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   ★★2019年08月01日(木)シオヤアブ君・覚悟、植木が伸びる伸びる
   ★★2019年08月03日(土)シオヤアブ君御難、死刑執行
   ★★2019年08月04日(日)ドームにお客、コミスジ
   ★★2019年08月06日(火)月齢5.2
   ★★2019年08月09日(金)アンテナ工事
   ★★2019年08月10日(土)ユリ
   ★★2019年08月11日(日)受像機
   ★★2019年08月13日(火)イワギキョウ、盆のユリ
   ★★2019年08月17日(土)メシエ8、月齢16.3
   ★★2019年08月21日(水)フジと蝶、スズメの行水
   ★★2019年08月24日(土)イワギキョウ咲く
   ★★2019年08月25日(日)続イワギキョウ、スズメ達の餌台
   ★★2019年08月30日(金)脇階段の補修
   ★★2019年08月31日(土)古いDVDの音が自動の設定で出ない件


★★2019年08月01日(木)シオヤアブ君・覚悟、植木が伸びる伸びる

シオヤアブ君・覚悟
 すっかり夏となった庭に、毎年のことですが、不快な訪問者が出現します。シオヤアブです。アブたちは、人間をあまり刺さないと言われています。確かに、こちらから近づいていくと、大抵、逃げます。ところが、タマに接近距離がある程度、近づいた状態で、こちらが離れようとすると、追いかけてくることがあります。窮鼠猫を咬むという奴でしょうか。それとも背後から襲えでしょうか。
 奴らはハチのような、お尻の方にある針で毒を注入するような形では無く、口にある頑丈で鋭い注入管を使って消化液を入れ、溶けだしてきた汁を吸うのです。血を狙う種類もいるのですが、ほとんどのアブは、後ろから羽交い締めにして、神経管をひと付きで破壊、行動力を奪う戦略をとります。従って、奇襲ということになります。後ろから襲いかかるのです。羽根が2枚のくせに実に機敏に動きます。この奇襲には、昆虫界の勇者であるスズメバチやオニヤンマでもなかなか躱せないそうです。しかし、奇襲に失敗し、正面切って対決となると、勝ち目はありません。ミツバチにも負けるようです。つまり、隠密に近づき一発で仕留める攻撃が彼らの戦略であって、正面切っての対決では、遁走するしか無いのです。その遁走のスピードは、奇襲の時の速度と同じで、人の反射神経での速度よりもはるかに速いものです。
 ただし、彼らの飛び方は、奇襲には向かない、プゥイーンという音が出ます。音を聞くだけで、アブ来とんぞっ、と判ります。これは、速度を出す為のどうしようも無い結果です。耳の無い奴らも居ますから、エサはあるのです。
 しかるに、奴らの攻撃は、常に獲物を追いかける形で行われます。そして、奴らの速度に、人間の神経はついて行けません。一桁上までは行きませんが、2~4倍はあるでしょう。ですので、彼らが一匹で狩りをしている最中であれば、それを捕捉、仕留めるのは、出来ないわけではありませんが、結構難しい課題です。ところが、奴らが交尾中は、速度が半分で、かつ、反応圏も狭くなっています。その距離は、1.5メートルくらいでしょうか。
 ラケットでは届きませんが、捕虫網であれば届きます。実は最初はラケットで追っていました。なかなか歩留まりが悪かったので、長い捕虫網に変更したのです。2メートル弱くらいの捕虫網であれば、ほぼ、間違いなくゲット出来ます。既に2匹で飛んでいますので、こちらからすると、お二人様、いらっしゃぁい、と言うところですが、昨年から、困っていました。ネットが切れて、穴が開いているのです。昨年は、夏が過ぎようとする頃になって、捕虫網なんか、もう何処にも売っていませんでした。今年は・・・忘れていました。
 どうしようかと考えていたら、嫁様が洗濯用のネットを持ってきました。これ使えるんじゃ無い? そうだぜ。作っちゃえば良いんだ。早速、糸と針を持ってきて、輪っかに合わせて縫い付けてしまいました。これで、明日からゲットだぜ。

植木が伸びる伸びる
 ご近所の家で庭木が、10メートルを超え、11メートルはあったかと思うのですが、そんなに伸びてしまったところがありました。幹は細めで、大風の時はかなりしなるし、庭の土もそれほど深く入れていないようでした。倒れたら大変だねぇと、コッソリ嫁様と話をしていたのですが、先日、足場が組まれ、業者が切り倒していました。
 かなり前になるのですが、こちらも近くで、シラカバか何かが、手も付けられないほど高くなっていました。多分15メートルに近づいていたと思います。持ち主とは連絡が付かないし、裏の家の方に傾いているし、という困った事態になっていました。多分、行政との話が付いたのでしょう。そちらも、上に登って、上から少しずつ切っていくという方法で、倒されました。
 我が家でもドイツトウヒが、一番の樹としてあったのですが、こちらも伸びる伸びる。8メートルくらいの時に、根元からバッサリやってもらいました。庭木の中でも通常の選定作業でチョキチョキ出来るようなものは、手に負えなくなると言う事は無いのですが、ドンと入れた高木になる種は、何れ切らなければならなくなります。林の中の一軒家であれば、どんなに高くなろうが、構わないでしょうし、切り倒すのだって簡単です。
 庭に樹を、と誰もが思うのでしょうが、高くなる樹は、良く考えないといけませんね。アレが台風の時に倒れて母家を直撃したら。自分ちだったら、自己責任ですが、人様の家に倒れて、怪我や、もっと酷いことになったりしたら、責任を取れません。
 やはり、大きくなってしまう前に、止めておかないと大変なことになります。


