★★2009年02月02日(月)上はトケトケ下はツルツル

★★2009年02月04日(水)月齢9.1太陽黄経315度立春

★★2009年02月05日(木)デパート沈没、赤道儀復旧

　北海道の老舗デパートと言われる丸井今井がギブアップという報道で、テレビではエーッという声を放送していましたが、大方の声はやっぱりねだったはずです。売り上げが伸びす再建計画も大甘で、挙げ句の果てに駅近に開業した大丸に客を皆奪われてという状態ですから、皆さん判っていたことです。それだけではありません。札幌は客を盗られたと言い訳が出来ますが、旭川はどうでしょう。駅前一等地を占めているのに、やはり売り上げを伸ばすことが出来ませんでした。デパートという営業形態に行き詰まりがあり、それを方向転換する事が出来なかった。方向転換してお客の為に、お客の便利の為に営業出来なかったからこそ儲けが減っていったのです。
　秋田小町というブランド名の付いた米があります。これにアニメの萌えキャラをプリントして売り出したらブレイクしてしまいました。秋田美人の写真を入れた袋もあるようですが、そちらの売り上げは伸びず、萌えの方はバカ売れしてしまったのです。営業で売り込みに行ったらデパートではウチの店に合わないと言って断ったところがあったそうです。これがデパートの商売です。機を見て敏に出来ず沈没してしまうのです。
　世の中のデパート全てがそうなっている訳ではありません。地域に密着して必要な品物を揃え、近くに大規模商業施設を作られても、営業利益を落とさないでいるデパートが僅かながら存在しています。そして、同じように大規模商業施設として市内住宅造成地に先行開業したイトーヨーカ堂がもうすぐ閉店します。客も付かない、付いた客も離れる営業展開、接客をしていたらこうなります。うちの嫁様が３回、不満の残る対応をされています。仏の顔も３度まで。彼女を怒らせたところは潰れますから、わたくしは予言を広言していました。あそこは潰れる。結局はお客がどうすれば満足するかを考えていない結果です。

　赤道儀の赤緯軸のクランプが不調となってきていました。本体に当たってもう回らないと言うところまで回しても、締め付けが充分でなく動いてしまうのです。25センチまでを使う分にはそこまでしなくても良いのですが。一時的にバランスの狂った状態で取り付けを行う４０センチを載せる時に手で押さえておくという作業が必要となっていました。原因はクランプを締め付ける時に擦られる部分の塗装が徐々に取れていって、結局0.1mmある塗装がとれて、その分に対して、ピッチ1mmのネジを１０分の１回転多く回さなければならなくなっていたのです。ユーハン工業の工場長に相談すると、速達でワッシャーを２種類送ってきました。もの凄い速さです。結果は厚さ1.1mmのワッシャを咬まして、当初の位置を回復し、きわめて気持ちの良いクランプが出来るようになりました。分解してみると惚れ惚れするような作りと精度を実感出来ます。これが、精度の悪い代物では再組み立てをした後でかなり調整をしないといけませんが、調整はちょっとで済みます。ですから、作りの悪いものは素人が分解すると取り返しの付かないことになります。本当に手作りの部品が組み上げられている良い赤道儀です。アルミの鋳物で作ったものとは出来が違います。外観でも違いが出てしまっています。
　納入から１年、冬が２つめになりますので、動作報告も兼ねたのですが、聞けば寒冷地仕様としてグリスも何種か混ぜているようです。その甲斐あってマイナス気温の中、問題なく動作しています。
　某社のマウントはこれだけ冷えると動かなくなるという話を聞いていたのですが、あまりぴんと来ませんでした。その某社の赤道儀を１台持っていて、戸外で使用して問題が無かったからです。ところが、聞いてみれば、同じシリーズ名を付けられた後継機種達はこのような温度条件では軒並み討ち死にだそうです。シリーズ最初は真面目に機械的なセオリーに従って作られているのが、後のものは少々丈夫に作ってあることからそれに甘えて省略してしまった部分がかなりあって、搭載能力を上げただけで精度的には下がってしまっているのだそうです。もともとアルミの鋳物の会社ですから、マウントもアルミの鋳物として作られています。
　寒冷地で動かなくなる理由として２つのことが考えられます。砲金やアルミなどの違う金属を使用している為に膨張率が違って、低温ではすりあわせ部分がしまってしまう場合と、低温で固化してしまうグリスです。ベアリングを使わず、すりあわせを多用しているとこの現象が起きます。また、グリスについては、わたくしが使っていて今お蔵入りしている赤道儀は何度かグリスを入れ替えています。結構寒地に連れて行きましたので、柔らかいグリスを入れて調整してあります。グリスで性能も変わりますから、何でも良いというわけにはいきません。まあ、とにかく良い品物だと言うことは嬉しいことです。先日、これの中古品が１０万円で売れていましたが、判るような気がします。

