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    ★★2010年12月04日(土)東北新幹線全線開業
    ★★2010年12月11日(土)マシン玉突き
    ★★2010年12月13日(月)二重星団v
    ★★2010年12月21日(火)皆既月蝕17h16m32s in千歳
    ★★2010年12月24日(金)月蝕の撮影
    ★★2010年12月25日(土)自動車事故で水死、経緯台と鏡筒の接続
    ★★2010年12月27日(月)頑張れ受験生、不人気
    ★★2010年12月29日(水)北、政争
    ★★2010年12月31日(金)事故多し火星土星スクエア、今年最後のドーム、道道46号線

★★2010年12月04日(土)東北新幹線全線開業

 東北新幹線が全線開業ということになりましたが、このタイミングで開業というのが何とも。鉄道産業ですから基本的には火星です。しかし、最先端技術絡み故に天王星も関わります。火星いて25.40、天王星うお26.67、スクエアです。土星と月の合直後だとか、天王星と木星が合に近いというようなことの中で、水星と金星が60度位でしょうか。明るい話題が実は少なくて、火星海王星の60度に幻惑されているようです。新幹線がつながって、観光客が劇的に増えるようなことを期待しているのですが、そうなるかといえば、見通しが甘すぎるようです。いくらか増えるにしても、第三セクターに移管される在来線の未来はどうでしょうか。JRの重荷にならないように切り離す抱き合わせの計画は、そもそも重荷になるのが判っていてのことです。
 ひるがえって、一生懸命に北海道新幹線を主張する輩は、在来線の事を見て見ぬふりをしています。駅を作る為に地元に金を出させ、税金を使って線路を敷設し、結局、損をするのは税金を取られた国民だけです。

 ところで、北朝鮮がやったことは結局、日本の防衛に沖縄のアメリカ軍基地が要ると主張する者達に力を与えただけで、まるでデキレースかのような様相です。裏取引があったとしてもおかしくないのが、国際社会の常識ですので、真相は分かりませんが、逆に、戦争なんか起こらないという夢を見ている平和な日本人が如何に多いかということの裏返しでもあります。不法に外交資料を手に入れて公開するということを行っている面々は、絶対的に悪であり悪者なのかといえば、やはり一つ穴の仲間達なわけです。
 武器を使ってドンパチやるのだけが戦争ではありません。お金だって、品物だって戦争の道具です。それが資本主義社会なのです。何時だって有事です。そんな当たり前のことが出来ない政府というのにも、ずっと慣らされていました。何処に落ちていくのでしょうか。この国は。


★★2010年12月11日(土)マシン玉突き

 嫁様がWindowsXpからWindows7に変えたいと言うのに乗っかって、嫁様のマシンを新しくしてしまいました。そして、残された旧マシンをドームに持っていき、ドームで使っていたマシンを職場に持っていきました。我が家では良くある玉突きです。わたくしの側の事情としては、職場マシンの調子がイマイチで、BIOS起動中に落ちたり、使っている最中にリセットがかかるという怖ろしい状態に陥っていたのです。調子の悪いところだけを治すという選択肢は、あまりありません。優先順位が決まっているわけです。
 その順位から言うと、一番最後にあるのが職場マシンで、動きゃあ良いというコンセプトです。不調マシンは1.6Gのサンダーバードデュアルマシンで、かなりの高齢者ですが、一度心臓を入れ替えて、延命治療に成功しています。
 最後から2番目のドームマシンは、ペンティウム4の1.7Gマシンで、最低マシン・デュアルの方に部があるのですが、ベースクロックが上がった世代で、結構さくさく動き、マザーボードにUSB2.0コネクタがあります。サンダーバードデュアルにもUSBコネクタがあるのですが、設計上のミスで動かず、USB1.0カードを付けて販売したという曰く付き物件でした。ドームマシンとしてはUSB2.0とシリアルポートが無いと使えないのです。
 そして、嫁様マシンだったのはスリム型で、大変にコンパクトに作られています。USBも勿論付いていますし、シリアルポートも1つちゃんと付いているというしろものです。残念なことにグラフィックは内蔵型で、ボードを入れることが出来ません。どんどん速くなっていく世の中に対応しているというわけにはいきません。しかし、この点は、ドームマシンとしては問題とはなりません。自動導入とオートガイダーのコントロールが出来れば良いのです。それに、今、この後継のシリーズを買うとシリアルポートが付いていないのです。一般の方でシリアルポートを必要とする場合はほとんど無いでしょう。USBがあれば充分ですから、コストダウンの対象になっています。

