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★★2010年01月01日(金)あけましておめでとうございます、再びメーラー、職場マシン不調
ウインドウズライブメールでメールの振り分けが出来なくて散々悩みました。機能としては持っているのですが、考えているような働きをしてくれません。設定をいじってもどうもうまく行きません。思うに使い方を理解できていないせいだろうなぁと思うのですが、出来ないでは済みません。で、再び有料のメーラーを物色しましたが、金を払えばよいものが手に入るかというとそうでもないことが判ります。まして、先行き、使えなくなってしまうのが一番困ります。今回のように、おまけとは言え、それで充分だったものが無くなってしまうと、代わりのものを探すのに苦労します。言ってみればブラウザを替えるのは大した苦労はしませんが、メーラーは過去の資産が問題です。
で、色々試した時に、良いかなと思うところのあったサンダーバードを使ってみました。Shurikenと似た画面形式を持っていますが、気に入らなかったボタン形式の複数アカウントの表示がリストで使いやすくなっていて、邪魔になりません。大変見やすくなっています。また、メール作成時にアカウントを間違えるということはありません。
ただ、メールデータの移行は手作業です。フォルダ単位で一括に出来れば良いのですが、さすがに出来ません。それに、手裏剣からの移行では300通ちょっとまでの単位でしか一回の操作で変換できません。フォルダは現在88、メール数は2~3万を超えていますから、半日はかかりますし、丸一日かかってもおかしくありません。移行はやりたくない作業です。
移行作業中にメールを読んで懐かしがっている余裕はありません。しかし、これがあると日記を付ける習慣のない★秋津★は何を何時買ったとか、何のバグをこの後修正したかなんて言うことが判ります。下手なメルマガは捨てても構いませんが、大方は大事な資料です。
そして、結局はMozilla FirefoxとMozilla Thunderbirdに変更してしまいました。FirefoxはIE8と似てはいますが、画面表示が慣れているはずのIE8よりピンと来るのがポイントです。細かい点での違いが重なってのポイントでしょうか。ところで、そのサンダーバードですが、メーラーの名前です。一度見ているのにも関わらず、他のものに行ってしまったりと、どうも目と耳がそれると思っていたら、やはりその名称に原因がありました。その経緯は複雑です。
ソフト的な点を、やっとクリアしたところで、次の問題があります。今度はハード的な問題です。仕事先で使っているマシンが、なかなか立ち上がらないという重症の症状を出しています。BIOSの途中でリセットがかかったり、Windowsの起動中にリセットがかかったりという、難しい症状です。いきなりWindowsが落ちたりすることもあります。マザーボードの上にネジでも落としてショートというのであれば簡単なのですが、外見的には問題ありません。この症状があれば安心して使うことが出来ません。何よりも大事なデータを失うと共に、復旧に多大の時間を取られることになります。そして、このマシン(マザーボード)は幾つかの思い出があります。そして、先のメーラーの問題の原因となっています。
先ずマザーボードですが、AMDのアスロンを2個載せてデュアル動作させるサーバーボードです。当時1個2万円で買ってきたアスロンXPはデュアル動作対応でないCPUで、ちょっとした誤魔化しをしてデュアル動作をさせました。デュアル動作できるものはMPという名前で、もう一段高いものだったのです。こんなチョロコイことでよいのかという思いもありましたが、ちゃんと動いたのでメーカー保証無しも何のそのでした。さて、このCPU、発熱が凄いので、付けたファンが轟音、爆音です。嫁様に買ってきて貰ったのですが、その時に店員が「もの凄いですけれどよろしいので?」としつこかったのですがアッサリ「そんなこと言ってられないらしい」というような内容の会話があったとか・・・。
さて、そんなものですからCPUのヒートシンクを取っ替え引っ替えしていたのですが、ある時、ヒートシンクを外してから、風呂に入り、さっぱりと気分爽快になって出てきたので、外したヒートシンクのことをすっかり忘れて、電源を入れると、2秒もしないうちに嫌な匂いが立ちこめ・・・・
このアスロンのコアについた名前がサンダーバードだったのです。IntelのCPUに比べ保護回路がなく焼損しやすくコア欠けしやすいという欠点があって、特に焼損したCPUの事を「ヤキトリ」と業界では呼んでいたそうです。何と言ってもバードですからね。この「ヤキトリ」、確か嫁様が記念{?}に取ってあるはずです。
それ以降、事もなく使えていたのですが、2006年の秋、何か遅いなぁと思って調べると、デュアルの片肺がお亡くなりになっていました。どうも自然死であったようです。マザーボードを巻き込んでのお亡くなりでなかったのは不幸中の幸いでした。そこで、その時点で既に中古市場でもレアものと化していたのですが、何とか探し出してMP物を買い込み取り付けました。これもその後、何事もなく動いていたのですが、遂に昨年の12月頃からダダをこねるようになってしまったのです。10年選手ですので、この手の製品寿命としたらもの凄く長い部類に入るでしょう。望遠鏡筒よりもこちらの方が優先される事態も有り得るかも知れません。
★★2010年01月04日(月)仕事始めでございます
★★2010年01月06日(水)悪天候、メーラー順調、悩み
