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    ★★2013年10月02日(水)ボリュームコントロール、旅立ち
    ★★2013年10月05日(土)コード断線、占星術批判、アンドロメダ座大星雲
    ★★2013年10月07日(月)急逝、声優、常連さんを狙うネコ
    ★★2013年10月09日(水)イチイの赤い実
    ★★2013年10月13日(日)ジャムでもおいしいそうです
    ★★2013年10月14日(月)イグノーベル賞、PM2.5
    ★★2013年10月15日(火)勘違い、活動宮9度
    ★★2013年10月16日(水)初雪です
    ★★2013年10月21日(月)紅葉
    ★★2013年10月22日(火)二つ玉、あのね商法
    ★★2013年10月24日(木)エゾリス君
    ★★2013年10月29日(火)誤表示、ほうき星
    ★★2013年10月30日(水)エゾシカ君
    ★★2013年10月31日(木)サーモンピンクの

★★2013年10月02日(水)ボリュームコントロール、旅立ち

 またJR北の果ての話題となりますが、ATCのスイッチを壊してミスを誤魔化そうとした運転士が、保守の仕事に回されたとか。金をくすねた社員を会計担当に回すようなものですなぁ。JR北の果ては更正施設の役目をお持ちのようで。その昔、全部首にして新会社というのをやったはずですが・・・、あの時は確かにサービスが良くなって、乗せてやっているんだという態度は無くなったのですが、結果がこうなってしまっているのですから、もうどうしようもありませんな。中身が腐ってしまってはどうしようもありません。還元剤を入れたって丈夫な鉄には戻りません。
 ああ、それからリベンジ首相です。何でも増税分の増収が5兆円で、それをアベノミクスの三本の矢の効果の出ていない三つめの財界支援に使うそうでございまして、庶民の給料には跳ね返らないこと必定、低所得者に補助金というバラマキで黙らせようという姑息な手段は、昔と変わっていません。オリンピックで騙されるヤツはそれはそれで結構ですが、首相は財界の男メカケか、という名言は誰でしたっけ。

 ドームのモニターにスピーカーが付いているのですが、モニターのスイッチで音量調節というのがやりにくいので、別にアンプ付きのスピーカーを付けています。そのスピーカーへDVDプレーヤーからの出力もつなげています。実はここに問題がありました。プレーヤーのピンコネクタの出力と、PCのミニジャックの出力は同じように扱えるもののはずですが、機器によってその出力と入力のマッチングが合わないことがあります。というより、それ程厳密に規格化されていないようです。影像出力のコードは75Ωと言うことになっていますが、音声出力にそのまま使ってもつながってしまいます。
 現在ではDVDプレーヤーは、スピーカーへの出力レベルが高くて、スピーカー側で目一杯絞ったギリギリのところで使う羽目になっています。このギリギリというのが問題で、これまた、右だけ出ているとか左だけになるということが出てきたりすることがあります。スピーカー側の入力のゲインが高いということなのですから、これを落とすのに抵抗を噛ませてしまえば良いのです。格好良く言えばゲインコントローラーでしょうか。幾つか考えたのですが、固定抵抗では変更が難しいので、2段階くらいの設定をして切り替えるようなことも考えに入れていました。しかし、ここでは可変抵抗、ボリュームを噛ませるように使うのが後の調整も容易であることに思い至りました。
 さっさと作って、ドームに持ち込みつなげてみました。左右のバランスを含めて、スピーカー側のボリュームで常用の位置を真ん中くらいにして、コントローラーのボリューム位置を決定しました。久しぶりの電子工作?です。結果はOK、使いやすくなりましたが、結局はスピーカーのボリュームが使いにくい位置にあるので、それ程利便性が上がったわけではありません。


旅立ち


★★2013年10月05日(土)コード断線、占星術批判、アンドロメダ座大星雲

 JR北の果てが減収減益の見通しだと言うことで安全対策「投資」にも影響すると朝六時のニュースとして某放送局で伝えられました。さて、記者会見でJR側がそう言ったのか記者が書いたのか判らないのですが、まあ、双方共にこんな認識です。安全対策は投資ではなく経費です。不祥事が明らかになるとこの手の会社の体質というように捉えがちですが、会社が仕事をしているのでは無く人間が業務を行っているのですから、その人間の認識とそれを支える組織としてのシステムが問われています。今日もニュースで新しい不祥事が出てくる、まともな仕事ができない会社が収入についてどうこう言うのは片腹痛いものだ。

