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    ★★2014年03月01日(土)アンネ、騎馬、超新星、そして超絶の赤道儀
    ★★2014年03月02日(日)犯人逮捕、復活赤道儀順調
    ★★2014年03月05日(水)望遠鏡代用望遠レンズ
    ★★2014年03月07日(金)十三、耳、小型鏡筒
    ★★2014年03月08日(土)報道詳細、80EDT到着、小鏡筒試写
    ★★2014年03月09日(日)望遠レンズとしても優
    ★★2014年03月11日(火)生きて発見、STAP、月が明るく
    ★★2014年03月14日(金)アンネ、ドーム内配置変更
    ★★2014年03月16日(日)ハッブルの変光星雲
    ★★2014年03月17日(月)宇津井健、安西マリア、ドーム内仕様変更終了
    ★★2014年03月20日(木)悪相、新足台、ふくろう星雲
    ★★2014年03月22日(土)双子座に木星と馭者座
    ★★2014年03月23日(日)選挙、トラブル
    ★★2014年03月25日(火)ウェアラブル、双子馭者、足台旧
    ★★2014年03月29日(土)スピーカー
    ★★2014年03月31日(月)ジャンボ、PCスピーカー

★★2014年03月01日(土)アンネ、騎馬、超新星、そして超絶の赤道儀

 アンネの日記ですが、他にもユダヤ関連の書籍、素人さんには関連が判らないであろうモノにも手が出されているとの報道があったと嫁様から聞きました。さすれば、かなり特殊な御趣味の方々が組織的に行っている疑いが出てきます。何にしても主義主張のような曖昧な突き詰められていないモノにコロッと引っかかるのは、その手の方々の特徴です。破いたことを取り上げて欲しいとか、それで話題を作りたいとか、理屈の付け方はいろいろですが、誉められる点は無さそうです。どんなに立派なことをしゃべっても、やっていることが他人に迷惑をかけているのではあきまへんし、悪いことをしていると判っているからコッソリと犯行を重ねているのです。情状酌量の余地はありません。

 で、ウクライナは、ロシアにとって自分の属国と思っているわけで、当然、自分の国の軍隊が動くことに疑問を持っていないでしょう。星の悪いときに始めるとロクなことにはなりません。そして、そのロシアの隣人も世界中が自分の属国だという国名を名乗っています。同じ事をする国です。北の騎馬民族の対応が甘かったようです。騎馬といえば、歴史に詳しい専門家が、戦国の世の騎馬隊というのは、大きな馬にまたがってドドッとやって来て、槍かなんかでバサバサ雑兵をやっつけていくというイメージを壊してくれる話をしていました。馬は股の間をくぐり抜けちまうような小馬で、移動速度は人間の徒歩程度、走らせたら200メートルも行かないうちに行き倒れそうになるとのこと。戦闘態勢の武者の重さはかなりありますから、馬にまたがって走らせるより、足軽の方が速いそうであります。従って、騎馬武者は、戦うときは馬を下りて戦うそうで、いずれにしても「やあやあ我こそは、どこぞの某のなれの果て、出世したいから首寄越せ」の世界であることに変わりはなさそうです。
 戦国自衛隊というSFがありましたが、この中でも勇壮な騎馬が出てきたように記憶していますが、あんなものは無かったということで、ちょっと残念です。登場人物の男女を入れ替えたコメディーのアニメで織田信奈の野望とかいうのがありましたが、騎馬はどう表現されていましたっけ。ちょいっと見直してみないと。ああ、本家本元の騎馬民族は、世界帝国レベルの版図を支配しましたので、日本標準の馬では無く、相応の足の速い馬でしょうね。

 M82に超新星が出現しているという話は知ってはいたのですが、なかなかスリットを北側に回すことができませんでした。特に昨日、発覚した基幹部分でのガタは、もう気もそぞろ、仕事も気合いの無さが・・・。ことによると修理代で済むかも知れませんが、こうなった原因が掴めないので、再発の危険があります。衝撃を与えたことはありませんし、場所が場所です。疑いもしないところですので、何とも鬱々としていました。
 さて、帰ってきて、2本の鏡筒を降ろし、赤緯体を外しました。ピラー上部の極軸調整&固定部分を分解しているときには気分が悪くなってきました。単に寒かっただけかも知れませんが、冷や汗までかいていました。組み上がった外からアクセスできない固定ねじの片割れが表れ、ヘックスキーを突っ込んで回してみたら、締まります。つまり緩んでいたのです。どうしてここが緩むのかという疑問は残りますが、緩んでいるのが事実です。力の限り締め上げて、他のネジも締め上げました。再び組み上げるときに、やはりこの部分でも精度の限界であろう工作部分、ワンオフである構造を見ることができました。極軸高度を調整するネジが当たる部分の構造です。単に円筒に部品を取り付けているのでは無く、ミゾを作ってはめ込み部品を組み込んでいます。この部分の精度は千分の一以下、ことによると誤差無しの状態まで持っていって組んであります。量産品ではこの精度は決して出ないでしょう。
 如何にデジタルの時代になったとは言え、このような工作機械を扱う技術は職人の技の世界です。勿論、左右から赤経体を支えている部分だって、相応の精度です。金属は降伏点まではフックの法則が働きます。チカラをかければ変形します。そのことを熟知し、ネジを締めることを前提にネジで締めていく構造を、その精度で組み上げていくのですから、望遠鏡としての機械的な性能を理解して作っているわけです。そうで無ければ満足なものになりません。図面を持っていって某国で作らせても、まともなものが出来ないというのは、これが原因です。
 多分、工業系の分野に行っていれば、この分野できっとウルサ方になっていたと思うのですが、理系で道を誤ったかなと。まあ、どんな分野でも、神様や仏様がいらっしゃいますから、これはこれで。
 さて、無事復活したはずですので、分解する前の状態まで戻すことにします。この作業に2時間ほどかかっていました。時計を見れば19時過ぎです。ちょっと一休みしてから、極軸合わせ、オートガイダーの調整、そして、撮影と一連の作業を行いましょう。


超新星2014J


★★2014年03月02日(日)犯人逮捕、復活赤道儀順調

 昨年の8月25日、星の位置は確かにあまり良くないモノでした。太陽に水星がコンジャンクションで、海王星とオポ、金木天冥でオーブは大きめですがグランドクロスの状態です。今日というのも、犯行の日とつながりが沢山あります。
 これに対して、犯人は18歳、高校を卒業したばかり・・・。被害者は当時、15歳で中学3年生、そして、大抵、犯人と被害者で相性が良くパターンが出るというのが、ポイントでしょうか。財布から現金を盗っていますから、強盗殺人です。現場近くに住むという犯人を、どうやって目星を付けたのかが知りたいところです。

