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★★2011年11月04日(金)月が明るくなって・・・
★★2011年11月06日(日)懸案事項次々解決、新しい課題
天皇の体調が思わしくないとのことで入院なさるそうでございます。確かに星回りが良くございません。来年には金環蝕がございますし、古来より恐れ謹んで時が過ぎるのを待つのが通例でございます。その後の新月もよろしいとは申し上げられませんゆえ、早くの回復をお祈りいたす次第でございます。
さて、 天文ドーム内の懸案事項として残ったのが、
1 カメラ電源の配線の接触不良
3 時計とタイマーの照明
4 モニターの音声出力
7 手元照明
の4点となりました。この内、手持ちの用品で解決出来そうなのが4です。在庫の部品からスピーカーのセットを出してみると、意外と大きなものでした。そこで、メインマシンにそれを取り付け、メインマシンに付いているコンパクトな代物をドームに持ち込みました。どちらのマシンもモニターの後ろに置くことになります。何しろ、モニターの横に空きがありません。取りあえず、これで解決です。音質がどうでこうでとうんちくを噛ますような使い方ではないので充分なレベルです。何しろボリューム調整にマウスをぐりぐりとか、スイッチをかちかちなんてやってられません。
次の懸案課題は照明関係です。作業用として100ワットのレフランプを2つ点灯出来るようにしています。夜間や荒天の時の作業は、2つ点けると影なく照明できます。しかし、いつも2つを点けているのではなく、入口に近い方を、ドームに入るときの明かりとして使用し、用意が調うと消灯します。当然ですが、調光出来るようにしてはいません。フィラメントタイプの電球は、生産をやめていくのでしょうから、何時かは蛍光灯やLEDと替えなければならなくなるのでしょう。現時点でも変更する気があれば、価格の問題以外、特に障害はありません。これに対して机の照明は調光対応です。こちらも100ワットのレフランプです。いっぱいに明るくすると、充分以上の照明となります。
ここで、この調光がトライアック式であることと共にフィラメント電球の特性で、電源電圧の変動に弱く、安定な微弱照明とならないことが懸案となったのです。電圧を計ってみると500ワットの使用で、5ボルトの電圧降下がありました。関係の回線で電気抵抗が1オームに達しているようです。ちょっと大きいかなというところですが、母家から15メートルも引っ張ってきていますので、止む無しか。
調光方法については、100ボルトの交流を安定化させてしまう電気回路を用意する資金の要する方法から、我慢する方法までいろいろな解決法があります。今回はできるだけ工作部分を減らそうという考えで、LEDと安定化直流電源によって、安定な微弱照明を追加するという計画です。
いろいろ探す内に、デスクスタンドで遂に目的のものが見つかったと思ったら、何と検索日に発表となった製品でした。まだ出荷まで時間がかかります。そして、その製品の価格は守備範囲内でしたが、他のLEDデスクスタンドの価格は、論外というか暴利というか、良くこの価格で売りだしたものだと思うほどのコスト対性能の低い代物が並んでいます。LEDを使っただけでアドバンテージが付くと思ったのでしょうか。
同じメーカーでUSB接続の安物があって、それが某安売り店で恐るべき安値でしたので、2つポチッとな。それだけでなく、同じUSB接続のチャチな明かりをポチッとしました。こちらは時計とタイマーの微弱照明用です。USB製品は5Vの電源を取ることができるので、明かりだけでなく加湿器や扇風機まであります。当然ですがオモチャです。でもドームの中で撮影中の明かりとしてみれば充分すぎるもので、テープを貼って暗くする必要があるほどのものです。それにUSBだからといってPCのスロットに入れるだけが能じゃありません。独自に電源を作ってしまっても良いわけですから、製品が届いてから、点けてみて、取り付けて試してということになります。
届いた品物は、確かに安物です。しかし、予定通りに使用可能なものでした。そこで作るものは、取り付ける台と電源です。手持ちの部品箱からPCのスロットに付けるUSB拡張コネクタと電源用のコネクタをハンダ付けして、5ボルトのスイッチング電源をつないで使えるようにしました。そして、余っていたUSBハブを付けてしまえば、スロット数は充分です。
次に取り付けですが、モニターにアクリル板を付けるときに使ったアルミのコの字型の材料が余っていましたので、これにUSBランプを取り付けてしまいました。そして、ドームのベースリングにクランプを取り付けて、アルミバーを固定しました。状況は大変に改善しました。ハブもアルミバーに固定しています。そこから、ピンポイント照明の明かりを延ばしています。これで、7手元照明と3時計タイマーの照明が解決しました。
