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★★2012年07月05日(木)ホタルブクロ
★★2012年07月10日(火)ホタルブクロ
★★2012年07月11日(水)超望遠レンズ、カメラはナイコン、レンズは、シモツケソウ?
超望遠レンズ
超望遠レンズが欲しいと言うことで、しばらく前からはやりだした天体望遠鏡の直焦点を使うという方法を吟味していました。ブレイクした会社のものではなく、正に天文用の品物を調べ上げていたのです。そして、天文用にも使えるということから、ほとんど注文する気で、某社扱いのものをポチッとなとするつもりだったのです。
気が変わったのは、ピント合わせと手ぶれが原因です。カメラを新しくしてから、そのじゃじゃ馬ぶりに結構楽しみながらも、それらには、それなりに苦労していました。オートフォーカスと手ぶれ補正という素晴らしい手があるのですが、万能ではありません。
ピントについては被写界深度というものがあります。ピント位置は合っていても、その前後、正確なピント位置から近いところと遠いところは、ピント位置から離れれば離れるほど合わなくなってきます。どれだけの範囲にピントが合うかを示すのが、被写界深度です。しかし、これはピントが合っていないことが判らない範囲ということですので、レンズの性能とボディ側の解像度が関係しています。つまり、同じレンズであれば、解像度が上がると被写界深度は浅く(狭く)なっていくのです。
その昔、レンズのフォーカス・リングにはF値による被写界深度が示されていました。距離をある程度計ることができる上に、F値(絞り)から、どのくらいの範囲でピントが合うかが簡単に判ったのです。これは、解像度が35mm版のフィルムを使うという前提での目安として使われていました。その時代にコピー用の特別に高解像のフィルムを使う場合は、ピシッと合わせないとダメだよと言うことは理論的にも経験的に理解可能なことでした。映像素子の大きさが、1ピクセルについて7.8μだった初代機に比べると2代目は5.5μとなりました。被写界深度は6割くらいに減ったことになります。これには更に絞り込んで撮影するという手しかありませんでした。これに対して、3代目は5μになっただけですから、それほど変わりはありません。この点については感覚が変わらないので助かります。しかし、一度オートフォーカスを使ってしまうと、なかなかフル・マニュアル・フォーカスに戻るのは・・・。
手ぶれについてはピクセルの大きさの問題より、総画素数の問題となります。とは言っても初代機と2代目機では2倍の画素数でありながら、それほど違いは感じませんでした。大きく重くなったのも効いているのだろうと思います。もともとスローシャッターでもぶれないようにしっかりと支えて撮る撮り方をしていましたので、手ぶれ補正が付いていても、それほどの恩恵はありませんでした。しかし、3代目は更に3倍の画素数です。初代機と比べると6倍の画素数となります。被写界深度を深くする為に絞り込めば、当然、シャッター速度が遅くなります。そして、ぶれます。そして、写らなかった手ぶれが写ります。
じゃじゃ馬の一端がここに現れます。レンズは絞り込むと光の回折現象で像がぼやけてきます。原理的にはF10から12くらいより絞り込むと像の先鋭度が落ちてきて、細部が潰れはじめます。絞り込むほど性能が上がると思うのは間違いなのです。そして、その限界となるような絞りで、被写界深度が定まってきます。マクロ撮影では薄皮一枚のような被写界深度となることもあり得るのです。そして、多くの場合、像が悪化するのを覚悟で絞り込んでいくことになります。
さて、天体望遠鏡の直焦点を使って鳥を撮ろうと考えると、ピントが問題となります。長ものであれば、三脚に載せるのが当たり前ですから、手ぶれはあまり考慮しなくても良いでしょうが、ピントは、かなり慣れていても、難しい事には変わりありません。鳥やさんの多くは置きピンでしょう。場所を決めておいてそこに来たら撮るというヤツです。よっぽど運が良くないと、動いている鳥なんか撮れません。
と言って、カメラレンズで500mmなんてものの値段を調べたいなんて二度と思わないでしょう。でも、あれっ、何だこのレンズの値段は。安かろう悪かろうか?
