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   ★★2021年05月01日(土)ようやく開花・芝桜&桜、オダマキの葉の水滴、そして地震
   ★★2021年05月04日(火)玄関の花、鳥の餌台アトリ科シメ君とヒヨドリ君それにキジバト君、ショウジョウバカマ
   ★★2021年05月08日(土)桜並木、水仙、桜、蕾開く、彩雲、ヒタキ科ウグイス
   ★★2021年05月18日(火)ドライフラワー、アルストロメリア、芝桜、モクレン、キバナシャクナゲ、オダマキ
   ★★2021年05月20日(木)イワギキョウ芽吹く、ヒヨドリ君常連化?
   ★★2021年05月24日(月)オダマキ、ノダフジ、イワギキョウ順調
   ★★2021年05月26日(水)オダマキ、マルハナバチ、スズラン、そして月食


★★2021年05月01日(土)ようやく開花・芝桜&桜、オダマキの葉の水滴、そして地震

芝桜 
 芝桜(シバザクラ)が昨今では一般名称になっているように思いますが、牧野の項目としてはありません。牧野に載っているのはハナツメクサ(花爪草)で、はなしのぶ科フロックス属です。異名としてモスフロックスとシバザクラがあげられています。米国東部原産の多年草で、地面を這ってカーペット状と記載されています。
 対して、単にサクラと呼ばれている木は、バラ科サクラ属で、ウバヒガンやヤマザクラ、シナミザクラ等が原種に近いらしく、交配種としてソメイヨシノが有名です。
 つまり、サクラと付いていても、シバザクラは花も枝振りも似ていないのですから詐称と言っても良いでしょう。しかし、売り物としてサクラを使いたいというのは、やはり日本人向け? 
 ところで、シバザクラの画像中心近くの二輪の花弁が四枚しかありません。成長途中で欠損したような感じでは無く、素のまま十字になっています。たまたま、何かの理由で欠損し四つになったというのであれば、無いわけでは無いねぇで済むことなんですが、ちょっと他の株も見ておきましょう。

オダマキの葉+水滴
 雨上がりに、葉の表面の撥水性が良い種類に、雨粒が大きな玉になって乗っていることがあります。叩きつけるような雨で無く、しとしとと降るよな雨が溜まりやすいようです。北海道のすぐ東側を北上した台風並の低気圧が、叩きつけるような雨をもたらしたのですが、通り過ぎた後は、霧雨プラスαのような雨をほんの少し残して遠ざかっていきました。その結果、1㎝を越えるような水玉が丁度乗っかりやすい形に成長したオダマキの葉に乗っかったままになっています。オダマキの葉は、表面に撥水性の小さな毛が生えていて、雨粒は弾きますし、水の中に入れても濡れてしまうことがありません。多雨地帯向け仕様と見て良いでしょう。


そして地震
 午前10時半頃、コンピューターの前に座って作業をしていました。すると、何やら揺れています。遂に仕事をやりすぎて(嘘つきっ)、目眩かと思ったのですが、確かに地面からの揺れです。揺れを揺れとして捉えた後、初期微動かっ、と恐れながらも、縦揺れでは無かったので直下では無さそうだと踏んでいました。つまり揺れはP波では無く主要動のS波と判断しました。どう見ても震度は2程度。付けたTVは、緊急速報の段階で、地震への注意をしていましたが、1分も経たずに、震度情報になりました。震源は宮城県沖で最大震度5強、今の耐震基準を守っていれば、慌てないで冷静に行動すれば被害は無いハズ。
 ニュースサイトにあった、何処かのアパートの外回りの階段が落ちて住人が亡くなったのは、地震とは別で階段の施工がマズかったらしいというので調べている最中だとか。昭和二、三十年代のことかと思いました。


★★2021年05月04日(火)玄関の花、鳥の餌台アトリ科シメ君とヒヨドリ君それにキジバト君、ショウジョウバカマ

玄関の花
アルストロメリア
 今日も玄関を、少し華やかに飾っています。

鳥の餌台
 常連さんはスズ吉君達ですが、結構頻繁に、他の種類も立ち寄ります。最近、餌台に載せる餌を精米から、くず米に替えたところ、スズ吉君達には不評です。他に無ければ来ているようですが・・・。
 カラスもたまに来て頭を突っ込もうとするのですが、それが出来ないようなサイズと構造にしていますので、恨みがましい目つきで飛び去っていきます。勿論、来たら、問答無用で威嚇しちゃいますがね。
 くず米に切り替えても、野鳥に近い鳥たちは、やってくる頻度が変わりません。スズ吉達は口が肥えたようですので、お仕置きです。

