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★★2009年05月03日(日) 新型インフル、連休後半初日の肉体労働
旧聞に属しますが、新型インフルエンザでなかったと言うことで、某高校の校長が涙を流して喜んでいました。気持ちが判らない訳では無いのですが、「並み」のインフルエンザだったわけで、法定伝染病であるインフルエンザでは喜んでいて良いはずはありません。インフルエンザは風邪と違い通年で流行するものです。現在の豚インフルエンザで死者が出ているのは確かですが、「並み」のインフルエンザでもちゃんと死者がでます。体力の弱い老人幼児が万単位で亡くなっているのです。涙をアップで写していたオマヌーな報道機関、おまえも同じ程度の考え方だな。
連休の後半、そして本番が始まっています。その初日、うれしさのあまり5時起きしたのであるが、これはしばしばあることである。到着したA3レーザーの置き場所を考えながらプリンターの移動用にキャスターを付けた台を作りました。こちらは8時前には出来上がっていました。問題は置き場所です。サブのテーブルの下という選択肢が一番の候補ですが、余りよい場所ではありません。と言うのは、お勝手から放り出された椅子を2つ置いてそれに板を渡しただけのテーブル(?)で、片付けてしまうこともあります。横を歩く度にけりを入れるのは、足に悪いですし、間違って板が落下したら、幾ら安いとはいえ、壊れてしまいます。Aカラーレーザーの隣は空きがありますが、移動用のスペースですから埋めてはいけません。で、部屋の図を見ながら、本棚の位置を少し動かすとAカラーレーザーの隣に置いて、立ち入りの場所も確保できることが判りました。
この計画の一番の問題は、本がぎっしり詰まった本棚を4本、動かさなければならないことです。1本は90度回頭、3本は30センチの移動です。試しに力一杯押してみました。ビクともしません。フローリングに本棚を直接置いていたら、引きずれば軽くても傷だらけになるでしょうが、厚いベニヤに布張りをして敷いてあります。わたくしの力一杯と言っても、力をかけるところもないし、大した力にはなっていません。そこで、角材を持ち出して、てこの原理を使ってみました。おおっ簡単に動く。と言う訳で、汗はかきましたが、空き領域の確保は正常に行われて、2台が鎮座しました。
次の作業、当日はこれがメインとなってしまいました。机には2台のマシンとテレビが載っていました。パソコンの1台は天文ドームに出向で、もう戻ってこないと言う噂です。それだけであれば、それだけの話なのですが、移動した時にケーブルの類は全て別に用意した物を使いました。と言うのは、机の裏からサルベージ出来なかったのです。絡んでいます。手が届きませんし、無理して引っ張れば被害が出ます。ケーブル君達は凄い状況だった訳です。蜘蛛の巣どころか、スパゲッティもかくやという状態です。良くここまで絡んだものだ。
この状況は放って置いても解決しません。その時動けばよいというので繋いだ結果です。そして、無理に引っ張る・・・。LAN、USB、電源、スピーカー、電話、全てが絡み合っています。全てイチから配線し直しをする必要があります。どれだけ時間がかかるか判りません。特にUSB回線は回線が足りなくてつなぎ替えて使っている状況でした。解決の為にUSBハブを買ってきてはいるのですが、さすがにこの中に投入できずにいました。回線だけを整理するのではなく、机自体の構造から補強、机の棚、そして、機材の置きようまで全て変える予定です。この先の地デジ対応を含め、テレビを液晶に入れ替える希望もあります。それらを含め変更も容易にする形を取りたいので、今までの失敗も含め、良く考えた作りにするつもりです。
