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★★2019年04月05日(金)余りマシン
諸般の事情から余りマシンが1台、出て来ました。これをどうするかです。中身は、超絶最新というわけではありませんが、そこそこ近頃のマシン性能です。
手元には、メインマシンの他に、将来的に旧ゲームマシン予定のWinMEマシンがありましたが、実のところ、すぐ固まる、すぐ止まるマシンで、かけた金の割りには合わない代物です。なにしろ、9X系は、余りにまともに動かないので、NT4に手を出し、2000、XPと乗り継いできました。しかしながら9X系マシンは、アトランティスとかミスト、リブンが動くマシンとして重宝しました。ただ、ハードソフト共にストレスが溜まるのは、致し方ありません。
余りマシンは、それより一皮むけて、高速化の為に色々なインターフェースを変えたモノで、Win10と7を使っていました。それに改めてXpを入れて過去のゲームが入るか、動くかどうかを試して見ました。
中には、インストーラーが動かないが、入っていたモノはOSアップグレートだと動くという、レアなものもありました。例えばポピュラス・ビギニングです。XPではインストーラーが動きますが、7になると動かないのでインストールが出来ません。動作モードをXPや95にしてもダメです。しかし、XPで入れてやり、7にアップグレートするとそのまま動きます。これを動かす為に、この手間をかけた訳では無いのですが、この余りマシンでは、それが動くWin7マシンです。
で、どうしてもメインマシンの横に置くスペースが、1台分しかありません。どちらかを廃棄です。そこで、試して見ました。
先ずMEを入れた、マシンです。懐かしいゲームが動きます。CPUのクロックは1Gありますから、そこそこ動きます。しかし、何かと止まるのは昔と同じです。マルチタスクと言ったって、なんちゃってですから、イロイロとそこらで不具合を抱えています。ゲームを続けるのに、途中セーブが無いものもありますので、やはり、ここはすっぱり切るものは切るという腹が固まりました。
で、Xpですが、意外と動いてくれます。ネットにもつながずですから、外からの攻撃も無く、家庭ゲーム機となって活躍してくれそうです。昨今のネット環境が無いと出来ないゲームには、関心が湧きません。ネットで課金されるというのも、その昔、通信費を抑える為に、アップロード、ダウンロードは最速で行い、チャットは短く高速タイピングと言うので染みついたモノは、未だに抜けません。ましてや、接続時間で徴収したり、期限を切って徴収というのがビジネスモデルになってから、ゲームは手元のゲームマシンでやるものと染みついています。安心して楽しんでいられないということです。
ということで、余りマシンの能は、なかなか高いので、こちらをサブマシンというよりは家庭ゲーム機として使うことを、丸々3日かけて検証、決定、再インストールを行いました。旧ゲームマシンは、廃棄です。お疲れ様でした。これに付随して、IDEのケーブル等の旧製品在庫も全て廃棄となります。
★★2019年04月09日(火)モクレン
★★2019年04月10日(水)書棚整理&更新は一時頓挫
書庫の整理は着々と進んでいますが、腕と肩の痛みが邪魔をしています。また、新しい本棚の注文も滞っています。こちらもかなりの変遷があるのですが、本棚一箱が一万円を切るような価格のものは、オガクズを接着剤で固めたものを心材にした繊維板と呼ばれる材料で、後ろ側は薄いベニヤ板を差し込むだけの代物です。カラーボックスと同じものです。それにもう少し高い値段、倍くらいを出しても、少々、マシになっただけの、同じ作りの合成板ですし、まともに板材を使ったモノは、法外な価格です。
それはともかく、安物はそのような部材を使って使い勝手優先で作られています。昨年の地震でも、見た目の損傷は少なく見えますが、そもそも構造材の無い安物ですから、その場で倒壊しなかっただけのことで、強度は当てに出来ません。