★★2019年08月03日(土)シオヤアブ君御難、死刑執行

シオヤアブ君御難
 シオヤアブ君が元気よくプゥイーンと掃き出し窓付近を通過すると、網戸が開き、窓の横に置かれた網が出撃します。奴らは、飛び続けることは難しいのでしょう。すぐ止まります。止まっている頭方向に飛び出すことが多いですから、捕虫網を低い位置から素早く横殴りに寄せてやると、飛び込んでくれます。ただし、飛んでいるところを追いかけるようにしても、速いので追いつけません。しかし、2匹で交尾中だと、作戦は必要無しです。速度は遅いし、すぐ止まります。昨日の午前中、1回の出動では、窓から出て10分と経たずに8匹でした。それまでは、彼らの天敵がいない状態で、我が物顔で飛んでいたのです。掃討戦が終わると、しばらくは静かです。午後になって、再び羽音が聞こえても、単発で、高速移動しています。これは追いかけてもなかなか掴まりません。移動速度の遅いアブの飛行音が出ると、出動です。つがいは網のエジキです。
 彼らの卵は地中で孵化し、幼虫となると他の虫を捕食するそうですから、強引に分類すると益虫になるのかもしれません。しかし、あの警戒感を刺激する羽音だけで有罪です。駆逐(死罪)対象です。
 そういえば、交尾中の成虫を駆逐した結果、小型のものしか飛んでいないようになりました。昨年は、駆逐し尽くすことが難しかったのですが、サイクルを止めることが出来れば、激減させることが可能では無いかと。

死刑執行
 昨日はホワイト国から除外と死刑執行2件の速報が相次いで入りました。
 ホワイト国扱いって優遇処置です。舐められたモノです。挙げ句に友好国では無いと言ったとか。やっと確認出来たんですかね。今頃。
 あの国は、大使館の前に何ぞの像を置き、ちゃんと国際的に取り決めをして精算したことを、蒸し返して、また強請り取ろうとしているのです。紛争の解決の為に戦争をしないと決めた日本は、本当に戦争が出来ないと思って居るんでしょうねえ。憲法だって人の決めたことです。帝国憲法を変えたように、変更不能のものでは無いし、変更の為の条件も決まっています。騒げば騒ぐほど主戦派が増えるのが判っていてやっているとしか思えません。もしかすると出来レース?
 また、米国高官とやらの意見がニュースとして入って来ていますが、属国扱いは変わりません。なんたって、駐留軍が未だに好き勝手やっているんですからねぇ。沖縄では面積の何十%でしたっけ。都内にも一等地に居座っていますよ。目的は、日本の国を守ることではありません。自分の国を守る為です。それなのに、駐留費が嵩むってんで、その金を出せって騒いでいるのですからあきれます。簡単に墜落してパイロットを死なすような装備と共にお帰りください。

 さて、本題の死刑です。公権力として、生命を奪うことの極致が戦争です。死刑を否定しないで戦争を否定するということに対して理解出来ないわけではありません。しかし、単なる論理構造とすれば、そこに破綻があるのは明らかです。そして、自分への死刑という、個人的には自殺、社会的に言うと滅亡に追い込まれた民族、被征服者となった人々・・。戦争への拒否から、不戦敗を受け入れるという制度までが整理されているわけでは無いので、論理破綻している部分があります。
 SFには、意思の疎通の出来ない異星人との闘争を描いた話が、かなりあります。そのような思考実験をするのもSFの範疇です。最近また新作を公開した新海監督の2002年の作品に、『ほしのこえ』という作品があります。作品の主題は他の点にありますが、異星間戦争を扱っています。戦うしか生き残る方法が無いという設定です。殺す為の限りを尽くすのですが、やられることも出てきます。そこで判ってくるのが、守ろうとているモノが何かという点です。作品中にはその辺りは当然ながら自明なモノとして扱われていますので、明らかにしていませんが、つまり、我々が大切にする、あるいは大切にしようとしてい生命とは何なのだという問いかけがあります。
 表現としては何よりも大切だとか、掛け替えのないというような扱いですが、じぉあソレは何なのだ。そこで、やっと我々は、生命というものについて何も知らないということに気が付くのです。そして、それが我々の社会では一般的に宗教というものが扱うことになっています。どの宗教がどうでということの前に、科学的手法で追求出来る内容があるかと言えば、ほとんど無いので、信じる信じないという、言っても仕方の無いレベルで扱われています。
 まあ、それでも、つまり死というものについて何も判らなくても、生命活動の終了と共に、身体が腐敗を初めるくらいは判っていますから、「死にたくない」という方の方が圧倒的に多いのは当然です。そして、それを持って刑罰とする、一番重いものである。それが、死刑制度を持つ国のやり方です。
 そして、極楽に地獄、天国、そして、神仏、精霊、天使、悪魔等々、信じる信じないの話としても、知らない方は居ないでしょう。それらを口先では信じないというのは、実は怖いのだろうと穿った見方をしがちですが、存在を証明でき無いのも事実です。
 で、理由はともかく死は恐れられている。ソレを使うということに異議はありません。
 最終的かつ取り返しの効かない手段であって、生命を何よりも大事だと主張する方々にとっては、死刑はとんでもない代物なのでしょう。死刑制度を、撤廃しようと活動している方々もいます。国家による殺人と言ったりもしています。危険物や銃器で殺害を企てんとする者に対して、それを阻む為に犯人を無力化、或いは射殺した場合に、それを犯罪、殺人だとして取り扱おうとする者が未だに居ます。
 考えててください。第一スタジオに入って来て、ガソリンに火を点けようとした者を殴打して昏倒させたり射殺したとしたら、それは犯罪でしょうか。そして、それは暴行、たまたま死んでしまったとしても、殺害でしょうか。合理的な排除でしか無いと考えますがね。
 で、今回の死刑囚二人は強盗殺人、つまり金と命を奪ったのですが、それも複数です。冤罪の可能性は無しです。暴行刺殺、窒息という手口で金目当て、被害者の苦痛、恐怖を想像すれば、情状の余地がありません。その存在は、人間の皮を被った攻撃性害虫でしかありません。コッソリと刑務所の中で死亡させるのでは無く、公開の獄門、磔の上、晒し首が最も良い扱いだと思うのですがねえ。
 そういえば、死刑になった自分たちの組織のヘッドの遺骨を、再び自分たちの祭壇に置きたくて騒いでいる輩が居るんだそうですが、刑務所から飛んで出てくるとか言っていた位ですから、悪霊となって、再び政府転覆を企てているのかもしれませんねぇ。


