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★★2009年01月01日(木)一夜明けると
★★2009年01月02日(金)世は事も無し?、アクシデント3、月齢5.8
世は事も無し?
あまりニュースを見ていませんが、一面トップ或いは号外レベルの大事件が起きたようでもないので平和なのでしょう。しかし、何もないように見えていて事態は着実に進行しているというのは良くある事です。マスコミ各社は派遣切りで路頭に迷う人を助けようという動きを取り上げていますが、本当の原因は労働派遣法にあります。そっちに対して何とかしろという声は押しつぶしているのでしょう。このあたりの関係は、マルクスが今となっては単純かつ正確な分析をしています。そして一番判りやすい理屈になっています。わたくしはそこから出てきた主義主張は鼻息で吹き飛ばしますが、労働と労働者についての分析すら知らないでいると見受けられる首相や、知っているに違いないのに誤魔化そうとしている経営者達には反省していただきたいと常々思っています。次は正社員切りですからね。
アクシデント3
朝から天気が回復し、今日は星がと思ったら、天気予報では18時から曇りになっていました。それで、夕方から空を気にしていたところ、暗くなって少しの間は大丈夫そうだと思い、天文台に上がりました。そして、月を撮った後、特段懸案という訳ではなかったのですが、KenkoSE/102での撮影をしてみました。再び、流れて写ります。KenkoのKDS経緯台マウントは固定ネジを締め上げても、ある程度以上の力がかかると動いてしまう事が判りました。カメラの重量が825グラム、外した接眼部が300グラム、差し引き0.5㎏の重量増加の結果、搭載重量が3.5㎏となり、通常の経緯台としてバランスを取って使用すれば問題のないところ、赤道儀に乗せて傾いた状態になり、想定外のモーメントがかかって動いてしまうのです。この状況では、他社の同じような経緯台に換装しても同じ結果となるのが目に見えていますので、この部分に投資するのは無駄になります。投資するのであれば、搭載用の設計がされているもので、大分お値段が張るようになります。しかし、手元にはTS式ガイドマウントがあります。主鏡との同期に微動が付いていないので手軽に微動付き経緯台という発想で換装したものです。撮影を試す為には再びこれを登場させる必要があります。そうすれば一銭もかかりません。部品をいじくりながら、いっそのこと10センチ反射と、このKenkoを交換して使えるようにするのも手かなと考えつきました。問題は鏡筒の保持方法です。Kenkoには汎用のアリガタが付いていて着脱には便利ですが、10センチ反射には付いていません。しかし、部品はありますから鏡筒バンドに付ける事は可能です。ところがガイドマウントにはアリミゾが付いていません。そんな時代の製品ではないのです。要はガイドマウントにアリミゾが付けば、当座の問題は解決してしまいます。KDSについている着脱式のアリミゾを取り付ける部品が在庫の材料で作る事が出来れば、これまた一銭もかからず、嫁様のおぼえも良く八方丸く収まる事になります。具体的にはタカハシ規格の35mm間隔でM8の入る2つバカ穴と、アリミゾ用の同じサイズの穴、計3つの穴があいていて互いに干渉しなければ良いモノです。さあ、部品箱をひっくり返してみましょう。
月齢5.8
★★2009年01月04日(日)飼い犬、アクシデントからの脱出、キレイでしょ
飼い犬
正月はゆっくりと国際情勢や、政治家の運勢でも見ようと思っていたのですが、ドームの中で巻き起こるアクシデント、トラブル、不満で手一杯になって、ゆっくりとチャートを見ている時間がありません。何でも首相が解散をやるのは自分だ(解散出来るのは自分だけ?)と言ったそうですが、日本で2番目に偉くなったのに、自由に出来る事はそれしか無いのだろうなぁと思いました。自分のしたい事が出来ないのでは偉くなっても何にもならないかも。首輪でつながれた飼い犬と一緒で、少し鎖が長くなっていて、毎日飲みに行けるぐらいではねぇ。
アクシデントからの脱出
アルミ板に穴を開けてガイドマウントとアリミゾの接続板を作りました。そして、赤道儀への搭載は問題なく出来ました。しかし、やはり微動の付いていないガイドマウントでは2本の鏡筒(チューブ)の同期を取るのは困難です。ある程度で良いというのでしたら何とかなりますが、双方共に500~600mmの望遠レンズですので、ちょっとした違いが拡大されます。500mmでのDXフォーマット画角は2.7×1.8度しかありません。この点についてはじっくりと決めていけば何とかなるものなのですが、問題が出てきました。バランスです。バランスを取るのが大変に難しくなりました。その原因はカメラです。2カ所の主焦点に付け替えるだけでなく、単純にカメラ雲台も載っけていますので、カメラレンズを付けての撮影もあります。カメラは重量825グラムにストラップ、レリーズで1㎏弱のモノが、架台の回転中心から離れたところでモーメントをかけます。赤道儀の駆動装置は恒星時駆動では問題ありませんが、自動導入する場合は運が悪いとモーターの力が足りない事態になります。やはりバランスを取って使うものです。カメラを載せ替えると、バランスを取るだけでなく、自動導入のアライメントのやり直しからになり時間を食う事になります。それを無くす為の同架なのに、何の役にも立ちません。余計なものが付いていて邪魔になるだけなのです。それも、普通のバランスは前後を動かすだけなのですが、左右まで取らないといけないのですから手間が増えています。
