前月 2012年6月 次月
 月  火  水  木  金  土  日
 1  2  3
 4  5  6  7  8  9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
    ★★2012年06月02日(土)オダマキ
    ★★2012年06月03日(日)撮影、星図、3重円タブmini
    ★★2012年06月04日(月)オダマキ
    ★★2012年06月06日(水)金星日面通過
    ★★2012年06月11日(月)レイ・ブラッドベリ
    ★★2012年06月14日(木)コデマリ?
    ★★2012年06月17日(日)座れば牡丹
    ★★2012年06月20日(水)オダマキ
    ★★2012年06月22日(金)民主党の落日
    ★★2012年06月25日(月)アヤメ
    ★★2012年06月29日(金)立てばシャクヤク
    ★★2012年06月30日(土)レンズ2本注文

★★2012年06月02日(土)オダマキ



★★2012年06月03日(日)撮影、星図、3重円タブmini

 土曜日の天候もイマイチで、庭での撮影を敢行しましたが、日が差したときの明るい絵が撮れません。それは当たり前のことなのですが、ちょっと残念。しかし、トリ比べというヤツはできます。画素数の増加は決定的です。画素数は3倍ですから、1割や2割、50パーセントアップなんてレベルではありません。比べるのも恥ずかしくなるほどの差です。1,230万画から3,630万画素という差だけで無く、更に進んだ技術によって数字以上の差が出ています。2,230万画素で出てきた対抗機種なんか消し飛んでしまいましたね。何しろ画素数から言ったら、その後で出したエントリー向けのモノが対抗機種ですからね。価格を見れば勝負になりません。
 勿論、高画素数化によってのデメリットが残っています。使用するレンズを選ばないといけません。手持ちではマクロレンズ、そう高い代物では無かったのですが、大健闘しています。問題なく使えます。その点、少々安物(純正としてはですが)であった望遠ズームは、ちょっと怪しい感じです。手ぶれ補正で救われているところがありますが、テレコンの付けられない望遠は、厳しいでしょう。そして、AFですら無いコシナの広角24mmが、こちちらも大健闘です。ピントを合わせないといけないのですが、意外な先鋭度で結像しています。DXフォーマットでは、片鱗しか見えていなかったことです。まあ、レンズ沼はこれからです。
 記録サイズもちゃんと3倍です。そこで、4倍容量のモノを用意しましたら、結構充分でした。そして、巷の噂では手ぶれがバッチリ写るぞということでしたが、何のことは無い、いつもの撮り方で大丈夫でした。人により違いますからねぇ、これは。心配であれば、一脚を付けるだけで、安心できます。ミラーショックもかなりのモノという事でしたが、等倍で見てもよく判りません。低速シャッターでは目立つのだろうと思います。
 さて、ショックなことです。キャプチャーNXを2にしていなかったのですが、RAW調整が出来ない事が判りました。アップグレートが必要なのです。気付くのが遅れたのは、それまで必要が無かった・・・撮って出しでちゃんと撮れていたのです。それが、つい、露出調整をし忘れて撮った1枚、曇り空が大きく入ったものが、暗く写っていて、それの露出調整をしようとしたら・・・できなかったのです。そして、空の対象が撮れていないことが残念です。

 さて、豪華な星図が到着しています。A2版の大きさで296枚あります。二つ折りで3~4センチほどの厚さがあります。チャックの付いた専用ケースがあるのですが、広げて見ようとすると、いちいち折った図を広げないといけません。そこで、専用ケースを作成しようと考えました。取りあえず、広げたままで格納できれば良いのです。しかし、大きさは規格外です。A2サイズで61センチ×43センチという大きさは、売っている切り売りのベニヤ板では90×60を選ぶしかありません。180センチのベニヤは車に乗らないので・・・。
 材料を揃え、カットし、接着をした後が大変です。裏には紙を貼ることにしました、表側はフェルトです。結局、この貼りが一番時間がかかりました。アイロンを使いながら、紙はノリ、フェルトは木工ボンドで付けましたが、その後で更に乾燥に時間をかけて、先ほどやっと収納しました。荷物を縛るバンドで固定して、後は格納場所です。一応、懸案事項の一つが解決しました。

 StargazerSAのホロスコープ3重円タブをmini版として公開しました。インストーラータイプにしていますので、扱いは簡単です。しかし、天文暦も限定しています。使い方のページを作ろうと思っていたのですが、この土日は、上記のことで手一杯でした。おいおい充実させていくつもりです。


