前月 2015年5月 次月
 月  火  水  木  金  土  日
 1  2  3
 4  5  6  7  8  9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
    ★★2015年05月02日(土)紫モクレン
    ★★2015年05月03日(日)色分散、憲法記念日
    ★★2015年05月04日(月)サクラ満開
    ★★2015年05月05日(火)絶滅危惧種ショウジョウバカマ
    ★★2015年05月09日(土)職務遂行中atカエデの花
    ★★2015年05月10日(日)芝桜の十字
    ★★2015年05月16日(土)還元論
    ★★2015年05月17日(日)住民投票、芝桜、子持ち星雲M51
    ★★2015年05月20日(水)大熊座(北斗七星)
    ★★2015年05月23日(土)ヘラクレス座球状星団M13
    ★★2015年05月24日(日)ねじ締めで接眼部復活、オダマキも満開に
    ★★2015年05月28日(木)ノダフジ

★★2015年05月02日(土)紫モクレン




★★2015年05月03日(日)色分散、憲法記念日

 昨日も月を撮りました。そのときの月の位置が低いので、大気の色分散、プリズム効果、7色に別れる現象が出ると思って、ライブビューを最大倍率にしました。すると、かけ際の縁に虹の七色に別れた色が見えます。月の反対側を確認すれば、同じ並びになっています。対物レンズや拡大レンズの色収差であるならば、中心対称になっているはずです。そうなってはおらず、全体が一様に色ズレしているのです。下方向に赤、上方向に紫が見えます。これは、大気のプリズム効果です。色収差の無い反射望遠鏡でも避けることが出来ません。
 色ズレはわずかですので、倍率が低ければ気付きません。しかし、惑星観測や、高倍率の月面詳細を見ようとすると不快なものです。対応として、角度の浅いプリズムを用意してこのプリズム効果を打ち消すというものがあります。この様な目的で使う場合は、プリズムとして面精度が高く、それも汎用品では無く特注品として、複数の角度を用意することになります。ウェッジプリズムと呼び、対物レンズに取り付けるような大きなものは、結構な価格になります。

 わたくしは強い近視ですので、メガネのレンズで色収差を常に観察しています。色収差は材質の性質ですので、球面だろうが非球面だろうが、屈折すれば起こる現象です。従って、視野の中心では色ズレは無く、周辺に行くに従って色分散が多くなります。特に異常な分散の物質でなければ、視野中心方向側に青・紫、視野外側方向に橙・赤がにじみます。とは言っても、目そのものの性能として中心方向を見ながら、視野周辺で色ズレが判るというような視力はありませんので、脇目で見るようなことをしなければ、気付きはしません。また、星の写真のような光度差の大きな対象でなければ、それほど目立つものでもありません。そこで、大気分散された画像を、視野上端方向で観察すると、ある場所できれいに色消しとなります。見事な補正像です。

 デジタルの時代になって、撮像装置がRGBの三色合成になったので、補正が画像的に少しはできるようになりました。要は、三色の像が平面移動しているだけですから、三色を別にズレ分だけ動かすという方法です。ソフトに依存することになりますから、問題はソフト側にRGBを別々に処理する能力が必要となります。うるさいことをいえば、色は7色だから三色では足りないぞという話が出てきます。プリズムを使っても、それに合うプリズムで無ければ補正しきれないし、色分散が大気とガラスでは違うぞという細かい話が出てきます。どうせ微妙な量ですから、誤魔化せば何とかなるというレベルの話です。月であれば、画面一杯に拡大して見ると、やっと気付くかなというようなものなのです。

 で、ソフトによらない次善の手があります。というより究極の方法とでもいうのでしょうか。モノクロ写真用のフィルターに黄色、橙色、赤色という比較的ポピュラーなものがあります。これは遠景を撮る場合に霞や薄雲を消す働きをします。波長が短くて散乱しやすい紫や青をカットしていくフィルターです。つまり、7色だと大きく別れるから、特定の色だけにすることで画像をぼけないようにするという方法です。これを使えば、その分暗くなりますが、撮って出しの映像を作ることができます。そして、究極の方法というのは、2つあります。1つは、干渉フィルターを使って、特定の波長のみで撮影する方法です。太陽用のHαフィルターを使えばプロミネンスを日常的に撮影できます。特定の波長を使うのですから、色分散なんてあり得ません。ですから、これに使う望遠鏡は原理的には単レンズでも良いわけです。また、波長が長い方が大気の散乱を受けにくく、また分散も少ないことから、赤外線で撮影すると、より先鋭な映像を受け取ることができるという報告もあります。これが二つ目の方法で、色バランスフィルターを外したデジタルカメラは、かなりの赤外域感度がありますから、この方法を使えます。

