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★★2013年06月01日(土)オダマキ
★★2013年06月04日(火)今年のオダマキ逸品
★★2013年06月06日(木)潜む子供のエゾシカ
★★2013年06月09日(日)ザ・ケンブリッチ・ダブル・スター・アトラス、ツツジ
天の星の半分が単独の星で、残りが重星です。正確には多重星と言うべきでしょうか。ですから、望遠鏡で星を見ると、この半分が重星という事になります。まあ、望遠鏡で見えるとは限らないのですが。
このダブルスター、星座の観望本の詳しいものになると、見栄えの良いものが紹介されています。それなりの資料ではありますが、充分なものとは言えません。しかし、NASA絡みのデータセンターにある資料では、数がありすぎで役に立ちません。何十万とか何万という量は、資料としては良いでしょうか、望遠鏡を向けても見えないし、映像を撮っても分解もしないのでは、無いも同じです。そうなれば、適当な条件で資料を端折って専用資料を作るか、観望用資料を漁るかという事になります。資料が在ればラッキーです。早速、書籍を調べると、ダブル・スター・アトラスというものがありました。星図ですが、見やすいものについては表も載っているようです。掲載されたものについて全て出ているものもありましたが、表については、これ以上のものは無いというものがありますから、こちらと対照させれば済みます。そこで、アトラスの方だけを注文することにしました。
書籍の検索中に、思わぬ事に出会いました。ある天文関係販売サイトに中古品の星図が出ていたので、その星図の正価を見ようとして出版元を見ると、その正価に対してそれなりに安かったので、さもありなんと納得したのですが、それとは別の、その出版元のメインのはずの品物が、アマゾンを始めとして、通販で妙に高く売られていることに気付きました。60ドルのものが、日本円では安くても4万とか5万円です。調べていく内に、情報サイトにアウト・オブ・プリントと書かれていたので、絶版ということが判りました。しかし、出版元ではそうはなっていません。ウェブサイトでは、カートに入れることもできます。
それに、いくら何でも高くないかいと思ったのですが、検索を続けていく内に、在庫を抱えているところは昔の定価を付けています。ちなみにアマゾンのUKサイトでした。まあ、欲しい人がいれば高くなるものですから、こんなものなのでしょう。
で、そんなに高くなる前に、常用の星図の予備を手に入れても良いかと思って、4年ほど前に4千円ちょっとで買った星図を見てみると、何と最安でも10倍以上の値段が付いています。20万という値段を付けているところもあります。嫁様は売れと叫びましたが、持っているだけのものでは無く、使用中ですので、それは困ります。更に欲しいくらいのものです。
高値を付けているのは個人ではなく店です。こんな価格で取引をして、成立すれば大もうけです。資本主義の原則ですが、先行きの無い業界のあだ花と言うところでしょうか。
いずれにしても、後で必要になりそうな天文資料は、早く手に入れておくべきでしょう。スカイアトラス2000、五千円もしないものが、欲しくなったときに5万円とか20万円なんていったら、あきらめます。で、ふと思って地人書館の標準星図2000を見ました。アマゾン扱いで6千3百円の新品が買えるのですが、中古品に倍の値段で、複数の店が出しています。ふーん、横流しでも半分儲け、引っかかるヤツがワルイというわけですね。
ツツジ
★★2013年06月11日(火)ザ・ケンブリッチ・フォトグラフィック・スター・アトラス
速いもので、The Cambridge Double Star Atlas が届きました。内容はわかっていましたが、見て、使いやすそうな装丁、ちょっと小さい文字は仕方ありませんが、重星は緑色で赤色ライトでも見やすくなっています。 Sky Atlas 2000.0 と良く似た図と装丁で、パクリかとも思いましたが、著者が一緒ですので問題なし。ただし、 Sky Atlas 2000.0 と比べると省略されているものがあります。しかし、見開きA3より1~2センチ横長のサイズは、使いやすいもので、Sky Atlas の見開きA3+A2サイズの星図がすこし恥ずかしくなります。少なくとも、出先の現場では使いづらいでしょう。自作の星図も、最新のものは、この大きさになっています。
で、The Cambridge の名を冠した星図は、何種類かあり、その中にハーシェル天体を入れたものが出ています。注文しちゃうかとも一瞬思ったのですが、踏みとどまって中を調べると、NGCやICで書かれた番号をハーシェル番号に変えたものです。つまり、NGCやICと対応させるには、付いている表が必要になります。それであれば、自分で作ったものの方が、一緒に記入してありますので、役に立ちます。自動導入で使う時はNGCやIC番号ですから。
更に見ていくとThe Cambridge Photographic Star Atlas というものもあります。写真星図です。NGCとICについては写真総カタログを手に入れていますから、個別に調べることができます。しかし、全天をくまなく撮影しているわけではありません。大望遠鏡で撮影した写真星図というのがありましたが、高価であり、かさばるし、アマチュアとしては使いにくいところが沢山あるものでした。今様に言うのであれば、標準レンズで捜天した全天恒星図は何かと役に立ちます。そこで、これも手に入れておいて損は無いと判断しました。なにしろ、ダブルスターと同じく、アマゾンに在庫があります。洋書が如何に安く出ていても、海外の書店からでは、付け値にプラス三千円弱がかかります。額面二千円の本が、結局五千円かかるのでは、ポチッとなぁがためらわれます。