今回の事態は深刻です。始まりは25センチに同架していた8センチが10センチになって、支持部分の強度不足が表面化したことからです。それは昔のガイドマウントに戻してアリミゾを付けて解決ですが、そのように変更したら、今まで以上にバランスを取る事が難しくなってしまったのです。カメラを何処に付けるかで、細かく調整をしないと赤道儀の方での導入のエラーが格段に増えてしまいました。余裕があればカメラと同じ重さの重りを各所に付けて交換するという手がありますが、ボディを付け替えるだけでなく、カメラレンズによる撮影も視野に入ってきます。つまりカメラのレンズの重さも込みで予備バラストを付けるなんて事をすると、帰って複雑な事になってしまいます。原因をたぐっていくと、何がいけないのかといえば、主鏡(メインスコープ)と副鏡(サブスコープ)だった同架がメイン二本になったという事にあります。そして、25センチを載っけたまま色々やろうとしていると言う事に難が出てきたのです。
Kenkoの10センチ屈折アクロマートが増えた為に主鏡(メインスコープ)としての鏡筒(チューブ)のラインナップが40、25、16、10反射、10屈折の5本となりました。全てを乗せるのは無理なことですので、こうなったら赤道儀に載せる体制を考え直すべきです。そもそも、それ以前に考えるべき事だったのです。と言うのは、40センチの換装が大仕事だったのですが、それがさほど手間で無く出来るようになった時に、載せ方を変更すべきだったのです。取りあえず使えるので、まあいいやという具合で放っておいた事が根本にあります。
考え直す場合は、始めに戻れです。つまり、サブスコープを付けたのはファインダーで対象を確認しにくいモノがある事と、ファインダーがちゃんと使えなかった25センチがあることが原因です。ちゃんとしたファインダーが付いていれば同架する理由はありません。そうなると、単独の素早く交換出来る体制が整えばよいのです。素早く交換と言うのは、スパナやレンチを持ち出さなくても出来るという意味です。そこで、現在、超大型のアリガタ・アリミゾが乗っていて、アリガタは3本あります。このアリガタは高価ですし経緯があって、もう注文はしたくない代物です。それに、実質的に業界標準となっているアリガタ・アリミゾのサイズが別にあります。5本のチューブの内25と10屈の2本が既にその形となっています。そこで、16と10反の鏡筒バンドに標準サイズのアリガタを付け、1本の超大型アリガタに標準のアリミゾを付けると着脱の為のシステムが一応完成します。カメラ単独の撮影についても、アリガタ或いは10反・10屈には1/4ネジがありますので。そこに雲台を付ける事で可能です。そうなると、汎用のアリガタが1つは必要です。KDS経緯台マウントからの流用でないモノが良いでしょう。また、アリガタは2つあれば足ります。
この形には変形があって、超大型アリガタが1本残っていますので、それを強度的にどうかなと思う25に付けてやる事が出来ます。すると、標準アリガタが1つ余るのですが、それが強度的にどうかなと思う物の1つですので、要はアリガタ2個、アリミゾ1個の部品購入で、シンプルな搭載状況を実現出来るワケです。少々風邪気味なのですが、そんな事を昼間のドームの中で考えていました。荷物を背負って車に乗るような部分も出てきますが、良く考えてから支出しましょう。
アクシデントからの脱出
★★2009年01月05日(月)メダル、部品発注、こんなん出てきおった
メダル
正月過ぎて掃除というのも何ではありますが、やらないよりは良しで、嫁様の荷物の中から登場したのが2つのメダルです。芸術は爆発だーの方がデザインしたシンボルタワーの入った方は、鼓笛隊で太鼓を叩いたおかげで貰ったそうです。そう言えば、わたくしも連れてってもらって、月の石は無理でしたがソ連館のメダルは持っていたはずです。あれは何処にいってしまったのでしょう。このイベントから約39年、万博に参加した国で、今は違う名前の国になっているところが結構ありますね。
部品発注
望遠鏡関係部品を無駄に注文しても仕方ありませんので、一晩おいてと思って寝たのですが、ある事に思い至って起き出してドームまで確認しに行きました。寝入りばなは大抵疲れ切っていて寝るので、良い考えなんかが浮かぶはずもなく幼児性墜落睡眠と同じように3秒で寝込むのですが、昨夜は違っていました。
そもそもの原因、同架構造を作ってみたりするのはファインダーの不備から始まったと言って良いでしょう。ファインダーの不備は解消していますが、不満がない訳ではありません。
自作40センチには国際光機から購入した8倍x口径50mm正立ファインダーを付けています。暗視野照明式で正立、固定方式もガッチリとした物ですから光学性能と保持方式には満足しています。しかし、アリガタアリミゾ式で取り付けているにも関わらずオリジナル仕様ですから、他に付ける事が出来ません。ファインダー側がアリミゾになっていて、台座を付ければ他にも付ける事が出来ますが、台座が高価な事と共に、他の物に取り付けるには穴開け加工が必要となります。続いてタカハシの反射16と10センチは大変な旧型で小型のファインダー6x30mmが直付けです。標準とはいえ昔の標準で、今となってはあまり見やすいとは言えません。笠井の25センチは8x50mmでビクセン規格と同じとされてます。ケンコーの10センチもビクセン規格で9x50mmになっています。ファインダーの取り付け方法についてもビクセンの方式を採用しているメーカーが増えています。
つまり、色々なファインダーが色々な規格で付いているわけです。そして、その方向調整方法も色々です。ここで、載っているチューブが1つで、ファインダーも同じ物、同じ調整方法で付いていれば、操作に統一が取れていてセッティングの手間が格段に減っていきます。そこで、取り付け規格を統一、つまり違う方式のタカハシと40センチの3本にビクセンのファインダー台座を付けてやるという方法が出てきます。ただし、そうなると実は1番使用性が良いのが規格外の正立ファインダーです。これにビクセンやSYNTA、ケンコーに取り付けられる交換用の支持部が売られているのは知っていました。ここで、やっと思考がつながりました。各鏡筒にビクセン規格のファインダー台座を用意する。正立ファインダーも対応させる。これにはそれ程莫大な投資は要りません。