部屋の中には書棚が13本あります。その内1本は文庫本用の少々お値段高めのものに手を入れて、強化し、上置きを付けて収納力も向上させたものです。かなり重たいものを、ぎっしりと入れていますが、地震の影響も、経年変化もなく、補修も必要ありません。しかし、他の12本については、調べると、色々な不具合が多少なりとも出ています。
いつも座っているところの背中にある本棚2本は、縦板が本の重さで左右に微妙に歪んでいて、その微妙な隙間がゼロから1㎝ほどのうねりとなっています。入っている本の重量に負けています。その他にも、良く見ると、真ん中の縦材が5ミリほど下がって、上に隙間が空いている書棚があります。まともな品物であれば、そんなタワミが出るはずも無いし、木ねじの増し締めという手も、これらの格安カラーボックスもどきは、締めてガタつきを弱めるだけしか出来ません。それ以上力を入れて締めると、木ねじが構造材の穴を自由回転するか、横板が裂けます。ガタつきが出たら、このタイプの品物は、次は無いぞと言うメッセージです。何かの時に、上の棚が落ちて、それで下も耐えられなくなって、結局、全壊ということもあり得ます。
補修しようが、何をしようが、どうしようも無いというのが正直なところです。モノによっては組み立てのときに、電動工具を使わないで下さいと書いてあるのもあるそうです。そりゃあ、インパクトドライバーを使ったら、絶妙のコントロールが出来る人で無い限り、一瞬でバカ穴になりますよ。それだけの強度しか無いのですから。
ということで、本棚の新調が停止しているのは、頼もうと思ったブツについて易卦を出してみたら、何と夫婦揃って、同じ卦を出し、その卦の判断がイマイチだったことによります。
別の選択肢である、自分で作るというのは、避けています。よさげな品物に手を加えて強化したというのは前出の1本目で、それ以外は手を加えていません。手を入れるのが難しいほど、弱い製品だと判断しているのです。
まともな板を使って、本棚を作るのは、それほど難しいことではありません。しかし、いろいろな本の大きさ(高さ)に合わせて、棚板を可動化するのは、そう簡単なことではありません。可動棚は強度的には、マイナス作用しか無い代物なのです。その上、可動棚にするには、一応それを支える構造が必要です。これが手作業の加工では、困難というわけでは無いのですが、面倒なレベルです。
一番簡単なのは、入っている本の高さに合わせて、固定棚にしてしまうのが、最も強度でメリットがある方法です。使い勝手は悪くなるのですが。
で、棚を動かす方法は他にもありますが、市販品の方法をマネるのは、手持ち工具しか無い状況では精度的に足らないので、別の手を講じるしかありません。手が無いわけではありません。既に使っている方法があります。美しい方法では無いので、秘密です。
ということで、中の整理は進行していますが、大枠が動かないとどうしようも無い部分には辿りつけません。ああ、疲れた。
★★2019年04月12日(金)月齢07.1
★★2019年04月13日(土)月齢08.0
★★2019年04月14日(日)M87、書棚更新頓挫が小休止
新機材でメシエ87のジェットが写るかどうかを試して見ました。メシエ天体は全て撮影してはいますが、怪しげなジェットが写っているらしきものは1枚あることはあります。「らしき」ですから、はっきりしません。しかし、新機材にカメラも更新されていますので、条件的にはかなり悪い状態でしたが、やってみようと思い付いたのです。
悪条件は双子座に半月があることです。半月ですから、満月ほどではありませんが、空が明るくなっています。対象は乙女座ですから概略直角位の角度があります。それで、F6、ISO800で30秒露出するとカブリが写り込みます。そこで、ISO400にするとカブリが軽減します。これで写してみました。
旧機種はF4ですので、もっと速いシャッターとなりますが、ニュートンのF4ですから、大変にシビアなピントとなります。ミラーショックで変わるかと思うほど、ピント合わせには苦労しました。これが新機種導入の一番大きな原因となったものです。勿論、F4というスペックは、ミラーの精度にかなり左右されます。温度とその変化具合の問題もかなりを占めています。Fは暗くなりましたが、接眼部もより豪華な仕様を選択、ガラス材もBK7から溶解石英となって、各種の要因が解消されました。
