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★★2018年11月04日(日)樽前、噴煙はいつも出ています
★★2018年11月05日(月)大きめの余震まだ続く
本日、久々のストレージ追加を行いました。気合いを入れて8Tの導入です。3年ほど前に購入した3Tの2台以来となります。その間、2つのSSDを導入することで、ハードドライブは、データ置き場とバックアップデータ用、それから動画用となり、広大な空き領域をそうそう埋めるものが無かったのです。しかし、このところ、増え続ける画像データ、主に一眼レフの出力するNEFは、増える一方で、データ用として3T、バックアップ用として古い2Tを用意していたのですが、バックアップの2Tの残り領域が乏しくなってきました。
整理の方法として、jpgとNEFは別ドライブのところに保存しておきたいのですが、バックアップであれば。オールインワンで可です。そこで、バックアップ専用として8Tのドライブを導入することにしました。これで、当分は持つはずです。
今まではデータ用のハードディスクが足りなくなって、買い足し、玉突きでバックアップに廻すという使い方ですが、今回は、バックアップ用を買い足すという形になりました。
バードディスクの接続には、玄人志向のSATA3を十台同時につなげることの出来るボード(まだ売っていると思います)を入れていますので、マザーボードと合わせてマックス14台は放り込めますし、マシン自体も特別製で、3.5インチのベイが12個あります。で、一切合切入れることは出来るのですが、電気は食うわ、音はするわですから、最小限で、SSD2台、ハードディスクは6台に絞って入れていました。今回はバックアップに使っていた2台が1台となるので、ハードディスクは5台に減少する事になります。消費電力は、容量が増えても省エネ型のようで、減ります。ほんの少しエコと言うことです。
ところで、ハードディスクの業界、製造元も時の流れに押し流されて、いつの間にやら様変わりしています。どちらかというと、シーゲートを好んで使ってきていまして、タマに安い他メーカーを混ぜているのですが、今まで、故障というヤツに当たったことがありません。50Mが大容量だった頃から何十台も使ってきています。壊れるより大容量が必要になって買い替えるわけですが・・・。何故か、シーゲートの評判が凄く悪くなっていたというのも、最近知ったことで、ちょっと前まで苦情の嵐、悪口雑言の嵐を浴びていたとのこと・・・。そんなに不具合が出たんですかねぇ。さっきまでつないでいた6台の内訳は、1台がWDで後はシーゲート。今、つないでいるのは全てシーゲート、大体ズッとこんな調子ですが、トラブルになった事はありません。
トラブルといえば、1つあります。これは自分が悪い例です。ハードディスクのSATA端子をコネクタを入れたまま、折ってしまいました。バキッ。中には、そこにしか入っていないβビデオからデジタル化した旅行画像データが。そこで、SATAのケーブルを1つ、生贄にして、ケーブルからコードを取り出し、直接ハードディスクの基板にハンダ付けという超高難度の技(嘘、大したことは無い)で接続しました。何はともあれ、データを他のハードにコピーし、万が一の為のバックアップとして、ハード保管場所に片付けました。
まあ、苦情を蕩々と述べる方の中には、ハードディスクの温度が50度とか60度くらいになっている奔放や方や、運送用の箱の中でダンス三昧だったり、落としたり投げたりして運ばれてきたものを使っていらっしゃる不幸なの方もいらっしゃるのかも知れません。どこぞの通販サイトは危なそうだと思うのですが・・・。
また、遅い遅いと騒ぐ方々もいっぱいのようですが、5400回転ですからね。7200ばかり買ってきたので、ちゃんとその分、遅いのが判ります。しかし、静かで省エネ分とトレードです。待っていれば終わります。それに、大容量の高速SSDを使っていたら、通常の作業に使う分には、何も問題ありません。
それに、パソコンは永遠に動くモノでは無く、それぞれの部品に寿命と運があるのは、皆さんご承知のはず。車と一緒で、ある程度メンテナンスしていれば、結構乗り続けることが出来るし、その内、ガラッと変わったものが出て来て性能も上がるという代物です。まあ、もうスピードは上がらない感じですがね。
と言うことで、ストレージの心配なくシャッターを押すことが出来ます。めでたしめでたし。
★★2018年11月08日(木)SNOOPY茶屋 小樽店前、ファンの方々が・・・