しかし、しかしです。何事も確認が必要です。手元にあるファインダーで、互換を確認するべきだ。それが起き出した理由です。上がって交換してみたところ、笠井のものはケンコーのものに入りませんでした。ケンコーのものは笠井のものに入ります。ほんの少しの差、推定0.1mmも無いほどの違いで、どう見ても加工精度の問題のように見えます。ヤスリでちょっと削れば入りそうです。ふーんやっぱりなと言う感想で降りてきました。何がやっぱりななのかはご想像にお任せします。
と言う事で、朝起きてGOのお告げがありましたので午前中に発注しました。後は到着を待つだけです。
こんなん出てきおった
★★2009年01月06日(火)冷えて良いモノ、悪いモノ
昨夜はかなり冷え込みました。ドームの中で-11℃でしたので、外ではもっと冷えていたでしょう。天然冷却カメラですので、D300では熱かぶりとは無縁の世界です。D300は元々熱かぶりが少ない、少なくともわたくしの個体では非常に少ないです。何しろ長秒露出をしてもノイズリダクションをかけなくても良いのですから。D70ではどうしても熱かぶりが残るのですが、少ないと言えましょう。
冷えるとカメラは写りがよいですが、人間様の方は大変です。ドームの中に何かの時の為に灯油ストーブと電気ヒーターは用意していますが、そんなモノで暖房しようとしても焼け石に水です。しっかりと防寒着を着込んで対処しなければ天国或いは地獄又は冥界への一方通行になります。スキーウェアを使う人も居ますが、実はスキーウェアは運動着ですので、まともなモノは中で汗をかいても良いように通気性があります。つまり、防寒着にはなりません。しかし、スキーウェアの上にレインコートやヤッケのような通気性の少ないモノを着るとそれ程着ぶくれしないで運動性も損ないません。昔、新聞紙を巻いたり重ね着の極致、そしてシェラフを頭から被ってフンドシのように巻き付けたりと多種多様な事をやりましたが、大変に高価だった羽毛の防寒着が軽くて動きやすくかつ暖かいので羨ましかったものです。しかし、今、北海道に住んでいると、ダウンはそんなに高いものでもなく、何千円の世界で結構、充分なモノが手に入ってしまいます。今日は嫁様と出かけた時に丈の長いダウンジャケットを見つけたので買って貰いました。試着した時も良い感色でした。帰ってきて家の中で着るとたちまち汗をかきそうです。
冷えると能力が下がるモノに電池があります。今はカメラの電源をACから取っていますから、困る事はないのですが、電池を使っていた時は身体に近いところのポケットに電池を用意して、暖めてはカメラに入れるというような事をしていました。それでもバルブでシャッターを何分も開けているのでは5枚も取れない事があります。1000枚でも取れるという電池の持ちがよい事で有名なD70でのことです。それに、充電器で充電しようとしても冷え切っていると充電出来ません。聞いてはいましたが、冷えている為に化学反応が起こりにくくなってしまい充分に充電出来ないで、使い物にならないのです。
カメラの電池は人肌で何とかなりますが、車のバッテリーとなるとそうはいきません。昔、小樽でバスの後部のエンジンのところで火を炊いてエンジンをかけようとしている可哀想な運転手を見かけた事がありますが、申し訳ありませんがそんな事をしても掛かりません。暖めるのはバッテリーです。それでも鉛蓄電池は寒さには強い方です。しかし、古いバッテリーは能力が下がっていますから問題を起こします。そして、セルがある程度元気に回ってくれないとエンジンは掛かりません。特にディーゼルは燃料を気化させて圧縮し、自分で爆発させる方式ですから、ゆっくり回していては掛からないのは当然です。
我が家の車のバッテリーは、前に交換してから、もう5年は経っているでしょう。朝、エンジンをかけようとしても掛かってくれません。ストーブを出してきて車の前に置いて暖めようとしたのですが、何の効果もありません。昨年末にわたくしが仕事で居ない時、大変冷えた朝で、嫁様がエンジンが掛からないというので人を呼んだりして大変だった事があったそうです。同じ症状です。そこで、バッテリーを外して暖炉の上に置いて暖めました。最初は霜が付くという冷え方ですから、これは仕方ありません。寒冷地仕様車でも古バッテリーはどうしようもありません。暖まったバッテリーだと一発でかかりました。そんなものです。これをしつこく掛からないなあとばかりにセルを回していると、バッテリーの電気を使い切ってしまって、完全に他の車頼りになります。
昔、バッテリーを上げてしまって、同僚の車を借りて充電に掛かったのですが、幾ら待っても掛かりません。試しに同僚の車をアイドリングではなく噴かして貰ってセルを回すとエンジンが掛かりました。こんな事もありました。同僚の車の発電機は能力が小さかったのです。何れにしても冷えた朝に掛からないのでは困りますので、バッテリーの交換です。大きめのバッテリーが2個ですから痛い出費です。
★★2009年01月08日(木)販売店業務不調、ワイヤレスシャッター好調
新しく考えた望遠鏡同架システムに必要な部品を2軒の販売店に発注したのが1月5日でした。片方の京都の店からは昨日到着しています。正立ファインダーをビクセン/SYNTA規格のファインダー台座に取り付けるブラケットです。これがあると、直ぐにケンコーの鏡筒に取り付ける事が出来ます。しかしながら、品物が揃って送ったという連絡の来ないのが、もう片方の津の店です。こちらは問い合わせのメールを先ほど出しました。かなり通販は使っていますが、本当に店によって色々です。ちゃんと客商売としてやるところから、仕事をしてやっているといういい加減なところまであります。天文関係は商売が出来ない、大名商売のようなところがまだまだ一杯あります。淘汰されていないからですが、不況になるとかなり淘汰されていくでしょう。
