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    ★★2015年01月17日(土)平井和正さん、ご逝去
    ★★2015年01月18日(日)むづらぼし
    ★★2015年01月20日(木)スピーカー、悪天候
    ★★2015年01月21日(水)続悪天候
    ★★2015年01月31日(土)極軸望遠鏡にアングルファインダー、Tリングの弛み、レンズ清掃

★★2015年01月17日(土)平井和正さん、ご逝去

 ドームに上がったものの、すぐ曇って戻ってきました。そこへ、ニューズで平井和正さんがお亡くなりになったとか。17日午後8時5分で急性心不全とのことでした。実は、先週から、どういうわけか、幻魔大戦の文庫本が手に当たって、読み出してしまっていました。その前は、ウルフガイシリーズに手が当たったりしていましたが、不死の血脈辺りで放り出し、幻魔に侵攻されてしまいました。「一期」を読み終わり、真は読まなくても良いかと思いつつ、結局は手が出て、かなり読み進んでいました。真は18巻で未完ですので、もう少しで発表分は読了する勢いです。ただし、昔、野生時代やSFアドベンチャーでしたっけ、それに連載されていた頃に一生懸命読んでいたときとは、歳も取りましたし、かなり違う意識での読み方です。でも、行動パターンとしては、似ているところがアリ、道玄坂を登り、左に入って、煉瓦色のビルがあれば面白いなと思って、グーグルアースで見に行ったというのは秘密ではありません。
 読み直してみても、やっぱりある種の匂いに満ちています。世に終末も来そうに無いし、この設定じゃあ、言霊が離れてしまうのは、当然と行ったら申し訳ないでしょうか。一世を風靡し、役目は果たしたのかと思います。ご冥福をお祈りしましょう。


★★2015年01月18日(日)むづらぼし




★★2015年01月20日(木)スピーカー、悪天候

 通常使用の5.1チャンネル、右前スピーカーが時々、妙な雑音が入ることがあって、場所を入れ替えると、症状がそちらに動くので、やはりスピーカーの問題のようでした。で、スピーカーを更新しようと思い付きました。スピーカーを調べると、ハイレゾ対応という言葉が目に付きます。
 最近よく聞くようになりましたが、デジタル化の時のサンプリング周波数を上げて、より忠実に音を作るという方法だと認識しました。テレビがハイビジョンになったように、音の世界にも新しい波を出して儲けようという算段だと感じていましたので、どちらかといえば、聞き逃していました。
 今までのものとハイレゾでは、何が違うのかといえば、スペックによると高音がかなり強力に伸びているようです。40k、50k、100kというようなとんでもない周波数特性が示されています。古いスピーカーは、高音が20k、2万Hzまで出ていれば、良しとされていました。人間の耳がその辺りまで聞こえるということからです。だいたい歳を取ると、高音域が聞こえなくなってきます。モスキートなんて話題もありました。聞こえないはずの音が出るからといって、何が違うのか。これは手に入れて聞いてみるしかありません。
 要は、古いスピーカーと、ハイレゾ対応の新しいスピーカーを聞き比べれば良いのですが、そんな好条件の品物はありません。そこで、いずれにしてもフロントスピーカーを更新するのだから、ハイレゾ対応のものにして聞き比べてみるかと考えました。とは言っても、それは興味のレベルで、そんなものに何十万円も出すなんてのは論外です。更新費用は一万円ちょっとです。そして、メーカーはYAMAHA一本です。製品情報を調べると、あります。2本1組で売っているブックシェルフ型のローエンドですが、ハイレゾ対応です。高音を出すために2ウェイになっています。まあ、これで試して見ようと価格コムを見ると、ピアノブラックと木目調のブラウンがあります。どうもブラウンは人気のようで品薄です。ほとんどが在庫無しでした。その中で、次の日に配達してくれるというところが、在庫僅少でした。少し悩んだ後で、ポチッとな。本日の夕刻に到着し、実戦配備しました。先ほど見ると、送ってきたところは取り寄せになっていました。究極の在庫僅少、在庫1だったようです。
 さて、音はどうかというと、低音は大きさ通りで、それだけでは少々物足りないでしょうが、こんなにコンパクトな箱から意外に健闘しています。それも、変にドンとかワウワウしていません。カチッと決まった気持ちのよい音です。中音域は伸びていますし、高音部も、老体の耳には充分に聞こえます。締まりのよい音は、5.1チャンネルのフロントスピーカと切り替えたり、同時に出して聞くと、こんなに違うのかということが判ります。ちなみにどちらも音叉マークのものです。そして、低音や重低音は5.1チャンネルでは、引き受け手がいますので、このスピーカーを使うことに何の問題もありません。音が素直であるとともに音の解像感が高く、ボリュームを下げて聞いても聞き取れるという効果があります。それほど能率の良いスピーカーでは無いので、つなぎ替えると音が小さくなりますが、それでもこちらの方が良く聞こえるという状態です。
 このようなすぐれた点がハイレゾの効果かどうかは判りませんが、少なくとも判るのは、買って良かったということです。高いお金を払って良いものが手に入るのは当然として、高物のPC用スピーカーみたいな価格で、この音ですからねぇ。