★★2018年11月09日(金) 写真タイトル変更、ストレージ追加追報告、メディア・バックアップ
小樽SNOOPY CHA/YA店と入れたところ、SNOOPY茶屋 小樽店だとの御指摘を受けまして、早速訂正しています。ファンの方々、申し訳ございません。
さて、ストレージ追加の後は、恒例の延々コピーですが、前回の3T2台(中身は合計2.5T)のときは、丸々1日半かかっています。今回のコピー時間合計は2日と2時間ほどですので、7200回転と5400回転の差とデータの増分を勘案すると、前回よりコピーは早く終わっています。これだけで判断するのは早計かも知れませんが、取りあえず、予定より6時間くらいは早かったと見ることが出来ます。
コピーそのものはデータの読み出しと書き込みですので、ボトルネックは書き込み速度になります。従って、CPUパワーは有り余っているので、他の仕事をしていても変わりありません。平常の使い方をしているならば大丈夫です。いつもとの違いは、使い終わって電源を落とすという作業をせずに、モニターの電源だけを切って終了というだけで、ファンの音が少ししますが、その前で寝るのでは無いので、問題なしです。
ということで、遅いトロいと不評のハードディスクですが、なんも今まで以上、そこそこの性能でっせ。
で、外部バックアップとして使っているDVD-RやBD-Rですが、こちらも残量が減ってきました。最近、100枚入りを買ったばかりだったはずですが、もうかなり減っています。そろそろ、注文をと思って調べると、こちらでも某社とか某社とか某社の非難囂々が「評価」に載っています。相性と言う言葉で誤魔化されているような気もするのですが、焼き物とはいえ、そんなに失敗するものでしょうか。昨今の書き込みの方法は、昔のように転送速度が足りないので失敗するという形では無く、データを待って焼き込むということを、ちゃんとやるようになっているので、よっぽどの不良品でなければ、そうそう失敗はしないと思うのですが・・・・。まっ、粗悪品というのは今や蔓延しているもののようです。で、一番安いものには手を出さない方が良いという世界なのかも知れません。結局はいつものヤツと言う事になるのでしょう。運次第というのも、今の世で中々おもむきのある事態です。
★★2018年11月14日(水)新機材に躊躇、ちょっと待ったぁ
一時期、主力機のGINJI/300を同口径のトラス構造リッチークレティアンに換装しようかと盛り上がったのですが、卦を出すと、妙によろしくない卦が出ます。F4からF8で、焦点距離が倍になることは対象次第ですが、暗くなることはデメリットです。しかし、暗くなることでピントの許容誤差が広がりますし、FXフォーマットの中で大きな像を得られるのがメリットです。現行のものに対して価格的に3~4倍というのは、覚悟が要る値ですが、ナイコンの新しいカメラの値段くらいです。
で、一事不再占ではあるのですが、方向を変えてもう一度やってみても、ますます酷い卦がでます。これはアカンと思い、ナイコンのミラーレスの購入を占うと、何と良い卦が出ます。これが決定打です。出費するならナイコンの新しいミラーレスにしろというお告げです。
まあ、現状の機材での不満の主たる点は、実にシビアなピント面です。ニュートン短焦点反射のピントが非常に厳しいのは判っていますが、1枚目をビシッと合わせても、2枚目で既に合っていません。数分の違いでピントがずれるのは、温度変化の激しい時です。反射鏡のガラス材は、温度変化に敏感ですし、鏡筒も鉄板です。温度が下がれば縮みます。これを何とかするには、ガラス材が溶解石英のようなモノを使い、カーボン製のトラスか鏡筒にするという手しかありません。そうで無ければ、撮影中にピントが変わってしまうと言う事になるのです。その解決法が前出のカーボンロッドのトラス構造であり、溶解石英の反射鏡と言うことなのです。が、お告げでは、それが期待通りで無いのか、ピントずれの原因がそこで無いのか・・・。買い込んでも役に立たずに蔵入りしてしまうとか・・・。まっ、お告げは大切にしましょう。
もう少し、安い方法が無いわけではありません。F4をF5にするという方法(推定10万円弱)や、パイレックス材の反射鏡を買い込むとか(20万円弱くらいか)等々、まっお金を稼ぐ商売のターゲットは色々です。
では、投資無しで済ます方法は、1枚1枚ピントを合わす、気温差のある時は寝る・・・
ところで、新しいカメラを買ったばかりで、更に新しいカメラを買うという選択肢は取りづらいし、Zマウントは望遠鏡との接続用マウントが、未だに出ていません。まっ、現金は使っていなければ、いつでも使えるのですから、慌てる必要はありません。返品が効くものばかりではありませんからね。