★★2009年02月06日(金)知恵を絞れ

　大きな利益を上げていた会社が業績を下方修正しているニュースが毎日のように流れます。給料を下げる理由を付けようとしているのでしょうか。それとも株式保有者に対する配当を減らすつもりになっているのでしょうか。今までの利益をため込んだ留保金は自分のものだと思っている経営者が居るのは間違いないことです。
　いざ景気が上向きになった時に、不況の時に人を切った企業には再び人材を集める事が出来るでしょうか。人は城です。結局は自分の首を絞めることになるのです。経営の神さまと呼ばれた松下幸之助が不況の時に取った方策は首切りではなかったはずです。少なくとも首切りをやるような会社の品物は買わないぞと。ええと、地獄のキャ○ネットはハナから関係ありませんね。えっ自動車製造会社全滅ですか？
　政治の世界では、社会を制度で動かそうという官僚的思考が蔓延しています。時々風穴を開けるように郵政民営化で花火にするような事が起こりますが、その内容の是非はともかく、皆がその気になって動くというのが人々の指導者としての必要な能力です。ひょっとこではねぇ。人相が駄目です。不況を切り抜けようというコンセンサスがまとまるはずはありません。土光さんみたいな人でしたら良かったんですが。二兆円も出せる金があるのなら消費税が１ポイントぐらい下げられるんですよねぇ。減税で物をちょっとでも安くするという方が人気が出ると思いますがねぇ。なにか知恵を絞っている様子がないですねぇ。

　赤道儀に乗せる鏡筒を単品にして、単純化を図ったら実に使いやすくなって、動かすのが益々楽しくなったのですが、未解決や新しい課題が出てきたりして、こちらも楽しい限りです。
　一番新しいケンコーの１０センチ短焦点屈折が意外と撮像鏡として良いと言うことが判ったのですが、重量バランスの問題が出ています。カメラを付けるとバランス位置が大分後方になります。取り付け用のアリガタは鏡筒バンドを取り付ける為のネジが下に出ていて、位置を大きく移動することが出来ません。つまり、単体で眼視用として使うには、これで良いのですが、カメラを付けるとバランス位置に取り付けることは出来ません。今までは、ぎゅっとクランプを締めて使っていましたが、正常な使用状態ではありません。そこで、アリガタを長いものに変更して鏡筒バンドの位置をかえて、眼視用、写真用ともにバランス位置で取り付けることが出来るようにしました。
　次はまだ未解決のカメラ単体での広角の視野確保です。こちらは色々と考えているのですが、
　１　ポータブル赤道儀EM/100の再登場
　２　専用取り付け金具の工作
と言う二つの方法があります。簡単なのは１ですが、実際の撮影では当然２です。まあ、頭を働かし知恵を絞ることにします。これが1番楽しかったりして。

★★2009年02月08日(日)犯罪、ヒーター順調、昨夜新千歳空港で欠航３０便

犯罪
　路線バスの中で女子高校生の胸を触った男が似顔絵で手配され、砂川市内のバスターミナルで警察官によって捕まったそうです。捕まえたら漫画家でネコムシとか言う妙な生き物の絵を描いていて児童書として出していると言うことらしいです。被害者によるねつ造でえん罪と言う事ではなく、本人が認めているようですので有罪になるでしょう。胸を触る為にバスに乗っていたのでしょうか。４５歳ですから、自分の娘のような年齢の女の子を手にかけた訳です。犯罪です。まあ、親しくなる別の方法を取れなかったのが不幸の始まりです。年齢差では婚姻届けが拒否されることはありません。それでも犯罪だという人も居るでしょう。
　さて、自分で犯罪と判っていてもやってしまうのは規範意識が無いとか、大人の癖にという見方もあるのですが、本人にとってはそうせざる終えない何かがあった訳です。だから、判っていてもやってしまう。業というものなのでしょう。これに対して法律で取り締まる。刑罰を持って従わせるという制度が導入されます。それが整っているのが法治国家と言われますが、しかし、だからといって事件が無くなる訳ではなく、反省させて世の中に戻すというシステムをあざ笑うかのように、性犯罪での再犯率は非常に高くなっているそうです。制度としてはより厳罰へと流れるだけで、究極の話になれば死んでもやりたいという自爆テロにはかなわないことになります。つまり、制度面をどんなに改良しても出来ないことがあるのです。法治国家だから安全だとは言えない訳がここにあります。日本が安全な国だったのは、別の文化があったからだと言うことはもう皆さん衆知の事実です。