まあ、それはともかく「新しく考えた望遠鏡同架システム」に移行しようと途中まで作業をしていたものを、中途半端な状態でも使えるようにしておかないといけませんので、幾つかの「使えない」ものを最小限にして、経過処置システムに組み替えました。旧システムでも時間が掛かるだけで全ての機能を使えます。その中で、試そうと思っていて試していなかったのが、バーローレンズによる40センチの撮影です。焦点距離がどうなるかはやってみないと判りません。単純に2倍のバーロレンズなので倍の焦点距離になるかというと、そうはいきません。カメラの取り付け位置や焦点の合う位置で、倍率は変わってしまいます。25センチの時も2倍と3倍の間でした。撮影して、どう写っているのかで判断です。対象は判りやすいオリオン座の大星雲メシエ42です。40センチの焦点距離1810mmでは、良い具合に蝶の羽のような特に明るい部分が入ります。しかし、眼視では中心近くにあるトラペジウムと呼ばれる4重星が見えるのですが、画像では潰れてしまって全く判りません。それを更に長焦点で撮ってみたかったのです。取りあえず撮れましたので、画像を測定したところ4930mmでした。ほぼ5メートルの焦点距離です。レンズの倍率としては2.7倍ほどの拡大率となっています。表紙絵に入れたのはその画像です。そして、マウスを合わせるとケンコーのSE102で撮ったメシエ42付近の映像です。月のある明るい空でしたが、このくらいは撮れます。
SE102の像は青ハロと呼ばれる、青側の屈折量の大きい色がまわりに来ているだけでなくて、赤の方も混ざって赤紫色になっています。勿論無い方が良いはずですが、星が大きく写りますから、これはこれで良い現象です。と言うのは、収差の少ない最近のレンズは星が大変小さく写ります。特に広角レンズでは、星野を撮しても、星の明るさによって星像の大きさがそれ程変わらないので、見栄えという点ではわざわざぼやけさせる為にソフトフィルターを使いたい場合さえあります。適度に光度差によってきれいに広がるのであればそれで良しです。
これに対して放物面反射の中心像の鋭さは他に替えようがありません。色収差も原理的にありません。しかし、焦点距離が長くなると大気の揺らぎによるシンチレーションと呼ばれる現象によって像が甘くなります。例えば最も条件の良い時で1秒角の揺らぎがあると焦点距離5000mmでは0.024mmになります。揺らぎが10秒角あれば0.24mmになり、D300では画素約180dot分となります。こんな極端な長焦点はなかなか使うものでは無いと思いますが、長ければ良いという事でない訳です。
ところで、別に注文していたベルボンのTWIN1というワイヤレスでシャッターを切る装置が届いていて使っています。大変良い具合です。バルブも使えます。ミラーアップも結果的に使えます。と言うのはバルブは開始と終了で信号を送り、シャッターを動かすのですが、カメラがミラーアップの場合は、一回目の開始でミラーアップし、1回目の終了は無動作、2回目の開始でシャッターが開き、2回目の終了で閉まるのです。つまり、ミラーアップの為に2回、レリーズする事になります。カメラからぶら下がったケーブルの先を操作しなくても済みますので大変に便利です。届く距離は100mなどとありますので、ドーム内では問題ありません。これにするか純正インターバルタイマー付きリモートコードにするかを迷った時に、レリーズコードが低温で硬くなると言う情報を得ましたので、ワイヤレスにしたのです。安い方のリモートコードを持っていますが、低温でケーブルが硬くなって使いにくく、ひび割れまで起こしていました。その上ワイヤレスでコントロール出来るというふれ込みのルミコントロールセットも持っているのですが、バルブが使えません。説明書にもWebにもバルブが使えないとは書いていませんが、使えません。これで、ナイコン純正付属品への信頼は地に落ちていました。何しろD70のリモコンはちゃんとバルブまで使えるのです。後の機種の方が能が無いなんて、リファインが足りません。カメラ本体は一生懸命作っているのに付属品で手を抜いていては、画竜点睛を欠くという奴です。
40センチを使っている時に筒が天頂方向を向くと、ケーブルレリーズを操作する為に脚立に乗らないといけませんでした。撮影中に足元を照らすわけにはいきません。その危険は全くなくなったのですから投資した甲斐があります。
★★2009年01月09日(金)販売店業務続報、M42中心トラペジウム
津の販売店から連絡があり、今日送ったという内容も入っていました。そば屋の出前かと思いましたが、一応宅配便の受付番号で発送になっていましたので、少し安心しました。普通であれば断ってしまうのですが、頼んだモノの中にオリジナル商品があって、他では手に入らないというか、他ではもう少し高いというモノで、他に頼み直したら時間も更にかかります。下請けの製造所に直に頼むともっと安いはずですが、それにはツテがないと判りません。部品としてはアリガタなのですが、何しろ、某国際規格のところの物に、某社のオリジナル、やや大きいサイズのねじを切っただけの品物が倍近い値段になって売っています。ネジ切り2本の値段が、本体価格と同じ位に設定しているようなものです。
最初は、汎用型を購入してタップでねじを切ってやろうかと思っていたのですが、最初から出来ているのがあれば手間が省けます。また、アルミ材料を購入してサンダーとヤスリで仕上げても何とかなるレベルの品物です。しかし、その労力と仕上がりの見目に金を支払うわけです。
ところで、津の近くの、京都市からの荷物は届いていると書きましたが、実はもう1つ、別に注文した物があります。わたくしが頼んだ物では無いのですが、奇しくも同じ日に注文し、同じように返事が来ています。その荷物は既に成田に着いたようです。注文先はオハイオ州で荷物そのものはアラスカからオハイオで通関、そして成田、通関して北海道へと向かうところです。今は荷物が本当に追跡出来ます。津の荷物とどちらが先になるか、嫁様とわたくしで賭はしていませんが、もしかすると同時に着いたりしてなどと噂しています。もし、アラスカからの荷物より津の荷物が遅かったら、三重県津市は米国アラスカ州より遠いのだという事に・・・・。
