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    ★★2014年08月05日(火)マスクパターン
    ★★2014年08月06日(水)イワギキョウ
    ★★2014年08月15日(金)アゲハ
    ★★2014年08月21日(木)短い夏、なけなしのお小遣い、浸食運搬堆積
    ★★2014年08月23日(土)早くないかいアキアカネ
    ★★2014年08月24日(日)ヤマボウシ酒、浸食と土地所有、
    ★★2014年08月30日(土)色づいたコケモモの実にアキアカネ
    ★★2014年08月31日(土)あの~、そこに巣を作るのはちょっと…

★★2014年08月05日(火)マスクパターン

 このところ悪天候が多く、晴れ間をぬっての撮影となっていますが、直近2回の撮影では問題が出ています。ピントの問題です。ライブビューの最大拡大で合わせているのですが、出来上がりを見るとピントが合っていません。反射の直焦点ですから、ピントが合う合わないは、きわめてシビアな調整が必要です。接眼部の固定ネジを締めるだけでもピント位置から動くのが判るほどですが、それを見込んで合わせています。ですから、ピシッと合って写るはずです。ところが、D300でもD800でも同じように合っていません。それも、やや外しているという状態では無く、等倍ではドーナッツ状になっているのが判ります。現在の方法は、アライメントに使う輝星を、ピント合わせにも使っているのですが、今回はあまりに明るいので、正確なピントを出していない場合があり、試し撮りをするしか無いということにもなりかねません。このところアライメントに使っているのは0等級の琴座α星、ベガです。1等星の乙女座スピカの2.5倍ほどの明るさがあります。
 とすると、ピント合わせの為には、星像の大きさで判断していては、駄目で、別の手を考えないといけません。別の手といっても、それほど選択肢はありません。ニュートン反射では斜鏡の支えが干渉を起こして、光条をひきます。それを使ってピントを合わせるという方法もあります。また、光条を強く見せるために、マスクパターンを用意する方法もあります。ここでは、あらためてマスクパターンを用意する事にします。こちらは少々、精密な工作が必要となります。取りかかってみましょう。


★★2014年08月06日(水)イワギキョウ




★★2014年08月15日(金)アゲハ




★★2014年08月21日(木)短い夏、なけなしのお小遣い、浸食運搬堆積

 北海道では、既に短い夏休みは終わっています。場所にもよりますが、盆を過ぎれば温度は、下がっていくのが当たり前です。昼間の最高温度だって、まあ、そこそこには上がりますが、30℃を超えるようなことは滅多にありません。今日は職場先では27℃位でした。しかし、その低い気温になれた地元民は、この温度でも使い物にならないような状態になります。もう10℃ほど高い温度が当たり前のように来る場所でなんか、絶対に暮らせない人種となっているのは間違いありません。それに夜は温度がちゃんと下がりますから、熱帯夜なんて1日2日あれば多い方です。ちなみに、★秋津★は寒くて、長袖です。それに、既に毛布だけで無く、掛け布団を用意しています。

 そして、庭にある草や木の付ける花は、あらかた終わって、緑色が変わり始めています。そんな中を、蝶やトンボ、その他の昆虫類が飛んでいます。トンボを撮影していたら、どうもピントが合いません。合焦スピードが遅いというのでは無く、機械は合わせているのに、映像はぼやけている状態です。そこで、物差しを使って、前後のピントの状態を確認してみると、どうも少しずれています。1.5メートルのところで後ピン2ミリくらいになっています。それで、カメラの方に微調整機能が付いているので、やってみました。ピシッと合うようになったのですが、残念なことに、レンズそのものの解像度が低く、少しの改善にしかならなかったという顛末がありました。確かに特に安い(ナイコンにしてはですよ)レンズでしたので、テレコンバーターを使うなという注意書きが理解できます。これが、ピシッと来るものの価格は・・・コイツの4倍を超えるんです。その値段を出すのであれば、ああっ、アレが買える、これも買える・・・・。BORGの望遠鏡を望遠レンズにして使うのが判ります。ピント合わせに苦労しても、値段が違いすぎますからねぇ。その上位機種なんてものもあって、更に一桁上の価格。撮影会で見せびらかしたい人はともかく、なけなしのお小遣いを投入するのがためらわれます。えっ、業績が良くて本社移転ですかぁ。