ヒーター順調
　朝方にマイナス１５度付近まで下がることがあります。昨年は、このような場合、日中に気温が上がると共に冷え切った赤道儀や反射鏡に結霜し、特に反射鏡は水をかけたような状態になりました。これを繰り返して反射面がひどい状態になり苦労して洗浄する事になってしまいました。そして、それを避ける為にヒーターを導入したのです。このヒーターは配管の凍結防止用で、自動的な過熱防止機能を持つ上に、消費電力も少ない優れものです。この効果は絶大で、鏡には霜が付きませんでした。たまたま赤道儀の基部に付けたヒーターの電源を切っていたら、赤道儀に氷の結晶が成長して、白く覆われましたが、こちらもヒーターの電源を入れると半日で回復しました。周囲の気温よりほんの数度、温度が上がっていればよいので電気代がバカみたいにかかる訳ではありません。
　ところで、鏡筒をポンポンと入れ替え出来るようにしてみると、今度はファインダーを付け替えるのが面倒になってきました。特に大きい方から３本、４０、２５、１６センチは焦点が長く、その分ファインダーの調整がシビアです。付けたままが一番良いのですが、５本の鏡筒でファインダーは３本です。あと２本欲しいところですが、いざ買うとなると１本２万くらいします。ケンコーのSE102は23100円で買いましたので、わざわざファインダーを２本四万円で買うのなら、SE102を２本買うのと同じような物です。２本買って双眼望遠鏡にした上に、ファインダーも２本増えるのであれば、笑いが止まりませんね。と思って、値段を見に行くとケンコーの１５センチの反射鏡筒の売値が２万円を切っています。双眼反射望遠鏡かっ。閑話休題。
　あとは自分で作ってしまうとか、古いのを引っ張り出して使えるようにするかですね。さもなければ、格安双眼鏡をバラして２本の正立単眼鏡とした上に十字線を入れて取り付けるというのも手です。こちらも色々とアイデアを練りましょう。


昨夜新千歳空港で欠航３０便

★★2009年02月09日(月)高速バス、お持ちのカードは？

　今度は高速バスです。福岡発宮崎行きのなかで、寝ている１９歳の短大生のズボンのチャックを開けて手を入れたのが福岡高裁の判事５２歳で、彼は「女児の体を触ったとして強制わいせつの罪に問われた元小学校教諭や、勾留中の女性の体を触ったとして特別公務員暴行陵虐の罪に問われた元警察官に有罪判決を言い渡した」そうです。
　さて、本人は否定しているそうですが、どんな魔が差したのでしょうか。チャートが欲しいところです。特に土星天王星のオポとの関わりなんかも知りたいところです。現行犯で捕まったのがやっていないと言って否定していると言うのが何とも哀れです。被害者に応援と支援を、そして加害者に投石を。エイメン。

　金融大国と言われた米国がリーマンの破綻から今まで問題にならなかった諸々のことが問題となってきています。その中で、例えばどんなカードを持っているかで社会階層的区別をするような事になっていました。パスカードではありません。あれは、プリペイドカードです。自分の資産と、提携したカード会社の信用を背景に作られた決済用のカードです。どんなに良いとされるカードを持っていても、明日は判らないぞと言うことになったら、ステータスとしてのカードの意味が無いことになるでしょう。財務状況が何ヶ月、下手をすれば何日かの内に暗転してしまうということが有り得るのですから。
　しかし、人の思い込みというは、そうそう簡単に崩れるものでは無く、現実を突きつけられても逃避という奥の手を使う輩まで出てきます。その昔、外車に乗るのがステータスだった時代があります。扱う店は金持ちの優越意識差別意識をくすぐる商売でしたので、暴利をむさぼっていた訳です。それが、車は下駄だよと言う米国的意識がかなり浸透しても、ベンツやロールス、そこまで行かなくてもクラウンじゃないとっていう人がたくさんいます。運転手付き黒塗りで乗り付けないと気が済まないお役人も居ます。円天なんていうのも話題となっていますが、引っかかる人は引っかかってしまうのですね。被害者に同情を、そして加害者に投石を。エイメン。

★★2009年02月11日(水)屋根からの訪問者

★★2009年02月14日(土)また雨、ファインダーその後、小樽運河雪あかりの路

雨
　春一番が日本列島を吹き抜けた為に、当地では雨が降りました。最も寒いというこの時期ですから、春一番かぁとＴＶを見ながら雪かきの筋肉痛に耐えながら、次の雪かきを覚悟しているのが毎年のことです。しかし、今年は違います。今年は左手に豆が出来ています。左手だけに豆が出来るというのも面白いのですが、やはり腰にもかなり疲労が来ています。気温が上がると家の前の道に溜まっている雪が溶けてズクズクになってしまいます。排水口まで水が流れませんから溶けた水はシャーベットとなってプールになります。そこで、排水口までの雪をどかし、氷を割って排水路を確保します。これをやらないと、気温が下がってスケート選手用の銀盤になります。そして、今一度気温が上がっても、なかなか溶けない氷そのものになってしまいます。雪は雨が降っても中に入った気泡は抜けませんからスコップで掘れますが、一度とけた水が結氷すると、スコップでは歯が立ちません。ツルハシの出番です。ところで排水路を確保するのは一番下の地面の上ですから、これもツルハシの出番です。家の前の道、１５メートル近くを幅５センチほどのミゾを作って行く作業です。これが豆の原因です。通常の雪かきでは、手袋をしていますから豆が出来るはずがありません。暖かいので素手だから出来たのです。まあ、結局何があっても筋肉痛が伴うのは変わりません。

