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★★2013年11月03日(日)賢治新説
宮沢賢治学会という組織があります。没後80年たちますが、ファンの方々が消えてしまうのでは無く、ますます元気であるようです。ここでの発表の中に賢治が北海道を訪れた際に銀河鉄道の夜のモチーフを得たのではないかという新説が発表されたそうです。
賢治は北海道を3度訪れていますが、その最初は旧制中学の修学旅行、2度目は樺太まで行く途中経過、最後は、農学校の生徒を引率しての修学旅行です。この内、銀河鉄道のモチーフとしては2度目の樺太まで行く旅行を上げている説が多いようです。就職の依頼という理由を付けていましたが、その実、妹としを失った傷心旅行として、列車の旅であり、カンパネルラはトシだという説とともに、もっともらしい主張となっています。
新説は、カンパネルラの本体を暴こうというものではなく、3度目の旅で立ち寄った苫小牧を基点とする軽便鉄道の山線と浜線の沿線に、三角点や白鳥の湖(ウトナイ湖)等の不思議なほどの一致があるということからの主張です。これが北海道の報道に載ったのは10月13日です。その日のうちに見ています。
さて、少なくとも賢治が苫小牧にいる間に軽便鉄道に乗ったかどうかを調べることが、この説の調査の早道です。
トシの結核による死去は1922年11月27日20時。1924年後半に銀河鉄道の夜の第1稿ができたとされています。
新説の旅は、賢治による修学旅行復命書(報告書)が存在しているために旅行団の動きが判ります。1924年5月19日に花巻を出発し、苫小牧駅に5月21日20時着です。同僚の報告から、翌日は王子製紙を見学し白老駅を15時に室蘭に向けて出発しています。つまり、山線と浜線に乗って見学をしたという記録は存在しませんし、時間的にも無理でしょう。山線は支笏湖へ行くものですし、浜線は今の日高線で、静内まで行っています。どちらも行って見学をすれば、その日の夕刻に苫小牧まで帰ってくるのがいっぱいいっぱいで、工場見学をしていたら不可能です。
つまり、車窓からの各地の景観がモチーフとなったというのは、駄目かなぁというのが正直なところです。
賢治は過去にレクチファイの題材となっていますが、あの時は3時半近くをもとめ、4時頃という記録を見つけたり、6時過ぎ位に注目していました。あらためて、見ると、3時半とは少々違う時刻にたどり着いたりしていますが、関連チャートのレクチファイだけで無く、わたくしや、その関係者、そしてトランジットの関わりが存在しています。何故ここで興味を持ち、題材としているのかというのも、星の関わりだということです。
ところで、復命書は苫小牧へ到着するまでが書かれていて終わっています。旅行の中で農学校としての活動は終わったという意味に捉えても良いのですが、復命書は直前の室蘭本線、札幌から岩見沢、追分を通って苫小牧に着くまでが記載されています。苫小牧に着くのは暗くなってからですが、勇払原野を走っている内に、夕闇が濃くなってきている中、樽前山を望み、噴煙か雲かと争っていたり、苫小牧ではパルプ工場の煙が赤く空を焦がしていると書いています。
三角点のやぐらを見たり、赤く輝く指標というのを、ここで見たのは確かでしょう。そして、これが、東北線と雰囲気の違う北海道特有の汽車の旅から、それを含めた題材として使う方向へ向いたとしても不思議はありません。
銀河鉄道の夜のモチーフ論争としては、この点だけで無く、主人公ジョバンニの親友カンパネルラを妹トシと見るか、保阪嘉内と見るかで、様々な主張があります。これについては、わたくしも少々意見があります。題材がはっきりしているのであれば、何度も推敲して話を変える必要はなくて、推敲したら、より明確な主張が出て来るでしょう。書き直すのですから。ところが賢治は4回も手を入れ、その4回目は大きく変えています。それでも完成原稿とはしないで、結局、未完です。春の修羅でも、出してから手を入れているくらいですから、乙女座バリバリのこだわりようです。報告書のようなものは、推敲無しでズバッと書いてしまうようですが、未完は不思議ではありません。ただ、これを読んでどうしてジョバンニもカンパネルラもどちらも賢治自身だと考えないのでしょうか。まあ、何でもかんでも著作物が著者の写し身だとは言い切れませんが、推敲している内にモチーフに忠実に還元していくか、遙かに昇華していくものです。しかる故にトシと見る人あり、保阪と見る人ありなのです。ですから、わたくしはどちらも賢治自身であると感じ、その例証を特段、主張するつもりもありません。証明なんか自分にだけすれば良いのです。そして、北十字から南十字までの、まさに銀河を辿っての星座の旅であり、天球儀を見ながら話が追えることは付け加えておきましょう。
