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★★2008年10月01日(水)紅葉前線接近中
★★2008年10月02日(木)危うい事件、実体経済
危うい事件
実は、ハードディスク換装で順調に行っていた作業が危うくなる事件がありました。CDEドライブにそれぞれ2k、XP、VISTAを配置しているのですが、その中のXPが不具合を起こしてセーフモードでしか立ち上がらなくなりました。そこで修復セットアップを施して戻したところ、今度はVISTAが起動できなくなりました。こちらは何度かDVDで立ち上げて修復できましたので、簡単にできるモノと思っていたら、全然ダメでした。起動メニューがかなり複雑な方式になっていてNT系のエディターで簡単にいじれるモノでなく、どうしようもありませんでしたので、最後の手は再インストールです。それをやると例の認証を必要とするエディターがどうなるか判りません。OSと共にお亡くなりになったというメールや電話を必要とする事態は真っ平です。
しかし、どうしようもありませんのでVISTAの再インストールを敢行しました。その際、以前のwindowsがあるのでwindows.oldに入れたとメッセージが出ました。その時はそうですかと思っただけなのですが、これが後で役に立ちます。再インストールが終わるとEドライブに入れたはずのVISTAはCドライブに化けていました。Cを乗っ取ったとも言います。システムドライブ名は変更できません。OSを立ち上げた時に実ドライブとドライブ名が変わってしまうのは最悪です。間違いの元ですし、第一気に入りません。NT4の時にレジストリをいじって変更したことはありますが、その手が使えるかどうか判りませんし危険です。
XPで立ち上げてファイラーでドライブEを見ると、windows.oldにはwindowsの必要とするファイルやインストールしたファイル達が丸ごとそっくり入っています。もしかするとこれをドライブEのルートに戻してやったら復活できるのではないかと思いwindowsディレクトリを削除しようとすると出来ません。ロックがかかっているようです。そこで、ダメ元、もう一度再インストール覚悟で、ドライブEのwindows.oldを他のドライブへコピーし、ドライブEをフォーマットした上でコピーを戻しました。
すると、あら不思議、復活しました。ドライブCを乗っ取っていたのも解消され、ちゃんとEに入っています。こんなチョロコクて良いのかと思うほどの復活ぶりです。インストールしたソフトで不具合を起こしたのは一太郎とその仲間達で、それも修復セットアップで回復です。何もかも無事再起出来たので事なきを得たのですが、時間的には2日かかっています。
実体経済
リーマン・ブラザースに端を発した金融関係の地震が世界を走り回っています。何十兆円もの資産が失われたと新聞の一面に載っているのですが、そもそもあったモノが失われたのではなく、有りもしないのに有ったつもりになっていたものが当初のように見えただけのことだと思うのですが、如何でしょうか。
天王星と海王星のミューチャル・リセプションはまだまだ続きますし、この11月4日位でしょうか。天王星と土星のハーモ4、衝の時に金星を巻き込んでTスクエアとなります。その時、海王星と火星はタイトなスクエアです。さあ、企業のチャートを組み合わせてみてみましょう。先ほど1度のオーブの中で3つの感受点を持つ会社が1社ありました。大丈夫でしょうかねぇ。
★★2008年10月04日(土)北アメリカ星雲
★★2008年10月11日(土)紅葉前線通過中
★★2008年10月15日(水)目からウロコ
主たる対象を選び、焦点距離を決めて撮影にかかるのですが、口径25センチ、16センチ、10センチのそれぞれ終点距離1250mm、1000mm、470mmについては着脱に10分もかかりませんので、今までも取り忘れていたので付け替えると言うことをやっていました。しかし、口径40センチ焦点距離1810mmについては着脱が大変でしたので、昼間の内に付け替える作業を行っていました。どんなに早くても20分、大抵は30分程度、乗せる或いは降ろす為にかかっていました。それは、重さもさることながら、大きいためです。
この為、最近では、一遍に降ろすと落とす危険があるので、赤緯軸を水平にしてから鏡筒を下に向けて直立させ、下に台を挟んで安定させてから、主鏡セルを外し、次に鏡筒を外すという作業をしていました。抱え上げることは重さ的には出来るのですが、持つところがありません。持つところを付けると他の時に邪魔になりますし、丈夫だと言っても紙の筒です。そこで、重量の大半を占める主鏡セルを外すという作業を挟み、その上でドーム上部に滑車を取り付けて、ロープで縛りあげて、引っ張りながら上げ下げ出来るようにしていました。内部が狭いし、赤道儀にダメージを与えないように慎重に作業をするためです。この作業をしても光軸は殆どズレません。なかなか良い精度で各部分が作られています。
ところで、先日、満月の撮影でシンチレーションの差を40センチと25センチで比較したかったので、載せ替えることにしました。どうせ満月しか撮れないので、充分に時間があります。40センチで撮影してから、いざ降ろす段になって、ふと気づきました。鏡筒はセル外しの位置にした時に、台を挟んでいるとは言え、地面に載っている。このままアリガタを外せば良いのではないか。
台と言っても小さな足台ですから、その上に鏡筒を自重で乗せると言うことは出来ませんので、まともに乗せることの出来る大きめの台を車庫から持ってきました。そして置いて見れば、ちょうど良い高さです。バランスウエイトを外してから、アリガタとアリミゾを外すだけで、接続は切れました。そして、横方向へ80センチ、下方向へ35センチの移動で、ドーム内の定位置へと40センチ鏡筒が収まりました。何のことはない5分間の作業です。今までは何をやっていたのでしょう。固定観念という奴は怖いものです。目にウロコが付いていたのです。
これで、かえって口径25センチ、16センチ、10センチを取り替える方が時間がかかる事になります。こちらは仕方ないでしょう。1本のアリガタに鏡筒バンドを付け替えるのですから。
先行き必要があれば、アリガタに小ガメを乗せるようにアリミゾを付けて着脱すると言うことも可能ですが、まあ、そこまでやらなくても現行の仕様で使えます。
何でも今度は株価が急反発という事だそうですが、安いから今の内に買っておけってことだったのですかねぇ。土星と天王星のタイトかつハードなアスペクトは11/4にオポジションとなりますが、土星が戻って翌2009年2/5そして、9/15にオポジションとなります。それぞれ土星は乙女の18、20、24度です。そして天王星が魚です。この一連の流れの中で、前世紀そして前々世紀であれば、兵器を持ち出しての実力の行使を意味していましたが、今はどうでしょうか。火種がないわけではありません。さてさて、見るものがいっぱいあります。
★★2008年10月19日(日)紅葉前線第2波
★★2008年10月20日(月)アイスランド
アイスランドが国家として財政破綻する危機にあると報道されています。漁業と僅かな農業、観光で細々と国を経営していた北の小国が、いつの間にか金融立国して豊かな国になっていたというのは、不勉強なことに知りませんでした。何しろジュール・ベルヌの地底探検で読んだだけでそれ以外はたまにテレビで温泉が紹介されるだけなもので・・・。それに海底山脈が海面上に現れた唯一の場所で、大地が東西に裂けている現場という如何にもサイエンスドキュメンタリーの題材ですので、現地の人の暮らしは知る機会がなかったのです。
ジュール・ベルヌが描く世界各地の状況は微に入り細に入り、当時の詳しい情報にあふれています。アイスランドについては、北海道で言うならば利尻とか礼文のような離島の生活を彷彿とされる、厳しい自然の中に素晴らしい景観が広がる世界です。その中で暮らす人々は貧しいながらも、生活を楽しんでいるようです。そんな中で、リスクの高い部類の金融によって稼ぐようになっていったのは、今でこそ残念なことになっていますが、当然の流れだったのかも知れません。