ファインダーその後
　ファインダーの件ですが、知恵を絞ったのですが、財布から現金を絞ることにしました。と言っても、ファインダーでは１本で高物では４万、安くても１万円弱になります。そんな物をポンポン買うお金があれば、別の物に投資します。で、ファインダーの使用状況は、主鏡に明るい星を導入するのに使うという、単純至極にして明快なものです。言ってみれば、「副望遠鏡」である必要は無いのです。主鏡に取り付けたカメラの映像素子に、輝星、一等星を入れる為に必要なのです。入れば中心位置にして、自動導入の準備が出来ます。つまり、指標で良いのです。そこで、対象が入れば良いと言う、ファインダーのファインダーであるサイトスコープが適当です。それで製品を探すと、定価7,350円でありました。そのまま注文するほど★秋津★はウブではありません。財布の中も豊かではありません。売値はもっと安いはずですし、そのメーカーはアウトレット品も売っています。そちらを見れば、２つ買って手数料送料を払っても９千円ちょっとです。ポチッとな。
　そりゃあ、高い物の方が潤沢な資金によって優良な物を作っているはずです。余裕があればそちらの方が良いに決まっています。でも、無いのだから、仕方ありません。ただし、この注文したスポット・ファインダーは、安いからといって使いにくい訳ではなく必要にして充分な機能を持っています。取り付けもファインダーと同じ規格で出来ていますので、取り付けて外さないとはいえ交換がききますから、どれに付けるかは実際に使用してから決めるつもりです。何ならこの先、余裕が出て、通常のファインダーとこのスポット・ファインダーの２つが付いているというのも有りでしょう。


小樽運河雪あかりの路

★★2009年02月16日(月)ひょっとこ内閣アホ大臣、スポット･ファインダー快調

　何でも金融財政省大臣が世界にアホをさらしたとかで、次から次と話題の絶えないひょっとこ内閣です。しかし、アホなことを言ってやめざる終えなかった一文字姓の元首相が未だになんやかんやと言って勢力のあるところを見せようとしていますが、鼻持ちならないとはこの事でしょう。自民党再生の方法は１つです。過去の小泉人気に頼るしかないのです。引退する言うたが、この状況は我慢ならんと、再び激情、もとい小泉劇場で政治は爆発だッてんで選挙をやるのです。そうしなければもう、与党じゃなくなってしまいます。合掌。何でも米国追従なのですから、ついでに憲法改正、大統領制にしてちゃんと国民の意見を聞く政治、職業政治家が商売にならないような体制にして欲しいものです。

　スポット･ファインダーですが、薄曇りながら星が見えるという悪条件の中、取り付けて使用してみました。光学系至上主義と言う訳ではありませんが、拡大せず透過ガラスに点を撮すだけの装置ですので、値段相応の物だろうなと思っていました。ところが意外とこれが使いやすい事が判りました。何よりもレンズをのぞき込まなくて良いのです。後ろからファインダー枠をのぞき込んで、輝星を赤いスポットに合わせると、視野に入っています。これは嬉しいです。なぜならば、例えば４０センチの鏡筒は大きすぎて、後方からカンで導入すると言うことがほとんど出来ません。出来るのは月ぐらいで、視野が明るくなる方向へ動かしていって方向を合わせる事になります。シリウスを入れようとしたって、なかなか入るものではありません。過去に１時間近く最初のセッティングにかかってしまったことがあります。イライラです。２５センチ以下なら、後ろ側に陣取って、だいたい方向を合わせると何とかなることが多いのですが、その際は焦点距離３８ｍｍの広視野接眼レンズ（２インチサイズです）を付けていると視野に入ることが多くなります。
　スポット･ファインダーには粗動と微動調整が付いていますので、難なく最初のセットが出来ます。そして、視野ガラスのカバーが結構きつく付いていて、これを取る時にぐりぐりやると、それなりにグラグラしますが、セットした位置が動いてしまうことはありません。つまり、付けっぱなしにして置いて、それに当たってしまうと動いてしまって、調整からやり直しになるという事態がほとんど無くなると言う事になります。試しに鏡筒を取っ替え引っ替えして見たのですが、全部に付けても良いなと思うほどでした。
　４０センチに正立ファインダーを常用しようとしていたのですが、重量配分を重視して練りに練った位置だったのですが、取り外しの時に邪魔になる位置になってしまっていました。位置を変えようとすると、結構重たい正立ファインダー８４０グラムですので、再配置は難しいのです。ところが重さ１６０グラムの軽量スポット･ファインダーですので、どこに付けようと大丈夫です。こちらに常用として取り付けることを考えています。本来であれば、４０センチにこそ副鏡を用意して対象を吟味すべきですが、導入装置を当てにして軽量化を優先しましょう。蛇足ながらこの４０センチ反射は重量が３０㎏ちょっとあります。赤道儀に載せると、カメラ８００グラム強を付ける付けないで、取り付け位置がミリ単位のバランス調整が必要になります。それ程出来の良い赤道儀だと言うことで、Ｕ－１５０は敵がいません。
　今回はスポット･ファインダーが、性能価格共なかなか優秀であるということでＶｉｘｅｎ社に誉め言葉を。