★★2019年08月04日(日)ドームにお客、千歳基地航空祭、コミスジ

ドームにお客
 昨日の夕刻になりますが、町内会の方の発案で、星を見る会をやることになり、当初は5~6人くらいの子供達が集まるという予定でしたが、集まってみると、さばききれないと思うほどの人数で、倍の10人どころでも無かったのです。
 そして、望遠鏡ですが、何しろ写真撮影用に組んでいますし、接眼部も、カメラを取り付けること前提で、付ける補助光学系によってピントが合うようにしています。眼視のことは、天頂プリズムを付けたり外したりでの光路長や、どの接眼鏡でピントが何処かなんて言うことが判っていませんでしたので、一昨日の日が落ちてから、慌ててチェックをしたという裏事情があります。まあ、難しいことは無いのですが、接眼部の合焦範囲が、剛性優先で短くなっていますから、根元に入れる延長筒、接眼鏡に付ける延長筒の組み合わせを確認する為には、少々の時間がかかります。特に根元に入れる延長筒は、接眼体そのものを外してまた取り付けですので、結構手間となります。

 当初予定は、そのチェックをした夜、一昨日に観望会を実施だったのですが、諸事情で一日延期されて、昨日となりました。で、ご近所の仲良しさんに、当初の日で無いと行けないという方がいらっしゃって、じゃあ来たらぁ、と嫁様が声をかけていたのです。本番の予行演習にもなります。チェックが終わって、実戦配備完了となったところで、丁度良く、開演となりました。
 見る望遠鏡は1本ですから、一人に次々と見せていくやり方と、1つの対象を順番に見せていくやり方があります。まあ、動かす手間を考えれば、1つずつ見ていく形です。それに、木星と土星が見やすい位置にいます。
 視認が出来る木星と土星ならば、パソコンを使って導入しなくても、ファインダーでチョイチョイッと入れれば充分です。駆動の為のステッピングモーターを響かせるというのも・・・、なかなかアッピールにはなると思うのですが、ちょいと問題があります。子午線超えです。木星から土星の移動は、間に真南を挟む時間帯ですから、自動では鏡筒を半回転、かつ極軸方向も半回転させます。防ぐ手段はありますが、無効にしていて、鏡筒がピラーと接触する事態は、いただけません。で、時間的に、最も速い手が、手動導入です。
 木星は本体の縞とガリレオ衛星です。全てが地球の周りを回っているという信仰を突き崩す証明となる木星の周りをめぐる衛星です。土星の方は、輪っかが見物ですし、衛星もあります。教科書や本で大望遠鏡による写真を見ていたとしても、やはり、自分の目で見たものが、感動の元になります。本当に見えるんだという驚きです。こちらとしても嬉しい声です。どちらかと言えば、親御さん達の方が声が大きかったのでは無いでしょうか。