道内の特定の場所での大変な降雪があって、被害が出ています。道東と呼ばれる場所、特に釧路や根室は、そもそも、それ程、降らない場所ですから、30センチくらいでもどうしようもなくなってしまうという、本州南岸レベルの耐性、体勢しかないところです。しかし、いつもは必要のないことですから、誰を責める訳にもいきません。出入りできない時は、籠城して何日かを持たすことができるというのが災害時の心得です。それはともかく新千歳空港付近はせいぜい10センチちょっとでしょうか。今日はほとんど降っていませんし、気温もプラスです。ただし、風だけは時たま突風のように吹いています。車庫の後ろの入口は、上に登る階段と踊り場で片方の横と上をカバーされているのですが、反対側の横である南側は空いていて、そちらから雪が侵入してきます。今年は、それを防ぐ為に柵を付けてブルーシートをかけてあるのですが、固定していませんでした。それで風でブルーシートが外れてしまいました。シートをかけ直し紐で時張り付ける間の格好は、何と室内着の上にはんてんを引っかけただけでした。こちらでは珍しいことです。
替えたメーラー、サンダーバードですが、慣れないところはありますが、以前のおまけメーラーより使いやすい点が沢山あって、このまま使い続ける気になっています。同様にファイヤーフォックスも既に慣れました。それでも基幹ソフトの変更は大変に疲れます。
不具合を起こした職場マシンを持ち帰っているのですが、今まで放置していました。というのは、調べても原因が掴めそうもないと思っていたからです。何時までも放っておけないので、重たい腰を上げてメンテナンスを始めました。
先ず、掃除機を片手に分解して詰まったホコリを取り、組み直しました。中にはハードディスクが5台入っていましたので、最低限ということで2台に減らして3台は放り出しました。この3台を抱えてドームに上がり、マシンに入れようとしたのですが、何と行き先には同じく5台のハードディスクが鎮座していました。容量が違いますから、換装する意味はあるのですが、それにも準備というものがあります。諦めて戻ってきました。この2台のマシンに入っていた10台のハードディスクの容量を全部足しても、今メインで使っているマシンの起動用ハードディスクの容量に届かないというのが、何とも時代でしょうか。
さて、この職場マシンの不調の原因は、予想の通り掴めませんでした。何時潰れるかは判りませんが、潰れるまでは使うというのが、一番の手でしょう。安全策として、大事なデータはここに残さないということです。幸い、職場ではサーバーにデータを入れて使う形を取っていて、USBメモリやノートパソコンを帰りのパチンコ屋で失うだけでなく、中に機密データを入れていて、漏洩の責任を問われるというようにはしていません。まあ、入れているのが居ない訳ではないだろうなあと思っていますが・・・。それはともかく、データを持ち帰るのではなくメールで出してしまうというのが手ですので、とにかくそのまま使ってみます。
もし、これが潰れたとすると、マシンは無しではいられませんので、新しく買うマシンを、思いっきりスペックを下げて低価格のものにしてリプレイスするか、ある程度のものにして今のメインマシンと取り替えて玉突きさせるかも、悩むところです。何しろ新しいマシンはパーツの互換性がほとんどありません。ストックしている部品も、古いマシンのメンテナンス用でしかない物が沢山あります。こちらも悩みの種です。
そんなこともあり、屈折鏡筒用の予算の執行が止まっています。こちらも多様なラインナップがある上に、望遠鏡の付属品であるオートガイダーも多様なラインナップが出現しています。限定された予算の中で、悩みは尽きないというところでしょうか。
★★2010年01月07日(木)上昇気流に乗る
★★2010年01月11日(月)メインマシン回り大掃除、デレビが32インチな訳、金のなる木がある訳じゃない
メインマシン回り大掃除
年末から正月と、サボっていたことがあります。自分の机回りの掃除です。但し、掃除だけなら、面倒ではありますが、1時間くらいで済むはずです。それをやらないで居たのは、かなりの時間がかかる作業が付随していて、こちらの方が大変であることが判っていたからです。
先ず、机のウラには蜘蛛の巣よりも絡まった配線があります。配線した時には美しくまとまっているのですが、機器が追加される度に、やや乱暴に引っ張られ、新しい線と絡んでいきます。何年かに一度は、再配線するのですが、同じ事が繰り返されます。これを一度外し、つなぎ直すのは出来ない作業ではないのですが、結束し余ったケーブルの処理をしながらですから、時間がたっぷりとかかります。やり方はプロでない素人のやっつけと言うこともあります。
棚に積み上げる機器や下に置く物を、使いやすく見目良く置くだけならば、簡単ですが、そいつらは電源をそれぞれ必要とし、それぞれつながないといけません。我が家では、パソコンが単にパソコンだけで独立してあるのではなく、5.1チャンネルオーディオシステムや映像入出力と結合していますし、周辺機器もプリンター2台やサーバーとしてLANDISKが稼働しています。そのネットワークには、隣室には嫁様のパソコン、別棟の車庫上のドームにもパソコンが接続されています。それらの中枢となるラインが、度重なる機器追加の際に、新たな線と共に蜘蛛の巣よりも絡まっていきます。正直、ちゃんと動いているのだからいじりたくない部分です。
次に、この先、テレビの入れ替えが予定されています。14インチのブラウン管テレビから、地デジ対応のそれなりの液晶テレビへの変更です。32インチを考えているのですが、これを机の上に組んだ棚に入れる為には、棚の高さが足りません。棚の高さを上げることは構造上、可能です。