まず、嫁様にしばらくインターネット切断を通告しました。不満げではありましたが、惨状を見ているので諦めたようです。一番に接続は戻してやるつもりです。9時頃の開始です。ホコリまみれのケーブル達が出現するのは10時頃になりました。これを見ただけで気絶するかと思いました。そして、バラした机回りの調整に取りかかりました。その昔は、良いテーブルがないので板を組み合わせてパソコン台を作っていたのですが、たまたまお勝手から放り出されたテーブルがあったので、それを貰い受けて、パソコン棚を追加して使っていました。その追加した部分に重量物が載るので、別に足を付けていたのですが、見るとその足が取れかかっています。まあ、丁度良いところでした。モニターやアンプが落下してお釈迦になる寸前と言うことでしょうか。足を新しく付けて、棚も構造を強化組み上げたところでお昼間近になってしまいました。いそいで、電話からLANのハブまでの設置を行い、嫁様までのLANケーブルを戻してアクセス可能にしました。飛行機の予約などと言っていますから、また遊びに行くか来る計画をしているのでしょう。ここまで出来れば、あとはじっくり考えながら出来ます。
2台のパソコンがあった場所ですから、1台になった今、無くなったパソコン1台分のケーブルが出てくるはずですが、不要になって出てきたケーブルはどう見ても2台分、つまり3台置いても良いように最初にケーブルを入れていたようです。
ケーブルを整理し、決して触ることのない部分を結束し、変更が出る部分は別の結束を使いとめていきます。機材の位置を変更することはありますが、どれも電源が必要ですから、電源タップの位置を定め、そこへの電源ケーブルを確定して固定し、各機器の電源ケーブルをそれぞれ結束します。それだけでもかなりすっきりします。位置を変更することのないメインマシンは、メンテナンスの為の移動を考慮するだけで、ケーブルはまとめてしまうことが出来ます。但し結束バンドはワンタッチで取れる物を使っています。
このような作業で、形が見えたのが15時頃になります。実はそれ程変わっている訳ではなく、スキャナーの居場所が無くなってしまっただけで、これは当初の考えの通り、移動してもケーブルの引き回しに苦労しないように作戦を立てています。スキャナーは常に稼働しているのではなく、使う時があるという代物ですから。とにかく、今までに使いやすい形を取ってきているのですから、それが良い位置と言うことになります。
扇風機から照明までの配線を終了したのは17時過ぎになります。ほぼ一日かかったことになります。ケーブルの類はあふれていた昨日から、すっきりと目立たなくなっています。一番目立つのはキーボードのケーブルです。これも無線化が可能のようですが、キーボードが気に入るかどうが自信がないし、高いのではないかと・・・。そして今日、体中筋肉痛でございます。
★★2009年05月05日(火) サクラ満開近し
★★2009年05月09日(土) 新型、低体温?
国内での豚インフルエンザ確認の報が早朝に入りました。大阪府の高校が3校合同で生徒をカナダに派遣した事業ですが、昨日の夕刻の帰国で、ついに貰ってきてしまったようです。各地でカナダやアメリカを目的地としている修学旅行等を中止しているのは正しい判断であったことがこれで判ります。毒性イコール致死率が低いのは確かですが、健康で体力のある若者が肺炎を併発して死んでいる例もあるようですし、これから変異しないという保証もありません。冬が近づいて発症者が増え、薬を多用するようになると耐性と変異の可能性が格段に上がり強毒性に化ける事だって有り得ます。実質的にフェイズ6となっている北米は正に汚染地帯です。日本では水際での阻止が出来ている様子でもあり、本番である強毒性インフルエンザの予行演習となっていますが、すり抜けて入る可能性は無い訳ではありません。綱渡りしている感じです。
さて、昨日のことになりますが、朝、目を覚ますと喉は痛いは頭痛はする、鼻水は流れるはで、風邪の諸症状があふれていました。昨夜から悪寒を感じていたので、遂に発熱かと思って体温を測ると・・・体温が低くなっています。36度を下回っているので体温計が壊れたのかと思ったくらいです。電子式で予想曲線上の温度を示す奴ではなく、昔ながらの水銀温度計ですので、信頼性は抜群です。体温は身体の各部で違いますが、脇の下で36.5度がいつもの数値であり、それが上がると発熱状態と判断していました。しかし、低いのは初めてです。と言うより、低くなる条件である身体を冷やした状態で計ったことがないというのが正しいでしょう。何らかの要因で身体を冷やしていたのです。ところが布団にくるまって身体を温めてもそれ程上がってくれません。
