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★★2010年03月06日(土)火星獅子0度逆行中
★★2010年03月11日(木)オート・ガイド問題解決、オリオン大星雲
本業で大分趣味の時間が圧縮されてしまう上に、昼間にボケていられませんので、天文台業務が閑散としてしまっていました。その上に大問題が発覚していたのです。
オート・ガイド装置を導入し、言ってみれば究極の撮影体制を敷いたはずなのでしたが、ガイド装置に接続されたモーター・ドライブの挙動に不審な点がありました。それは、ガイド・コントローラーを接続すると恒星時駆動が停止するというものです。
能力の高いガイド装置ですので、基本となる恒星時駆動が止まってしまっていても、ガイドをすることが出来ます。しかし、精度は格段に下がってしまうのは確かです。説明書によれば1000mm程度の直焦点でも500mmもあれば充分にガイドできるという能力がうたわれているのですが、この状態では直焦点の焦点距離の倍くらい無いと点像となりません。
モーターの駆動音とリレーの動作音が聞こえますので、その音で動作状況がある程度判ります。そこで、色々と試してみたのですが、電源の入ったオート・ガイド装置と接続すると、恒星時駆動が止まり、かつ赤緯軸でブレーキをかけているパルスに乱れが出ます。
この動作は、どちらの仕様書にも無いものです。これを完全に防ぐには、オート・ガイド・コントロールを行う端子、双方の電子回路を物理的に切断し、かつ連携させるリレー・ユニットが必要であると思われます。また、事によると仕様書にある仕様が実装されていなくて、プル・アップ抵抗かプル・ダウン抵抗を付ける必要があるのかも知れません。また、実はハイ・アクティブなのにロー・アクティブと書いてあるとか、色々と疑念が渦巻きます。そこで、それらの判断をする為に、撮影目的ではなく動作確認の為に天文ドームに登りました。
色々と試すと、やはりオート・ガイダーの出力に対してモーター・ドライブのオート・ガイド入力がマッチングしていない、相性が悪いと言うことが判ってきました。不思議なのはオート・ガイダーの出力はリレー出力のはずなのです。ちゃんとリレーの音もします。電圧がかかっていることはありません。接続ボックスを作る覚悟をしながら、接続ボックスを作った後に付ける為の延長コードを付けて同じように動作確認をしました。ここで急転直下の事態が起きます。
この延長コードを自作変換コネクターに取り付けると、あら不思議、ちゃんと動きます。???。この延長コードはPS/2接続のマウスやキーボードの延長コードです。これを付けると、あれほど言うことを聞かなかった恒星時駆動が順調に働きます。???。
嫁様曰く結果オーライ、私も同感です。ただし、気分はすぐれません。
オリオン大星雲
★★2010年03月14日(日)旧作、釈然とせず
捨てないで取っておいたビデオテープの中に『11人いる』というのがあります。原作は萩尾望都で、1975年の作品です。人類や異星人達が共同で作った学術機関コスモ・アカデミーの超難関入学試験の最終実技試験を描いたもので、10人のはずが11人いるという中での物語です。けっこう話も絵も原作に忠実に作られています。これのDVDが発売されていたはずなのですが、いつの間にか、扱っているはずのところでラインナップから外れていました。それ以来、販売の話はありません。なにやら大人の話が絡んでいるようですが、無い物は仕方ありません。それに、人気があるとリメイクされるのですが、こういった真面目な作品は最近はダメなのでしょうか。この作品の続編『東の地平 西の永遠』もしっかりした続編で映像とはなっていませんが、動画で欲しい一品です。
また、『プロジェクトA子』というテープもあります。ⅠからⅣまであるのですが、こちらも手に入れようと思っていたら、いつの間にか新品はなくなっていて、中古が高値で取り引きされています。他にも『メガゾーン』というのも供給が無く中古で高値が付いています。これらの日本アニメの伸張期の名作は権利関係が複雑で手を出しにくいと聞いていましたが、その為なのでしょうか。取りあえずは異種の再生装置を幾つもテレビのそばに置きたくないのですが、仕方ありませんね。
オートガイド装置の問題解決に、未だに釈然としないでいます。延長ケーブルを入れたら動作が悪くなって、原因がケーブルの質や接続だというのなら簡単です。そうではなく延長ケーブルを入れたらちゃんと動く? 直接接続すると結線が違うとか、何処かがショートする、・・・。ちゃんとリレーの出力は出ています。テスターでも確認しています。それも使ったケーブルが、お高い専用ケーブルではなく、単にコネクタ形状が同じなので使えると見たマウスやキーボード用の延長ケーブルです。お高いというのは、発売元へ注文すれば4千円以上、倍も有りの値付けです。それでいて低温時にも柔らかい高級品ではない物です。こんな物であれば、5百円とか千円でパソコン部品店で手に入りました。ました、というのは、この数年、パソコン部品店を襲撃していないので品揃えが判りませんし、PS/2規格の接続よりUSB接続のマウス・キーボードが主流ですから、無くなっていく製品かと思います。とにかく、ケーブル問題が無害となっただけで、解決した訳ではありません。これらの制御系電子装置が相性で不具合というのは言い訳です。時間をかけて調査ですね。
ところで、ますます整備されたシステムで、良像のレンズに手を伸ばそうとしたのですが、大きなチャチャが入ってしまいました。新学期に向けて、それなりの金額の出費が必要になってしまったのです。その金額は、楽々、某社の15センチ高級屈折が買えます。しかし、必要物と奢侈物では、天秤にかけるまでもありません。嫁様にはブーたれられるし、高級屈折の道は断たれるし、この点では良いことありません。そうは言いながら、ネットでそのブツを検索している姿は嬉々としています。何と言いましょうか。必要なくなったということになったら逆ギレするのでは無いかと。
★★2010年03月23日(火)雪雲の間の半月
★★2010年03月26日(金)忙しい、易
このところ忙しくて、ハッと気付けば、トップページに学習会の告知すら出していなかったとか、折角晴れているのに明日があるから寝るとか、どんどん日付が変わっていくと言う気がします。今日はこれ、明日はこれと、とにかく作業をこなす日々が過ぎて行きます。少々余裕がありませんねぇ。怠け体質の★秋津★としては少々辛いかも。
ところで、時たまメンテナンスの掲示板に書いて消す方がいます。書き損じたか、誤字でもあったか、自己解決したか。しかし、使っている掲示板の仕様で、発言を削除しても、タイトルとハンドル、それに削除したことまで残ります。これが、妙なURLを書き込んでいくロボットの仕業であれば、駆逐していくのですが、そのようでもないのはどうするか迷います。迷った時には算木だとかホラリーなんていうのもありますが、何もそこまでしなくてもいいかなと。
そう言えば、易の本で一番読みやすく使いやすいと思ったのが銭天牛氏の銭流易占術です。岩波の文庫、上下2巻を各2冊買ってきてバラし各卦に分け、銭流易占術の該当のところに挟み込んで、製本しなおした物を長いこと使っていました。つまり、書き下し文と天牛氏の解説を参考にすると言うダブルの方法を一冊で攻めた訳です。しかし、やはり酸性紙です。特に文庫本の方は段々と傷んできています。もう一冊欲しいところです。
早速、注文して、届いたのですが、少々違います。巻頭の表が違います。そう言えば当初の出版元は左前になってしまって、版だけが残り、それを別のところが出すというような話を聞いた覚えがあります。新しい本は嫁様が使うのに買った物ですので、最初の表の方が何かと良さげです。その表だけは作り直して本に挟みました。