しかし、アイスランドは今でもわたくしの中ではあこがれの国です。極北の為、夏は白夜、冬は常夜の国、オーロラのはためく国、それでいながら、冬の気温はマイナス一桁台中間程度にしかならない暖かい国。夜が続くので国民は昔から読書に精を出し優れた文学が育っています。そして、原子炉と火力発電所のない国。水着を着て温泉に入るというのは嫌なのですが・・・。
この国は1918年12月1日JSTレイキャビクでデンマーク国王主権下の属国、アイスランド王国(立憲君主国)として従属独立し、デンマークがドイツ軍に占領された時にアメリカ軍とイギリス軍が駐留(占領)してから1944年6月17日23時JSTレイキャビク、共和国として独立ということになっています。かなりきな臭い出自の国です。
何とも大変なチャートです。
★★2008年10月22日(水)三角座系外星雲M33
★★2008年10月23日(木)ソフトの拡充、机がいる、アンドロメダ座大星雲M31拡大
ソフトの拡充
天文ドームの中のハード的要素が大体整備されたところで、次はソフト的要素の拡充を計る為に2つの製品を注文し、相次いで到着しています。1つは画像ソフトで、天文用に特化した機能を持っているものです。そして2つめは天文シュミュレーションソフトで、望遠鏡とリンクできるものです。1つめを作っている会社でもシュミュレーションソフトを作っていて、実は持っています。しかし、やはり作り方がわたくしの感覚と違うところがあって、使い辛い上に、望遠鏡とのリンクに問題があります。それがあったので、今の今まで導入をためらっていたのです。結果的には、サッサと買って使っていれば良かったというモノでした。ステライメージVer6です。天文シュミュレーションソフトの方は、インストールしたばかりの段階なので、まだ評価を行う状態ではありませんが、ちょこっとでは書けないほど、とんでもなく多機能という印象です。こちらはThe Sky Sixです。
どちらもバージョンが6であって、金星配下の数字になっていて、かなり安定した動作をしていますが、それでも訂正版がそれぞれ出ています。使えるソフトとしては訂正版が出た辺りが一番良いというセオリーがありますが、こちらもそれが当てはまります。訂正内容を読むと残されていたバグの状態が判ります。
さて、ステライメージですが、他の画像ソフトと違う点の一番は、ダーク補正があることです。長時間露光をすると、CCDやCMOSの性能として熱かぶりや素子の個体差等が出てきますので、補正をするようになっていますが、これにはシャッターを閉じてから同じ露出をかけて映像素子から読み出した画像(ダーク、暗い画像です)のデータをさっ引いてやる処理です。つまり、5分かけたら更に5分待っていなければならないのです。しかし、その処理をさせないで、次から次へと撮影し、「現像」段階であらかじめ用意して置いたダーク映像と差分を取ることで、撮影枚数を倍に増やすことが出来るのです。改造したD70はこの恩恵を充分に受けます。少々意外だったのはD300です。露出数分のダーク映像を見ると、ほとんど補正をかけなくても良い位に、熱かぶりやスポットがありません。何とも優秀なカメラで、今まで長秒補正してきたのが間抜けだったことが判りました。多少の個体差はあるのでしょうが、こんなにも性能が良かったとは驚きです。
机がいる
The Sky Sixは、ドームの中で常用することも有り得ますので、ドーム内の体制を整える必要があります。先ず第一に今使っている机が問題になります。今でも撮影記録を取ったり星図を見たりする為に、それらの収納が懸案事項となってます。そこへモニターが躍り出たら、全ては一からやり直しする必要があります。今はそれらを適当に放り込んでいるだけで、使いやすい位置ではありません。こうなると机の位置や大きさも再構築で、取りあえずではダメと言うことになります。こちらは使用状態を考慮しながら良く考えないといけません。広いドームではありませんので、望遠鏡の動きに邪魔になるようでは困ります。机を作らないといけないと言うことになりそうです。その机は明かりを採りながらも他に漏れないようにするという技も披露しないといけません。出来合いで良いモノはありませんから、やっぱり作るしかありません。
アンドロメダ座大星雲M31拡大
★★2008年10月26日(日)結局整理しただけ、紅葉最終波
土曜日の早朝から昼前までかけてドームの中、パソコンの置きよう、特にモニタの位置について散々悩んで、図面を引き構想を練りました。そして、結局、現地現物合わせでやるしかないこと、良い計画がないこと、結局狭いことに辿り着きました。
材料の在庫をチェックし、ドーム内の定位置に座って部材を想像しながら机を構想していると、この定位置も取りあえずの場所であることに、やっと思い至りました。そこで、荷物棚と机を動かしてみました。
荷物棚の真ん中に置いていたモニターを机の上に出し、荷物棚がまともに荷物棚になると、パソコンを放り込む前の正常な荷物棚に戻りました。収納力回復で、あふれていた物が入ったのです。逆に机の上が狭くなったのですが、その机の上にあふれていた星図、星表、望遠鏡部品、カメラ部品が整理された為に、状況は変わりなく、モニターとキーボードを置いても、A3見開きの星図を広げることが出来ます。もしかして、これでOK?
難があるとすれば、机に使っているものが安物で、19インチのモニターを置く強度にはやや足りないと言うことでしょうか。ドームの内壁の柱に寄せて揺れないようにしなければならなかったのは、やはり問題か。確か2千円位で嫁様が買ってきたヤツだと思います。
とにかく机と荷物棚の隙間に座る形が一番良さそうなので、その位置で望遠鏡を振り回し、邪魔にならないことを確認してから、電源の再配置を行いました。実はこれが一番手間がかかりました。少し動かすだけでも長さが足りないものを伸ばすのは無理ってものです。それらを調整しながら邪魔にならないところに押し込まないといけません。大方の用意は完成です。
出来たところで、難の2です。パソコンを起動すると・・・起動できません。このパソコン、ペン4の1.7Gで、まだまだ現役バリバリなのですが、ドームに放り込んでから、ほとんど電源を入れていません。BIOSレベルでチェックサムエラーが出ましたので、これはマザーボードの電池切れです。たまたま、1個だけ電池が残っていたので、それを入れてBIOSを再設定し電源を入れると、今度はOSが起動しません。このマシン、98、2000、Xpを入れてあるのですが、98のみ起動できました。しかし、ドライブCだけがFATで、他はNTFSですから、アクセスできませんので、98からは何の復旧も出来ません。こんな場合はあれこれと復旧の手を尽くして時間を使うよりは、再インストールしてやる方が速いものです。
昼過ぎにOSの再インストールを終了し、入れるソフトはThe Skyのみ、望遠鏡の自動導入装置との連動を確認して作業を終了しました。残りは、ちゃんと動くかどうかですが、現物の星を使っての確認ですので晴れた夜待ちです。天気予報では前線が接近しているので、夜には荒れるらしいので撤収です。
ところが、夕方になっても天気が崩れません。タイヤ交換をせいと命令されていたので、(泣く泣く)暗くなってからのタイヤ交換を済ましましたが、まだ良い天気です。風呂に入ろうとして湧かしていたのですが、キャンセルです。ドームにお籠もりです。撮影中にどんどん気温が下がっていきます。22時過ぎには3℃となって、風もあるので辛くなってきました。南に雲がゆっくりと広がってきたので撤収しました。
ところで、寝るまで、撮影画像の処理をしていたのですが、その時に付けていたTVで、国内産と銘打ったあんに中共産を混ぜているあんこ会社や、使っている地下水が汚染されていたハム会社の話をやっていました。誤魔化すことしか考えていないんだけれど、それが判らないと思っているのは自分だけで、結局ばれていくというのが海王星と天王星のコラボレーションでしょう。まだまだ続きますねぇ。国内産だと思って安心は出来ないということでしょうか。自分で畑を作って自給自足するしか無くなったりして。
紅葉最終波
★★2008年11月02日(日)モンキー星雲、モンキーに見えますか?
