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★★2009年10月03日(土)芝桜季節間違い
★★2009年10月04日(日)事故ですか?、スカイアトラス、満月
事故ですか?
何でも酩酊会見をして辞任した元大臣が死亡していて、自殺ではないようだと報道されています。それらの報道では同情的なコメントばかり流しています。死者にむち打つようなことを控えているのは評価しましょう。ただ、酩酊会見の映像や、元仲間として出て来る方々が刑事被告人だったりするのは如何なものかと。56歳ですか。何日かでたちまち忘れられてしまいそうですね。
スカイアトラス
スカイアトラス2000/skyAtlas 2000.0 SECOND EDITION/が到着し、これがベクバルの代わりになることを確認しました。実は価格からあまり過剰な期待はしないでおこうと思っていたのです。ベクバルは2万近くしたのに、こちらは五千円で、地人書館の標準星図程度の価格だったからです。開いてみれば、ベクバルの足りないところや訂正すべきところがちゃんと入っています。カラー印刷で銀河が青で4階調あります。2階調のベクバルが拡張されています。系外銀河が赤、星団が黄色丸で球状星団は十字入り、惑星状星雲は緑の二重丸、散光星雲は緑と、記号と配色は同一です。見ているだけでも良い星図です。ベクバルのように、早速、ドームの中で使えるようなものを仕立てました。作ってみるとベクバルは52枚で出来ていましたが、縮尺がやや大きくなっていることと、重なりがやや大きくなっている為に92枚になりました。かなり厚くなってしまいましたし、インデックスはこれからです。使い回しはそれ程便利という訳ではありませんが、撮影や観望の記録を充分に書くことが出来ます。南天の見えない部分は割愛してありますので、全天では104枚構成となります。
満月
昨日が暦の中秋の名月だということですが、満月は今日になります。満月は新聞を読むことは、さすがに出来ませんが、夜の闇の中では凄まじく明るい代物です。望遠鏡を使ってみようものなら、まぶしくて長くは見ていられません。そこでムーングラスというものがありました。接眼鏡に付ける緑色の減光フィルターですが、これを買い求めた時に某望遠鏡会社の社員が、そんなものが要るのかという顔をしました。自分のところで作って売っているのにその態度は何だとも思いましたが、その社員が何のつもりだったのかは今以て判りません。今も接眼鏡入れにそれが入っています。今となると、緑色に見えるのはイマイチで、NDフィルターを噛ました方が気持ちよく見ることが出来ます。しかし、これは反射や超高価格屈折機ならではの話で、色収差の目立つアクロマート屈折であれば、緑色フィルターで赤色や紫色をカットすることにより、きわめて先鋭な像を結ぶのは確かです。口径5センチのアクロマートで充分にそれは確かめました。ちなみに太陽のHα線観測用には、超高級屈折機ではなく出来の良いアクロマートで充分であるそうです。何しろ単色光しか使わないのですから色収差が出るはずがありません。それに、蛍石のような硝材は温度に敏感で、焦点距離が変わってしまうので特に太陽には使い物にならないと思います。安物アクロマートレンズでも出来がよいものであれば太陽や月のような光量の多いものに充分使えるというのは大変面白いのではないでしょうか。そう言えばケンコーの短焦点屈折がありました。これで実験してみましょう。
ところで、満月でまん丸と良くいいますが、望遠鏡で端をよく観察すると、クレーターが見えます。つまり、まん丸では無くて、少しずれているのです。これは当たり前で、まん丸と言うことは太陽-地球-月が一直線に並んでいて月蝕になってしまいます。まん丸ということでは、縁の部分でかすめるような星食があると。月の凹凸が正確に分かるようになったりします。まん丸で良いのは精々双眼鏡程度まででしょう。
★★2009年10月09日(金)何を交換してるの?、アリミゾ注文、Stargazer新版、紅葉前線南下中
何を交換してるの?