と言うことで、近日中に同架鏡筒の搭載方法を少し変更して、軽量化をしておくと共に、再度オートガイダーの状況も手直しするつもりです。
★★2018年11月16日(金)オートガイダー、ルクバト再登場
ドームに上がって、赤道儀のモータードライブの動作状況をログから調べてみたところ、少々、問題があることが判ってきました。と言うのは、取得した画像から動作状況を制御しているはずのソフト(オートガイダー)が、どうも動作していないのではないかと疑われる状況が幾つも見つかったのです。試しに、追尾制御を切って撮影してみると・・・状況変わらずで、実は結構ちゃんと撮れます。これは、当初から期待された性能で、1000ミリ程度の焦点距離であれば5分や10分ノータッチで大体可能、高度が低いと厳しい、その上でタカハシのルクバトを使っていて、充分なところだったのですが、もっと他の、CPU占有率を下げようとして、他の幾つかに当たり、その上で当時、定評を得ていたように見えるものにしたのですが、ズレで写った事が無かったので気にしなかったのですが、確かに流れて写る事があったので、鏡筒に触っちまったくらいに思っていました。原因がそれだけで無いと思われますが、本当の原因が他の所にあるというのは、良くあることで、ガイド鏡の焦点距離が足りないとか、解像度が低いとか、色々出て来ると思いますが・・・、ソフト的な問題もあり得るというのは想定していませんでした。しかし、無いはずは無いと言うことででしょう。アスコムのような規格化はありますが、統一規格にはほど遠いモノですし、徹底的に全ての機種で試験をしているわけでは無いでしょう。
そこで、自分のところの物については、それなりに頑張っているはずのタカハシ、ルクバトに戻してみることにしました。と言うのは、独自規格を採用していながら、他の規格に合わせる為のコネクタを用意してしまえば、信頼できる動作状況になるということが判っているからです。まあ、トラブルが無いわけではありませんが、少なくともわたくしがその罠に落ちたことはありません。
今回の仕様変更は、これを受けてのもので、ついでにガイド鏡は、三点支持のリングを追加しただけでしたので、重量のある光軸調整装置を外して、同架重量を下げ、位置も調製するという補助的な目的に入って来ています。
ところで、赤道儀ですが、ウォームギアのグリスはメンテしていませんので、やや堅くなってきています。近い将来にメンテナンスが必要なのは判っています。ただ、今、下手に市販の商品をいい加減に用意しておかしくしてしまうより、下手にイジらん方が良いとの判断で、そのままにしています。どうしても気になったら、よさげなグリスを買ってきて上塗り追加するぐらいはしようと思っていますが、バラして石油で洗うようなフルメンテは、専門家に任せたいと思っています。確かに、真冬の一番寒い時の動きが悪くなり、500倍速程度でクラッチが効いてしまいます。しかし、投入速度を落としておけば良いので、待ち時間が増えますが、撮影された画像に問題はありません。まあ、夏と冬でオイルを変えるというのはモータースポーツでは当たり前なんでしょうが。
さて、保管庫から出してきたルクバトですが、高値で売れるように買った時の状態に戻しています。タカハシ製品は、高値で取引されているようです。その中にST4への変換コネクタが入っていません。当然ですが、商品の中にそんなモノは入っていません。しかし、これが無ければ、新たに作らないといけません。結構面倒です。そこで、ドームの物入れを探ると出て来ました。これで、換装はかなり早く済みます。それではまた明日。
★★2018年11月22日(木)赤道儀のグリス
赤道儀の微動装置、ウオームとウォームホイールを合わせたところを潤滑するグリスが劣化してきたという状況を改善するには、鏡筒を降ろし、分解して古いグリスを洗い流し、新しいグリスを付けるという作業になります。本当を言えば、シロウトがやるとロクな事が無いですから、メーカーに任せるのが一番良いはずです。しかし、新型赤道儀を考えていたはずの、U-150の製作者である秋田さんが、お亡くなりになっていたということを最近、やっと知ったのでした。そういえば年賀状が来ていないわ、という嫁様の証言もあり、実は大変ショックを受けました。2年も経って気付くとは何たるちゃ。U-150という赤道儀は、量産型の部品を作っておいて、組み立てるというものでは無く、言ってみればワン・オフ・モノに近い性格があります。何か改良部分について案があると、たちまち実現してしまいます。一度、無理な使用をしたところで不具合が出てしまい、相談したところ、送ってくれとのことで、改良されて戻ってきました。ただでさえ量産型にはあり得ない精度と剛性を持つこの赤道儀は、秋田さんという天文魂の塊のような心意気がこもっています。わたくしなんかは、この製品に心底惚れ込んでいます。