アトリ科シメ君
 頻繁にではありませんが、たまに見かけます。特徴的な体色を持ち一目で見分けられます。

ヒヨドリ君
 多分ですが、2018年8月中旬に我が家のモクレンへ巣をかけたヒヨドリが産んだ五羽の内の一羽だろうと思われます。それらしい若い固体を2~3羽見ています。

キジバト
 こちらもほとんど常連で、毎年見かけています。昨年から二羽で見かけるようになりました。単独でやって、ここで待ち合わせ? 合流?をしているかのような行動をしています。


庭の奥からショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
 庭の奥、隣家に近い一帯にショウジョウバカマが幾つかのコロニーを作っています。結構珍しい花らしいのですが、生息範囲を広げていて、株数が増えています。大抵、枯葉に埋もれているのですが、出て来たのを見つけると、枯葉を除けて光り当たりが良いようにしています。
 花の茎の部分がどんどん長くなって背丈が高くなります。


★★2021年05月08日(土)桜並木、水仙、桜、蕾開く、彩雲、ヒタキ科ウグイス

桜並木

 歩いて10分掛からないくらいのご近所にある、そこそこ知名度のある桜並木です。ほぼ満開のようで、嫁様がカメラを抱えて出かけていきました。例年、満開の頃だけですが、結構な人出があったのですが、さすがに今は、それほどの人は居らず、車でちょっと来て、降りずにすぐ帰っていく方々がほとんどのようです。この景色に合わせて庭バーベキューをやっている道路沿いの家もあったのですが、さすがにやっていませんよねぇ?

水仙

 今年の水仙は、3つで、かなり少ないし、別のもう一株は、これから花芽を付ける段階で、どうも栄養が足りないようです。付けるのかも少々疑問。心なしか花も小さいような気が。ちょっとてこ入れが必要か。



 桜は無事満開となっていますが、こちらも元気があるとは言えない様子があります。施肥等の対策について調査が必要でしょう。

蕾開く アルストロメリア

 花瓶にまとめている内に蕾だけ落ちてしまったのですが、可哀想に思った嫁様がキャップに水を入れて置いておいたところ、花が開きました。さすがに次世代へ繋ぐのは難しそうですが、頑張るものです。

彩雲

 陽が段々降りてきた午後4時過ぎ、窓から首を出して空の様子を見ると、太陽が薄目の雲に被われています。色が付いています。
 リング状に見えるようなときもありますが、結構ハッキリと色が付いていますので、彩雲と判断しました。希少性としては虹と同じくらいのレベルだと専門書にありましたので、そこそこ珍しい現象でしょう。ちなみに虹というのも、知名度は高いのですが、そこそこレアで珍しい現象です。常に空を観察している状態で年に2回程度見ることが出来るというのが目安だそうです。


ウグイス

 チャッチャッという鳴き声で窓を開けて見ると、2羽の鳥が庭の木の梢にいました。カメラを出している内に、向こうを向いていた2羽は向きをこちらに向けています。警戒されたのでしょう。
 背中側をもっと確認したいし、撮りたいのですが、どうもこちらを注視しています。それでもちょっと倍率の高い単眼鏡で確認すると、わずかに見える背中側の配色からして、メジロでは無くウグイスであることは、間違いありません。余談ながら、うぐいす色という緑バッチリ系の色を決めたのは、誰なんでしょうかねぇ。
 春からホーホケキョの鳴き声は近くで聞こえていましたので、近所に居るのは判っていましたし、過去に餌台にも来たことがあります。2羽がつがいかは判りませんが、明らかに体長が違いますから、小さい方がメス、大きい方がオスでつがいの可能性が高いでしょう。その手の解説書や図鑑に寄れば、子育ては都市部から山間に入ると記載されています。

 当地は丘と言うよりは、もう少し大きめの、なだらかに高まっていく丘陵地帯の斜面を切り開いた場所で、約10平方キロメートル弱あり、中央部と東側は企業向け、西側が住宅地として区画されています。入口側から開発されて段々と奥に進むにつれて標高が上がります。住宅地の最も低いところでも標高は54mあり、住宅地の中頃で75メートル、それより奥は、大まか平らとなっています。JR駅の標高が17mで、市中はそれほど高低の差はありません。ですから、市内から当地へ向かう道路は、高速道路を潜った辺りから上り坂となり、工業団地行きの分岐からは、どちらも結構な上り坂となっています。歩きや自転車では、高低差と距離から大変ですが、なあに車であれば、スロットルを踏むだけです。(ママチャリでおばちゃんに負けて凹んでいたのは秘密でも何でもありません。電動アシストなんて知らなかったんです)
 さて、つまり当地の周囲は森林地帯、原生林そのままで、林道もありますが、迷ってスマホの電源が切れたら帰ってこられないかも知れません。従って、外周を区切る道の外側は、手の入っていない自然林です。ですから、野鳥も大変に多く見かけることになります。クマも居るようですがね。そう言えば小学校の校庭にクマが出たとか・・・。