残されたのが「カメラ電源の配線の接触不良」です。どこの部品が悪いところなのかも判っていません。時間とお金があるのならば、全取っ替えするところですが、手持ちの材料は同じものしかありません。同じ不具合を出す可能性がありますし、作成自体も実は結構面倒です。様子見という所でしょうか。スイッチング電源の延長コードを取りあえず用意しておくという、レスキュー部隊を置くだけの対策です。
ところで、換装した赤道儀の上で、ある程度合わせた状態であった主鏡と副鏡について、副鏡にイメージシフト装置を付ければ芯を合わせられると気付いて付けてみました。案外簡単に接続リングが合いました。しかし、このイメージシフト装置はタカハシの非常に古い代物で、接眼側が36.4mmのネジです。それに接眼鏡を付けるリングはツィアスタイプ用しかありません。手元の部品箱には、ツィアスタイプの系列と、2インチスリーブからのアメリカンサイズの流れしかありません。つまり、36.4mmのネジからアメリカンサイズのスリープを付けるリングがないのです。ここで、千円ちょっとの部品の注文にそれ以上の送料を払うのが勿体ないので、そのままになりました。ケチといわれても仕方ありません。無しでは使えないというのであれば頼んだと思いますが、手はまだあるのです。
副鏡を固定して、主鏡と光軸合わせをしないということからイメージシフト装置が出てきたのですが、固定して動かさないのであれば、副鏡を同架する手としてはファインダーと同じ方法を使います。つまり鏡筒径より大きなリングに3点支持のネジが付いた支持脚を2本付けて微調整するという方法です。問題は付けているのがSE102で、鏡筒径は100mm程度なので120mm以上の内径を持つ部品があるかという点です。外国製ならあるのですが、何とその代理店、95ドルのその品物に2万1千円の値を付けています。送料を二倍払ってもセカイモンの方が安いですね。こんな店の未来はどうなるのでしょう。
まあ、国内では特注扱いでもっと高いことを言われるのでしょう。その都度の微調整が要らないというのであれば、ガイドマウントがあります。粗動だけですが動かすことができます。一度合わせてしまえば動かす必要はありません。このガイドマウントもタカハシ製です。いろいろと良いものを昔は作っていたわけです。
ということで、ガイドマウントをどの様に付けるかというところで、来週への課題です。
★★2011年11月08日(火)オリンパス?、同架変更
なにかオリンパスが凄いことになっていますね。沢山のいい加減なところが全部出てきたようなものでしょうか。これからチャートを見ますが、きっと面白いものがあるのでしょう。ここのミラーレス一眼は熱烈なファンがついているものなのに勿体ない話です。勿体ないといえば、ペンタックスは更に売却されてしまって・・・。まあ、今になってしまえば望遠鏡のレンズの性能もそこそこになってしまい、デジタル機器からしたらスペックが足りないものになってしまって、あの値段ですから一部のコアなファンしか買いません。そのファンも皆さん高齢化で、居なくなってしまって、そりゃあ商売にはならんでしょう。いえ、望遠鏡の話ですよ。今売っている接眼鏡だって、価格と性能でぬきんでているかといえば、共産中国産が押してきてますからねぇ。勿論、買う人間が減っているというのはいかんともし難いものがあります。主に文科省の責任なんですが。
さて、人外魔境のドームですが、ガイドマウントによる副鏡の搭載というテーマで、いろいろと考えた結果、行き着いたのが、主鏡として2本を同架し、更にオートガイド鏡と副鏡の計4本を載せるという計画でした。結局、写真用として使用しているのは40センチと25センチの反射、13センチの屈折となっていましたので、25センチと13センチを載せてしまおうというアイデアです。重量はそれぞれ15キロ、10キロですから合わせて25キロ、副鏡とガイド鏡がそれぞれ4キロ、2キロ、ポルタ等が3キロ、全て合わせて34キロとなります。40㎝反射よりは少し軽い代物です。
ということで、計画を充分に練ってから、ボール盤やタップを車庫に持ち出し、アリガタを加工して、延長板を取り付け、ガイドマウントとポルタⅡを直付けしました。出来上がってからドームに持ち込み、試しの搭載をして見ました。バランスを合わせなくても合ってしまいました。これは度重なる搭載の際のカンというものでしよう。で、月が明るく照っていたので撮ってみました。特に問題ありません。即刻実戦配備となりました。天体改造のD70がD300と同時使用できる場合がありそうです。
★★2011年11月10日(木)オリンパス??、コタツ、ジュピター
オリンパスですが、外人社長の昇格発表・就任・解任、そして、ストップ安3日続きを見てみますと、アスペクトだけでもさもありなんというものがあります。解任の日はトランジットの太陽土星コンジャンクションで、占星術で決めたのかと思うほどです。そして、今月、日蝕があります。南極でしか見られない部分日蝕ですですが、この位置もなかなかです。そして、来年の5月にある金環日蝕も、同じ影響を与えています。内視鏡やICレコーダーで世界シェアの7割を占めているブランドは存続の岐路に立っている事になります。