何れにしてもこれでは今日の仕事が出来ませんから、朝イチで出かけ業務上の手配だけを行って休みを貰い帰ってきました。横になるとすぐイビキをかいていたようです。2時間ていどのインターバルで目を覚まし、トイレへ行き水を大量に飲んで布団に戻る事を繰り返す内に大分楽になってきました。今までの風邪と違うのは、やはり体温が上がっていないので、汗をあまりかかないところでしょうか。夕食に熱い豚汁を食べたところでやっと少し汗をかきました。関連の星回りがあまり見あたらないので、これは乙女座宮にある土星の効果だろうと想像していますが、木星と海王星のセットも無関係ではないかも・・・。よく判りません。
★★2009年05月11日(月) はなもも
★★2009年05月13日(水) 交通安全岩見沢
★★2009年05月16日(土) ヘルクレス座球状星団M13
★★2009年05月20日(水) オダマキ
★★2009年05月23日(土) ディスプレイ更新
ディスプレイを更新しました。24インチから25.5インチへの交換です。24インチは嫁様の元に行き、嫁様の元にあった19インチが天文ドームの中に玉打ちで動きました。ドームの中にでは19インチのブラウン管モニターを使用していたのですが、大きくで邪魔になっていました。40センチを載せた時はマウント軸や望遠鏡がかすめるように通過していきます。この状況から、嫁様が使っている19インチを徴発し、新しいモニターを購入するという手を思いつきました。そうすれば安く済むという考えです。
そこで、液晶ディスプレイを物色すると、なんと値段が下がっているのでしょう。ノートパソコンの価格の半分が液晶だった時代もあります、(いつのことだ・・・)。19インチでは、なんと1万円くらいであるではないですか。安くなったものです。そして、何気なく自分が使っている24インチの値段を見ると目が点になってしまいました。22インチモニターが突然潰れて急いで注文した時に確か10万円したはずだった物が、同じスペックで4万を切って3万を切りそうなのまであります。この種の電脳製品の値下がりは宿命とは言え、ここまで来たかと思う次第です。性能は大丈夫なのか・・・。調べて見ると、大丈夫なようです。技術は進んでいるのです。
で、モニターの更新となりました。中古になりますが嫁様のところへは24インチでワイドなモニターが置かれました。パソコンでの使用はともかく、DVDを見るのには大変に良い状況で、テレビを更新するつもりでいた嫁様のタイムスケジュールが、かなり先になったようです。
また、わたくしのところでは、解像度は同じですが、少し大きくなったモニターにスピーカーが付いていて、アンプに電源を入れなくても音が出るというおまけがありました。
さて、パソコンのモニターが大型化していく中で、その横に置いてあるテレビ、ほとんどDVDモニタと化しているのが、14インチブラウン管ステレオテレビで、気持ちの中では小型化しています。そして、地デジという奴が買い換えを迫っています。ただし、わたくしは放送にはほとんど用事がありません。それに机の上でパソコンディスプレイと並べますので、40インチだ50インチだという大画面は置けませんし必要がありません。机は横幅1.5mです。26インチ程度を2つというのが、最も大きい選択肢です。
テレビメーカー販売戦略の次の手は15位から25・26位の小型の奴です。つまり、安いふりをして安くない価格が付いています。その上の32インチクラスと販売価格が逆転している物すらあります。そして、パソコンディスプレイと価格を比較してみると、地デジチューナーが付いて値段が2倍3倍になるように見えます。パソコンディスプレイと地デジチューナーを買った方が安いのではないかと思うくらいです。フルハイビジョンなんて立派な名前を付けていますが、解像度で言えば大したことはありません。廉価品の24インチディスプレイと同等又は以下なのですから。
ところで、店頭で見る大きさと、持ち帰って置いてみた大きさは違います。家の方が大きくなります。40インチだ50インチだと並んでいる店頭では、大きさの感覚が狂ってしまいます。取りあえず26インチに目星は付けましたが・・・テレビだと10万円程度、ディスプレイだと3万円、どないします?