 さて、本番ですが、集合時間を間違えたというアクシデントがあったそうですが、今の時代はケータイですぐ連絡が付きます。車庫の上のスペースに人が一杯のようだとしか見る余裕がありませんでしたが、小学生を初め、皆さん並ばされて順番を待つのになれている様子です。まるで流れ作業のように、次々と見ていただきます。事前の準備になった予備観望会が功を奏しています。
 かなり昔の話ですが、学校の運動場で観望会をやり、人が多くて待ち時間も長く、望遠鏡も今のように電子化自動化されていなくて手動だった頃、その内、子供達が遊び始めて走り回り、望遠鏡の三脚に引っかかり、望遠鏡を倒して壊し、保険も入っていない・・・・等々、色々な悲劇を聞いていました。ご同情を申し上げますが、元々無理なイベントなのです。まだ、その頃は、都心に近いところで無ければ、星が見えていました。
 星を見る最初は星座からなのですから、機材は要りません。プラネタリウムに行けば、大方、星座からの話が始まりでしょう。ですから、星は望遠鏡を使わないと見えないものではないのです。大抵の星は、大望遠鏡で見ても、単なる光る点です。だから、次の段階として月と惑星ということになります。その上に、天体として二重星、星団、星雲。どこで、落ちるか、冷めるかはその方次第ですが、天文マニアになる比率は、結構低いのですが、そこそこはいらっしゃいます。
 人工衛星を国家プロジェクトとしての規模で無く、私企業が可能になる時代が来ました。しかし、一般の方の地球外への知識と関心は、はるか以前から、それほど変わったわけではありません。そのことにどうこう言う立場でもありませんし、どうすれば良いかなどと言う方策があるわけでもありません。しかしながら、何かおかしいなと思うのです。


千歳基地航空祭
 かなり前から、天候に恵まれずに中止されたり、削られたりする航空祭でしたが、今年は、晴天で実施出来ました。しかし、上空は風が強くてキレイなハートマークの下を書いている最中に、もう上の形が無くなっていたりしていたとの嫁様の報告です。ハートに矢が入るのを見たことがありますから、どうも、強風で展示飛行の内容に変更があったようです。良く見るためには、千歳基地まで出かけるのが一番なのですが、バスは混雑、車は渋滞、駐車場は空き無しで、何をしても苦労します。そこで、家からそれほど遠くない高速の上を通る陸橋が撮影スポットとして地元では知られている場所があり、自転車で楽に行けます。そこからの撮影です。最近は、車で来て駐車しているので、この時だけとはいえ、要注意スポットにもなっています。撮影は嫁様で、愛用の一眼風超小型デジカメです。


垂直上昇中

コミスジ
コミスジ


★★2019年08月06日(火)月齢5.2


★★2019年08月09日(金)アンテナ工事


 懸案事項でしたが、地上波は写っていたので放置され続けてきました。素子が脱落するまでは行っていませんが(VHFの方は無残な状態です)、少々方向が違っていることや、取り付け部分のサビが広がっているように見えましたし、やはり地上波に見るものが無いということで(それにしては点けっぱなしで・・・)、衛星波の導入を計りました。VHSのアンテナを除去し、地上波UHFのアンテナもついでに更新です。
 アニメも一杯やってるよと言われて決断したわけでは決してありません。わたくしは、時間を切られて見るのが嫌で、放送を見るという考えは浮かびません。何時に放送と言われて、忘れているのが常態です。だから、あるとしても録画予約ですね。トイレへ行くのにポーズが効かないものに用事はありません。実は映画館も苦手です。まして、コマーシャルのためにカットされたヤツなんか論外です。
 結果としては、チャンネルが増えて、選択肢が広くなったことは確かです。大喜びの嫁様の笑顔がこの程度の支出で得られるのであれば、費用対効果、投資の回収としても出資者の賛同を得られることでしょう!。渋ってたのはわたくしでは無いのですがね・・・プッ。


★★2019年08月10日(土)ユリ



★★2019年08月11日(日)受像機

 アンテナ回りは更新しました。次は、肝心の受像機ですが、我が家では、それぞれがマイテレビとして32インチ、嫁様がシャープ、わたくしがパナです。同時に購入しています。多分2010年頭では無いかと。それ以来、一度、嫁様のところでトラブルがありましたが、それはメーカーや操作の問題では無さそうですので、また別の機会に。とにかく今まで無事に使われています。わたくしのパナはともかく、シャの方は24時間通電と言うこともしばしばで、それからすると長寿命家電にカテゴリーされても不思議はありません。
 半導体を使うようになって使用電力が劇的に減り、占有面積も小さくなった頃には、そうそう壊れないという作り方が出来上がったわけです。修理するなら買い替えてしまった方が安いという逆転現象も常態化しています。つまり定期的に壊れたり故障するようなことは無いし、仕様変更にならないと、買い換えも無い、利が薄い商品になってしまったのです。その結果が、シャープというメーカーの浮き沈みに関わっているのでしょう。で、メーカーは、収益を大型画面に絞って、新製品を出し続けています。有機ELとか4Kだ8Kだと規格や性能を上げて、買い替えさせるしか、もう方法は無いということです。
 しかし、我が家では、あまりに壊れないので、替えたら古い物を捨てるしかありません。勿体ないお化けが出て来そうです。嫁様の液晶テレビが壊れないのが不思議です。何と優秀な製造技術なのでしょう。

 ブラウン管の時代、テレビにあまり近づいて見ると目が悪くなると言われ、子供達が叱られる理由になっていました。その際の距離の算定は、ブラウン管の解像度、つまり、画素の大きさと、それを見る距離の関係で決めていたのです。

