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★★2011年12月01日(木)「面白い恋人」、StargazerSA、初冬のアンドロメダ
以前、賞味期限をごまかして販売していた菓子メーカーが、吉本を提訴したそうで、再び笑ってしまいました。吉本は昔ほど笑わせてくれないようですが、ちゃんとおもろいことしてまんなぁ。吉本の商品は「面白い恋人」、言い得て妙なおもろいものです。当然これはバチものですが、客が間違えて買っていく代物ではありません。北海道では売っていませんし、クッキーではありません。
さて、問題は、元の製品売り上げに損害を与えているかという点ですが、「面白い」はジョーク製品です。これがあることでますます名声が高くなろうというものです。それを受け止める余裕もないようなメーカーが売っているものは、大して美味しいとも思えないような菓子です。小さく作ってあるので数を稼げるために土産物に丁度良いというので、ちょっと人気が出て売り上げがあるってんで、いい気になっているというしろものです。何しろこのメーカー、賞味期限をごまかしても大丈夫だってんで、会社ぐるみで改ざんしていたのです。そんな事をやるような組織が、何を反省したって二度と信用なんか出来ません。折角出すジョーク製品ですから、「面白い」の下に2週間消費期限を延長して食べやすくしました、なんて入れたら、ブラックで更に笑えたんですがねぇ、惜しいことです。
北海道に本社のある乳製品メーカーも同じ轍を踏みました。被害が出てからそこの社長が、俺だって寝てないんだと居直った結果、ここは遂に別の名前を名乗るしかなくなったのです。しかし、その菓子メーカーは、売れた商品ブランドに乗ろうとして、被害が出ていなかったことから相変わらず、会社も商品名もそのままに使っています。そんな事をする会社ですから、反省の結果、消費期限を延ばして誤魔化しなんか必要のないようにするくらいしてもおかしくはないでしょう。
北海道土産だったら、六花亭の方が良いと思うのですがねぇ。頑固な職人が頑固に作ったものですから。
StargazerSAのインストーラーで少々悩んでいます。例のUACの関係です。マックロソフトは余計な機能を入れてくれたものです。しろうとに触らせなくしようとしたのでしょうが、結局は大して役にも立たず、手間が増えるという結果です。OSは堅牢な基盤を用意するだけで良いのに、新機能を入れないと売れないってんで、IEなんかをOSの一部だなんぞとのたまわったのは決して忘れないぞと。閑話休題。
つまり、開発環境ではStargazerSAの動作と試用ができたということです。そして、「Program Files」や「Program Files/x86/」の中での動作について検討中になります。
初冬のアンドロメダ
★★2011年12月04日(日)降雪、選択ファイルのミス
昨夜、30センチ近くの降雪があり、今日は気温がグッと上がり、ドーンと溶けてくれましたが、溶けきるまでは暖かいわけではありません。新雪ならば、片手で除雪できますが、こんな湿った雪はもの凄い重さです。講習から帰ってから排水路を確保し、更にベランダも雪かきをしました。これで、手も足もガクガクです。風呂に飛び込んで長湯しましたが、簡単に回復するものではありません。特に足はつりかけです。ちょっと力のかけ方を間違うと筋肉がけいれん状態になります。何しろ、これだけの運動をしたのは久しぶりです。一階と三階を荷物を持って短時間に10往復という作業をやってもこうはなりませんでした。
Stargazerのインストール先での動作について3日悩みました。何としてもフォルダ内の特定のファイル、かなり重要な設定ファイルです。それがが読めないので、UACに全ての原因を押しつけ、避けていたレジストリを使う事や、そのファイルだけをユーザーフォルダに持っていくことで、インストーラーを作ったりしていたのですが、何をやってもダメでした。使っているWindowsが腐っているのかを疑い、他のマシンでも使ってみたのですが、それでもダメです。
