えていたはずですが、気が付かなかったのでしょう。高さ13cm程に伸びて、花を付けています。何とその花、マクロレンズで苦労して撮っていた直径2ミリの花に比べて直径14ミリもあります。再び105ミリマクロレンズを用意して撮影しました。すると、雄しべが6本なのか8本なのかを悩んでいたのをあざ笑うかのように、実に沢山の雄しべが写し出されました。30本くらいでしょうか。牧野では5~8と記載されています。雌しべは3つ出ています。
 そうなると雄しべの数が20本以上の多数の扱いですから花弁5枚、子房上位または周位では、キンポウゲ科、バラ科、オトギリソウ科の3科に絞られます。ここで、雌しべが複数あるキンポウゲ科とバラ科は除外されて、オトギリソウ科が確定します。
 「おとぎり」は弟切の字で、この草が薬草で止血の効果があり、それを他人に漏らした弟を兄が斬り殺したという伝説からの命名とされています。その「伝説」というものに辿り着いていないので、更なる詳細が判りませんが、まあロクな話では無いでしょう。そして、手持ちの牧野学生版には本種より先にこのコケオトギリソウが載っていました。


ホタルブクロ

ホタルブクロ

 白いホタルブクロが見あたらなくなって、ガッカリしていたのですが、少し遅くなってから、ちゃんと復活してきて、ホッとしていました。もう一つ、つぼみがあります。そうなるとこれがラストにはならないのですが・・・。
 紫は色の濃い薄いの2種があり、3つ目に白があって、これで全てとなっています。また来年。

 他にも、庭全体に広がる勢いのオダマキは、基本青とその濃淡、白と淡いピンク、鮮やかな紅があったのですが、紅はもう何年も前に出現しなくなって残念に思っています。こればっかりは復活は無いでしょうから。


キバナオニグモ
キバナオニグモ
 蜘蛛(くも)君が弱点となっている方がいらっしゃるかも知れませんので、ぼかしを入れています。クリックすると例の如く拡大画像となりますが、そちらはぼかしを入れていませんので、弱い方は決してクリックしないようにしていただければと存じます。怖いもの見たさの方は、どうぞ一発。

 さて、この蜘蛛君ですが、体長(頭からお尻まで)が3㎝を越えています。さすがはオニと付くだけのことはあります。更に足は長く足を伸ばすと端から端まで10㎝近くあるはずです。蜘蛛の巣を作る時は、最も一般的な中心からの放射状ラインを作り、そこに渦巻き状の横線を入れた奴を作るそうです。我が家ではわたくしがそんな罠にかかりたくないので、そんなものが出来たらたちまち破ってしまうので、ありませんが・・・。
 そんな蜘蛛君が、何故、写っているのかというと、嫁様が庭木を剪定していて、落とした枝葉を回収しているときに、派手な模様入りのかたまり、キノコかと思ったところ、逃げ出したので巨大蜘蛛と気付いたのです。カメラを持って来いとの指示で駆け付けると、隠れながら逃走する蜘蛛、派手な背中の模様で追跡は楽です。それで撮影出来た次第。
 だいたい派手な奴は毒入りと思っていたので、触るのは避けましたが、調べたところ毒は所持しておらず、しかしながら攻撃として噛むことはあるそうです。普通は隠れたり逃走を図るので、危険なモノでは無いようです。

 いわゆる不快害虫を捕食することから益虫と言えるのですが、その外観が不快であると感じる方々が多くなり、残念ながら害虫扱いとすることが増えているそうです。タランチュラが人を襲う話が映画や動画で流されることも影響しているかも知れません。確かに毒を持つヤツも居ますが、ほとんどは臆病で、大きな生き物が来ればサッサと逃げるのが蜘蛛なんですが・・・。絹を引き裂く悲鳴と共に「クモッイヤー」と言われて忌避される蜘蛛君を見ると・・・うーん、どちらかと言えば人類の味方なんですけれど・・・。


★★2021年08月19日(木) オダマキの葉に水滴。フジの花。ホタルブクロ終盤。名称不詳の草と虫。

オダマキの葉に水滴
オダマキの葉に水滴
 雨上がりには、葉の上に雨が残っていることがあります。特に撥水性の高い種類の葉は、水滴が大きくなっていることがあります。オダマキの葉は、表面に短いがビッシリとありますので、良く水を弾きます。それでかなり大きな玉になっていることが多々あります。この為、雨が上がって太陽が出るとキラキラ輝いて見えます。ちょっとした風で揺れると落ちますし、乾くのも早いですから、雨上がりに常に見かけるワケでもありません。