 ということで、カメラアダプターの前に取り付けることの出来る黄色、橙色、赤色のフィルターを注文しました。そのうち売らなくなってしまうのではないかと、少々危惧していますので、それもあって注文してしまいました。


 5月3日というのは憲法記念日という祝日になっています。世界を相手にした戦争を、意気込みだけで起こして、結局は散々に負け、1947年に、もう戦争はしませんという日本国憲法を施行した日です。
 占星術の考え方では、何かを決定したり、始めた日というのは、人間でいえば誕生日に当たり、重要な「瞬間」として取り上げることができます。日本にとってこの日が重要なのは当然のことです。ところで、その占星術の考え方と歴史を見る目を持って5月3日を見れば、この日の重要性はますます高まっていきます。

 東京のホロスコープとして使うことのある江戸城無血開城は、年表には明治元年(1868年)4月11日と書かれています。何の関係も無いじゃ無いかと思われますが、これは明治の改暦前、旧暦の日付です。現在のグレゴリオ暦では1868年5月3日となります。というのは、占星術は、暦を作ることのできる技術体系ですから、太陽暦という尺度を当てはめるとこうなるのです。そして、占星術の中には太陽の位置だけで判断する星座占いという分野さえあるくらいなのですから、グレゴリオ暦に換算した日付が同じということは、太陽の位置がほとんど同じだということになります。
 そして、この二つの誕生日は日本にとって大きな意味を持っているのですから、細心の注意を持って読み上げないといけません。2015年のこの日、南鳥島で地震があり、若干の津波が到来しました。そんなニュースを耳にして、チャートを出してみました。
 すると、憲法施行図では、太陽と冥王星がタイトなスクエア(90度)であり、自信を失った太陽=権力者を示しています。憲法そのものも、その傾向が現れていると見るのは、うがち過ぎでしょうか。
 現憲法を変えて戦争をしたいという人々がいるようですが、戦闘を可能にすることが自分を守ると信じているからできることなのでしょう。でも、武器は両方に向きます。片方だけを滅ぼす都合の良いものはありません。結局は自分を滅ぼすのだというのが、先の大戦の教訓と反省だったのではないでしょうか。

 江戸城無血開城は、個人の働きが良く宣伝されています。それだけの功績があるとは思いますが、結局は国の運、民の運です。「納得できない」人々が函館まで行きましたが、結局は方向を変えることはできませんでした。そして、この大戦は、明治維新より、あきらめが悪かったので被害が増えてしまいました。負けが込んでいるのに、それを隠して一億玉砕とまでやろうとしたのです。

 いまや、時代も変わり、戦争のやり方も変わらざる追えなくなっています。最終兵器としての核を切り札にしたいと考えている間抜けな国がありますが、こちらも米ソ両国が核で決着を付けられなかったという意味について考えもしないのでしょう。核と軌道ミサイルを持つ国は、互いに相手を射程に入れるというバランスに莫大な資金を投入しなければならなくなるのです。
 財政赤字を減らせないでいる日本がその道を進めるかどうかはわかりきっています。ただでさえ、ほぼ定期的に巨大地震や気象災害が起こる場所なのですから、そんな余計なことをやっていては生き残れないでしょう。

 もともと、憲法施行図は月と火星がオポジション(180度)で緊張状態、爆発力や瞬発力があるとはいえ、暴走型で制御が難しいところがあります。ここに進行の太陽がT字スクエアとなっています。配置としては、戦闘できるようにした途端、事態がやってくると見て間違いないでしょう。進行太陽は、かに座宮を進行中、かに座の支配星は月です。そして、施行図の月とスクエア。対して噛む火星は自分の支配星座である牡羊座宮です。こんなときは、出かける約束はキャンセル、家でおとなしくしておくものです。まあ、運の悪いときは、竜巻や車、昨今ではドローン?が飛び込んでくるかも知れません。経過の火星の位置に注意しながら、ベットで読書が安全でしょうか。皆様も事件事故に巻き込まれませんように。