そして、遂に今日、解決しました。何と、信じられないことに、必要なファイルそのものを使用先にコピーしていないことが判ったのです。デバッカーを使い、プログラムの動作をインストール先に指定して動かしてみました。ファイルが無いと、見飽きたメッセージです。そして、たまたま、そのファイルの中身を確認しようとすると・・・・ありません。
SAの32ビット動作用に用意したファイルです。つまり、問題そのものがそもそも無かったと同じもので、これについて変更したプログラムを全て元にもとすことにしました。これも良い経験ということにしましょう。最も基本的なところで抜けていたということでした。
★★2011年12月08日(木)天空の宝石箱
★★2011年12月11日(日)月蝕撮影
土曜日のことになりますが、この日は朝一番に講習があり、午後には以前働いていたところの閉所式がありました。そして、夜は月蝕です。従って朝6時前に起き出して一時間半かけて職場へ行き、そこからまた車で一時間ほどの会場へおもむきました。丁度の昼ご飯を懐かしい店で懐かしい味を楽しみました。この場所は豪雪地帯であり、除雪された雪が既に高く道の壁となっています。式典が終わり、懇親会は遠慮して帰路につきました。ところが何時もの近道の一部が冬季通行止めとなっていて、そこを回り道したので返って少し遠くなってしまいました。午後5時を過ぎて帰り着きましたので、やや慌て気味に、夕食をとりドームに登りました。
半影月蝕は始まってもなかなか判りません。写真でもなかなか判りづらい代物です。部分食が始まる前から、準備を整えておいて、試し撮りをしているのが安全です。そこで、カメラを取り付け、ピントを合わせます。
そして、ここが肝心なことです。月蝕の終了までかなりの長丁場です。ドイツ式赤道儀ですから南中を大きく過ぎて望遠鏡を回転させると、位置によってはピラーに接触する可能性があります。終了は2時過ぎですから、南中から三十度は回ります。そこまで赤経軸を回転させてみました。45度になる前に鏡筒が接触します。半影月蝕の終わりまでの撮影は難しそうです。撮影時間は写り具合で決めることにします。
問題はやろうやろうと思っていて、ずっとやっていなかった月の動きに合わせた望遠鏡の駆動です。赤道儀自体は高精度に地球回転を止めてくれますが、月は地球を回っています。ですから地球の影に入り出ていくのです。この月の動きをその時だけの暫定的な直線運動としてメカトーフ追尾させることが可能なはずなのですが、やっていませんでした。今頃マニュアルをくくっている暇はありません。次に、月自体をガイド鏡で捉えて月を自動追尾するという簡略な手があります。しかし、これにはガイド鏡の焦点距離が長すぎます。200ミリから300ミリというファインダー程度の焦点が必要です。部品箱を探れば出てきそうなレンズですが、直ぐに作れと言ってもダメです。出来る手は、手動です。オートガイダーの画面に月を出して、ずれた分を手動で修正です。オートガイダーからも駆動装置のコントローラーからも出来ますので、逐一修正です。
更に撮影時刻の間隔ですが、以前は1分ごとに撮影していましたが、枚数が多くなりすぎました。今回はインターバルを5分にしました。1時間で12枚となります。
昨年の月蝕に比べて蝕甚が浅いせいか、写りの赤さがいまいち足らないように思えます。天候は恵まれています。北の空には雲が滞留していて、恵庭、北広島、札幌方面は、よく見えないことでしょう。午前2時を回り、写真でも欠け具合が判らなくなったところで終了としました。片付けている最中に南西から雲が沸き立ってきて、月を隠しました。丁度良い具合でした。
撮影中は、ほとんど待っている状態でしたので、コタツに入っての読書しながらの撮影となりました。昨年は、寒くて参ったのですが、今年は環境改良に成功したと言うことでしょう。おかげで、久しぶりの超過労働でしたが、何とか持ちました。
StargazerSAでは、ホロスコーププログラムの中心は「タブ」になると予告しています。ようやく機能仕様の細部が決まってきました。公開版として、ダブ数を3つとしたものを用意します。問題は公開時期ですが、年内を目指してはいます。目指しているのですが、どうなるかは順調に出来るかどうかですね。頑張っています。