 ここで、交渉です。最低のマシンはOS無しであれば、大方4万円くらいで手に入ります。それにウインドウズ7を入れて、もう少しスペックを上げた分、メモリやカードリーダー分を払って貰えれば、嫁様が最新マシン、わたくしが下取りしたマシンを手に入れるという寸法です。こうして、我が家に3Gオーバーのマシンの3台目がやって来たのです。
 ただし、嫁様の環境をそっくりと移すことが条件です。実はこれが予想以上に大変な手間となってしまいました。天候がずっと悪いことを見越して、ドームからディスプレイを降ろして、それに新マシンをつなぎ、環境を移行しました。一番の問題はメールです。ウインドウズ7にはメーラーが入っていません。アウトルック・エキスプレスが入っていないのです。最初はわたくしが使っているサンダーバードにしようとしたのですが、サンダーバードはWebメールの場合、サーバーと直結して移動したメールを削除してしまいます。それを禁止する方法が見あたらないので、サンダーバードを別のもの変えようと思っているのですが、簡単に移行できるメーラーがないので、調査中です。とにかく、マイクロソフトがライブ・メールを提供していますから、それを新マシンに入れて、過去メールを全て移行させました。その他、一切合切となると一週間以上かかっています。重要な部分が終わったところで、マシンを引き渡すと、64ビットのウインドウズには概ね、満足しているようです。ここで、マウスを付いてきた極安物から、多ボタン無線型の物に変えたら、操作性も上がった様子です。
 次に、旧マシンの設定に入りました。昔のわたくしであれば、ハードディスクのフォーマットから入るのですが、移行し忘れているものがあると困るので、そのまま使う事にしました。このマシンはドームマシンとなりますから、せいぜいブラウザを使うだけで、メールの受信もしませんし、メインマシンにファイルを送れればよいのです。幾つかのソフトを入れるだけで、こちらはそれほど苦労しないでできました。そして、ドームに持ち込んでみると、本体の上にディスプレイを乗せて使うというのが最も具合の良い使い方だと判りました。こうなると机の下がファンヒーター専用のスペースとなりますし、使い勝手も大変に向上しました。

 さて、今回の一番のトラブルはドームから出してきた新職場マシンです。トラブルは1日中かかっても解決できませんでしたし、次の日にまで尾を引くことになりました。先ずアヤの付き始めは、LANカードです。使えていたはずのカードが、職場に持っていった途端に、「新しいハードウェアが見つかりました」。ドライバーを要求してきました。このLANカードは年代物でプラグアンドプレイ対応ではなく手動でドライバーを入れるタイプです。それでも苦労して入れると、動くかと思いきや、ネットワークとつながりません。散々苦労して設定を変え、スロットを変えてみましたが、らちが上がりません。空き時間の全てを取られたと言っても良いでしょう。
 そして、次の日、LANカードがいかれていると考えて、別のプラグアンドプレイ対応のLANカードと取り替えました。アッサリと認識し、使えるようになりましたが、今度はネットワークのIPアドレスを受け付けません。既に使用されていますと頑なに動くことを拒否します。原因は取り替える前のLANカードの設定が入っていることです。しかし、既に取り外しているので、操作の為のインターフェイスがありません。どうしようもないというのはこの事なのですが、ハッと気付いて不調LANカードを空きスロットに挿してみました。再起動後、ちゃんと不調LANカードがプロパティに出現、あらためて無効にしたところ、やっと使えるようになりました。この間に溜まった仕事が4つほどあり、頭を下げて回りましたが、よほど疲れた顔をしていたのでしょう。何とか無事に済んでよかったです。
 更に後日談となりますが、旧職場マシンの不調の原因は、どうもディスプレイカードの問題だったようです。これを取り替えれば、再び息を吹き返すものと思われますが、今のところ、マシンに困っていませんので、緊急用在庫としておくのが良いでしょう。マシン玉突きの顛末でした。