で、アッサリとジェットが写っています。画像のドット数を下げると判らなくなりますが、写っているような気がするというような曖昧なモノで無く、写っています。多分、更にレデューサー・フラットナーでは無く、単なるフラットナーで、F8を使えば、もっと見られるモノになるはずです。しかし、月があっては台無しですから、月の無いときを狙いましょう。今後の課題です。
ニュースによれば、ウルトラマンの故郷がM78星雲というのは、台本の誤植で実はM87が正しいという説があると伝えていました。M78星雲は距離は1600光年、直径は3光年ほど、銀河系の中のガス星雲です。対してM87は約6千万光年の彼方にあり、直径が約11万光年×13万光年という、銀河系よりも大きい存在です。強力な電波銀河としても知られ、光でも何かが放出されているかのような「ジェット」が有名です。銀河核での大規模な擾乱があると言われていたもので、今回の学者さんたちの連合の成果として一時の話題をさらいました。
ウルトラマンとの関わりは・・・判りません。何しろ、彼の宇宙空間を含む最大飛行速度はマッハ5、音速の5倍という設定は、今でも大したもので、部分軌道爆撃システムを除けば、最速でしょう。しかしながら、光が1年かけて進む距離(1光年=9.5兆km)をマッハ5(1.7km/s)で行くと、約18万年かかります。M78だろうがM87だろうが、どちらでも問題外な値になります。まあ、設定ですから。
で、大型電波望遠鏡を干渉計として使った結果、アインシュタインの一般相対性理論を使った特異な存在であるブラックホールが実在するという証明を(今頃)やっとできたというもので、もっと予算を寄越せというアッピールの意味があると思われます。そして、それ以上の「この世の原理」を追求する為の方策ということになります。色々なことが考えられてはいますが、何しろ金が無いというのが学者さんたちです。この計画に使った電波望遠鏡、望遠鏡と名前は付いていますが、要はアンテナです。この投資が無駄で無かったというアッピールです。そして、もっと出せば、もっと判るぞと言う、財務担当への主張ということになります。
さて、明日のことになりますが、幅120cmの本棚が一本、やって来ます。この本棚の中身は、主にコミックと言うことになっています。90幅の本棚2本に入っていたものを、書棚の上置きと共に収納できる計算になっています。これが明日のミッションとなるはずですが、問題は作業スペースです。現在、コミックを主体とする此奴らの一時移動場所が払底しています。離れたところに運びたくありませんし、通り道を占拠されてしまうのも困ります。どうしようかにゃ。
と思っていたら、この本棚の上置きの部分が、「来てから合わせる」と言うつもりの打ち合わせが、「来てから頼む」にすり替わっていたことが、先ほど判明し、手を付けなくて良かったという事態となりました。挙げ句の果てに、納期が直ぐ発送から、5月上旬? これでまた遅れます。やれやれ。本棚も積ん読にしておこうかしらん。
M87(メシエ87)中心からジェット流が
★★2019年04月16日(火)月齢11.1
★★2019年04月17日(水)月齢12.0
★★2019年04月19日(金)福寿草、満月
★★2019年04月23日(火)月考
月は約一ヶ月で地球の周りを回っています。少なくともそう見えます。そして、地球から見る月が通る道筋を白道と呼びます。しかし、星図を見ても白道は記入されていません。これは、白道がどんどん移動してしまうからです。
現在の星図は、基本の線引きとして赤経赤緯を使います。これは地上の位置を表す経度緯度に対応したものと思って良いでしょう。星の位置を示す為に。子午線(真北から天頂を通り真南に抜ける天球上の線)を通過する(南中)時刻で経度方向を表す「赤経」と、地球の赤道を天にまで伸ばした「天の赤道」からの角度で「赤緯」を決め、天球上の位置を特定します。これが赤道座標と呼ばれ、地球が1回転する時間が24時間であると決めて作られた方法です。地球の自転を基準にした位置の表現ということになります。
そして、天球における太陽の動き、逆に見れば、太陽をめぐる地球の動き(地球の公転)を基準にして、天の位置を表すことが出来ます。こちらは黄道座標と呼ばれています。