フジの花
フジの花
 咲く時期を勘違いして花を付けるのは、それなりにあります、しかしこちらは、早々に咲いた花を切り落としてしまったので、花芽を付け、更にわたくしがそれを切り落としていた中で、見逃した一品では無いかと考えています。8月6日に全て落としたはずなのですが・・・。

ホタルブクロ終盤
ホタルブクロ終盤
 こちらが各色最後のホタルブクロだろうと思われます。14日に最後かな、でも花芽はあると見ていました。それが、ちゃんと成長して立派に咲いてくれました。今度こそ、また来年。

名称不詳の草と虫
名称不詳の草と虫
 この何年かに出て来て、毎年、かなり大きくなる「雑草」なのですが、花を付けさせたことがなく、名称不明のままサッサと抜いていました。今年は花まで咲かせて名称の特定をしようと思っていたのですが、なんと赤い虫、体長3ミリくらいでしょうか、沢山、びっしりに近いほどくっついて汁を吸っているように見受けられます。もしかすると、昨年以前は気付いていなかったのかも知れません。気付いていれば必ず撮影したはずですから、画像を調べてみました。ありません。うーん、気付かないはずは無いのですが・・・。
 取りあえずですが、今期、一度も使っていなかった殺虫殺菌剤、この辺りに最も効きそうな奴を選んで1リットル半ほど用意して、十数本あるこの雑草に散布しました。この散布の際に霧状にして撒くのと、それより一段大きい小さな水玉状にする方法がノズルで選択出来ましたので、やや風があることから水滴状で散布しました。
 撒いた後で観察したところ虫の動きが、ほぼ止まっていることから、効いているだろうと判断し、母家で昼食の後に今一度見に行くと、虫たちが吸っていたであろう跡、黒い点となっていましたが、それを残してほとんどが地面に落ちていました。「アブラムシ、ケムシ、うどんこ病、白さび病はおまかせください」という薬品です。薬はよく効いたと思われます。
 そして、気付いたことがもう一つ、草の生長ポイントである上の部分が、くったりとしだれていたのが、かなり改善して、中には真っ直ぐに天に向いている株もあります。それだけ吸われていたのでしょう。
 この草、葉から単子葉類で無いことだけは判っています。次の分類が合弁花か離弁花ですので、花を観察出来れば、ほぼ種類を間違いなく特定出来るでしょう。その為だけに、抜かずに殺虫剤を撒いたのですから。


★★2021年08月21日(土) 強襲。 名称解決。

強襲 ハト5羽
強襲
 昨日、庭でハトかカラスによる低空飛行の羽ばたきを聞いていました。そして今日、午後にエサを追加した餌台に5羽のハトが現れました。お初です。
 もの凄い勢いで、エサを漁っています。これを見ると平和の象徴とされたりしているイメージがガラガラと崩れていきます。また、公園等でエサが撒かれ啄んでいる”平和な姿”が実は獰猛な動物であったことにショックを受ける方がいるでしょう。

様子をうかがうハト
 スズ吉達であれば、庭に面する窓の網戸を開けただけで、退避行動に入り、近くの樹へと隠れます。そして、半数以上は次のエサポイント?へと移動します。ところがハト(カワラバト(ドバト)、体長30~35cm)たちは、わたくしがウッドデッキに出ないと退避しません。そして、退避した先は裏の家の屋根、目と鼻の先で、こちらをうかがっています。
 もっと大きなカラス(50~56cm)でさえ、わたくしが姿を見せると最大戦速で逃走するのに、こいつらはのうのうと様子見をしています。人慣れしているというか、普段から攻撃されていないのでしょう。
 餌台は屋根と餌台の間隔を細かく調整出来るようにしていて、トライアンドエラーでカラスが入れない高さに決めています。カラスは中のエサを啄もうとしても出来ないのです。カラスは意外と大きな鳥で、それより小さい、キジバト(33cm)やヒヨドリ(27.5cm)は、少々窮屈ですが、エサをとることが出来ます。こちらとしては、キジバトやヒヨドリは夫婦で我が家を訪問することが多く、餌台に入る上限種と見なしているので、この値です。ヒヨドリは過去にモクレンの木に巣をかけて出来た子孫がやって来ています。
 そして、ハト(カワラバト(ドバト))も、同じような体長であって、餌台に入ることが出来ます。今まで、入ってこなかっただけなのです。このまま餌台を置いて給餌していると、ハトが支配領域として主張することが容易に想像出来ます。それで、餌台を撤去しました。もし復活させる場合でも、屋根を数㎝下げて、スズ吉達しか入れない高さにしなければならないでしょう。ご免ねキジバト夫妻とヒヨドリ君。

