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★★2016年01月05日(火)年越し、イスラム
ハッと気付けば、もう正月も5日になっています。年末近くから、使い慣れたパソコンの前に座っていません。いろいろな出来事の結果ですが、今、叩いているキーボードは、使い慣れたものではなく、10回打つと1つは間違えて打ち直す、そして、直しに4~5回は打ち直しの直し、マシンは某社の既製品で、某社の初心者向け常駐便利ソフトが15個位は入っていて、重たく、マウスカーソルが止まる、止まる。自分のものではなく、借り物なので、いつものエディターも使えず、キーボードをたたきつぶすこともできず、マルウェア並のお節介ソフトにイライラしていると、キーボードに電源ボタンが付いていて、アッ押しちゃった。はい、やり直し。
と言うわけで、とりあえず、生存証明のために書いておきます。
イスラム教世界で新たな火種が燃え上がっているそうです。どちらかといえば、今まで揉めていたのは、イスラム教の中の原理主義というか、過激な手段でも容認する一派が引き起こす事件と見えました。それにイスラム教徒とキリスト教徒の対立は歴史的にも根深いものがありますので、こちらが絡んでいますから複雑そうに見えます。ところが、今度表面に出てきたのは、イスラム教の中のスンニ派とシーア派の根深い対立です。
同じイスラム教の中でありながら、違いは争いを巻き起こすほど深刻なものがあります。たとえばシーア派は預言者ムハンマドの後継者はその子孫に限ると考え、スンニ派は限らないと考えます。後継者というのは預言者の義理の息子であり、その11人の子供と、その子孫のみ後継者とするかしないかということになります。これは、開祖の後継者が誰だという深刻な対立をもたらすでしょう。そして、信仰の証明である礼拝の儀式に違いが出ます。
人数的にはスンニ派9に対してシーア派1ですので、圧倒的な差がありますが、中東方面では支配者が入れ替わるという事態は少なく、特にシーア派は階層的な支配形態の維持が特徴ですから、国によっては、支配層がシーア派、国民がスンニ派というところもあるそうです。
いずれにしても、人々の行動を規制し閉じ込めるはたらきを持っているものですから、今はやりの民主主義というものとは、また違う支配形態を目指します。同じようなやり方を共産主義が採用したのですが、こちらは主義主張が神様として絶対権力を行使できなくなって、壊れてしまいました。壊れた今も支配形態を残している不幸な国もありますが、一概に不幸かどうかは該当の人の考えですので・・・。
ある人にとっては大切で、これしかないと思えるものでも、別の人からすれば、どうでも良いというものはいくらでもあります。願わくば、それに口出しをしないでいられれば良いのですが。他人に害を為したいというのに協力はしたくありませんし、関係したくもありません。しかし、毎日毎日、そのようなニューズが流れます。旧名オレオレ詐欺、特殊詐欺ですが、金があるから引っかかるという言い方もありますが、いくらボケたからと言ったって、ホイホイ金を出してやるというのが不思議に思いますし、さて、どうして、人殺しをすると天国に行けるという詐欺に引っかかることができるのでしょうか。
★★2016年01月09日(土)○○さま
人騒がせな例の国ですが、核分裂反応を達成したと主張しています。事の真偽は、まあ予想通りといえましょうが、考えるべきは、そう主張しなければならない理由です。
国としては豊かとはとてもいえず、科学技術に優れた素地を持つともいえず、言ってみれば人口二千万程度の土地の痩せた北国です。そこで取られている政体は、当初は共産主義を目指していたのですが、今となっては絶対王政となっています。国の資源は一部の富裕層(?)や軍備に回されていることは当たり前ですので、水害が明らかになった1995年から1996年にかけての冬には相当数の餓死者を出したと噂されています。このような国で、飢饉が起これば、真っ先に生きていかれなくなるのは年寄りと子供であると相場は決まっています。国の将来に響くほどの人数の子供が亡くなり、また生まれてこなかったとが想像されます。このような脆弱な農業資源を持つ以上、国の力をそこに投入すべきであることは当然だと思うのですが、実はそれだけの国力がないというのも事実です。古来、隣の国では、治水対策がうまくいった政権が長期安定するという歴史を持っています。今でも、農業生産力が国力なのです。
そして、一度失った世代の力を取り戻すことはできません。死者はよみがえらないのです。社会を背負って立つ人材の世代交代が数年にわたって齟齬を来していたら、その影響はボディブローのように徐々に効いてくるものです。
どんなに絶対制を取っても、民はともかく、部下が離反しないように必死になるのは歴史に見るとおりで、それがうまくいかないと、代替わりとなります。そして、民の方でも限界を超えると反乱というか暴動、革命という手段が出てきます。それを抑えるために思想統制という洗脳を行うわけですが、今回の発表は、相変わらずの、その一環として○○さまは絶対という思想統制の手段というのが第一義にあるのだろうなと言うことが見えます。
つまり、そこまで人心掌握に困っていると見て良いでしょう。最終的には、○○さまが神にならないといけないのですが、まだそこまではいっていないのでしょう。
1948年9月9日が建国となっています。とりあえず現地12時、つまり中央標準時12時30分で作ります。アセン月というチャートになりますが、月金トライン、月土スクエアでもあります。月でもおかしくはないのですが、この国は戦争がらみでできた国ですので、火星でも持ってきた方がピンときます。火星は天王星とトラインですが、土星とスクエアです。