この地球の自転と公転による座標をつなぐものが、双方の基準点となる春分点ということになります。この春分点は、ゆっくりとですが、着実に黄道上を動いていきますので、ある程度の期間が過ぎると精密な観測では違いが出て来ます。そこで、分点と呼ばれる年初の時点を決めて、西暦何々年の分点による座標というような表現で表すと、正確な位置を伝えることが出来ます。勿論、分点が変われば位置の数値が変わってきますので、換算が出来るようになっています。どのくらいの速さで動いているのかというと、10年で約0.14度です。つまり、40年弱程度で太陽や月の直径ほど動いてしまうのです。ですから、印刷された赤道座標による星図は、使われたのが何年の春分点なのかが明示されています。今は2000年分点の星図が使われていますが、その前は1950年分点を使用したものがほとんどでした。
このように黄道座標と赤道座標は、時間と共に移動していくのですが、黄道座標の場合、変化は黄経の値だけで、黄緯は変化しません。厳密に言えばほんの少しの振りはあるのですが、うるさいことを言わなければ、位置決定の要素の片方だけが変わっていくことになります。星座絵で有名なヘベリウスは、黄道座標を使っています。これを参考にしたに違いないフラムスチードは、赤道座標を使っています。それぞれが拘りのあるモノで、特徴があります。座標だけで無く、天球儀を外から眺める形(神の視点?)なのがヘベリウスで、中から見ている(見た目通りな)のがフラムスチードという違いもあります。閑話休題。
月に話を戻しますが、地球の公転(つまり太陽をめぐる地球の回転)による黄道と、地球をめぐる月の動き、白道(地球から見た月の通り道)は約5度の傾きがあります。ですから、月が地球の周りを1回転する際に、2回黄道をまたぎます。このとき、月が黄道の南側から北側に変わる場所が昇降点です。逆に北側から南側に変わるのが降交点です。一般に昇降点(north node)・降交点(south node)は、惑星の軌道と黄道(地球の軌道)との関係を示すものであり、互いの軌道の角度を示す軌道傾斜角とセットになり、2つの軌道の位置関係を確定する数値になります。
月の位置が太陽と合または衝の時に、この昇降点・降交点に近いと日蝕や月蝕となることから、西洋占星術では、月についての昇降点をドラゴンズ・ヘッド、降交点はドラゴンズ・テイル等の呼び名を付け、宿命や因果の星として感受点扱いをしています。
ドラゴンズ・ヘッドは、18.6年の周期で黄道上を逆行しています。まあ、高校3年生か、もう一つ上で、ドラゴンズ・ヘッドが黄道を一周して出生位置に戻ってくるということになります。一生の方向をある程度は決めて、乗り出さないと行けないという意味では、宿命や因果が絡んでいるのは間違いないでしょう。どちらかといえば凶星扱いの位置ですから、90度と180度の座相を作る年齢を単純計算すると、4.6 9.3 14.0 18.6 23.3 27.9 32.5 37.2 41.8 46.5 51.1 55.8 60.5 65.1 69.8 74.4 79.0 83.7 88.3 93.0 97.6という具合です。心当たりの方が出るような気がしますが。日本特有かもしれませんが、42才というマジックナンバーは、良く目にします。語呂合わせで「死に」に通じるともされ厄年の代表になっています。月並みではありますが、この年齢でニュースに出る例が目立つのは、思い込みの部分もありそうですが、事例があればチャートを見たいと思います。
さて、ドラゴンズ・ヘッドは、天の赤道に対して23.4度傾いている黄道上を逆行し、月の位置は黄道から18年ほどの周期で、±5度の違いがでます。赤道に対しては最大の変異が±28.6度にもなります。
黄道付近を月が動くのですから、満月が地平線から計ってどのくらいの高度まで上がるかを考えると、春分秋分の頃は赤道付近ですから、真南で55度の高さになります。それが夏至の頃は32度になり、冬至では78度となるのが黄道です。そこから±5度の増減が18年周期で変化することになります。いずれにしても冬の満月は中天高く煌々と輝き、夏の満月は低くビルに遮られて見えないことが多いということになります。
