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★★2018年02月08日(木)疲れたるなり
★★2018年02月10日(土)D800改試写、虫がうずうず
薄雲で、それも氷の粒だというのが撮影すると判る雲です。ぼやけ方が上下方向に細長い楕円形になるので、水粒の雲でないと判ります。そんなボヤケた状態でも取りあえず試験をしようと思い、撮影してみました。さすが肉眼でも見えるオリオン座大星雲です。D70改やD300改で撮った写り方と同じように写っているので、D800改造の効果ということが判ります。赤色の出方が強く鮮やかになるのです。そして、明るいところは当然ですが、色がとんでしまい白くなります。肉眼で見るオリオン座大星雲は星と星雲がハッキリと別に見えますが、写真では重なってしまって、見たように撮るのは、テクニックが必要となります。一番明るいところにあるトラペジウムという4重星が、望遠鏡ではハッキリ見えますが、写真では星雲に埋もれてしまうのです。実は4重星では無く、星団の中の特に明るい4個が目出って見えているだけなのですが、星雲の中のハイライト、文字通り、本当にハイライトな部分です。こちらに比べれば、遙かに暗い馬頭星雲は、満足に写っていませんでした。ばら星雲も頑張って画像処理をすると、写っているねぇという程度です。この空で、これならば、まあ御の字ということです。
月蝕を撮影して弾みが付いたようにドームの使用頻度が上がっています。昨年の低迷ぶりが何かの間違いかと思うほどです。D800の改造ということもありますが、D850という存在も馬鹿になりません。
さて、使い出すと、何かと改良の余地が出て来るのですが、今回、自動追尾が、トラブルを起こしているようです。CCDからソフト、制御信号のバックまでの間に、何かあるようで、ちゃんと動作していません。動作していなくても1200mmの追尾であれば5分くらいは持つのですが、ちゃんと調べないといけないようです。壊れているようであればルクバトに戻さないといけません。
また、30センチ反射はF4の短焦点で、筒外距離を少なくする改造をしていたのですが、諸般の事情で戻していました。ところが35mmサイズのセンサー持ちカメラを付けると、やはり斜鏡径が足りないことからの周辺減光が激しくなっています。ここは、改造直後の状態に戻さないといけないようです。
屈折機の方が安定した実力を発揮しやすいのは当然として、30cm反射の回りに3本の屈折機がぶら下がっている状態になっています。1本はオートガイド用、2本は撮影専用にしていますが、一昨年からの記録を見ると、1本の出番がありません。載っけているだけです。赤道儀は容量があるので、問題ないのですが、使いもしないものを載っけていては、邪魔です。オートガイド用のアクロマート屈折を降ろして、出番の無かった鏡筒をガイド用に使うようにしようと考えています。虫が湧くように気力も出て来た?
薄雲中試写D800改-M42