もし、気が乗ったら賢治、再びということで、書くこともあるかもしれません。
★★2013年11月06日(水)賢治、調べ直し
次の調査ですが、賢治の地元である花巻、そして岩手ですが、こちらでは東北線という大動脈が通っていますので、軽便鉄道なんていうものは珍しかったのかと考えちゃうかも知れませんが、最近の朝の連ドラを見ていた方々にはお分かりでしょう。岩手の海岸線、三陸海岸に至る線が複数作られています。賢治の時代に建設途中だったものもあり、東北新幹線開通の折りに在来線を「銀河」の名称を付けたラインにしたというものあります。このようなときに、地元が名称と話をつなげる手段が無いかを一生懸命探したはずです。しかし、モチーフとなり得るような関連はこじつけでしか出てきません。
軽便鉄道という名称も、法律の運用と解釈による大人の事情的背景から曖昧となっています。とにかく、当初の鉄道事業法で定めた規格をダウンサイジングして、取りあえず安く敷設し、物や人が運べるというものの総称ということになっています。
賢治が鉄道として、正規規格の鉄道では無く、軽便鉄道にした理由も考えるべき点だろうと思いますが、少なくとも、賢治の時代には、実用的な交通機関として敷設、そして延長されることが求められていたものであることは確かです。つまり東北の交通機関を充実させようとして国会で決議されて敷いていったものがあります。この点、苫小牧からの軽便鉄道は、国営に近いような会社とはいえ私企業が運営した鉄道です。しかし、軽便だからといっても鉄道に違いはありませんので、珍しいというものではありません。
調査というにはお粗末ですが、要は、今様に言うところの聖地、具体的な場所を念頭に描いているのでは無いということがでてきます。
そうなると、銀河の横を通る天の鉄道で、天上まで人々を連れて行くこともやっている鉄道が軽便というのもどうかと思ったりするのですが、あまり余計なことを考えるべきでは無いかとも。余計なことといえば、銀河ステイションから白鳥(北十字)を通り、銀河を南に向かうと鷲、蠍と射手で、地平線に銀河は沈んでしまいます。これは夏の夜の8~9時くらいに見られることから夏の銀河とされています。見えないその先に、ケンタウルスがあり南十字へとつながっています。本文では、この辺りで双子という言葉が出てきます。解説書には双子座と書かれたりするのですが、双子座の位置は天球の反対側にあります。冬の銀河に足を突っ込んでいるのが双子座です。どうしてここに双子なのかというのも、実は疑問です。星座の位置について知らぬはずが無い賢治です。また、双子の扱いも、その意味や伝説を子供にしゃべらせぬままになっています。もしかすると双子座というものではなく、何か書きたかったことがあるのではないかと疑ってしまいたくなります。ケンタウルス座の一番明るい星は2つあって、同じくらいの明るさです。賢治が実際に見たことがあるはずはありませんが、星図には出ています。この付近で双子というような話題はこのくらいなのですが・・・。先ほどの具体的な場所を念頭においていないという仮定からすると、天球の配置を厳密に使っていないといけないということでも無さそうですから、この辺で。
調べていって、少々疑問に思うのは、妹の一人であるトシを溺愛していたように書いてあるものが結構あるのですが、その背景となるべき、行動や事実については、押し入れに頭を突っ込んで泣いたとか、詩を読んだというようなことはあるのですが、それ以外、大した記述が見あたりません。本当に、言われているように溺愛なのかという疑問です。他に妹も弟も居ますが、先に死んでしまったのはトシだけですから、その死を悲しんでいる姿は、比較する対象がありません。後世の方々が伝説にしている話なのでは無いかという気が強くなってきています。異常なことでは無く普通のことであっただけではないかと。まあ、感情的に激しそうですから、受け取り方次第?