何でもファイル交換ソフトの作者が高裁で逆転無罪になったとか。あれって、まともな使用法で使っている方はいらっしゃるんでしょうかねぇ。新技術どころか犯罪の誘発源みたいに思っているわたくしは偏見に満ちているのでしょうか。まあ、それはともかく、今月の終わりに天秤座宮入りする土星は、来年の1月中旬に4度まで進んでから乙女座宮へ戻ってきます。ちょっととは言え少しは来ますから関係の方、最後の我慢でしょうか。それよりも海王星と木星のコンジャンクションが起こる位置がちょっと嫌な★秋津★でした。
アリミゾ注文
赤道儀に鏡筒を載せるのは、昔はガッチリと固定するのが当たり前で、外すとなると鏡筒を外し、鏡筒バンドを外しと、分解するのと同じ手間がかかっていました。しまうのも同じ手間がかかっていたのです。そこに風穴を開けたのがビクセンのアリガタ、アリミゾシステムです。小型機なら充分の強度で鏡筒を取り付け、ネジを緩めて外して付け替えるのも簡単にできるという便利さです。
大型のアリガタに2つのアリミゾを載せて片方に主鏡、片方に副鏡同期用の経緯台を載せ、更に副鏡を載せると言う形を作っていましたが、副鏡にケンコーの10センチを使うと同期用の経緯台が重さに耐えられなかったというのが以前あった事件です。この解決には、ガイドマウントを使うという手しか今のところ無いのですが、これには微動が無く同期に苦労します。また、ガイドマウントにはアリガタが付いていないので、昔の方法で鏡筒バンドを付けるしかありません。根本的な解決にはアリミゾの付いた重さに耐えられる経緯台を付けると言う手ですが、なかなか良いものが見あたりません。そこで、次善の手としてガイドマウントにアリガタを付ける手で攻めることにしました。また、折角作ったカメラ撮影台ですが、カメラ雲台の取り付けが結構面倒な上に、カメラの取り付けも結構面倒です。面倒というのならそれしか手がないのであれば頑張りますが、暗い中でなかなかねじ穴を合わせられないし、取り付けた時にカメラ側のクッション部分のゴムをねじり取りそうになっていました。そこで、クイックシュー付きの自由雲台を手に入れて、2段雲台にしました。この雲台の取り付けもアリガタ、アリミゾにしてしまおうという計画です。つまり、アリミゾが2つ必要になりましたので、注文しました。
台風が去って注文したものが到着しましたので、取り付けはこれからになります。出来れば試し撮りというか、実戦配備したいので、晴天待ちとします。
Stargazer新版
ところで、ウインドウズ7の発売が近くなっています。例の如くサービスパック1が出ないと危ない会社ですが、どうもVISTAのマイナーバージョンアップのようですので、大きなドタバタはないと踏んでいます。あったら会社の浮沈に影響しますからね。こちらを注文しようと思っていたのですが、どうもそんなものに金をかけるのが惜しく思っていました。そんな中にStargazer for Windows by Delphiの開発言語であるDelphiが先月Delphi 2010の名で発売されました。勿論Windows7対応です。こちらの方が高価なのですが、2007の次の2009が出た時は見送っていました。VISTA対応に何のメリットもなかったからです。で、いよいよまともに対応できたようですので、こちらを注文しようとしていた時に、抱き合わせでWindows7を安くしているサービスがありました。調べるとその値段では何としても手に入らないようですので、注文してしまいました。Windows7は未だ発売前ですので、既に発売されているDelphi 2010が先に来るようです。明日か明後日かに到着と思いますが、これを使ってStargazerも久々のバージョンアップと言うことになります。Stargazer for Windows by Delphi 2010とするか、再び内部バージョン番号である12を使うかは、嫁様の意見を聞きながら決めることにしましょう。sgwd2006はv.10、sgwd2007はv.11だったんです。
紅葉前線南下中
★★2009年10月12日(月)加減を知らず、SGWD12、搭載システム、ノムラモミジ
加減を知らず