月蝕
★★2011年12月18日(日)万年筆、StargazerSAタブEX
昨日は全国的に冷え込んで寒い朝だったそうです。報道では千歳市でマイナス20.1℃とありました。新千歳空港でも朝5時の気温はマイナス19℃なっていて、大変に寒い状態で、嫁様は窓があいてんのとちゃうかと疑ったほどです。しかしながら、布団にあつくくるまった★秋津★は、寒さを感じずにいました。そして起き出してきて、机に座り込み、ついでにやっぱり寒くなって電気毛布にくるまり、ヌクヌクとしながらStargazerSAの基幹部分であるタブの調整に邁進していたのです。おかげで朝食を食べ忘れるところでした。
このところ、気に入って使っていた万年筆が、少々疲れてきたようです。ペン先が摩耗した様子ではありませんが、書くときの感じが変わってきています。少し堅く引っかかり気味になってきています。30ミリリットルのインク壺を1つ半ほどの使用です。結構使いました。
ちなみに一本千円ちょっとの安物ですが、流行りのスケルトン、何しろ書きやすくて喜んで何もかもこれで済ませていました。まあ、不満の点といえば、クリップ部分がラバーで、そこに付いたインキの色が落ちないという程度のものですが、書き味が変わってきては致し方ありません。一本千円チョイならば安いものでしょう。
実はもっと安いものがあります。パイロットのペチットワンというもので、万年筆ではなくサインペンの分類です。しかし、万年筆の形状をしていて、書き様も万年筆、価格は百五十円位でしたか。嫁様がダークグリーンやオレンジ色が気に入って、交換インクと共にかなりの数を買い込みましたので、大分使えるでしょう。残念なことに色を精選してニューのペチットワンを出しましたが、その中に嫁様お気に入りの色は入っていないのです。無くなり次第終了です。そして、年賀状の時期となりましたが、このペチットワンで宛名書きをするという嫁様に間に合うだけの黒インクも出てきました。確かに書きやすいのです。ごっそりとあるペチットワンの中で、これは書きにくいぞと言う不良品(?)はたった1本アップルグリーンに出ただけです。これも、インクの色が薄いので、つい力を入れてしまうということかもしれません。
で、もう少し、スケルトンにこだわって、マシなものとなると販売価格で三千円位、その上が1万円ちょっとということになります。ただ、ペン先に太字が選択できるのは、やはり一万円となります。字はへたくそですが、昔から筆記具にはこだわってきました。今まで最も長く使っていたのはステッドラーの製図用ペンですが、これも超極細の字が書けるからでした。だんだんと使わなくなって引き出しの奥となっていました。で、何年か難民をしていたのですが、格安万年筆にたどり着いたという事になります。何万もする高級品には用事はありません。それだけあれば、アイピースやカメラのレンズに向けた方がなんぼかマシです。
で、どれにしようか迷っているという段階です。ポチッとな。
さて、タブの中でもEX版のタブは力が入っています。嫁様からの発案を受けて画面表示に改良を重ねています。昨今は小さく使うモバイル用にスポットが当たっていますが、このEX版は大画面での使用を前提としています。今まで、3重円を複数起動していたのを一つで済まそうという方向に持ってきたタブですが、複数起動にも良いところがあります。チャート面を並べて使えると言うところです。大きく表示したチャート面を分割表示というのが、ここに追加される機能です。従来の標準1画面と、上下と左右の画面2分割、上下左右の4分割の4種を選択出来るようになっています。ただし、メニューによって操作出来る面は左上の1面となります。タブの並び順に2又は4つの面を表示させ、タブで選択した面はメニューにより操作の出来る面となります。タブの入れ替え変更は随時できますし、記録もできます。