★★2008年11月04日(火)おおぐま座回転花火星雲M101
★★2008年11月08日(土)冠雪、冬の始まり
★★2008年11月10日(月)星図・製図
このところずっと、空き時間のほとんどを注ぎ込んで星図の整理をしていました。星図プログラム自体は既に出来ているのですが、問題はそれが使いやすいか見やすいかというと、大分調整が必要です。印を出すだけならば簡単ですが、印だけでは星図になりません。説明文というかタイトルが無ければ、役には立ちません。ところがそれが重なります。重なったら読めないこともあります。Stargazerのホロスコープでは感受点記号が重ならないようにプログラムされていますので、重なって消えてしまうことはありませんが、星図の場合は避けようがないことがあります。
それで、作ってみた星図をマジマジと見ると、情報量を多くすると重なりが出ます。使えるレベルの量を入れると使い物になりません。それで、既存の星図を見ると、ちゃんと星や印が重なっても判るようにしたり、字が読めるようになっています。手持ちで星図を作れる天文シュミュレーション・ソフトでは、当然ですが考慮されていません。考慮できないと言った方が良いでしょう。大きさを変えれば新たな位置が必要になりますし、いちいち重なり具合を判断していられないということもあります。星図プログラムで出る星図と、出版物としての星図は別の物と言って良いでしょう。勿論、見やすいのは出版物としての星図です。
手持ちの星図としては、誠文堂新光社 全天恒星図、全天恒星図2000、実用全天星図。輸入物でベクバル星図(スカルナテプレソ星図)があります。この他に、恒星社 全天星図や地人書館 標準星図2000があります。しかし、全天星図は品切れのようです。2000が付いた星図は2000年分点の現在使用している赤道座標系のもので、それ以前の物は1950年分点になります。位置は50年分の春分点移動により多少違っています。品切れとなっている全天星図は2000と入っていませんが2000年分点のもので、新しい物のはずです。それが品切れということで、思い立って標準星図2000を先ほど注文しました。このデジタル化の波の中で、何時無くなるか恐怖を覚えたからです。地人書館は地学方面を主とした科学書の老舗ですが、天文と気象改め月刊天文は休刊となっていて、残念に思うのですが、時代の世相には逆らえません。
ところで、常用の星図は全天恒星図でした。これは3冊買いました。最初のヤツはぼろぼろで完全にばらけてしまいました。2冊目が引退間近状態で、3冊目が投入されるところです。しかし、こちらも後継として実用全天星図にバトンタッチという出版社の方針です。正直なところ、改訂される度に使いにくくなっています。最後の実用全天星図に至っては、製本の形まで変わってA3横二つ折りを横で閉じているので、まともに広げるにはA3を横2枚居るというモノになってしまっています。幾ら耐水紙を使用していて夜露に濡れてもいいなんていってもねぇ。字も小さいし、ちっとも実用でないぞと。
私にとって一番必要なのが、書き込み用の星図です。実用全天星図とベクバル星図を見開きB3の大きさにした物が一番使いやすいので、それを目標に星図を整理していたのです。大方、それが出来て、実戦配置が出来たところで、月が太くなってきてしまいました。今までは天気が悪かったのですが、晴れたと思って見上げれば、週末が満月の月。出来上がった星図を見て楽しむしか出来ないのもなんともはや。
★★2008年11月12日(水)報告
Stargazerメンテナンス用会議室への投稿に「出会い系」の内容が3回書き込まれましたので、連続投稿の禁止時間を24時間に延長しています。手作業の投稿の可能性も否定できません。ホストIPを詐称している事も有り得ますので、当分の間はこのような措置を続けます。
★★2008年11月13日(木)冬囲いへの心構え
★★2008年11月14日(金)標準星図、勧誘書き込み
地人書館 標準星図2000が届きました。正確に言うと近所のセブンイレブンに到着し、お金と引き替えたのです。地人書館に直接頼んでも良かったのですが、地人書館のページで紹介されていたイーエスブックスというところに発注しました。6300円という価格ですから、大抵のところで送料無料となるのですが、本は大型本ですのでポストに入りません。つまり、受け取らないといけないので、荷物を待っていないといけないという点で面倒があります。代引きで頼んでも同じことです。この方式は自分で受け取りに行くのですが、自分の都合の良い時に行けるというメリットがあります。仕事の帰りに寄ってこれるのでこれはこれでOKです。時間はかかっていますが当然の如く送料はかかっていません。と思っていたら、嫁様が受け取ってみたくて、引き替え番号を印刷した紙を持って行ってしまいました。なかなか新しもの好きです。
その標準星図2000ですが、大変によい出来です。本としての出来映えもなかなかで、望遠鏡の元に置きたい一品です。秀逸なのは元図をめくると書き込み用の白図があることです。極を2分割、中緯度低緯度の360度を8分割して、28図で全天をカバーしています。何で今まで買わなかったのかと後悔をしています。まさに標準の名に恥じないものです。
これで、星図としては充分な取りそろえが出来たことになります。この他に集めるというと、外国で出ているものを集めるという、趣味としての収集癖に走ることになりますが、新品だけでなくパロマ写真星図のような専門家向け古典的なものというようなのもその範疇に入ってきます。
そして、外を見ると満月が星々を隠しています。来週ですね。デビューは。今週は冬囲いをやらないと叱られてしまいます。
さて、Stargazerメンテナンス会議室へのアダルトサイト勧誘書き込みと時を同じくして、携帯にもフィッシング・メールが来ました。生徒の携帯に来たものは見ていましたが、自分のに来たのは初めてです。メンテナンス会議室へも多分初めてではないでしょうか。そこで、チャートを見てみました。無い訳ではありませんが、特にこれはという感じはありませんでした。しかし、嫁様の方はこれはというのがありました。うーんこれか。この星に引っ張られてやって来た訳だ。大抵の場合、しつこく次便まで来ることは希ですので、そのまま放っておけばよいのですが、かけたくなっちゃう方もいるのでしょうねぇ。
メンテナンス会議室へは書き込もうとして頑張って来ていまして、最新のものは題名:「掲示板スレッド管理用テストプログラム」、名前:「管理TC」、当初のIPアドレスというもので、何じゃこりゃというのでURLをクリックさせるという手口、新手と感心しました。今度あったらURLのリンクだけ外して晒してやろうと思っています。なかなか楽しい毎日です。
★★2008年11月15日(土)7ヤマガラ、常連さんで近くに来ます
★★2008年11月21日(金)系外銀河NGC2903
★★2008年11月22日(土)冬の実感「すばる」
★★2008年11月23日(日)自首ですか。マップ
捜査が進展していないところで自首で犯人が出てきたという警察にとっては不幸中の幸いの展開といえます。えっ、ペットを殺された???。しかし、テロだとか犯行声明だとか騒ぎ立てた新聞社や人が居たのも確かです。それだけ人々の不信の目が厚生労働省に向いていたと言うことでもあります。