そして、月はいつも同じ面を地球に向けていると説明されますが、月自体が3軸不均等な形であって、かなり首振りをしています。更に、地球は月の3.7倍の直径を持っていますから、高度が低いときの月は、地心からの見え方と方向がかなり違ってきます。この為、地球側から観測できる月面は、表面全体の6割で、4割が決して見えない部分と言うことになっています。
このところ、連日、月を撮っていますので、別の日の月画像を合成して重ねてみてみると、合いません。方向を間違えているわけでは無く、上下左右方向に首振りをするので、見える範囲が違っているのです。次の日に撮った月面が、合成してみると、上下方向に首振りをしている為に、単純には重ならなことがすぐ判ります。きれいに重ねる為には、月面を立体として回転させる変形が必要です。不可能では無いのですが、手持ちのソフトでは無理のようです。変換プログラムを作ってしまうというのも手ですが、月面図を作ろうとでもしない限り、用はないでしょう。月がこんなにフラついているのを初めて認識しました。
そんな意味でも、月面の地形は、月齢が同じでも太陽の方向が微妙に異なっていることから、違う様相を見せてもおかしくは無いということになります。昔、オニールの橋という地形があるという話が出ましたが、見間違いということに落ち着きました。最近でも人面山とか人面石などという話も出ていました。月に人が行けるようになっても、まだまだ話題の絶えない場所です。月や火星に水が見つかれば、これはまた凄いことです。SFが現実になっていくのですからね。
地球から38万4千4百㎞、世界が平和であれば、手が届く場所になるのは以外と早いことでしょう。
月が木星に接近中
月齢17.4
★★2019年04月24日(水)月齢18.3が木星に離反中
★★2019年04月25日(木)水仙 昨年は4/27でした
★★2019年04月26日(金)やっと全開になりました
★★2019年04月28日(日)地震、黒点、温暖化、ボーデの法則
昨夜というか、本日の未明、午前02時25分ころということですが、地震が来襲しました。最初の初期微動で目が覚め、習い性になっている秒数のカウントを始めます。で、初期微動にしては縦揺れが結構大きめの揺れで、脳内を疑問がよぎります。初期微動でこのような揺れがあるのであれば、本震は震度7となるような壊滅的な揺れが来るのでは無いだろうかという恐れを含んだ疑問です。もしかすると、気が付いた時点は主要動の到来で、表面波の到来まで勘定しているということも考えられます。しかし、この付近での地震は、震源域がかなり限定されます。深さ10㎞程度の震源の場所を選ばない直下型か、沈み込み帯のプレート境界に震源の存在する深部地震です。後者で、地表面近くを伝わる表面波が主体となるような場合、津波が主たる被害となる巨大地震ということになります。15秒を数えたところで本震(主要動)と思われる揺れが来ました。初期微動の揺れの数倍から数十倍の揺れを予想していたのですが、想定した揺れの大きさでは無く体感で倍程度の、横揺れより縦揺れが中心の揺れでした。
大森公式は初期微動継続時間と震源までの距離に関係を持たせたもので、地中を伝わる振動の縦波と横波の速度の違いから生じる到着までの時間差を使って、震源までの距離を推測する方法です。日本付近では7.42という係数を当てています。平均ですから、値の差はあります。6~9程度の範囲があります。仮に係数を8として15秒×8=120kmというのが震源までの距離かも知れないという値になります。そもそもストップウオッチを使って計った時間でもありませんから、大ざっぱの概略ということになります。
揺れはそのまま収まり、大した被害は無く損害調査の必要も無いだろうと判断しましたが、揺れの中で嫁様の声がしましたので、揺れが収まってからベッドを降り、生存確認をしました。