 広島で地滑りが起こり大変なことになっていることを伝える報道が続いています。亡くなった方は残念至極なのですが、観測史上例を見ない雨が原因との報道を聞くにつれ、直接の原因は雨のように見えますが、そうでは無いよと思うのです。山は浸食され、海に運搬され、堆積していくというのは、テストの暗記項目なのでは無く、地球に雨が降るようになってから、何十億年も続いてきた出来事であって、特段、異常な事態でも、変な事態でも無いのです。それが当たり前のことなのです。そして、山を削って、宅地を作ってきたその場所が、崩れるかどうかは時間の問題なのです。それが今夜かも知れないし、1万年の未来かも知れません。
 それが雨が降ったら水が出て来るというような場所であるならば、どんなにコンクリートで補強しようが、地下水を抜こうが、無駄なことです。そのことを指摘したのが深層崩壊と呼ばれる、NHK特集で有名になった現象です。台湾の山間部の村が、村ごと流されて消滅してしまったという話から始まっていました。これを異常な事態と思ってみれば、確かに大変でしょう。しかし、どんなに人間が懸命に尽力しても、大自然の技に勝てるはずも無いのです。裏山の崖が崩れるかも知れないから、コンクリートで壁を作り補強しましたといって安心していたら、裏山ごと抜けてしまうと言う事もあるのです。
 ここで、問題となるのは、じゃあ、崩れるかも知れないようなところに、どうして宅地があるのかということや、平地を埋め尽くしたところで、山にどんどん新しい家が這い上っていくということについてよく考え、そこに住むというのは、どんな危険があるのかということも知らなければならないのだというような点です。
 また、平地だって安心できません。そこが周りよりも低い土地であるのならば、水が出やすいだろうことは容易に判るはずですが、いざ、水が出ないと実感できないという場合があるでしょう。海の高さだって、何十年レベルではそれほど変化しないでしょうが、地面が隆起したり沈降したりするのはあるわけですから、決して安心はできないことです。
 北海道の人口集中地域である石狩平野を例にすると、宅地として適切な場所はJRの線路を敷設した辺りが良いとささやかれています。もともと泥炭地帯ですから、それほど良い場所ではありません。そこに線路を通すときに、できるだけ良い場所を選んだのは当たり前のことです。石狩川が氾濫することで土砂が堆積した場所ですので、結構、高低があります。治水対策を進めたので洪水は、なかなか起こらなくなりましたが、「想定」された災害規模を超える状態になったら、当然、災害が起こります。災害といいますが、結局は、科学力を過信した結果なのですから、分類は人災と同じ扱いでは無いでしょうか。いわく、専門家と呼ばれる方々は、限定した条件のもとでしか専門家では無いということでもあります。それが我々の知っている科学というものなのです。


★★2014年08月23日(土)早くないかいアキアカネ




★★2014年08月24日(日)ヤマボウシ酒、浸食と土地所有、

 昨年の11月6日に大量に収穫したヤマボウシの実を使って簡易果実酒を作りました。要は焼酎に氷砂糖と果実をぶち込んでおくと、果実のエキスが出て果実酒になるというものです。タマに出してきて変化は見ていましたので、段々と色が濃くなっていくのは判っていました。そろそろ、実を取り出しても良いだろうという状態になりましたので、出して見たところ、実の色は、ほとんど黒で、赤系であることが判ります。レンズを通して露出を合わせると、目で見たよりも明るく赤系であることがはっきりします。肝心の液体の方は茶系、琥珀色といって良いでしょう、結構濃い色です。ヤマボウシ酒というのを飲んだことがありませんでしたので、たしかに初めての独特な匂いと味です。強い焼酎を使ったため、アルコール度が高く、味見のつもりで一口、それで酔った感じです。クスリを飲んだような感じも受けますが、イヤな感じではありません。本式には氷砂糖と果実で、時間をかけてアルコール発酵させて作るものですが、これが運悪く失敗するとメチル・アルコールになったり、腐ったりします。そうなると安心して飲めないので、安心で手軽なのが簡易の方法です。本式でも使う氷砂糖は、溶けるのに時間がかかり変化をゆっくりやることと、甘みを付け、浸透圧で果実の汁を吸い出すという役目です。