先日、アメリカで自動車ビッグ3の経営が駄目になると言うので公的資金導入を求める意見に対しての公聴会が開かれました。その際のやりとりは既に有名になっていますし、5機所有する内の2機を売ると言い出しているところもあるようですが、要は納税者に説明が付かないという論理が最も大切にされています。この点については日本はどうでしょうか。
2兆円を使って個々人に金を渡してやるというありがたい政策ですが、財源は納税者の納めた金ではないでしょうか。挙げ句の果てに高額所得者は自分の判断で辞退しろと言うのですから笑ってしまいます。こんなことを考える首相と、そんな政策を通す政治家、官僚がそれこそ何時テロの対象となってもおかしくはないと思うのですが、平和な国です。アメリカのようにショットガンが家にある訳でもなく、せいぜいナイフや包丁があるだけですからね。元来、肉切り包丁をぶら下げて歩いている階級が居た国で、せめて一太刀というのが民意を得る国柄です。
その元締めであるひょっとこ居座り首相ですが、選挙をやったら政権からずり落ちる可能性が高いと踏んでいるようです。しかし、庶民にとっては誰が政権を取ろうが、そうそう変わりが出るものではありません。民主党に期待している皆さん、ご免なさい。一つ穴の狢です。ここ北海道ではその民主党が、トップが刑事裁判で係争中の党と共闘するという話になっています。来年辺りに最高裁で判決が出て有罪になると見られていますが、こんなのと名を連ねる奴らに名誉とか使命なんかがあるのでしょうか。呆れました。
さて、今回の訂正でマップ機能に追加を行いました。今回については何時もと違い、技法の効果評価を行っていません。というのは、検証を行うのが大変に困難なのです。移動しないと行けません。風水で家具の配置がというのとは規模が違います。木星のアセンラインがロンドンを通っているからといって、それでロンドンに行く訳には行きません。アストロカートグラフィーの評価も今では下火となっています。しかし、検証できる人は居るでしょうから、世に知られた方法の追加と言うことで採用しました。方法論的にはメジャーアスペクトということだそうですが、折角組み込むのですから、採用しているアスペクトを全て使えるようにしました。どの様な表示になるかは出してみれば一目瞭然、メルカトル図法の地図で円がどの様に表示されるかがすぐ判ります。採用して置いて何ですが、これで宝探しができるような気がしませんので、具体的な効果が是非知りたいものです。
それで。忘れていたことですが「日蝕計算」にもバグが一点あって皆既食の見える範囲が実際よりも小さく表示していました。来年のトカラでも見えるヤツを調べていたら、皆既食帯が違うので気付いた次第。原因は皆既食の見える範囲を計算する際に、月までの距離を実際よりも遠く見積もってしまっていた為で、こちらも他の訂正と合わせて近々に出します。
そうそう、メンテナンス会議室へのアダルトサイト勧誘書き込みはプログラムだとはっきり判りましたので、手の込んだ対策をするよりURLを変えた方が簡単と考えて変更しています。直リンしちゃっている方は消滅してびっくりするでしょうが「内部のアドレスは随時変更」としていますのであしからず。
★★2008年11月27日(木)オリオン
★★2008年11月28日(金)トンデモ本考
このところ、星座伝承をまとめる傍ら、昔のトンデモ本をひっくり返しています。トンデモ本というのは、学界の定説をひっくり返すような「妙」な主義主張の本ですが、その中には、あれだけ大ヒットしたハンコックの本も入っています。大抵のトンデモ本は、わたくしが見ても鼻で笑うような底の浅さかあるのですが、未だにハンコックの指摘した内容の中で無視できないものが幾つかあります。スフィンクスの胴体に刻まれた雨による浸食について、エジプトで権威を持つ学者達(いったい誰なのか、ついぞ名前すら知らないのですが)は確たる答えを出したのかどうか、先ほどインターネットの情報を調べてみたのですが、このような基礎的基本的な事については、相変わらず素人集団の塊となってしまったネットでは能なしですね。何も出てきません。放射性年代の測定でピラミッドより何百年か遡ったと言うことになっているようですが、石灰岩で出てきたスフィンクスについて、どんな経緯でそうなったのかすら判りません。
その中でも頑張っているWiki関連でも、素人の横好きでしか無いのは仕方のないことでしょう。本当に重要な情報、基本的な事実というのは、飯の種でもありますから。
別に古代エジプト以前に、高度な文明があったからと言って、誰が損するものでも無いと思うのですが、何か知的であることを誇りにしたい素人さんも研究しているつもりの学者さんも「シンジランナーイ」と言う否定の仕方がまかり通っているようです。文明が直線的に発達するという妄想にでもとりつかれているのでしょうか。今の我々と同程度に発達していたとしても、それ以上だったとしても、わたくしとしては何の不思議も感じないのですがねぇ。
もしかすると、それだけ高度な文明が滅んでしまい、今の我々には確たる証拠が無い状態なるというのが怖ろしいのでしょうか。1万年という時が過ぎれば、残される人工物は実に限られているでしょう。エジプトのピラミッドだって火山地帯だったら危ないですからねぇ。人類が、その祖先である仲間からはっきりと分かれたのが500万年前とされているのですから、定期的に500回文明を築いても、我々がそれを知らないということも有り得る訳です。
この世界の歴史が千年単位だと思っていたのは何年前だったのか、化石なんてありえねぇと信じてたのは何年前だったのか。ケータイ依存症なんてものが出てきたのは何時のことか。我々が今、確たる証拠も無しに信じていることが何時ひっくり返るのか、確たる証拠が出現するまでは信じているのでしょう。
さて、民主主義とか言うものも善なるモノの代表のように言われていますが、今や経済無くして政治を語れない状態になってきてしまいましたが、その経済、大分複雑になってきましたが修正資本主義とか現代資本主義と言うやつを単純に整理するには、マルクスやケインズのような観点が見直されているようです。経済を制御するのではなく、経済に全てを制御されているのが現代です。政治だってそうです。政治体制に違いがあってもこの網からは抜けられないのです。たとえ、首領様専制であろうと天皇制であろうと立憲君主国であろうと。
その経済に打撃を与えるとされているのが土星と天王星の周期であるという指摘は幾つもありますから繰り返しません。増大する経済を制御する社会体制が無ければ、体制の方が変容することを余儀なくされる。それが繰り返されてきた歴史です。そして、個人の最大経済力がある域を超えると社会全体が崩壊に至る崖っぷちに辿り着くことになります。その時にやっと人類は、何時か来た道と悟るのでしょう。高度に専門に分化した文明は、滅ぶとなったら徹底的に消滅してしまいます。その証拠に、あなたは蛇口からお湯が出ないところで食事する能力がありますか? それが出来る人は、実に少ないことでしょう。
★★2008年11月29日(土)ぎょしゃ
★★2008年11月30日(日)明日は金木月コンジャンクション
★★2008年12月01日(月)金木コンジャンクションに月接近中
★★2008年12月06日(土)朝霜の落ち葉
★★2008年12月07日(日)ちょっと雪、機材メンテナンス&カメラレンズ発注
ちょっと雪
機材メンテナンス&カメラレンズ発注