 昨日、ドームに上がり、目標の星を入れようとしたところ、妙な音と共にファインダーの暗視野照明装置が切れました。あれっ、電源断かと思ってモータードライブを確認すると、ちゃんと動いています。オートガイダーのCCDを見ると切れています。最悪の事態を想定して、配線を見ると・・・ああっ、赤経軸から赤緯軸への配線が巻き付いて限界を超え、プラグを曲げてしまっています。
 曲がったところを真っ直ぐにしても通電はしません。そこで、テスターを持ち出し、赤道儀のピラー下にあるプラグ&コネクタを外して、そこからの導通チェックをしました。この回線は5、9.6、12Vの3本が通っています。3つともショートにも大丈夫な設計ですから、やや舐めての対応です。計ってみると全滅です。まさか、プラグ全損?
 そこでプラグを分解してみると、アースラインがちぎれていました。一応ちょっと安心です。一時は配線の更新を覚悟しましたが、単純な修理ですみます。ハンダごてとハンダを持ち込み、ハンダ付けをしました。これで、プラグを組み立て、通電してみてOK、修理完了です。
 事件の原因は、いつもは東に向けるときに回す方向を使わず、逆に1回転させたことです。これで、赤緯軸にコードが巻き付いたわけです。回転させる部分に電気を通そうというのはなかなか難しいことですから、コードに余裕を持って引き回しておくのが一番簡単なわけです。まあ、もう少し余裕を付けても良いのですが、そんな改造をするくらいなら、以前のLANコードを使う形に戻しても良いかと思います。

 天文関係の方で、休刊となってしまった雑誌に連載をしていた方がいらっしゃいます。その方は占星術についても幾らか判っているようでして、紙面でかなりの批判を書いています。占星術は天文学の母なんかでは無く不肖の子だという理論です。ただ、天文学関係の文献には目を通していますが、学問の文献というのは結構片寄っていますし、目を通したであろう占星術の本はせいぜい通り一遍の解説書のようですから、正直なところ幾らか判っているというレベルで、どうしても「科学」としての立場を強調した我田引水の論理になります。さて、要は占星術なんか当たるはずも無いということを言いたいのですが、人類が天を見て考えてきた歴史と人間の行動を無視しているし、まともに「当てる」占星術師を知らなかったのでしょう。
 ところで、この方、ご自分の生年月日を秘密にしています。逝去された日も同様です。もし、まともに当てることのできる占星術師と接触していたら、ご自分が一番円熟して一番仕事ができるであろう時に亡くならざる負えないことを指摘されているはずです。もしくは臭わされているはずです。まともに学習に励んでいれば、そのくらい判ります。それが故に、他の方面には見られない、妙に力の入った批判の文があるのではないかと勘ぐっています。科学を宣伝する立場でいながら、科学的な論法が抜け落ちているのが不思議なのです。
 連載の中で例に出しているのは、自分が長男に殺されるという予言が当たったというもので、当たっちゃった例を出していながら、否定にかかるというのも、妙なやり方です。もしかすると急逝という自らの運命を予測していたのかも知れません。科学の立場でいえば、本当に当たっていない、当たらないぜというのであれば、ほら違いますぜと、勝ち誇って自分の誕生日を残してあると思うのですがねぇ。