ますむら氏の絵を使ったアニメ映画が大変に出来が良くて、原作の登場人物がネコだと思っていた方が、結構いらっしゃるという話があったのですが、さもありなん。ネコでもOKですねぇ。タヌキでもキツネでもカエルでもOKです。希望を言えば、完成稿を読みたかったですね。最近のことですが別の本を見たら、稿が違っているのを乗せていて、別の話かと勘違いしかけてしまいました。完成原稿では無かったということを知った顛末です。一番後の四稿が、他の稿と比べて一番良いと思いますが、きっと、手をもっと入れたかったと思います。だって、まだまとまっていない感じがします。これはどうしてという考えさせる部分がまだまだありますから、やはり早く死んじゃ駄目です。
★★2013年11月07日(木)シカ横断、ヤマボウシの実、望遠レンズ
シカ横断
通勤路ですが、シカは常連、たまにリス、クマはうわさは聞くという裏道が半分を占めます。先日、かなり危ない思いをしました。帰りの時間帯では、もう暗くなっています。何気なくスピードを落として走っていたのが幸いでした。対向車とすれ違ってライトを上向きにした途端、前に大きなシカがいました。ブレーキを目一杯一瞬踏みましたが、シカの機敏な動きと、距離にして20メートルほどの余裕、車の速度も45キロ弱という条件があって事なきを得ました。もし、法定60キロだったら危なかったかもしれません。シカはそのまま道路脇の林に消えました。一頭だけというのは珍しいような気がするのですが、こちらをうかがうことも無く、とっとと逃げたようです。幸運なシカ君は対向車が通り過ぎた後を狙って道路を横断したのです。子供のシカでは無く大人のシカです。本格的にぶつかれば、軽なんかひとたまりも無く廃車ですし、普通車だってタダでは済みません。対向車のライトに幻惑されて横断者が見えないという事故原因の上の方にある現象でした。勿論、カメラを出す余裕はありません。しかし、シカが道路を渡る場所は限定されています。多いのが2カ所です。これからはますます注意しましょう。
後ほど聞いたことですが、オスは独立行動で、群れているのは母親と子供達だと言うことでした。
゜
ヤマボウシの実
ヤマボウシの実が大量に実っているというのは初めてではありません。もしかすると使えるかも、と考えついたのも、今年が初めてではありません。今年が違っていたのは、庭の中で伸びすぎた木を強く選定するという作業を行ったことから出てきています。その中で、ヤマボウシも切り縮められる対象でした。切る前から、花の付きようが多く、今年が生り年であることが判っていました。それで、切り方も少々、ためらいがちで、実が落ちてからなどという気持ちが。まあ、それはともかく、嫁様がネットで検索すると、ヤマボウシのジャムが高値で売られていたり、果実酒があったりと、市場に出ているようなので、やってみようかという話になりました。ただ、ジャムは実についた硬い部分が残るようなので、果実酒にシフトしました。といっても本格的に発酵させるのでは無く、焼酎に浸透させる簡易タイプです。
ヤマボウシの実;取ってもまだ一杯余っています
望遠レンズ
ナイコンの望遠レンズに眼を付けていました。手持ちの望遠レンズは、ナイコンの廉価品でテレコンが付かないというか、テレコンを付けたらボケるという品物です。ここで、じゃあD800の高画素ではどうなんだと言えば、ちゃんとボケています。で、しっかり写るというのが今年発売になっていましたので、それに眼を付けたのです。いつもはガンレフで性能評価を見てから決めるのですが、なかなか性能評価が出ません。一番の着目点は歪曲収差ですのでそこが実は問題です。で、ナイコンのページで撮影サンプルがありましたので、今一度見てみました。夕景の鉄道車両を400mmでという作品で、架線が写っています。パンタグラフがこする架線は、平地であれば水平です。少なくとも真っ直ぐです。どうも曲がって写っています。画像ソフトに転送して線を引いてみると、残念な結果に。やはり、押さえてはいても、ズームレンズの歪曲収差は取り切れていません。その結果に、ちょいと退いてしまいました。やっぱり単焦点で無いと駄目か。でも単焦点はむちゃくちゃ高いのですから、★秋津★に手は出ません。手が出るのなら、そんな金額は望遠鏡に回します。望遠鏡のレンズの直焦点で撮った方が素直な像ですから。
カメラのレンズは距離が違うものを取ることが前提ですから、収差を我慢しなければならないのは仕方のない事でもあります。地上の万物も撮りますが、★秋津★は星が結像調査の対象です。その観点からだけで言えば、像の良さは高級望遠鏡の良いものとカメラレンズでは比較にすらなりません。これだったら、小口径の高級アポクロマート望遠鏡の方が性能が良く安いと言う事になります。ボーグの望遠鏡が売れる理由です。勿論、オートフォーカスも効かなければ絞りもありません。地上の万物対象では、いろいろと工夫して困難を乗り越えないといけません。
歪曲をあきらめて、地上専用ということにすれば、それはそれで決着ですが、400mmという、望遠鏡としては小型、超小型レベルのものも欲しいと思っていたので、何とも。ああ、やんぬるか。
★★2013年11月11日(月)天冥スクエア?