 不具合の出た赤道儀を、正常に直してから、まず最初の作業が極軸合わせです。強めに締めていますので、調整もやや力が入りますが、ピシッと合いました。試しにピラーにケリ(そんな強くではありませんが)を入れて確かめたり、取り付けた鏡筒を揺さぶったりしました。全く大丈夫です。そして、取りあえず、北を向けているのでおおぐま座近辺から撮影開始です。このあたりには系外星雲が並んでいます。超新星の出たM82を真っ先に入れてみました。確かに、まだ見えています。影像にも結構大きく映っています。銀河一つ分くらいに明るいものもあるという超新星ですから、これだけに見えるのも当然ですが、眼で見ても、影像でも赤っぽい色をしています。超絶大爆発ですから、エネルギーの高い青い方に寄っているモノと思っていたのですが、どうも赤い方が強いようです。ブラックホールができて、赤方変移なんてのは怖ろしい事態ですが、星間吸収とか、銀河面の星雲で吸収されたのか、元々、M82の中心核は赤い色で、ジェットが存在する活発な銀河です。
 子持ちとか回転花火という判りやすい名称が並んでいますが、フクロウ星雲という、惑星状星雲もなかなかの見物です。眼が2つあるように見えますし、中心星もあるので、フクロウ、ミミズクの顔に見えます。南に戻って、このところ何度か、クリスマスツリー星団に挑戦しているのですが、こちらはどうしてか赤く写ってくれません。赤外カットフィルターを外したD300に光害カットフィルターをつけて、Hαも充分に通すようにして結構時間をかけて撮っているのですが、満足に写りません。バラ星雲はちゃんと写るのですが、もしかすると、赤く写っているのは他の波長域なのかも知れません。今度は赤外域をカットしないでやってみようと思っています。
 夏の赤い星雲ですが、射手座の三裂星雲は暗黒物資で、星雲が三つの部分に分かれて、名前の元になっています。しかし、この星雲を赤外域で撮ると、暗黒星雲からの赤外線が、他の部分より明るく写ると聞いていますので、それを確かめようと手ぐすねを引いているところです。まだまだ、試すことが沢山あります。


★★2014年03月05日(水)望遠鏡代用望遠レンズ

 震災関連の支援に使われるドキュメンタリー映画に「ドキュメンタリーとして許される範囲の『演出』」と監督が思ったというヤラセがあったことが、出てしまいました。ドキュメンタリーに演出があったらそれはドキュメンタリーかという基本的なところで、中身を聞けば聞くほど確信犯であることが確信できます。どうしてもラジオと入っているタイトルとくっつけたかったのでしょう。2度と映画を作らないでください。博報堂とその社員の監督。

 手持ちの望遠レンズは、まず歪曲収差が強く、解像度もイマイチです。対するボディ側の解像度は、図書館を撮影して書架の本一冊一冊が解像することで、高画素をうたったメーカー最高解像度を誇るものです。真剣に撮るにはレンズが役不足な代物です。
 歪曲収差はボディ側の補正で、治りますが、ぼやけて写るのはどうしようもありません。そもそもの基準が星を写すということなのです。この部分を期待できて、財布の中身で買えそうなレンズが2本、ナイコンにあります。しかしです。本当にピシッと来るのかというと、多少の疑念があります。それがMTF曲線の様子です。中心から1㎝離れたところでボケ具合が倍になり、更に周辺に至っては、更に解像しなくなるのです。ボーグの望遠鏡を望遠レンズとして使うというのが、一部のトレンドになったというのは、素直に像が良く、価格もカメラレンズより遙かに安いという事情があります。カメラレンズは近い距離を撮らないといけないという必要もあるし、焦点距離を変えるという要望も強く、無限遠だけを相手にする望遠鏡とは比べることが無理なはずのものです。しかし、単焦点、長焦点、やや暗いレンズとしてみると、アクロマートレンズでもかなり太刀打ちしてしまう世界です。そして、色収差について新硝材を使用して補正したものは性能が段違いに良いのですから、写りも大変に良いものになってしまいます。
 実際、点像である恒星像が、どれだけの大きさで写り、無収差でどのくらいまで写るかというデータを出している会社もあるくらいです。最近、カメラのレンズでも点が点に写るということをウリにしたレンズが発売されています。正直なところ今頃かいと思いますが、それが実体でもあります。ボケかたが美しいなどと平気で宣う自称専門家が居るくらいです。点光源のピントを外したら丸くボケるはずで、そうで無いのは収差です。
 財布が出せるギリギリ一杯出しても、何だこの写りかというガッカリが怖くて手が出せません。MTF曲線がレンズの性能の全てではありませんが、性能の一部を出しているのがそれです。それに、カメラレンズを対物に使って、まともな望遠鏡ができた試しがありません。眼視に使えるというのは、ハードルが高いことなのです。候補にあった片方のレンズは、影で神レンズと呼ばれているくらい写りが良いそうなのですが、正直なところ、これで神ですかぁ。信じて、しゃべってる奴らの眼は節穴だと心底思うのであります。
 さて、後は、サンニッパしか無いなというところまで来てしまっていました。そこで、老後の資金投入ってところを避けるために、望遠鏡を望遠レンズにすることにしました。現行の「望遠」レンズはfl=1810mm、1220mm、1000mm、900mmという長玉です。本物のカメラレンズでは28mm、50mm、105mmが星用です。つまり、その間が抜けているのです。
 白羽の矢を立てたのは480mmF6です。これに0.8倍のレデューサーを付けると384mmF4.8です。狙っていた400mmF5.6より明るいものになります。また、同系列の上位機種を持っていますがフィールドフラットナーの性能と相性が大変に良いことが判っています。周辺まできれいに撮すにはこれが必需であるし、200mm近辺は望遠鏡では無くレンズの範疇です。
 まっ、ということで、注文してしまいました。高くなった税金を払うのもシャクでしたし、半分近い価格で、手動ピントというのも仕方ありません。昔は全て手動だったのです。


★★2014年03月07日(金)十三、耳、小型鏡筒

 十三と書いて、「じゅうそう」と読むことを知ったのは大分前のことになります。阪急電鉄の十三駅は、神戸線と宝塚線、京都線の3本が集う重要な結節点です。そこの西側に並ぶ飲み屋さんのトイレから火の手が上がり、延焼して千4百平方メートルが焼けてしまったそうです。6時10分頃の出火で、3時間ほどかかって消し止められたのですが、夕刻に近くを通ったら、焼け跡の匂いがひどかったそうです。
 この出火の時刻が、大まか日の出の時刻になります。上昇星は太陽の下に天王星が控えています。既に登っているのが海王星です。太陽はオーブが広いのですが木星とトライン、天王星は木星と冥王星のオポに対してTスクエアです。
 トラインのためか、けが人が居ません。どこぞの繁華街で起こった放火事件では死者多数となってしまっていましたが、けが人すら居ないという焼失面積からしたら珍しいくらいの火災です。さて、ここで、燃えてしまってさあ困ったという事になるか、保障が出て何とかなるか、保険に入っていたかどうかになりますね。そして、保険会社は、保険加入者だったら丸燃えの全損分を出さないといけないわけです。火元は調査中でしょうが、どうあっても保険屋さんが出さなくても良いことにはならないでしょう。