月を大衆、国民ととらえると、この国は国民に優しくはない、忍従を強いると見ることもできます。この位置には1996年冬当時には経過冥王星がきています。この星が動くときは絶滅者となると言われています。そのぐらいの出来事だったのでしょう。そして、火星ですが、1996年冬には進行太陽がきています。このときにどこぞの国から攻められていたら、あえなく消滅していてもおかしくはない国だったでしょう。
この核実験ですが、わざわざ経過太陽冥王星のコンジャンクション山羊15度に合わせてやるというのもおもしろいのですが、出生冥王星は獅子15度、150度ぴったりの座相があります。また、経過天王星は獅子の16度、つまり、これだけでTスクエアです。これで天秤の15、6度に星があればと思えば、ちゃんと進行の金星がいます。これでクロスです。出来ないとは断言しませんが、この運を乗り越えるよほどの科学力が必要でしょう。スイッチを入れれば照明が付くというのは、背景に科学の力があるからで、スイッチを入れる状況が出来ていて、スイッチを押すことで、照明が点灯するのです。そこで運が悪いと、機器の故障・・・故障しても照明が付くという安全装置だって科学のたまものです。まあ、スイッチを入れるというものが、運の結果ともいえますが。
何しろ、最先端の科学力を持ってしても、未だに核融合炉は実験段階ですらないのですからね。それに劣るとはいえ、爆弾でもいろいろと難題をクリアしないといけないのです。だって、水爆の起爆に原爆が要るというのは常識レベルですからねぇ。やっと核分裂が出来るようになった開発チームが、超小型水爆をやりましたと発表したら、学会の笑いものでしょうに。でも、もしかすると常識的なアプローチを超えて、SFに出てきそうな方法でPPチェーンを実現したとか、核融合発電の目処を立てたとか・・・なんちゃって。
さて、借り物生活もようやく目処が立ち、いつものお気に入り仕様のパソコンや天文台が戻ってきます。昨年は初めて大規模に庭の手入れを行って、実にすっきりした状態になり、ベランダも最小限に再構築しました。今年はほんの少し、手を入れるだけですみそうですし、天文台の出番も増える予定です。さあ趣味に走るぞっと。
★★2016年01月11日(月)さよならボウイ、CCD、明け方の空
デビッド・ロバート・ジョーンズと言って判る方は、少なからずいらっしゃると思いますが、昨日、亡くなったという情報がFBに出たそうです。1947年1月8日が誕生日ということで、第一報では出生も死去した時刻も判りませんが、太陽と火星が山羊の16、17度でコンジャンクションであることは間違いありません。そして、今、経過天王星が山羊の16度でスクエアとなっています。発病したときの天王星の位置は同じです。天王星は逆行し12度まで戻り、順行して20度まで行き、また戻ってきたのです。
若くしてスターダムに上がる人物は、上昇星が有力であることが多いと言われますが、太陽が一番の例と考えられます。つまり、ボウイ氏は太陽と火星のセットが第一室にありそうです。メジャーデビューが二十歳の頃のアルバムですので、アセンダントの進行が太陽に乗るようにしてみるのも手です。そうすると、進行の月が、18ヶ月前の発病とされる時期にここを通るというイベントが出てきます。勿論、アセンにピッタリ載せてみるのも面白いでしょう。そういえば昨日は新月でしたね。度数は山羊の19度、ああこうやって見ていくと、時刻が矢のように過ぎていきます。
オートガイド用のCCDを購入してから5年が経ち、そろそろ新しい物、つまり性能の上がったものがあるのではと思って製品を探すと、同メーカー、W社でも4倍ほど感度を上げたものがあります。国内メーカーですので、安心は安心なのですが、価格も上がってしまっていますし、どうも使い勝手が悪くなっています。現行機は露出時間、ガンマ等が全てコントローラーのスイッチ&ボリュームで調整できたものが、ジョグ式になり、映像画面のメニューを見ながら変更しなければならないようです。こちらは対象により、操作が多いです。そして、現行機種は6万円で購入したのですが、新機種は8万ほどします。高くなっています。技術の進歩は高度化と廉価化に結びつくと思っていたのですが、たかが5年では、大して変わっていないということでしょうか。
国外、他メーカーでは、1.25インチスリーブに入る大きさのCCDが複数出ています。ところが、量子効率という言い方で感度を表しているので、単純な比較ができません。どこぞのチップを使用と書かれていても、素子の性能を調べて、製品の性能を知ることにはなりません。ただ、使用例で想像すると、多分、能力は2等級分くらいの暗い星を捉まえることができるようで、国内メーカー後継品と同等レベルだろうと考えられます。とすると、現行機種からの更新によるメリットがあるかを考えると、国内メーカーでは、感度のみということになります。これはこれで良いのですが、幾ら、小さな映像素子を使っているからといって、1250mmの焦点距離をガイドするのに、200mm程度で充分ですといわれても、載っけているカメラは、四千万画素に近いものですからねぇ。そこそこの焦点距離、500mmや700mm程度は必要です。
また、映像はアナログ出力からデジタルに変換してパソコンに送っているのが、USBでそのまま送り、オートガイド出力も戻りで送られ、CCDから直接赤道儀に送るという形で、少し高いものは、オートガイドの調整検出をCCD側に任せて、その分のCPU占有率を下げているものもあったりします。これは、低スペックなノートパソコンを使っている場合には、素晴らしいアドバンテージになります。勿論、低スペックなミニタワーの★秋津★にもメリットはありますが、その分の金額をバソコンに回して、マシなパソコンにした方がメリットがあったりします。