アンドロメダ座大星雲


★★2013年10月07日(月)急逝、声優、常連さんを狙うネコ

急逝
 急逝した方のことを書いたら、芸能人の方が急逝したニュースが飛び込んできました。単なるお笑い芸人かと思い込んでいましたが、嫁様の話では色々な方面で芸を見せていたそうです。声優もやっていると聞いてリストを見ると、あら、「サカクラ」の声をあてているのが彼だということがわかりました。早速チャートを出してみると、色々とスジがあります。出生時を幾つかに絞ることができそうです。
 トランジットの太陽と天王星がオポジションを過ぎたところで、太陽がネイタルの冥王星に乗っています。この冥王星を8室に来るようにすると、プログレスの月がトランジットの火星とオポジションとなります。火星は獅子座宮で、心臓です。また、ブレイクして人気が出ているというのは、プログレスの太陽が、ネイタル&プログレスの天王星をパスしていることで示されているようです。レクチファイ時期表を出すまでも無く、こんなモノかなという形が出ました。それから、今、検証しようとしている関係ですが、出生の太陽と月の「相」が揃って1相になっています。
 劇的な出来事であり、芸風も天王星そのものというものですから、天王星に生きた人生というものでしょう。事前に予測されて警告されていたとしても、変わったかどうかは判りません。チャートの星が原因となって事件が起きるのでは無く、御本人の中に原因があり、縁があり結果が続くものですから。

声優
 ところで、声優を替えるというのは結構な大ごとです。作品が変わってしまうことだってあり得ますし、避けたいことでしょう。しかし、長寿な番組ではどうしようもなく替えざる終えないことが出てきます。顔の出る俳優の場合は、その人に変事があればどうしようもありません。主人公であれば打ち切りですし、サブであれば設定変更です。しかし、アニメだと声優を替えるということで、作品の寿命を伸ばすことができます。声の質も調子もなるべく似ていて、それでいてうまい人を選ぶということになりますが、これがまた大変です。決して同じにはできませんし、同じではダメだという考えもあります。
 まあ、そこまで切羽詰まらなくても、本人の事情があって代わりが出ることもありますし、大人の事情というのもあるでしょう。しかし、声優さんの芸が、本当にその人しかできないという場合は、どうしようもありません。俳優さんがやるときと同じように、打ち切りという事態もあり得ます。そのような声優さんがいらっしゃいます。大抵、声優さん専業ではなく俳優さんや歌手していたりというように芸が深いことから、声優としても大変に技量のある仕事ができるということのようです。時として、声優さんの演技が素晴らしくて、作り手が話を変えてしまうということもあるようです。
 「サカクラ」の出た作品については、作成側としてはもっと流行ってもという思いがあったようですが、正直なところ前編と後編で主人公を変えてしまったり、ヒロインの扱いを間違えていることや、スジ立てそのものの問題、設定も含めて、登場人物の魅力を発揮できずに、ブレイクはしませんでした。ですから今後この作品の後継は望み薄でしょう。

 我が家では「じっちゃん」と呼ばせていただいている方がいらっしゃいます。先年、お亡くなりになってしまって新しい作品が期待できなくなり、残念に思っています。この方の代わりができる声優さんは、並み居る方々には申し訳ありませんが、いらっしゃいません。ある作品で二役をこなしたのですが、実はそのとき、配役を見るまで気が付かなかったということもありますし、彼が端役で出た作品で、出来が良すぎて出番を増やしたということも聴いています。この方がいらっしゃらないということは、ファン的には幾つかの作品でリメイクも新展開もあり得ないというものになります。

常連さんを狙うネコ
 奴も隠形の術を心得ているようですが、こちらも負けてはいないはず。
常連さんを狙うネコ


★★2013年10月09日(水)イチイの赤い実



★★2013年10月13日(日)ジャムでもおいしいそうです




★★2013年10月14日(月)イグノーベル賞、PM2.5

 ノーベル賞の報道が日本人が入っていないということからか、あっという間にトーンダウンしてしまいました。こう言ったら何ですが、今年こそはオレだと電話の前に座っている方がいらっしゃるというような話を聞くと、そんな大したものなのかと思います。日本では珍しいくらいのものですから、持ち上げられてしまって本人も周囲も勘違いする方々が沢山。報道機関も発表前になると、今度はあの人と持ち上げます。今年も文学賞あたりで持ち上げられた人がいらっしゃるようですが、まあ、彼が受賞するのであれば、ノーベルさんがひきつけを起こすのではないでしょうか。
 科学分野で以前は個人の受賞者が名誉を得ましたが、このところグループなり研究組織が受賞するので、正直なところ面白味に欠けます。ただでさえ、対象となる賞が増えてしまっている上に、数十人くらいは候補がいて、イングリモングリ、大した差は無いんでないかいといったところです。広げすぎた受賞範囲を限定して、当初の目的に絞って賞の意義を高めた方が良いのではないかと思います。
 平和賞を代表とする、影で意見がつくようなものよりも、小判鮫であるイグノーベル賞のユーモアや皮肉の方が遙かに面白く感じます。確か今年の受賞の中に、心臓移植をしたマウスにはモーツァルトより椿姫の方が延命効果があったとか、糞虫が道に迷うと天の川を頼りに帰り道を見つけるというような研究がありました。まあ、税金を使ってやっていたら怒られるかも知れません。