★★2009年05月24日(日) ベランダ塗装の挫折、ドーム内整備計画進行、オダマキ
ベランダ塗装の挫折
市内に宣伝カーが出て、市議会議員候補の名前を連呼しています。幾ら民主主義だとはいえうるさい限りです。頑張りますと叫んでいるのは、自分の儲けに頑張りますといっているようにしか聞こえないのは、貧民のひがみでしょう。韓国では前大統領が飛び降り自殺とか。日本だってその種のことはそれ程変わらないと思うのですがねぇ。
本日は、この時期恒例のベランダ塗装に挫折しました。昨年、まあいいかと言って、余っていた水性ペイントを塗ってしまいました。コンクリに塗った時は下地を塗ってですので、剥がれるというのはないのですが、やはり野外の木材には駄目なのでしょう。春になってそこここで剥がれています。ついているところはガッチリとついていて、剥がれるように取れるところもあります。とにかく1度剥がさないと希望の油性塗料を塗れないので、サンダーを買って貰いました。しかし、やすりの荒さが足りずに、1枚で1平方メートルどころかその4分の1くらいしか出来ません。これを買いに出ると2時間はかかりますから、面倒ですので次の機会にしました。この様子では一夏かけての塗装のやり直しかも知れません。
時間を惜しんでいるのは、芝桜のピークが来ているからです。今が一番キレイな時です。そんな時にサンダーでホコリまみれになるなんて、後回しです。今回のピークは、ピーク直前に嵐があって、2日ほど花たちは痛めつけられました。それでも何とか復活しています。そして、嬉しいことに仕事が休みの土日にそれが来るというのも、他の作業を後回しにしてしまう理由でもあります。仕事があれば帰ってくるのは夕方で、夕方の姿しか見ることが出来ません。勿論、芝桜だけが見物だということではありません。オダマキもしばらくは楽しめますし、少なくとも3期に分かれるツツジの第2波で、ミツバツツジや八重咲きが楽しめます。そして、その後に控えるおきにいりの黄レンゲツツジやシャクナゲたちのつぼみが色づいてふくらんできています。花が好きな方々は、更に努力をして花を長持ちさせ、雪の季節まで何かが咲いているようにします。ご近所にはかなりの腕を持っている方がいて、その前を通るのが楽しみです。それはともかく、荒いやすりを調達してベランダの塗装リベンジは来週ですね。
ドーム内整備計画進行
ドーム関係ではモニタを更新したところで、2つの計画が進行しています。
1つは、40と25センチで撮影した映像がコマ収差の影響を大きく受けていることが、やっと判ったことから、これを修正するコマコレクターが必需品であるという判断で、該当の商品を注文をしました。ニュートン反射の中心像は、面精度次第ですが高価格な屈折機でも到達するのが難しいほどの先鋭像を可能にします。しかし、短焦点鏡ではコマ収差と呼ばれる収差によって、周辺の星像が独特の形に流れたようになります。この流れる量は反射鏡の口径比で決まってきます。D300を例に取ると、ASPサイズのCCDで、中心から一番遠いところまでの距離は14.2mmあります。1つのピクセルの大きさは0.0055mm/5.5μm/ありますが、視野周縁部でのコマ収差はF7.0で、0.054mm/54μm/になります。実際の撮影では、この量で星像が変形していることはほとんど判らないでしょう。F6.0では74μmとなって、まだ許容範囲です。ところが、F5=107μm、F4.5=131μm、F4=167μmとなっていて、ピンぼけや光軸の合っていない光学系でも、星像そのものがぼやけてしまっていても気付く状態になります。撮影で使えるニュートン系はギリギリF6.0でしょうか。しかし、40センチはF4.5、25センチはF5.0ですから、撮影した像を慎重に調べると判ります。今まで判っていなかった訳ではありませんが、光軸とピントをピシッと合わせて、それなりの長い露出をするようになりましたので、明らかになってきたのです。
実はビクセン社のコマコレクター2を持っているのですが、SS/200専用設計で、2インチスリーブに差し込むことが出来ません。強引に取り付けて使用してみたのですが、改善が今ひとつでした。F4.0用に作られている物ですし、どうも中心像が甘くなる設計です。もともとSS/200の主鏡は、それ程高い精度を持っていませんから、これで充分だったのでしょう。取り付けるカメラ位置の問題もあって不満足な結果が出たのだと思います。ビクセン社もこの問題を認識しているのでしょう。改良してコマコレクター3に製品を切り替えています。この先SS/200を手に入れるということは無さそうですが、ジャンク品入れに移動して取っておきましょう。