注目したCCDを扱っている販売店をメーカーのページで見ると、日本には2社あります。2つを比較すると、これもまた、何なのかねぇと思うことがありますが、まあそれは置いておいて、買い込んだCCDの感度が同じだったら、全くもって馬鹿らしいので、様子見です。
と言うのは、口径8㎝の高級機をガイド鏡にして使っていたのですが、10㎝の低級機に切り替て、高級機は撮影用に回したところ、F数が小さくなり、星像は悪化したのですが、明るくなった分、ガイド星に苦労するようなことが減ったのです。コントローラーで調整する手間が増えていますが、ガイド鏡を動かすよりは良いですからねぇ。
で、朝、暗い内に目が覚めて、外を見ると、晴れているではないですか。薄明開始まで時間的にそれほど無いと判断したので、カメラと三脚を掴んで、厚着して飛び出しました。ドームを開けて用意している暇はありません。ですから、固定撮影です。
星座の季節感は、夕刻の星座ですので、明け方ともなると、季節感とは違う星座が登場します。東の空に金星があり、その右脇、満月4個分ほど離れて土星がいます。その先に赤い星があり、これが夏の代表、蠍座アンタレスです。その先には春の代表、乙女座のスピカ、西の空に傾いて、こちらも春の代表、獅子座が駆け下りてきています。獅子座には木星が輝いています。丁度、獅子がドームにかぶりつく位置でワンショット。ドームの影には蟹座がいます。その先には、新春と言いますが、冬の一月、代表双子座、そしてオリオンは、サソリが出てくると逃げて沈んでしまいます。冬の朝方には夏の星座が顔を出します。
9時頃になって、太陽が明るく照っているのに誘われて、今度はドームです。ところが、高緯度地域の冬の太陽は低いので、大気の乱れが大きく、黒点が見えるのに、満足に写すのは至難の業です。シンチレーションに強いという赤外を使っても、ダメでした。まあ、太陽の黒点を写すのに赤外を使うのは、うまい手とは言えません。センサーの緑か青を使ってコントラストを上げた方が良かったかも知れません。仕方ありませんので、ドームパソコンのWindowsのバックアップを取らせたりして、メンテナンスもどきをしながら、年末から出来なかった掃除と、機器調整をやって、今日の作業としました。
木星は獅子座ですが、乙女座宮23度です
★★2016年01月16日(土)月齢6.3
★★2016年01月17日(日)プリンター1台廃棄決定
メインマシンはWindows7とXPのデュアルブートになっていました。Windows10に上げて、デュアルブートが出来なくなっていたのですが、突然大きめの訂正が入ってXPを使うことができるようになっていました。ところが、前回の大きな訂正が入ると、再びデュアルブートが出来なくなりました。10かXPかの選択は出来るのですが、XPの重要なファイルが無いとメッセージを出して起動しません。ファイルは確かにあるのですが・・・。
XPを使う理由は、某社のカラーレーザー・プリンタードライバーが32bitしか対応していなくて、それで、わざわざ32bitのXPを用意していたのです。セキュリティがどうたらこうたらと騒ぎますが、スタンドアロンでネットにつながない使用方法ですから、不具合修正が無い代わりに、余計なものも入ってきません。
で、XPが無いと、この古いプリンターが使えません。まだトナーが残っていますので、使い切ったら廃棄のつもりで置いてあるのですが、そうそう印刷なんかしませんので、なかなか使い切るまで行きません。で、非常用待機パソコン、つまり型落ち廃棄候補マシンにゲーム用としてMEが入っているのですが、これにXPを入れてしまえばプリンター用マシンとなります。何しろWin9Xシリーズは、落ちるは、起動しなくなるはで、ハードディスクを複数用意し、立ち上げのときに起動ドライブを指定することで、複数のOSを用意しているマシンです。
少々、苦労してXPを入れ、プリンタードライバを追加して、いざ使おうとすると、テストページが満足に印刷されません。モノクロでの印刷は出来るのですが、カラーがちゃんと出ません。ソフト側に落ちは無く、あとはハードの問題と判断して、プリンターを調べると、トナーの出し入れに問題が出ました。4本のトナーはいっぺんに出し入れできるのでは無く、1本ずつ、定位置から出し入れするようになっています。その位置がずれていることがあります。出し入れが出来ない状態になるのです。そして、本来、その位置で固定されて動かないはずなのに、手で押すと回転してしまいます。正しい位置に無ければイケないものが、勝手に動くのでは、印刷だってできるはずはありません。何がおかしいのかを探し出して、部品の不具合を直すなんてことは素人さんの仕事ではありませんから、追求はここまでです。ちょっとしたかみ合わせの問題のような気もしますが、これ以上はバラさないといけません。まして、メーカー修理なんかに出したら、買った方が良いということになりますから、プリンターの廃棄が決定です。購入価格に対してよく働いてくれました。ドラムを一度交換していて、それが再び交換時期が近づいているという程度、充分使ったとみて良いでしょう。勿論、標準的な製品寿命を遙かに超えています。
初めて買ったA3カラーレーザーが突然死して、急きょ買ったA4カラーレーザーですので、B4やA3の印刷が出来ません。そこで、超格安のA3モノクロレーザーを購入していました。しかし、どうしてもカラーが欲しいので、A4機の更新予定の目処が立ったところでA3機を購入しました。それで、3台体制になってしまっていたのです。