 先ずブラウン管ですが、概略の計算として、日本の仕様では640×480ドットの画面です。それを例えば14インチ、350mmの対角線を持つモニター上に表示すると、水平280mm、垂直210mmの画面に640×480ドットですので、1ドットの大きさは0.4375mmとなります。実際には画面の大きさとブラウン管の大きさ表示に違いがありますので、0.4mmとしてみましょう。
 視力1.0の目は5mの距離から1.45mmのギャップを認識するものですから、これをそのまま当てはめると、1.4m離れたところから、ブラウン管の1ドットの間隔を見分けることが出来ます。つまり普通の視力とされる1.0で14インチのブラウン管を1.4mのところから見ると、目の解像度と、ブラウン管の解像度が一致する理想的な距離ということになります。これを根拠として、視聴距離を決定していました。しかし、言ってみればこれはギリギリの最大距離であって、もっと良く見たいとなれば、近づくことになります。誰だってもっと良く見ようとすると近くに寄ります。近くによっても細かくは見えてこないとしても、近くの方がよく見えるという経験的刷り込みに逆らうことは出来ません。だから、もっと良く見よう、大きく見ようというので、近くにより、眼を擦り付けるようにするのは、今までの経験を活かした観察方法なのです。これを口で禁止、命令する方がおかしいとは皆さん思わなかったようです。そして、近くによっても細かく見えないということを、ちゃんと実体験として理解し、虫眼鏡でも使って、本当はこんなモノだよと判った上で、行動に結びつけるようにしないのであれば、単なる調教でしかありません。望遠鏡でも、限界の解像度というものが経験的に決まっていて、これ以上の倍率では細かいものを見分けることが出来ないという口径から計算で出る細かさが決まっています。それを超える倍率を無駄だと言って切り捨て、或いは悪いことのように記載した初心者向けテキストをよく見かけるのですが、過剰倍率が悪いわけではなく、状況次第で適宜使うモノです。当然ですが、自分で観察し、この場合では無駄だった、このときは見やすかったという経験を積んでいくのが大事なことなのです。誰かに強制させられるものでは無いのです。閑話休題。

 一応、見やすさの基準として、視聴距離を決めていたのですが、そうすると大画面の液晶を買って貰える部屋がなかなかありません。ブラウン管から液晶に変わっても14インチの液晶と視聴距離1.4mは変わりありません。21インチでは2.1m、40インチでは4メートル、80インチでは8メートル、家の外から見ないといけませんね。そこで、次の手です。液晶画面は、技術次第で、大きなものも作ることが出来ます。液晶の素子を大きくして画面を大きくするのでは無く、画面のドット数を増やしてしまうという手です。
 VGAとして知られているのが640×480ドットです。
NTSC 720×483 PAL 768×576 DVD 720×480
ハイビジョン(地上デジタル) 1440×1080
 ここまでが横縦4:3のものです。次に出てきたのが16:9でより横長になります。

フルハイビジョン 1920×1080
更に横を延ばして256:135にした
2K 2048×1080 4K 4096×2160
8K 8192×4320 辺りが最近の宣伝の中心でしょう。

 で、フルハイビジョンということになると、40インチの画面では1ドットが0.5mm弱となります。とすると、40インチの画面を見るために、ブラウン管で採用した目の解像度と、見かけの角度の関係から、1メートル半程度の距離が適当ということになります。これが、80インチだったとしても、倍の3メートル程度、つまり、8畳とか10畳であれば充分に置けるのです。そして、更に4Kとか8Kでも、計算はそれほど違いませんから、近い距離からドーンと見ることが出来ます。あまり近すぎると画面全体が認識出来ないというのも実はあります。注意を集中出来る範囲というのは、実は結構狭くて、両手の手のひらを並べて前に突きだしたくらいなのです。
 とにかく、これで、大画面を売り込む理屈づけは出来ました。壊れていなくても買い換えを迫る手が見つかったのです。前のオリンピックでテレビはドドーンと普及しました。今回もオリンピックでバーンとフルハイ以上を売りまくりたいのがメーカーの本音でしょう。うまく行くかは運です。地デジになって放送に対する需要が増えたかと言えば、そうではなく逆に視聴者離れが進行しているように思います。ちなみに、我が家で衛星へのシフトは、朝の連ドラを見逃した嫁様が、他のチャンスとしてBSを持ちたいということが1つの理由としてあるのです。地上波離れの1つと言っても良いでしょう。

 そして、最近の話題として、4Kに変えたら画面が暗いという苦情です。映像関係者であればガンマの調整と来るのでしょうが、何もしないでちゃんと写るのが当たり前の一般の方々では、自分の好みに調整するという考えが無いのは当たり前です。4Kに変えたからといっても、変わったのは解像度であって、輝度でも彩度でもありません。ソースによって変えるのが当たり前なのですが、自動調整では各社の腕の見せ所のはずです。もしかするとノウハウを持つほど4K放送を解析出来ていなかったとか。多くの場合、映画については明暗差をそれほど調整しないで出すようにしているはずです。ですから、暗いところは暗くなり、明るい室内で見ていれば、良く見えないということが起こります。映画館を暗くするのは映写機の輝度が足らないだけでは無く、暗いところは暗く写すからです。