フィリピンでの台風被害は、津波襲来のような様相で、このような気象が今後とも毎年のように来るとなれば、住める場所では無くなってしまいそうです。気象異変の原因は温暖化だと言われていますが、温暖化の原因が二酸化炭素であるということで、規制していこうという論議があります。が、論議だけで、一向に進んでいないのも事実です。そして、二酸化炭素を出さないという利点が強調されて原子力発電をより推し進めた結果が今、目の前にあります。原発事故を他所の出来事として目をつぶろう、何とか誤魔化していこうというのが、今の政府の方針と言いきって良いでしょう。破壊された原発は、放射能にまみれていますから、そこで作業をする人に放射線被害を出します。防護服の性能と作業性は反比例ですから、作業を進めるのであれば、どうしたって自然放射能以上を受けることになります。誰がそれを受けるのでしょう。誰がそれを受けたいのでしょう。そして、今、誰がそれを受けているのでしょう。未だに原発は修理して使うという経済論理しか考えていないのですから、未だに、もう事故は起こらないと信じているわけです。事故は地震のせいで起こったと信じているわけです。地震が起ころうが台風が来ようが、火力発電所が破損しようが、それ以上の被害はありません。でも、あれだけ安全だと宣伝していた原発は、あっさり想定外という言葉で爆発しちゃいましたね。放射能をまき散らして。
電気が安いという宣伝は、事故さえ無ければと言う条件が付いていて、結局はひどく高いものになってしまいました。シムシティの原子力発電所の事故では、ゲームの敷地に住めない場所ができてしまうのですが、それが現実のものになってしまいました。これが失策で無くて、何が失策なのか教えて欲しいものです。原発を進めたのは自民党です。今の政権党です。出て来い責任者という事態のはずです。それが、相変わらず、のらりくらり。
まあ、首相も自分のやりたいことはできずに、日々、空しく過ごしているようで、可哀想ではあります。飼い犬のつながれたヒモが長いか短いかの差で、エラくなっても自由にはならないことは変わりないということでもあります。日本で一番エラいのは内閣総理大臣のはずなのですが、日本はご近所にあるような独裁国家では無いので、部下?達のご機嫌を取らないと立場が危うくなりますから、これがまた大変です。かといって、民主国家なのかというと、どうも民意が反映されにくいようで、またそれで居すわりを決め込むことができるために、独裁でも民主国家でも無いようなヘンな国になっています。ですから、お手紙なんか書いて渡したくなっちゃったりするんでしょう。品位に欠けるとか何とか言われたようですが、議員サン方に品位なんてあったのかというのが第一印象です。一応目を通して、あっそうっと受け取っちゃう、これが答えです。お受け取りいただいたのですから、計らえという意志。政治利用だと騒いで反対したって、大損したくないから嫌だと言ったって、原発は使い続けるものじゃあ無いことは、まともな頭を持っていれば当たり前のことです。何だったら、天皇の御代に戻したらどうでしょう。有象無象の小金を持った輩ではなく、未来を見据える胆力のある人物で御前会議を持って戴きたいものです。
高知で放火をして捕まった大学生の自宅に、ボーガンと猫の死骸が見つかって、放火に加えて動物愛護の違反が追加されたというニュースをききました。なんでもネコはインターネットサイトを通じて引き取った4匹だったそうです。飼い猫は法律的には所有物で「財産」そして「物」という扱いですが、猫かわいがりという言葉があるくらいの動物です。そう、ボーガンで打ち殺したのですね。
突進してくるクマやイヌに鉛玉や鉄槌を噛ましてやるのにためらいなんか感じませんが、わざわざ引き取ったネコにうっぷんを晴らしたいとして、矢を打ち込むわけですか。どこかの国では公開処刑なんてことで体制維持を図ろうとしているようですが、どうでしょう。矢には矢をというイスラム法のような方式で懲罰するのは。