場所取りのレーザープリンターが3台というのは、限定的、一過性の状況のはずでした。ですから、もうすぐトナーが無くなるはずの廃棄予定でいたA4機は、これをまたがないと本棚の奥に行けないという、もの凄く邪魔な、取りあえずの場所に置いていたのです。ところが、トナーが馬鹿安、捨て値で取引されていることが判り、大量に注文、とある資料を3千枚ほど印刷したところで残りカートリッジ1セット弱になるまで、1年以上延命していたのです。
A3機2台については、別々に可動台を用意して、上下2段で収納しています。こちらは、将来、機種更新となっても、この台で使用可能の予定です。A4機はトナーが無くなり次第、廃棄する予定でいましたので、邪魔とは言え、置いておいたものです。ケチをしていたのですが、本体故障で、もう場所ふさぎをしている理由も無くなり、ホッとしたというのが正直なところです。大きさ的には、ちょっと座るイス程度ですが、実際に座ると、それだけの強度が無いようですので、やはり、廃棄ですね。
壊れたり消耗品が無くなったりすることで、使えなくなりゴミになるのは織り込み済みですから、悪いことだけではありません。何事にも寿命があります。諸行無常。万物は流転する。
と言うことで、星を見ますと、土星が射手の12度という、わたくしにとって嫌な位置にちゃんと居ます。この時期、事件が続いていますが、これは、この土星の凶角が示しているのであろうと思われます。そして、XPで印刷を試していた頃に火星も、それなりの位置を刺激しやがっています。これで壊れたんだろうなという配置です。ついでにわたくしの方まで壊れなくて良かったと思っています。
今、逆行中の木星は乙女の13度まで戻り、5月9日から順行を開始します。このとき、海王星は魚の11度です。わたくしの星からは微妙にズレていますが、特にピシッと関わる方は、ご注意です。海王星のイマジネーションでチャンスを掴む人はラッキーですが、詐欺にかかると大損ということにもなります。この時期の美味い話や買い物は慎重に、ということですね。
夕刻から良い空が広がっていたのですが、如何せん7日直前の月、つまり半月に近い、明るい月があります。月を撮ってから、角度で体感90度ほど離れているスバルを狙って、取りそろえたフィルターの効果を試してみました。しかし、月明かりは強力でした。青い星雲は、それほど苦労しなくても写るものなのですが、やっとあるのが判る程度です。試しに、オリオン座大星雲を撮ってみましたが、さすがに明るい星雲ですから写ります。しかし、周辺の淡い部分は写ってきません。星団を撮ることは出来ても、星雲は難しいのは判って居ましたが、まあ、その検証と言うことでしょうか。
天気予報に寄れば、強力な低気圧が通過し、大荒れになってくると言うことですが、満月期を迎えて、何でも来いってやけくそ気分です。
★★2016年01月18日(月)拡大用補助レンズ
テレプラスを使って月を撮影した結果を見ていると、視野周辺で急に像が乱れていることに気付きました。中心から上下方向75%のところまでは良像なのですが、その先になると、いきなりピントが合わなくなっているかのような写り方です。上下方向のどちらもこの症状が出ています。さて、テレプラスが原因かどうかは、星野を撮ってみないと判りません。そういえば、星野をテレプラスを使って撮影したことはありません。月ばかりでした。
このテレプラスは、某社の旧製品、名前でメーカーが判る代物で、1.5倍という倍率を持っています。何故これを手に入れたのかというと、中古で安かったし、月を撮るのに丁度良かったからです。月は太陽と同じくらいの大きさに見えます。角度で0.5度位です。映像素子上での大きさは、焦点距離の1/100位になります。30㎝反射の焦点距離は1220mmですので、月や太陽は12.2mmの大きさになります。DXフォーマットのカメラ(23.5×15.7mm)の中にうまく収まりますが、FX(35.9×24.0mm)では、小さいので、拡大したいところです。手に入りやすい2倍を使うと、画面からはみ出てしまいます。まして、月は、かなり距離が変わりますので、計算上ギリギリにしていては、間違いなくはみ出してしまいます。そこで、1.5倍、18.3mmに写るテレプラスの中古に手を出したのです。もの凄く安かったので満足していたのですが、落とし穴があったようです。といっても、新品でどうかというのは、買ってみないと判らない・・・怖くて出来ません。ドブに捨てるくらいなら、無理してナイコンの1.7倍を買い込んだ方が良いのですが、他に使うという考えがありませんので、こちらもためらいの方が大きいという事情もあります。
取りあえずは、星像検査を行い、テレプラスの性能試験を行うことにします。
まあ、何しろ土星が悪い位置にいるときに、学習に励みながら用意を調えるというのは良い手ですが、買い込むのは避けた方が良いでしょう。少なくとも、度数がピッタリでは、嫌です。星座単位でも影響があると思いますが、そうなると年単位となりますから、まあ、3度くらいは離れてもらわないと。ということで、新製品の購入は思いとどまり、拡大装置を使わずに撮ってみるというのも手のひとつではあります。ただ、月の大きさの変化をしっかりと比べたい場合は、同じ光学系を使うことが条件となりますので・・・。
そういえば、最近の夜間照明にLEDが使われ出しています。水銀灯については水銀の輝線スペクトルをカットする光害フィルターが絶大な効果を表すのですが、LEDについては効果はあまりないようです。配色性を考慮している結果で、電力消費には効果がありますが、夜空の撮影には特効薬が無くなっていくようです。
また、LEDの照明はどうしても暗くなりがちで、照度を上げるために高さを抑えた製品が投入され、明るさを強調しようとして、横方向への無駄な光を出し、発光面積が狭いものだからイタズラにまぶしくなっているものが目に付きます。お年寄りで白内障気味になったら、返って見えない照明となってしまいます。道を照らすより、付いているという明るさを強調していますので、照明の役としては不十分であり、充分な光量が欲しい装置です。また、常に歩行者がいるわけでも無いのに、コウコウと明かりを点けている方が無駄というものです。最低限で良いものです。