日本全国に嵐をもたらした低気圧は各地に被害を出したようですが、北の果てにも大雨を降らしました。その後、寒気が入って、気温が下がり雪を少し降らせました。ほうきで掃くほどの雪ですが、気温が下がって融けかけの雪が凍ります。そしてそれが昼のプラスの気温で融けかけます。一番滑りやすい危険な状態です。車庫の階段天上共に、ガッチリと塗装したのが返って仇となって、実に良く滑ります。手すりに掴まって、慎重に行動です。手すりギリギリを使っての設計ですので、これは不幸中の幸いです。ドームに登る階段は滑り止めのゴムを敷いていますが、この時期、一番上の段は、解けた雪が滴り落ちて、再び凍ります。北側ですので気温が上がってもここが融けるのは最後なのです。そして、その段はドームから出る時の最初の一歩になります。低い戸をくぐって下の段に一歩を踏み出すのですが、ここで滑ったら残りの4段分の堅い角と仲良ししながら落ちることになります。高さは大したことはありませんが、頭から落ちたら怪我では済まないかも知れません。ですから、入る時にゴムの上に結氷した氷を踏み壊して除けます。その為のゴムです。
ところで、ドームの中では不具合と使い勝手の悪い部分が鏡筒支持部分に出てメンテナンスを行いました。1つは、ファインダーとして使用しているサブスコープのマウントにガタが出てきていましたので、それを調整するという作業です。
このマウントはケンコーから小型望遠鏡用に発売された経緯台です。値段に対して作りは基本を押さえていて調整部分を省略していません。しかし、調整するネジは分解しないと回せません。主鏡と軸芯を合わせたものを動かすのは忍びないのですが、角度で5分ほど、触ると動いてしまうのでは使いにくくて困ります。仕方ありません。外して分解し、改めて調整ネジを適当な強さで締めます。組み上げてから、本当はメインとサブの軸を合わせておきたいのですが、それは何秒もかからない作業となっていますので、天球の星相手に後ほどやることにします。
次に、カメラをレンズ付きで載せる場合の状態、位置に少々不満がありました。今までも何度か思っていたのですが、金木月コンジャンクションを撮影した折に、広い範囲の映像を撮るのに苦労したのです。出来れば、もう少しドームのスリットに近づいて撮れれば、より広角の視野を得られます。これを移動させるにはアリガタから延長して取り付けているジュラルミンの板に、新たな取り付け位置の穴を開けることになります。少なくともボール盤でキレイに開けたいものです。そこで、取り外して位置を正確にけがいてポンチを打ち、作業場で穴を開けました。我が家の作業場は車庫です。今回は車を半分出して、中に置いている工具の1つであるボール盤を、これまた作業台にしている車止めのブロックに乗せて用意完了です。穴開けに特に問題はありません。出た切粉もサッサと掃いて燃えないゴミです。新たな位置にカメラを載せて、試してみると18mmの広角でも余裕があります。12mmでも撮れます。これで、今回のメンテナンスは終了です。
さて、撮像用の光学系としては、反射鏡の直焦として fl=1810mm F=4.5 fl=1250mm F=5.0 fl=1000mm F=6.3 fl=600mm F=6.0 があります。
サブスコープとして使っている屈折fl=400mm F=5.0は、使うまでもなくカメラとの接続部分が細くなっていてけられる上に、色収差の補正が足らず使い物にはならないことが判っています。しかし、低倍率の眼視で使っている限り、問題はありません。これは大変廉価なアクロマートレンズで、コーティングすらしていません。何しろ手に入れた時の価格は5千5百円です。コーティングされた通常の製品であれば2~3万円台になります。これが高度に補正された業界内では有名なメーカーでは30万円程度の価格になります。中には、この手の機材を集めて喜んでいるアマチュアが居るという話ですが、カメラのレンズとしてみると、400mmは超望遠レンズで、ナイコンの単焦点レンズでは定価130万円なんて物もあります。それに比べれは「安い」ものでしょう。するってえと、天文機材オタクより、カメラ機材オタクの方がもっと金がかかるんでしょう。くわばらくわばら。
その機材オタクまで行かなくても、一眼レフを手に入れると、次はレンズが欲しくなります。これをレンズ沼という場合があるそうですが、撮影会に見せびらかす為に買うのならいざ知らず、一眼レフはレンズを交換できると言うのが1つのウリですから、ある程度のラインナップが欲しくなります。
35mmフィルム時代の24×36mmよりも遙かに小さな素子を使っているデジタル一眼では、35mmフィルム時代の画角を参考にして、何mm相当などと表現をするのですが、この言い方をされると逆に間違えかけます。今まで35mmを使ってきた人間を取り込む方法としてこの言い方が出てきているのだと思いますが、全く余計な方法です。そんな言い方をしないと判らないのであれば、レンズ交換式を使うなと思います。フィルムだって35mmだけでないし、フィルム末期にはASPとか言って半分の面積を使うものが出てきていたではないかと。このレンズは焦点距離○○mmであって、実視野角何度何分のものが△△mmの像になる。それをこの撮像面では全てカバーできる、とこうなるところをわざわざ言い換えてくれるのです。閑話休題
手元にあるレンズで12mmから50mmまでは、超広角ズーム・標準ズーム・マクロのレンズ3本で充分な性能を持ち文句なく撮れるようになっています。その上になると望遠ズームとして55/200mmの廉価望遠ズームがあります。大変安いレンズですが、写りは古いニッコール200mmF4よりも格段に良好な収差補正で、f11まで絞れば、更に良い像を示します。まあ、ニッコール200mmF4自体がニコンのページで生産終了品としても出ていないようなものなのですが・・・。しかし、星用としては、絞って良く写るのでは問題があります。逆に収差ボロボロであってもキレイに円形に出るのであれば、かえって星像が大きくなって見栄えのする映像となります。200mmF4はピントを合わせるとスバルでは紫色のハローリングが付いて写ります。色収差がキレイに出るのです。
先ほどのfl=600mm F=6.0には専用レデューサーがありfl=470mm F4.7という技があります。すると、長い方で400mmや300mm辺りから50mmの近く、70mmや80mm辺りにレンズがないことになります。商品を調べると、55/200mmの廉価望遠ズームと同レベルで70/300mmと言うのがありました。同じレベルであれば、どんなに安くても買う必要はありません。更に調べると低分散ガラスを使って色収差を減らした製品があります。一段レベルは上がっていますが、悪いけれど目くそ鼻くその違いです。更に120/400mmというレンジで、収差状況ももう一段上がったところにあるものが見つかりました。しかし、短い側で120mmというのが問題です。経験的に18/200mmのズームでは長玉側でテレ端の他に90mm付近をよく使いました。つまり、使いやすい焦点距離が無いので、結局テレ端しか使わないレンズになってしまいそうです。そうなったらfl=470mm F4.7にアドバンテージが出てきます。
そして、頓挫していたところへそう言えば純正、ナイコンでも廉価物を出していたぞと思い至りました。近年のナイコン、廉価物をラインナップに入れないとならない時代になってしまっていて、それでもD70に付いていたレンズキットの18/70mmが意外と性能が良いものでした。高倍率ズームの廉価版と比べて遙かに良い像と描写をしていました。今では高倍率ズームの方が製品仕様をかえて同レベルとなっていますが、最初の製品を手に入れたわたくしとしては少々不満があります。同じ値段どころか下がっていて性能が上がっているのですから・・・。