ひるがえって、民主党の政府は1日先延ばしにすれば反対派が満足すると思っているのでしょうかねぇ。アメリカ以外、たいした国が入っていないTPPなんかで日本の経済が上向くなんて経団連の思惑なんか、サマータイムで売り上げが伸びると思った某市の商工会議所並みです。ドジョウはそんな事をやるために出てきたんでしょうか。もしかするとそうかも知れません。カナダのようにやっぱり○○は守るとかいって、交渉を切られた方が運が良かったということになるのが目に見えるんですがねぇ。アメリカの真の狙い、思惑が判らんのでしょうなぁ。
経済はそんな近視眼的な方策では上向くはずがありません。もっと冷静で先の見通しの明るいものが必要です。明るい未来を夢見させるもので無ければならないのです。それが政府の役目です。それができないのが民主党で、できなくなったのが自民党で、できそうもないのがその他の野党って具合でしょうか。政治家ではなく政治屋に成り下がったのが国会を占めているのです。大阪の知事と市長を押さえれば何とかなると思っている、どっかの弁護士もいるようですがねぇ。国にウンと言わすのならば首都を押さえないとアカンのでは無いでしょうか。
さて、新システム導入のドームです。満月を前に腹立たしいくらいに良い天気の夜が続いています。新月に近い方でこの天気が欲しかったのですが、なんともはや。昨日今日と、外にある通勤用の車の窓は霜で白くなっています。ドームにも白いものが付いています。陽が当たって溶けますが、これが溶けなくなる時が近づいています。コタツ暖房は現時点で最良の選択であったことが、明らかになってきています。布団を持ち込んで電気毛布というのも選択肢だったのですが、置き場所と使用場所が問題でした。もう、このコタツ無しでは居られません。
ジュピター
★★2011年11月11日(金)江川?、DLL
で、何ですか? 巨人? また、江川ネタですかぁ。星の悪いときですねぇ。その火星ですが、しし座レグルス(しし座29度)に今日、最接近します。そんな時にわざわざ火種を作るというか、作らざる終えないのが業というものでしょう。どこかの首相もそうですし、どっかの会長もね。
で、星が悪くてもソフト開発は可能です。この2週間ほど、Stargazerの共通機能の部分として作ったDLLの構成を大きく変更しています。結果的にですがファイル名を変更する事になり、互換性の問題をクリアすることができました。動作の安定を二重三重にかけるというのも試みていることです。遅々としてはいますが、着実に動いています。
★★2011年11月14日(月)ドーム内
★★2011年11月20日(日)ブータン、StargazerSA
ブータン国王御夫妻は関空から本日、帰国の途につかれたそうでございます。日本ではあまり知られてはいないようですが、GNPよりは国民の幸福の量を尊ぶという、ついぞ日本人から抜け落ちてしまった理念のある国です。北は大山脈、その向こうはチベットです。南に向かってインドがあり、2大国に挟まれてはいますが、ネパールとも違う雰囲気を持つ国であって、ここで平和に暮らしたいと思わせる国でもあります。必死になって老後の金をかき集めているような亡者には来て欲しくない場所でもあります。正に聖地です。
最新版のデルファイで、新しいStargazerSAの姿が望見できるようになりました。デバッグ版のコンパイルで動作を確認しています。バグが見あたらなければ、このままリリース向けのコンパイルをするところなのですが、そんなわけはありません。何やら終了時にエラーを出してくれたり、変更したはずの呼び出し元を求めてきたりと動作上の問題が目に付きます。デルファイの良いところは、これらの動かしてみないと判らないような部分が、最小限となっていることです。後は目に付く不具合を修復するという手です。充分なデバッグをしようと思っています。
勿論、今までの機能に加えて、手直しと改良を加えています。そうそう大きく変わったというものはそれ程ないのですが、やはり特別版にて提供したホロスコープ・タブですね。実に具合が良く、昔の3重円には戻れない感じです。チャーツにあったチャート面の保存が簡単にできますし、追加も削除も容易ですので、正に星読ミストにはこの上ないものだと思います。まあ、ネイタルチャートしか使っていないような方々には用事はないでしょうが、これで学習すればなんてことも思ったりしています。これに5重円機能を取り入れると、大型画面でしか使えませんが、面白いかも知れません。5重円は単独で作ったものですので、タブ化できるかといえば・・・、できるとしてもまだまだです。
そして、ネイティブ64ビットですが、速度的に1~2割程度のアドバンテージなので、32ビットからの利点を生かし切れていません。でも、まあ、こんなものなのかと思う次第。
★★2011年11月24日(木)もうすぐ白い世界に