★★2016年01月23日(土)テレプラス不合格、コタツ新調、電気毛布
1.5倍のテレプラスで星野を撮ってみました。具体的にはM42を撮ったところ、周辺で蝶の形に星像が写っていました。やはりこれでは使い物になりません。ギリギリDXフォーマットの範囲であれば我慢が出来るレベルですが、それではD800の出番が無くなってしまいます。コマコレクターによる画像修正はFXフォーマットを充分に範疇に入れていますから、わざわざ像を甘くすることはありません。使わない方が良像になることが判りました。
急いで帰ってきて、急いで撮ったので、2倍のテレプラスで撮るのを忘れていました。多分、似たようなものでは無いだろうかと・・・。これで、どうするかは、少々悩むことになります。まともな物は4万位しますので・・・。
で、コマコレクターの像については、今まで問題とならなかったので、像の悪化の原因はテレプラスと断じましたが、一応、カメラレンズで確認をしてみました。隠れ神レンズのAF/S NIKKOR 70/200mm f/4G ED VRで、確認をしてみました。やはり周辺像の悪化があり、更に周辺減光が酷くなる点も判りました。設計上50mmレンズを基準に設計という前提だと、何処かにありましたので、こんな物かという気持ちです。新品定価で手に入れていなくて良かったと思います。
残された手の内で、やっていないのがバーローレンズによる拡大撮影です。倍率が上がりすぎてしまうので、ちゃんとやっていないのですが、レンズの入れ方で変わるかも知れません。それを確認するためには、撮影が必要です。月と天気が邪魔をしてくれます。
ところで、撮っている時間が短いこともあり、部屋着でやっていたので、たちまち冷えてしまいました。さすがに-5℃の中に居る服装ではありませんでした。ブランケットをかぶり、コタツを頼ったのですが、如何せん、凍りそうになりました。寒いときの為に用意したコタツですが、短い時間の中ではなかなか暖かくなりません。それに、コタツといっても自作、コタツの脚を伸ばして、椅子に座って入るようにしたものですから、高さがあるために、コタツの中全体が暖かくなるわけではありません。ですから、椅子に座って、脚を水平に伸ばしてヒーターに近くなるように、足台を入れています。大きさとしては、一人用のコタツですが、暖かくなるまでにどうしても時間がかかります。まして、氷点下の温度が普通の場所です。
高さが60㎝以上もあるようなコタツでは、中の空気をかき回すファンが必要です。ヒーターユニットには、小さなものが付いているのですが、これだけの高さの差を超える能力はありません。上の暖かい空気をかき回しているだけのものです。別にファンを取り付けても良いかと思います。で、ファンの動きに連れて暖かくなった空気はヒーターユニットから周りに出ていき、天板やコタツ布団の上の方を暖めます。下の方は赤外線の放射で暖かくなるはずですが、このコタツは、入ったきりで動かなくなるものではありません。出たり入ったりが、頻繁にありますから、その度に熱がどんどん逃げていきます。それにコタツに入っている部分は暖かいのですが、上半身は、特に顔が冷たくなってきます。すると、厚めで大きめのブランケットをかぶり、コタツの中の暖かい空気をその中に入れるなどという暖の取り方をしてしまいます。当然、下の方は外気温と変わらない温度なのです。
本来であれば、掘り炬燵用のヒーターを下に付けるべきものなのですが、ヒーターが上向きで、ゴミなどが積もっていくのことのほうが気になります。ですから、先行き、ファンを付けることを視野に入れて、コタツの構造を整理することにしました。現状のコタツについては、形と大きさを段階的に変更した歴史があり、構造が複雑になっています。これを作り直して、すっきりした構造と強度を持たせようかと思い、取りかかりました。部材をバラバラに戻して、足だけは使えそうだったので、天板と、足の支えを新しく用意。特段難しい作業ではありません。試しに、この木枠の周りにプラダンを張ってみました。出入りするところをのぞいて、コの字型に張りました。かなり、保温が良くなったような気がします。そこで、出入り部分の布団を厚めに集中させて、使ってみました。
最初の暖まった空気は、ヒーターのなんちゃってファンに導かれて、外周部へと流れていきます。そこにプラダンが張ってあるので、プラダンの内側が暖かくなります。外側は、かなり遅れて温度が上がっていきます。勿論その外側にあるコタツ布団はなかなか暖かくなりません。ただし、暖かくなるのは上の方だけです。やはり中の空気をかき混ぜるファンを、別に付けた方が良いと思われます。
母家の方では別に事件の芽が以前から出ていました。ベッドで使っている電気毛布が暖かくならないことがタマにあるのです。断線の可能性があります。そして、通電する、つまり暖かくなることが普通です。一番古い・・・一番お気に入りという意味ではありますが、電熱を扱う製品ですので、不具合が出たら要注意というか、使用を止め点検に出せなどと説明書には書かれています。
昔の電気毛布は、敷き毛布と掛け毛布が別々で用意されていましたが、今は両用のものがほとんどです。ですから、敷き専用では幅が狭くなっていますが、掛け用では敷き毛布より幅が広くなっています。入っている電熱線の入れ方にもよりますが、わたくしのベッドの幅は150㎝ありますので、掛け毛布用を敷き用として使うと大まか良い具合です。品物を検索しながら、かなり逡巡したのですが、結局はパナソニックにしました。で、先ほどファンも必要になり、部品箱を荒らしたところ、出てきませんでしたので、合わせて注文しました。