それはともかく、ニッコールと名前が付いて居るものを拝むような気持ちは無いのですが、収差補正状況と共に70/300mmのレンズが次世代手ブレ補正付きで、レンズ先端が回転しないIF方式というアドバンテージを取り、我が家、やっと2本目となるニッコールを注文しました。300mmという長玉を手持ちでというのが本来はおかしいのですが、200mmF4/1/60や50mm/1/4をぶらさずに撮っていたわたくしには可能な範疇です。なんでも、手ぶれ率半分以上なんて方がいるそうですが、そんな方向けに開発されているのでしょうか。横目で見るだけだった手ぶれ補正というのもこれで実感できるでしょう。まあ、5万円台のレンズに130万円の性能を期待してはいませんが、最近の技術は少し期待しています。
★★2008年12月11日(木)ナイコン望遠レンズ、それはゴミとちゃいます
今日は雪が降ると予報されていました。その通りに、帰りは雪の積もった道を歩くことになりました。雪の深さはギリギリ靴の高さで、靴下に雪が付きます。そして付いた雪は解けて水になり、靴下は濡れた靴下となります。それで冷えたのか、バスを降りて歩き出したら、足がつってしまいました。止まって足を伸ばそうとしても、立ち姿勢ではなかなか出来ません。足を引きずりながら家までの200メートルほどを、強引に歩きました。
ナイコンの望遠レンズが到着しています。早速チェックをしたところ、予想通りの結果です。設計製作の程度は、超絶価格の高精度品とは違い、デジタル向けのフィルムよりは一段上げた精度の範囲の像を結ぶようになっています。カメラのレンズはフィルムなりCCD等の撮像素子に結像させることが目的ですから、究極の光学的精度よりは、ある範囲の中に収まればよいと言う余裕があります。しかし、テレコンバーターを使うという前提であれば、その分、高精度に作らないといけないわけです。注文した製品は、ギリギリで作っている為にテレコンバーターは使えないということになっています。手ぶれ補正との兼ね合いもありますが、テレコンバーターを使わないという事であれば、その分の余裕を活かすことが出来ます。
普通は、カメラを付けてレンズの性能を見るのですが、天文ファンの奥の手は、カメラの代わりに接眼鏡を付けてしまうという方法が取れます。このチェックは実に厳しいものです。カメラレンズと望遠鏡の光学的な性能の比較をすれば、まず望遠鏡の常勝になります。それは当たり前で、そもそもF値が望遠鏡の方が暗くてその分像がよいのが当たり前なのです。逆に言うと、カメラレンズを望遠鏡に転用しようとすると、大分絞り込まないと実用に耐えないと言うことになります。ジャンクのカメラレンズを貰ってきて小望遠鏡にしようとすると、残念なことに使用に耐えないのです。それでも、このレンズは同スペックの他社レンズと違いがあります。拡大してみた中心像が鮮明です。
そして、手ぶれ補正という奴ですが、これは大したものです。300ミリにして家の中でストロボを焚かずに撮っても、ブレが目立ちません。ぶれない訳ではありませんが、試しにVRを切って撮影したら、全てぶれまくりました。そして、ストロボを使った撮影では、一枚もぶれませんでした。これで、スズ吉くんやツルくんを撮るのが楽しくなるのではないかと思います。また、補正の成果がファインダーで見えるというのも一眼での特徴でしょう。これだけ効果のある手ぶれ補正です。これの付いたマクロレンズに色気を感じてきています。
月が満月へと突き進んでいる中、晴れたとしても試し撮りしかできません。この雪は、また融ける、根雪では無いという予報が出ているようですが、月が新月に近づく頃にはもしかすると根雪になっているかも知れません。それはそれで、冬本番が来る前ですが春が待ち遠しくなります。
それはゴミとちゃいます
★★2008年12月13日(土)満月
日本は前回の侵略戦争に負けて援助無しでは生きていけない国に成り下がってから、富を取り戻し今は豊かになったと思っている方は多いのではないかと想像しています。しかし、それが幻想であったということを知るのが危機の時です。今回は今まで何度もあった不況やショック型事件とはいささか違い、世界の何処にもこの状況で儲けている国、企業はありません。誰かが損をすることが誰かの得となる、決まった大きさのパイの横取り合戦ではなく、パイそのものが小さくなってしまっているのです。
派遣という雇用形式が当たり前のようになってきていていますが、何時でも首に出来るアルバイトやパートの体の良い言い換えだと思っていました。日本が他の先進国と違っていたのは生涯雇用を前提とした安定した会社組織です。それを、効率性優先で欧米型を真似してきていて、やれ能力給だ、歩合制だと世知辛いことを言い出してから世の中が変わってきました。世の中が競争社会となっていくのに、学校では徒競走に順位を付け無い、考査の成績はプライバシーだと、モンスターペアレンツの言いなりになって、厳しい世の中を教えていません。そりゃあ、高校生が就職して、半年も経たずに離職するというのは当たり前です。ぬるま湯のように優しくしてもらったから、仕事を辞めて親のすねかじりで時間をもてあまし、話を聞いてもらえるものと思って学校に遊びに来るようになります。閑話休題。
心の豊かさは物の豊かさと反比例しがちです。物が無ければその分工夫し智恵を使うのが当たり前となります。それが物があれば智恵は必要ありません。物があることが当たり前になってしまうのです。そうなったら頭を使い知恵を絞るということをしなくなるのですから、当然色々な気遣いも無いでしょう。知恵を絞るというのは結構な重労働です。
嫁様のお気に入りの番組に家のリフォームの番組があります。狭小住宅を改装して使いやすく美しくするという設定です。色々と建築屋さんが知恵を絞りあの手この手がなかなか興味深いものがあります。そりゃあ10坪もないようなところに4~5人家族を押し込むのですから、知恵がいります。創意工夫が必要です。しかし、土地があり平屋で建てることが出来れば、その方面の智恵は必要ありません。それよりは伝統的な作り方の応用が何かと一番使いやすいものになります。これも惰性で作っているところと色々考えているところでは違いが出ます。何れにしても知恵を絞らないと駄目です。
日本という国の方向を決めてきたのは政治家ではなく官僚だというのはよく知られた事ですが、その官僚が知恵を絞ったのは、どうも国の未来ではなく、自身の老後設計だったという事例が次々と出てきています。国の未来に知恵を絞らないでいたら、国に未来の選択肢が減ることになります。
今日の満月は土星や天王星と関わってグランドクロスに近い形になっています。こんな時に6ヵ国協議の決裂なんてことをやっている国がありますが、こちらも選択肢を狭めています。国内の様子の情報があまり入ってこないところを見ると、困窮の具合はかなりのところまで来ているのでしょうが、良い暮らしをしている「指導者層」にはどうでも良いことなのでしょう。精強と言われる軍隊を持っているようですが、食料無しでは作戦行動は出来ません。日本海側に侵入して食料泥棒をしていくぐらいやってもおかしくないのですが、手こぎボートでは、冬の日本海を乗り切れません。
ギリシャでは学生運動ならぬ学生暴動が収まらないようですし、ニュースには見あたらないのですがイタリアもこのクロスにヒットする星回りがあります。各地で大変です。
★★2008年12月15日(月)2室の天王星ってやっぱり突然の出費?
