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   ★★2020年10月01日(木)白鳥飛来、きのこ君、紅葉前線南下中
   ★★2020年10月06日(火)色づいて、レンズ後報
   ★★2020年10月12日(月)更に色づいて
   ★★2020年10月15日(木)紅葉の盛り
   ★★2020年10月17日(土)先生って大変なんですよ
   ★★2020年10月18日(日)明け方は冬の星座と金星、夕刻から火星
   ★★2020年10月19日(月)白鳥の飛来終盤か、天文台の事件
   ★★2020年10月21日(水)紅葉の盛り少し過ぎ
   ★★2020年10月31日(土)紅葉の終盤


★★2020年10月01日(木)白鳥飛来、きのこ君、紅葉前線南下中

白鳥飛来
白鳥飛来
 朝、ゴミ出しに玄関を出ると、頭上はるかから特徴的な鳴き声が響いてきます。白鳥が近くの越冬地にやって来たのです。見ると、数十羽の群れが、20以上の数で押し寄せています。正に群れが群れをなして北から次々とやって来ます。このタイミングでカメラを取りに行っても、群れは通り過ぎてしまうでしょう。それほど早く飛んでいます。まして、彼ら彼女らからは、もう目的地が見えていて高度を落としているのです。
 カメラは、昨日夜の撮影の状態そのままで、105mmのマクロが付いています。これを望遠に換装して再び此処へ来るのに走っても3分はかかります。必要時間の計算に、ちょっとスタンしてしまいましたが、残念ながら、慌てて機材を持ったまま、落としたり、転んだりしたら取り返しがつきません。素直に諦めて、集積所まで行って戻り、一応カメラをもって再び外へ出ました。
 群れは塊でも固定でも無く、遅れてやってくる者達も居るはずです。狙いは当たって、2つのV字の群れが、少ししてからやってきました。急いでピントを合わせ、ピントをマニュアルに変えてから撮影です。少々ピントが甘いですね。
 今年4月の初めに、生息地へ旅立つ姿を見送ってから半年、もうやって来たのかとも思うのですが、当地でも既に夜間の気温が10℃台前半になっていますので、更に北の地では、さらに低くなっているのでしょう。


きのこ君


 先月、まあ、つい昨日の夜なのですが、嫁様がカメラ持って付いて来いというので付いていくと、新たなキノコ君のところでした。
 2つの少し離れた場所に散生しています。遠目からは丸形ドームの様に見えましたが、写して見ると、傘の上は平らか、少し凹んでいる状態です。傘下のシワ状の部分が目立っています。図鑑を見ても該当するものが見あたりません。似ているモノにオウギタケと言うのがありますが、どうも???。
 暗い中、スピードライトを使っていたのですが、マクロ撮影ということもあり、慣れていないせいか、写りがイマイチです。そこで、今朝、明るくなったところで、スピードライトを補助として使い、再び撮ってみました。


紅葉前線南下中
紅葉前線南下中
 1日ごとに色付いていきます。気温の変化に素直に対応しているようで、最低気温に従っているようです。

★★2020年10月06日(火)色づいて、レンズ後報

色づいて

 最低気温が一雨毎に下がっていきます。10℃を切った辺りで赤い色が際立ってきたように思えますが、温度計が窓の外に取り付けたものですので、もう少し下がっているのかもしれません。この時期の雨は、地域毎の予報では難しいく、気象庁の高精細な予報で無いと当てになりません。出かける際は傘が必要です。
 気温の低下は、何時暖房を入れるかということに繋がります。さて、去年は何時から暖房を入れたのでしょうか・・・。

 レンズ後報
 先月、22日に書き込みました「46度ハロ(外暈・そとかさ)に近いところに円環が写り込む」という状況についてメーカーへ問い合わせたところ、自分のところの基準以内であって、端的に言えば「仕様である」との解答を得ています。レンズの名称は「AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED」というもので、現象は18mmで顕著に出ます。中心に太陽や月を入れると、レンズ系内筒の反射光が、外暈と間違える位置に出ます。絞っても改善はしません。
 勿論、手持ちのレンズで、高輝度LEDを使ってゴーストの検査をしましたが、他には出ませんでした。
 この製品については、反射している部分に植毛でもしないと反射を防げないでしょうし、これだけの不具合に対して、リコールも出来ないような内部事情があるように感じます。今はどの企業も直営店を閉じたり、人員を減らしたりの努力が求められています。この会社もそうなっています。ヨウカンも無くなりましたし。でも、売り物で不具合があるものをそのままにしているようでは、先行きがどうでしょう。

