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   ★★2021年04月01日(木)黄砂収まる? ユリ開く
   ★★2021年04月11日(日)芽吹きの季節、玄関も頑張る
   ★★2021年04月23日(金)福寿草、玉咲きサクラソウ、サンシュユ、そして玄関のアルストロメリア
   ★★2021年04月24日(土)月齢11.4 月面北西端 虹の入り江付近


★★2021年04月01日(木)黄砂収まる? ユリ開く
黄砂収まる?
 先月末、ジェット気流に乗って黄砂が来ると報道されました。
 砂と名付けられていますが、砂場の砂のような粒が見えるようなものでは無く、粉です。小さな粒の為に、大気中に巻き上げられて高層に持ち上げられると、落ちてくるまでに数日からある程度の期間が必要となります。
 そして、大気中に滞留して青く見える空の色を薄くします。
 空の青は、窒素や酸素の分子レベルの粒子によって、可視光の短い側の光が散乱されることから起こる現象です。だから、長い間大気中を通ってきた日没や日の出の太陽の色は、紫や青、緑側が削られて、オレンジ色や赤に見えることになります。
 その大気の中に、もっと大きな粒子が入り込みます。すると分子レベルよりはもっと大きな粒子ですから、色=波長の違いの差なんか関係なく、光を散乱させますから、曇り空のような白っぽい空となるわけです。

 さて、能書きが長くなりました。カメラの自動色調整を止めて、マニュアルで撮れば条件を同じに出来ますし、同じレンズを使えば、変化が判るはずです。本当であれば、同じ時刻という条件も欲しいくらいですが、研究論文でもありませんので、この程度で。
 この程度の違いであれば、画像調整で何とかなってしまう範囲ではあります。それで、撮って出しを載せています。ちなみに対角魚眼を使っていますので、肉眼で見えるよりも広い範囲を写しています。

ユリ開く
 何時も嫁様が蕾で買ってくるユリ君です。順番に開いていって、開いた途端に花粉が拭き取られてしまいます。今回は珍しく、3輪が次々と開いて、魔の手が伸びる前に撮影に成功しましたっ。


★★2021年04月11日(日)芽吹きの季節、玄関も頑張る


 4月に入ってからドカ雪が来るかもと言う情報が流れました。しかし、雪が舞って雪だっ、という程度の様子でした。片付けた除雪道具を出してこないとダメかと覚悟していたところでの肩透かしでした。
 久々の本業(?)でデスマーチが鳴り続けた脳内をリフレッシュさせようと、庭に出ると、このところ毎年、一番のクロッカスが咲く場所に葉が出ていました。ここのクロッカスは確か白です。続いて、既に咲いていたのを嬉しく眺めていた雪割草ですが、花芽が続いていましたので期待していました。今日見ると、2輪が花を開いています。こちらは定番、鉄板の場所です。



 玄関も頑張っています。濃いピンクとオレンジ色の小さめのバラが参入しています。白いカーネーションとアルストロメリアも、まだまだ生き残りをかけて挑戦中です。環境が良いのか、長持ちするのは何時ものことです。


★★2021年04月23日(金)福寿草、玉咲きサクラソウ、サンシュユ、そして玄関のアルストロメリア

福寿草
 福寿草が顔を出すポイントが幾つかあるなかで、一番大きな株の場所です。毎年、もう一、二輪咲くのですが、今年は4輪で打ち止めのようです。その近くに同じ葉っぱが出ている事に気が付きました。株分けしたわけでは無いのですが、増える条件を満たしたのでしょう。早ければ来年、花を付けてくれるかも知れません。

玉咲きサクラソウ
 増やそうとしていないのですが、毎年、新たなポイントが現れて、増えていきます。勿論、引っこ抜いてお陀仏にするなんてことは、○○や××達でなければしません。大抵、最初の年は玉にならずに、玉もどきですが、次の年は立派になります。そして、繋がっているのかも知れませんが、隣に新たな芽を出して増えていきます。さあ、頑張れ。
 で、あらためて庭を見ていて思い出しました。今年はクロッカスの花を撮っていない・・・。葉っぱを撮っただけ。あれれっ?