★★2009年02月17日(火)引き際、今日も降りました、夕刻ドームの上に金星、新千歳、昼までに132便欠航

　財政金融省大臣がこりゃアカンというので辞任してしまいましたが、辞めるなら辞めるで引き際というのが大切ですね。土星を喰らっていますから、より非難を受ける方向へ進んでしまいます。そして、対する任命権者のヒョットコですが自分の火星に土天のオポを喰らっています。これは痛い。それもじわじわと効いてくると言う奴です。そして、辞任を認めた時は月Tが太Pの上に乗っていたのですが、これに好意的な座相は冥王星NPしかありません。そして、火木Tも色々と問題のある位置にはまり込んでいます。味方もどんどん討ち死にして、人気もなく身も心も健康注意。
　そして、土星Tですが、逆行です。つまり、またこの位置に戻ってきます。いつのことかと言えば、今年の８月です。ふーん８月。そして、１０月初めには太陽Nの上に土星君を迎えます。あーあ。誰だ、こんなのを首相に選んだのは。

　雪雲が去って一転、星が輝いています。いつもであれば、いそいそと防寒着を着込んで出ていくところですが、今日は危険です。先週の氷割りで、結構腰にきていて、時たまピクッとかクキッとなってビクッとすることがあります。ここでぎっくり腰は避けたいものです。しかし、今日も雪が降りました。新千歳空港では次々に欠航が決まって行きました。ほとんどは嫁様が処理したのですが、あまり腰にこないダンプで雪を移動させる作業と、玄関脇の屋根から落ちてくる雪の落ち場の用意をしました。気をつけて作業です。そして、ゆっくりと風呂に入り、身体を温めてサッサと寝ることにします。本当は惜しいのですが、ドームで身体を冷やし、明日職場でグキッというのは避けたい事態です。ぎっくりは要は筋肉痛ですから、身体をひねったり体勢を変えただけでも起こることがあります。注意深く動くことが大事です。


夕刻ドームの上に金星、新千歳、昼までに132便欠航

★★2009年02月19日(木)沈みゆく船、好況

　居すわり首相に文句を付けた元首相の発言に、ほんとにやったら処分だと総務会長が偉そうなことを喋ったと報道されています。もう引退すると言っている議員に処分をしても何の効果もないのですから、これは党内引き締めの脅しでしかありません。沈没していく船に頑張って一緒に乗っていくぞと言うかけ声ですから、ついでにしばき上げるロープを提供したくなります。沈め。

　不況と言われている中、２軒ほど倒産した望遠鏡販売店がありますが、青息吐息のところだけではありません。１０万円の商品のバックオーダーを４００件以上も抱え、更に受注が増えているという製造会社があります。天体望遠鏡として売っているものが、マニュアルフォーカスながらカメラの望遠レンズとして優秀な成績を持っていると言うことがメディアに紹介された途端に大ヒットとなってしまい、既に６月以降７月になっても納品出来るかどうかという状態です。このメーカーの下請けとなっているところも、増収増益は間違いありません。それは、カメラメーカーの超高価な超望遠レンズの性能が、そこそこの金額で手に入ると言うことに尽きます。最も高い物でも750mmF6のレンズが50万円を切っています。勿論、★秋津★には50万と聞いただけで、意識を失いそうになりますが、カメラレンズの値段を見に行けば判ります。そんな物をポンポンと注文する方々がまだまだいらっしゃるわけですから、不況と言われていても、何か単なる不況とは違うことが判ります。不況にはカメラなんか真っ先に切られてしまうものですからね。どんなときでも勝機と商機はあるものです。

★★2009年02月21日(土)ルーリン彗星

★★2009年02月22日(日)乱気流、彗星、日教組批判、疲労蓄積

乱気流
　ノースウエストで怪我人が多数出た事件は、問題のあるやり方、システム、行動があるから単なる乱気流事故ではなくなったのです。その上に責任者が事態を把握していないで、事件や事故の認識がなければその後の対応もうまく行くはずがありません。さて、乱気流どころか失速して墜落中の某国政府。これが墜落したからと言って、航空機事故の通例である全員死亡にはならないでしょうが、生き残る為にはサレンバーガー機長のような英雄を必要としているのでしょう。人気商売だという考えを政治家達にもっと意識してもらいたいものです。本当の問題は政治家なんかより官僚機構なのですがね。