大阪知事が物理的にも経済的にも沈む一方の金食い虫になっている関西空港をハブ化しようと考えているらしくて、伊丹を無くしたいようですねぇ。何でもリニアか何かで梅田と関空を結びたい? 財布の中の足し算や引き算が出来ない知事が威張っているようでは大阪商人の街も来るところまで来てしまったようですなぁ。加算と減算で加減を知らないのですから。こんな先読みの出来ない能なしが知事ではねぇ。成田でもショックでしょうが、羽田を使いやすくするのは当然です。鳴り物入りで作った成田も大きくできないし、航空会社もこんな状況では、投資対象には決してなりません。金が余っているのなら手に入れとこうというところもあるでしょうが。
札幌市内に丘珠空港という地方空港があります。「札幌」なのですが、その名称は隣の隣の市にある新千歳空港に付けられていて、地名を取って丘珠と呼ばれています。北海道内の地方空港を結ぶ便があるですが、全日空は撤退の意向を示しています。収益を上げる為に新千歳に集約したいのです。日航も同じで、身売りすら考えたのですから不採算路線が切られるのは当然でしょう。北海道内の線路でさえ大分整理しなければならなかったくらいですから、飛行機がそれ程、需要があるはずがありません。撤退反対と騒いでいますが、札幌市はバスの市内路線ですら不採算で業者が撤退しようとするくらいの貧しい街です。その貧しさを判っていないことか不幸と貧乏の始まりになっています。同じように、貧しくても気持ちがおおらかで平和な生活が出来る大地に根付いた場所を嫌って、本当に貧しくなっているのが札幌という街です。
駅前の老舗のデパートが無くなってしまったり、商業施設がごっそり無くなったりしているのを悲しんでいるだけでは、世の中を見失います。無くなってしまうのは必要が無くなったからです。要らないものなったのです。どうして無くなってしまうのかを、良く考えるべきでしょう。不況のせいになんかできません。アメリカの真似ばっかりしていては、一緒に心中しちゃいます。
SGWD12
Stargazer新版のバージョン番号は12にほぼ決定しました。現行2007.2gのソースで、Delphi2010のコンパイラを通し正常に動作するものを先ず作らないといけません。全ソースの内、通らないものがかなりあります。それらを通すようにするのは、言語仕様の変更程度ですから、それ程面倒な作業ではありません。次に動作のチェックです。期待通りの表示が出てない部分が出生データや設定ファイルで出現しました。それらの調査と解決が、次の作業手順に入ります。
Delphiの良いところは、コンパイラを通すことが出来たら、ほとんどデバッグが終わっていることです。プログラム自体が間違っていたらどうしようもないのですが、強力なデバッグ機能と共に厳密な言語チェック機能が動作不全を防ぎます。今回の不具合は、今まで変数の曖昧な使い方をしているところや、きわめて古いルーチンが絡んでいます。特に出生データや設定関係は、文字列に関する仕様の厳密化が関係していて、修正は比較的楽なのですが、楽な方法を使うより根本から改良しておくと自分が後で楽になります。その為、幾らか時間がかかります。中には簡単そうに見えて解決まで何時間も逡巡し悩まないといけないものも出てきます。それが一番大変なところでしょうか。その上で、幾つかの変更・修正や追加があります。とにかくこれからの作業です。
搭載システム
赤道儀への同架システムにアリミゾが追加され、より可変性の高い同架が出来るようになりました。計画通り副鏡同期用の経緯台とガイドマウントにそれぞれアリガタとアリミゾが配置され、重量級副鏡が搭載できます。10センチの反射と屈折が対象ですが、多少の無理をすれば16センチの反射を載せてしまうことも可能です。また、同期用の経緯台では、粗動を諦めてネジを締めると重量級副鏡が搭載できることが判りました。こちらは手動のクランプを幾ら締めても動いてしまったという事件でガッカリしていた奴です。それから、広角用レンズの為に作ったカメラ単体撮影用アームも、アリミゾを付けて2段雲台の着脱を簡単にしました。雲台の一番上にはクイックシューでカメラの着脱が簡単になっています。ここまで来るとシステム化が出来たと言っても良いでしょう。アリミゾに中型のものを用意すると25センチや16センチでの強度的なタワミを減らすことが出来ますが、コスト対効果はかなり低いことになります。
そんな訳で、とにかく載せ替えるのも時間が余りかからず、使いやすい状況で鏡筒を覗くことが出来るというのが、搭載システムのメリットです。後は晴れた空が欲しいのですが・・・・。
ノムラモミジ
★★2009年10月14日(水)眠れない?、新版続報、寒くなってきた
眠れない?