★★2015年05月04日(月)サクラ満開




★★2015年05月05日(火)絶滅危惧種ショウジョウバカマ




★★2015年05月09日(土)職務遂行中atカエデの花




★★2015年05月10日(日)芝桜の十字




★★2015年05月16日(土)還元論

 還元論という分析方法があります。複雑な現象を、それを構成すると思われる原理や法則に分解(還元)して理解するというやり方で、多くの科学の分野で、成果を上げました。この手法について批判的な考え方もあり、総体として機能するという統合論という考え方があります。
 さて、占い一般についてその部品たるもの、占星術では星座宮、感受点、座相などについて、1つの構成要素を取りだして、占いの手法として構成することが行われています。星座占いや天中殺、挙げ句は13星座のようなものも、それに当たります。そして、イワシの頭も信心からというように、一定の評価を受けることになります。信じる信じないのような話であれば、それで充分と言えますし、一般化して雑誌に載せるようにするには、一番簡単な方法です。
 科学一般の分野では論文というものがあり、それにより研究成果を誇り、かつ地位を得るものなのですが、この論文には書き方というものがあって、還元論的立場により書かなければ、単なるエッセイと評価されます。統合論的な研究は、どちらかといえばエッセイとなってしまうのです。そして、これは科学者だけに限ったことでは無く、一般の方々も還元論の思考を植え付けられています。従って、この考え方の説明で皆さん納得して信じてしまいます。
 還元論と統合論はあい対するものと思われていますが、ものの見方の視点の違いに過ぎないのですから、どちらが正しいとか、間違っているというような論議の対象には、そもそもならないものです。しかし、一方に偏るというのは、ものごとを知るには良い方法であるとは言えないと思います。
 一時期、複雑系だとかフラクタルという辺りがもてはやされたのですが、最近はあまり聞きません。どちらかといえば、統合論的な部分で、論文には難しげな内容ですし、何にしても片方の見方だけでは全体を掴めないということになるのだと思います。結論が判らないよでは、聞いた方も困るわけです。

 占星術の修得が難しいというのは、構成要素が多いというだけでありません。分解と統合という思考訓練ができなければそもそも修得できないのではないかと感じています。それぞれの構成要素間の関係についても、伝統的なテキストと現実の検証可能な資料のかい離もあり、それらを総合し、どうなっていくかについて判断を下す能力を持つのは、やはり難しいことでしょう。その手の訓練の方法とされるようなものは、部品について学習し、判断する手順を明らかにするだけのことで、それがいつでも通用するかといえば、たちまち頓挫するのが見えています。それを乗り越えて、自分の方法を見いだせる人は、やはり稀ということになるのでしょう。勿論、才能というものは必要です。芽が無いのでは葉も花も出てきません。しかし、何の芽かも判らない、あるいは何の芽を出す可能性があるのか判らないで育てるというのも無茶な話です。また、動機付けも色々です。利潤を得ようという気持ちが一般的に悪いとは思いませんが、我欲を出すとたいていは悪い方向に向かうものです。