 耳が聞こえないことをウリにしたニセ作曲家が記者会見だそうで、髪を切りサングラスを外して登場しました。隠し事が無いとでも言う扮装ですが、横浜市からは金を貰っていない、真の作曲者が耳が聞こえていないとは思わなかったと言ったことを名誉毀損で訴える、このタイミングで暴露するのが疑問だ、というような謝っている言葉が嘘だと推定できることを話しています。横浜市は20万何某かの金が支払われていると公表していますし、診断結果から、静かなところでは会話ができると指摘されているのも事実なのですから、何をか言わんやです。ドキュメンタリーの演出より悪辣です。海王星の悪いところしか使っていないようで、もう、土星は許してくれないでしょう。この人を憎んで、騒ぎ立てる必要はもうありません。

 注文した小さな望遠鏡ですが、システムに受け入れるための用意を何もしていませんでした。物理的な取り付け方法や、運用の基準、そして、追加される焦点距離と接眼鏡、カメラの関係等です。今までのものは大体、図面や表でまとめています。接眼鏡では倍率と視野角、カメラでは画角、単品や各付属品と共に使う時の焦点位置などが必要です。現物合わせで、ピント位置接眼部引き出し何ミリというようなものは、確かめないといけませんが、それ以外の倍率や画角は、星図や導入ソフトとの絡みや、一覧表への追加の作業があります。
 また、到着したら、性能の調査と評価をするべきでしょう。そういえば、アクロマートの安物では、性能が期待できないというので、満足な調査をしていませんでした。そして、既にしまい込んでいたりするのです。これらもしてみたいと思うのです。一応は。同じ8㎝でも、どう違うか、どれだけ違うかも比較してみると面白いかも知れません。
 取りあえずは、一覧表を作り直さないと。


★★2014年03月08日(土)報道詳細、80EDT到着、小鏡筒試写

 十三の火事ですが、某社の報道では3時間で消し止められたとあったのですが、別の報道では10時間以上かかって鎮火したとのこと。良くあることですが、明らかに違う事を知らせています。どちらを信じるかという問題ではありませんが、選択を迫られたら自分で判断しなければならないのです。あの火事後の映像からすれば、3時間で消えてしまうような火事とは思えないという、ある意味、経験則からの選択ができます。

 注文した望遠鏡の為に、取りあえず、赤道儀に載せる事が出来るようにしました。2本体制にする前は3本でしたので、そのときの同架用同期部品を取り付けてしまえば、使えるわけです。ハード的には万全とは言えませんが、準備できました。そして、ソフト的な部分の資料を作っている最中に実物が届きました。
 天気予報を見ると、可能性が無いわけでは無いにしろ、晴れるのは望み薄です。今夜、性能検査のための撮影は無理なようです。そこで、手持ちで遠景を撮影してみました。逆光でコントラストは下がりましたが、なかなかの写りです。しかし、さすがに手ぶれが出ます。手ぶれ補正の料金は入っていませんので、その機能はありません。対処は三脚です。固定して撮りますと、なかなかの解像が見られます。
 ただ、手持ちでバシバシ撮るには体力と運が必要です。三脚は必要。どうしても無ければ一脚でも無いよりはましか。

 雲がかなり速く動いていて、暗くなってからは半月直前の月が見え隠れしています。取りあえず、チャンスは活かそうと思いドームに電源を入れました。補正レンズを付けずに、直焦そのままで月を撮りました。そのそばでベガが光っていたので、そのまわりの恒星で焦点像を写すことが出来るかも知れないと思い撮影しました。取りあえずですから。
 月の解像は大したもので、480mmという焦点距離での限界近くを達成しているように思いました。また、フォーカスエイドでピントが出ているかどうかが確認できます。それから、色収差の具合が月のエッジで判ります。非常に高いレベルの補正ができているのが判ります。色収差を探して見つめるメガネの方が色収差が出ています。
 ベガのまわりの星が幾つか写っていたので、拡大して見ると球面収差が視野周辺で出ているのが判ります。この出方は、130EDTと同じで、ナイコンDXフォーマットサイズでは目立ちませんが、FXフォーマットサイズでは目立ってきます。ナイコンレンズでも中心から15mmあたりでMTF曲線が落ちると共にMS成分の差も広がるものが沢山あります。80EDTも130EDTも、直焦点で、それらと同じような収差特性を示しているわけです。そして、敵が球面収差であると判っていたら補正系を入れることで点像を作ることができます。つまり、130EDTと同じように、80EDTでもフィールドフラットナーで、ピシッと補正できるはずです。この点を確認するために晴天の夜が必要です。


小鏡筒試写


★★2014年03月09日(日)望遠レンズとしても優

 新鏡筒を赤道儀に取り付けた位置に問題が出ました。性能確認の運用で、西天の天体を入れようとして、子午線越えをしようとしたら、何と新鏡筒が赤経体に当たります。わずか5ミリ程度の差で、子午線越えができません。赤経軸を逆回しすれば可能ですが、この状態では通常の運用で、確実に衝突させます。放置はできません。
 これを避けるためには取付板の加工が必要だと判断し、そのまま使って試撮影を続行しました。狙ったのはM44プレセペです。ところが、薄雲が通過中であり肉眼で位置が判りません。判るのは一等星です。獅子座レグレスを入れてから、モータードライブの自動導入に任せました。何とか無事に晴れ間を縫っての試写ができました。
 そして、今日、ボール盤を出してきて使う心づもりをしながら、取付板を外しにいきました。そこで、穴開け位置を確かめている内に、単純に取付板をアリガタの裏側から表側に付け替えれば、4㎝の位置変更となり、万事解決することが判りました。善は急げという事で、取り付けてから、回転の様子を確かめて間違いの無いことを確認しました。これはこれで解決です。

 試写の結果は予想通りというか、期待通りでした。雲中の試写で片鱗がうかがえましたが、晴天の試写で上位機種である130EDTと同等の性格を確認できました。レンズの性能は宣伝と性能のグラフに一致します。性能を示すグラフが理論値、設計値だったりしますが、これで安心できました。特にフィールド・フラットナーとの相性は抜群で、一体設計を臭わせます。他社の製品に使ってみて、比べてみたい気もしますが、まあそんなことに投資をしてはいられません。
 この業界に限らないかも知れませんが、宣伝の文句と中身が一致しないことがよくあります。高度に色収差が補正されていると書かれていても、月のエッジを見ると緑色が見えるという報告が堂々と出ていたりします。アクロマートレンズに比べれば高度に補正されている・・・という意味の宣伝文なのでしょう。
 これに対して国内大手の会社では、普及品の異常分散ガラス採用機種に色収差をきわめて高いレベルで抑え、という表現で、ある意味正直に書かれています。また、その3倍以上の価格を付けているフラグシップ機にはMTF曲線まで付けています。さて、対するカメラメーカーではどうかと言えば、一段F数が明るい単焦点レンズがあり、その価格はフラグシップ機の2倍です。性能も2倍と言っても良い位に、MTF曲線が上に張り付いています。また、国内専業メーカーのフラグシップ鏡筒は可視光域で無収差とうたったものが存在しています。
 これをコピーしようとする某国系企業が頑張るのですが、完全コピーに要する費用と利益、性能の維持の問題から、真似は難しいようです。設計図があればできるという代物でも無いわけです。