そうそう、遅れた理由は何か書いていましたが、信頼は崩れていますので、証拠も無しに信用の出来る話ではありませんでした。そもそも特定商取引に関する表示が義務づけられているのは消費者の保護の為で、業者の勝手を合法化させる為にあるのではありません。今回はそれに抵触する話でした。
あっ、それから全国のおそば屋さんと関係者の方々、そのような慣用表現があるという事でご勘弁いただきたい。そんな事をしていたら頼む人がいなくなってしまいますよね。
さて、まだまだボイドは続いています。皆様に置かれましてはご自愛のほど。
M42中心トラペジウム
★★2009年01月11日(日)やっぱりと言う事で、販売店続々報
津の販売店アイベ*からの品物が届いたのですが、問題がありました。3本あるアリガタの内2本にタカハシ規格の穴があいていないのです。また、アリミゾには使用痕が歴然とありました。交換という事になりますが、ここまでいい加減な商品の扱いは初めてです。アリガタなんか見た瞬間に気付きました。これでは他の仕事の推して知るべし。担当者は気を入れていない仕事をしています。人の間違えるところは、ある程度パターンがあります。そして個人差もあります。ですから、間違い探しを多人数で行えば減りはしますが無くなりません。通常は間違えると学習しますから、再度の間違えは圧倒的に減ります。それからすると、よほどの間抜けか、今まで注文のない事項だったのでしょうか。それとも今までが運が良かっただけか、間違っていても文句を言わない客だったかも。遠因としては中共製品の粗悪さにあるのですが、そこを回避出来る能が無ければ扱えません。クレームが山になるだけです。担当者のチェックリストが出来ていないという事でもあります。また、このような店そのものの信用に関わるような事態といえますから、連絡のメールを代表取締役宛にしたのですが、不在と言う事だそうで、この店の経営者は、その程度なのでしょう。まともな店であったら、こうするというのがありますね。問題が起きた時の対応でその店がどの様な店なのかが判ります。いい加減な店です。いい加減というと★秋津★は別の種類のいい加減さがチャートに示されています。MC海王星は・・・以下略。
何でも在庫の内、程度の最も良いのを選んで送るという事でしたので、返品した代物は、再び店頭に並ぶのでしょうから、この店のお客さんを希望する方はご注意のほどを。★秋津★が返品した物もありますぜ。ボヤボヤしていると売りつけられます。この店の通販は危険という事で。まあ、わたくしは気分を害したことと、作業をこの休み中に出来なかっただけですので、大きな損害は被っていませんから、このくらいで。
ところで、アラスカ発オハイオ経由の嫁様の荷物ですが、今朝、成田での通関手続きが終了したとのことで、やはりこうなってくると、こちらの方が早く着きそうです。つまり、三重県津市よりオハイオの方が近いのです。津市の皆さんご免なさい。上に天文ドームまで付けている販売店がいけないのですからね。
そんな訳で、ドーム内のシステム変更はまた、お預けとなりました。やれやれです。しかし、ファインダーの台座は使えますから、タカハシの鏡筒に取り付ける計画を練らないといけません。10センチ反射は台座が直付けですから、完全に交換です。取り付け穴が2つあいていますが、間隔が違いますから、穴がもう1つ必要です。また、16センチの方は台座が用意されていますので、この台座をそのまま使い、ビクセンの台座を付けられるように金具を用意する事にします。
この他に25センチは、台座の交換、40センチは新しく取り付けることにします。それ程大した作業ではありませんが、穴の位置やアールの処理がありますので、いい加減な事は出来ません。ちゃんと採寸してからでないとこんな物でも失敗します。
★★2009年01月13日(火)取引終了、長いボイド、星は昴
取引終了
津からの交換商品が午前中に到着しました。確認は帰ってからですが、取りあえず不具合のあいていなかった穴はあいているとの報告で少し安心しました。いえ、商品に安心したのではありません。取り引き手順はわたくしの方ではこれで終了です。完全に終了です。もうありません。酌量の余地もありません。そんなことより、午後から長いボイドが始まります。
長いボイド
同時にDVDのメディアを東京に注文していたのも到着しました。こちらの方は宅配便のお兄さんが申し訳なさそうに、良いですかと出してきたそうです。メディアの方は夜に配達時間指定していたからです。代引きですので、在宅していないといけないというので夜に指定していたのです。ネットの荷物検索で配達日が表示されていなかったので、てっきり明日のつもりでいました。それで言うと引き取り商品のある交換商品の方も在宅していないといけないのですが、まあ、それは置いておいて、午前中早い段階で、荷物が届いたので嫁様の待機モードも短くて済みました。宅配便のお兄さんも今日の運は良さそうです。
職場では将来に向けたカリキュラムの変更の話を詰めているようで、こんな時にやっていると後で話のやり直しだぞと思っていたら、展開授業の最大限界数の問い合わせが来ました。何時もやっている事ですから答えははっきりしているので迷う事はないのですが、聞く方が関連情報と共に全体を理解出来るかどうかと言うと難しいのでしょう。結構長い事かかりましたが、多分明日、再び同じ話をすることになるでしょう。こんな時に難しい事や、やったことのないことに着手してはいけません。と言っても、一般人にはもっと難しいのですね。ボイド効果なんて。
そうそう、アラスカから飛行機に乗りオハイオ経由で成田にまわり、通関に1日かかった嫁様の荷物は無事に昨日着いています。ポスターなのですが、傷もシワも全くなくクレームの付けようがありません。さすがです。配送も宣伝の通り通過する時刻と場所が完璧に判るという素晴らしいシステムです。天王星の賜物でしょうか。
ボイド中ですので、ファインダーの台座を取り付ける裏打ち金具の追加工だけやって、本加工は明日に回します。
星は昴