 山越えと距離があるので、さすがにここまでは入り込んで来ませんが、お隣の苫小牧市内は全市海沿いと言っても良いので、カモメがエサを取りに来ます。遠目に見ると大きさが判らないので、来てるわーで済みますが、ヒッチコックの恐怖映画The Birds邦名”鳥”にスズ吉やカモメが出て来て、大変に怖いシーンがあります。全長60㎝越えのカモメ軍団が、一斉に襲いかかって来るのは、そりゃあ怖いです。カラスより一回り大きいし、一匹二匹なら何とかなっても多勢となれば、分が悪くなります。それに、奴らって良く見ると目つきも鋭いし、凶悪感がヒシヒシと伝わってきて・・・。

名称解決
 19日に名称不詳とした草と虫ですが、『セイタカアワダチソウ』と『セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ』であることが判明しました。どの様な草なのか、虫なのか等について興味のある方は、ググるなりなんなりで答えに辿りつけるはずですので、書き写しは止めておきます。我が家での扱いは雑草です。駆除対象です。
 そこで、全力で抜きました。地下茎で増えるので抜けば済むというものでは無く、徹底的にやるには掘り起こして根から駆除しないと駄目です。しかし、その方法は新しく木を入れ替えると言うのであれば可能ですが、生えてきたら抜くしか無いかと。取りあえず、ちょっと出て来たというのも含め、目に付いたものは抜きました。赤いアブラムシが付いていたら、気持ち悪くて手袋してても嫌だと思っていたのですが、それらは既に死滅しているので、見逃したごく小さいもの以外は駆除完了です。意外と広く成育域を広げていました。


★★2021年08月22日(日) ホタルブクロ。ギンロバイ。

ホタルブクロ
ホタルブクロ

 今期最後に近づいていると思われます。母家側から見た限りでは他に花が見あたりません。徹底捜索を敢行したわけでは無いので、絶対ではありませんが。
 日向で咲いているものもありますが、もしかするとカンカン照りの処は不得意なのかもしれません。それでも、日陰で直射日光が決して当たらないようなところで、やっと咲いた様子です。成長具合も小さく全長5㎝を切っています。

ギンロバイ
キンロバイ
 キンロバイの株は幾つかあるのですが、今年は、いっぺんに咲いて見た目が花だらけになるという形では無く、開花がそれぞれ時期がずれていて次々と交替している様子です。数的には足りなくて、見た目寂しげですが、咲いた花の数は例年より多いのでは無いかと思っています。それでも、さすがに終盤の様子です。8月の初めのとんでもない熱波は、再び訪れず、庭は秋の様相を示そうとしています。


★★2021年08月29日(日) 秋のキノコ。アキアカネ、イトトンボ。

秋のキノコ
秋のキノコ
 庭木の剪定をしていた嫁様から呼び出しを受けました。すわっ事件かっ、とカメラを抱えて駆け付けると、きのこ君達でした。
 温帯地方では、夏は真上近くから太陽が照りつけますが、他の季節は低くなります。もう少し正確に言うと、太陽が一番天頂に近くなるのは夏至の日です。夏至からは太陽の最大高度は低くなっていくのですが、地球だって照らした瞬間に暑くなるわけでは無く、時間がかかります。太陽が最も強力に照らすのは夏至の時期ですが、地面や海水が暖まるまでには時間がかかります。そして、暖まった地面や海水からの熱で気温が最も上がるのは夏至に遅れて1~2ヶ月ほど後になるのです。冬も同じで、一番太陽が低くなるのが冬至です。しかし、最も寒くなるのはそれ以降の2月頃ということになります。
 さて、キノコが生えやすいのは湿気っているところと言うのは常識です。それで言えば、日当たりの良い庭の真ん中でキノコは生えないはずです。しかし、この場所では、そこそこキノコを見つける場所です。午後からは南側にある高木の影に入るということもあるかも知れませんが、暗くてジメジメしているわけではありません。また、8月の初めは熱波にやられましたが、その後長雨となって中旬過ぎに回復したところです。
 キノコが出来る何らかの条件が揃っていることは確かでしょう。その条件が知りたいものです。

アキアカネ。イトトンボ。

アキアカネ。

イトトンボ。
イトトンボ。
 トンボが出て来ると夏と言うよりは秋の気分が出ます。今日は午前中は太陽が強く射していたので、昼過ぎくらいから帽子を被って庭に出てみました。するとトンボが飛んでいます。カメラを持って一回りするうちに、枝先に止まって休憩中のトンボ君達を撮ることが出来ました。そして、3時過ぎには雲が厚くなり、少し暗くなってきました。雲が厚くなってきて、それほど気温が上がらず、もう秋かと思うくらいの過ごしやすい気温です。