 天文学の分野の研究者さん達は、人数の割りには、基礎物理方面に絡んで最先端に関わる方々が多いようです。ビッグバンを始めとして宇宙創成理論と究極の統一理論は、扱うものが同じなので協力するしかない分野です。そして、結果的には少ない人数で、乏しい観測材料を元にあやふやな理論を振り回すことになります。
 素人さんには確率99.999%と話をすれば、それは100%、絶対だと受け止めます。0.001%は切り捨てられます。しかし、期待値として10万分の1で違うということですから、単純に言えば10万人に1人だけ違うということです。日本人を1億人とすれば千人です。ある種の難病の方の人数のレベルです。あなたがそれに当たらない確率は低いけれども、あなたが絶対にかからない訳では無いということになります。さて、発見された粒子がヒッグス粒子でない別の粒子である可能性は低いということですが、科学の方法としては絶対にはできないのですから、理論としては対案の余地を残しておかないといけないことになります。ところが、装置としても対象としてもギリギリの限界で、明快なことが言えない部分があるのを断定的に発表しているフシがあります。もっとデカイ予算のかかる装置が欲しいということではないかと勘ぐっています。標準理論の追求は今の装置では難しくなっていると聞き及んでいますから。

 ところで、総合的な観測と調査はされていないように思うのですが、中共で出されている大気汚染物質が凝結核となって雨が多くなっている原因の1つになっているのではないかと思います。最近は何でも温暖化のせいにしたがるようですが、大気中の水蒸気が水滴になるにはエアロゾルが必要であって、これがないと雲が発生しずらいことが判っています。それに、雲が増えると太陽光の反射が多くなり、結果的に気温が下がるということになります。晴れの日より曇りや雨の日の方が気温が低いのは当たり前のことです。つまり、降雨が多いというのは雲が多いことで、気温の点からは不利であり、暖かくなるはずがありません。まして、気温がほんの少し上がったからといって、降雨が毎年新記録を出すほど降るようになるはずがありません。これらのことを定量的に調査できるのは、やはり気象庁でしょうか。エアロゾルが多ければ降雨が増えるというデータが取れれば、気象予報の精度も上がると思われるのですが、如何でしょうか。韓国でも水害の被害を聞きますが、あちらのほうがPM2.5の流入は桁違いに多いはずです。