 カメラレンズの性能がフィルムというものに限定されてた時代では、望遠鏡の性能が上回っていました。使用目的が違うのだから当然のことです。例え望遠鏡のレンズが、単なるアクロマートレンズでも、カメラレンズでは代用できないものでした。しかし今、カメラレンズはデジタル対応に直面して、設計の精度を上げざるおえなくなりました。デジタル素子は急速に小さくなり、銀塩粒子を超えた性能を持つようになってしまったのです。そして、カメラレンズの性能も引き上げられなければならなかったのです。そこで、望遠鏡もカメラレンズも競争の時代となります。光学設計は経験と勘の職人技から、多様なソフトを組み合わせた、ある意味、芸術の世界へとシフトしているように見受けられます。
 さて、今回の追加された鏡筒と、そのフィールド・フラットナーですが、WO社がOEM元のように見受けられます。もしかすると、WO社もOEMとして作らせているところかも知れません。結構複雑な関係があるようです。WO社では最近、フィールド・フラットナーと一体型の鏡筒にした製品を供給しています。この会社の鏡筒は、金色や赤青の色を通常黒になっているところに使っている点が興味を引かれるもので、国内代理店は高い価格を付けている上に品揃えはイマイチです。個人輸入も可能なのですが、それほど安いものとはなりませんし、リスクも無いわけではありません。で、金色に引かれていたのですが、輸入専門業者の製品を選んだわけです。

 ただし、EDやSDガラスを使い高度な補正をする望遠鏡では、性能を上げるより鏡筒の長さを抑えた短焦点化に力を入れて、撮影に使えるようにしたことから、焦点像が甘くなったものが多くあり、眼視ではぼやけるという事になります。また、コピーものや製品管理ができていないものはたちまち像に影響します。眼視目的であるならば、F15あたりで丁寧に作られたアクロマートの方が見えが良いという事態もあります。勿論、ちゃんと設計し、ちゃんと作ったものであれば、大丈夫ということになります。


★★2014年03月11日(火)生きて発見、STAP、月が明るく

 スキー場で行方不明だったスノーボードの男性が二日ぶりに生きて発見されたというニュースがありました。35才ということですから、火星以降の星の位置がある程度導けます。ただ、生死に関わっていないので、どうレクチファイに持ち込むかは、悩むところです。穴の中で発見されたというので、雪洞でも掘って避難していたのかと思ったら、穴の中に落ちて、立ったままで、ひざまで水に浸かった状態のままだったそうです。場所はゲレンデ外で、遭難のパターンです。高いところから低いところへと降りる滑り台と同じ遊びですので、コースから逸れるとどんなことが待っているか判りません。まして春山ですから、雪も溶けてきています。深い山の雪が気持ちよくて侵入する人が沢山いるのですが、実は危険な行為です。山スキーの用意で入らないといけないところなのです。それでも、穴が開いているなんて考えもしないでいれば、落ちてしまうでしょう。落ちた本人は、今回は意識ははっきりしていましたが、低体温症で衰弱しているので病院へ搬送されたとのことです。

 STAP細胞、持ち上げかたも凄かったのですが、引きずり下ろすのも凄いですねぇ。話題性に反応するマスコミという奴の性質を示しています。何と言っても科学実験は、誰がやっても同じ結果を生ずるという原則ですから、それができないのでは疑問が出てきます。
 過去、ダイヤモンドの合成ができたと大科学者が発表したのですが、誰もその方法で成功できなかったので疑義が生じたのですが、大科学者でしたので口を挟めませんでした。理由がわかったのは、その大科学者が故人となってからです。当時の弟子が、日夜研究に苦しんでいる大科学者を見て、本物のダイヤを合成装置に入れたことを告白したので事の真偽がはっきりしました。今回の例でいえば、どうしてもできない、追跡できないので論文を穴の開くほどチェックしたら、色々と疑問が出てきたということが始まりですね。嫁様の見立てでは、持ち上げられた女性に、まだショックがあると予言をしていたので、引きずり下ろされるだけで無く、埋められてしまうかも知れません。

 新鏡筒の性能が良いことは判りました。後は使うことなのですが、月がどんどん明るくなっています。試写のときもコントラストがイマイチになっています。これは背景が明るいからで、半月でもISO400、F6、15秒の露出で既に背景が明るくなってきます。これが満月に向けて急速に明るくなっていきます。焦点距離が短くFが明るい光学系では、撮影は難しくなります。星団であれば、長焦点でFの暗い光学系ならば撮影はできますが、淡い星雲は困難です。そもそも、恒星はすぐ露出オーバーになりますから、背景がちょっとくらい明るくても何とかなるわけです。月が退くか暗くなるか、待ちです。


★★2014年03月14日(金)アンネ、ドーム内配置変更

 2月の終わり頃に病的なレベルを指摘したと思いますが、意味不明なこともしゃべりながら自供した犯行は、慎重に調べなければならないと伝えられております。他の捜査は慎重じゃ無いのかと勘ぐりたくなりますが、アンネの日記を破っていたのは組織的なものでは無かったようです。要はキチ××が粘着した事項で事件となったというように理解できます。しかし、何故、××ガイがそれに粘着したのかという問いには答えられません。日本という国は、ユダヤ関連の人種的な差別について、あまり根深く関係しているわけでは無いと思うのですが、何故、アレなのだろうかという問いです。人々の集団は、霊的な集団でもあります。キ××イは、意識レベルでは無くもっと下の方で影響され、動かされていると考えられますので、霊的なつながりからすると、犯人がユダヤに対抗する勢力とのつながりがあるはずです。知りたいのはそこです。

 ドームの中に収納チェストが3つ、並べられていますが、昨年の2月に2つ、そして3月に1つを追加したものです。更にその横に似たような高さのスチールラックを2つ並べています。スチールラックを廃して、チェストにする予定で、今週、安売りを見つけて購入していました。やはりこのようなものは引っ越しシーズン近くになると安売りになります。
 今回の変更の目的は、単純です。チェストを合計5つ並べます。実は当初から発案はあったのですが、チェストは引き出しですので、スチールラックに納めた工具の取り回しの良さにかなわないという判断がありました。しかしながら、並べて同じ高さになるようにしていたところ、問題が発生しました。チェストの上に人が乗るのは推奨されないのですが、アイリスのチェストは、同業某社のものより頑丈です。まして、3つ並んだ天板の上に更に板を用意して、重量を分散するようにしていますので、乗ることができます。ドームの中で、脚立に乗らなくても、チェストの上に乗れば、40センチのニュートン式接眼部に楽に届きます。ところが、それと同じ高さのスチールラックは、名前に反して強度が足りません。そして、つい、足を載せてしまいました。結果は当然至極、グニャ、一番上の板が曲がるという事態を迎えたのです。このまま、天板を強化して使うということも有り得ますが、チェストの収納はホコリを被らないという、意外とホコリのあるドームの中での大変にメリットのあるものです。そこで、リプレイスということにしました。そして、頻繁に使う工具については、チェストの引き出し、1つ分に専用収納部分を用意するつもりです。
 チェストはそのまま置くのではなく、専用の固定用台を用意し、更に天板を用意します。その材料も別に買ってきています。このような場合の材料を切らしていたためです。そのときに、店舗にはスチールラックが安売りとなっていました。あろう事か、スチールラックの一番上の天板がひしゃげています。どこかで見たような様子です。乗ったんでしょうねぇ。
 台と天板の作成作業は夜になってやると、寒いし疲れているので間違いもありそうです。休みの日限定です。明日の予定です。