 スピーカーの場所を用意するのに、少々、木工工作をしましたが、今日はその他に、ベッドの手すりに少々手を入れました。ロフトベットになっていますので、落下防止用の柵として手すりを付けていますが、階段の所はかなり広く開いていました。気持ち、15センチ位、狭くすると安心できるというので、取り付けて見ました。好評で、安心感が出たようです。

 ところで、今日は荒れ気味の天気で、いきなり吹雪いて20センチ位降るというのが、3回くらいありました。また吹雪いています。新千歳の発着便も乱れています。400便ほどが欠航のようで、空港で夜明かしする方が出る模様です。我慢の状況ですね。


★★2015年01月21日(水)続悪天候

 昨日に引き続いて、悪天候です。道東方面では暴風雪警報が出ていますし、満潮と低気圧による高潮で、海があふれ出す港がありそうだというので、要注意の状況です。そういえばセンター試験の二日目になりますが、受験生は頑張ってください。交通機関の乱れが最初の敵ですが、難関大学を狙う受験生にとってはセンター試験なんか、ハードルですら無いのですから、まあ、失点しないように。
 朝食の後、夜に積もった雪をどかす算段を付けました。庭の奥に雪捨て場を作るというのが毎年の作業です。嫁様は、この道付け作業が苦手のようです。緩い坂を作って、ママさんダンプで雪を移動し、雪山を作っていくということになりますが、要は緩い坂の道を作るのが、最初の仕事です。これには、雪を固めて平らな道を作ります。それも1メートルで10㎝から15㎝ほどの登り坂です。最初は簡単ですが、数メートルの距離で50㎝の高さになります。これを踏み固めて道にしていくのですが、道の端は踏めば踏むほど穴になっていきます。50㎝の幅の道を作るには50㎝分を踏み固めれば良いのではなく、下に広く固めていかないと幾らでも崩れていきます。そして、運んでいく途中の穴やコブを、その度に穴には雪を落として埋め、コブは踏みつぶすようにしていきます。すると、10メートルほどで1~1.5メートルくらいの高さとなり、そこから雪を広げて落としていけるようになります。これが、出来ると、除雪が楽になります。少なくとも、雪をその場で積み上げるのに苦労するようになったら、必要なやり方になります。
 これを使って車庫前とドームまでの道を付けるのに3時間ほどがかかりましたが、これが限界です。昨日もやっていて疲労が溜まってきています。嫁様にお昼をもらったら、それから夕方まで倒れるように寝てしまいました。
 夕刻、目が覚めて外を見ると晴れ上がった空です。慌ててドームの上に乗った雪を下ろしました。弱った筋肉には大仕事ですが、天上界への魅力には敵いません。ではそういうことで。