★★2012年06月04日(月)オダマキ



★★2012年06月06日(水)金星日面通過

 天気予報もレーダーでも絶望的な天気予測だったのですが、多分風の方向と速さがちょっとずれたのでしょう。朝起きると、日が出ていました。日の出は4時前ですから、既に太陽が上がっていて、雲間から日輪が出ています。実は、絶望的な天気予報で、昨夜は用意する気にもならなかったのです。この為に仕事を休んでの臨戦態勢を取ったのが功を奏しました。朝食を早めに済ませ、ドームへと駆け上がりました。問題は機材設定です。見えもしなかった月蝕の後で、そのままにしていましたから、太陽用の用意をしていません。といっても、そう大変な用意があるわけではありません。主鏡には72mmのND800フィルターを取り付けます。そして、カメラ側のコレクターまたはバローレンズに48mmのND8を取り付けます。そうするとカメラ側のシャッターがどんなに条件が良くなっても1/8000で太陽を充分に減光して撮影ができることが判っています。フィルターボックスから、所定のものを取りだして付け、カメラを最後に載せます。そして、バランスチェック。何しろ、このカメラはお初の仕事です。何のことは無く、バランス調整の必要もありません。5分程度で終了し、開始OKです。試し撮りをしたのですが、雲がどんどん動いていきます。条件としてはあまり良くありません。多分、7時間にわたる全行程を晴れたままで通すことはできないでしょう。南から雨域がやって来ています。
 予報時刻の前にインターバル撮影の用意をして撮影を開始しました。金星が太陽光球に接触する外接から、中にすっぽりと入る内接まで、約30分間かかります。何とこの時、雲がほとんど切れて、太陽のところだけ快晴です。何とラッキーなことでしょう。サングラスでも金星が判りますが、メガネを車運転用にしないと見えません。パソコン用では視力が足らないのです。視力1.0で見える限界の大きさなのが金星です。
 この金星、最大光輝や東矩あたりで、超絶に視力の良い人だと長く伸びて見えるということが有るそうです。望遠鏡で見れば半月や三日月の形が判るのですが、肉眼で丸くないと判るのは大したものです。ところで使用している日食メガネは、眼のところだけ小さく減光フィルターが付いているというものでは無いので、小型双眼鏡の前に置いて見ることが出来ます。撮影の為のフィールドチェック用にしているSUPER/VIEW 4x22EWを使って見ました。くっきりと素晴らしくよく見えます。この双眼鏡は4倍という低倍率で、広視界を達成しています。プリズムの安いのを使うと視野が蹴られてしまうのですが、BaK4を使うことで透過率も上げて気持ちの良い視界を提供しています。ドームでもパソコン用のメガネで作業する★秋津★の第2の眼となっています。
 金星が深く入り込んだ10時過ぎになりますが、雲が出てきました。どんどん厚くなっていって、冷たいモノがたまに落ちてくるようになりました。予報では朝からこのような天気だったのです。しかし、それなりに降るはずが、地面が濡れだしたのは午後遅くになってからでした。さっさと見切りを付けて撤収しました。潜入が撮れただけでも感謝感激雨あられです。金環から月蝕まで片鱗すら見えなかったのですから。これで、今年の最大イベント期間が終わったのかなぁという感じてせうか。カメラの天体デビューもできましたので、こちらも満足です。残るイベントとしては、7月の木星食、8月の金星食くらいでしょう。7月のは日中ですし、8月は朝方です。仕事と体力の問題となります。
 さぁて、レンズがいるぞぉ。レンズだ。レンズだ。

★★2012年06月06日(水)金星日面通過



★★2012年06月11日(月)レイ・ブラッドベリ

 レイ・ブラッドベリ氏の訃報が伝えられました。不謹慎ではありますが、まだ生きてはったんかいと思ったのが事実です。最近の新しい作品の話を聞かないし・・・。わたくしが最初に読んだのは『何かが道をやってくる』という作品で、発表は1962年。サーカスが不幸をもたらしに来ている事を知り、少年2人が立ち向かうというSFで、少年の父親が負けそうになる瞬間に出た笑いが、状況を変えるきっかけとなります。訳も上手い方でした。ブラッドベリの幻想的、詩的で情感豊かな英語を日本語に翻訳しています。
 1920年8月22日の生まれです。これからすると、多分、月はさそり座宮でしょう。そして、大方の予想の如く、文才を示す水星と海王星はコンジャンクション。若くして活躍するための数々の幸運として、太陽と木星のコンジャンクション。感受点は天王星を柄とするバケットタイプです。大作家のチャートとして見るべきものがあります。90年も生きればプログレスの太陽がネイタルに対して90度になりますなぁ。


★★2012年06月14日(木)コデマリ?



★★2012年06月17日(日)座れば牡丹



★★2012年06月20日(水)オダマキ



★★2012年06月22日(金)民主党の落日

 結党し、ついには政権を取った民主党ですが、政権を取った後は人気もイマイチ、選挙をやると負ける。公約は次々と反故、結局は官僚の敷いた政策をやるだけという、自民党に比しても格の下がる政党だと言うことが明らかになってしまっています。結党時の月は牡牛の14度。水瓶の12度に天王星があるということは、ネイタルで民の支持が突然出て来るときもあれば、突然無くなるときもあるのだと言っているようですが、今は結党から14年とちょい、進行の月が半周します。そして、この7月中旬にある月の回帰のときに、獅子の12度に水星が来ます。グランドクロスです。
 政局のツボに小沢ありです。国民が政府に望んでいるのは景気対策であり、無駄に金を使う政府の改革です。増税があっても仕方ないと思えるのは、使い道が自分に戻ってくると思えるときだけです。今の政府にそれを期待できないのはハッキリしていますから、ここで選挙をやればどうなるかはハッキリしています。沈む泥舟に乗っているのは得策で無いには明らかですが、既得権益があると思っている輩には理解できないのでしょう。政治家は選挙で落ちたらただの人どころか、役に立たない社会のお荷物でしか無いのです。
 選挙があれば勝てると思い込んでいる自民党も支持を得ることは難しいでしょう。こんな情勢だから単なる保守派の一つであって、ちょいと小泉を思わせる言動の政治家辺りが名前が挙がったりするのです。あんなのに任せるくらいなら、石原(父)のほうが適任です。ブレーンも良いのを揃えています。日本の首相の運の無さは筋金入りです。そんな悪運の首相を持つ日本の運も高が知れています。このままやらせていればきしんだ日本に裂け目が入り出すでしょう。ただでさえ放射能まみれになっているのですから。