★★2010年12月13日(月)二重星団

二重星団χh

 朝、起きると天気が良くて金星が煌々と明るく輝いています。そんな時は、もっと早起きとか、昨晩から徹夜でなどと思うのですが、本業に支障をきたしたり、行き帰りの運転で居眠りをしたりということが、充分考えられますから出来ません。
 そんな中で、昨晩は、半月ではあるのですが天気が良く、雲が来てもどんどん動いていきます。その分、風が強いのですが、ドームが飛ぶほどではなく、夕刻から少しぐらいならドームに上がっても支障はありません。
 ドームには「新しい」マシンが投入されています。基本的なセットは終わっていますが、オートガイダーの設定には少々試行錯誤が必要でしたので、こちらはやってみないと判りません。また、CCDカメラも新しくしてから、それ程、使用していませんでした。何しろ、天気が悪いのと忙しいのでドームにはご無沙汰の日々が続いていたのです。今回は、それらを合わせてトータルの性能を見るということも視野に入っています。
 シリアル接続のモータードライブの認識には、パソコン側の再起動が必要でしたが、1度認識するともう大丈夫でした。また、USB接続のCCDカメラは自動認識で、ドライバーを入れる操作は必要ありませんでした。そして、いよいよオートガイダーの設定をと思って試すと、あっさりとキャリブレーションが終了して追尾状態になりました。何と言うことか、結局はシリアル接続の部分が一番手間がかかったという事で、前マシンでの苦労は何だったのでしょうか。使っているOSはXpで、プロフェッショナルからメディアセンター・エディションへの降格です。
 かかった時間も電源を入れてから十分を切って撮影可状態になりました。鏡筒を入れ替えたりカメラを付けたりする方が、時間がかかるかも知れません。選んだ鏡筒はMT-100です。反射ニュートンのF6.0ですが、レデューサーを付けてF4.7となります。周辺光量が足らない点がありますが、そこそこの長焦点で、大きめの対象を狙うものです。移動用小型赤道儀ではこの程度の焦点距離が限界となるかも知れません。
 先ず狙ったのは二重星団です。ペルセウス座に分類されていますが、カシオペヤのWから辿るのが簡単です。天頂付近ですので、まだ明るい街灯の影響が少なくなります。二重星団は広角から超望遠まで、いろいろな焦点距離で楽しめる対象です。
 ただし、風の強さには閉口しました。スリットから吹き込む風が、ディスプレイまわりの遮光カーテンをはためかせます。しっかりと取り付けられているとはいえ、鏡筒が振動しているのが判ります。そのような悪条件下で撮影してみるのも、試験の一つです。出来上がりの画像を見ると、やや星像が肥大しているように見えますが、これは鏡筒の振動の為というよりは、シンチレーションの悪さによるもののように見えます。或いは相乗効果か。
 透明度もそれ程高くなく、ちぎれ雲が凄いスピードで動いていきます。試しにスバルを撮ってみました。こちらはメローペを包む星雲がやや写っているというレベルで、あまり良い条件ではありません。しかし、これは当たり前で、半月になる月がいらっしゃるためです。
 スバルと来れば、次はヒアデスですが、この焦点距離では全体を撮ることは出来ません。相手が大きすぎます。オリオンのベルトの3星を撮すような中望遠レンズが適当です。今度はカメラレンズを用意とメモをしました。そして、その下にオリオンが上がってきていますが、地平線近くのかすみと雲の中です。今日はこの位にしてやろうという気になり、撤収をしました。
 条件が良ければ、粘ったと思いますが、明日も仕事です。年賀状の作成手伝いも頼まれていたので、それをやることにしましょう。