★★2013年10月15日(火)勘違い、活動宮9度

勘違い
 世の中、色々と基本的なところで勘違いしている方々を見かけます。それが他人に被害を出すかどうかは、運次第のところが多分にあります。事件ということでニューズになるのは、被害が大きいことだからで、報道されない「事件」が多数あることは間違いありません。
 勘違いで大事件として報道されることの代表として、恋愛関係の清算のための別れ話がきっかけとなる傷害、殺人事件だと思われます。他人を自分の思い通り、自分が満足できるように動かしたいというような欲望のもとに、彼氏彼女その他を所有物のように扱うという所行です。多くの場合、相互に勘違いがあるはずです。後で気付くので後悔ということになります。
 中には人によっては支配されたい、虐められたいという方もいらっしゃるようですが、そうではない方もいらっしゃいますし、虐めたい方もいらっしゃるようです。まあ、人それぞれということですから、需要と供給の関係が釣り合っていれば良いことではあります。それらについて意思ソツウにソゴがあると、それぞれの能力、才能に合った行動、クローゼットの中に隠れてみたり、刃物を目的外使用してみたりという極端なことから、すねたり泣いたり騒いだりというようなことまで、多種多様な選択肢が出てきます。それらの中から、どれを選ぶかは、持って生まれたものと、生まれてから得たものということになります。
 昨日でしたか、タクシーの運転手を殴り蹴りしたサッカー関係者が報道されていましたが、こちらも似たような事件はたくさんあります。そういえば現役アナウンサーもいましたねぇ。何れもタクシー運転手より自分が偉い、何が偉いのかが勘違いだと思うのですが、なにしろ偉いと思っていて、自分は何をしても良いと考えているわけです。で、ハッと気付くとやっちゃっているので、あとは酒のせいにして憶えていないと言い訳をするというパターンがあります。人気商売の方々に限らず、一般の方でも何か勘違いしていて、手や足を出してしまえばニューズです。
 サッカー選手は人並みすぐれた運動能力で勝負を見せ、観客からお金を戴く商売です。プロ・スポーツは皆そうでしょう。中にはお客様は神さまですと仰った芸能人さんもいらっしゃるくらいの商いなのです。折角の才能を勘違いした上に、自分の報酬がどこから出ているのかについても勘違いしているから、起こせた事件です。もしかするとその運転手さんはサッカーファンかも知れないわけです。「軽率な行動で反省している」と口では言いますが、一体何を反省し、今後どうするのでしょう。心構えが根本から間違っているのですから、そこからやり直すことになりますが、もう若い頃の体力も気力もあるとは思えません。こんな状態で後進の指導に当たらせるのであれば、負の連鎖を起こし後進を潰すだけになります。持っている技術の問題ではなく、その背景となる気持ち、心の問題なのです。
 プロだけが厳しいわけではなく、アマチュアだって同じです。柔道という分野でも色々と事件が続きましたし、今も収拾改善されたとは思えません。各地で柔道の試合を見せるプロの枠組みはありませんが、「道」とつくのですから、高い倫理と行動規範が伴うはずでしょう。でもそうではなかったというのが事件の背景です。近年の人権を重視する傾向のために出てきたとは言えますが、それはきっかけであり問題の本質はそこでは無く、「道」付きの名に恥じる内容があったということなのです。

 昨今の学校における体罰の情報開示の結果が公表され、小中では授業中が多く、高校では部活動の指導中が多いと言う結果が出ています。体罰が体罰と認識されてきたために出てきた情報ですが、人間性の問題として片づけるには、データが片寄っています。というのは、小中で多く高校で少ないという授業中ですが、子供も高校生となれば、教師と互角に勝負できるわけですから少なくなるのはわかります。明らかに弱いものに対しての虐待という側面を示しています。
 高校で多い部活中については2つの側面があります。1つめは部活動組織の権力構造の中としての弱者として部員が存在し、指導者が命令し部員が切磋琢磨するのです。その中で強制力となる鉄拳も許されていた時代があります。
 2つめは、指導者が専門家ではなく、教諭として授業を行う業務を行うことを学習してきて、それで採用されたものであるということです。つまり、わずかな例をのぞけば、どんなに強弁しようが素人なのです。素人の方法ですから、言うことを聞かせる方法に欠ければ、人によっては手や足が出るということになります。ここに弱いものに対しての虐待という側面が出てきます。では、その関係で研修させれば良いとか、外部から人を呼んでくると言う対応も可能でしょう。
 しかし、ここで良く考えないといけないことが出てきます。学校は部活の○○で全国大会に出る事を目的にしている組織でしょうか。私学の中には一生懸命にやっているところが結構あります。でも、甲子園に出られるのはその中の一握りでしかありません。そこへ希望する生徒も親も大変に期待していることでしょう。
 高校は中等教育を行うところで、その一つとして部活動も行っているだけのことです。文科省は、部活の指導については、何の指示補助もなく、その割りには授業の時間数やカリキュラムについて事細かに指示を出します。以前に必修クラブというものをやらせて、失敗した苦い経験があるのでしょう。ここで、勘違いする校長と教員、生徒に親がいます。部活動で強いとなれば学校に名誉が授かるというわけです。どのスポーツでも似たようなものですが、そのスポーツで稼ごうというのであれば、クラブチームで、まともなコーチについて指導を受けるものです。言ってみれば就職活動のようなものです。ところが、学校教育の枠組みの中で、全国大会まで用意し、競わせるシステムが日本にはあります。野球は更に別組織となっています。これが日本の学校だけでなく、スポーツそのものをどれだけ阻害しているのでしょう。いつまでも精神主義のなれの果てのようなご都合でやって来た結果がここにあります。だから世界に通用しないともいえます。
 元某高校教諭であった元顧問には有罪が下され、本人は勘違いしていたと述べていますが、勘違いしていたのは本人だけではありません。一切合切が勘違いの産物であり、事件の背景が構造的な勘違いの積み重ねでできているのです。彼一人の有罪で事件が終わったわけではありませんし、行政側の今後の対応も勘違いを正す方向には動いていません。まあ、市長からして勘違いの極致みたいにものですから、どうしようも無いといえばそうなります。その政党の方も要は市長一人の人気頼りなので、人気が取れたときは当たりましたが、陰ればポシャるのも速いことになります。ああ慎太郎、おとなしく都知事やっていれば良かったのに。これを後悔といいます。