★★2012年06月25日(月)アヤメ



★★2012年06月29日(金)立てばシャクヤク



★★2012年06月30日(土)レンズ2本注文

 シグマという研究所が株式会社になってから久しいのですが、まあ、そこそこの良いレンズ製品を作るようになって、同様サードパーティ他社のレンズに比べて差が明らかに出るようになりました。純正/?/のものを凌ぐ性能と低価格がウリということになります。今回、さんざん迷った末に2本のレンズを注文しています。
 カメラレンズとして、わたくしがどうしても許せないのが歪曲収差です。魚眼レンズや、歪曲を特徴とするレンズを否定するわけではありません。表現の方法として立派な手法だと思います。しかし、星を趣味としてその撮影をするときに、樽型収差や糸巻き収差が出ているのを見て、何と考えるでしょうか。点を写しているから気が付かないなどと思うのは間違いです。星座を写したら周辺の星の位置が違っていることに気付き「ちゃんと写っていない」と考えるでしょう。
 最初に歪曲収差に愕然としたのは、庭の石と木の位置を図にしようとして、長い棒の先にD70を付け、庭を方眼で仕切って撮影したときのことです。付属してきたキットレンズを広角端にして撮影した映像が、隣とつながりません。正確にやるためには、歪曲収差の出ない焦点距離を見つけて、再撮影が必要でした。星の写真で言えばパノラマ写真を作ろうとすると、星がつながらないという事になるわけです。
 まして、その他のレンズ収差が、口径比を絞ると改善されるのに対して、歪曲収差だけはそのままです。つまり使用上の改善策を行っても改善しないものなのです。その歪曲収差ですが、単焦点レンズでは比較的良く補正されています。短焦点レンズでは補正が難しくなるのですが、それでも最近の優秀な硝材と成型、研磨技術で高度に補正ができています。
 しかし、これがズームレンズでは補正点として後回しになります。設計上難しいのは判ります。昔の天才級の方々が一生懸命作った設計図をもとにして、今の方々が作っているのですから。たまたまうまい具合に歪曲収差が出なくなっているというものもあります。そのような珍しいズームレンズを1本、所有していますが、ズーム倍率が2倍しかありませんので、最近流行りの高倍率ズームには応用できません。大抵のズームレンズは、お値段に関係なくワイド端では樽型、テレ端では糸巻きと程度の差はありますが、すぐに気付くレベルでのもので、正直なところ購買意欲は萎えます。
 で、最近新発売となった純正ズームレンズも、例に漏れず派手な歪曲収差の報告が入っていたので、食指は動きかけたのですが、やはり単焦点レンズへと回帰しました。これで、24、50、105という順当な倍数系列でのラインができました。70~300というズームもあるのですが、歪曲収差のため地上界の日常を撮るには使えますが、天上界用ではありません。天上界用には超々々長玉はあります。1800、1250、900という長い焦点で、とても持ち出して使いたくありません。それより短いモノとしては500というものがあります。しかし、いくら何でも重さが5キロもあります。アクロマートですので、EDやアポと比べてしまったらアウトです。この程度で、色収差の補正が良く軽いモノが欲しいところです。

 さて、高く評価しているシグマなのですが、つい最近、新しいカメラを出したと量販店のメルマガが来ていました。曰く「【4,600万画素を実現】圧倒的な描写性能!」
 わたくしの主力機が36.3メガピクセルですから、早くもそれを超えるモノを出しやがったのかとページを見に行きました。「有効画素数46メガピクセル」と表示しています。やれやれと思って画面のドット数を見ると4,800×3,200、あれれ?、我が家のは7360×4912ですぜ。説明を見ていくと×3層と書いてあります。
 そういえば過去にも物議を醸し、他社でもそんな誤魔化しをしたところもあったなぁと思うのですが、宣伝に出した数字は「画素数」ではなく「素子数」です。有効4,704×3,136から計算すれば14.75メガピクセルでしかありません。受光仕様が違っているセンサーですから、そのままの画素数では不利になるとはいえ、画素=ピクセルとしての扱いについては明確に誤りです。画素といったら色の輝度情報込みのデータです。ウリは隣の画素と情報を混ぜるローパスフィルターを必要としない点なのですから、こちらを前面に出して正攻法で切り込むべきでしょう。インチキをしたら後でばれて困ります。