2つめはシステム化させた鏡筒群を今一度再編させる計画です。アリガタ・アリミゾを使用して着脱を簡単に、そして単体で載せる形式にしました。ところが物によってはやはり同架した方が便利なものもあります。この前も、新しい望遠レンズで、かみのけ座の大きめの星団、Mel.111を取ろうとしたら、相手がよく見えない為に導入用のファインダーが欲しくなりました。星座を撮ったり、スバルを撮るようなことは簡単ですが、少し長玉になると肉眼で厳しいし、カメラのファインダーでもライブビューでも見えません。対象を入れるにはめくら打ちで大変苦労してしまいます。この計画にはアリガタとアリミゾの再配置と追加が必要です。幸いなことに先々週、ビクセンのウェブショップで、出物があったのでアリミゾが1つ安く手に入りました。しかし、必要としているのは2個です。大変難しいのですが虎視眈々と出物を待っているか、諦めて新品を購入するかです。アリガタ達はコマコレクターを売っているところで、大量に安く取り扱っているので、そちらに同時に注文しました。従って、未手配の物はアリミゾが1つです。こちらは時期を待ちましょう。
オダマキ
★★2009年05月31日(日) 塗装剥がし続報、ドーム続報、ドーム準備完了、オダマキ
塗装剥がし続報
やっと街宣活動の終わった街は静かです。争点も大してなく、論議も低調な選挙ですから、投票率の下落に歯止めがきかないことでしょう。
ベランダの塗装剥がしは遂に電動カンナまで登場する始末になりました。そこまでやっても深く染みいった部分は取れません。というより、取る必要があるのか・・・・。ドームのコンクリ製の階段を木で拡張したものにも塗装の剥がれが出ています。これをベランダに持ち込んで、サンダーをかけると、塗料が面白いように取れます。こちらは水性塗料ですが、別色の塗料で上塗りしています。上塗りをする時にシーラーを塗っていないのが原因であるように思われます。また、色を変えた際に、サンダーで表面をあらしておくと良く付くと説明書きにありますが、勿論そんなことはしていません。取れたところと取れないところがマダラ模様になっているのですが、試しですからこんなのがどうなるかも知りたいところです。そこで、躊躇せず、試しに買ってきた油性の新色を塗ってしまいました。1度塗りでは、塗りのアラが目立ちましたが、2度目になると、かなり改善されています。3度目では多分、充分な状態になると思われます。
ただ、試しの新色がかなり濃い茶、焦げ茶色です。最初の塗装色が灰色、塗り替えた色は色調が違いますが少し青みがかった灰色です。2番目の色は・・・車庫に塗ってイメージと合わず、塗り直しとなった因縁の奴で、もう車庫には塗らないし、出番がない、勿体ないからこれで済ましたという代物です。一斗缶で買ってきていますからねえ。この焦げ茶、いかにもウッドデッキ風になるでしょうが、これが合うかどうかは嫁様の判断に任せましょう。
ドーム続報
コマコレクターとアリガタは既に到着しています。到着してから、月が雲間に見えただけで天候が思わしくありませんので、コマコレクターの性能試験が出来ないでいます。しかし、アリガタとアリミゾを使って鏡筒の搭載状況を整理する事が出来ました。欲を言えばとアリミゾがもう1つ、必要です。重たい鏡筒だと副鏡用に取り付けたKDS経緯台では強度が足りずに方向によっては動いてしまいます。こちらはタカハシのガイドマウントで固定する必要があります。つまり、ガイドマウントにアリガタとアリミゾを付けて脱着を簡単にすると言う手です。アリガタは手配済みですから必要なのは汎用のアリミゾとなったのです。
鏡筒1本での搭載用に整理したシステムですが、この変更で40センチを除く鏡筒で、1本と2本を同架する形をかなり自在に選ぶことが出来る上に、カメラ雲台も鏡筒と同じように扱うことが出来ます。実は今回の変更の主因は、カメラ雲台と鏡筒の同架だったのですから、より汎用に使えるようになったということです。