★★2009年01月15日(木)反射とアクロマート屈折
★★2009年01月17日(土)震災14年、ドーム内再編
震災から14年が経ってしまっています。ガスが復旧しなくて風呂にも入れないので嫁様の家族が避難してきた事がありますが、14年経っても復旧しないものも沢山あることでしょう。
あの時は村山内閣でしたか、社会党の絶頂期だったのですね。ところで今も政権を取っている党は民意を失っているにも関わらず居座っています。今までは、政府が民意を失ってしまう=人気が無くなってしまうだけでしたが、今度は政党そのものに批判の目が向いています。勿論、昨年でも選挙をやれば政権与党からずり落ちるのは明らかでしたから、居直りを続けているのですが、それがますます明らかになってきて、ますます人気が落ち、それを支えようとしている与党の人気も落ちているのでしょう。しかし、本当の問題は与党が変わっても何一つ変わろうとしない官僚主導の政治形態であるということです。この点は期待薄です。
今度の金環食ですが、ヨーロッパ・アフリカから東南アジアまでの地域を含みます。ポルトガルからキリスト教発祥の地、近東、中近東そして、チベット辺りも範囲に入るというので火種どころか、延焼中のところまであります。ニューヨークではけが人で済んだ飛行機事故ですが、金環食あたりは心配ではあります。1950年代中頃では金環食のオポ付近に天王星です。北朝鮮は火星がスクエア、日本の憲法図では土星とオポ、色々と心配事はあります。地震は天王星や土星でしょうねぇ。
政治の世界、再編はともかく、我が家のドーム内の再編は着々と進んでいます。ファインダー台座の取り付け作業は、それぞれの鏡筒で異なった作業が必要です。それぞれの鏡筒でファインダーの取り付け方が異なっている為です。タカハシの10センチと16センチ反射については、母屋に持ち込んで作業をしました。それ程の作業も無く、また、持ち運びも楽な為です。しかし、25センチと40センチについては、持ち込むのが大変ですし、ドームへの階段が温度が高い為に非常に滑りやすくなっていたので、休日の昼間に作業を持ち越しました。気温がそれ程下がらないと、最も滑りやすい条件となります。塗膜が何層も重ねられていて、使うのはわたくし一人ですので痛みません。その結果、スケートリンク並みに滑りますので、嫁様からゴムマットを敷くように現金を渡されています。しかし、温度が下がると滑りません。今朝は-10℃位に下がり、滑るどころかヤスリの上のようです。摩擦係数が1を超える、つまり垂直抗力より摩擦力の方が強い状態、ギアがかみ合っているようなものです。
鏡筒の同架の体制は、昨夜持ち込んで試してみました。やはりファインダーをその度に交換するというのは面倒ですが、その度の調整を最小限にするように台座の位置を調製して取り付ければかなり改善します。そして、簡単に交換でき、交換に取りかかってから次の撮影までに10分とかからない様になりましたので、同架している状態でカメラを付け替え、バランスを直しているよりは早くなりました。勿論、今までの鏡筒を外し、鏡筒バンドを付け替える手順とは格段の差が出ます。ここまでは計画通りです。そして、計画外でしたが、眼視ののぞきやすさやカメラの操作性も改善されています。後は晴天を期待するのみです。
★★2009年01月18日(日)3D、予報外れ
アニメがデジタル化して、絵がきれいになったとは思うのですが、申し訳ありませんが3D化して返って貧弱になった感じがします。と言うのは、昨年の公開になりますがディズニーのアニメを見ると、人間についてはデフォルメしていますが、主人公の機械についてはリアルに描こうとしています。それなりに成功しているのですが、その方向性であれば実写に敵うべくもありません。同じく、昨年、背景を実写にしたアニメが出ましたが、こちらも違和感一杯でした。それは、パーツのクオリティの差というだけではありません。映像の意味に差がある事の表現です。ディズニーには実写の映像に妖精をアニメで被せることをかなり古くからやっていました。それが違和感をもたらすことはありませんでしたし、良い効果となっていました。
日本のアニメが世界でも高い評価を得ているのは、映像表現として完成度が高いことが基本にあります。セル画の段階で技術的な必要段階は既に達成されていたのです。そこにデジタル化の波です。そして、デジタルを取り込む最中が今なのですが、その中の試行錯誤なのでしょう。
名作とされる実写映画を見れば、その差は歴然としてしまいます。映像も音声も内容もその主張も・・・。例えば、ミュージカルの代表作品であるThe sound of music、映画では当たり前ですが何度も何度も取り直して、1シーンに1週や2週をかけることもあります。俳優、セット、ロケ地にプロの目が行き届きます。そして映像作品として仕上げ、音を入れる。半年や一年はかかるのもあたりまえです。それが絵になったからと言って簡単になるはずがありません。それに、1つ1つのシーンを見ても、建物と太陽の位置、レフ板はこのあたりに置き、この背景では全景を入れる為に俳優の動きをこうすると計算しているのが見て取れます。俳優も素晴らしい演技です。昨今のテレビを点けると登場する方々が真似をしようとしてもまあ、無理でしょう。その違いは、演技ではなく本物そのものであることと、セリフを発音しているだけとの違いです。
セットの中での撮影が主になりますがsingin in the rainも作られた映像として計算し尽くされています。アニメがこのような作品と同じクオリティになる日は来るのでしょうか。(今だったら実写で撮れとあっさり言われますねぇ)
アニメは必要な部分を簡略にしてテーマを浮き上がらせることが出来ますから、それからすれば、より意味や主張が大切な部分になるはずです。見て良かったと思える作品に出会えるのは幸せです。なかなか無いですね。