活動宮9度
 ヤマボウシの実はジャムにするより果実酒の方が良いのではないかということになり、ヤマボウシ酒となることが決定されました。剪定対象となって落とされた枝の中から良い部分だけ採集され、1パック程度がありますが、本体にはまだたわわになっていますので、量的には充分あります。
 さて、10年に一度レベルの台風が迫っています。運の悪い方は特にご注意を。雨漏りしているくらいならバケツを置けば済みますが、我慢できなくなって近所の川の様子を見に行って戻ってこないということや、浸水した家の中で荷物を動かしながら心の蔵が止まりかけちゃうなんてことになりかねません。裏の山から何やら怪しい音がするなんて、事態だってあり得ます。また、こんな時に山登りだとか観光の予定を変えたくないという切羽詰まった方々も、ご注意です。ちょっと前に、名古屋からUSJに遊びに行こうとして、1国が止まっているというので裏道で峠越えを計り、鉄砲水に遭ってしまって、結局、峠の下の池で空しい姿で発見された母子がいました。確か旦那さんから行くなよといわれていたと思いましたが、残された旦那さんが可哀想で。悪い天気の時はおとなしくしているものです。
 天空では天王星と冥王星が活動宮の9度でスクエアですので、牡羊、蟹、天秤、山羊の9度に星を持っている方々は、特に要注意ですし、星によっては、その関係者の方々も要注意です。こんな時は、念仏や教典、賛美歌でも詠唱しながら家でおとなしくしているものです。○○さん、○○が○○座宮の9度にありますから、ご注意を。


★★2013年10月16日(水)初雪です




★★2013年10月21日(月)紅葉



★★2013年10月22日(火)二つ玉、あのね商法

 今度は、台風が2つ玉になりそうな様子でして、被害の出た大島もですが、前回はそれ程大きく扱われていない放射能漏れの破損原発に、またまた雨が降って、またまた大量の放射能が海へと流れることが目に見えています。サカナ大好きの嫁様が、東側の太平洋岸産に手を出さないのをわたくしは知っています。過敏な反応だと責めることはできません。わたくしだって食べたくありません。これが正直なところでしょう。
 風評被害について言うのであれば、根元の問題は何かについて考えれば良いでしょう。核分裂エネルギーを使うようにしたことで、自分たちだけは損をしないようにと画策する者どもの言いなりで政府が動いているから起こっている事態です。あの首班は、男メカケらしく完全にブロックしていると言わないと立場を無くしてしまいますからねぇ。