ところで、開発環境側の問題が出ました。4分割の時のタブ表示が、何故か2重になってしまうという、開発言語の側のバグ(?)仕様に悩まされました。この点を解決出来れば、ほぼ完成になります。この点が解決出来るかどうか、最新のアップデートをして見たところですが、ダメでした。原因がどこにあるかはハッキリしません。ですからプログラムの方向をちょっと変えてタブコントロールのやり方を別の手でやってみるという手が残されています。そこで、独立したタブセットを用意し、そこから表示させてみました。動作が少々異なるので半日ほど変更にかかりましたが、期待の動作が搭載出来ました。
出来たファイルの大きさを見ると、通常版のタブ610kByteに対して670kByteですから、1割増えてはいます。しかし、機能分増えているかといえば、それほどでもありません。そして、これ以上の機能追加よりは、タブEXの複数起動という手となるのでしょうが、モニターを複数用意するという事になってしまいますので、正に研究用となってしまうでしょう。
★★2011年12月19日(月)万年筆、相変化
万年筆を注文しました。注文した後で、某所のレビューを見たのですが、それ程多くなくて、内1つが低評価のコメントでした。良いというのはそれはそれで結構ですが、悪い評価の内容をチェックすべきです。曰く、インクを入れて書き出したらインクフローがムラムラで裏写りも激しく・・・って、もしかして、入れたインクか、書いた紙のせいじゃぁないですかねぇ。裏写りと言ったら、浸透性の特に強いインクか、しみやすい紙が原因でしょう。そして、入れたインクが万年筆用であれば、紙のせいでしょう。ザラ紙に書いたのかなぁ。最近の格安上質紙はザラ紙並みのものがありますからねぇ。それで最悪の評価を付けているので、このレビューアーは、勘違いしているか悪意かだと思ったりしました。そんなにまともに書けないのであればクレーム返品交換の対象です。そして、レビューで製品の恥さらしをしているのではなく、自分の恥さらしをしちゃっているわけです。万年筆の到着が待たれます。
北朝鮮の支配者が死んだということですが、ヤケに報道機関がやかましく騒いでいます。呼び出された識者達は確証のない予想を喋っています。アラブの春はあの国には来ないでしょう。国が甘い汁を吸う体制を固めてきているし、この国の正体はミャンマーの軍事政権と同じ体質です。支配者が独裁をしているのではなく、支配機構が甘い汁を吸い続けることができる限り体制を維持しようとするわけです。担ぎ出される偶像としての支配者は説明のために必要となるので、取りあえず置きますが、そんなものがすげかわろうと、何の変わりもありません。何十万、事によると百万単位の人民が飢え死んでいても、軍という体制があれば維持できる組織なのです。そして、経済的にも発展できないからこそ、現状を維持して支配できるのです。これが豊かになってしまえば、あっという間に支配機構が転覆して、コントロールできなくなった状況を、制御できる組織が作られます。ただし運が良ければですが。
中共では突然豊かになってきて、甘い汁を吸う幹部が出現、そして、この先それらの問題が制御できなくなったときが共産党政権の最後となります。なにしろ、元々何でもアリを地でやる国民ですからね。政治機構が経済を制御できなくなったら崩壊してしまうのです。そこまで豊かになれないだろうというのが、わたくしの読みですが、このことは日本も同じですし、領域内の経済を掌握できなくなってきているEUも同じ状況です。現在の政治機構というのはある意味、経済の制御機構であり、それに失敗したら崩壊し、新たな制御機構に変わるしか道はないのです。相変化を必要とする状況が来ているのです。
★★2011年12月21日(水)ボイドでもないのに
本日は変な日でした。まるでボイド的事態が夕刻から次々と巻き起こります。昼間の職場では平穏でした。既に冬期休業に入り、問題なく講習の資料作りが進行し、年内分については配布できる状態となりました。また、担当の仕事である○○や○○についても、必要な分は決済に回し、ほぼ年内の仕事は完了状態です。ここまでは言うことありません。