 そこで、この会社、大丈夫? 
 立卦。坎為水上爻を得ました。卦としては落とし穴が重なってある状況です。上爻はその落とし穴に嵌まったようなものであって、改善の余地は無しという状況です。勿論大凶。もう少し詳しく言えば、丈夫な綱で縛り上げられ、脱出不可能な牢獄に3年は入れられてしまうという解説が付いています。
 わたくし個人としては、たかがレンズ1つのことですので、他に魚眼もあり、性能重視の"他社レンズ"もあることですし、外暈のような珍しい現象の記録に使えないだけのことですので、どうしようも無いと言うことにはなっていません。印象は大変に悪くなりましたけれど。
 しかし、会社として見る場合は如何。情報拡散というのは二面性のあることで、両面性があります。しかし、製造業、物作りとしてはどうでしょうか。単純に見れば3年は業績不調で脱出出来ないとすれば、財務状況が問題です。色々と新製品を投入していますが、なかなか、残っている品物は多くありません。社運をかけた新マウントマシンの動向だけが頼りのように見受けられます。上爻をひっくり返すと風水渙、散り広がるという意味です。水の上を風が吹いて吹き飛ばす意味ですから、広がることが良いものには良いのですが、無骨な製造業としては判断が分かれます。良い品物だということが広がって、売れに売れるのは大変によろしいことですが、社屋が吹き飛ばされてしまったり、負債に追われて会社が売られたり、消し飛んでしまったり・・・。3年以内に体力次第で身売りや解散なんてこともあり得る怖ろしい卦です。その様な方面では、業界一番のところが最も対処の上手いところだと思うんです。今後の動向が面白いかと。


★★2020年10月12日(月)更に色づいて

更に色づいて

 晴れると夜間の気温が一桁台にグンッと下がります。雨が降っていると、そこそこの下がり具合ですが、短い秋を全速力で疾走している感じがあります。モミジの着色は温度の関数であるようで、最低気温や最高気温に左右されてることを感じます。
 今年は、温度の戻りも強く、気温の振れが大きいために、例年のような序列を組んだ紅葉前線の通過の様子では無く、各個それぞれの様相を示しています。得に現在オレンジを主体とした色付きの1本のモミジですが、例年では、ほとんど全体が、緑、黄、橙と一様に変わっていきます。それが、今年は緑の部分を残しながら一部が黄色となっていました。そして一晩経った今朝は、黄色の部分の多くがオレンジ色となっています。そして、その後ろに控えるシャラですが、こちらも少々早めで、色づいてきています。
 この後、ドウダンツツジたちが追いかけていくのですが、今年は既にかなり赤くなっています。最高最低の気温だけで無く、寒暖の様子にも影響されていることを、改めて認識出来ました。



★★2020年10月15日(木)紅葉の盛り



 三寒四温と言う言葉があります。これは冬から春に向かうときに、三日寒い日が続き、その後四日間暖かくなることが繰り返し来て、ゆっくりと暖かくなる状況を表す言葉です。その様な場所では、秋にはゆっくりと気温が下がっていくことが期待できます。当地でもその変化は、多少の違いがあっても同じように進行します。しかし、各種の現象、紅葉や雪解けというような変化の際だって目に付きやすい現象は、極めて温度に敏感です。従って、急行列車のように待ったなしの勢いで進行していきます。
 秋の紅葉も、樹木の種類による違いや、日当たり風当たりによって出る差で様相が違ってきます。そして、同じ種類の樹なのに、場所で時期がズレるというのも当たり前のことです。そのことから条件が何なのかが想像できます。
 


★★2020年10月17日(土)学校の先生って大変なんですよ

 つい先日のニュースに東京都で小学校教諭再逮捕と言うものがあって、再逮捕?と気になったので見ましたところ、9月に防犯カメラ映像などから浮かんだ容疑者を逮捕していたと言うことです。本人は否認している上に余罪がある可能性が高くなったので、拘留期限を延長して調べるための再逮捕のようです。
 当初の逮捕容疑は小学校の靴入れ(いわゆる下駄箱)に入っていた上履き三つを自分のロッカーに隠して使用できないような状態にした「器物損壊」の疑いです。しかし、学校では3年ほど前からリコーダーなどの紛失、落書きといった被害が約百件ほとあって、関連を追及していると言うことですので、証拠が出てくれば否認のままでも送検されることでしょう。
 確定はしてはいませんが、罠にはまったとは思えませんので、逮捕されたことが無かったことにはならないようですから、その前提で見ると、やったことは小学生の中でも悪童レベルの確信犯と言って良いでしょう。最近は学校だけで無く各所に防犯カメラを付けているところが多くなりましたので、犯罪防止効果が出ているのですが、この38歳の犯人候補は、カッとなったら後も先も無く動いてしまうのでしょう。教員免許を持っていても数居る中には、そんなのも混ざってきます。大学で単位を取っていれば免許が出ますから。