さて、それにしても、「星図」は完全に氷河期を迎えています。売れないのでしょうねぇ。ベクバルの後継とされたSky Atlas 2000.0が絶版というのは、ショックです。初心者向けを狙ったひどいものは沢山みうけるのに、まともな物から無くなっていくような気がします。天文シュミュレーションソフトに取り込まれて星図なんか開くのが馬鹿馬鹿しいのでしょうか。望遠鏡のコントロールもパソコンでやる時代ですから、星を見ないでパソコンの画面を見るほうが多くなっているのでしょう。
まあ、占星術師が現物の星を見ないのは今に始まったことではありませんが。
★★2013年06月12日(水)天の母子熊
★★2013年06月15日(土)紅葉には気が早い
★★2013年06月16日(日)見たなぁ
★★2013年06月21日(金)ハナショウブ
★★2013年06月23日(日)虫も生育不良、キャラ設定
気温がなかなか上がらず、6月も中を過ぎたというのに、最高気温が15度付近を推移するという状況でした。この為か、庭で発生してくる虫たちが大変に少なくて、殺虫材をまくのが2度目になるくらいの時期なのに、散布していませんでした。カエデが芽吹いて葉が出てきたときに既に食害にあっていたりすることもあるくらいなのに、今年は庭のカエデの葉に穴が1つもありません。サクラの葉の一部に食害を見つけたのが先週半ばで、草むしりをしていると虫が出てきたかなぁという程度で済んでいました。そして下草に雨除けを作るクモがこのところやっと出てきました。そこで、パッと晴れた今日、殺虫材を噴霧しました。何でも、嫁様の話では、わたくしが薬を撒いていた頃に、スズメたちが反対側で何時になく大騒ぎをしていたそうです。朝飯の時間を邪魔されたせいでしょうか。鳴き声は聞こえていましたが、いつものことと思っていました。
例年であれば、小さな虫たちが葉っぱに穴を開け、あるいは食べ尽くしてくれるのですが、今年はゼンゼンです。これで行くとチョウチョさん達も少ないかも知れません。何しろ、虫としては大きめですので、食べるのも多くなります。今年は、まだモンシロチョウを1匹見かけただけです。あっ、蝶を大型動物を数える際の頭/とう/を使うというクイズ番組の「正しい答え」には幾つか説があるようですが、有力なのが、英語で書かれた昆虫学者の論文に個体数としてヘッド/head/を使っているのを誤訳したという説です。日本でも「頭数/あたまかず/」という表現がありますが、英語での個体数の表記として頭/とう/と同じ使用法なのがヘッドなのだそうです。ですから、蝶を数える際に、小型動物に使う匹では無いという方に出会ったら、理由をお聞きするのが正しい情報収集の方法でしょうか。飛ぶものとして蝶と同じ羽を使っても、日本語のみやびな表現としては問題ないはずです。
物語の設定を詳しく作るというのは制作の方法として有効であると思います。キャラクターの性格付けや関係する事件として占星術を関係させるのは、誰でも考えることでしょう。単にサイン・レベルの性格付けであれば、一般の雑誌に掲載されている程度で充分に使えます。ですから、何座生まれというところで充分なのですが、誕生日として年月日の入っているキャラクター設定は、星座占いを超えて日付までのデータを使う占星術の対象になります。世界に誇る日本のアニメ作品で誕生日が細かく設定されているのは、単に書き入れただけだと思っていましたので、確かめたことは無かったのですが、しゃべる天文暦である嫁様が、それらのデータを見て、何座生まれで木星がどこそこにと言い出したのをきっかけとして、思い込みで調べないでいるのは「正しくない」ことに思い至り、やってみました。
多分、作品と作者によって、状況は違うであろうことは当たり前として、当たりを引くためには、メジャーなもので、良く考えられ、現実にあったことを引っ張ってきていそうなものを選び、分析にかかりました。すると、1発目に選んだものが当たりました。話の筋と、占星術的な判断に通じるものがあります。架空の話なのに、性格付けやカップルの相性が、何とドンピシャ。設定に占い師を雇ったのかと思うほどです。こんなに対応すると、実話から引っ張ってきているのではと疑いたくなるほど、歯車が合っています。視聴者が引き込まれるのは当然であり、漫画からアニメ化するというメジャーな展開も当然と言えば当然です。さすがに、トランジットまでは合いませんが、ネイタルレベルでの同期からすれば、遅かれ速かれ事件として起こるわけです。面白いネタとなりました。
2013年06月23日(日)スーパームーン
★★2013年06月26日(水)緑のトンネルat熊出没、緑のアーチ
緑のアーチ
緑がどんどん濃く厚くなっています。帰り道に、この緑のアーチが美しいところがあります。中はライトを点けるほどの暗さとなっています。秋には紅葉も楽しめるビューポイントなのです。そこの端で撮影して、出ようと思ったら、後ろからランクルが猛スピードでやって来て、ハザードを出して止まっているわたくしの後ろに、同じようにハザードを出して止まりました。道でも聞きたいのかなと思って、窓を開けると、下りてきた人物が「熊の通報をした方ですか?」
聞くと、30メートルほど先のところで母子熊が出たとのこと。通報者では無く、単に撮影していただけである事を告げて、帰路につきました。この場所の手前2キロほどのところにはかなり大きなゴルフ場があり、先500メートルほどには森の中をウリにしたレストランがあります。役所の担当が吹っ飛んでくるはずです。特に子連れの熊は危険です。子を守る為に攻撃性が特に出ます。撮影している数分の間でも数台の車が通っているような、裏道にしては交通量があり、冬でも除雪が入る道ですが、実は弾丸道路と言われる国道36号線ですら、夜間には熊が渡ります。熊はかなり行動範囲が広く、一日で数十キロも移動できますから、熊が出たといって、通報があっても、駆けつけたときにはいないのが当然です。いればシャッターチャンスですが、熊の餌食になるのは避けたいですし。お願い、出て来ないでね。
★★2013年06月30日(日)ラグーン星雲