 パソコン用としては、高解像度のモノがほとんどになりました。32インチで4Kのモノが低価格帯にも登場しています。テレビでは放送やメディアでの解像度が問題になりますが、パソコンではグラフィックボードの設定です。同じ大きさの画面で解像度を上げると、表示が小さくなります。アイコンも文字も小さくなります。年寄りにはキツい仕様となります。4Kモノを使用していますが、実際に使用している解像度は3Kレベル2560×1440で、実はこれが推奨解像度になっています。更に文字フォントを大きくしています。操作画面を広げるという方向では、モニターを増やしてトレーダーさんのようにする手もあるのでしょうが、広くしても、あるだけで、自分がついて行けないというのが本当のところでしたので、パソコン画面は1面に落ち着いています。隣にテレビ画面があります。本当に集中しているときは、こちらも点けません。

 あっと忘れていました。それで、32とか40インチ程度のテレビを買いたそうと思っているのですが、何時ものように、よく調べてからですね。


★★2019年08月13日(火)イワギキョウ、盆のユリ

 一昨年くらいから元気が無さそうで、花を見ることが出来なかったイワギキョウです。今年も一応、葉を出していたのですが、元気がありません。先々月には、出していた葉がしおれてきているようでしたので、毎朝毎晩の水やりをするようにしていたのですが、改善しません。この部分の表土は、芝桜が押し込んでこないように細石が撒かれています。そこで、先月11日に、これを除去し、園芸用の土、水はけの良いモノに入れ替えました。左側の株は、根の部分をなるべく触らないようにして周りの土を入れ替えました。右側の小さな2つの株は、どちらも根が1センチ位しか無く、比較して大きな方は、葉が縮れてきていて末期的かと思いました。しかし、ダメ元で根に付いた土を残しながら新しい土で覆いました。土には肥料も入っているのですが、別枠で2~3日にホンの数粒ずつ、近くに散布して様子を見ることにしました。
 

 今月に入って、右側2株が、急に成長を始め、葉を広げ出し、高さも上げていきます。そして、今日、雨が上がって様子を見に行くと、花芽を付けています。久しぶりの花芽です。これに対して左側の一番大きかった株の方が元気がありません。肥料の入れすぎも危険ですので、そちらへの散布は取りやめにしましょう。
 


盆のユリ


★★2019年08月17日(土)メシエ8、月齢16.3

メシエ8

月齢16.3

 グズついた天気に続く台風の通過が終わり、久しぶりの日差しがうれしいと思いましたが、たちまち温度が上がり、夏が戻ってきました。こっちはうれしくないぞ。
 例年、北海道では盆が過ぎると気温が下がり、泳ぎの季節が終わると言われているのですが、今日は台風一過の置き土産みたいなモノでしょう。しかし、夜になるとしっかりと下がってくれていて、助かります。
 で、空も晴れたし、夜の透明度も高そうだと言うことで、久しぶりにドームに籠もってみました。最初にやることは、台風を前にしてドームの回転部分を固定したネジの解除です。これは簡単にできます。そういえば何年か前に、台風でドームのスライドステーが吹っ飛び、開閉部が持って行かれて、中のお高い望遠鏡が水浸しになるという不幸な事件がありましたが、ニッシンドームは飛んだという話を聞いたことがありません。前社長さんが一番気にして力を入れていたところです。何しろ台風が通るところにある会社ですから。
 スリットを開けると、薄い雲が動いていきます。それが退いたところで試し撮影をしてみました。カメラはD800のカラーバランスフィルターを透明なものに変えたもので、赤外域までの感度を持ちます。確かめてはいませんが、外したフィルターからするとC1かC2フィルターを付けると、通常に近いカラーバランスで撮影が出来ると思われます。撮影された映像は、カラーバランスが崩れていますので、それを調整します。この辺りをコンポジットしたり、合成したりということがあまり無くなりました。昔はステライメージを使ってギリギリを攻めたりしていたのですが、最近ではニコンのNX-Dで充分な調整が出来ます。また、近赤外域や赤外域が必要なければ、そのまま普通のカメラで撮った方が自然に撮れます。
 ちょっと撮って、見た目より透明度が低いのかなあと思って東を見ると、月が上がっています。明るい月ですから、コントラストが下がるのは当たり前か。ついでに月を撮って降りてきました。


★★2019年08月21日(水)フジと蝶、スズメの行水

フジと蝶
 母家からノダフジに何やら薄紫色のモノが見えましたので、カメラを持って近くへ行きました。狂い咲きとでも言うのでしょうか。一本だけ花が付いていて、咲いています。さて、撮るかと構えてシャッターを押したところへモンシロチョウが止まりました。モンシロチョウはスピードライトの光に驚いたのか、そのまま離陸して去って行きました。ホンの一瞬の切り取りでした。
 朝にヒコバエを切ったときには気が付きませんでした。下ばかりを見ていたのでしょう。何時ものように二、三日で2~3メートルの成長をする奴らを片付けています。また、帰ってきてからあらためて見直すと、花の枝の根元、画面の左端に渦巻きが見えます。でんでん虫、まいまい、かたつむり等、名称は色々ですが、これらが集まった瞬間を切り撮ったラッキーショットだったのです。