★★2016年01月24日(日)ブリンターメモリ追加、ドーム・コタツ・ファン試し
少々特殊な用途で、高解像のカラーをスキャン、印刷という作業を求められました(注、法律により処罰対象となっている紙幣・証券等偽造などの違法行為ではございません、あしからず)。すっきりしたプリンタースペースに満足し、張り切って600DPIでA4を印刷しようとすると、メッセージがモニター画面とプリンター本体から出ました。曰く「メモリが足らないよ」。今まで、A3印刷でも出た事の無いメッセージでしたので、うなってしまいましたが、これは仕方ありません。白一色のバックでは無く、細かい模様が全面に入っていますので、データ量は段違いに多くなっています。
本体には64メガのメモリが入っています。通常のものであれば、印刷が可能であるはずですが、そこはページプリンターという名称のように、1ページのデータを一挙に展開してドラムに用意するのですから、どうしてもデータ量は増えます。そこで、印字画質を落としてデータ量を減らしてみたり、メインメモリを使ったりする方法で逃げることができます。しかし、それらの方法でもダメそうな場合は、メッセージを出して警告をするのが当然でしょう。
ただ、現行機種なのに、オプションで指定されている専用メモリは、メーカーの仕様書に堂々とサードパーティメモリと銘打ってバッファローの製品を紹介しています。しかし、それは既に生産終了になっていて、新品は市場に残っているもの限りです。知ってはいたのですが、必要になるとは思っていませんでした。しかし、この為に新品定価に近い金額を出すのは、その点についてはケチな★秋津★としてはためらわれます。256メガに3万円?、いつの時代のことよ。その昔、★秋津★は128キロのメモリを買ったことがあります。メインメモリが128キロ入っているだけのマシンに、増設メインメモリを2つ追加して当時のメインメモリ最大の640キロにしたのです。128キロが一つ1万円の時代でした。そして、そのメモリの価格が二千年問題をもたらす原因となった事は、その筋の方々には常識となっています。
つまり、ビジネスモデルとして、本体を売り、更にメモリも売りつけて利潤を上げるという商売は既に過去のものとなり、買ったときのデフォルトの状態で、ちゃんと動くように作っていないと相手にされなくなるという、厳しい世界が来ているものと思われます。正直なところ、プリンタからメモリを要求されたのは、今まで初めてです。ずっとレーザーを使ってきたのですが・・・。
ところで、新品の価格に驚いたあとには、中古という選択肢が出てきます。互換という手もあり得るのでしょうが、どうも、独自仕様の形状に見えます。こんな物には汎用のものを使うのがコストを下げるための方法だと思うのですが、そんな互換機の歴史を持っているメーカーのくせに独自仕様で、そこから利益を出そうとしたのでしょうか。さて、メモリですから、経年変化で壊れる事は無いとは言えませんが、あまり聞きません。中古でも大丈夫なものがいくらでもあることでしょう。で、2店で扱っているのを見つけ、嫁様に相談すると、ダメ元でという御意見で、安い方に注文を出しました。まだ、定価近くで扱っている店がかなりありますので、そんな話になりました。その2店は、捨て値で扱っているといっても良いでしょう。それで動けば御の字です。
注文したドーム・コタツ用のファンの到着は、未だのようですので、試しとしてパソコン用ケースファン8センチ角の並品を付けて見ました。取りあえずですので、アルミの細い線材を使ってぶら下げるだけにして、電源とつなぎます。当然、ファンは回り、空気をかき回します。基本的には、ヒーターユニットの方で弱いファンが回っていますから、これをやや強く回してやるのと同じことになります。これが、大変な効果をもたらしました。暖かさが違います。日中でしたが、ドームの中の気温は0℃ですので、寒いのは夜中と同じ、違いは明らかです。
上部のみが暖かいのは同じですが、この点は、やや下になる足台にファンを付けるということで、均一化を図ることが可能だと思われますので、足台への工作の段取りを脳内に予定しておきましょう。配線は下から持ち上げることになるので、その分の余裕を見て、取り回すことにします。とは言っても、一晩中居るわけではありませんし、冬季のみに使うギミックですので、取り外しも出来るように工夫するのも楽しいかも知れません。もしかすると、他にうまい案が出て来るかも知れません。
ところで、今日は満月でした。10時46分水瓶と獅子の3.49度でオポジションです。基本的に不動宮3度に感受点をお持ちの方は、何らかの膠着状態や不調和状態を目の前にするということが考えられます。全てを引きずって突き抜けているということが出来なければ、絡め取られて身動きもままならないということもあり得ます。例えば蠍の3度に出生や進行の感受点が揃っていたりしたら、強力なTスクエアということになります。ままならない事態が極まってきます。更に牡牛の3度にも感受点があるとなると、もしかすると自分ではどうしようも無い暴流に巻き込まれたり、巻き起こすことになったりというグランドクロスとなります。人間の限界を超える最大出力の象徴でもあります。
ルナティックは常軌を逸していることですし、ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーンは狂気そのものです。それが獅子ですので、獅子の気高さや王者としての特性を輝かせるか、曇らせるかするわけです。こんなときに選挙をやっているところもあったり、天候のために酷い目を見ている方々がいらっしゃったりします。いずれにせよ、厳しいときですので、冷静な判断と行動が必要となっています。注意していても、出来ない、やってもーた、ということはいくらでもありますので、余計なお世話かも知れませんが・・・。