★★2014年03月16日(日)ハッブルの変光星雲




★★2014年03月17日(月)宇津井健、安西マリア、ドーム内仕様変更終了

 宇津井健さんが82歳でお亡くなりになったということでございます。わたくしでも知っているくらいの方ですので、これは立派なチャートがあるのでは無いかと思い、入力してみました。1931年10月23日、12時では太陽が天秤の28度です。さて、月の位置によりますがグランドトラインをお持ちのようです。火星と冥王星がトラインで、夕刻を中心としてGTを作ります。また、T字スクエアもお持ちです。
 さて、経歴ですが、1953年11月3日公開の映画『思春の泉』、後に改題、に抜擢されて出演したのが始まりです。公開はこの日付ですが、映画の製作が決まり、配役が決まる時期については、調べが足りませんので、仮定ということになりますが、全工程を1年位と見た場合、クランクインの前には決まっていなければならないのですから、1年から半年程度の時期を想定すれば、1952年のソーラ・リターンが適当かと思われます。と思ってみますと、経過木星は出生土星とトラインですが、経過土星と天王星はT字スクエアに関わってグランドクロスとなっています。占星術的には幸運の象徴とされているグランドトラインでは無く、人生の出番、いよいよこれからというチャンスに、グランドクロスで象徴されるような場合があると言うことが判りました。馬に乗れるということでの抜擢で、周囲はうらやんだようですが、彼にとっては、新たな努力目標が出てきたということだったのでしょう。勿論、話が来るのは良い占星術的象徴とシンクロしていますが、一発屋で終わって芽が出ないで終わるか、その後も続けられるかは、本人の芸次第なのです。宇津井健さんは努力の方です。それは映画の出演者をスターとして扱い崇める対象にしていても、それを勘違いして自分を怠るようなことはしないということでもあります。ご冥福をお祈りします。
 芸能の世界だけで無く、勘違いしてしまう者は、そこかしこに居ます。何か役付を貰うと、それで偉くなったように思ってしまうわけです。しかし、何かの能力で稼いでいる者は、その能力を磨いていないと、いつの間にか能力が維持できなくなっていることに気付くのです。それを誤魔化すには、色々と方法があることでしょう。でも、天が知る、地が知る、人が知るです。

 そして、安西マリアさん、1953年12月16日生まれ、3月16日に報道されましたが、2月20日に救急搬送され、3月8日には脳死状態になったそうです。こちらも涙の太陽で大ヒットを飛ばし、歌手として出発したのですから、宇津井さんと同じように景気の良い出だしです。さて、チャートですが、これがとんでもないチャートです。
 月の位置は問題です。出生時刻によりグランド・トラインを作るかどうかという度数、そして、オポジションの位置に火星と海王星のコンジャンクションです。そして、天王星がT字スクエアを作っています。ヒットの年、1973年11月の終わりにトランジットの火星と天王星がオポジションとなって出生のオポジションの上にキレイに乗ります。
 誰にも止められない運命の流れに乗ったようなものでしょうか。まさに駆け抜けたのです。あっという間にスターダムに乗るのはこのようなチャートなのです。幸運があれば良いと言うだけのものではないことが判ろうと言い切って良いでしょう。
 そして、ギラギラ太陽で心臓というのも何と言って良いか。運命なのでしょうねぇ。

 ドームの中に無事チェストを5つ並べることが出来ました。そして、工具棚の代わりの出し入れ専用棚も作って収納しました。放り出されたスチールラックは、取りあえず玄関に置かれています。チェストの1段分を使った工具棚の為にチェスト1段分、ケースと枠が、こちらも放り出されています。何かの入れ物として嫁様が使うかも知れませんので、指示待ちとなっています。
 壊れた足台の代わりも無事に製作され、充分に接着剤が乾くまで乾燥させています。あと、取り外されて立てかけられていたタカハシの16センチ反射は、再びドーム下の収納庫へと貯蔵されました。大きな作業は、一応以上です。導入されたチェストへの荷物は、適当に放り込まれた状態ですので、分類整理して、ラベルでも付けて整頓しようと思っています。放り込まれた荷物の中には、勿体ないと言って取ってあったものや、ゴミが結構あります。心を鬼にして廃棄することが必要です。使いもしないものを取って置いても仕方ないのですから。
 で、満月間近の空では、天気が良くても、ドームのスリットを開ける気にもなりません。天気予報は雨です。目立って雪の壁が下がっていくことでしょうが、無くなる勢いは無いはずです。明け方近くになれば、しっかり凍って銀盤です。より滑りやすくなりますから要注意です。