★★2015年05月17日(日)住民投票、芝桜、子持ち星雲M51

 なんでも住民投票で、大阪の地にて都制度を採用したいという間抜けな提案の可否を決めるということですが、接戦が伝えられています。さて、星を見ようかと思っても、大阪というのは始原図に困る場所です。豊臣の大阪城とか、その後の天領としての大阪、明治維新のときのと考えると、まとまりません。そこで、別の手です。開票が始まったということで、このようなときに面白い卦を出す嫁様に出してもらったところ、天水訟五爻でした。
 状況としては、相手が天で、自分が水、となると庶民側//が水で、相手がエラそうな天。つまり、敵は強行だし、こちらは困った立場にいる。天は金で、金生水で、天によって活かされているのが水という形で、悪い関係では無いはずです。五爻ですので、訴えは吉の判断文があります。訴えて吉と読むこともできそうですが、元より吉ですので、問題解決の手順と正統であるという判断でしょう。補足によれば、大きな川を渡るには良くないとか、君子は事を為すのに始めを謀るなどと書いてあります。
 この卦は、そもそもそれほど良い状況の卦では無く、おそれて中すれば吉とあるので、気をつけて正しい道に止まれば良いといっています。つまり、都構想には良い考えを持っていないように思えます。もしかするとわたくしがそう思っていることが投影されているのかも知れません。
 さて、結果ですが、変爻をひっくり返すと火水未済です。まだまだ済みませんという卦になりますから、都構想は頓挫ということでしょう。勿論、未済というのは、まだまだこれからという含みがありますから、どうしてもやりたいという方々がしっかり残るのでしょう。報道ではその差は僅差ということですから、何かがあれば引っ繰り返りそうです。もしかすると、あまりの僅差で数え直さないといけないとか・・・。しかし、一票でも賛成が多ければヤルということだそうで、それだと、同票ではやらないということなのでしょうね。
 まあ、制度を変えたからといってそんなに劇的に大阪が変わるとは思えません。それに、その制度だって、都の下に特別区と市があるのですから、府の下に市がある現状の制度が変わるはずがありません。それが何か目先を変えたいという気持ちの結果なのでしょうか。どうも、大阪という場所の選挙を見る限り、あまり良い選択をしてこなかったというのが今までの歴史ですからねぇ。間違って通っちゃっても、半分は反対がいるんだぞってのを忘れないことです。そこが肝心なところです。

 そんなことより、芝桜がピーク直前なのですが、来週の土日になると過ぎてしまうように思いましたので、今日の内に写真を集めてまとめるつもりで取りかかりました。ところが、やはり、何かと足りないものが出てきて、結局、撮り直してしまいました。結果的に166枚に絞り込み、画像処理と縮小を行いましたら、眼が疲れてしまいました。眼精疲労という奴です。頭痛を伴うので大変に不快です。昼間の内は、芝桜の香りがあって気持ちが良かったのですが、夕刻で窓を閉めると始まってしまいました。
 デジタルの時代になって、千枚撮ったとか、二千枚撮ったとかよく聞きますが、短時間に撮るのは難しいでしょうから、きっと連写しているのだと思います。連写は撮っている気分になるので、きっと楽しいのでしょうが、決定的な1枚を撮ることはできないし、決めの1枚を撮る眼を育てることもできないでしょう。トワイライトを撮りに行って、連写するくらいなら動画で撮った方が良いと思いました。切り出せますからね。一回の通過で1枚ちゃんと撮れればそれで充分だとも思います。
 ただ、そのクオリティで200枚くらい撮ると、もう疲れてしまうというのが、アマチュアのアマチュアたる所以でしょう。プロの仕事と比較しちゃあいけません。本当は、芝桜の写真も、撮影時の設定が甘かったので、カラーバランスの追い込みをやりたかったのですが、疲れ目であきらめました。まっこんな程度です。


子持ち星雲M51


★★2015年05月20日(水)大熊座(北斗七星)




★★2015年05月23日(土)ヘラクレス座球状星団M13




★★2015年05月24日(日)ねじ締めで接眼部復活、オダマキも満開に

 それは5月10日のことでした。出生天王星に進行月がスクエアになると共に、経過月がTスクエアを形成しました。何か起こらないといけないわけではありませんが、先進的な科学技術関係の物品に不具合が・・・起こってもそれはそうかという配置です。何事も無くその日は過ぎました。
 さて、何事も無くというのは、そのときに思っていたことで、この夜、天体ドーム内では、晴天を祝いつつ、春の星雲群を撮影していました。後日、画像処理に取りかかると、少々不審な点があります。ピントの甘いものがあります。30㎝反射はニュートン式ですので斜鏡があり、そのステーによる回折で、輝星には十字が入ります。輝星といっても肉眼星、つまり6~7等級の星であれば充分に入ります。そこでピントがちゃんと出ていれば、十字線が入るのですが、それが井の形、井桁になっているものがあります。つまり、ピントが合っていないということです。
 ピント合わせは、撮影前に明るい星を使ってカメラのライブビューから確認します。バーティノフマスクで合わしていますので、十字線が太くなるようなズレは、今までまずありません。ところが、その日、撮影した20枚ほどのなかで、5枚が妙な状態です。井桁です。対象ごとにピント合わせはしていませんので、途中のものがピントを外している原因が掴めません。
 30㎝反射は、鏡筒を継ぎ足して接眼部を下げるという追加工作を行ったものですので、これが原因かと思い調べても、特にたわんでもいないし、光軸が狂っているわけでもありませんので、こちらが原因とは考えられません。歩留まりが悪いという状況ですので、使えなくなったわけでは無く、1枚1枚ピントを確認する手間が増えただけです。