★★2016年01月27日(水)ベッド用の電気毛布、ドーム・コタツ用のファン、プリンタメモリ到着、本の注文
注文したものが次々に到着して、それぞれを配置場所へと送り込みました。
断線が疑われていた古い電気毛布は、テスターを使った調査の結果、コネクタ部分で、導体の表面のサビに起因して通電に問題が出ていたことが判りました。接触部分を磨くことで復活することとなりました。しかし、古い物ですので、廃棄では無く、蔵入りということでしょうか。勿体ないお化けが出たら困りますので。
高精細な印刷をするために必要となったのがプリンタメモリですが、印刷できたものの品質は、本物と寸分変わらないようなレベルで、コピーを繰り返しても劣化があまりありません。通常のコピー機ですと、4回ぐらいコピーのコピーをしていくと文字の判読が難しくなってくるのですが、大した効果です。
ドームコタツ用のファンは、実戦配備には少々の工作が必要かと思い、その用意をしただけで終わっています。これは休みの日にでも、じっくりとやることにします。
SF(サイエンス・フィクション)の資料としてハヤカワの解説書を持っていたのですが、自由国民社の世界のSF文学総解説というのも手に入れていました。読まないでスジ書きだけは知ろうという悪辣な動機だったのですが、それで興味の湧いた本を注文したりしていました。しかし、さすがに前世紀のものですので、新しいのが無いかと探すと、幾つか目に付きます。注文するまで大分悩んだのですが、頼んでしまいました。最近では文庫版でも新しく出るのは減ってきていて、電子化したものが増えているようです。価格は文庫版に対して高かったり安かったりしていますが、勢いとしては、電子版しか無くなってくるのかなと危ぶんでいます。電源を入れないと使えないような代物は、便利なようで、そうでもありません。
ついでに、読みたかったものを2冊、文庫版なのですが、注文しました。この前、ラノベを買い込んで読み込んでいくと、だんだんとラノベはラノベと思うようになりました。面白ければ良いという主義でいるので、何でも来いのはずなのですが、所々に明らかに間違った文があったりすると、アララという気分と共に、退く気持ちが出てきます。自分の間違いは気付かないのですが・・・他人のミスは気付く・・・。
★★2016年01月28日(木)つまらん話、水道凍結
つまらないニューズです。説明すると言っていたような気がするのですが、中身は辞任会見でした。しかしながら、大臣を辞めれば済むことなのでしょうか? 国会議員で居ることは良しなのでしょうか。どこぞの県会議員が政務費を着服していたとかで裁判に掛けられていますが、そんな着服よりも、悪質な裏切り行為では無いかと考えます。美学だ何だとか理屈を付けていたと言うことですが、よくこんな奴を議員に仕立てたものだと思いますし、こんなのを閣僚に取り立てたものだとも思います。今でも北××とかだったら、命に関わるような事態じゃあ無いですかねぇ。ああ、汚職追放キャンペーンは、その隣の国も一生懸命にやっているようですが。まあ、江戸時代の武士の世界ならば出処進退を明らかにするために腹を切る事件でしょう。印籠を見せられて蟄居で済むかどうというようなことでもありますが。人一人の不幸と言うよりは、日本という国の国運に関わる事態であるのに、能なしな政府に見合った能なしな野党ですから、どうしようも無いというところです。まっ、機能していない民主主義というものはこんなものではないかと。
で、政治の話は闇と言いますが、生時は判りませんので、取りあえずで見れば、進行の火星が出生太陽に乗ったところというのは、時刻に寄りません。また、出生の土星は乙女の8度で、経過の海王星が魚の8度、これらを食らって他の星が都合良く当たるようにするとレクチファイが出来そうです。また、首相の太陽は、会見の頃に経過月が丁度通っていたようですし、サイクルが変わってしまうきっかけになるやも知れません。もともとプッツン型なのに、一生懸命に我慢しているのですから、いつまで我慢が続くのか良く見ておきましょうか。彼にとってブレーンは命の綱ですから。
今日いつものガスステーションに寄ったところ、ガス代が1リットルで101円でした。ここまで落ちたのとびっくりしましたが、そういえば灯油も下がっています。いきなり暖房の温度設定を上げたりはしませんが、光熱費が下がるのは助かります。北海道の中でも場所によってこのところの天候に苦労なさっている方はたくさんいらっしゃいます。北海道に限らず、気温が氷点下になると、水が氷へと相変化してしまいます。0℃を下回れば、すぐ凍るのかと言えば、違います。通常は時間がかかります。凍るには相変化のための熱エネルギーを放出しないとイケませんので、その為の温度差と時間が必要になるのです。むき出しの水道管が屋外に取り付けられていたら、速やかに凍ってくれて、水道管が裂けるのは当たり前です。まして、昨今の水道管は塩ビ管ですからねぇ。鋼管だと今少し持ってくれるのですが、プラスチックではアッサリ裂けます。切るのも簡単ですから、治すのも簡単なのですが、濡れたままでくっつけるのはあまりよろしくありませんので、鋼管よりは作業がマシというところでしょうか。材料が必要ですし、家の中で裂けていたら、面倒な工事になります。
ですから水道管に断熱材を巻き付けていると、かなりの耐性を示すようになります。温度が下がったからと言って一晩くらいで凍ってしまうようなことはありません。でも、お金がかかることですから、気温が下がらないこと前提で、暖かい地方では手抜き(?)することが当たり前です。