★★2014年03月20日(木)悪相、新足台、ふくろう星雲

 珍しく政府予算が順調に通ったということですが、どうしてか、総理のチャートは芳しくありません。まあ、3月17日の満月については、彼か波に乗った順調さが出ているのですが、如何せん天王星の影響はよろしくありません。うまく行っていたかに見えたロシアは、昔のソ連と同じ中身であることが明らかになってしまって、制裁だ何だということで、ドタバタ。木星も冥王星も敵に回っています。4月2日の夕刻に個人的な問題が顕現するならば、推定した出生時がスジ有りと言う事になるのですが、消費税が上がった直後に何らかの事件というのでは、ちょっと有りすぎですかねぇ。また、4月下旬に作られる経過のグランドクロスが、彼のチャートにバッチリ引っかかります。そのときに経過、月の位置からすると2回ほどクリティカル・ポイントがありそうです。
 しっかしまあ、こんな状態で日本の舵を切っているのかと思うと、政治家というのは何処かの耳の不自由な自称作曲家よりもひどいものですなぁ。元々、日本というのは運の強い国で、戦争に負けても属国にもならず、分割もされずにきています。この運の強さは、国の舵を切っている指導者の運の強さとも言えるのですが、どうも、並みの人物のただの強運というだけで、ずば抜けたものが無いように思うのは、逆ひいき目ですか。
 何にしても、戦争で解決しようとすれば、一番強い国にならないといけませんし、それを維持するのに大金を注ぎ込むことになります。外交と交渉で国を維持しようとするのならば、技術立国しかありませんし、理研のような研究機関をちゃんと動かさないといけません。でも、日本の研究機関や大学は、利権組織に近いようなもので、リベラルとは言えないのは衆知の事実です。優秀な方は皆さん、アメリカへ行ってしまいます。それに科学者が一発当て物屋であるのは、古今東西変わりはありませんが、本当に当てているかどうかが問題です。それに、その能力を軍事関係だけに使われるのも勿体ないことです。とにかく、外国から日本の学校で学びたいとやってくるようで無ければ、技術立国なんて無理です。当然、日本人は、そこで高度な技術を作り出す能力を磨くはずです。
 その意味で学校は何をやる場所だったのでしょうか。学校を出て立身出世するというのが、近代日本の学校です。それが、間違いだったかどうかは論議のあるところですが、確かに能力を身につけて卒業していったはずです。ところが、教育とはという主義主張が絡みだすと、余計なものがたくさん入ってきて、今は別なことをやらされているというのが、学校の実態では無いでしょうか。性善説に傾くような言い方ですが、持っている才能を開き、能力を付けるのが第一の機能であるはずです。今、問題となっているようなことは、しつけレベルのことであって、良いことと悪いことを教えるのは、親の仕事、責任、義務であって学校に任せてなんかいられないはずです。そもそも、学校にそんな機能を持たせようとしているから、肝心の機能が働かなくなっているのです。
 学校の組織を懸命にいじって、何らかの機能を持たせようとしています。大抵それをやりたがるのは権力機関を始めとして、圧力団体や任意団体です。言ってみれば洗脳を目的にしているのと同じです。国旗を拝めというのも、日の丸が嫌じゃというのも、起立しろとかしないとかで、間抜けな騒ぎをやらかしている連中には、子供の持つ能力を伸ばすという根本は見えていないのは当然です。申し訳ありませんが、話だけならば、そんなに困難で難しいものではありません。能力が完全に隠れているのなら、大変に難しいことですが、片鱗が見えるものです。それに気付くかどうかが鍵となります。そして、伸ばす事が出来るかどうかは運の問題です。運の悪い者は、何をやっても良い結果が出ません。それを無理にやろうとしても、無理です。「ことわり」が無いのです。
 運の無い指導者を選んでしまうと言うのも、運の無さです。だから、運次第の景気回復も、運無しで、給料が上がるのは、ほんの一部の企業、下々は、給料の目減りで自衛にはいるのです。なんとかしようとして、いくら予算を投入しようが、その予算の原資は税金と借金なのですから、税金は持って行かれる、借金は増えるという構図に変化が出るはずがありません。これも国民の運の悪さでしょう。そういえば、民意を問うと大義名分を付けた気になっている、かなり勘違いの度合いが大きい虚け者が、また選ばれるようですが、こちらは運を使い果たしたような様子です。そうなると人が離れていくのは当たり前で、市の運が低迷しているのも仕方のないことです。

 さて、足台を作ってからドームに持ち込む前に、接着剤の部分を充分乾かそうと思って、母家に置いていたのですが、これが、意外と高いところに置いたものを扱うのに便利です。たった20センチしか高さがないのですが、乗ると、20センチ上に手が届きます。背伸びしても10センチ位しか上がりませんから、足台が無いと届きません。アイロン台のようなテーブル型足台も作っていたのですが、大きくて、どこにでも置けるわけではありません。その点、新作は小さくて軽いので、何かと便利です。こうなったら、もう1つ作っても良いかという気にもなります。あとは材料が必要です。何百円かの世界です。


ふくろう星雲


★★2014年03月22日(土)双子座に木星と馭者座




★★2014年03月23日(日)選挙、トラブル

 大阪の選挙ですが、投票率は25%を切るか切らないかという様な過去最低を更新しそうな様子ですね。これで、民意を得たとでも言うのつもりなのでしょう。わざわざ必要のない選挙に税金を無駄遣いして、今更見込みの無いことに進もうというヌケサク元市長を、選挙民が投票率で示した民意です。選挙で得票して民意を示すという手法は、先だってまでは効果があったようですが、もう駄目です。皆さん飽きてしまいました。マスコミ受けの良いような発言で衆目を集めてきましたが、その手法も飽きが来ています。それでも言い張るのでしょう。民意を得たと。そして、国政に打って出るつもりもあったかもしれません。もう駄目でしょうけれど。こんなのを知事や市長にしたのは、他ならぬ選挙民の皆さんです。ご愁傷様。

 今日はトラブル続きでした。朝、頭痛が。朝を戴いてから珍しく二度寝をしました。起きてから、ドームのPCのメンテナンスに行ったところ、スピーカーのボリュームに異常発生、ガリオームがひどく左チャンネルが満足に出ません。仕方ありませんので、以前、500円で買ってきた音のあまり良くないPC用スピーカーに交換しました。音が出ないよりマシです。でも、もうチョイ、マシなものが欲しいかなっと。
 続いて、机の上の照明に手を付けました。TVを見るときに、直接、照明の蛍光灯が眼に入るのが結構まぶしく不快でした。これをなんとかしようとして、幾つかやってみたのですが、結局、反射笠から紙をたらして直接遮光することにしました。ちなみに、既にやっていたのですが、短くて遮るだけの長さが無いものだったのです。ついでに、配線や釣り具が美しくなかったので、すっきりさせるために追加工作をしました。すんなりといったのでは無く、あっちをやるとこっちが駄目になるという連続で、時間が大変にかかってしまいました。そして、やっとできたと思ったら、たらした紙で、壁に付けた時計が見えません。
 時計を蛍光灯の上に位置変更して解決だったのですが、いざ取り付けて見ると動いていません。電波時計ですから電源を切ると、時計が合うまでちょっとかかりますから、余計なところに触っちゃったか、アーアと思って調べると、電池から液漏れしていました。これはいじったから漏れたのでは無くて、既に液漏れしていたのです。その結果、電池ケースの端子や配線が腐食してきていて、動かしたために腐食したところが断線したのだと判りました。大した液漏れではないので、取りあえず、電池ケースの端子は洗ってヤスリをかけハンダを載せました。電池からの配線が切れていて、どちらがプラスかどうかが大変に怪しかったのですが、配線の先の基板の様子と配線の色で判断しました。そして、配線の一部を交換し、新しい電池を入れました。こちらはこれで復活です。これを書いているときに、やっと受信したようで、針が猛スピードで動いていきました。
 ところで、液漏れした電池は、大創製で2015年12月が賞味期限になっていました。わざわざ百均で時計用の電池を買ってくるとも思えませんから、買ったときに付いてきたものだろうと思います。どうせ、すぐそこの国で作ったものでしょうから、期限前に不具合が出ても不思議ありません。
 続いて、机の蛍光灯の隣に並んで、夜間の常備灯と節電用の照明があります。それぞれ独立していたのですが、プルスイッチで点灯できるようにして、節電用照明はソケット元のスイッチで行うようにしました。この配線変更では、それぞれの部品化を行って、コンセントとソケットでつなぐようにしました。これがまた、何度も逆付けしたり、普段では考えられないようなミスを繰り返していました。ボイドでもかくやというような状態です。
 というように、一連の操作が終わって、掃除機をかけているときは、もうトラブルの種が切れたのでしょうか。でも、チャートを見ると、どうもこれをもたらしているのは水星と海王星の合のようです。木星と天王星のスクエアはあまり関係が無さそうです。と思っていますと、もっとツボにはまり込んでいる方が居て、これは大丈夫だろうかと心配してしまいました。こちらは連絡待ちと言うことで。
 取りあえず、風呂入って、早く布団の中へ。