 また、今日17日のニュースで、北海道で住居侵入の疑いにより、高校教諭54歳男を逮捕したと実名入りで報道されました。
 容疑は7月中旬と8月中旬の2回にわたり20代女性のアパートに侵入した疑いと言うことです。接客を伴う店、つまり女の子を用意して酒を飲ます店の従業員で、客として来店していた容疑者が、住所を知り侵入して部屋の中を撮影していたと言うことなのですが、この男の住所と職場から、このアパート及び店までは直線距離で100km以上離れています。わざわざ出かけて来ていたという事になります。列車で片道2時間位でしょうか。
 容疑者は容疑を認めていて、追及の手はストーカー規制法違反も含めているようで、当然ながら懲戒免職になります。独り身だったのかどうかまでは報道されていませんが、妻も子供もあるのが当たり前の職種で、あと6年なりプラス何年かで退職金を得るはずのところ、人生設計が・・・。塀の中に行くことになりそうですね。
 愚かとしか言えない行動ですが、何がどうすると、このようになるのでしょう。たたき直すにしても、この歳ですしねぇ。まあ、確かに妻も子供も無くて、給料を注ぎ込むのであれば一人くらいは囲っても何とかなるでしょうけれど、それで、教室で人生を説いていたら、笑いものです。笑ってやりましょう。これで、奥さんや子供が居たら不幸の生産者ですね。そして同僚、同業に山ほどの迷惑です。生徒も可哀想。

 まあ、焦れた文科省が教員免許を有期にして、勉強させようとして制度をいじりましたが、効果は・・・大学が儲けただけで、肝心の教員の質向上には効果が・・・。筆記テストの点数を上がれば教育の効果が出たと勘違いするのは良くあることです。教師の仕事改善をしないで、教師の学力(?)を上げようとしたという悪手です。こちらは書面しか見ない文官の仕事であることは間違いありません。

 ところで、某地方自治体教職員課のページを見に行くと記者発表という広報ページがあります。それによると、この都道府県レベル自治体の公立校で今年度の今までの懲戒処分では、免職が3名います。横領着服、生徒との不適切な関係、盗撮の3つで、それぞれ40、29、55歳です。3名とも男です。(蛇足ながら前出の容疑者は38歳男です)
 この業界、男の方が犯罪率が高いのはちゃんとした理由があります。長いこと男社会でしたからね。仕組みがそうなっています。未だに女性校長は少ないです。それに女性教員の懲戒免職って無いわけではありませんが珍しいです。わたくしが記憶している限りでは今までで一人です。やはり、女性が多い職場になっても、勘違い男の犯罪率は高いレベルです。つまり、女性の方が賢い。言い換えると男の方が単純。簡単に言うと「うましか」。

 そういえば、昔、そんな勘違い男教員が、元教え子に結構暴力的に関係を迫る電話を掛け、丁度そのとき、その子は警察で親と共にその状況を相談していたという「事件」がありました。そいつは異動していった先で、着任した途端に、その子に連絡したらしく、結果、テレビで手錠を掛けられて連れて行かれる姿が出て、嫁様に言わせると、本物の悪漢だったそうです。本当に教員かと。
 わたくしも同意見です。気に入った生徒にはテストに出す問題と答えを教えていたのですから。平気で脱法、違法することに禁忌が無いんです。つまり、犯罪者なんです。勿論、逮捕されて懲戒免職です。退職金も出ません。金は、かなり車に注ぎ込んでいたようですので、蓄えもそれほど無く、妻も子供も予定外の人生航路の変更です。そんな男を選んだという弱みはあるでしょうが、子供には何の咎も無いでしょう。自分だけで爆発しろよと思います。

 それで、こんな事件を起こすということで、99.9%以上いる真面目で真摯な先生方が疑われるのですからね。あっ、女性限定では率が一桁違って99.99%以上ですね。
 事件を起こしてしまうのは、太陽土星スクエアが絡んでいるのかも知れませんが、これだけで事件を起こすには非力ですので、よほど出生進行に関わっているのでしょう。つまり、よほどの悪条件を身の内に抱えている上に、その制御の努力も、対策も、友人知人、神仏の助けも無かったということなのでしょう。