彗星
　連日の降雪で新千歳空港の欠航がまたまた大量に出ましたが、夕方から夜にかけて星空が広がりました。そこで、巷で話題のルーリン彗星を撮ってみようとしました。まず位置ですが、明け方の空から夜中の空に移ってきていています。位置予報によれば今月１７日から２４日では乙女座スピカから土星の近くに移動するはずです。ほとんど黄道上を動いています。撮影した２１日夜では乙女座エータ星の近くにあるはずです。
　暗くなってすぐでは、対象空域が地平線下ですから用意をして、他の対象を撮影するつもりで居たのですが、何と天気予報通り曇ってしまいました。この曇りは２０時から２１時に雲が通過するというものです。そこで、時間を待つことにして母屋に戻りました。
　２２時になって空を見ると、雲が切れてきています。１時間か２時間は持つようです。防寒着を着込んで出動しました。
　問題の彗星ですが、肉眼では最初は確認出来ませんでした。これは視力を０．４程度に抑えたパソコン用メガネでの話です。視力１．２になるメガネをかけると、怪しい星がありますが、よく判りません。そこで、双眼鏡の出番です。眼鏡をかけたままで使うことができる７倍の夜間双眼鏡です。これで見ると、コマのあるやや広がった姿が判りました。小さいです。その姿を見て選択した鏡筒は２５センチです。本当は４０センチを使いたいところですが、ファインダーの調整中です。この対象はスポットファインダーでは困難です。２５センチのファインダーは他と共通の９倍で、双眼鏡と近い倍率なのである程度カンでも入れることが出来ます。自動導入の方法もあるのですが、こんなのは目で見てサッサと合わせてしまうのが最も早く確実です。今回のように雲間から狙おうというような場合は特に素早い方法が良しです。
　乙女座エータ星から数度土星の方向へ視野を移動すると、やっと見える程度のぼんやりとした光芒が入りました。カメラを覗いてもよく判りませんので、ファインダーの見え方からすれば、視野内に絶対に入っているはずです。そこで、試し撮りをしました。２分間の露出です。月の直径の３分の１くらいずれていますが、視野中心と視野端の真ん中ぐらいに写っています。そこで、視野中心に来るように赤経赤緯のモーターを動かして本撮影に入りました。試し撮りで上空に未だ薄い雲があってコントラストが悪くなっていることがわかりました。そして、厚い雲が来るまで３０分とかからないだろうと見えましたので、急いでいます。光害フィルターを付けるべきか迷ったのですが、フィルターを付けてピントを合わせ直す１０分を惜しみました。空の状態を反映して写りはあまり良くありません。そもそも色がはっきりしません。多分本当はもっと緑色の発色があるはずですが、氷の結晶で散乱されている為にコントラストが低く、取りあえず写ったということで満足しなければならないでしょう。今晩も新千歳空港に泊まったという人も居たようですし、撮れただけラッキーだったのでしょう。

日教組批判
　阿呆もといヒョットコ首相が青森で日教組批判をしたと報道されています。たしか、日教組批判で要らんことを言った大臣が辞任に追い込まれていたはずですが、もうどうなっても良いと言う気持ちになっているのか、それともいつも通り何も考えていないか。ここまで人気が下がるというのもなかなか無いことですから、ピンチはチャンス、反転攻勢、頑張ってください。応援しちゃいます。

疲労蓄積
　連日で疲れ切っていたところで、３日目の午前中も降ってくれました。２０～３０センチ分くらいでしょうか。高速が止まるくらいですから、新千歳空港の状況は聞くまでもありません。さすがに体力の限界に近づいています。庭の方に雪を運び込んでいますが、その高さは既に２メートルを超え、３メートルになろうとしています。アプローチが１５メートルほどあり、斜度は１０度から１５度あります。滑り台としてなら、楽しいでしょう。真っ直ぐ道に出てしまいますから、大変に危険ですので実験をしてはいませんが、かなりスピードが出るはずです。時速２０～２５キロくらいになるでしょう。滑り出しが３メートルをちょっと超えると時速３０キロになります。子供だったら一日中遊んでいるかも知れません。その坂道を、手押しダンプに雪を載せ運び込みます。今日は車庫前の雪が２０回ほどで運べます。これがもっと積もると回数が増えます。腕で上げるのではなく全身を使って腰だけに負担をかけないようにして腰を使います。
　昨年はこんな振り方をして５０便以上の欠航になったのは４回、一昨年は１度きりでしたが、この冬はもうこれで６回になります。寒中に雨になるのもこの冬の異常具合でしょうか。異常気象と騒いでも、それが毎年になったら、それが平年になってしまいます。
　さて、夕方に風呂に入って、充分に暖まったはずですが、風呂から出た途端、くしゃみが出ました。いやな予感がしていましたが、風邪のようです。ではこれでお休みなさい。