スズメの行水
 昼前に、何やらチュンチュン騒がしかったので、窓から覗くと、スズ吉軍団の若手が庭石の水たまりで盛大に水浴びをしています。十数羽はいたのですが、カメラを出してカーテンを少し開けたのに気付いたのでしょう。誰も居なくなった後に、古米を撒いておきましたが、彼らは親に連れられて巡回中のようで、もしかすると来るのは明日かもしれません。
 ここに餌箱を作ろうかと思っていたのですが、カラス対策を含め、どのような形と構造にすれば良いか悩んでいる内に、放置されています。過去、北海道内を巡回中に、餌箱を用意したことがあります。材料は余っていた鉄のアングルとアクリル板で、屋根が付いていて、カラスが頑張っても届かないところに、エサを置くようにしたところ、スズメさん方には大好評でした。
 余り材料も結構ありますし、スズ吉達のような小鳥用のえさ台を作ってみましょうか。昨年は木蓮の木に巣をかけた勇敢なつがいが居たことですし。
 そのカラスですが、近くの生協付近の電線にずらっと並んで、エサを狙っているということが何度もあります。特に子育て中のカラスは攻撃的で危険ですが、その時期以外にこのような事を見かけるのは何か原因があるのでしょう。他にもコンピニや食事処があるのですが、そちらではそのような様子を見たことがありません。


★★2019年08月24日(土)イワギキョウ咲く


 朝、つぼみが明らかに青色になってきていて、開花間近だと思っていたところ、夕方には開きかけで、明日かなと思っていました。ところが、夕闇が迫る頃に嫁様から咲いているとの報告を受けました。別件でワサワサしていましたので、遅くなってからLED片手に撮影に出ました。小振りですが、久しぶりのイワギキョウの花です。 何しろ我が家の絶滅危惧種の1つでしたので、少しだけ安心を。


★★2019年08月25日(日)続イワギキョウ、スズメ達の餌台

 続イワギキョウ
 咲いたイワギキョウですが、改めて画像を見ると花弁が4裂です。5裂が普通のヤツですので、おかしいと思って過去の咲いた画像を探しました。合弁花で、開花の最後に花びらの先端が離れて5分裂となります。中には離れるのに手間どって、4裂に見えるのもあるのですが、2004年、2012年、2015年の記録には、花びらに付いた模様から確かに4裂のものが1つだけ混ざっています。遺伝子の発現異常かとも思えるます。2016年からは花を付けていませんでしたので、観察出来ませんでした。2015年までは20~30輪の花を付けていたのですが、気付きませんでした。
 来年から4裂が全部になったら、新種ということになりますが、多量に肥料をやり、促成栽培のような形での柔い葉、弱い茎で一輪しか咲かないという今年の状況では標準にはなりません。いずれにしても、来年を目指して頑張って欲しいものです。

スズメ達の餌台
 スズメ達の餌台
 ご近所では庭木の中の高木伐採がブームというわけでは無いと思いますが、先月から良くエンジンカッターの響く日があります。先月に切られた樹の中には、細いのに高さだけは行ってしまったものが切られて、見た目無残な格好になっていました。根元から切ってしまうのが勿体なかったのかもしれませんが、樹形を保ったまま小さくすることは出来ませんから、苦肉の折衷案だったのかもしれません。また、今月に入っても、別の家で、隣家にどんどん延びてくる樹が根元から切られていました。どちらも足場をそこそこ組んで、小さく切っていく方法です。作業時間は丸々一日ではありませんが、後片付けを入れると一日手間になっています。聞いた話では、もっと高くなってしまった場合は、大型クレーンを用意して、切った部分を吊り下げて降ろし、徐々に切っていくそうです。大型クレーンでドームを設置していただいたときに、トラックに付いたユニックなんかでは不可能な、ミリ単位のコントロールが出来ると聞いていましたが、重量についてももの凄いものがあるのですね。
 で、大きな樹が無くなると、留鳥たちの動きも違ってきます。スズ吉達は留鳥として、ある程度の巡回コースを持っているようです。大きな樹が無くなると、スズ吉達の周回コースも変わってるのでしょう。何時もはその樹でチュクチュク呼び合いながら、次のエサのありそうな所へ降りてくるのですが、その樹が無いので、近くの樹で済ましたり、別経路に回ったりするのかもしれません。マーカーが付いているわけでは無いので正確なところは判りませんが。
 カラスを含め、鳥たちは屋根にはほとんど止まりません。掴まれないからだと思われます。それに対して樹には止まります。特に小さな種類は、葉の陰に入れば、空から強襲してくる奴らのエジキになることは少なくなるでしょう。
 試しに端材で餌台を作ってみました。スズ吉君達への認知度が勝れなければ、スズ吉達が通れるだけ隙間のあるウォールラックを6面体にして置くという手もありそうです。まあ、その前に色を変えるという手もあるかもしれません。