さて、朝になって気象庁のページを見に行くと震源地は、十勝地方南部(北緯42.5度、東経142.9度)で、震源の深さは約110km、マグニチュードは5.6と記載されていました。最大震度は4です。被害の出るような地震ではありません。しかし、目を引くのは震源の真上である震央の震度は3ですが、その北側に最大震度4の地域が広がっています。一般に深い地震の場合、想定されるプレート境界面に沿って地震波が伝わりやすいはずで、北海道の日高山脈沿いでは、プレートの沈み込み帯の影響で、地上の震度は震源の西から南方向に大きくなる傾向があります。しかし、昨年の北海道大停電を引き起こした地震もそうでしたが、震源よりも北東側に強震地域があります。これは、地震自体がプレート境界地震でなく、境界面よりも浅いところで起こる内陸型地震に分類されるもので、揺れの様子は地表付近の地質構造に大きく関係していることが原因と思われます。胆振の火山と温泉地帯は、地下にマグマ溜まりを作る要素があったから火山地帯となったのです。それに、その要素が存在する理由が、ここだけの事情なのでは無く、函館から海を渡り東北の火山と温泉の地域が連なって存在している状況、太平洋プレートによる圧力が原因であることは自明のことです。また、プレート境界面の存在による現象としてだけでは無く、地表に近いところに緊張を含んでいる構造と地盤があることが、火山が存在する理由となります。それらの地下の構造は地震波が伝わりやすくなっているでしょうし、地上付近の堆積物が新しければ軟弱な地盤となり、地震を大きくすることになります。これらの状況が相まって、地域的には手前の三笠市では震度3でありながら、美唄市に震度4の地域が出ているのだろうと考えられます。
特に、石狩平野と、日高山脈の手前にある夕張山地との間に活断層が幾つも知られていて、ここに活断層帯があるようです。この活断層帯は、増毛山地の山麓を抜け、日本海に延びていると考えられます。つまり、石狩平野の東辺は活断層帯であって、主に北アメリカプレートによって圧縮されて盛り上がった日高山脈を作った力は、今も働いていて、地形を変えているのです。この地形を変えるというのは、固形物である岩石を破壊して形を変えることで、つまりその結果が地震です。この辺りに他の場所より地震が多くなるのは、ごく当たり前のことなのです。つまり、日本列島で地震の来ない場所は無いのですが、選りに選って、わざわざこんな場所に畑では無く、都市を造ったというのが・・・。
まっ、地震被害の無い場所というのは、国内で探すだけ無駄なことですが、被害の少ない場所はあります。少なくとも軟弱地盤の場所で無ければ、かなり軽減します。岩盤が通っている場所であれば、後は自家の下に地割れ、亀裂が来ないことを祈るだけです。阪神大震災の時に全壊した家の隣の被害が、中でモノが引っ繰り返っただけというのがかなりありました。
ちなみに、該当の時刻の直前に現地では経過の火星が天底(IC)にあって、海王星とタイトなスクエアです。天底は地面ですので、さもありなん。ただし、海王星ですので、海から津波ということも考えられますが、それはやはり、土星や天王星の影響を加えるべきでしょう。オーブを広く取ると、木星でTスクエアとなります。ちょっとびっくりさせられただけでしたから、その程度ということで、御の字です。
太陽表面の黒点の数は、太陽活動の指標とされて、その増減を記録するのは難しいことではありませんが、地道で目立たない活動です。ここで言う太陽活動というのは、太陽の輝き具合、つまり放出するエネルギーの量のことでは無く、太陽表面に観測される磁場の状況です。黒点が多いほど太陽活動が活発だと表現しますが、それで太陽が明るく輝くかといえば、それほど大きく変わるのでは無く微小な変化に止まります。ちなみに、黒点=暗いのですが、黒点周囲には明るく輝く白点が存在する為に、収支はトントンか、ほんの少し多いというレベルです。黒点が示すのは太陽磁場活動の様子であって、黒点から特別な粒子が飛びだしてくるというようなものでもありません。太陽磁場が11年程度の周期で逆転していることが知られていて、その状況に黒点の数が対応しているのです。地球にも磁場があって方位磁石を動かしてくれますが、この地球磁場も、地質年代レベルの時間で、N極とS極が入れ替わったことが判っています。地球磁場は、地球が回転することによって発電しているというダイナモ理論で説明されています。太陽でも同じ原理で発電し、電磁石となって磁極を作っているのです。そして、太陽は地球よりも巨大な天体ですし、中身は気体(プラズマ)状態ですから、変化が激しく、その磁極の逆転現象が約22年という短い周期で起こっているのです。