★★2014年03月25日(火)ウェアラブル、双子馭者、足台旧

 チラッと聞いただけなのですが、某ラジオで、ウェアラブルコンピューター関連の話として、例えばカツラに仕込んだカメラで、実況中継ができる。下世話なところでは女風呂中継・・・、撮影禁止の場所で堂々と禁止行為、カツラがカツラと思えないように作るのが当然なのですから、貴方の髪はカツラではありませんよね、なんていう確認が必要になってしまう、こんな状態が当たり前になるという内容でした。
 眼鏡に仕込むのはもう販売直前ですし、犯罪や不快行為に使おうとすれば、いくらでも可能性が出て来るという状況を考えれば、スマホを便利に使うどころの話では無く、空港の検査並みの機械がそこら中に必要になってしまうことが想像されます。まあ、大半の方は歩きながらでもゲームができる位のものでしょうが、今でも手元ばかりで、突っ込んでくる車も判らないような状態の不幸な方を見かけます。車でも携帯で話しながら運転中というのは、確かに危険です。ゲームなんかやってたら、コンビニに飛び込みますねぇ。
 そして、SFに出てきたような半機械化人間が現実のものとなってくるわけです。さすがに神経系を直接使うわけではありませんが、似たようなものですから、恐るべき可能性が出てきます。さて、あなたは何に使うのでしょうか。

 双子座の名前の元になっている、青い色とオレンジ色の2つの星、ギリシャ神話からの命名では青い方がカストル、オレンジ色の方がポルックスとなっています。見た目ではポルックスの方がやや明るく見えます。そして、このポルックスは直径が太陽の10倍もある巨星です。スペクトルはK型ですから、太陽の6000K/ケルビン/よりも温度が低く約3900~5300K、一番強い色が赤い方に片寄っているので、オレンジ色として見えるのです。これに対して、カストルは単一の星では無く、ほとんど同じ大きさの連星が2つ、つまり4重連星で、更にその外側に分光連星が回っていることが判っていますので、結局、6重連星という複雑な体系を持っています。青く見えるのはスペクトル型がAであって、表面温度が7200~9600Kと大変に高く、最も強い光が青い方に片寄っているためです。双子星の実態は、とても双子どころでは無い存在です。
 双子座の隣にあるぎょしゃ座にはカペラがあります。カペラのスペクトル型はGで太陽と同じですから黄色です。しかし、太陽と同じ星では無く、直径が太陽の14倍と9倍もある巨星2つが太陽と地球の距離程度のところを回っている連星です。見た目では黄色の優しそうな星ですが、実際はもっと温度の高い星が老人となって巨星化し表面温度が下がった星なのです。
 しかしながら、科学の手法によって実態が判ったからといっても、見える星が変わったわけではありません。星座の伝承が否定されるわけでもありません。それが牡羊の原点が動いてしまうほどの時間が経ったとしても、伝えられた天と地を結ぶことわりが無くなってしまうわけでもありません。時に積み重ねられてきたものは、やはり意味があるのです。

 3連休の間に足台の改良版を作っています。実戦でも使用しましたが、やはり、具合がよろしく、早く作れば良かったと後悔しました。そうすると、最初に作った方が余しとなってしまいます。2つとも置くと、やはり邪魔となります。で、最初の奴をみた嫁様が欲しがりましたので、引き渡す予定です。たった20センチですが、その分の背丈が伸びるのと同じ効果があります。家の中の作業がその分、広がるわけです。軽いし、屈まずに足で持ち上げて移動できたりします。


★★2014年03月29日(土)スピーカー

 みんなの党でしたっけ、出ていけってんで、出て行っちゃったメンバーが結いの党を作ったのにもグズグズ言っていた御大ですが、金を受け取っていたことがばれて大騒ぎ。幾ら違うといったって東京都知事と、何が違うんだってところです。まあ、確かに違いますねぇ。金額が。あるところにはありますなぁ。そして、もう駄目です。脂ぎっていた顔が白くなっているようですねぇ。

 消費税上げ前の特需から、一転、消費が下がるのは当然です。本当に必要不可欠な支出でも我慢しなければならない方も居ることでしょう。また、貯蓄に回そうとするのも当然です。その分を、何とか使う方に回していただこうというのが政府の戦略なのですが、それをやる政策の原資は税金ですから、限りがあります。そこで借金をするという体質は変わっていません。給料を上げると言ったって、利益を上げているのは円安による一部の輸出関係のみで、それ以外はデフレスパイラルが納まったわけではありません。また、給料が上がった幸運な方々も消費税分以上を懐に入れたわけでは無く、下々の会社員や、非正規労働の方々の給料は目減りするのです。それにどこぞの公務員の給料は下げる削るですからねぇ。

 で、消費税が上がる前の特需に参加して、PCスピーカー2セットとヘッドホンをポチッとしてしまいました。それもケチケチな品物ですので、3%で400円位の節約です。何しろこれらのものは安物で、かつほとんどの製品が、高耐久製品ではありません。その割りには、我が家では長寿命となっているものがかなりあります。何しろ大切に使っていますから。しかし、一般的には何年かで入れ替わっていく代物です。
 過去のことになりますが、ドームでPCスピーカーが必要となりました。持ち込んだDVDの音が出せなかったのです。そこで、PC用スピーカーをメインで使っているマシンから外してドームに持ち込みました。これは確か千円ほどで手に入れた、そこそこの音が出るものでした。また、メインのマシンは、PCスピーカーなんか無くても、そこそこのオーディオアンプに5.1チャンネルのセットがつながっていますから、困ることはありません。とは言っても、手軽なものを付けておこうと、ジャンクボックスに入っていた、確かNECのベーシック・ロムの入った奴の付属品だったようなものをつなげました。

 さて、移動したスピーカーは安物です。ここで、事件が始まりました。小音量でのボリュームコントロールが不調で、左右バランスが調整できなくなりました。そこで、ボリュームコントロールユニットを作って、レベルを下げ、中・大音量の位置で調整できるようにしたのです。それが使えたのが10回程度の使用でした。そして、満足に音が出なくなりました。ボリュームを回すとガリガリいうだけだったり、出たりするのです。そこで、500円で買ってきた最近の品物をジャンクボックスにストックしていたので、こちらに投入しました。これはパソコンのチャチな音でしたら違和感が無いのですが、音楽やセリフが聞き取りにくいという一品です。そして、小音量での音量コントロールが難しく、左右バランスも妙というものでした。メーカー不明の逸品です。
 つまり、スピーカー環境としては、大変に不満足な環境に陥っていたのです。また、メインマシンの横にはヘッドセットを用意していたのですが、職場先のヘッドセットが使いにくくなってきて(壊れてきていて)、そちらに投入してしまいました。だから、音出力としては、スピーカー2つ、ヘッドセット1つが必要なものとなったのです。