★★2019年08月30日(金)脇階段の補修


 車庫屋上から1メートル上げて作られたドームに入る為に、基礎屋さんにお願いして作ったコンクリート製の階段が4段あります。ただ、これを使うと、屋上に上がってからの動線が遠回りになります。屋上に上がると、屋上の南東側に辿り着きます。ここからドームの脇を回って北側に付いた4段の階段を上ってドームのドアに辿り着きます。かなり遠回りの感がありますので、補助階段を早くから付けていました。常設のものはドーム設置の翌年、2008年5月に2段のものを作っています。
 この階段に改良を加えたのが2013年です。2008年の2段のものは、水性塗料を塗っただけのもので5年で腐ってきて作り直しとなります。このときの材料は、再利用出来たものが無いほど散々たる状態で、腐ってきて危ないかなと思った時点で、かなり危険な状態であったことは確かです。踏み抜かなかったのが不思議な状態でした。

 2013年のときは7月に3段にして作成し、その使い勝手から8月に再改良して、現在の形に持ち込んでいます。それから6年、防腐剤をガッチリと何度も塗って保護した結果、かなり良い状態で持ってきていました。
 ところが、滑り止めのゴムを常設して置いたところ、コンクリートの部分ではコケや藻が付いてあまり良い状態ではありませんでしたので、片付けました。そして、大丈夫だと思っていた補助階段のマットを外すと、白木の部分が無くなっている部分があります。深さは5ミリから1センチ位になっています。赤身の部分はしっかりと残っています。強度的には劣化が感じませんが、防腐剤が染みこんでいても、無くなる部分があるのですから、一部を分解してみました。すると幸いなことに、3段目の天板の滑り止めを置いていた部分だけがこのような状態になっているだけでした。手を抜いて滑り止めを置いておくと、防腐剤を入れていても腐食するのはあるのだと言うことが判りました。強度的には2割程度のダウンくらいと思われますが、水が溜まる穴の状態ですので、この部分だけを交換することにしました。滑り止めを置いていなかった1段目と2段目は、問題なしです。

 作業自体は困難なものはありません。同じサイズにカットして防腐剤を塗り、交換するだけです。ついでに、防腐剤は全体に塗っておきました。あと何年かは頑張って貰えるでしょう。


★★2019年08月31日(土)古いDVDの音が自動の設定で出ない件

 今日の昼頃から、もの凄い勢いで降ってくれたのですが、青空が戻ってきています。場所によっては1時間に100mmという集中豪雨の場所もあったようで,道路が冠水したところもあったはずです。こう降ってくれるとハイゴケがまた繁茂してきそうです。

 ベッド・シアターではBDプレイヤーとDVDプレイヤーの2台のプレイヤーからHDMIで映像出力を余っていたパソコンモニターに出力しています。モニターにはHDMIの入力が1つしかありませんので、それぞれHDMIケーブルをモニターまで持ってきています。手動切り替えです。
 オーディオ出力は、モニターのチープなスピーカーでは如何ともし難いので、パソコン用外付け安物ステレオアンプ&スピーカーで、モニターの両サイドにスピーカーを付けて出力しています。入力は3.5mmステレオミニプラグです。対してBDプレイヤーは同軸出力、DVDプレイヤーはステレオRCAジャックのみの構成です。DVDプレイヤーからの出力は変換コードでそのまま繋ぐことが出来ますが、同軸からの入力は変換ユニットが必要です。ここには、超安物(何と千円以下)を用意してつなげています。こちらも手動切り替えです。

 昨日のことですが、そのBDプレイヤーで、古いDVDを再生したところ音が出ませんでした。それで、古い物を出してきて確かめたところ2002年付近以前のDVDの音が出ません。出るのもあるのですが、前世紀のものは全部駄目でした。原因が判りません。ビットレートか何かの規格が合わないのかと思い、超安物変換ユニットを疑ったのですが、仕様として対応しています。
 再び、BDプレイヤーの設定かと考え、マニュアルを見ながら音声設定を変えてみました。デジタル音声出力はデフォルトで自動となっています。繋がれた機器に応じて出力する事になっています。これをPCMに変更するとをHDMIにPCM、同軸にデジタル出力すると書かれていました。変更したところ音が出ます。デフォルトの自動では同軸に出力が出ないことから無音になるのかと考えたのですが、2002年以降のDVDは出ているのですから・・・うーん?
 要は、自動では追加出力の同軸デジタルへ音が出るものと出ないDVDがあるというもので、動作としては限りなくバグッぽいものです。開発時に古いDVDを入れて検証していないと言うことでしょうか。

 このメーカー、技術と性能の日本を背負っていたようなところなのですが、残念と言えば残念です。高校生の頃に買って貰ったここの高級カセットテープデッキが記憶にある最後で、久しぶりにこのメーカーの製品を買ってみたのですが、やっぱりねと言う感想です。何とかスイッチという言葉が出て来るほど、保証期間が過ぎると壊れると言う評判が立つのは仕方ありません。そんな作りです。試しに中を開けて見てみましたが、よくここまで材料をけちれるものかと感動しました。
 また、発売されてから不具合解消のためのファームウェアが5つもあるというのが、何とも哀れです。しかし、訂正されている内容が特定の機能に片寄っているように見えます。また、その他の機能改善というワケの判らない更新も入っていたりします。バージョン番号が最初の訂正で306、最新の訂正で527となる。沢山ある製品で訂正が必要になり、更に新製品を開発しなければならないというのでは大変でしょう・・・。まあ言ってみちゃあ何ですがStargazer並かそれ以上?