で、気候変動の原因として、メディアでは二酸化炭素ばかりが騒がれていますが、調べれば調べるほど、無関係では無いにしろ、他の要素もいっぱい出て来るぞということが判ってきています。それに、大気中にある二酸化炭素の濃度が0.03%から0.04%に増えたら、大気の平均温度が絶対温度288K(15度)から、0.04/0.03×288=384K=111℃になる。凄いぞ、などと考える方は、そうそういらっしゃらないと思います。
つまりそこで、考えとして、出ていく熱を大気中で捉まえることによって、地上を冷やさず温暖化するという一方通行で考えていた点を、熱が入る側で見てみようというのが新しい考え方です。太陽光(太陽放射)を宇宙空間に反射するのは、白いものです。白いものには雲や積雪があります。最近の研究では、水蒸気から雲粒を作るには雲粒核が必要であり、大気中の微細なホコリや、宇宙空間から飛び込んでくる宇宙線によって叩かれて作られたイオン粒子が雲粒核になることが提唱されています。つまり、雲を作るには、水蒸気を含む大気が露点温度以下になることのみが条件では無く、きっかけがいるというものです。水を凍らそうとしても、振動のない環境では過冷却の状態になって、液体のまま氷点を下回ることが出来るのです。この状態の過冷却水の入れ物を、チョンと叩くと、過冷却水はビシッと氷になります。というのも、この辺の研究者でなくても御存知ですよねぇ、
で、高エネルギー線である宇宙線を防止すべく磁力なり電圧なりをかけた場所と、そうでは無い場所での雲粒の発生頻度を比べるというのは難しげな実験だと思われますが、人工的な環境を利用してもおかしくありません。霧のロンドンというのは、石炭を焚いて煤煙があったから余計に酷くなったと言う方もいらっしゃいます。蛾の体色だけでなく環境汚染で気象条件も変わったということが立証できれば、それはそれで面白い結果でしょう。水蒸気が凝結するのに核が要るのかどうか、ロンドンの気象の歴史を調べるのも面白いかも知れません。
また、雲が太陽光を反射するだけのことでは無く、気温低下の結果、雪となって積もれば、太陽光を反射して余計に冷えることは判っています。アルベド効果と言います。地質年代レベルの地道な研究をしている学者さんは、全球凍結という、地上が全部、南極や北極のようになってしまった状態が、何度もあったということを突き止めています。今、我々が氷河期と呼ぶ第四期の寒冷期は、赤道地方は凍っていない状態です。ですから、条件次第であっという間に解除されることもあり得ます。しかし、全部が全部、凍り付いてしまったら、よほど温かい条件を与えられなければ、いつまでも融けないことになります。それが全球凍結です。
雲粒発生についての考え方ですが、これについて否定的なことをインターネット上で書いている某国立大、大学院の教授が居ます。曰く、これらのことについて、定性的には理解できるらしいですが「定量的にはまだまだ多くの不明な点」があるので信憑性が無いと断じています。わたくしが思うに、その不明な点を明らかにするのが、「君の専門の仕事」で無いかと思う次第であります。教授というのは単なる職名で、資格ではありませんけれど、その職名を出して実際の研究や実験もしてない単なる希望を公開資料として発言するには如何でしょうか。温室効果ガスの具体名として二酸化炭素しか出していませんし、判らんから否定するという方法で論文を書いてきた学生をどのように指導しているんでしょうかねぇ。疑問です。温室効果による気温上昇が二酸化炭素の性であることにしたい方々や、それに便乗する輩もいっぱいいるというのも実情ですし、その一派と思われても仕方ないでしょう。
何故か、二酸化炭素の濃度と気温の関係についての研究には、予算が付きやすいので成果が上がっています。その中に日本の南極での氷床の掘削によるサンプルの分析結果が出ています。大抵、二酸化炭素濃度と推定気温の変化が乗っているグラフが出ていて、誰もが関連が強いと思うものです。ですが、資料の中に、酸素同位体比と対照した海面高が載っているモノがありました。気温推定の元になるデータと言えます。ところがそのデータの変動は相似形でありながら、なだらかです。元データより結果が細かくなるのは、おかしいのでは無いかと思います。他に用いたデータがあるはずです。例えば二酸化炭素の濃度データです。そうなれば、結果ありきの結論ということになります。