何でも千葉県知事が眠れなかったそうで。いえね、空港の話ですが、ここもやはり大事を任せられない唯の凡人ですねぇ。チン腹を立てて大臣に会いに行ってなだめられて帰ってくるなんてのがトップにいるところもなかなか話題性に富んでいます。
新版続報
Stargazer新版は、一時は完全に作り直すかなと思ったほどの言語仕様変更を見つけて、おたおたしたのですが、回避というか拡張の為の方法がありましたので、それを使うことにしました。Stargazerのプログラムは共通ルーチンを用意して、その部分での操作を統一しているのですが、その方法としてウインドウズ標準の方法を使っています。これは、他の開発言語からでも使えると言うメリットがあります。事によるとC++やカイリックスに移行なんて事も視野に入っていた為です。しかし、結局はDelphiは無くなってしまうのではなく、引き継がれて開発販売されていますので、最新版Delphiを手に入れたという訳です。
仕様変更をプログラムで吸収しようとした場合、正攻法ではかなりのコーティング変更をしなければならないので、折角ここまで変えるのであれば、作り直した方が良かったのです。その方が間違いも少ないことになります。しかし、大きく変更ではなく、仕様変更の部分を吸収すべく関連項目だけの書き換えで済めば、それはそれでOKです。ということで、第一段階の方針が立ちました。
寒くなってきた
調整・整備で準備万端となったドームが待ち望んでいた晴れた夜がやって来たのですが、晴れているとは言え、何かガスがかかっているような透明度の悪さと、気流の乱れで星像が肥大しています。まるでピントがあっていないかのような写りとなりました。撮影を急いだのでバックラッシュによる星像の流れが2枚ほどに出ていますが、その他は期待通りの写りをしています。条件は悪いですが、そこそこの結果です。気温は10℃付近です。寒いのになれていない身体には大変に寒く感じます。下半身は真冬の格好をしていても、冷えてくる感じがします。その代わりカメラのCCDの調子は上がります。夏の間はノイズリダクションが必要でしたが、冷えてくると要らなくなります。いきなり撮影枚数が倍になります。
★★2009年10月15日(木)ステファンの五つ子
★★2009年10月19日(月)ドウダンもうちょい
★★2009年10月22日(木)盗用事件、新版続報
盗用事件
天文関係の狭い世界の話題ですが、天文現象の映像で一応、有名所として扱われていたらしい人物が盗用を常習的にしていたと言うニュースが流れました。狭い業界ですから出版社も限られています。そんな中でアピールできる映像を作ることの出来る能力は高く評価されていたのでしょう。アマチュアの投稿作品が盗用だったと発覚したのであればお詫びの記事で済むかも知れません。しかし、謝礼を受け取っているのであれば、プロフェッショナルの仕事です。複数の出版社を巻き込んだ信頼を揺るがす事件で、法的措置を含めた検討もされているようです。
昔、行く先々で新発見・新発掘をする遺跡研究者がいて、新聞記者に尾行されてインチキがばれてしまったと言うことがありましたが、規模は違うにしろ同じような出来事でしょう。多少なりとも違うのは、幸いなことに学術的な方面に使われていた訳ではないと言うことでしょうが、だからといって良いはずがありません。今回の件では情報に寄れば、1枚の日蝕映像に矛盾点があり、そこから発覚し、ばれてから謝罪文を出した後も、他に沢山盗用があることを隠し通そうとしていたと言う事なので、同情の余地が無くなってしまいました。
海王星型の事件ですが、興味深いことにこの犯人は氏名は明かしていますが、年齢を詐称していると言うことです。沖縄在住で20代後半から30代位と想像されているこの人物の誕生日推定というのも興味深い事項です。
アストロアーツのこの事件関連ページに
・2009/09/18 / 天文雑誌「星ナビ」2009年10月号の表紙画像について
・2009/09/28 / 天文雑誌「星ナビ」2008年6月号および2009年10月号の表紙画像について
・2009/10/09 / 一連の天体画像不正疑惑の調査状況について
・2009/10/16 / 一連の天体画像不正疑惑の調査状況についての続報
と言うニュースのタイトルと日付があります。
新版続報
Stargazer新版は、一部の動作に不審なエラーが出るので、その部分の調査と訂正に苦しんでいます。どうして出るのかが分からないという怖ろしいエラーもあります。鋭意努力中。
★★2009年10月27日(火)休刊、ウインドウズナナ、Stargazer12、後方羊蹄山
休刊