ところで、実に安く手に入れたケンコーの10センチ屈折ですが、問題が出ました。ピント合わせ用の「アルミ製フォーカスノブ」ですがメーカーの宣伝でも「フォーカスノブには感触の良いアルミ製を採用。スムーズな動きで快適なピント合わせが可能です」となっています。これは製品のウリになります。しかし、問題はアルミの部分ではなく、そこに付けられた滑り止めのゴムがボロホロになって切れ落ちた点です。まあ、かなり安物のゴムであることは間違いありません。輪ゴムのゴムより落ちる感じです。しかし、この滑り止めがないと大変に回しにくくなります。手元には良さ気なゴムが無く、フェルトを貼りましたが、やはりポチポチの付いたゴムが欲しいところです。普通であればクレームなのですが、この安物ゴムをもらっても・・・ねぇ。
ドーム準備完了
明日から6月になります。そして、すぐ節が来ます。5日21時59分23秒です。空亡、天中殺、大殺界・・・色々な名前が付けられていますが、辰巳空亡が明けます。今年は3月4月が離宮坎宮と続いた為に、春先としては体調が思わしくなく、風邪気味の日々が続きました。明け近くが1番心配というのもありますが、今少し踏ん張りましょう。
そんな中で星図プログラムがやっと出来ました。幾多の曲折で挫折して放っていたこともあります。ファイルのタイムスタンプを見ると、星座境界のデータをいじっていたのが2007年の5月ですから、足かけ2年が経っています。
星座境界が当時の赤経赤緯を元にして策定されてから、結局天文学的には星座を使用しなくなってしまっても、処理データとしては残っています。やっかいなことに星座境界は決めたけれど、それを超えて星座に配当されている星が50個ほどあります。これに気付いてから、実用全天星図を見ると、正確に書いてあるのもありますが、星座名未収録や、明らかに間違いという番号を付けて記載してある星もあります。星名の表示は実は結構大変なことです。結局、位置から星座を出す関数を組むのに何ヶ月かがかかっています。
また、肉眼で見える星の数は精々6千位と実は少ないので、表計算ソフトを使って色々と操作ができます。しかし、10等級程度の星まで使おうとすると26万弱の数になります。表計算ソフトは使い物になりません。テキストエディターとプログラムで処理です。そして、星表にもいろいろあって、相互に矛盾しているものもあります。それは仕方ありません。最近でも座標系の更新がありましたし、観測者の間違いだってあります。FKシリーズの基本星表は1500ちょっとの星の精密位置ですから、使えない事はないのですが、以外と明るい星が落ちていますから、統一的に処理は出来ません。そうなると今度は百万単位数の星表がありますが、どれがどの星だという同定が大変になります。装置を変えると違う結果が出るというのはよく知られた事実です。
そんなことや、仕事が忙しかったりで遅々として進まず、モチベーションも下がっていました。ここで出来なかったら、多分もう2度と出来ないぞと思って、気にかけて集めていたデータや処理方法を整理してこの土日の2日間でやってしまいました。始めたら、出来るもので、公開しているプラネタリウムのプログラムの流用でほとんどが出来ました。あれは、言ってみれば処理のノウハウが詰まったプログラムなのです。
当初の目標が、今まで1番使い込んだ全天恒星図の多少の改良版です。北天図4枚を南に10度ずらします。赤道域図4枚を南に20度ズラします。これに天の北極図1枚を入れて、計9枚で通常の観望域をカバーします。全天恒星図では南天図4枚がどうしても必要となって、計13図のページをくくるのが結構大変でした。そして、実質絶版であって、後継の実用全天星図はカラフルとなってしまい、書き込みにはイマイチです。使い込んだら新しい奴を買い込んで来たので、全天恒星図は4冊あります。しかし、書き込まなくなったので実用全天星図の二冊目は買わないでしょう。同じように標準星図もわざわざ書き込み用がありますが、本図に書かなくては記録になりませんし、価格も高いですから、書き込みに躊躇します。そこでコピーとなるのですが、ドームで書き込むには大きいし、縮小すると見にくい。ベクバルも同じです。で、先ほどのスペックが欲しかったのです。プリンターで出せますから、幾らでも書けます。取ってない対象に印を付けておくと言うのも出来ます。あとは晴れるだけなのですが・・・。
オダマキ