そういえば、どこぞの坊さん学校で受講者の出来が悪いことから殴る蹴るの暴力沙汰があったとか。やった者は謹慎させているということですが、講師は2人いて、片方は暴力を振るったことを知っていながら問題にしなかった。こちらはお咎め無しでしょうか。そして、処分を考えると言うことですが、考えるようなことでしょうか。怪我をしているのですから、それこそ問答無用でしょう。反省したから坊さんを続けさせるつもりなのでしょうか。このところ不思議なことが沢山あります。天冥スクエアはまだ続きます。
★★2013年11月14日(木)アベノミクス、もといアベノマツロ、スマホ?、エゾシカ君ほとんど常連
アベノミクス、もといアベノマツロ
アベノミクスが危ぶまれながらも、何とか命綱を辿ってきています。最後の頼みの綱として労働者の給料が上がるかどうかという点ですが、円安誘導で儲けが出ているところは可能でしょうが、日本の産業は輸出ばかりではありませんし、そうそううまくは行きません。しかし、これらの関係というものはそれこそ、一筋縄ではありませんから、一挙に切れてしまうことも無いわけではありません。ところが、切れると困る方々がお歴々の中に多いので、切れそうになっても目をそらして誤魔化すということをやります。さて、どこの時点で、どうしようも無くなって頼みの綱が切れるかといえば、チャートでいえば厳しいときだろうというのがセオリーです。木星の拡大方向でやって来ていますが、ずっと続くということはありません。土星が登場するときが必ず出ます。来年末にはよろしくない星が揃ってきそうだと読めます。早くなるのは状況の動き次第ですが、遅くする要素は多少はあるかもしれません。
何と言っても消費増税のカードが第1であり、原発の問題がいつ噴出するかという点で第2のカードとなります。これらのカードによってドミノ倒しが始まってしまったら、安倍政権は泥舟よりも早く沈んでしまうでしょう。民主党が沈没したときのように。そして、次期首相を狙っている輩が、波に乗れるかどうか。面白いところに小泉元首相がいるのは、興味深い点です。わたくしは後押しなんかしたくもありませんが、彼のやり方は判りやすい所を突くので民意を動かすことができると言えます。今の首相は興味の対象が民意の動向では無くて、やっていることは財界の男メカケであり、要は献金の計算をしているだけのようですから、献金が役に立ちそうに無いとなったら切られるだけの存在です。
これに対して、王道を行く政治家は民意を導き、賛意をまとめることができます。民意を得ない金儲けは、結局損になることを本当の金持ちは知っているはずです。そして、どうするのが儲けになるのかを知っているはずです。水素爆発した発電所は利益どころか、金食い虫になっていることに目をつぶり、他の原子力発電所は金がかかっていて惜しいと考えているのが、成り上がり、小金持ち達です。金の使い方を知らない輩が未来を見誤っていたのだということに気付くのが遅くなるほど損は増えていくのです。そんな小金持ち達の使い魔になっているのでは無くて、世界を見渡して方向を示せる政治家が欲しいものです。ヘンな宗教に凝っているヤツなんか特に願い下げなんですが。
さて、その元首相に最終処分場を示せという言いがかりを付けている阿呆がいるみたいですね。原発をやめるためだけに処分場がいるのでは無く、原発を動かすのなら、最終処分場がもっと沢山必要になりますよということなんで、それこそ、どこに作るんだか言って見ろ、おまえん家か?と聞きたいですがねぇ。ついでに幾ら貰ってんのという辺りも聞きたいですねぇ。阿呆なんて可愛い名称を使ったのは間違いでした。売国奴レベルでしょうか。非国民とか、いろいろ名称はあります。名称はともかく、瓦礫が未だに散らばっている使用済み核燃料を冷やしている現場の整理でもやってください。それから原発を使い続けたい方は、放射能の除去や壊れた原子炉の廃炉作業のご協力をお願いします。防護服は良いモノを自前してくださいね。
スマホ?