帰り道、ちょいと寄ったレンタル屋さん、棚が空いていたわけではないのですが、借りるものが見当たらずに手ぶらで店を後にしました。借りずに出てくるなんて珍しいことです。ボイド的事態の始まりです。
もう寄り道なんかしないで帰ろうということで、いつもの道をいつも通りの走りです。法定速度厳守車なんて書いてあるトラックが追い越していきます。嘘付きーっっと落書きしてやりたくなりますが、まあ、私が手を出さなくてもその内にお縄になったり自爆するでしょう。無事に家にたどり着くと、お勝手も玄関も電灯がついていません。あれっ?買い物に出たのかな?と思って、車庫を開けてみると車があります。なぁんだいるじゃあないか。
そして、コンピューターの電源を入れて、メールチェックすると昨日注文したブツの返事が来ていました。これはボイド的事態ではなく順当な手順です。ブツのページを見に行くと、なんとソールドアウトになっていました。つまり、わたくしが注文したので在庫切れ・・・最後の一個・・・いや、たぶん在庫そのものが1つしかなかったので、投げ売り価格だったのではないか・・・疑えばいくらでもわき上がってくるものがあります。
と、メンテナンス会議室に使用許可申請がきていました。こちらもいつも通りURLをチェックですが、いつもと違うのは既に使用しています。56枚のチャートを数えました。このような場合、過去の例によれば削除してから改めて許可申請ということになります。ところが、削除しましたという割には、消えていません。わたくしとしても次段階のコメントが出せません。その内にぽろぽろと消されていきますが、数枚残っているところで、STargazerではないチャートがのせられてました。全く困った御仁です。言葉でごまかしたってだめです。ボイドでもないのにボイド的事態を演出しています。
我が家の天才占星術師が該当の者のレクチファイまで済ませた頃だと思いますが、クリスマス向けに彼女の手配した荷物の一部が、ちゃんと目的地に届いていないことが先方からの連絡で発覚しました。頼んだ店はよく知っているところなのですが、既に営業時刻を過ぎていて、電話をしようが、ファックスを出そうがメールを打とうが、もう明日の対応でしかありません。こちらは間違いなくボイド的事態です。ボイドでもないのに・・・・。
さて、わたくしはこの後、年賀状を印刷しなければならないのですが、なにやら変更があって、連絡が必要になったり、これはおかしいぞというものが出てきたりで、どんどん時間が遅くなっていきます。135枚くらいでしょうか。カラーレーザーはインクジェットより速いとはいえ、それだけあれば1時間はかかるでしょう。ああっぐったり。
★★2011年12月23日(金)万年筆良好、ポルタⅡ電動化ユニット
無事に昨日、万年筆が到着しました。重厚な蒔絵かなんかの作りと違って、透明なのは軽さがあります。しかし、作りの良い軽さで美しさがあります。千円ちょっとのボーテックスに比べれば、そりゃあ格段の違いです。まあ、安物が10本買えるのと比べると、ちょっとばかり退くものがあります。一年に一本使い潰したら10年イケルのですから。それはさておき、早速インクを投入、どこかのレビューにインクフローがどうのと書かれていたのは、やはり別の原因でしょう。ペン先は太字のBを注文しています。良い具合です。へたくそな字が、何かうまくなったような錯覚をおぼえます。試しに吸収の強い紙に書いてみると、インクが見事に染みていきます。インクは赤ですので、濃さですぐ様子が分かってしまいます。書くのが楽しいというのは嬉しいことでもあります。
ところで、安物の代表ボーテックスが4本、掃除をして改めてインクを投入、取りあえずの実戦配備に用意完了しました。ペン先は細字と中細、色は赤と黒の組み合わせです。特に小さな字で攻めたい場合は細字という選択があります。今回へたってきたのが赤の中細でした。でも書けなくなったわけではありません。出かけたときの予備にはなります。