棚は穴が連続的に開いているアングル材を、ネジとボルトで止める形式です。部品を組み合わせて作るものです。しかし、簡単なように見えますが、組み直すのにたっぷりと時間がかかります。以前にこの形にした時は、これだけに半日がかかりました。最も最初の時は、本棚の移動もあり、一日半かかる結構な大規模作業になりました。とにかく1番手がかかるのがディスプレイ関連の机回りなのです。
作業は昨日になりますが14時頃から開始しました。嫁様にインターネットはしばらく出来ないぞと宣言したのが始まりです。近所に買い物に出かけた隙を狙ってその間に出来ればと思ったのですが、やはり予想通り遅延に遅延を重ねました。
机回りの機器のケーブルをすべて外し、雑巾がけをしながら移動させます。ケーブルは綿ぼこりも一緒に絡まっていますから、掃除機をかけながら脇にどかし、雑巾で拭きながら一本一本分けていきます。それが終わると、机の上の棚の分解です。一度分解しないと組み上げられません。
使っている机は、お勝手から放り出された食卓テーブルです。それ程安物という訳でもないのですが、サイズが小さいので、よりまともな物に変更され、放り出されたのですが、捨てるには勿体ないと言うので使うことにしました。天板は120センチ幅で奥行き90センチあります。これに機器搭載用の板、155センチ×45センチ、厚さ3センチのものを、奥側に4.5センチはみ出させておき、奥側に支えの足を付けています。重さを分散させる為です。その板の上に棚を付けています。棚は150センチ×30センチ、高さ50センチでした。上には同じ大きさで厚さ1センチの板を乗せています。この棚の足をいっぱいに使うと、高さ60センチまで上がります。そうするとほとんどの32インチの地デジテレビが入ります。これが今回の変更の一番の目的です。そして、以前は板の上に乗っけているだけでしたので、L型金具を使いしっかりと固定しました。強い揺れの地震かあっても、これで引っ繰り返ることはありません。
棚と机の位置決めをしてから、基幹の通信回線から配線を始めました。我が家はADSLで10Mを出しています。光の必要はありませんので、そのまま使っています。今まではモジュラージャックからモデム、ルーター、ハブはバラバラで机の横の下に転がっていました。これを百均で買ってきたカゴに整理して入れ、スペーサーを噛まして固定、電話線と電源及びLANケーブルの束の3系統に分けて結束しました。机の下のサブウーハーの上に鎮座させました。今までが信じられないほど、よく整理され、故障や更新に素早く対応できるようになりました。これが出来た時点で、メインマシン以外のインターネット接続環境、LAN回線がつながります。この時点で19時を過ぎました。嫁様も夕食後のネットサーフィンが出来るようになったのです。
最後のステージは、メインマシンの構築です。LAN回線絡みは、色々考えてケーブルの結束をしてきていました。電話回線との接続の部分だけが、蜘蛛の巣というか、未整理おもちゃ箱だったのです。そして、メインマシン回りはそれを上回るケーブルの錯綜があります。LANを無線化することでLANケーブルを省略できるのですが、我が家ではそのメリットがほとんどありません。結局は電源はいるのですから。
結局、最後の配線を終わりメインマシンの電源を入れたのは23時を過ぎていました。半日どころがほぼ一日仕事となってしまいました。出来上がれば、要は掃除が行われたということなので、特段変わりばえはしません。(当たり前だ)
それから風呂を入れて貰い、人間になったところでボイドが始まりました。
デレビが32インチな訳
掃除の結果、大変にきれいになった机ですが、机の天板に黄色い布をテーブルクロス代わりに敷いたのも、大変に好印象です。そして、高さがディスプレイギリギリに近かった棚が大きく離れて、圧迫感を無くしていることも明るく感じる理由です。
さて、テレビを32インチとしているのには一応理由があります。
1つ目、フルハイビジョン、フルハイと鳴り物入りで宣伝していますが1920x1080ドットの解像度です。ただのハイビジョンは1366x768でしかないのです。WUXGA1920x1200が既に我が家では標準となっています。そして、32インチ未満でフルハイをうたっている製品は、格安パソコンモニター、TN方式の視野角が狭い物を使って作っています。値段は安いのですが、視野角の問題は価格相応という訳です。そこで、フルハイのまともな製品というと32インチ、ブランドメーカー物の中にしかないと言うことになります。
2つ目、32インチと26インチの価格は拮抗しています。中には32の方が安いものもあります。同じ金を出して小さい物は、損をした気になります。
ところがここに来て、いざスペースを確保すると、やはり32インチはでかい。部屋を明るくして離れてご試聴くださいという奴です。26~27でも充分、24でも良いのではないかと思う次第。そうなると選択肢は広がってしまいます。パソコン用ディスプレイも価格は下がっていて、TFT方式の物でも目の玉が飛び出す価格ではなくなってきています。
何にしても、DVDプレーヤーは買い換えになります。だって我が家のものはコンポジット出力ですから、ロービジョン映像です。あわよくばブルーレイを見ることが出来れば御の字です。そうなると、地デジチューナーとブルーレイの読み出しが出来るものって事になりますが・・・これがありません。ブルーレイ・レコーダーになってしまいます。価格的には地デジチューナー(ハイビジョン以上に対応のもの)とブルーレイ・プレーヤーを合わせたくらいになります。だったらブルーレイ・レコーダーにするでしょう。