★★2020年10月18日(日)明け方は冬の星座と金星、夕刻から火星

「冬」の星座
 朝方、と言うより夜半と朝の間、午前3時過ぎに目が覚めてしまいました。窓から外を見ると、良い天気です。冬の星座と言われる大犬やオリオン、双子が良く見えます。気温は一桁台ですが、氷点下ではありません。ちょっと撮影くらいしてもバチは当たらないか、と思いカメラを用意してウッドデッキに出て撮り始めました。
 パッと手に持ったのがZ7なのですが、電子ビューで星のような輝度のものは色々調整しないと良く見えません。調整するのもやぶさかではないのですが、今度は普通の撮影のときに面倒です。それで、既に天体専用と化しているD850に交換して使いました。雲が少しあったのですが、丁度、上手い具合に視野外へ流れていきました。かなりの風速です。
 昨今の高機能デジカメでは、広角を使ったとしても15秒も露出すると日周運動で星が流れて写ります。流れるのが面白いというので流したものを良く見ますが、わたくしとしては、放って置いただけのことで、天の北極や南極で12時間くらい放ってあるのであれば、それはそれで感心はしますが、何が写っているのか判らないほど流して喜んでいる方の場合は、現代アートでしょうか。
 まあ、それはともかく、明け方近くですので、季節感は三、四ヶ月ほど先になります。次の季節と言うわけです。
 例えば秋の星座というのは秋の夜の午後7~9時頃に見やすい位置にいる星座のことを言います。日周運動で、一時間に15°ずつ動いていますから、6時間後の午前1時から3時頃には、約90度、四分の一周も動きます。つまり、次の季節、冬の星座が姿を見せるのです。夜明けには未だありますから、眠いのを頑張れば、もう少し先の季節の星座が見られることもあるわけです。

金星
 午前4時頃ともなると、東の空が明るくなってくるのが判ります。光害と間違えそうですが、段々と明るさが増してきます。撮影終了が近いわけです。
 その東の空に白銀色で木星よりも明るく見えるのが、金星です。何しろ地球と双子星のような大きさで、分厚い大気に包まれています。火星は申し訳程度の圧力しかない薄い大気を持ちます。対して金星は、分厚く主成分こそ火星と同じ二酸化炭素ですが、大気中に水分がほとんど無く、地表付近では92気圧、温度は460℃ととんでもない状態です。上空には硫酸の厚い雲が全体を被って、内部の熱の放射を閉じ込めています。この為、太陽からの光は8割方が反射されていますが、内部は大気の温室効果で冷えない状態になっています。確か小惑星帯や木星域から氷を取り寄せて金星に落として大気を冷やそうなどと言った科学ライター?が居たとか。まさか本気? 衝突する前に充分、減速しなければ、位置エネルギー分が転化した運動エネルギーが衝突して熱に変わって、ますます熱くなるでしょう。その場で爆発するくらいありますからね。冗談だったのかも知れませんが、ネタにすらなりません。
 で、金星は太陽に近く、反射率も高いので、大変に明るく見える星です。今は明けの明星です。

火星
 夕刻から暗くなった空に、最接近を終えて遠ざかっている火星が上がっています。
 やっと暗くなった東の空にオレンジ色で、木星を下回るくらいになりましたが、まだ明るく見えているのが、火星です。
 火星は最接近を過ぎて、遠ざかっています。大接近しても、かなりの望遠鏡で無ければ表面の詳しい様子は判りません。慣れた目で見ても表面に模様があるなという程度で、運河なんか見えるはずもありません。火星の運河というものは、機材の不良に加え、見間違いと思い込みの産物であったことが判って居ます。春になって氷が融けて運河になる・・・なんて平和な思い込みでしょう。極冠と呼ばれる白いものは、氷なんかじゃ無く、ドライアイス(マイナス七十何度でしたっけ、80に近かったはず)だと判って居ます。まあ、バローズの火星シリーズは大好きですがね。ボンキュッボーンの火星美女が惚れてくれるなんて、かなりネジが飛んでいる話のですが・・・。

 それで、火星から見た地球はどうなっているのと言うと、大接近のときの明るさは大したもののはずです。火星は赤黒い砂や岩石がほとんどを占める反射率の低い暗い星です。対して地球は青い海と白い雲がある反射率の良い星です。つまり同じ大きさでも数段明るいのです。そして、概略の話ですが、地球の直径は火星の倍、火星の半分が、我らの月、ムーンです。つまり、火星から見た地球は面積的に4倍、明度として倍くらい、ですから8倍くらい明るい星なのです。夜、道に迷わないくらい明るい星だということです。