★★2010年12月21日(火)皆既月蝕17h16m32s in千歳



★★2010年12月24日(金)月蝕の撮影

 21日のことになりますが、月蝕でした。
 千歳では月の出が15:58です。日の入りは15:56分ですから、通常の仕事時間帯では、当然、間に合いません。上司に断って早引けして家に辿り着いたのが16時丁度くらいでした。それから10センチ反射を25センチ反射と交換、カメラを付けてピントを合わせ、撮影の用意が出来たところで、月が欠けて出てるで、という嫁様の声がかかりました。地平線近くを探すと、まだ皆既になる前の月がいました。丁度、母家のお勝手の窓から見えるのです。望遠鏡を向けて撮影開始です。最初のシャッターが16:32:16でした。
 やはり慌てていたのでしょう。2つのミスがありました。先ずはシャッターですが、ソフトでコントロールできるところを、事前に確かめていなかった為に1分間隔で撮ることになりました。こちらは細かく撮るのですから後で間引けば済みます。
 もう一つのミスは、フィルターを入れっぱなしだったことです。入れていたのは公害対策用の干渉フィルターで、通常の対象では色バランスが狂います。かなり青く写ります。これを外すには、2インチの接眼スリーブから、カメラと補正光学系を抜いてから取り外して、再度ピント合わせをしないといけません。これが結構手間がかかります。視野に入っている月蝕の皆既に近い像では、ビシッとピントが出ません。一旦、恒星に向けてからピントを合わせて戻すことになります。どんなに速く見積もっても4分、手間取れば10分かかるでしょう。ここは、後で画像処理で修正するしかありません。続行です。
 撮影も、以前から懸案だったことは解決していません。駆動装置は恒星に合わせて動きますが、月は動きが速く、1時間に自分の直径くらい動きます。つまり、月を追いかけるには恒星時駆動ではダメなのです。しかし、月の速さはその都度違いますので、スイッチを付けて切り替えれば済むというものでもありません。赤経方向にある程度の調整範囲を設けた増速が必要となるのです。そのような動きを実現するオートガイダーも、月蝕中の月にロックオン出来ません。指標がありませんからね。
 駆動装置を改造しないで増速させるとすれば、オートガイドのコントローラーに月の速度分の移動を出力するというプログラムを書くということになりますが、メカトロニクスに手を出すと、何処まではまり込むかが怖いものがあります。くわばら、くわばら。
 今回は、月が復円したところで月の位置をオードガイダーの画面で確認しながら追いかけることが出来ましたので、ある程度の誤差で視野中心に入っています。しかし、皆既中は結構適当で、かなりズレています。まあ、これも課題ということで。
 とにかく撮影できたことについてはラッキーでした。経過を観望の記録に入れましたのでご笑覧ください。


★★2010年12月25日(土)自動車事故で水死、経緯台と鏡筒の接続

 折角の学校生活最後の冬休みが始まろうとする時に、突然冬休みが無くなってしまった若者が出ました。乳児の死亡も伝えられていますから、7名の死者数となります。この時、天の配置は特別な事は何も無く、事件を予感させるようなものはありませんでした。大方伝えられている報道に寄れば、2台の車で抜きつ抜かれつをやっていたんではないかと思われます。そして、遂に接触、路外に出たら川だったという顛末でしょう。スピードはかなり出していたはずです。30キロや40キロではガードレールを突き抜けられません。如何にも火星型です。
 ところで、26歳の片方の車はともかく、落ちた方は中学の同窓生で、高三の年齢だと言うことですから、2010から18を引くと1992年です。そこで、我が家の喋る天文暦であれば、即刻、その年代なら天王星・海王星が山羊の真ん中あたりにあって、この時、火星は山羊の12度にアルで・・・と厳かに告げるでしょう。とすれば、このあたりに重要な星の配置やアスペクトを持ってくると、例えば9/30の生まれなんかは、かなり厳しいかなという様な事が出て来るというのが占星術ですね。奥様。
 死んでしまったら、それでイベントは終了ですが、生き残った3人はこれから生きていかなければならないわけで、更に大変でしょう。遊び歩いて子供を死なせたヤンママというレッテルは、なかなか剥がせないでしょうしね。