こうなると、右にパソコン・ディスプレイ、左にテレビ画面というパターンから、ディスプレイが2台並んで、右には各種映像出力有り、必要な時はパソコンのデュアルモニターと言う手が出てきます。価格的には地デジテレビと、ブルーレイ・レコーダー&パソコン・ディスプレイが拮抗しますが、地デジテレビにブルーレイ・プレーヤーを合わせたら決定的に違いが出てきます。
金のなる木がある訳じゃない
ところで、不調を訴える職場先出向マシンの状況は変わらず、そうそうにパソコン本体の入れ替えが想定されています。そんな状況の中で、ちょっと前まで目前の課題となっていた撮影用望遠鏡とオートガイダーのことを忘れていた訳ではありません。まだ、オートガイダー向けの資金は確保しているのです。撮影用望遠鏡に振り向けられていた予算がパソコンに流れる運びになってきています。撮影用望遠鏡は無くても済むことは済みます。しかし、パソコンが無いのは・・・死活問題とまでは言いませんが、優先順位が違うことはたしかです。さて、我が家の財務省がどの様な結論を出すか、情報だけは提供しておきましょう。
★★2010年01月13日(水)新しいマシンの注文
民主党というものが、非難を浴びて政権からずり落ちた自民党と、変わりないぞと言うのが今回の強制捜査です。国の大事を考えるよりは自分の懐を考えているのが明らかでしょう。もう一つ、外国人に参政権をと言うような話もありましたが、何を考えていやがるのか阿呆の極みです。参政権が欲しければ国籍を取ることです。国籍も無しに投票権や被選挙権を与えるという発想自体が、亡国の思想です。まあ、自分の国に他国の軍隊を入れて金まで払ってやっているという政府ですから、何でもありなのかも知れません。オバマが核廃絶の方向を示したが為に平和賞を貰ったというのですから、我が国は何時までも核の傘の下にいようなんて思わないことです。そんな戦争大好きの軍隊が、日本の安全の為に戦ってくれるなんてことはありません。そう思っているお目出たい日本人が多いのには呆れます。奴らは自分の国の利益の為にいるのです。未だに本性が見えないのでしょうか。日米軍事同盟は対等な関係ではなくこちらが属国である関係です。早急に退散していただきたいものです。で、そうなると軍隊を持っちゃいかんとか、国歌や国旗はダメだとか言い出す、これまた間抜けな者どもが居て、茶々を入れます。そいつらはまとめてイランやイラクに放り込んでやれば、少しは国というものが判るのではないでしょうか。
新しいマシンを導入するというのは、OSをバージョンアップしたり、システムハードディスクを入れ替える以上の問題を含んでいます。特に今回の場合は、古いマシンと今のマシンでは使われているそれぞれのパーツが世代交代どころか、ほとんどが違うものに入れ替わっています。現行のメイン・マシンでは土Aが新しい規格で採用された頃で、ハイエンドマシンであったのでコネクタが用意されていました。使い道の無かったコネクタも、今ではハードディスクをつなぐに重宝しています。今回の更新対象マシンでは、USB2.0が採用された時代で、ありがちなことにオンボードのUSBに不具合があり、別にPCI接続のUSB2.0対応ボードが付属していたという古き良き時代の品物です。このUSB2.0ボード、まだ使えますぜ。
CPUについてですが、その昔はクロックとキャッシュメモリが性能を決めていました。それが今は複数のCPUをまとめています。更新対象マシンは2つのCPUを乗せ、実行スピードが落ちないようになっているサーバー・ワークステーションでした。現行メイン・マシンでは、1つのCPUをハイパー何とかという誤魔化しで2つとして認識させ、計4つのCPUで速度落ちを防ぐ品物です。それらの前に、セレロンやペンティウムをデュアル動作させるマザー・ボードがあって、昔からデュアル動作の恩恵を受けてきました。速さでは劣っても、いざという時に1コアのもののように止まったり遅くならないというのは、大変な強みでした。
それが、今のCPUは、コアを複数用意することにより速度を下げないようにするだけでなく、自動的にオーバークロックして最大限の能力を発揮すると共に、必要の無いときは使っていない部分の電力を節約するという機能があります。インテル社のCPUは昔から温度が上がると駆動周波数を落としてCPUの発熱を減らし、破壊を防ぐ機能を持っていましたから、この技術の延長線上にあるのでしょう。
メイン・メモリはより高速化しています。そしてそれを使うシステムも高速化のためにCPU内部から変更になっています。注目すべきは、その容量です。わたくしの最初のマシンはメモリ範囲として1Mバイトで、その内、使うことの出来るメモリ容量は640キロバイトでした。128キロの増設に3万くらいしたと記憶しています。使うメモリがどんどん大きくなっていきます。今では32ビットOSで3Gちょっとまでのメモリを使うことが出来ます。
グラフィック・ボードについては、CPUにその機能を入れたものもありますが、ボードを指して使うものではAGPと言う規格からPCI/Expressになっています。旧マシンのAGPスロットに入るグラフィック・ボードをパワーアップしようとしても、売っている物が無くなってきています。
外部機器との接続も土Aから土A2、USBからUSB2.0や3.0にアップして、昔の標準であったIDEは無くなっています。フロッピーディスク専用のソケットも無くなっています。e土Aというのは追加されています。IEEE1394もPCIも生き残っていますが、使うものがあまりない様子です。