Stargazerの開発環境がほぼ64ビットに移行しました。幾つか作成していたカレンダーも最終形態に辿りつけましたし、ホロスコープ・タブの動作も、一応満足できるレベルとなっています。問題はマックOSです。未だに外字の件が解決していません。サードパーティのソフトで外字を使うものがありますが、もしかすると単にグラフィックをいじっているだけかもと疑っています。そうなるとStargazer側でのプログラムの作り方を変えなければならないし、時期表もテキストでの提供では無く、データとして出力し、プログラムで読むということになってきます。これでは使いにくくなってしまいます。無限ループに陥ったような気がします。まあ、自分が使っていないので困っていないというのが一番の原因でしょうか。
世の中はスマホに移っていると考えたい方々が多くて、ついて行けない★秋津★は遅れていくだけです。先だって、スマホから送られた位置と移動情報を使って、交通情報として整理し、それをスマホに送って、そこは危ないと知らせるというアプリを作っているというニュースをやっていました。手元の画面を見て歩いていたら危ないのは当たり前です。安全確認をスマホにやらせる? 完全に思考がずれていることを気が付きもしないのでしょう。スマホを見るのやめて、昔のようにまわりを見て歩けば済むことです。その内、歩いているスマホ持ちが衝突圏内に入ったと警告するアプリもできてくるのでしょうか。
エゾシカ君ほとんど常連
★★2013年11月24日(日)二重星団
★★2013年11月25日(月)ほうき星、あれっ君はいつかの
明け方の彗星が話題になっています。というより話題にしたがっているようです。今のところ予想を上回る明るさだというので、太陽に近づいて更に明るく見えるのではないかという期待があります。明るい彗星というと、ある程度の年齢の方には池谷関彗星という名称が刷り込まれているはずです。それほどの化け方をするかも知れないという希望もちょっぴり入っているかも知れません。そして、関係の商品の売り上げを計算している方々もいらっしゃることでしょう。こちらの方が強い力があるかもしれません。
古来、彗星は不吉の知らせだということで忌み嫌われたのですが、その根拠に乏しいことから迷信とされてしまいました。今や、天文関係商品の販拡グッズと成り下がったかのように見えます。しかし、科学的な探求が進んでくると、彗星はやはり不吉な兆候であるという意見も出てきます。
彗星は太陽系の外縁にある彗星の巣、オールトの雲からやってくると考えられ、それが定説となっています。この手のものに多いことですが、そんなものが存在するかどうかは証拠も無いのに信じられているといった方が良いでしょう。先ず、太陽系内の小天体は、太陽をめぐる軌道を持っていますが、決して安定な存在ではなく、大惑星の摂動を受けて軌道が変わっていきます。ほとんどの天体は太陽系外に放り出され、安定な軌道へ辿りつけるのは希なことです。それらが、現在の数をある程度維持しているらしいことは、隕石の衝突の状況を調べた結果からわかってきています。つまり、小天体は、太陽系外から補給されているということが出てきます。そして、その補給元が、太陽系内にあると考えたことからオールトの雲の発想となります。
問題は、オールトの雲から供給され続ける彗星の量は、考えられているモデルからは減る一方であろうという事があります。しかし、運悪く太陽系内の天体に衝突して隕石口を作る年代を調べていくと、この1億年は減るどころが多くなっていると考えられます。
ここで、突破口を開くとすれば、何も無いと信じられてきた星間空間に物質が存在していれば良いことになります。少なくとも、太陽が通過してくる空域、重力圏にそれらの彗星状物質がばらまかれていれば良いのです。そして、天文学者達の飽くなき探求の結果、銀河面には分子雲が存在し、濃いところでは恒星が生まれる現場となっていることがわかっています。太陽自体は銀河系を1億年くらいで一周し、その間に周期数千万年で銀河面に出入りをしていることから、星間物資との濃いところをしばしば通過していることが予想されます。最近の出来事として、特に濃いところであるオリオンの腕にあるグールド・ベルトを通過してきたこともわかっています。