『小学五年生』と『小学六年生』が今年度限りと言うニューズが流れました。最盛期の1973年にそれぞれ50~60万部を売っていたのが、最近では6~7万部という売り上げだそうで、儲けが出ない状況を改善できなかった結果のようです。確かに、子供の数が減っているのは確かですが、原因はそこでは無く、文字を読まないで済む生活をしている子供達の存在と、そうしてしまった大人達の問題です。このあたりは、よく分析すべきでしょう。それこそがこの日本の未来を見据える事になりますし、老後の生活を守ることになるでしょう。高校の学費を無償化するのは、子供達を守ることが目的ではなく大人の生活費を守ろうとするだけの方策です。これは小学校高学年だけの問題ではなく、中学高校と続く教育システムの問題となります。今の施策で高校が実質義務化になれば、現状で進んでいる高校の中学校化が更に進んで小学校化するのは目に見えています。行く先は大学の義務化でしょうか。63制の義務教育で躾と根本的な学力を付けられなかった場合、以降の学習は時間がかかるか時間の無駄になるかで、30才ぐらいを過ぎると何とかなる場合の多い知的な発達障害と同じ事になります。
ひるがえって、そのような困難な生徒が増えると、学校の勉強を教えるという機能は下がり、学校間格差が大きくなり、地域差も拡大するでしょう。学校現場にも競争原理を持ち込んで活性化しようと画策した文部科学省官僚の計画は、結局この流れを断ち切るどころか、大きく増長させる結果となって出るでしょう。
ウインドウズナナ
ウインドウズナナは22日に到着していたのですが、インストールしたのは一昨日でした。入れるに付いては過去の経験から、アップグレードではなく、新規インストールにして、ビスタの動作環境を完全に残しました。何しろ動かないものがどう出るかが、あらかじめ調べても出て来ないものがあります。何もない場合、未対応で動かないと思っていれば間違いありません。例えばホームページビルダーですが最新のバージョン13と前のバージョン12は既に対応モジュールが出ていますが、それより前のバージョンはおそらく出ないでしょう。わたくしは11を使っていますがこれもやってみないと判りません。結果は動きませんでした。それ以前のバージョン8は動くというのがオチです。ダウングレードすると使うことが出来ます。もしかするとビスタ対応モジュールを入れなければ11は動くかも知れません。
わたくしとしてはOSのバージョンアップでXpからビスタにする必要が無かったようにナナにする必要も本当はありません。OSの機能としてはWindows2000で充分なのです。Xpでもビスタでも戻りたいと思っていました。余計なことばかりやっていて基本性能が低かったのです。しかし、2000ではインストールするハードディスクに137G以上が認識できないという容量制限があって不便になってしまいました。インストールした後でならレジストリをいじって対応させることが出来るのですが、再インストールに苦労します。
ナナは速くなったと宣伝していますが、なあにWindows2000レベルになっただけです。ビスタが決定的にタコだったのです。だから売れなかったのは当たり前です。今度のナナはどうでしょうかねぇ。取りあえずパフォーマンスの点は改善されましたが、OSにあるまじき余計な真似をしているのは変わりません。
どっかの訴訟問題でメーラーを載せられなくなったおかげで、おまけでIEに付いてきていたものが無くなってしまいました。代わりに無償ダウンロードできるライブがありますが、これまた余計な機能を入れたおかげで使いにくくて仕方ありません。結局、別のメーラーソフトを入れて移行してしまいました。
ソフト的な問題はこの2つでした。残るはビスタの時にもあったプリンターです。前回と違うのはプリンターが二台あると言うことです。片方はナナ対応以前のドライバーでそのまま正常に動作しました。さすが我が国の名前の付いた会社です。しかし、もう一台は経団連会長を出している会社なのですが、何とドライバーが11月以降予定とだけで、待ってろという扱いです。そのプリンターの前に使っていて、調子が悪くなって捨てた奴もこの会社製なのですが、それは「大変申し訳ございませんが、対応予定はございません」という但し書きが付いています。決してこの会社の品物は買わないぞとビスタへの対応が遅れた時に決心していましたから、それ以外の被害はありませんが、かえすがえす裏切ってくれるというか期待通りの会社です。この会社のカメラに手を出さない理由がここにあります。カメラ部門とプリンター部門は全く別の人員と組織の筈ですが、やっているいい加減なところは一緒です。何しろこの会社のカメラは保証期限が来ると逝かれる電化製品と一緒の考え方で作られています。まるでソニーですね。社名が泣きます。それはともかく、年賀葉書には間に合って欲しいのですが、ビスタで使うというのが出来るので、たいした手間とはなりません。
Stargazer12
さて、Stargazer12ですが、大まかなアウトラインは出来上がりました。内部的な改良の結果、動作がより一層安定したはずです。ただ、出来ればいいなと考えていたマルチスレッド化は見送っています。テストで速度がそれ程、上がらないと言う結果が出ていますので、グルグルチャートが倍速や4倍速という事にはならないのです。それは当たり前で、天文暦を読み出し表示位置を計算し画面に出すという一連の流れを並行処理しようとしても、あっちが終わるまで、こっちは待っていることになるので、結局一緒と言うことになります。
後方羊蹄山(しりべしやま)何としても読めない旧名