 先日、興味深く面白いアニメがあったと喜んだのもつかの間、収録された特典映像をみると、ムービーそのままに作画し、地域興しと逢わせて地元商工会とタイアップした、聖地作りの実にあざとい企画であったことが判り、ガッカリさせられました。中部地方の小都市を舞台に設定し、そこの歴史と伝統のある高校を舞台に、やや推理ものっぽい学校生活を描いた良品と思ったら、そんな罠があったのです。興行的に成功しないと、ということはあるでしょうが、ここまでやるとは。
 聖地といえば、思いますにアニメでは、おねがいシリーズで木崎湖や松本、軽井沢あたり、続編ではないにしろ、同じスタッフ絡みであの夏で待ってるの小諸あたりが思いつくのですが、地域興しとは関わりができても、そのものとはなっていません。そして、長続きしているかといえば、それは長続きする人もいますが、飽きてしまう方々の方が圧倒的多数でしょう。
 ところで、これが実写映画の世界ですと、聖地というか、ロケ地が各地に存在しています。その中の一つ、夕張は、これを町おこしの一つにしていました。今ではいろいろと手広くやってしまったツケが貯まってしまって、それこそ大変な事になっています。住民サービスを維持できなくなってきていて、逃げ出せる住民はどんどん出て行ってしまっています。経営が成り立たなくなって閉めていた温泉施設がありましたが昨年再開されたようです。この付近には夕張を入れて3カ所の温泉施設がありますが、他の2カ所は、常にそこそこのお客がいます。夕張では地元からのお客がほとんどのようで、お世辞にも流行っているとはいえない状況のようです。
 幸せの黄色いハンカチという映画で使われた赤のファミリア?が展示されているのが、夕張の幸せの黄色いハンカチ-おもいで広場-にある長屋です。高倉健と倍賞千恵子の蝋人形もあるそうです。こちらの展示はあざとい感じはしません。ロケ地そのままというものです。しかしながら、あざといまでの儲け主義で行かなければ、やはり、利益が出ずに、沈んでいくのでしょうか。まあ、ここは、あざとくやろうにも・・・もうねぇ。
 さて、そのアニメの最後は、何とか地域興しをしたいというヒロインのセリフが入り、主人公の気持ちが夢オチで出ていましたが、方法論的には正攻法だと思われます。で、それでうまく行くかは、主人公がこれから修める経営能力次第という側面での期待で終わっています。ちゃんとお二人のハッピーエンドにしても良かろうと思うのですが、尺が足りなかったのか、これがあらすじへのわたくしの気持ちです。その期待ではなく続編の制作に期待をかけているのでしたら、どうでしょうか。そうなると、その手は、いわゆる「あのね商法」で、期待させて売り上げを上げようというあざとい方法です。まして、神様やひな祭りを持ち出してのことですから神罰が当たります。もう引っかかりませんぜ。打ち切りっ。


★★2013年10月24日(木)エゾリス君



★★2013年10月29日(火)誤表示、ほうき星

 少々、下界と隔絶していたらいつの間にかいろいろと面白い報道がありまして、興味深く拝見しているところでございます。まあ、何でしょうなぁ。エビに安物を使っていたというのがバレて騒ぎというので、客が気付かないからとも受け取れるようなことを言ったことがあると聞き及んでいます。いつも食べているセレブな方ならば、気付くことでしょう。しかし、なけなしの給料を叩いて注文した下々の方々にとってはそんな理屈を付けられたら、社長の首を絞めたくなるでしょう。返金ぐらい当たり前ですし、カスを食わされたことについてはどうなのでしょうか。信用していたのに裏切られたことを、ご同情いたします。
 職場、あるいは職人達の常識としての名称、誤表示というように誤魔化していましたが、市場価格がしっかり違うものを同じもので安いから良いという理屈は通りません。まして、プロがそれで通るというのは笑止。通るのならば、そんなプロフェッショナルは詐欺です。。
 「うまい」ので、ひいきにしていた店の品物が、ある日、突然味が変わってしまい、それっきり行かないということが幾つかありましたし、これからもあるでしょう。厳しい世界です。その世界にもブランドというものがあり、ホテル名も入ってきます。高額な対価に対して供給されるのは、味であろうと思います。安物を使っても維持できるのであればそれはそれで良いでしょうが、客の舌の肥え具合が大したことがないので、判らねえからいいやというシェフは、それで通用すると思っているわけです。勿論、自分の作るものに誇りがあるとは思えません。
 落ちた評判は、二度とこんなことは無いという誓いでは取り戻せないものです。高額料金の中には満足料も入っていたはずですが、それを裏切ったからには、相応の報いがあるものですが、それに対して社長の首を取れば済むというようなものではなく、別の方法を考えないといけません。「あり得ない」ことを起こしたという認識があるのかどうかが、そこで判ります。1年くらい、半額サービスでも良いのでは。
 相撲や柔道のように、殴る蹴るは当たり前、修行の名のもとに馬車馬のように働かされるというのを、見聞きする業界です。そこにメスが入らない限り、労働条件は改善しないのでしょう。まあ、労働条件が改善したからと言っておいしくなるとも思えませんが。