サンシュユ
 サンシュユは、ちょっと変わった形の花を付けます。黄色で青空によく目立ちます。

玄関のアルストロメリア
 春になると花屋さんの品揃えも増えてきます。持ちが良くて多彩な色を楽しめるアルストロメリアは人気があるように思えますが、花屋さんで仕事をしたことはありませんから、どれだけを占めているというような営業上、筆数の情報は知りません。綺麗で長持ち、それで充分です。まあ、手に入れてくるのは、嫁様です。


★★2021年04月24日(土)月齢11.4 月面北西端 虹の入り江付近


 厳しい冬が明けて春らしい空が広がります。ただし、春霞でぼやけた空よりも、厳寒の凍てついて動かない空の方が良いといえば良いのですが、体が持ちません。
 4月もこの頃になると、鳥たちも活発で、スズ吉君達だけで無く、先ほどはホーホケキョッという声が聞こえています。毎年やって来ます。

 久しぶりに虹の入り江を見ました。肉眼では勿論無理ですが、望遠鏡という装置を頼ると、その性能と経験で、それなりに見えます。
 赤道儀で不具合が出て、破損クランプの交換により復活しました。その再組み上げをしたときに、主鏡副鏡ガイド鏡、3本の同期をしたはずだったのですが、実はやっていないことが、やっと判明しました。チャンスは3回もあったのに見逃していました。赤道儀が帰ってきて組み上げたときに、ちゃんとチェックしていれば。これが当然の第一チャンス。次が本格的に雪が積もる前にと12月6日、調整をしたつもりで8㎝屈折の同期をしていながら、13㎝の方を忘れていたというのが真相です。その後も、月を導入しようとして13㎝を使ったら30㎝主鏡に入ってこないという事例、これが3回目です。そして昨夜、遂に、やっと気付いたという次第です。3本の鏡筒それぞれに個別に付いているファインダーは、その鏡筒にちゃんと合っているので、どれかがダメでも、1つを使えばすむので、13㎝屈折だけが同期していなかったことに、気付かなかったということでした。言い訳をすれば、たとえ昼間でも、着込んでいても、厳しい冬の低温の中、コタツが暖まるまで待っているような悠長なことは出来ません。ササッと撮影して、ササッと暖かい母家へ、と言うことが、気付かない原因の第一です。普通はそれぞれのファインダーを覗きますし、30センチ主鏡のファインダーが覗きにくければ、8㎝ガイド鏡のファインダーを使うのが一番近いのです。
 今回は、やはり余裕があったので、何これ? どうして同期していないの? ということになって、調べれば秒で判る状況です。調整するのは秒というわけには行きませんが、数分レベルです。まあ同期していなくても、使えると言うことでもあります。今回は、主鏡副鏡の同時使用で、遂にバレたというところです。副鏡で導入しても、何故か主鏡に対象が入っていない、またっ、壊れたんかいっ? 今度は一体幾らかかるんじゃぃっ、と叫んだところで、機械的には悪いところが無く、主鏡と副鏡がそもそも同期していないことを見いだしたわけです。それでも・・・、大丈夫? 俺。と言ったところでしょうか。

 さて、月面で一番、面白いと思っている虹の入り江です。入江は四国がスポッと入るくらいの大きさです。もし、この”海辺”へ行って、周りを眺めてみても、入江と呼ぶような地形が見られるはずもありません。勿論、この地形はクレーターです。そのクレーターの南側が雨の海という、これまた、大きな溶岩の海に沈んでいます。月の”海”と呼ばれる比較的暗い部分は、巨大隕石が落ちたのでしょうか。そんな大規模構造に比べて、実に可愛い、入江のすぐ北にあるクレーター、ビアーンキーニは、イタリアの天文学者の名前で、長径38km、直線距離で東京駅から高尾山くらいでしょうか。月球儀を購入したら、対比出来るように透明な日本図が付いてきました。実際はこんな大きさなんだ、と言うのが良く判ります。