そして、本日、天文台要員が到着しました。副鏡の同架に使っているポルタⅡですが、これを電動化するユニットを注文しました。京都の天文ショップのブランドなのですが、そこでは売っていなくて、別の天文ショップで扱っています。到着した箱は、見慣れた京都の店の箱です。ロゴが入っていますのですぐ判ります。そういえば、その京都の店で販売していて、製造しているところでは売っていないという経緯台もありました。商売の世界にもいろいろな作法と思惑、しがらみがあるのでしょう。
それはともかく、言ってみればレアな商品です。爆発的なヒット商品ということではありません。一回のロットで終わりというありがちな便利商品です。それも一般的な使い方からすれば、それほどありがたい仕様ではありません。ところが、冷却CCDではないオートガイダーのガイド星を導入するには、モニターを見ながら操作できるという大変便利な代物となるのです。そのことはミザールのKD電動経緯台で実感しました。使用するガイド鏡と必要な強度が足りないのでポルタⅡに替えたのですが、手動という点で苦労していました。
価格は機能に対して大変高くて、諦めていたところですが、特売で安くなっていました。もっと安くても良いんじゃないかと思ったのですが、同様製品は二度と出ないし、在庫一掃の売り出し・・・つまりその店で最後の一個というありがちなことかも知れない、まあ潮時かと思って、注文したわけです。
電動化ユニットの取り付けで、ポルタⅡの搭載状況を変更しなければならないことを危惧してはいましたが、特段何もなく装着できました。そして、動作も確認できました。必要となるのは電源と、CPUボックス/?ヘンな名前ですが・・・/の居場所です。
モーターユニットはそこそこの重さがありま。しかし、CPUボックスは少々大きさはありますが軽いので、赤緯軸に載せる事ができます。この際、電源は、KD電動経緯台用に用意した12Vがそのまま使えます。また、モーターユニットまでのケーブルを赤道儀の配線と同じように扱って、他のユニットのところに置くのも可能でしょう。取りあえずは、外側にぶら下げてクリスマスツリーにしておくのも手です。
そして、早速、迎撃したいのですが、良く発達した低気圧の影響で、天候は荒れています。強い低気圧のため1日で天候回復とはいきません。数日は荒れるという予報です。数十センチから1メートルの降雪を覚悟したのですが、助かっています。しかし、ちょっと積もった雪をどかすのでも、久しぶりで意外と疲れます。今日は昼過ぎから1時間ほど昼寝してしまいました。
★★2011年12月25日(日)電動ポルタ再びちょっとした仕様変更、そして事件
赤道儀に載せたポルタⅡ経緯台を電動化しましたが、ポルタⅡを大型アリガタに直付けにしていましたので、このままではシステム化した事が無駄になります。システム化の最初にポルタも標準アリガタを取り付けて、大型アリガタや40センチ鏡筒に付けた標準アリミゾに付ける事が出来たのです。ところが、システム変更を幾度か加えている内に、ポルタⅡを大型アリガタに直付けしていました。まあ、この方が強度や重量で有利なのです。しかし、汎用型にした大型アリガタを使わない40センチを載せたときは、この電動化ポルタを付けられなくなっているのです。そこで、ポルタⅡにアリガタを、ボルタⅡの載る大型アリガタに標準アリガタを載せる事にしました。
この変更には、普通であればアリガタとアリミゾに加え、搭載する側のアリガタやその延長部分に工作が必要となります。ところが、部品を降ろして作業工場・・・車庫です・・・でひねくり回していると、何しろ使い回している部品達です。この部品は今これに使っているけれど、これにはここにアレを付けて使っていたという歴史があります。それを見ながら組み合わせていくと、なんと大型アリガタの在庫を1つ追加するだけでできてしまうことが判りました。その上、加工としてはバカ穴を2つ開けるだけで良いことになりました。早速ボール盤で2つの穴を開けて、その場で組み立ててみました。良い具合です。超々ジュラルミンの切粉が散った工場を片付けて掃除をしてから、ドームに上がり取り付けて見ました。重量的には1キロ近く増えてしまっています。この点は仕方ありません。前の形ではウエイト2つでほぼ何とかなっていたのですが、今度は3つにするか延長棒を入れるかということになります。延長棒は40センチ用ですから、3つにしてしまいました。