天気予報では昨晩から朝まで晴れのはずでしたが、実際のところは雲量9程度の曇天でした。夕方はきれいに金星が見えていたので、用意万端、朝までコースと思っていたら、残念なことに雲間からたまに星が見えるだけで、ファインダーを合わすしかできませんでした。このところの天気予報は精度が良くなっているのを実感しているのですが、やはりミニマムな部分ではミス・シュートがあります。曇りの予報なのに快晴と言うことも何度もあります。それはそれでラッキーです。
こうなると気合いも抜けてしまい、23時頃に遂に寝てしまいました。朝、5時頃、目が覚めて空を見ると、状態は変わっていません。こんなこともあります。と言う事で撮影はお預けとなりました。
★★2009年01月19日(月)筋肉がストライキ
今朝は再びとんでもないことに雨でした。仕事から帰ってきても雨です。どんと冷えて凍ってしまうと、これまたとんでもない状態になりますから、シャーベット状の雪を動かして、排水口までの道筋を付け、車庫と玄関の前だけあけました。先ほど降ってくるものが、ようやく白くなった様子ですが、気温はプラスです。天気予報を見ていなかったので、気がつきませんでしたが、南北に二つ玉になった低気圧がくることがあります。その効果は大したもので台風並みのパワーを持っていることがあります。温帯低気圧は南の暖気と北の寒気の渦巻きですから、2つ玉ではそれが二段階でくる為に南の暖気を吸い込む力が台風並みの強さを持つことがあるのです。今回は変則的で2つ玉の姿を見せたのは今日の昼頃になります。今回は二つ玉のパワーがないかと思ったら大間違いで、しっかり雨です。これが平年通りだったら、大雪になるパターンのはずです。昨年はこのパターンで千歳空港閉鎖となっていますが、今日はほぼ平常通りです。
さて、筋肉が悲鳴を上げていますので、お休みなさい。
★★2009年01月22日(木)一角獣座バラ星雲
★★2009年01月24日(土)スカート丈
なんでも新潟県は女子高校生の制服のスカート丈が全国的にも短いと指摘されたそうです。色々と対策?を講じているのですが、短いのがカワイイってんで、スカートの下にジャージーをはいてでも丈を死守するそうです。死守させとけば良いと言ってられない方々の苦労に同情致します。物差しを持って丈が何センチなんて事までやらなければならないところもあるそうで・・・。いっそのこと冬はズボンにしてしまうのが手ですよ。
北海道では足が真っ赤になっても生足を出したい阿呆が一杯居ます。繰り返すと毛細血管が消滅していく事を知っていてもやります。そうなったら赤くならなくなります。既にそうなっている間抜けがいます。死守というのは死んでも守る、死んで守るのですから、如何ともしようがありません。
絶対少年というあまりはやらなかったNHK/BSのアニメがあります。その最後に不登校だったキャラクターが登校する場面があります。その時に足が寒いと同級生に言います。答える同級生は女子高校生は足に感覚が無くなって一人前と答えます。本当に寒くないのかと再び問われて、寒いと正直に答えた同級生。横浜の話ですから、寒いで済みます。気温はプラスですからねぇ。
そもそも、高校生の制服という代物について、高校生は制服を着るものだと思い込んでいる人の何と多いことでしょう。制服は単純で着やすく汚れにくく安いというものでは満足しなくなって、結構値の張る、卒業したら着られないものへと変わってしまいました。そんな制服を選ぶ側も作る側も、何としてもこの利権にしがみついています。制服で喜ぶ特殊な性癖の方はもちろん、外見の制服で安心してしまって、不安定な少年少女がその中にいるのだと言うことを忘れてしまう人がたくさんいます。面白いと言ったら何ですが、新聞も含めてマスコミでは、高校生という呼称を男子にのみ使い、女子高校生と区別しています。女子大生も同じです。男子高校生という呼称を見たことがありません。この呼び方の原因を追及していったら、それこそ色々と考察出来ます。
まあ、制服にスカートと考えていたら、永遠のイタチごっこでしょう。合掌。
再び、とんでもないことに昨日は雨でした。天気図は再び南北に二つ玉の低気圧です。前にも書きましたが、昨年までは、これで大雪になるパターンでしたが、今年は雨です。どう見ても3月から4月の気候です。最も寒い2月を控えて、この時期に雨が降るというのは、道南あるいはもっと南の東北の気候です。
これが温暖化の結果かどうかは分かりません。我々は原因と結果という因果律にしばられた思考形態に陥っています。端的に言えば、何らかの現象に対して、原因を探り出し、それを制御することで現象をも制御出来るという信仰を持っているのです。しかし、単純な出来事であれば原因も簡単でしょうが、原因を追求しようとしても、原因を見つけることすら困難な事が多いことにやっと気付かされます。原因と思っていたことが、実は主因ではなく、種々の物事の関連によって生み出されていたことがやっと判ると言うことも多くなってきました。
今、温暖化の原因が二酸化炭素であると言われています。そしてその例証も反証もあるようです。二酸化炭素を減らせば温暖化は阻止出来るのかという点についても実は判らないことなのです。資源のリサイクル運動も、信者が騒いでいる割りには、分別保管されているだけのことで役に立つ流れにはなっていません。
何事も固定化して考えていてはイカンと言うことです。
★★2009年01月25日(日)改造D70働く、馬頭
US大統領がその演説で税金の支出についての説明を行い国民の理解を求めました。概ねその方向で景気浮揚策を実行していくでしょう。ひるがえって、日本国では給付金などと言う政策を掲げる阿呆もとい麻生は国民の理解を得られないで、ひょっとこ政権自体が景気の悪化原因であるとも言われ出しています。このまま衆院の任期満了までやっていれば、その効果は20兆円くらいの損失になることでしょう。こんな政権も珍しいのですが、次の政権も実はあまり期待していたら間違いですね。