 こちらも先日のことになりますが、ドームの中の作業です。赤道儀の上に主鏡とガイド用副鏡の2本立てのシステムにしているのですが、ガイド用副鏡を電動経緯台に乗せています。ミザールの経緯台にモーターを付けてスイッチで動かす優れ物で、電池で動かすようになっていますが、勿論スイッチング電源を接続しています。この経緯台には、副鏡の接続に1/4インチネジ2本が用意されているのですが、ビクセンのアリミゾシステムとは互換性がありません。そこで、アリミゾを付ける為に2×4の木材を加工してアリミゾを取り付けていました。苦肉の策です。見目が良くないことと共に厚さが45ミリもあります。その上にアリガタアリミゾでの取り付けですから、かなり高くなりますので、加重モーメントの点からも、良いことはありません。
 そこで、過日、アリガタを一本使ってガッチリと取り付けてしまおうと考えて、ボール盤を出し穴開けをして、取り付けようとしました。ところが、採寸は良かったのですが、穴空けの時にボイド的間違いをしました。ボイド時間帯ではなかったのですが、何でこんな間違いをするかという間違い穴を空けていました。結局、取り付けに失敗して元に戻すという悔しい一件がありました。
 ここで反省して、今一度、アリガタを経緯台とアリミゾの変換プレートとして使うように考えたり、市販の蜂の巣プレート/?/なんていうのも考えたりしていました。先ずは、ちゃんと採寸ということで、部品を今一度、母家の暖房の中で計り、いじくり回している内に、前回、空けたアナを使って、別のアリガタがそのまま使えることに気付いたのです。そこからは話が早くなりました。
 早速、ドームに上がり、部品の取り付けを行いました。あれだけ苦労していたのは何だったのか。ものの15分ほどで、取り付けが完了し、経緯台への負担がかなり減ったことがモーターの動きで判りました。見目も大変に改善し、かつ、剛性も確保できました。これで、懸案事項の1つが解決できたのです。後は月のない晴れた夜を期待するだけです。気温は氷点下ですので、天然冷却カメラの季節です。ノイズリダクションしなくてもノイズの少ない映像が撮れます。


★★2010年12月27日(月)頑張れ受験生、不人気

 このところ連日、センター試験向けの講習をやっています。年内は明日で終了となっています。年が明けて14日から始まるのですが、その日はセンター試験前日に当たります。そこで、講習は4日から始まります。休みも土日もへったくれもありません。まあ、それはそれで良しでしょう。頑張れ受験生。

 民主党も内閣も人気が無くなってしまったのは、人気を取れるような事をしていないからだと言う当たり前のことが、首相官邸に入ると判らなくなってしまうのでしょうか。高速の平日上限二千円にしたからといって人気が上がるわけでもなく、子供手当を頑張ったからと言って人気は戻りません。国民の為にこんな考えでこの政策を進めるんだというものが何も無いところへ、自分たちの立場を守ろうとする施策や政争でしかないことばかりが目立つのですから、国民の目が厳しくなるのは当たり前です。税金の使い道を仕分けするんだと称して始めたこともただのパフォーマンスでしかないし、国民一人一人から集めた税金だという考えがないので、自分のポケットマネーかのような使い方をしているのですから、腹が立ちます。エコポイントだ、補助だといって「税金から支出」していますが、国民にとっては「取られた税金」を取り返しているだけのことです。
 ところで、内閣の支持率が下がれば、対立政党の支持が高まるものですが、野党第一党の自民党と小判鮫の公明党の方針、不信任の2名が辞めなければ審議に応じないというヤツは、某社のアンケートによると支持されていないようですねぇ。人気取りが政治ではないのですが、多数決を持って民主主義とする取り決めなのですから、多数を占めなければ何も出来ない事になります。そりゃあ、あれだけ、「あきれ果て」させられた自民党ですからねぇ。それから御題目だけ唱えても駄目なものはダメだったんですよね。こんなどん詰まりを打破するのは、人でしょうか事件でしょうか。
 日本という国は、ごっつう運の良い国でした。国のトップ陣に運の良い方々が揃っていたのでしょう。明治になって植民地になるでもなく、でかい戦争までやらかしても、属国みたいではありますが独立は保っています。さて、21世紀、日本の回りだけでなく、世界中が刻々と動いています。その中で、どうも、賢さと徳に疑義のある者達が日本の舵を握っているようにみえます。この日本はどうやって生き延びようとしているのでしょう。
 参議院の定数を何とかしなければという話はありますが、そんな小手先のレベルでは無く、国民の意思を決める為に代議員制なんかではなく、直接投票制を取ることが出来るだけの技術があるこの日本が、何時までも代議員制にこだわる必要なんかないでしょう。施策について賛否を代議員なんかに任せることなんか無いのです。代議員を選ぶ選挙の投票率が低い事に悩む必要なんて無いのです。そうなれば、これらの制度に巣くって金を儲けている奴らも存在しなくなるのです。
 国民が選ぶのは首班です。首班は内閣を組織し、行政を司ります。予算を国民に示し裁可をえて実行するのです。それらのシステムを作っていくのはイチからの作業ですし、「国を作る」仕事となります。こんな事が出来るのは、日本が潰れるような時でしょう。財政破綻でどうしようもなくなったり、戦争に失敗した時でもないと出来ないでしょうねえ。