動作状況の確認を行っている最中に、1つ気になることが出てきました。ドームの電源の大元を入れると、パソコンが立ち上がるようにしていました。停電復旧後の設定で電源を自動的に入れるようにしているのです。大元から切ってしまうので停電しているようなものです。パソコンは2台あります。片方はファンの音で動いているのが判りましたが、もう一台、新しい方のファンの音がしません。電源のLEDは点灯しています。調べるのは後回しで、電動ポルタ関係の作業を終えるのを優先しました。というのは、このマシンは今までトラブルをしばしば起こしていたからです。そして、映像出力が出ていない事を確認しました。取りあえず、もう一台のちゃんと動いている方を終了させました。そして、問題のマシンです。リセットボタンが無いマシンですので、電源ケーブルを抜いてしばらく待ち、再び入れてみました。電源のLEDは点灯しますが、ファンもハードディスクも動きません。電源のファンすら動きません。これはかなり重症です。
マシンのケーブルを外して母家に持ち込みました。冷えているとはいえ結露しないほど家の中が乾燥しています。疑うは電源部です。暖めてから、再チェックしたところ電源からの12ボルトが数ボルトの出力です。5ボルトは出ていますが、回線によってはダメなのもあります。そして、このマシンはスリム型で、電源は汎用の規格品ではありません。購入は2006年で5年半前になりますから、いかれる部品であればそろそろという時期でもあります。まあ、隣に置いたマシンがその倍以上の期間、問題を起こさず使えているというのがイモを引きます。
これを修理に出すという選択肢と、新しくしてしまうという選択肢があります。修理では現状維持です。多分、新品よりは安く済むか、修理不能がどちらかでしょう。それに、汎用の電源を買ってきて外付けで使うという離れ業もあるでしょう。実はやろうとしてみました。ところが、持っている電源ユニットは古くて規格が合わずに断念したのです。もし、電源が格安で手に入ったら試してみても良いかと思います。ただし、CPUは3ギガあっても、やはり5年前の製品ですし、スリム型と言うことで、いろいろ無理をしているようです。同じCPUを積んでいるタワー型に比べて、何か動きがもっさりとしているという印象はぬぐえません。そして、選択肢として新マシンの中に中古マシンというのもあり得るでしょう。ところが、中古マシンとしてタワー型というのは、マイナーな存在です。スリムタイプの中古というのもメーカーものでもねぇ。
とすると、新マシンを入れて、ドームの作業を1台でやらせるという方向へのシフトが妥当のような気がしてきます。というのは、そもそもドームマシンが2台になったのは、CPUパワーもあり高性能なはずのこのマシンが、シリアルポートを使うTheSkyとUSBを使うルクバトが干渉して同時に使えないという、マシン固有のトラブルを抱えていたからです。ですからCPUスピードが半分でしか無いサブマシンにTheSkyを入れて自動導入を任せたのです。
最近のマシンはシリアルポートが無くなっていますので、シリアルポートを拡張カードで補うことになります。昔、そのカードを検索したら数万円という大変に高い金額でびっくりしたことがあります。あらためて調べて見ると三千円を切って売られているものがありますから、それほどの負担にはならないでしょう。そして、幾つかBTOのショップを見て回ると、2店で競ることになりましたが、何と3万円で、ハードを用意できます。ハッキリ言って高性能なマシンは必要ありません。最低でも充分なのです。ただし、電源だけは大きなものにしました。どうせ気温が0℃以下なのは使用環境から外れますし、トラブルマシンではマイナス10℃を下回ったところでハードディスクがストライキを起こしていました。暖めなければならないのであればコタツがありますし、気温は何とかなりますが、マシンの余裕は大切です。イブの夜に注文してしまいました。
★★2011年12月26日(月) Happiness is a warm puppy.