 それはともかく、火星の軌道は、まん丸に近い地球と違って、図にすると火星の軌道が片寄っていることがすぐ判ります。単なる偏心した円を使って説明しているのが普通ですが、まあ、説明ではそれで充分です。そして、この結果、地球と火星が近づいたときの距離は、5500万kmから一億km程度の変化があります。倍も違うのですから、大きな差と言えますが、一番近づいたときの見かけの火星の直径は角度の25秒程度です。これが、軌道上離れたところで接近となると半分程度の大きさになります。そこで、大きく近づいて大きく見えるときを大接近と呼んでいます。遠いときが小接近です。ネーミングはそれで良いのですが、2年半おきの接近で、大きく接近するとなると望遠鏡の売れ行きが良くなります。余計、宣伝します。大接近と言われると、目の前に詳細に見えるようになると思うのか普通ですよね。確かに他の接近のときより倍も大きく見えます。
 角度で言うと、最も大きい惑星の木星も距離によって若干の変化がありますが、赤道方向で角度の16秒角から21秒角と言う値です。そして、火星は大接近で25秒角くらい、小接近では半分の12秒角くらい。つまり、木星よりちょっと大きく見えるのが大接近。木星の半分くらいの直径になるのが小接近です。
 問題は木星も見たことが無いと言う方が当たり前で、見当が付かないでしょう。大抵の場合、口径6センチとか8センチクラスの望遠鏡で見ると、見えた。なんだか判らない。模様? 縞? あるの? 程度でしょうか。最低でも口径20センチとか30センチ無いと、見た気にはならない「大きさ」です。そもそも慣れないと見えないものです。
 その点、月は見た目通り、良く見えます。肉眼で見た月と、優秀な光学系の望遠鏡で見た月は別物です。それは月が角度で0.5度角=30分角=1800秒角もあるからです。そこへ慣れない目と、少々軟弱な光学系の望遠鏡では、相手にならないわけです。

 で、火星というと戦争ですから、ちょっと心配していました。暴発は無かったようで・・・・。まあ、ぶっ放しても、占領するには歩兵部隊が要りますし、兵糧責めが一番利きそうです。トップだけが肥えていているようで、民はどうしているのでしょう。これから冬です。それに、虎の子の戦闘機も旧型で、新しいヤツにはたちまち墜とされそうです。


★★2020年10月19日(月)白鳥の飛来終盤か、天文台の事件

白鳥
 朝の6時台、庭でスズ吉君達の餌盛りと、紅葉前線の様子チェックをしていると、あの特徴のある鳴き声が空から聞こえてきます。全速力でカメラを取りに行きました。
 何時もであれば、十数秒のロスタイムなのですが、何とメモリカードが入っていません。カードを取り出し装着、貴重な数秒が惜しいっ。
 急いだ結果、何とか間に合いました。V字に並んだ群れは71羽で作られています。南東方向10kmちょっとにある越冬に適した場所へと高度を下げています。時期的に遅めの到着です。10月初めにかなりの集団で飛来してきていましたが、その後も、小さな群れがやって来て、夜明け後の空に鳴き声を響かせて、飛来を告げていましたが、この何日かは、静かでした。もしかすると最終便かも知れません。

 ところで、日曜の夕刻、火星を撮影した後、事件がありました。ドームで火星を撮影した後、撤収のときに予想外でとてもショックなことでした。あまりのショックで、ゲシュタル崩壊しかけて、しばらくボンヤリしてしまったのですが、放って置いても解決しませんので、とにかく動くしかないと切り替えて、解決を図っています。つまり、現在進行形ですので、後は天文台の記録の方にて。そう言えば、今年になって書いていませんでしたね。

 夜8時半過ぎ、再び白鳥の声が通過、多分、朝と同じくらいの群れだろうと思われます。勿論、目視は出来ませんでした。まだまだ最終では無いのかも知れません。


★★2020年10月21日(水)紅葉の盛り少し過ぎ

南西部俯瞰
 車庫上からの俯瞰です。南東方向を向いています。

西のモミジ
 今年は赤が実に鮮やかです。まるで絵の具で塗ったようです。

南西のモミジバフウ
こちらは濃いオレンジから真紅までのグラデーションがあります。

★★2020年10月31日(土)紅葉の終盤

 モミジが大方散ると、ドウダンツツジの出番です。中にはモミジの中でも変種だったり、北向きや小木で陰になったことで紅葉が遅くなったものが色づきます。

南西部

南南西部

南部

南南東部

南西部

西南西部

北東端オオモミジ”ノムラ”

南部ドウダン

南南西ドウダン