先ほど訂正の追加版を入れたところですが、作業をしている内にメインマシンのとある場所でLEDが点滅していました。書き込み型DVDドライブのサブの方ですが、イジェクトスイッチにも反応しません。こいつが調子が悪げなのは初めてではないので、実害が今はないのでそのまま使っていました。考えてみればメインマシンは結構なご老体で、ドライブ類も結構なお年です。最近、主に使用していたドライブが何か調子がおかしいので、付け替えて2番手を1番にして使い出したところです。その2番手でさえ2003年の発売です。サブに付いて居るのは4番手ぐらいで、間違いなくこのマシンよりもご老体です。そして、我が家では書き込み型DVDドライブの稼働率は大変に高く、必需品ですので、壊れても不思議はありません。そもそも付け替えたのは音楽CDが読み出せないという症状で、例のCD規格でない奴ではないのに駄目なので、捨てるしかないと思いました。取りあえず2番手は問題が無いのですが、さすがに古いので速度が出ません。書き込みに時間がかかるということです。
世の中はブルーレイだとかいうものを売ろうとしていますが、我が家はハードディスクレコーダーすら必要がありません。しかし、この移行期に出遅れるとIDE接続のドライブが駆逐されてしまうかも知れません。ちょっと危機感を持って機械と店を検索していたところです。しかし、その投資をするのなら、他に振り向ける方が得かなどと考えてためらっていたのです。そこへLEDの点滅を見て嫁様が休みに入ってからドタバタしたら手間暇金がかかるぞと肩を押したので、ポチッとカートに入れてしまいました。とにかく新しい性能の良いドライブを2つ、型番を見ながら1番新しいものを探すとほとんどありません。完売です。そうこうする内に、何とか折り合いの付く金額で新しい物があった結果です。
その注文した金額を見て嫁様が安いとのたもうたので、2台でだぞというとのけ反っておりました。諭吉さんでお釣りが来ますから、昔のドライブの値段からすると確かにそうですね。ということで、今週中に来るでしょう。
★★2008年12月20日(土)DVDドライブ快調、何故僕では点かんのじゃ
少し前、朝刊を読みますと、その中に首相批判のコラムがありました。奴が何を言われようと仕方のないことですが、何を言っているのか少し気になったので読んでしまいました。その中で奴が「ゴミを金にしてしのぎにしちゃうのはすごい」と言った。しのぎという言葉は一般には分からない言葉でヤクザの世界の言葉であってというような論調でした。そのコラムを書いた社員は多分ヤクザ映画ばかり見ていて、しのぎを削るという慣用句を知らなかったのでしょう。また、腹が減ったけれど何もないから水を飲んでしのいだ。というような表現も知らないのかも知れません。とてもプロの仕事とは思えません。この程度の者が新聞を作っているというのが今の時代なのでしょうか。それともやはりこの新聞社がプアーなのでしょうか。
ところで、その北海道に新幹線をという話が与党で合意されたそうなのですが、フル規格新幹線でも飛行機に時間料金共に負ける分野で、金を注ぎ込もうというのは、明らかに今までの箱物政治経営の手法です。職員の給料カットをしなければならない財政状況の場所に更に負担をさせるという本当に間抜けな計画です。国からの金を期待しているのでしょうが、それだって結局は税金からの金です。
交通機関は乗るお客が居なくなってしまえば廃線にするしか無くなるというのを散々経験してきているはずなのに、学習できていないのが北海道です。客が増えるのを期待しているのでしょうか。空港での待ち時間、実際の飛行時間、千歳から札幌までの移動時間、それらを全て見込んでも3時間ちょっと程度です。昼を東京で食べて、おやつを札幌で食べることが出来ます。これに対して東京を出た「のぞみ」が札幌に着くのはどう見ても5時間、現在の東京-博多と同程度です。それに対して、正規料金は明らかに飛行機の方が高いでしょう。JR推定2万2~4千円に対して3万4~6千円くらいです。しかし、実勢価格では時期、曜日もありますが2万を切った価格、割引によっては1万6千円のものがあります。航空各社がドル箱路線として競争している中へ参入して勝てるかと言えば、アドバンテージは低いでしょう。高い遅いでは乗ってくれません。フル規格でこれですから、特急に毛が生えたようなモノでは正に勝負にならないのは目に見えています。そして、広い北海道の中で函館から札幌が高速交通機関で結ばれても何かメリットがあるかというと、それ程のことはありません。北海道の玄関はやはり新千歳空港なのです。
こんなものを作ろうという自治体に骨を埋める気は無くなります。自分の給料が減らされた上に、払った税金を無駄にするのですから、チャンスがあれば国替えを考えるべきでしょう。定年後の生活も考えなければ。
昨日夜、注文していたDVDドライブが到着しました。早速換装です。ウインドウズ側から使用中のドライバーを削除してから電源を落としました。使っていたドライブを外し、あらかじめ考えていた新たな接続先に知り付けて、ウインドウズを起動します。わたくしにしては慎重なやり方です。結果は大変良好、というか当たり前なのですが、当たり前が当たり前でないのがこの業界です。試してみるとメディアの認識も格段に速いですし、書き込み速度もかなり上がっています。作業をしたのがボイド時間帯だったと気付いたのは、今日になってですが、特に問題は出ていません。敢えて言えば、こんな事なら速くやれば良かったという後悔があります。
そこで、何かと手元で使っているLEDの照明を作り直す為に部品を注文しました。それから、サブ・スコープを1台、安いところがたまたま見つかった為に注文しました。空が明るかったせいもあるのですが、現在使用している口径8センチでメシエ天体が見えない時がありました。そもそもメシエは口径5センチで観測したのですから、口径8センチで困るという事態は想定外です。たまたま同架していた口径10センチ反射では見えていましたので、口径10センチの屈折望遠鏡があればと考えていたところです。格安の商品の中には口径12センチというものもありますが、ファインダー並みの仕事をさせるので、あまり大きく重くなるのは避ける為に口径10センチで決めました。2㎏ちょっとの重量です。更に、D300のリモートレリーズは近所の店で手に入るようですので、寄れる時によって購入します。これで、気にかかっていた物理的な懸案は解消です。後は到着待ちです。
何故僕では点かんのじゃ
★★2008年12月23日(火)ポケット電灯
何でもクリスマスプレゼントをしないという方が増えているそうです。それどころでないと言うことがあるのでしょう。年末を控えて失職してしまう方が何千何万といる状態で、景気の良い企業は数えるほどです。企業がアルバイトを切って経営を守ろうとしても、世の中の動きはそんな程度で守れるほどの状態ではないという認識はないようです。言ってみれば自分の会社の作る品物を買ってくれる人を首にして購買力を削いでいるようなものですから、もう悪循環がハウリングを起こしているのです。
そんな中で消費税アップを決めても、消費そのものが伸びなければ税収は上がらないってものです。景気対策をやるんだという政府が出す政策の1つなのでしょうか。こんな策を出す奴らが失職すべきでしょう。
さて、電気材料店から部品が到着し、早速手元ライト、ポケットライトを作成しました。前回作った時は、照明を消した玄関からドームまでの移動及びドーム内での手元の照明を行う物と、ドーム内の手元照明専用を想定して2つをそれぞれ作成しました。
先ずは電源となる充電池ですが、出来るだけ少ない方が良いのですが、これは規格ですから最低の数が決まってきます。LEDの電源としては色が赤や黄色では充電池が2本定格2.4ボルト、実質2.8ボルト程度です。白や緑、青のものは充電池が3本、約4ボルト程度になり必要な電圧を得ることが出来ます。どちらも安全の為には制限用の数十オームから数百オームの小さな電気抵抗を入れます。勿論、3本を使って赤や黄色を付ける事は出来ます。入れる電気抵抗を大きくするだけのことです。但し、厳密なことを言えば、高輝度の電流の大きなLEDを使うものでは電気抵抗で失われるジュール熱分が無駄になりますから、適切な電源電圧を選択するべきです。
この考えから、高輝度の緑を7本、白を4本使い、電池ケースは4本用に3本入れたもの、黄色(どう見てもオレンジ色です)5個を使い電池は2本のもの、何れも明るさはボリュームでコントロールしています。その2つを製作しました。ところが、緑は見やすい訳ではありませんでした。そして、黄色は嫁様が気に入ってしまいました。そこで、今回の製作となります。
先ず、一つ目、黄色の物は嫁様に新しく作ったものをさしあげることにして、古い物を返していただくことにしました。嫁様は輝度コントロールの必要がないけれど、わたくしにはあります。そこで、新しく作る物はLEDを10個並べて目一杯明るいだけのものにします。小型の懐中電灯或いはそれより明るいかも知れません。