★★2021年05月18日(火)ドライフラワー、アルストロメリア、芝桜、モクレン、キバナシャクナゲ、オダマキ

ドライフラワー

 切り花を散り落ちる前に、逆さにぶら下げて乾燥すると、そのままドライフラワーになります。生花より更に長持ちします。かなり長い間、色が持ちますので、枯れ出す前に水切りしてやることで、更に楽しむことができるわけです。まあ、出来る種類もあれば、出来ないのもあります。

アルストロメリア



 こちらは、現行の生花です。なかなか華やかな彩りと形で楽しませてくれます。


芝桜

 5月も中が過ぎると、芝桜の季節となります。まだまだこれで、咲きだしたというところです。しかしながら、例年から見れば、栄養が足りなさそうな様子があって、花の後にでも手入れが必要と見られます。特に成長の為の養分が不足している具合が見られますので、手を入れないといけませんし、他の少し背丈のある草やコケ達との競合に負けている部分が目に付きます。光合成は背の高い方が有利ですからね。こちらは駆除しか選択肢がありません。雨続きの年では、特にコケに負け、背丈が少しでも負ける草の葉にも駆逐されてしまいます。日差しと乾燥には結構、強そうなのですが・・・。
 そうそう、スイセンですが、別のカブでの花を期待していたのですが、今年は花を咲かせませんでした。成長が足らず、やはり栄養不足と言うところです。要施肥。

モクレン

 花は、ほぼ一斉に開きます。但し、こちらも栄養不足の為と見られる成長の遅れが見られます。光合成で必要成分を作るとは言え、養分の全てを作れるわけではありません。こちらも施肥を求めています。要手入れ。

キバナシャクナゲ

 どちらかと言えば、高山植物です。成長が遅く、株が大きくなったようには見えませんが、毎年、天候や気温に対してあまり変化が無く、同じくらいの花を咲かせています。この類の仲間は、下手に強力な肥料を入れると枯れてしまうことがあるそうです。

オダマキ

 今年は、やや早いくらいでしょうか。日当たりの良いところで一斉に小さめの花を開いています。地面を被うような生え方では無く、芝桜と同居して花を開きます。


★★2021年05月20日(木)イワギキョウ芽吹く、ヒヨドリ君常連化?

イワギキョウ

 期日的にイワギキョウが出て来ても良い位というか、出てないとマズイくらいに思って、該当の場所を注視すると、芽が出ていました。暗紫の出て来たばかりの芽が3本あります。高さ3ミリから4ミリくらいで、ボヤッと見ていたら見逃すでしょう。でも、これは間違いありません。しかし、他に2箇所、出てくるはずなのですが、そちらの方は未だのようです。昨年は5月19日に最初の芽を見つけ、8月2日に開花しました。今年も同じくらいの予定表でしょうか。

 ところで別件ですが、このちょっとした空きの場所に、他の芽が2つほどあります。2枚目と3枚目の画像の中にあるのがそれですが、何が出て来るのでしょうか。このスペースはイワギキョウ用にわざわざ空けていて、肥料を多少施し、芝桜も押し戻しているので、他の方々には遠慮して戴きたいのですが……。

ヒヨドリとスズメ

 何度も登場しているヒヨドリ君ですが、やはり餌場の1つとして認識しているようです。来る頻度が上がっているような……。今日は珍しくスズ吉達を追い払うでも無く、無心に啄んでいます。腹減って、最後の頼みで来たのなら、少々問題ですが、また、モクレンに巣をかけたとしても大目に見てやりましょうか。まあ、それ以前に、このところ単独で来ているような気がします。


★★2021年05月24日(月)オダマキ、ノダフジ、イワギキョウ順調
オダマキ

 オダマキの仲間達も日当たりの良い順か、花が開いていきます。中でも紫が一番豪華そうに見えます。また、青でも薄目のものや斑入りのものもが特に目を引きます。勿論、定番の紺地のものが目立たないというわけではありません。何度も肥料が足りなめというのも、これから改善です。ドーンと買い込んで来ましたので、順に施肥していく予定です。