新しい装置としてメモリをハードディスクの代わりに使うという物が出てきています。メモリというと永久保証を歌う物もあるのですが、フラッシュ・メモリを使っているが故に記憶の期間と回数に制限があるそうです。この制限がどの程度なのかですが、環境によって違うという曖昧な説明しか得られません。場合によっては1年も持たないという場合もあるようですから、劇的に速くない限りメリットは無いと判断します。少し速いくらいでは、その分に対しての投資として勿体ないように思います。実際の所、倍速いというのなら考えても良いかなと思うのですが、2割3割という程度のようですので、もっとまともで安い製品が出るまで待っても良いでしょう。
ハード・ディスクについては、32ビットOSでは2Tバイト以上に壁があります。まだ値段の高い代物ですが、徐々に落ちていくでしょう。こんなの使うのかというようなものでも、いつの間にかそれでも足りなくなっているというのがこの世界です。
さて、これだけ変わってきていると、部品箱に入っている旧製品対応の機器のほとんどが新マシン導入によってゴミの立場となるのが見えてきました。
ハード的な問題は新しくなって速くなり、省電力になるというので歓迎です。しかし、ソフト的な問題が残っています。今回、OSバージョンアップに伴い、メールソフトを変更しましたが、まあ、それなりに過去のメールデータの移行ができました。これが、マシンの変更でどのように移行するかについては、まだ情報を得ていません。該当のファイル群をコピーすれば使えるのかも、やってみないと判りません。こちらは研究課題です。一番の問題は、このメール資産の移行です。これ以外は、既知の範疇の問題ですから、対処の方法があります。
それらを念頭に、短くても5年、そして内部の部品で更新となるものがあるにしろ、10年くらいは持つ物であれば良いなと思います。今回の更新は、旧々メインマシンの更新で9年が経っています。期待は大きいのですが、それが外れるとやはりダメージが、特に財布に・・・。
ということで、新しいマシンですが、今までは自分のマシンは大体、部品から組んでいました。今回もそれで良いかと思いましたら、パソコン・ショップからBTOで出ているものが意外と安く手に入ります。部品を逐一集めるよりも安くなる場合があります。BTOをやっている店の品揃えを、端からチェックし価格を調べました。価格は色々です。ラインナップも色々で、同じ店のシリーズの違う物から同じスペックにしても価格が違うものもあります。色々な事情があるのでしょう。
パソコンの部品は最速最良の物は大変に高く、3番手ぐらいが価格と性能のバランスがとれています。そこで、バードディスクだけはちょっと力点を置いて、それ以外は控えめにしてパーツを選択、TFT方式の液晶を使った24インチのディスプレイを付けて、例の撮影用鏡筒予算を諭吉さん1.5枚分ほど超過したところで、性能と価格と気持ちがバランスする地点がありました。そこでカートに入れました。口で言うと秒単位ですが、スペックの調査に1日近く、店のラインナップの調査にも1日近くかかっています。BTOを通販でやっている店のブック・マークは14ありました。結構、目が疲れました。まあ、来週には到着してくれるでしょう。
★★2010年01月17日(日)オリオンの三つ星
★★2010年01月18日(月)月と木星
★★2010年01月19日(火)新マシン本格稼働
日曜日の夜に新しいマシンがやって来ました。旧マシンからデータ用に使っていたハードディスクを移動すると共に、OSのインストールです。少しでも安く上げる為に、OSはビスタと7については、旧マシンから引き上げて、入れ直すことにしていました。ここでアクチベーションというハードルがあります。完全に違うマシンですから、単純なライセンス認証では済まずに、電話をかけてオペレーターと話をしなければならないのです。マックロソフトはこんな間抜けな方法で、利益を確保しようとしているのですが、やっぱり中途半端な頭しかない奴らのやることです。まあ、取りあえずビスタと7について、電話をかけて、それぞれ10分ほどかかってライセンス認証をしました。実はこれがすべての作業の中で1番手間でした。24時間対応のオペレーターを用意する人件費もこちらが払っている訳です。やはり7が最後のウインドウズでしょうねぇ。
他にも、このマックロソフトの方法を真似して利益確保をしようとしたソフトハウスのエディターを使っているのですが、こちらは危ないところでした。アンインストールするとユーザー認証が解除され、新しいインストールが出来るという奴ですが、アンインストールできない、ウインドウズ・クラッシュの場合はどうなるんでしょうねぇ。幸い、環境を残しての作業でしたから、旧マシンで認証解除が出来たのですが、これらの、せせこましい認証形式が気に入らないので、1つしか購入していません。どんなに安売りのダイレクトメールが来ても、もう買うつもりはありません。何時までこの会社は持つのでしょう。これらに対してStargazerの開発環境のデルファイについては、わたくしだけが使うマシンであれば複数入れて使っても良いというライセンスです。
1番心配していたメールとブックマークの移行ですが、実に簡単に済みました。特定のディレクトリをコピーしてやるだけで、そのまま移行できたのです。モジラに拍手です。マックロソフトのアウトルック・エキスプレスでは、メールデータと振り分けの設定が別々で。振り分けの方はレジストリに入っているという面倒な物でした。何の為にそんなことをしていたのかが不思議です。