太陽が捕獲した彗星状物質は、太陽近傍へと落下し、大惑星の摂動を受けて、楕円軌道におちいるものも出てきます。そして、その中には地球軌道を横切るものも現れ、悲劇的な結果をもたらすことにもなるでしょう。最近の研究では、地球の誕生時にはマグマオーシャンと呼ばれるような高温灼熱の状態があり、有機物質は全て破壊されてしまったようですから、その後に彗星の物質が地球に降り注いで生命の元となったらしいといわれ出しています。例えば、タンパク質の元のアミノ酸は、右旋回のものと左旋回のものの2通りあるのですが、紫外線で左旋回のものが壊されやすく、右旋回のものから生命が作られたことがわかっています。それでいえば、DNAも右旋回で、左旋回の生命は地球にはいないといわれています。
時間としては、捕獲された彗星状物質が落ちて来るまでは数千から数十万年程度、摂動により放り出されるまで数千から数十万年程度、持っても1億年は持たないくらいでしょうか。ですから特に星間物質の濃いところを通過すれば、その時だけ捕獲天体も多く、彗星も沢山でることになるでしょう。そして、その中から地球へ衝突するものが確率の問題で出てきます。
大彗星が幾つも現れ、地上には大隕石の被害が出るという図式がでてくることになりますが、さて、その時に人類がいて、その事態をどう理解することでしょうか。中世の時代はともかく、空に浮いた球としての地球の存在を知っていたと思われる古代ギリシャやエジプト、それにつながる文明は、彗星と凶事を結びつけないわけがありません。美しいものよ、では済まずに、あれが落ちてきたらどうなるのか、という恐れは当然のことでしょう。流星雨の元が彗星状天体の出した物質であることがわかっています。流れ星ならば大気中で燃え尽きてしまいますが、でかいのが中に入っていると困るわけです。
大彗星の出現は、ちょっとした凶事のシンクロではなく、変事そのものなのです。
あれっ、君はいつかの
★★2013年11月29日(金)彗星崩壊、256色、まあ、こんなものでしょうか
彗星崩壊
NASAによれば明け方の彗星が崩壊して消滅したとのこと。旅を生き残れなかったとページに書いてあります。太陽の熱によって蒸発したという結果ですから、それはそれで結構なことです。しかしながら、期待していた方々と、期待に乗せられてしまった方々の落胆が、なんとも勿体ないような気がします。また、ゴミを購入してしまった方々の損失にご同情いたします。同情するなら金をくれという名台詞がありましたが、★秋津★には一銭もございません。ただ今、ナイコンのレンズに懸想中でございます。
さて、都では自分たちの力が足りないので、今度は州だということを言い出した馬鹿者がいます。いい加減にしやがれと一蹴されて終わるような方策ですが、これも窮余の策でしょう。困っていますね。そういえば、都の知事が献金ではなく借りたんだと言い張っているようです。貰った先が石原の地盤からですので、一切合切引きついてきたのですから当然といえば当然です。その石原も、顔つきが変わってしまっていて、大きな仕事をこれからやるという状態ではありません。やはり天王星が動いています。天王星と冥王星のスクエアをモロ受けしてしまうと大変ですから、関係者の方々は慎重に石橋を叩いて渡るくらいの気持ちが必要です。勿論、叩き壊してしまうと器物損壊です。
256色
今、グラフィックの扱いに悩んでいます。フルカラーの画像として作成した星図が、そんなに色は要らないので256色にしようとしているのですが、標準の手法では、システムとして最初から256色環境にいないと出来ないような様子です。最初から256色や16色の画像を作成する方法を知らないだけのことかとも思うのですが、この2日ほど悩んでいます。マニュアルと首っ引き状態です。これが解決できたら、後は速いのですが。
まあ、こんなものでしょうか