ノダフジ

 こちらは花芽を付け、成長の早いところが広がってきています。遠くからも薄い紫が見えます。藤棚を作って支えているのですが、昨年、一部に損壊があって、直すかどうかを考え中です。しかし、枝が絡み込んでいて、そのまま作り直すのが、かなり難しい状況になっています。完全に自立しているかというと、ちょっと自信が無い状態ですので、補修という形が取れるかどうか。様子を見るにも、手入れをするのにも、足場を組まないとイケナイので、二の足を踏んでいます。

イワギキョウ順調

 3本並んでいた内の両サイドの芽が、成長して、葉の部分が明瞭になって、イワギキョウの葉であることが確信出来ました。3本の間の芽は成長が遅いようです。ただ、この場所で芽を出し葉を出そうとすると2つに挟まれて、日陰者になってしまいそうです。また、その周りにあった芽は、どうも葉っぱからすると現在この付近で駆逐対象になっているもののようです。もう少し待って、確かになったら根ごと処理ということにします。
 また、ここには他に2株はあるはずなのですが、今のところ芽を見つけていません。いきなり地面にねじ込む強力な施肥は危険ですので、芽が出たところのそばに、ほんの数粒分をピンセットで差し込むくらいしか、手が無さそうです。肥料は今日、手に入れてきています。弱っているところへも順次、投入の予定です。希望としてはカンフル剤のように効けば嬉しいのですが・・・。


★★2021年05月26日(水)オダマキ、マルハナバチ、スズラン、そして月食

オダマキ

 オダマキの花期ピーク辺りだと思います。地の栄養不足、天の日照不足等でダメージが大きいものたちが目に付く中、オダマキは、あまり変わりが無いように見えます。気が付かないだけかも知れませんが。

マルハナバチ

 オダマキを撮る為に回っていると、ブーンという飛翔音と共にやってくるのがマルハナバチです。マルハナバチは、蜂達の中では穏健派で、ぶつかったり誤って叩いてしまっても攻撃態勢に入って襲ってくると言うことがありません。何気に花粉集めを続けるだけです。地面に巣を作るというか、石の隙間等を巣にするようです。
 当庭では、ほとんど他のハチ種を見かけませんが、見かけたら巣が無いか、目を凝らして探す事態となります。凶悪にも刺すヤツが居ますからね。

スズラン

 毎年、何処かには葉を出して花を付けます。葉はあるのですが、花を付けているのは今年は1つしか見つけていないので、少々、心配しています。

そして月食

 皆既直前まで、薄雲の中で、まあ、運が無いねぇと諦めていたのですが、ギリギリになって雲が切れてきました。ドームに上がって、用意を済ませ、40cmで入れると、月が視野を越えて広がっています。さすがスーパームーン。大きいです。すぐ13cmの副鏡に切り替えて直焦点で撮影しました。しかし、雲が完全に無くなったのでは無く、未だモヤモヤと動いています。月食は頻度も多く、2~3時間かかりますので、天文イベントとしては優秀なものです。肉眼でも安全に見ることが出来ます。しかし、視直径0.5度程度のものですから、それほど良く見ることが出来るわけではありません。
 今回は、最も暗くなった状態でも月面に大きな明るさの差があり、皆既月食とは言え、本影の中でも明るさがかなり違うということが、よく判りました。本影の中心に近づくほど月面は暗くなりますので、蝕が深ければ月面はもっと暗くなるわけです。そして、月が赤くなるのは、夕焼けと同じ原理で、大気中を通過した太陽光の紫、青側が散乱して青空を作り、赤側の光が通過、屈折して内側に曲がり、月食の月を照らすので月面が赤くなるのです。
 また、かなり像が乱れています。これは大気の擾乱によるもので、直前まで雲があり、それもかなりの速度で移動していました。月の縁に注目すると、陽炎のように沸き立っています。望遠鏡の像を直接見ると、この沸き立っている状態がかなりの速度で動いているのが判ります。こんな気象条件の時は、撮影なんかしないで、ふて寝するのが一番なのですが、こんな時ですので、撮れただけラッキーな事です。


 その後、月蝕が終了し、元に戻った満月は、薄雲が付きまとい、肉眼ではほとんど海の存在が見えない状態で、のっぺりとした姿を見せていました。月蝕の皆既直前から復円までの間だけ、雲が切れていたようです。サダルスードの御陰でしょう。幸運中の幸運、アクエリアス・ベータ星でしたっけ。あれっ、誰・・・・。あっ、睨まないでっ。お許しを。