 ここで、嫁様のマシンの音環境が絡んできます。某量販店で手に入れてきたスピーカーを付けているのですが、通販の安いところで買えば、○○円で買える代物を××円で買ってきてしまったという後悔のある品物です。まあ、そこそこ音は出ますが、シアターシステムではありませんので、重低音なんか論外です。でも、重低音まで欲しいと思うのが人の常ですので、実は嫁様はウーハの付いたものが欲しかったのです。しかし、あまりの安物では、ウーハが無音でもコーンが動いている、振動しているという情報を得ていたので、その某量販店で触って確かめました。確かに無音状態で振動しています。これはアカンなと思い、2.1チャンネル品は買ってこなかったのです。
 今回、2.1チャンネル品として、少々マシな品物を見つけていましたので、注文し、後悔有り品をわたくしがドームかメインマシンで使おうと考えたのです。この他に、少しマシなPCスピーカーをと思って、ヤマハの製品を心に決めていたのですが、幾らヤマハとはいえ、やっぱり壊れるものは壊れるので、それに一万円も出すのは勿体ないと思い、別メーカーのヘッドセットとPCスピーカーに予算を配分しました。これがポチッとなの内容です。

 音関係で言うと、際限なく支出する方がいらっしゃいますので、ワンコインから超高価格品まで存在しています。耳というのは脳直結の器官で、性能は脳の側のソフトウェア側に結構左右されますから、あるスピーカーの音が良いのかどうかは、人によって違いますし、好みや満足度によっても変わります。とても良い音とは思えないのに、高い金を払っていると良い音だと思っている場合もあるようです。こだわる方はケーブルやその接続までウンチクを噛ますことになります。とは言っても、銀線まで使っている人の話は聞いたことがありませんがね。
 まあそれはともかく、スピーカーユニットに自分で箱を作るというコアな道もあります。スピーカーを特殊な形をした箱に4つつけて、一箱でステレオにきこえるという不思議なスピーカーボックスを作ったことがあります。音の位相差を利用したもので、この方法は、ステレオ、2チャンネルのスピーカーで、更に外側に音を広げるやり方と同じ性質の技術です。でも、結局は作ってみないと判らないところがあります。
 同じように店頭で聞いてみて、良いと思っても自分の家で聞いてみると違うというのもやはり本当です。結局は、買ってきて使って見ないと判らないというカケのようなものです。通販サイトで口コミを調べても、中身をよく自分で判断しないと役に立つ情報なのかガセネタなのかがわかりません。その昔、キャノネットなんてのが暗躍したときがあるようですが、今でもやっているんでしょうかねぇ。初期不良で壊れたから低い点数を付けたなんていう可愛いものであれば、面倒でもウエルカムです。保証期間内であれば、ウエルカムです。ソニー・スイッチという有名なものがありましたねぇ。治すより買い直す方が良いということになります。
 そういえば、16センチのフルレンジ・スピーカーユニットが4つ、ジャンクボックスにありました。もしかしてこれで・・・。


★★2014年03月31日(月)ジャンボ、PCスピーカー

 ジャンボ機の使用が終わるのは時代の流れでしょうか。燃費が悪く、ペイしないし、機体も古くなってきたという事情はわかりますが、代わりの機体はあんな調子で、荷物には断るくせにリチウム電池を堂々と積み込んで、その上トラブルの原因すらわからずと言うていたらく。まあ、どのみち落ちたら助かりそうも無いのは一緒ですがねぇ。そういえば、インド洋上に墜落したらしい例の飛行機は、どうしてあんなことになったのでしょうか。色々とうわさ・デマ・憶測が飛び交っているようです。ジェット機は支配星が海王星ですから、結局は不明か。
 ああ、トップ絵は、マリン・ジャンボの搭乗記念グッズで、下敷きです。裏にはマリンジャンボグッズの宣伝が入っています。時計やエプロンなどが売られていたようです。確か、物差しももらったような記憶が。外装は中から見えませんが、搭乗記念グッズは乗らないともらえませんからねぇ。
お世話になりました、そして、さようなら

 注文した音響機器(?)は、到着しています。まず、嫁様行きの2.1chのスピーカーは、大変な御満足で、注文しがいがありました。別の安物を店頭でいじったときのものとは雲泥の差、価格差以上に音に違いが出ました。また、音量調節用のユニットが別になっていて、これが操作しやすいのも良い点です。ただ、色が黒しかありませんでしたので、この点は目をつぶっていただいています。確か、一番シルバー、2番オレンジでしょうか。マスキングしてスプレーをかけてもよいのですが、仕上がりが良いとは限りませんし、失敗したら目も当てられません。

 そして、わたくしの分である、某社の1万円を蹴って注文したL社の三千円もまた当たりでした。ユニットがやや大きく、高音域の指向性が強いという性質がありましたが、視聴位置の動かないパソコン前では問題になりません。いつもスピーカーの置き場所は、モニターの裏になっていたのですが、今回はモニター台を拡張してスピーカーを横に置いて使うことにします。
 デジタルアンプ経由の5.1chの出力と比較して聞いたら、差は明らかになりますが、2chで比べてみると、思ったほどの差を感じません。確かに高音域での再生周波数の差があることはわかります。それであれば並みの音源ならば、もう充分というレベルでしょう。10万も出して買ったスピーカーが勿体なかったということになりそうです。なにしろ、素人には充分です。そして、聞きやすい音が出ていると、音量も絞って聞くことができます。こちらの音量調整のつまみが大きく操作しやすいのも良かった点です。
 ところで、色は白にしたのですが、まわりが皆、黒、それもピアノブラックです。アクセントにしては目立っています。不幸中の幸いとして、ブラックだったモニター台を拡張するために載せた板が黄土色の木目模様の入ったOSB板で、机に敷いた黄色のテーブルクロスと相まって、白が目立ちまくるのを防いでいます。これはこれで良しか。

 続いて、ヘッドホンです。こちらは付けたときに、ほどよい感触で耳をカバーし、音は大変に解像度が良く、軽いこともあって疲れないで聞くことができます。職場先に持っていったヘッドホンも安い割りには良品でしたが、それより1ランク上かなぁというようなもので、満足できました。ものによっては一桁どころか二桁も上の価格に目がつり上がったものですが、今はそこそこの(底ではない)価格で、それなりのものが手に入るようになっているのでしょう。

 まだ間に合うというのでポチッとなぁが、ひしめいているようです。どうも嫁様も□□や△△をポチッとなぁしたようです。○○の決済は商品発送と同時に行っていたはずなのですが、発送がずれ込んだら3%はどうなるんでしょうねぇ。受付メールが来たら取引の成立、契約が成立として、1日0時前として扱うのか、あくまでも入金時を持って成立・・・入金時がズレて3%が上乗せにならないと正式に決済できないのでは無いか、いやいや余計なことは考えないでおきましょう。