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    ★★2019年01月01日(火)昨年と同じくらいの雪か
    ★★2019年01月04日(金)ゆり
    ★★2019年01月05日(土)遂に降りました
    ★★2019年01月06日(日)雲間からの日蝕
    ★★2019年01月11日(金)サイトの一部コンテンツ、コッソリと入れ替え、毎年何度かは欠航
    ★★2019年01月12日(土)月齢06.3
    ★★2019年01月14日(月)オリオン座大星雲
    ★★2019年01月15日(火)画像調整、カラーバランス
    ★★2019年01月27日(日)固定撮影の幅が広がっている

★★2019年01月01日(火)昨年と同じくらいの雪か




★★2019年01月04日(金)ゆり




★★2019年01月05日(土)遂に降りました




★★2019年01月06日(日)雲間からの日蝕




★★2019年01月11日(金)サイトの一部コンテンツ、コッソリと入れ替え、毎年何度かは欠航

 サイトリニューアルと銘打って昨年の1月初めに手直しを行いましたが、StargazerのSAT公開をメインとする手直しでしたので、やり残していたところが多数、それらをいじるとなると、これがまた大変な時間がかかりそうだというので先延ばしにしていて1年が経ってしまいました。この正月を挟んでまとまった時間が取れましたので、そこをいじってみました。
 手を入れたところは、天文学関係の資料と言うことで入れている部分で、星座に関する部分は、何とかならんかと思っていたのです。まあ、見ていただくという部分でも、それほど見やすいものでも無く、あるなと言う程度のモノでした。それに自分で見て役に立たないのはいかんともし難いモノです。つまり、望遠鏡を前にして、一応資料は揃えてはいますが、紙の資料ですので、暗い中にいちいち確認するのは目がきついですし、暗くしたモニターを見るのは苦になりませんので、モニターで資料を見られれば一番良いと思っていたのです。天体の導入や天体情報は、ステラナビゲーターを使っていれば、モータードライブとリンクさせて自動導入させますし、画面で情報を見ることが出来ます。しかし、この辺で何々があったなと言うような情報は、難しいもので、やはり見慣れた星図を使ったり、資料が必要になります。その中でも重星、ダブル・スターの情報は、使いやすいモノが見あたりません。
 藤井旭さんの『星座ガイドブック』という上下2巻に分かれた大変に参考になる本がありました。解説の他に巻末に星座別の資料が付いていました。その中に主な重星や変光星の表が入っていて、これを星表で探し、望遠鏡を向けていたときがあります。役に立ちました。
 言ってみれば、もう少し詳しい資料を星座別に分けて作ってしまえば良いのです。少なくとも重星についてくらいは、一覧があると、現場で助かります。ただし、ここで問題となるのは、その数です。先ず、星座は88星座となっています。その中に命名されたりナンバリングされた星は三千二百弱、その中に重星は八百個ほどあります。これを整理し、星座ごとにページを作るとなると、手間は相当なものになります。特にhtmの表は、面倒です。そこで、表計算ソフトからの出力を一太郎に持ってきて画像に変換してみました。これには、一日半かかります。何か変更があると最初からやり直しというモノで、結果的に3回は直しています。
 また、取りあえず入れた星図は、星座別の図として整理しました。星座絵を入れると、それらしくなりますので、ちょっとやってみたのですが、これが意外と美しくありません。勿論、自分で書くことが出来れば一番良いのでしょうが・・・。星座絵としてはフラムスチードとヘベリウスの2つが有名ですが、正直なところフラムスチードの絵は、美しい絵ではありません。ヘベリウスの絵は中々のモノなのですが、如何せん裏像です。天球儀に書かれた形で、天球の外から見た神の視点です。ですから多くの人物は背中を向けています。また、神話の解釈も色々ですから、カニと言いながらどう見てもエビのようなものまであります。まあ、星座絵に基づいて、星を結ぶ線を入れてみました。ですから、特徴的な星の形をなぞった、見かけるような線になっていません。
 旧の星図は、星座の位置関係を見ることが出来ましたが、新しくしたものは、その部分が欠けています。星座早見を入れるか、月別の空の星座の図を入れるかという方法になりますが、全く慣れていない方でも星座早見を1つ持っているだけで十分ではないかと思うのですが・・・。
 また、一応全88星座を用意しましたが、当然、日本からは見えないモノがありますし、北の果てにいるわたくしには更に見えないものが増えます。南の地平線まで見えるわけではありませんしね。
 ということで、入れ替えたのは一部です。主に、自分用です。

 作業している間に、大雪が2回ありました。大きな方では、空港に二千人以上が泊まる羽目になったというのですから、ニュースでも大きく取り上げられていたことでしょう。実は全然知りませんでした。ずいぶん降ったと思いながら除雪はやっていましたが、そこまでとは思いませんでした。
 雪国の宿命ですが、大雪による欠航では、それによる宿泊費は出ません。航空会社の責任の欠航であれば出るそうです。それに、こんな状態になると次の日に乗れるとは限りません・・・。空港にもう一泊でしょうか。普通のときは夜はたたき出されてしまいますが、こんなときだけは仕方無しと言うことで毛布は貸してくれます。でも、飛行機の予約が取れなくてロビーでもう一泊というのは無しでしょうね。
 その昔は、飛行機は止まっても、JRは何としても動くと言うことでしたが、今は飛行機より先に止まったりするのは珍しくありません。いろいろと事情があるようです。