★★2009年02月23日(月)Windowsなな

　次期ウインドウズがWindows７と言う名称になったとか、試用版を無償ダウンロードというような話もありました。結局何が変わったのかを知ろうとしたのですが、これがなかなか難しいようで、要はほとんど変わっていないようです。と言うのも開発上のバージョンはvistaが6で、新しい奴が6.1、つまりマイナーバージョンアップだというわけです。windows2000がNT5.0で、次のXpは5.1で、実は2000の方が軽くて使いやすかったOSなのです。デフォルトでハードディスクの容量制限があったりした為にXpに移行しましたが、戻れるものなら2000の方が速いのが実感です。
　不評で売れずに赤字まで出ているんでないかと噂されているVistaのマイナーバージョンアップを誰が買うんでしょうか。Xpで充分であり、換える必要のないものに金を出すほど景気が良いと判断したのでしょうか。MSの経営陣は。そもそも、アプリケーションを動かす土台の役だけをしていればよいものを、何々の新機能をなどと間抜けでザルな機能を取り入れて、セキュリティホールを量産し、それを儲け口にしているとしか思えません。まして、IEにこだわってこんなアプリケーションをＯＳの機能だと騒いだり、メーラーを標準で入れない矛盾した製品を、わざわざ６つのカテゴリーに分けて、違う値段を付けて儲けようなんて、次のWindows７も不評と不況を受けて逆ブレイクしそうですね。
　Vistaで取り入れたUACなんてものも、使えない人間には大した効用はなく、使える人間には邪魔なだけの代物ですし、ＯＳとは何かという根本の概念が利益の前でゆがんでしまって、先の見通しを持てないマイクロソフトは、原点に帰ることが出来ないのでしょう。自らが開拓してきたＩＴ分野の中で、埋没していく恐怖だけがそこにあります。一時期はcpuメーカーと組んで世界を席巻したのですが、さて、今はどうでしょう。次々と早いcpuを開発し性能を上げてきたのですが、技術の限界が見えています。マシンを更新する必要が昔はありました。いまは修理をすれば済むのです。★秋津★のメインマシンは2003年に購入した部品が元になっています。マザーボードは不具合が出て2004年春に更新していらい、しっかりと動作しています。ＣＰＵもしっかりと動いています。最新のマシンのクロックとそう変わらない速度を持っています。５年間で交換のあったものは、ハードディスクが定期的に更新されて容量を増やしていることと、光学ドライブを更新していることでしょうか。その他に突然モニタが昇天し、液晶モニタに変更になったことぐらいで、２年かそこらで何十万もかけてマシンを更新していた時から比べれば、良いものを選んで細かくメンテナンスしておけばと言う方法で経費は浮いています。車もそうですが、この不況で車が売れないのは、必要もないのに買わしていたという部分があります。中古でもメンテナンスしていれば使える物を捨てていたわけです。
　自社製品を社員に買うことを強要しているメーカーがありますが、入りもしない物を買えと強要しているわけです。物を買って欲しければ給料を上げる方が先です。給料は下げる、物は買えなんて言ったって誰がするでしょう。メーカー達の総代、経団連会長は景気対策は国に２５兆円かけろと言いながら、てめえのところは給料を下げていやがるのです。政府も死に体ながら、経団連も単純な経済の原理を理解出来ていないのです。資本論ぐらい読めよな。

　さて、地上はいつになくごみごみとしています。筋肉痛やら発熱がありますが、天上界へ行って土星に近づくルーリン彗星でも拝んできましょう。

★★2009年02月24日(火)ルーリン彗星

　ドームの中で夜１０時過ぎまで粘りました。気温はどんどん下がりマイナス８度から１０度へと落ちていきます。結局朝方に温度計を見るとマイナス１５度でした。パソコンは必要ありませんので付けませんでしたが、このくらい下がるとたまにエラーが出たり異常動作をしたりします。冬は放熱ファンを止めてケースを密閉した方が良いようです。昔挑戦したオーバークロックなんてのもベルチェ素子なんか要りません。そのまま氷点下プロジェクト、冷蔵庫どころか冷凍庫ですからね。何しろ接眼鏡を素手で掴むのが危険です。吐く息がそのままドームの内壁に結氷します。冷えて良いのはＣＣＤだけです。こうなってくると、それら身近になる機材を暖めるための保温ボックスが欲しくなります。例えば双眼鏡をちょっと入れて暖めるなんて事の出来る入れ物です。吐く息がかかると一瞬で曇り、なかなか回復しません。巷で売っている代物ではありませんから、自作となります。突貫工事でやって火でも出したらアホですから、よく考え試してからになります。これもすぐには難しいでしょうから、検討課題です。

　ルーリン彗星は予定の軌道を順調に進行しています。天体力学の計算とそう違わないはずです。地球との距離が近いために、動きが速く見ている前で動いていくのが判ります。そこで、露出を１分半として、連続で撮ってみました。基本的には違う時刻に３枚撮れば良いのですが、１枚で済ますのではなく、一回分の観測とするには、何枚かを撮って計測し、平均を出して精度を上げます。
　焦点距離は1250mmですから、視野は角度の分で64.8×43.2になっています。撮影した２５分程度の中で角度の5.7分移動していますから、だいたい４時間で１度ほど速さになります。この時の位置は土星の赤経赤緯上の南西方向４度の所にあって、黄道のマイナス方向に動いていました。多分、昨日と今日のさかいめ頃に土星と合であろうという速さです。つまり、その後、幾許もなく天王星と衝になったはずです。
　軌道要素は既に出ていますから位置を計算することは出来ます。しかし、これらの位置の記録から３点の観測位置を精測位置として独自に軌道要素を求めることが出来ます。それを可能にする記録を行えば観望が観測になったと言えます。ただしこの位置の計算は暫定です。更にその上に、地球に0.4天文単位まで近づく彗星の軌道要素がどのように変化するかを調べると、天体力学の摂動理論を構築できるようになります。ちょっと学習すれば出来ることでないかと思ったりしますが、やはり一般的には、位置計算でも難しいことのようで、写って喜ぶだけで勿体ないなあと思う次第。
　ところで、ルーリン彗星のしっぽが大きく二つに分かれて、地球から見ると両側に見えるという特別な位置に来ています。映像ではその片鱗が写っていますが、言われないと気づかない程度です。もっと夜遅くまで起きていられるときでないと撮れません。