★★2010年12月29日(水)北、政争

 月蝕で北朝鮮の天王星nと木星pのオポジションが叩かれたのですが、今度の日蝕は月nの上で起こります。これを一般用語になおすと、月蝕が示す経済破綻に続いて、かの国の人民が飢えていることを示します。それだけでなく、大規模な敵の演習に対しては、自軍でも演習を行う事によって軍事力の優位性を示す必要があります。ところが、それをやらないのは、宣伝しているようにやらないのではなく、出来ないのだと見て良いでしょう。竹槍歩兵軍ではないのですから、軍を動かすには燃料が必要です。実際に戦争をやるのと同じくらい燃料は必要です。演習をやるのに使ってしまったら、いざという時に使えません。つまり、ギリギリに来ているということの表れです。食糧事情が逼迫しているのは当然として、国民が減ってしまったら国家としての成立も怪しくなって来ることでしょう。今回の月蝕日蝕と同じように、半年後の来年6月に繰り返されます。来年も話題に事欠かない国となるのでしょう。

 ひるがえって、我が国では与党の中で首相と領袖が政争です。やればやるほど人気が下がりますが、双方共に引くことが出来ません。どちらも土星が絡んでいます。よく見れば鳩山も管もどちらかと言えば凶運期(強運期に非ず)に首相となっています。これではうまくいきません。そんな運気の悪い時の指導者を持つ政党に負けるとは、よっぽど自民党はスカだった。比較にならないほど運気のが衰えていて解党状態であったのでしょう。ところで、領袖の運気はどうかと言えば、今年は一番下がったところで、来年になったからと言ってそうそう急に運気は戻りません。そもそも彼は太陽土星天王星のタイトなコンジャンクションの生まれです。キングメーカーとしてフィクサーに徹する役目ですから、表に出ようとするとロクな事はありません。そして、火星pのスクエアはこれから来るのですから、一国の宰相としては選びたくない配置です。強制起訴されるんでしたね。
 最悪の時期に首相をやっている方は、カッカ来る性格を我慢して、もう少し踏ん張ることが出来れば、先が開けるんですがねぇ。日本の経済と一緒に復活を果たすことが出来るのですが、あと2年頑張る事が出来るでしょうか。まあ、無理っぽいですから、あまり期待しないでおきましょう。


★★2010年12月31日(金)事故多し火星土星スクエア、今年最後のドーム、道道46号線

 四日市の踏切自転車追突死傷事故は年齢がバラバラで手に負えなかったのですが、西之表の方は皆さん18から19と言うことで山羊の中頃にある天海と関わります。ここに火星が来ているのです。そして、太宰府の時にはタイトではなかった土星と火星のスクエアが出来ています。車の方はより注意しないといけません。火事もですね。事故の多発時期となるのは当然です。
 太宰府の時の車は一ヶ月前に軽傷で済んだスーパーのパート従業員の為に父親が購入したもので、一ヶ月ですから運転にそれほど慣れていないはずです。またこのパートは当時運転はしていないと語っていたそうなので、他の者がハンドルを握っていたとすれば、余計になれているはずもありません。普通に乗っているだけでは車が違っていたとしても違いが分からないと思いますが、限界の挙動は全く違ってきます。タイヤが地面と静止摩擦係数であい対している次の瞬間、動摩擦係数に切り替わった時にどうなるか。雪国の氷の路面では、南国のプロ運転手でも発進すらできないことがあります。まともに走るなんて冬タイヤを履いていてもダメでしょう。乾燥路面では70km/h、雨では50km/h程度以上のスピードでないと起こらない現象がブラックアイスバーンでは速度0から始まります。でも、雪国だからといって運転がうまいわけではありません。慣れているだけのことです。何時でも何処でもジグザグ追い越し野郎女郎はいるものです。
 車の性能は大したもので、アクセルを踏まなくても動きます。高級な車種には何とハンドルを切った時に車の挙動を検出して後輪を制御する機能が付いていたりします。或いはFFのくせに後輪には電気モーターが付いていて擬似的に四駆にするというインチキ4WDなんてものを搭載している安物車種もあります。こんなのに乗ると運転がうまくなったという錯覚に陥ります。そして、限界を超えたところでハンドルが効かねぇとか、ブレーキが効かねぇとか言い出します。車のせいにしたくなるのは判ります。なんたって車がよいので、運転手がプーでも何とか走っていてくれていたのですから。
 機械の欠陥で事故が起こるのは、製造者責任をしっかりと追及して欲しいのですが、最近はそれまで製造者責任かというようなものまで出てきています。一番の例は一口サイズのこんにゃくです。こんにゃくで喉が詰まって死んだというのは追求されるのに、モチで死んでいるのは追求されない。間違いなくこんにゃくは追求しやすいからでしょう。その上に「冷凍したこんにゃく」をオヤツとして子供に渡したらどうなるかすらも判らん親が騒ぐのを見ると、殺人者はおまえだと追求してやりたくなります。三菱やパロマのような製造管理に問題ありの事例と混同しているのでしょう。
 星の悪い時はより慎重に。おとなしく家でテレビでも見ていることです。遊び行こうとか飯食いに行こうなんて思わないことですな。