カメラはナイコン、レンズは
大津のイジメ自殺は、次々と隠された状況が明るみに出てきて、警察の捜査が入ったと報道されています。いろいろと言いたくなるものですが、その警察自体がそもそも怪しいとだけ言ってみましょうか。
ニコンのカメラの宣伝に図書館を撮った映像があり、それを拡大していくと蔵書が一冊一冊解像できるという高精細さをウリにしたものがあります。これを真似してできなければ、宣伝に偽りありということになります。
真似をする前に、ぬいぐるみを撮ってみたところ、布地の縦横の繊維が解像していて、目で見えないようなモノが写っていることに驚きの声を上げました。ここまで写るものか。庭に矮小種できわめて小さな花を咲かせる灌木があります。この赤く咲いている花を、マクロで等倍撮影をしてみたら、まるで顕微鏡写真です。こんな形をしている花なのか。花粉のザラザラや、めしべの湿った表面の具合まで映り込みます。
さて、朝、庭を見ると、濃いピンクの花に朝日が当たっていて、輝いて見えました。そのままカメラを持って飛び出して撮影を敢行しました。一つ一つの花は大変に小さく2㎜か3㎜くらいでしょうか。それらが集まって10センチ位のかたまりとなっています。それを撮影し、ピクセル等倍で見てみました。絞りをしぼれるだけ絞っていますから回折で像が悪化しているはずなのに、それでもおしべの表面の当初のぬめり具合まで判ります。もっと言えば、手持ち撮影です。手ぶれ補正があるとはいえ、基本的に三脚で固定し、ミラーアップで撮るべき状況です。これだけ写ってしまうということで、ここまで期待できるという限界が見えました。そりゃあ品薄どころか、予約客にしか手に入らない状況になるのは当たり前でしょう。しかし、誰もがみんな、手軽に撮れるというカメラで無いのも事実です。重いし、レンズを選ぶし、記録サイズも半端ではありません。
この為、撮影枚数が格段に減っています。気軽にバシャバシャ撮るなんて気になれません。決めの1枚しか撮らないというスタンスが蘇ってきます。連射速度をどんなに上げても、撮れないショットがあるのだという事が判らない人はいっぱい居ます。また、失敗ショットでチッと舌を噛むようなことが無いのも、信頼の元です。銀塩時代の銀塩粒子を想定した設計水準のレンズでは味だと誤魔化すしか無いようなボディです。この2~3年でレンズのラインナップを大きく追加しているのも、計画の内だったのでしょう。ぼくとつでダサイイメージがあったのが、他社の追従を許さない先を見据えた製品作りを静かにやって来ていたという結果が生きています。ライバル社は、製品不具合が当たり前という意識をユーザーに植え付けてしまっています。それも一つの方向でしょう。マイクロソフトのように。
しかしながら、レンズについてはサードパーティと呼ばれるグループのものが増えてきています。何と言っても価格が問題です。財布の問題は決定的な判断基準です。どんなに良いと言っても、大差の無いものに倍の金は出せません。ナイコンと書いて無くてもこだわらないわたくしですから、それでOKです。
シモツケソウ?
★★2012年07月12日(木)原子力
原発反対というのは簡単ですし、そうあるべきでしょう。ただし、この主張をするには、ではどうするかという問題に対してちゃんと答えなければならない困難な点があります。代替エネルギーは、多少時間がかかっても代わりのものがあります。メタンハイドレート等の天然ガス開発であり、既に米国は軌道に乗せています。そして、原発の廃棄が最も問題となる点になります。電力会社は、事故も起こさず順調に発電できれば儲かるというレベルで採算を計算しています。ところがなかなかそうはいかず、老朽な発電所ほど経営的に動かしたいのが本音であり、40年廃炉なんてされたら経営が成り立たない状態なのを隠しています。まして、安全対策に更に金をかける(投資する)なんて以ての外なことです。安全無視は、1番重視しているのが懐に入る金なのですから、当然の方策ということになります。
結局は東電を倒産させなかったのが大きな間違いだったことになります。金がかかるのは被害の補償だけでは無いのです。廃炉に至るまでに一体いくらかかるのか。経済に与える影響を言い訳にしているのは明らかですが、火力よりも安いと始めた原子力が、今になって莫大な、それも国家を危うくするほどの不良債権として登場していることを国民の周知するところにするべきなのを、まだ誤魔化そうとしているようにしか思えません。ドジョウにこの状況を打破する方策は無いし、方向すら出せないでしょう。この点については官僚では無く、政治家が人民の未来の為に動くべき事柄であるはずです。天下国家を論じるべき者が、自分の懐ばかり考えているのに落胆するばかりです。
電力を使わないという選択肢はあり得なくなっています。コンピューターが無くなることもしかり。じゃあ、電気をどうするんだ。資源の無い日本と言われていますが、本当に無いのですか? 原子力だってウランに依存しているし、日本で掘ることのできる量はたかが知れていますね。石油から原子力にしたメリットは実は何も無かったのです。不良債権を作っただけだったのです。
国の危機は、借金がふくれあがっているだけのことでは無いのです。ふくれあがった借金の他に、まだまだ隠れている不良債権がある。隠れていたものがあらわになった時、全ての対策は後手しか取れないのです。先手必勝。
★★2012年07月15日(日)夏の銀河
★★2012年07月23日(月)エゾカワラナデシコ
★★2012年07月27日(金)U.F.S.inc.とNikonの勝手にコラボ、しょうもない女子カメグッズ出すのならこんなのは如何
★★2012年07月31日(火)君々、紅葉には早いよ