スペック的にグラフィックがもの凄く向上している以外、他の部分では、それ程向上している訳ではありません。グラフィックボードは最上位のものの半分くらいの能力の物を選びました。価格的にもそこそこです。しかし、体感的にはもの凄く速い感じがします。それより凄いのはBIOSでの速度です。旧マシンでBIOSチェックが終わってやっとブートする頃にはウインドウズが立ち上がっています。
それでも、ソフトの体制を整えるのに今までかかっています。昨日更新したかったトップページも今日になってしまっています。まだ少し作業が必要ですが、ほぼ完了形です。やっと使えます。
★★2010年01月20日(水)液晶ディスプレイの視野角
新マシン購入で、戦々恐々としていた人物が居ました。嫁様です。パソコンを買うとなるとだいたい4~5十万の金額がかかっていた時代があります。この10年くらいは、部品を変え、能力を向上させてきたので、メーカー物の購入は無くなりましたが、トータルで見れば、それに近しい金額がかかって、中身が入れ替わっています。いったい幾らかかるの・・・。あんたの通帳はこれね、といって渡された郵貯の口座には、過去の例にならった程度しか入っていません。勿論、そんなにかけるつもりはありません。十五六万程度です。
ところで、ディスプレイですが、ドームで使うためにブラウン管モニターではなく液晶が欲しいということで、旧マシン用の液晶25.5インチワイドを買いました。これをメインで使い、メインで使っていた24インチワイドを嫁様に引き渡して、嫁様の使っていた22インチをドームに持ち込んだのです。我が家では玉突きはいつものことです。
ところがギッチョン、25.5インチワイドは2万円台前半という価格相応でTN液晶でした。応答速度は問題ないのですが、視野角が狭く、画面の上と下で色が違います。昨年末に年賀状の作業をしてあまりの違いに愕然としてしまいました。これに対して、嫁様に引き渡した24インチワイドはTFT液晶です。こちらの方が良い発色です。その話を嫁様にしたことがあり、新マシンの価格を聞いて、その値段にはディスプレイが入っていないと思った嫁様が、心配して「フェラーリはどうなるの」と聞いてきました。
フェラーリというのはドームに持ち込んだ22インチで、黒基調に赤、例の馬の付いたものです。わたくしが払い下げた24インチワイドを取り上げられて、フェラーリに戻るか、25.5インチになるかと心配したようです。大丈夫です。ディスプレイも予算に入っています。24から22にしろなんて事は言いません。ちゃんとTFT液晶24インチが来ます。
さて、TNで慣れた眼には、何と美しいのでしょう。少し画面サイズは小さくなったのですが、あまり感じません。スペックを見ると大手がテレビに使っているパネル以上です。テレビでもTN液晶を使ってフルハイビジョンと謳っている物があります。サードパーティの幾つかのメーカーですが、手を出すのをためらっていました。嫁様に引き渡したTFT液晶と一番新しいTN液晶の画面をつぶさに観察、安さに惹かれたことを後悔していたのです。視野角178゚が絶対です。視野角150゚~170゚なんかテキスト読みの画面だったら充分ですが、画像、動画では論外です。見る場所に顔ハメを付けないといけません。そんなのをよく売っていると思うのですが、それでよい方もいるのでしょう。特にわたくしの場合は、横目で見ていることが多いので、視野角は広い方が良いに決まっています。
★★2010年01月23日(土)金持ちの政治家、LANケーブル・トラブル、雲間に月
金持ちの政治
政権党としての経験未熟とかばう声もありますが、民主主義の基本は民の考え方で、端的に支持率に出ていると思って良いでしょう。足利事件では検察が非難されてしかるべきであり、元検察官が居直っていることについて反感が生じているのは当然です。しかし、政権党幹事長の所行についての説明は誤魔化しとしか受け取れないことから、民草の間からは検察に対する非難は出ないのに、その党では幹事長に対する声が出ません。民意を反映して政権党になった筈なのですが、それにも関わらず、この問題については自浄努力がありません。つまり、民意を反映した政権でないと言うことで、前政権の末期と同じ状況です。ただ潔白だと言うだけでは、もはや誰も信じません。信じているふりをしているのは、金の音を聞いた者達だけではないでしょうか。検察側が情報をリークしているにしろ、それに乗ってマスコミがおもしろおかしく報道しているにしろ、何億円もの金を個人資産として持っている政治家が、何で儲けたのかを誰だって考えるでしょう。元首相田中角栄の愛弟子ですからね。まだ、現首相は金持ちの母親から出たと判っていますから、ターゲットにはならないと思いますが、それでも、政治家というのは人気商売です。党の看板がアレで参院選で勝つつもりなのでしょうか。国民をなめているとしか思えない、全く呆れた話です。
LANケーブル・トラブル
突然、ドームにおいたパソコンとLAN接続が切れてしまいました。既に一週間経ち、そのうち何とかなるだろうなんて言っていられなくなってきました。接続されていなければ使えないということは無いのですが、不便です。天文台資金の予算執行に事件がなければ、今頃は新しい筒にオートガイダーでカメラまで接続して、メインマシンに撮影した画像ファイルを転送しているはずなのです。それがメインマシン入れ替えで、少し予算オーバーした為に頓挫しました。まあ、それはともかく、折角、接続する為のアダプターを買ったのに、つながらないでは話が収まりません。腹も治まりません。まして、嫁様に何を言われるかが想像できます。
ほぼ、半日かかってドームのマシンをいじくり回し、配線を手直したのですが、一向に改善しません。日が落ちて、そろそろ撮影時間がやってきます。最後の最後に、もうこれしか手は無いと思って、マシンからアダプターに行っているLANケーブルを交換してみました。