 さて、年末、大晦日という日になりましたが、だから何だというひねくれ者がここに一人おります。年が変わって平成23年と書くのを間違えないようにしないといけないくらいでしょうか。先々日の雪かきでまだ腰が痛いし、嫁様は歯が痛いと言い出しています。これも火星土星のスクエアでしょうか。
 昨日は夕方まで天気が良くて、これはドームに上がるぞと意気込んで玄関を出ると雲が覆っていました。ガックシきてしまい、もうやる気充填率マイナス400パーセント。全映クロスゲージ明度ゼロ。ゲームすらやる気になりませんでした。今日の天気予報は昨日より可能性ありなのですが、期待しすぎると昨日のようになります。平常心平常心。

 夜が来て木星君が薄い雲を通して見えていましたので、オートガイドソフトのリビジョンアップや、星図ソフトの動作検証をしようと思いドームに上がりました。タイムスタンプは今年最後のものになるはずです。電源投入によって起動するドームパソコンは、起動音を古いマックの音に取り替えています。正確に言えばピクサーのWall/Eの中で使っている音を持ってきているものです。カメラを付けたり木星を入れたりしている内に起動音が鳴りますから使用可能状態になったのが判ります。それで、CCDカメラからの入力を見ながら設定を確かめていたところ、突然止まりました。ウインドウズ全体ではなく、使っているオートガイドソフトです。それだけならば、タスクマネージャーで切り離せば済むのですが、しかし、タスクマネージャーを呼び出せません。頼みの綱のCtrl+Alt+Deleteすら使えなくなっています。このマシンはリセットボタンがありませんので、電源を切るという事しかできません。電源ボタンを3秒以上押します。
 そして、今度は待っていても起動音が出ません。画面は真っ暗なままです。しばらく放っておくとウインドウズの起動画面が表示されたと思ったら、自分でリセットをかけた様子です。この繰り返しの状態ですから、仕方ありませんので、セーフモードを選択、そして、起動ドライブにディスクのチェックを命令しました。案の定、出来ないので次の起動で・・・と出ましたので、予定させて再起動させ、ディスクチェックが終わって、通常起動が出来ました。印象ではハードドライブが原因のようにも思えたのですが、正確なところは判りません。気温は-0.5℃ですから、さほど問題となるような状態ではないはずです。少々信頼性の点で難が出たかということです。この間、40分ほどですが、その間に、薄雲から見えていた木星君は厚い雲の中に隠れてしまいました。何とか、CCDでは4秒の蓄光でかすかに写る状態ですが、ソフトの方では認識できませんでした。これではオートガイダーのテストは出来ません。星図ソフト側からのコントロールの確認だけはしました。今年はこれで終了です。
 そう思って、ドームの中を見ると、そう言えば掃除をしていませんでした。それから、星図や取説の収納を改善しようと思ったことを忘れていました。天気が良ければ、元旦でも何でも作業する積もりです。

道道46号線