★★2015年01月31日(土)極軸望遠鏡にアングルファインダー、Tリングの弛み、レンズ清掃

 この土曜日、天候が思わしくないとのことで、コッソリと懸案となっていた、極軸望遠鏡の付加装置に手を付けることにしました。極軸望遠鏡は赤道儀の極軸を簡易的に合わせるものです。といっても、結構、正確に合わせることが出来ます。
 移動型の望遠鏡の場合、極軸そのものの高さが低いので、のぞくのが辛い状態です。これを解消する方法としては、カメラに使用されるアングルファインダーを流用してのぞきやすくするという手があります。ただし、付ければ良いというものでは無く、極軸望遠鏡そのものには、それ自体回転させて、極軸と北極星の位置を指定する働きと、ピントを合わせる接眼部の回転が必要になります。つまり、アングルファインダーは、極軸望遠鏡に取り付けてしまうことは出来ません。赤道儀自体から、固定するかたちが必要です。
 そこで、極軸望遠鏡の取り付けリングから支持脚を伸ばし、アングルファインダーを付けることにします。アングルファインダーは純正品の他にサードパーティの品物があり、それを1つ所持しています。また、ファインダーの取り付け金具が、丁度、極軸望遠鏡の取り付けリングに合います。後は支持脚からアングルファインダーを付ける方法ですが、そこは挟むだけにして、使わないときは分解して片付けられるようにしました。
 アングルファインダーは等倍だけで無く、拡大して精密にピント合わせする機能があります。これが大変に有用です。極軸望遠鏡の倍率を上げるのと同じ効果があります。今回のアングルファインダー追加の眼目は、この拡大機能です。

 日曜日は、午前中は晴れていて、最近多い黒点を撮影できました。このとき、撮影画像の片ボケの原因を掴むことが出来ました。
 機材調査の際に気が付いていましたが、原因が皆目見当も付かずにいたのが、片ボケです。撮影画像の一部で片ボケ様の症状が出ていて、連続撮影の途中でも出たり出なかったりと言う事になっていて、調査していたのですが、特に主鏡や接眼部に問題が無いまま、行き詰まっていました。
 今回、Tリングと2倍テレプラスとの接続がかなり緩くなっていることに気付きました。取り付けとしてはカチッとハマルので見もしていなかったのですが、見た目0.2mmほどの隙間があり、その分、光軸から傾いています。手持ちのTリングを確かめてみると、かなりの弛みがあるものがあります。弛みは取り付け時のかみ合わせの平面に微小な隙間があって、光軸方向の傾きとなっています。この部分は、バネがあり、ある程度の力で平面同士を圧着するようになっています。つまり、力をかけると隙間があくことで、余裕を作り、マウントとアダプターの固着を避けています。しかし、力がかかっていなくても、隙間があいているのでは、明らかに傾いた状態になっています。
 また、取り付け時のカチッ音の元である回転方向のストッパーと穴のガタによる回転方向の微妙なガタが存在しています。こちらは、カメラを触らなければ実害がありません。
 つまり、カメラの取り付け、それもTリングとカメラの間に出た光軸の傾きが片ボケの原因であることは明らかです。これはTリングの加工精度の問題でもあります。Tリングによっては0.5mmの隙間となる逸品も存在していました。この症状は、安もののTリングに特有ですが、高い値段を出したものでも、微妙な点で弛みがあります。これをきっちり作るときつくて動かなくなったり、材質による熱膨張率の差による不具合もある得るでしょう。そして、カメラもD4ほどでは無いにしろ重量級ですし、超高画素の映像素子のものもありますので、多少の弛みも許せない範囲となっています。
 そこで、対策を考えてみると、取り付けの平面に隙間が生じているのですから、これを埋めるために、ある程度の厚さのスペーサーを入れることにしました。スペーサーとしては、厚めのアルミ箔テーブを使いました。取り付け状況を確認しながら、弛みを最小限にするように貼り重ねました。
 この他に、Tリングによってはレンズ着脱指標が、目立たないものもあり、アクリル絵の具の明るい赤を外輪に着色して、暗い中でも目立つようにしました。取り付ける際に、わざわざ明るいところに持っていかないと見えないということが何度もありましたが、その度に忘れていたことです。結構、便利になったはずです。後は、月の暗いときに晴れてくれることをきたいします。

 つづいて、ついでに、多少なりとも懸案となっていた、接眼系レンズとフィルターの清掃を行いました。対象品目は買物カゴ一杯になり、これを吹雪の中、母家に持ち込み、温度を上げてから、クリーニングキットを駆使して清掃、磨き上げます。特に、カビが無いかのチェックを行います。今回は3カ所にカビコロニーのごく初期のものを発見し、拭き取りました。幸い、コートに食い込んだものはありません。結構、ホコリや汚れが付いています。ブロアーを駆使し、シルボン紙とアルコールを使って、息をかけて曇らせたときに一様に曇るようになるまで、徹底的に磨きました。


極軸望遠鏡とアングルファインダー