★★2019年01月12日(土)月齢06.3




★★2019年01月14日(月)オリオン座大星雲




★★2019年01月15日(火)画像調整、カラーバランス

 昨日(正確には一昨日)撮影したオリオン座大星雲ですが、今までと同じように、撮って出しのものを何の疑問も持たずにアップしましたが、あらためて見ると、背景が赤紫です。今までと色が違うなぁと思いながら、ハッと気付きました。使ったカメラが改造D800でした。これはカラーバランス調整フィルター(青色に見える)をクリアフィルターに交換したカメラなので、映像素子本来の感度で赤から赤外線域を強力に写し込んでいます。つまり、赤い色が強調されています。元々、この星雲は明るく、肉眼でも良く見えるので、普通のカメラでも赤よりは明るいピンクとなって表現されます。実視でもピンクを感じることが出来ます。ですから、あながち間違ってはいないと主張してもおかしくは無いし、星野の部分の色が赤に傾くのが当たり前の仕様でもあります。そこにカラーバランスを調整しようとする機能が働き、入射光が正常のカメラとして調整をした結果が、これということになります。結果的にどちらかと言えば眼視に近い色合いとなっています。そして、改造カメラではない普通のカメラを使って撮ると、ここまで強調はされませんが、このような色合いに写ることになります。
 しかし、要は星野部分、背景が黒と言うのが自然です。デジタルだけで無くフィルムの時代でも、夜光やその他の影響で色が狂って写る事があります。そこで、背景を黒くしようというのが、次の一手になります。この場合、背景が赤紫に傾いています。これを黒くする為には、赤と青をそれなりに減らし、緑を強めることで灰色に持ち込み、輝度を下げるという方法が考えられます。調整ソフトによっては一発です。そうやって背景を黒く調整をすると、より自然に感じられることになります。たとえそれが、映像素子が捉えた実態と違っていたとしても・・・。
 そうやったのが今日入れた画像となります。背景を灰色になるように調整し、暗くしたものです。どちらかというとピンクはオレンジ側にやや傾いた赤も含んできます。元から比べると黄色(青と緑の合成)寄りになったと言うことです。我々の目は3色合成で色を見ますから、誤魔化すのは、容易かも知れません。
 カメラとしては、研究に研究を重ねた結果プログラムされた自動調整で、正常な画像を作り出すはずが、入ってくる光の状況が設計時と違う為に、カラーバランスが変わります。上記の方法、「背景を黒にする」が「正しい色」なのでは無く、何をやってもカラーバランスは狂っているので、目を誤魔化す方法だとも言えるわけです。
 もっと言えば、写った画像を期待してオリオン座大星雲を肉眼、そして望遠鏡を使っても、決して見えるものではないということになります。
 赤いモノに興奮する(ということになっている)モーモーさんと同じように、ヒトにも赤いモノに興奮する場合があるようです。まあ、興奮のまま突進してしまうようなことをしていたりすると、ロクなコトにならないのは、皆さん御存知。やってしまう方がいらっしゃって、後悔しても後の祭り。息を吸って吐いて、数を30数えましょうや。

調整済み


★★2019年01月27日(日)固定撮影の幅が広がっている

 Z7に慣れるのに苦労しているところですが、やはり、D850の方がたった一年とは言え、指が憶えているというのは仕方ありません。結局、何かするにはマニュアルを確認しなければならないというのは、困ったモノで、全然違う機種であれば、それはそれで慣れるのですが、似ているというのは・・・。
 それでも一般撮影ではD800を使う事は無いのですが、ドームに入れば、3つのカメラがあります。皆、微妙に違うので、その微妙なところにイラッと来たりするわけです。
 まあ、それはともかく、D800のときに思ったのですが、単なる固定撮影で、結構なレベルの写りをします。ボディ側は高画素ですし、レンズも銀塩時代のソフトフィルター組み込みのようなものでは無く、キッチリ、カッキリ写るものになってきています。Webにあげるときの画素数は、かなり小さくしますし、星は基本的には点ですので、全く映えない画像になってしまいます。返って銀塩時代のレンズの方が星が広がって写るので見映えが出ることもあります。勿論、古いレンズの収差で点像が広がるよりは、今様のレンズにソフトフィルターを使って、星を丸く大きくするのが、美しく見映えを上げる手になります。
 何しろ、空に見える星々は、点像と言える小ささですが、厳密なことを言えば、単位角度面積当たりの明るさは、太陽と同じレベルで、輝星ともなれば、その10倍や100倍というのもあるのです。つまり、その小さな部分とは言え露出オーバーとなるのです。ですから、目では色の違いが判るけれど、良いレンズを使えば使うほど点像に近づいて露出オーバーで単純に白く写るということになります。で、それをソフトフィルターで広げてやれば、色の違いがよく判るということになります。

 で、ヒアデス星団と共に見えるアルデバランは、太陽より表面温度が低い為にオレンジ色に写り、太陽より高温のスバルの星々は高温ですから青側に寄った色となります。そして、スバル(英名プレヤデス)は太陽よりも遙かに巨大で高温の星々が密集している為に、星間ガスが強力な紫外線で励起され、青く写ることになります。もし、これらの星のハビタブルゾーン(生命の生存可能領域)に惑星があったとしても、強力な紫外線で、たまたま出来た有機物が分解されてしまうと考えられています。つまり、この星団では生命発生の可能性が限りなく低いという状態が想像できます。

ヒアデス星団とプレヤデス星団

金星木星射手座宮を進行中