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★★2018年06月02日(土)赤紫のオダマキ
★★2018年06月04日(月)レンゲツツジ 黄・朱紅・濃朱紅
★★2018年06月10日(日)シャクナゲ
★★2018年06月13日(水)スズラン
★★2018年06月16日(土)心の内のロードマップ
心の内にあったStargazerロードマップでは、時刻系について再度考え直して6月始めくらいには試しバージョンを作るつもりだったのですが、手も付けていないという状況です。
SATで暦時から原子時に基本を変えて使い出した関係から整数扱いとして処理をするように変更した結果、秒より下、小数の部分が使えなくなったという、表面上問題にはならないところが、プログラム上の隠れたネックとして、だんだんと出て来ました。この点は、意外と手間のかかる部分で、実数扱いした上で原子時と暦時刻を換算するルーチンを作り直す予定でした。閏秒調整の為に経過的に行われたオフセット調整までも取り込むつもりは無いのですが、ミリ秒レベルの精度の余地くらいはあっても良いかと考えているところです。
実際のところ、天体位置の計算自体は原子時を使うのが当たり前で、不安定な暦時を使っていたわけではありません。ですから、それほど表面的なところで変化が出るものでは無いのですが、未だに暦時については意見ガクガクで、好き勝手な主張が沢山存在するそうです。これが本当に他の惑星に行くようなことになる時代となったらどうなるのでしょうねぇ。何しろ、他の天体では、ほんの少しではありますが、時の流れの速さが違うので、統一の時刻系なんか使えるはずも無く、換算する手続きを決めないといけなくなるのは明らかです。違う速度で移動すると時の流れが変わってしまうのですが、チキュウでは地上と飛行機ぐらいでの違いは、原子時計で無いと気づけないレベルです。しかし、引力の違うところにズッと居れば誤差は累積します。それこそ月基地を作ったら、どれだけ違いが出るのでしょうねぇ。その違いをどうするかということは、それこそ関係者の人数だけ意見が出そうです。まあそんなことは枝葉の問題です。
とにかく、整数で原子時を使うように変更した部分を、再び実数を使うように戻し、閏秒に関する換算部分を、間違いの無いように動かせるようにするのが当面の目標ということになります。とは言っても、この時期は最も雑草が伸びる時期でして、一日で信じらんないくらい伸びるやつがいます。雑草じゃ無いのにノダフジなんかが1日1メートル、枝を伸ばしたこともあります。ハッと気が付いたら15メートル以上も先のところにしっかりと根を張っていた事件もあったのです。そうで無くとも、今はシロツメグサが脅威です。コイツを数日野放しにしていると、そこに生えている者共と共に、5センチ位の深さで、土を剥ぎ取って根を取り除かないと行けない羽目に陥ります。フキだって1週間あれば、もう食用とはならないデカイ葉を広げています。
まっ、できれば良いというモノでもありませんので、じっくりと。
ボタン
★★2018年06月24日(日)ドーム内のカメラシャッター
天体ドームの中で、望遠鏡に取り付けられたカメラのシャッターを押すことはかなり難しい作業です。望遠鏡の接眼部に取り付けられたカメラに、足台無しでは、手が届かないことだってありますし、だいたい手を使ってシャッターを押そうということ自体が間違いです。手で触れただけでブレます。
そして、ナイコン謹製の付属品たちの製品レベルは、決して高くありません。むしろ低いと言えます。入れる電池の向きを間違わせるものや、使用状態を考えていないものが存在しています。素人さんの自作ものの方が、よっぽどしっかり作っているものすらあるのです。10ピンターミナルに取り付けてシャッターを切る装置を自作させるケーブルがあるのですが、ワニ口クリップが付いていて、バリバリ感を出しています。無線式のシャッター装置もありますが、アクセサリシューに取り付けて使うのでストロボとは排他的になります。報道記者さんのようにストロボを別のところに付けないと使えない・・・。
そういえば、この無線シャッター、バルブが使えなかったりします。高級機はT、タイムがあるので、それを使うことになりますが、最初のデジイチは勿論、Tタイムはありませんでした。つまり、お星様を撮る為には、自力で何とかしなければならなかったのです。
そこで手に入れたのは、韓国のセキュライン社から出ている無線シャッターです。受光装置をカメラの10pinターミナルに取り付けて使うモノですが、バルブへの対応がされていました。赤外線の受光部にスイッチがあり、それを操作すると、タイムの動作を実現してくれて、撮影が出来ました。しかし、手動ですから、間欠的な撮影は、カメラのメニューを操作するか、時計をにらみながらのモノになりました。
で、そのコマンダーである発光部ですが、有線でカメラにつないで使う機能が付いていました。もしかするとと思い、それをバラして調べると、基板の1カ所にハンダを載せるだけで、外部入力から発光させることが可能でした。で、そこにハソコンからの出力でリレーを操作するようにして、ハードを用意し、ソフトを組んでやれば、かなり自由に使えるものが作れそうでした。
まあ、メカトロの分野になりますが、USBリレーの安価なモノを使って、コマンダーを発光させて、カメラを動作させることを始めました。冬の寒い時に、コタツから出ずに望遠鏡をコントロールし、シャッターを切ることが可能となって、大変に楽羅成りました。
D850になって、マニュアルのシャッターにタイムが入りました。これを使わない手はありません。受光器の押しにくいスイッチを押す必要が無くなるのです。ところが、昔組んだプログラムを出してこようとすると、だいぶ世代の経ったStargazerから呼び出してこないといけないので、その対応もする必要があります。今回、作り直そうとした時点で、SATからの移行を考えたバリエイションに変更しようとして、大分呻吟してしまいました。
先ほどカメラとの連携のテストをして正常動作を確認したところです。今回の新型シャッターソフトは、バルブの動作を切って、全てタイム動作を使用しました。しかし、太陽や月では自動露出も使いたいモノですので、タイム動作のオプションは残して置いて、通常のインターバル撮影も可能な形にしました。
意外と手間のかかった作業でした。
★★2018年06月25日(月)シャクヤク