これが大当たり、アッサリつながりました。拍子抜けです。多分寒さでケーブルのコネクタ部分がやられたのでしょう。この手の機器、部品の使用温度は大体0℃から40℃で結露しないこととなっているのが普通です。それがマイナス15℃にいくことがあります。その位になると、パソコンが起動しないこともあります。電源を入れる前に電気ヒーターで中を暖めてから起動です。安物のゴム式のキーボードでは打てないこともあります。カメラだって天然冷却カメラです。
さて、実はまだオートガイダーの機種を決めていません。望遠鏡との接続やカメラとの接続については、自力でやる方が良いようですので、その辺りからも、部品調達の調査をしているところです。
雲間に月
★★2010年01月24日(日)上弦過ぎ
★★2010年01月26日(火)オートガイダー決定
相撲という見せ物が国技とかいうものだそうで、これまた御意見のある方々が色々と口を挟んでいるようです。わたくしはこれについてこのような意見を持つなんて事は決して申しません。見たいとも、こうあって欲しいなんてのもありません。興味がありません。出来ましたら、そんなニュースすら聞きたくないのですがねぇ。
懸案だったオートガイダーの機種です。各種、色々と便利さを競っているのですが、ほとんど具体的なデータが出ていませんから、話だけでは判断できません。これだけ撮れるぞと言う証拠写真も、うまく行った例だけでは何とも。その中で、ガイド修正状況について詳細なグラフを作ったり、モータードライブの修正について細かい点まで資料を用意し、接続の状況まで書かれていて、わたくしが接続ケーブルを作ることが出来る物を選ぶしか選択肢はないのです。そのことにまでやっと頭が動いて、第一無線のα/SGR/ルクバト/に決定しました。1番のウリは、他のガイダーよりガイド精度が、ガイド鏡の焦点距離以上に出る制御システムを持っていると言うことです。2番目はガイド用撮像装置に結構自由度があると言う事です。これは制御ソフトがバージョンアップして、市販のWebカメラや高感度CCDカメラでも使えるようになっています。
タカハシの赤道儀の純正オプションとして開発されたという事ですから、もちろん充分使える物のはずです。つまり、精度的にイマイチなタカハシの赤道儀を限界加重以上に使うという状況で、使い物になるものを作ったはずです。タカハシの崇拝者の方々、ご免なさい。でも、EM-200以降のマウントって、やっぱり手抜きですよ。
で、何もかも手放しでOKと言う事ではありません。接続ケーブルは自作です。別に、それは大したことではありませんが、名称が気に入りません。α/SGR/ルクバト/、射手座の1番明るい星でRukbat、射手の膝の意味ですが、ルクバットでルック・バット、見目の悪さで勝負です。何でこんな名前を付けたのでしょうかねぇ。もっと良い名前はいくらでもあると思うのですが。それに射手座はSGRではなく、Sgrです。まあ、嫁様はこの製品の宣伝ページに馬頭星雲を使っていることの方が問題のようです。あそこには彼女の敵がいるそうです。
さて、接続ケーブルを作る為の部品は、何と、コネクタ、100円と200円の各1個です。これが特注で頼むと1万円とか2万円という価格になります。ボッタもいいところだと思います。もちろんこれだけのことではなく、タカハシの赤道儀は電装品を一新させて、12ボルトでも最高速を出せるように改造した物に製品を移行させたのですが、それはコネクタを変更して、別に対応のケーブルを買わせるという商売です。その新しいケーブルに替えると4千2百円高くなります。こんなのに驚いていてはいけません。某社のスタンドアローン型オートガイダーは赤道儀の接続にリレーアダプター2万円、更にタカハシトンマ2M用ケーブルは11550円だとか。こちらについても自作すると、見目に気を使っても3千円とはかからないだろうなぁと言うものです。
タカハシの直営店として始まった販売店スターベースに電話をすると、接続ケーブルは、当然ですが、用意されていませんでした。特注で作りますという話もなかったので、自分で作るべきでしょう。また、スターベースでは、店で改造したWebカメラを付属させて9万円という販売価格です。開発用に使ったCCDカメラが4万円ほどしますので、それも注文するというのは予算オーバーです。ただ、先行き、他のところで売っている2万円程度の超高感度カメラを導入するという方法も可能です。
それはそれとして、接続ケーブルが、次の手配項目です。通販で売っているところは幾つもありますが、その他にもUSBの延長ケーブル等の在庫を含めて、後で必要になるのが判っていますから、余裕を含めて一緒に注文しました。こちらが5千円程度です。
ここで、ほんの少し、予算に余裕がありますので、カメラアダプターをスターベースに同時に注文しました。今使っているカメラアダプターは普及品で、カメラの取り付けにガタがあります。4個あるのですが、どれも、個性があります。はっきりいって精度が足りません。1番ひどい物は、ずれるとピントが片ボケするほどです。逆に言うと反射の直焦点は、その位敏感なものなのです。そのカメラアダプターの高精度版をタカハシが発売しました。普及品は千円台から2千円くらいのところ、1万円もするのですが、オリジナルの真鍮製カメラマウントで、クロームメッキされています。普及品はアルミダイカストです。そりゃあ違いが出ますよ。高いけれど、意味があります。
ということで、作業はありますが、オートガイド装置の導入が決定し、販売店から宅配便手配となりました。
★★2010年01月29日(金)ボイド実験、オリオン座ゼータ星
ボイド実験