嫁様の実家がある近所で、路肩の排水溝を貫いて給水管と下水管を通している家がありました。お金持ちの大きな家だったのですが、絶対に凍ることなんか考えていない作りです。鋼管でしたが、裸で溝をまたいでいるのを見て、もしかすると凍結しそうなときは、水を垂らしておくのかとも思いました。そうすれば凍りにくくなります。
北海道では、地下深くに埋没させていないと、そのまま凍ってしまいます。1メートルくらいは地下にあるはずです。そこまで行くと、冬季でも凍らない土があります。そこから家の中に立ち上げてきて、水抜きのための施設を必ず用意します。こちらでは、それが当たり前なのですが、やはり手を抜くことが出来るところは、暮らしやすいところなのでしょう。
まっ、家の水道管が、すぐ家の外に突き出ていて、地面に入っているなんてところは、気温が氷点下になるなんて考えてもいないところなのですから、家の断熱度もそれ程無くても良いし、段ボールで寝床を作ってもOKです。段ボールベッドは、結構暖かいんです。濡れない限りは。
水道を修理するときに、今度冷えたときのための対策が出来るかどうかですね。それらの事件になるような地方では、部材が手に入らないと言うこともあり得ますので。
★★2016年01月31日(日)コタツの足台、SF『マイナス・ゼロ』
先週のドーム、コタツの再生に続いて、コタツ内用足台の製作を行いました。事前実験の結果、ファンはヒーターユニットに取り付けると、かき回す空気が上層に限定される上に、耐熱的にも破損の可能性が高いことが判りましたので、足台を改良してそこに付けることにしました。
現行の足台も、やっつけ仕事で、部材のカットをサボりながら組んだものですので、これに追加工してファンを取り付けるのが難しくなっています。こちらは新調することにしました。古い方は、後付けで付けた木を外して、すっきりとした単なる低めのオットマンに戻して母家行きとなりました。
先ずはベニヤ板を天板にしてファンを取り付けるための穴を開け、上面にフェルトを貼ります。そして、1×4の部材で足や中段、奥の小さな背を作り、完成です。寒い中で、結構手間がかかり、10時に始めて、昼に終わるつもりでしたが、終わったのは14時になってしまいました。一番の手間はファンの関係です。ファンはパソコン・ケース用のファンで、12Vで動きます。電源は12VのACアダプターが転がっていましたので、そちらを使うことにしますが、接続が問題です。コードを直付けする手が、最も簡単なのですが、付いているコネクターを活かすのが、帰って手間を減らすと考え、アダプターを用意してつなぎました。アダプターこそが切って貼ったものになります。これを作る際に、コードをハンダ付けして、熱収縮チューブを噛ませ、絶縁しました。ビニルテープで巻くと粘着剤がベロベロですし、乾くと剥がれてしまいます。
遅い昼食のあと、実戦配備したコタツを30分ほど使って見ましたが、具合良く使えました。当初の目的を果たしたと言えるでしょう。かなり下の方まで暖かくなるので、コタツの中に潜り込んでしまうかも知れません。
注文した本も一つをのぞいて土曜日に届きました。アマゾン出荷分とマーケットプレイスの2軒に注文したのですが、3つとも、ほぼ同時に出荷しています。ところが土曜日に、その内2つを日本郵便の配達員さんが持ってきました。千葉市川と、山梨都留からです。しかし、埼玉狭山からの便は来ませんでした。業者も荷物の送り方も違うので、サボっていなくても差が出るとは思いますが、最近ではあまりないことです。中一日で荷物が来るのが当たり前で、事件や事故に絡むと遅れます。ということで、一日遅れで無事に4冊目が午前中に到着しました。
さて、その中の一冊、今回の注文で、正確には解説本では無く、SFそのものは2冊なのですが、どちらも解説本に載り、面白いであろうというチェックのために付箋を付けていたものです。とにかく、早く着いた方である『マイナス・ゼロ』広瀬正。どちらかというと食わず嫌いの多いわたくしが、書名を知ってから約40年、やっと読みました。何とか賞の候補だというのは、この業界ではステータスのようなのですが、候補というフレーズで眼が逸れるというのも、わたくしです。それもSFの賞じゃ無いメジャーなものだったので・・・。
もっと早く読んでおけばよかったと思いました。時をかける少女が映画にまでなったのに比べると、これが映画にならなかったのが不思議なくらいです。まあ、映画のセットに昭和初期の銀座や、住宅地にドームのある研究室、その他の建造物、空襲で燃える家なんていったら、本物を作るのと同じくらい金がかかりますから、興行収入を塗り替えるような、よほどの大ヒットが予想されるもので無いとダメでしょうねぇ。
SF(サイエンス・フィクションで、スペース・ファンタジーやサイエンス・ファンタジーではない)のタイムマシン物という分類が適用できる話ですが、中に円環矛盾が入っています。これがあるために過去に遡ること、または変えることができないという、言ってみれば致命的な理屈がありますので、そこを変えることができると示すことにより、もっと面白く、未来への指向も更に開けることを出しています。主人公の娘が未来を変えうることをライターで示したエピソードや、ブラウンの作品の引用から過去を変えうるという考えを出しています。
ところで、過去と未来を変えよう、変えうるんだという主張の裏に、ままならない自分と現状への苛立ちがあるのでは無いかと思う次第。1924年9月30日生まれ、太陽・月は天秤、ただし生時が23時以降の場合は月が蠍に入ります。水星は乙女、緻密な計算と計画で話を作り上げるのはこれか。金星と海王星が合、それに対して火星がオポ、芸術的な感性と不摂生、多分、酒もタバコも大好き。食べるのも大好き。1972年3月9日昼過ぎ心臓発作のため逝去。レクチファイが楽しそうな好人物です。