 そうやって騙し騙し使っていて、この22日、経過の火星が進行の太陽とオポジションとなりながら、出生の天王星と太陽で調停するという座相が作られました。その夜、接眼部にガタを発見しました。カメラを取り付けて、回転方向の位置決めをしているときに、ドローチューブが、妙に動きます。横方向にカタカタと動きます。ガッチリとクランプすると止まるのですが、いつもの緩やかなクランプだと、力をかけるとやはり移動します。原因箇所が判ったのです。
 早速ドームの中で、接眼部を外して分解したところ、ガタの原因がよく判りません。あまり徹底的に分解すると、ベアリングボールを脱落させてしまいます。何か無理させて壊したのかと暗然とした気持ちになり、再組み立てをして、とにかくピント合わせに注意して、そのまま使いました。

 頭の中は、最近、重量級カメラ用の接眼部を発売したカサイや、フェザータッチフォーカサーを扱う国際光機などがグルグル巡ります。価格と予算の計算なんかもグルグルと廻ります。何しろ火星です。★秋津★の火星は○室ですので・・・。
 今まで、用事の無かったものは良く見ていません。ですから、再度良く見てみると、幾つもの点で、リプレイスが難しくなっています。価格の点をおいても、付属の接眼部は3インチで、接眼筒は77mmφのメスネジが切られ、ここにカメラ用の77mmφフィルターがすっぽりと入ります。赤外線フィルターなどはこれに合わせて用意しています。これが無いと映像が撮れないわけではありませんが、何かと不便なことになります。というのは、部品として売られている接眼部は大方、2インチサイズです。多くの接眼筒にはカメラフィルターが付きません。
 そうなると、不具合の出た、この3インチ接眼部を新品にするという選択肢しか残ってきません。そこで、再度、接眼部を外してきて母家で分解して見ようと思い立ちました。

 昨日、庭の虫が大変多く、カエデの葉に食害も出てきていたので、例年は芝桜の終わった頃に撒いていた殺虫剤を撒くことにしていました。木や草が例年に無く元気な様子で、元気なのは肥料のせいだと思われます。そして、虫が多いのも木や草の多いせいではないかと。それで、この日曜日は早起き、4時半から薬を撒いてから、ドームに登り、接眼部を外して戻りました。
 先ず、合焦ノブを支える部分を外すと、接眼筒のラックレールをベアリングで挟み込む部分を支えるネジが出てきます。この部分に弛みがあり、左右方向のガタとなっていました。原因部分はここでした。ここを締め上げれば良いのかと思い、きつく締めると、接眼筒の動きが重たくおかしくなります。つまりここのネジは、取り付けだけで無く、動きの調整も兼ねているか、あるいは精度不足の結果が出ているのかでしょう。ギリギリ動きに支障が出ないところまで締めました。
 続いて、合焦ノブ部分のネジ止めですが、こちらも締め上げると接眼筒の動きが悪くなります。こちらは締め上げるべき場所のはずですから、薄いスペーサーを入れて締め上げたところ、動きが悪くなることはありませんでした。これで、復活です。一銭もかからなかったという顛末ですが、気をだいぶ揉んだという経緯が疲れました。

 殺虫剤の効果ですが、やはり、劇的に効きました。怖いくらいです。そりゃー殺す薬なのですから怖い薬品です。この薬を、最初の頃は庭全体に8リットルも撒いて、それでも足らないと言っていたのが信じられないことです。今回は、カエデなどに限って2リットルで済ましています。次は、虫の様子を見ながらですが、早くても来月終わり頃かと踏んでいます。


オダマキも満開に


★★2015年05月28日(木)ノダフジ