なかなかD300では写りが悪いと思っていたオリオン座ゼータ星付近の散光星雲を改造D70で撮ってみました。あまりの写りの違いに驚きはしましたが、この位違うのは実は想定されていました。Hアルファ線での感度は4倍かそれ以上の違いが出るはずです。と言うのは、通常のデジタル映像素子では赤外線まで感度があるので、カラーバランスを崩さない為に赤外カット・フィルターを使っています。赤外カットと言いながらも、赤外線だけでなく、Hアルファ線を含む赤外に近い赤も大幅にカットしています。目の感色性に合わせているのです。そして、このフィルターを取ってしまうと、赤外域まで写ることになります。しかし、フィルターはガラスですから、光路上の距離に影響し、ピント位置が後ろに動いてしまいます。これを赤外線だけをシャープにカットし、Hアルファ線は通過させる厚みの同じフィルターに変えれば、元々の感度を使える上に、通常撮影のオートフォーカスも使えます。
ところで、ケンコーから赤外線フィルターが発売されています。赤外で写真を撮ると普通の写真とは違う表現が出来ます。例えば植物の緑は、モノクロの撮影では暗く写りますが、これが明るく写ります。面白い効果なのですが、これをD300と改造D70でやってみたいものです。D70に入れてもらった赤外カットフィルターの性能ももしかすると判ることになるかも知れません。
馬頭
★★2009年01月26日(月)人工衛星通過中
★★2009年01月30日(金)月金コンジャンクションin薄雲
★★2009年01月31日(土)国技、滑り止めマット、マコトちゃんハウス、負の連鎖
国技
興味がないので耳に入っても東風と共に流失していた情報の中に、相撲の薬物汚染があります。3人の首を切った事で幕引きにしたかったのでしょうが、対策を講じたのに再発?の報道が出ています。聞けば、結局ドーピング検査をしていないと言うことなので、実質野放しにしていたわけです。引責辞任で理事長が替わって、新理事長も何もしていなかったのと同じだったと。まあ、実施したらボロボロと出てくるのだろうし、今回捕まった奴は前回の時に陽性となっていた過去があるそうで、やりたくない事情は分かります。
しかし、ガッツポーズに品格が無いというような事を言う割りには、今回の逮捕拘禁者の部屋長がぶん殴ってやりたいと発言しています。ぶん殴ってきたんですよねぇ。何処に品格があるのでしょうか。そして、殺人を起こすような構造的な問題として、厳しい状況を示す星とシンクロニシティして、露出してきています。申し訳ありませんが、国技と言うのに値しないような内容ですからねぇ。
滑り止めマット
車庫の屋根に登る階段ですが、下塗りから上塗りまでしっかりと良い塗装をしています。この為、気温によっては大変に滑ります。手すりに掴まって上り下りしないといけない時もあります。雨の時ではそれなりに滑りやすくなりますが、スケートリンクほどではありません。氷点下ちょっと下の気温になると信じられないほど滑ります。摩擦係数ゼロでないかと思うほどです。滑らかな氷の表面が、少しの圧力がかかるととけて水になります。圧力が無くなると氷に戻ります。これがスケートの滑る原理です。従って気温が-20℃にもなるとスケートはそれほど滑らなくなります。ですから氷点下ちょっと下の気温が最も滑ります。これは車のタイヤも一緒です。ガッチリ冷えた日はブレーキが良く効きます。そして気温が-1℃や-2℃では大変良く滑ります。雪の季節となっても雨が降ったりするような気温になることが度々あり、滑る条件を満たします。
ドームからの出口に付けた階段も滑る上に、こちらは手すりがありません。付けようかと思っていますが、とにかくこちらは早い段階でゴムマットを敷いています。ドームから一歩足を出したところで滑ってしまうと、90センチある車庫の屋根に落下するからです。今まで落ちたことはありませんが、マットを敷いていなければ、何度かは落ちているでしょう。
とにかく、階段も危険だというので、階段に引く野外用のゴムマットを買って貰いました。そうそう安いものではありませんが、落ちて怪我をしてからでは遅いですし、打ち所が悪ければ最悪の結果も有り得ます。価格は嫁様が出物を見つけましたので、せいぜい単純骨折した位の出費でしょうか。1年しか使えないのでしたら捻挫で済ませろと言うことになりますが、10年以上は使えますから安いといっても良いでしょう。安心は金を出して買うものでもあります。後はけつまずかないことですね。
マコトちゃんハウス
今週中頃のことでしたか、訴訟を起こされていたマコトちゃんハウスの判決が常識なレベルでの結果となりました。周辺住民とされる原告の2名、完全敗訴です。提訴の理屈付けから補償の方法までの要求を見ると何か変質的な執着が見受けられます。更に控訴して弁護士に利益をもたらしそうですが、どんな家に住んでいるのか興味があります。さぞかし景観に配慮し、他人の土地に日陰も作らないような隣人の為になっている家なのでしょうねぇ。
わたくしも、それから多分、嫁様も、マコトちゃんハウスが隣だったら、大喜びで、赤と白のストライプ、窓がカワイイのって言いまくってると思うのですが、人の感じ方というのは、それぞれです。しかし、感性は色々でも、何が何でも自分勝手な我が儘、自分の思いだけを通そうという態度は、ご近所にいて欲しくないです。まして、近くに住んでいるだけのことで、向かいでも裏でも無いにも関わらずどう見ても暴力団の言いがかりでしかありません。
負の連鎖
物が売れない、給料は下がる、物を買わない、物が売れない・・・と、負の連鎖が強調されています。出来ればプラスの方向を探したいのですが、これを機会に要らないものを買って無駄に消費していた事を反省し、生活を見直すと言う位でしょうか。生活が行き詰まってしまってどうしようもなくなる方も出ているのですが、そこまで巻き込まれてしまえばその場で頑張るしかありません。そこまで行かずに踏ん張れる幸運を持っている方が考えるべきことでしょう。アメリカ型の大量消費文化に汚染されていたら、不況が来なくても行き詰まりが来ます。その先行きが見えたところだったのではないでしょうか。生活そのものの考え方、心構えを問われています。それが土星-天王星のオポジションの意味の1つでもあります。