★★2009年02月28日(土)朝風呂地震、土星天王星のハーモ２フェイズ、月と金星

　朝、食事のあとに少し雪かきをしました。樹の上、特に１番の松に積もった雪が厚くなっているので、落とします。障害は回りに積もった雪です。低いところでも１メートルの積雪があります。ここに踏み込むとすっぽり足一本くらい埋まります。身体すら全て埋まるところもあります。そんなことになったら自力での脱出が出来なくなります。そこで、雪を足で固めながら足場を作って移動します。結構な作業です。これをやらない方法もあります。カンジキを履いていけばよいのです。嫁様は買い込んでいますが、この冬に見たことがありません。何処にあるかも判りませんから出しようがありません。ある程度、雪を落としてから、今度はベランダの外の雪を掘りました。前回のように直後ではないので、かなり硬くなっています。プラスチックのスコップでは掘れないところがかなりあります。やっていると汗が垂れてきます。肝心な部分を５メートル程掘ったら、もう疲れてしまい、シャツがしぼれる状態になりました。のんびりしていると風邪をひきます。放り出して、湧かしておいた風呂に飛び込みます。いい汗をかいて朝風呂というのも極楽です。
　風呂上がりでのんびりしていたら、揺れます。縦揺れです。かなり揺れます。初期微動を感じませんでしたから震源はきわめて近い場所です。震度は３位でしょうか。もしこの縦揺れがＰ波であったら、後発のＳ波は震度５以上の凄いことになります。未だ気をつけろと警告を嫁様に出しました。幸い、後発Ｓ波は杞憂に終わりましたが、点けたテレビに情報が出てきません。４分以上は待ちました。千歳市震度４です。これで４というのは過大評価のような気がしますが、４の中の３に近い方ということでしょうか。緊急地震警報は直下型には役に立たないことが判っていますが、それでも地震毎に情報が出てくる時間に差がありすぎます。一生懸命通報システムを作っても、地震に伴う津波やその他の被害の予想を出すプログラムがかなり難しいことが判ります。だって、予想しなければならないのですから、ミス・シュートはどうしたってあるし、それを最小限にすることと警報までの時間は逆相関関係にあります。
　報道では被害の報告は入っていないと言っていましたが、これは当たり前です。被害が出ているというのであれば震度４以下のはずはありません。５以上です。最近は地震計の加速度で震度を出していますが、本来は状況から震度を判断するもので、この為、発表時と判断が変わって震度の修正が入ることがあります。

　土星天王星のハーモ２フェイズの終盤は２０１０年まで続くのですが７月３１日に火星と月まで絡んだオポジションがあります。これに関わる人や団体、企業、国家はここでこのターニングポイントに巻き込まれることになります。そして、警告されていてもこのオポジション群の性質から事態は巻き起こってしまいます。それ程強力な座相でもあります。牡羊と天秤の０度という特別な位置での事ですから、それにも意味があります。
　ところで、ハーモ２フェイズの初めの方で、既に持たなくなってしまったものがたくさん出ています。例えばイトーヨーカドー千歳店は今日で営業を終わってしまいます。開店までにどの様な市場リサーチがあったのかは知りませんが、2000年に開業して結局一度も黒字とならずに終わったと伝え聞いています。何かしらの誤算や見通し違いがあったのでしょう。イトーヨーカ堂の出生図は水星の凶角を持ちその種の判断に問題があることが示されています。そして、無くなってしまったものに対して次の座相が来て事態が変わると言うことも有り得ますが、次々と来るのは否定的な困難の座相なのですから、死人にむち打つようなものになるのです。
　イトーヨーカドーの進行火星が魚の１７度にあって、ハーモ２フェイズの初盤を喰らいました。特に強力に終盤を喰らう訳ではありませんが、関係がない訳ではありません。企業としては出生図の中で既に何度か発動している水星と木星のオポジションが問題であり、ここが企業としてのツボになります。本来、物売りとして水星の弱点は辛いことです。しかし、それを逆に活かすのがオポジションです。進行水星は海王星とのオポジションを経験し学んでいるはずなのですが、出生にある水星と木星のオポジションの絡みか、企業経営に活かされていない結果が、この不況による打撃となっています。なんでもそうですが弱いところから崩れていくのです。


月と金星