 局地的な大雨で被害を受けるという「事件」が続いています。確かに降る雨の量は増えているのでしょう。現代では、被害が出そうな地域を指定した上に、ハザードマップに明らかにして対処方法を示すことが必要となります。ところが、指定していただきたくない方々もいらっしゃいます。そこの土地の持ち主さん辺りは、そんな指定を受けてしまったら、折角高い金を出して手に入れたところの資産価値が暴落してしまいます。また、これから売り飛ばそうと思っても、思うような値段では売れないということになります。宅地にしたかったのに、家の建てられない場所になってしまうかも知れません。いずれにしても、被害を受ける人、ひどい目を見る人、命まで落としてしまう方々は、肥え太った加害者側ではないのです。
 この崩れていく山を見る度に、山中の谷あいに造ったダムが思い浮かんできます。水をコントロールする目的で作っていますが、山あいの川は浸食された土砂を流してきます。途中で止めたらそれが溜まってきます。つまり、山中のダムは、徐々に埋まってくるので、時間が経てば役に立たなくなります。復活させるには溜まった土砂を移動させないといけません。そうなれば重機の燃料と人件費で何十億円、何百億円とかかるわけです。土砂で何処かを埋め立てることになりますが、要はせき止めなければ溜まらない土砂です。そして、その流れていった土砂は、放っておけば名古屋辺りでは天井川という、川底が周りの平野よりも高くなってしまうという地形を作るので、治水は大変な労力を使って行われてきた経緯があります。そうなるのは、縄文の時代がおわり、弥生に入って土地を所有するところの所領というものができて始まるというように思えるのですが、まあ素人の偏見かも知れません。
 土地に境ができてくると漂浪の民は、当然のように迫害されます。現代はともかく、過去のアイヌ人は、暮らせるところで暮らしていくという生活です。それが、土地所有の大和朝廷とぶつかり、滅ぼされていったわけです。で、それを研究すると学問の世界では美味しい汁が吸えるというので、墓を掘り返したり、結構、好き勝手なことをやっていたというのが近年明らかになってきています。しかし、土地所有の考えの無い、または薄い文化圏は、ことごとく追いやられています。南北アメリカ大陸のマイノリティが良い例でしょう。また、ユダヤの民は、安心して暮らせる場所を探して豊かな地にたどり着いたのでしょう。こちらは時代の変化に乗ったわけです。

 今月は1日、2日に撮影しただけで、ドームの稼働日数は、たった2日です。11日には晴れ間を突いてバーティノフマスクのテストを30分ほど行いましたが、実戦配備はできませんでした。過去の記憶でも8月の天候の悪さは、間違いないのですが、7月も24日のみという、今年は不作です。7月中に晴れてる日は、それなりにありましたが、仕事がある日の前の夜にドームに入ると差し支えますので、稼働日とはなりません。でも、夏休みに入っての天気の悪さは、やる気を削ぐモノでした。良く降りました。降った分、庭の木々も元気ですが、一部、カビなどの病気も出ています。7月中には水まきが必要になるくらい乾いたこともありますが、8月中は水まきの実績はありません。そのぐらい良く降っています。まあ、おかげで、Stargazerのバグフィックスには有利でした。
 取りあえず、SAの対処に続いて、SAEXの訂正版を用意しました。


★★2014年08月30日(土)色づいたコケモモの実にアキアカネ




★★2014年08月31日(土)あの~、そこに巣を作るのはちょっと…