ボイドの実験と称して、通販サイトへボイド時間中の注文を敢行しました。わたくしはオートガイダー、嫁様はお気に入りの古着です。どうなるかワクワクと言うところです。
わたくしの方は、結果的に特段問題ありません。無事に予定通り到着し、動作確認をしました。機能がどうかという点については、星空が必要ですが、取説の正常動作の確認は出来ました。到着は昨日で、昨日の内に自作部分は完了していて動作確認までは行かなかったので、今日はその作業です。再びボイド中ですから、望遠鏡システム全体への完全な取り付けではなく、ピント合わせや、取り付けの用意をして、到着したものが期待の結果を得る事が出来そうかについてのチェックです。本取り付けは明日の予定です。
ボイド的事態とならなかったのは、注文の返事は次の日で、ボイドから外れ、発送も外れていましたから、ボイド系列を形成しなかったのでしょう。到着もボイドを外れていて関係が無かったのでしょう。
しかし、嫁様の方は、ボイドにはまってしまったようです。返事は即刻、ボイド中であり、多分荷造りもボイド中でした。到着はボイドを外していました。注文したものの中で、1番気に入っていたものが、調べて見ると裏地に問題が出ました。ダウンの上着ですが、ダウンは生地が切れてもそれ以上広がらないような加工がしてあるものなのですが、裏地までやってあるものは余り無いそうです。その裏地に線が入っていて一部が切れていて、大規模に切れる直前状態だったのです。素人仕事でリペアは難しいと判断して、販売店に連絡を取ることにしました。別の商品に変更することにして、急ぎ新しいものを送付し、それを持ってきたドライバーに旧品を引き渡すという手順となりました。それはそれで、そんなことなのですが、今日、商品が届くという訳だったのです。しかし、通常であれば出した日付と時刻からすると午前中に到着なのですが、連絡を取って急がせたのですが、ボイド中になってしまいました。また、そのドライバーが、客を客と思っていなくて仕事をしてやっているんだというタイプ、口の利き方も知らないようなのが、時々居ます。根本的に心構えが間違っていて、客と会社にダメージを与えます。まあ、そんなのに当たるというのもボイドならではでしょう。
これで、返送された商品が発送されたのがボイドだったと言う事でもあります。ボイド実験は、期待した結果が得られたと見て良いでしょう。
嫁様は商品そのものはもの凄く気に入っていますので、それだけ気に入ったものを返さなければならないというのも、何やらボイドの匂いでしょう。今後の展開として、プロによるリペアが何とかなって再び商品となり、ボイドで再び嫁様のところへとやってくるという展開があれば、ボイド極まると思うのですがねぇ。
オリオン座ゼータ星
★★2010年01月30日(土)オートガイダー続報
オートガイダーの続報というとボイド絡みのような気がしますが、ボイド的勘違いのようなものは1件出ています。とにかく動作テストがやっと出来ました。満月ですので、試し撮りもしなかったのですが、機能の正常動作の確認が出来ました。実はその勘違いですが、接続用のケーブルを作成する時にタカハシ用のケーブルからの変換を裏向きで作ってしまっていました。こちらは赤道儀の速度が足りませんとメッセージを出しましたので、裏と気が付いた次第です。ハンダごてを持ち込んで左右を入れ替え、正常な動作に持ち込みました。
それから、オードガイド用のカメラ、撮像素子が必要ですが、Webカメラでも使えます。接眼スリーブに入れられるように改造したものとのセット品ですが、ピントを出すのに少し苦労しました。ケンコーのSE102を使いましたが、2インチの天頂ミラーを付けないと後ピンで合わないし、付けてもピントが合いません。こちらは2インチスリーブの延長筒を入れて合わせました。
続いて、カメラとの接続の部分が残っているのですが、こちらは部品が足らずに頓挫しました。と言うのは、純正付属品はみたらし団子のカメラ用で、ナイコン用ではないのです。また、製作したところではニコン用無線レリーズの改造もやっているのですが、それはD70等の赤外線窓口のあるもの用です。D300には使えません。
ここで、サードパーティから発売されている無線式のシャッターレリーズを使えば、何とかなるのではないかと言う心積もりでした。ところが、試してみると簡単にはいきません。ナイコンはシャッターのレリーズが2段階あって、別回路である必要があります。その上にバルブは、接点的にやろうとすると露出の間中、ずっとONにしないといけません。しかし、ベルボンが販売している無線レリーズにはバルブモードがあります。タイムと同じ動作で、最初のレリーズでシャッターを開き、次のレリーズでシャッターを閉じるという形になります。この時、ステレオミニジャックの芯と中間の2つをそれぞれにONして解除しないと正常な動作となりません。2つの回路を接触させたままだと解除できないのです。つまり、そのままではダメで、リレーを使って別々にONOFFをしないとダメなのです。
この無線レリーズの初期品には、有線用のケーブルが付いています。みたらし団子用です。これはジャックを入れると中で回路を切り替えて、赤外線を出さないようになっています。この切り替えを殺して、ケーブルの先にカメラコントロールからのリレー出力を付けてしまえば、ナイコン1桁と3桁のカメラをメカニカルに制御できます。
リレーを使うとなると電源が必要ですので、暗視野照明装置の電源を流用して接続アダプターを同居させれば、そのままコントロールが出来ます。この為の部品と、折角頼むのですから、もう少し、ストック分の部品を足して注文しました。完全稼働までには、まだ少しかかります。