 下界と隔絶したところで、料理も宿もなかなかの所という評判であり、実際行ってみて、不満を感じたことは無いというところに、今回も行かせていただきました。期待は裏切られていません。おなか一杯、満足感も一杯。食材も明らか、偽りようがありません。下界と隔絶しているということで、行くのに少々時間がかかるという点と、予約を入れるのが大変な事が多いという2点が問題となりますが、行くだけのことはあります。その名も「マウレ山荘」、近くには蝶や昆虫を見る施設、滝も夏冬の絶景が見られる隠れ家でして、一言居士を自認する★秋津★お勧めの宿です。そこでサービスを提供している方々は、喜んで従事していることが判ります。この方々を従業員と呼ぶのがはばかられます。社員教育が行き届いているというような表現が使われますが、そんなレベルではありません。マニュアルはマニュアルでしかなく、楽しく嬉しく仕事をしていることとは関係がないのです。そして、それが雰囲気を作ります。その暖かい空間と時間にもうれしさがあります。休養になります。

 ところで、アイソン彗星という話題で、天文業界は儲けを企んでいます。その是非はともかく、彗星という存在がどのようなものであるかについて、昔も今も見誤っているように感じます。
 彗星の起源が太陽系外縁に彗星の材料が存在し、それが時折、太陽近傍に降ってくるというのが定説となっています。この太陽系外縁の彗星の材料を提唱者の名を取ってオールトの雲と呼んでいます。太陽系を形作った星間雲の中で凝縮できずに残された部分と説明されていますが、実在するかどうかについて、証拠は何もありません。
 ここで、同じく証拠はありませんが、彗星は太陽圏外縁に太陽系生成時から蓄積されたもので無く、銀河系空間、特に銀河面の星間雲から捕獲されるという考えがあります。この考えは、彗星や小惑星が惑星の摂動により、いずれ太陽系外へ放出されてしまうということが判り、現在、観測にかかるそれらの太陽系小天体の量を説明するには、太陽系生成時からの星間雲の残りからでは説明しきれないというところからでています。
 また、銀河面に集中するそれらの星間雲の濃いところを通過すれば、それだけ捕獲された彗星が増えることも期待できます。そして、その中で惑星の摂動によって捕獲された天体の中には、地球軌道を横切るものも出現し、地球と衝突するものがある事になります。地上に残る隕石穴の分析がここで役に立ってきています。
 つまり、銀河面の特に物質の濃いところを通過すると、捕獲天体が大量に出て、それが地球に落ちてくるという図式が出てきます。流れ星ならば花火のようなものですが、落ちてきたら、その大きさ次第で災害になります。中生代と新生代の間に巨大隕石が落ちたというのは衆知の事実となっています。ユカタン半島にあるクレーターがそれだということになっています。被害だとか災害だという話以上に、絶滅という事態がそこにあります。
 地質年代の区分に小惑星が落ちてきているというのは、夢やたわごとではなく、認めなければならない事実となって来ています。そんなものが落ちてきては大変だということで、地球をかすめそうな天体を発見しようという計画で捜天し、天体が発見されていますが、幸い、近々落ちてくるヤツは見つかっていません。大規模な災害となりそうな1キロメートル以上の天体ならば、数年前に発見できるはずですから、覚悟を決めるために、それだけの余裕があります。
 その昔、といっても中世ですが、悪魔の星として恐れられた時代があります。不運や不幸をもたらす星ですが、実害は報告されていません。これも見誤っている部類でしょう。ただし、その恐れの原因は彗星で被害に遭った記憶であるはずです。それを証明していく方法は既に先人がやっています。それを認めるかどうかに過ぎません。


★★2013年10月30日(水)エゾシカ君



★★2013年10月31日(木)サーモンピンクの