また、この二酸化炭素濃度と推定気温の変化グラフからすると、現在の二酸化炭素濃度である0.04%超えでは、気温が大まか14℃位は上がっていないといけません。温暖化とはいえ、それほど気温上昇しているわけではありませんから、二酸化炭素濃度と気温が関係しているグラフというのも眉唾で、他の条件が何かあるということになります。しかし、このグラフで、二酸化炭素が温暖化の犯人だと思う方が更に増えることでしょう。これを見て、騙される専門外の方々はともかく、こんな資料をちゃんとチェックしているのでしょうか。
この辺の酸素同位体と古水温の研究では、有孔虫を使ったものが定番で、1955年にシカゴ大学で出たモノがあって、氷期と間氷期での水温差が10℃程度あるという研究でしたが、後の追跡検討で2℃程度と修正されていたはずです。何処の場所を調べたのか判りませんが、きっと氷期の寒冷と余り関連が無かったのでしょう。皆さん、懸命な努力をしていますが、チェックする方がやはり大事です。まっ、この論文或いは報告そのものをチェックしたわけではないのですが、信用ならんのは変わりません。こんなものに一体、幾ら税金を使ったのでしょうか。
天文学にボーデの法則というものがあります。簡単な数式ですが、ドイツの天文学者チチウス・ボーデによる太陽系の惑星の軌道半径の規則的な数的関係を表したもので a=0.4+0.3*2^n nは、水星から123・・と割り振った惑星の番号、2^nは2のn乗のことです。
計算した値を実際の値と比べてみましょう。
水 金 地 火 ケレス 木 土 天 海 冥
計算値 0.40 0.70 1.00 1.60 2.80 5.20 10.00 19.6 38.8 77.2
実際値 0.39 0.72 1.00 1.52 2.77 5.20 09.55 19.2 30.1 39.5
実際の値に対して、n=8までは、かなり良い数値を出しています。そして、1772年に出したボーデの著書で広まった経験則です。勿論、ケレスも天王星も発見前です。原理が判っていませんので経験則と呼びます。ですから、現在では偶然の一致と言うことになっています。
しかし、こう思うのです。こんな簡単な式で8個の惑星と小惑星の軌道半径を並べることが出来るのは、何か原因があるはずだ、と。
原始太陽系は、太陽も生まれる前の星間物質が、何らかの原因で収縮、回転を始めて、ガスや微惑星を構成するようになり、中心に質量のほとんどを持つ太陽と、近傍の質量を集めた惑星が誕生していったのです。その際に引力の法則、質量に比例し距離二乗に反比例する引力によって、互いの位置関係も協力できる位置に付いたものが生き残り、不安定なものは太陽や惑星に吸収され、あるいは太陽系外に弾き飛ばされたのでしょう。中心に輝きだした太陽の影響と、それら同士の複雑な引力、流体力学的な結果が、現在の太陽系を作っています。そして、太陽からの距離と公転周期も数学的関係があり、他の天体との関わりにも引力の関係があることから、摂動を受けにくい位置関係を保つようになって安定した軌道を持つことができます。それが現在の太陽系になっているのです。いつのときか、ボーデの法則に意味があったことが見いだすことがあるのかもしれません。
深い理由が存在している可能性は捨ててはならないと思います。偶然の一致にしては、合いすぎているというのが私見です。そして、海王星以遠についても、外れる理由があるのでは無かろうかと。それに、偶然の一致というのは、理屈付けに失敗したときの一般的な言い訳ですから。
判らないことは、判らないと正直に言うべきだというのが、わたくしの主張です。言えない方が結構多いのですがね。自分の専門外については、一切発言しないという堅物の教授さんがいらっしゃいましたが、わたくしは内心、この方は信頼できると思っていました。硬骨漢とも言いますが、ちゃんとした見識のある態度で尊敬できます。
★★2019年04月29日(月)我が家のセブンシスターズ