そこで、グリスのメンテぐらい自分でやるというスタンスで、調べて見ました。秋田さんが調合したグリスは勿論、安物では無く、かなりの高耐久性を持っています。色からするとモリブデンを入れたモノであろうと思いますが、それを北海道の冬で使えるようにかなり柔らかいものにしていただいています。本来は異なった種類のグリスを混ぜるのは、良くないと言われますから、当初に書いた方法が一番良いわけです。しかし、ある種のグリスは混ぜても問題なく使えるという資料もありましたので、調べて見ると、劣化したヤツを出来るだけ拭き取って、反応しないタイプの新しいモノを付けることが出来るようです。そこで、ウォームホイールのカバーを外して、拭き取りと塗布をやってみようかという気になりました。少々、お値段が高めで、調べたタイプのグリスを幾つか買い込んできました。これで、後日、天候の良い日を選んで決行です。問題は粘度なので、どれが良いかはトライ・アンド・エラーで。
★★2018年11月23日(金)U-150グリス・アップ、新たな課題
昼に大分温度が上がりましたので、グリス付けを敢行しました。ウオーム側を外すとホイールが露出します。古いグリスを拭き取りながら新しいグリスを全周に渡って塗布、ウオーム側を取り付けて、全周一回転させてみます。1回転が4分程度かかり、増速減速に10秒程度を設定していますので、最大速は、日周運動の400倍速弱程度になります。これで、気温が下がり、粘度を増したグリスが主たる原因となって、クラッチが働くのです。自動導入だと、最初のアライメントからのやり直しになってしまいます。そこで、操作性は落ちますが設定速度を半分に下げて使っていたのです。
グリスを塗布する前に、確認の為、モーターで回転している鏡筒にバランス用の重りを付けて、バランスを崩してみました。重心位置から60センチのところに1㎏を付けると、もう踏ん張ることが出来ません。トルク不足で最高速を出すことが出来ず、クラッチが働きます。
そして、塗布後には同条件で動きます。さすがに重りを2㎏とすると、最高速の直前にクラッチが働きます。使用電圧を上げてモーターを使えば、可能なのは判っています。このモータードライブの前に使っていたドライブは、電源を36ボルトで使用する事が出来て、その場合、1000倍速近くが使えたのです。ちょっと怖いくらいの速度でした。ただ、それは、恒星時運転のときでも、止めてもモーターが唸るという、電車模型を動かす使い方の方式で、とっても耳障りで嫌な仕様でしたので、更新してしまいました。ああ、古いのはちゃんと取ってあります。
今回、やってみて、バラバラに分解しなくても、準備と用意があれば、鏡筒を載せたまま洗浄と塗布は可能だと判りました。ウェスを大量に用意し、洗浄スプレー攻撃を仕掛けてから、グリスの塗布をすれば良いのです。軸部分のメンテとなると外す必要が出て来ますが、先ずはこれで充分ということで。
グリスを塗布した後の様子からすると、主鏡の接眼部に付けているカメラ程度の着脱で起こるバランスの崩れ程度、重り1㎏程度の負荷であれば、ほとんどの場合はクラッチが働かないようになるはずです。
今回、改めて認識できたことが、あります。ウォームを外した状態でバランスを見たのですが、かなりフリーな動きになります。バランスをかなり正確に合わせる事が出来ます。しかし、ウォームを付けた状態では、それぞれの軸でブレーキがかけられ、クランプを緩めても、動きは鈍く、バランスの崩れが、あまり判りません。つまり、通常の使用では、合わせたつもりでも、実はズレていることがあるのです。クランプを緩めても、動きは渋いので、バランスしていないのに、合っているものとして使っていることになります。
このU-150は、鏡筒を3本、横に並べて載せています。一応はバランスを合わせていますが、微妙なところがあります。付属品に何を付けるかでも変わります。本来カウンターバランスを取り付けて、正確に調整すべきものを、気にせずに使ってきたと断言しても良いでしょう。この辺が、現状の課題ということになります。細かい重りの類は用意していますから、取り付け場所を決めて、使う方向で検討します。
早朝の金星と乙女座α星スピカ