次に、二つ目、色を緑から白に変更し10個、更に赤色5個を追加して、闇に慣れた目を刺激しないように使える機能を入れます。黄色の物を使用しないで済むかも知れません。
こうしてラインナップは前回の製作と同じで、2種類となりました。高輝度のLEDを並べて作成することに変わりはありませんが、明るさとその調節に違いがあります。明るさは最大どちらも体感ほぼ倍の強力な明るさとなります。ボリュームを使って明るさを変更していましたが、これをスイッチで変更するようにします。小さな物を使ってもボリュームは意外とかさばります。通常の配線基板ではLED9個分位の面積を使っていました。明るさの調節についても、使用している内に最大と最小しか使いませんでした。それに最小に設定した微光でも明るい時がありましたので、大・小・微小の三段階の明るさに変えられればよいのです。
黄色の方は以前よりもボリュームが無い分がそのままLEDの数の増えた分ですので難しいところは全くありません。こちらは1時間とかからずできてしまいました。問題は電池3本の方です。電池ケースは3本用に変更していますので横幅が減っています。高さを大幅に上げるつもりはないので、基板を目の細かいものにするとLEDの集積度が上がります。そうすればLEDが増えても、スイッチの場所まで確保できます。それらを考慮して部品を注文していました。
計画はしていますが、細かい配線まで、図を作っていた訳ではありません。つまり、配線はその場で部品のリード線を切りながら間違いなく作らないといけません。意外とこれに時間がかかります。部品の配置を優先して作ると、どうしても被覆したジャンパー線が必要になります。ハンダ付けしてからの変更は難しいし、部品を壊すことも有り得ます。やっつけ仕事はあまりキレイに仕上がらない物ですが、とにかく何とかするしかありません。お世辞にも美しい配線ではありませんが、点灯することを確認してハンダ付けを行い、更に基板を電池ケースに接着します。余った接着剤を配線の上に塗って補強と絶縁にします。最後の作業は、ケースのまわりにクッションを付けます。ドームの床は剥き出しのコンクリートのところがあり、そこに度々落としていて、落とす度に電池ケースが損傷していくのです。全て完了までに半日かかってしまいました。
出来上がりは前回よりリファインされている為に更に使いやすくなっています。言ってみればやや大型のケータイ型で持ち安く、またきわめて明るく点灯し、平らなところには立てておける、というのがウリでしょうか。古い方は使えない訳ではありませんから部品箱行きとなります。
但し、最大発光されるモードでは、発熱が結構あります。試しに全て点灯させると、温度が徐々に上がって10分位で触れない位になりました。最大発光で連続点灯する装置ではないのですが、照明装置としてみればその辺りも考えて設計製作しなければならないでしょう。
情報に寄れば、白のLEDは青のLEDの発光面の上に秘密の蛍光層を用意して作っているそうです。それで、輝度を上げると温度も上がり寿命が短くなり、輝度も暗く色も変化するそうです。現在でも長寿命のものにしたい場合は赤緑青の3色のLEDを使って作成した方が良いそうです。色味も調整することが出来ます。3色の高輝度LEDを3段或いはマトリクスにして作るというのも「面白い」自作ですが、赤だけ駆動電圧が違いますから配線は複雑になります。そうなるとプリント基板を作って美しく仕上げることが必要でしょう。空中ハンダ付けでは困難な業です。そして、そうなってくると自作の楽しみの範疇に入ってしまいます。
★★2008年12月24日(水)消費税・指導要領・プレゼント、大・中・小・極小、増殖中
今日の報道を見ると消費税を納められない業者が増えているそうです。結局は支払った人がだまし取られたようなものです。この問題は制度自体の問題として、そもそもの最初から指摘されていたことですし、不況とされる時期になると実際に起こってきたことです。みんなから取るから公平だというのは実は嘘で、収入の低い人により厳しい制度であり、不況という必ず来る時期に必ず問題となる欠陥でもあります。年間3千万でしたか、限度以内の事業者は払わなくても良いというのは今はどうなっているのでしょう。と言うのは、どう見ても零細でそれに達しないような業者が消費税を取っているのを見ますから、あれは単に業者の利益になっているのでしょうか。その延長として払わなくてはならない業者が、色々な言い訳を付けて使ってしまうのを防げないわけです。税金として集めた金が自分の物だという意識は既にここにあります。
そして、学校の業務を指示する指導要領の改定案に英語授業を英語でと言うのが入れられたようです。狭い了見の頭の中だけで考えた計画の実によい例です。日本語もままならない生徒に英語で英語の説明をして分かるのであれば、何も学校でわざわざ学習する必要がないでしょう。わたくしは不思議に思います。何故、英語なのか。どうして日本語教育の充実を本格的にやらないのか。日本の各地方の特徴的な表現を大切に出来ないのか。そしてドイツ語やフランス語、中国語ではいけないのか。先読みの出来ない者が、先の計画を立てているからこんな間抜けな計画を立ててしまうのです。世の識者として威勢を張っていても一寸先は闇、さて、それを言えば、施政者からして見通しのきかない事をしています。怪しげでもそんなブレーンがいたことを噂される方がいますが、今の奴にはまともな見通しの出来るブレーンが付くはずはないですね。泥船ですから。見込みのあるところにつきたいでしょう。運を使い果たして潰れるのが見えていますから。さっ、チャートを見ましょう。
クリスマス・イブですが、特段何を祝うというわけではありません。キリスト教徒ではありませんし、仕事が休みになるわけでもありません。でも、プレゼントというものはやはり嬉しいものです。多分明日は注文したサブスコープが到着すると思いますので、これがクリスマス・プレゼントと言う事にしましょう。嫁様の所には今日既に何かの映画になった主人公のグッズが届いていますので、プレゼントはそれで充当と言う事にしてもらいましょう。
大・中・小・極小、増殖中
★★2008年12月25日(木)撤退、雨のクリスマス、格安短焦点アクロマート健闘
撤退
そうそう、高価な鏡筒の代表だったペンタックスのページを見る度に、何時そうなるかと思っていたのですが、遂に今月初めに告知があって来月で望遠鏡の生産が終了という事になったそうです。今となっては特段魅力的な性能を持っている訳でもなく、デザイン的には優れていると思いますが、価格設定でも勝負が難しいラインナップでした。口径が15センチの屈折を搭載した赤道儀仕様のセットで500万円、10センチのものでも300万円という価格設定は、追い上げる他社、輸入製品に対抗できるものでは無く、PENTAXというロゴが欲しい人か、デザインに傾倒した人だけが選ぶ選択肢となっていました。きつい言い方ですが大名商売だったのです。昔名前を馳せていた望遠鏡メーカー、Nikonも五藤光学、アストロ光学、西村製作所等々一般向けの製品展開は既に無く、専業であったところも他方面への展開を主力にしています。大きな資本と設備がないと出来ない分野ではない、逆に言えば町工場の方が小回りがきいて生き残って行けるという事でもあるのでしょう。HOYAに飲み込まれてから、業界の実態に合うようになったとも言えます。接眼鏡は残しておくという方針のようですが、カメラレンズを作る分野と同じと見れば、少しは需要があり売れる事を期待しているのでしょう。専業メーカーは一生懸命、技術開発をして商品を用意しています。時代に乗り遅れてしまった製品では太刀打ちできないのは仕方ありません。また、技術開発力を注げないという事であればブランド評価を下げてでも撤退をするしかないのです。デザインでという方向は良いと思います。白いデジ一眼を用意して打ち上げるのも大変好感を持てます。好調と言われるデジ一眼分野に集中し、是非頑張ってデジ一眼2位にずり下がったところを3位以下にしてやって欲しいと思います。
車分野では売り上げ減が厳しくて製造の派遣切りの話題ばかりですが、今後は正社員切りと販売店の方の減員でしょうか。そうそう、1番の落ちだったニッサンですが、我が家のテラノが大分ご老体で国産車でリプレイスするならエクストレイルしかないなあと言う話が出ていた事があります。しかし、ディーゼルのラインナップは消滅していました。そこへクリーン・ディーゼルというふれ込みで車種を追加したというので良く聞くとマニュアルしかないんですよこれが。わたくしは別にどうという事はないのですが、我が家で実権を握る嫁様はマニュアルでは駄目ですね。外に乗って行かせられません。つまり、ニッサンは売る気のない車を出しているということです。アドバルーンにしてもひどいですね。一事が万事のニッサンです。売り上げ落ち込み最大というのは当然です。そんな半端な事をしている余裕なんか無いはずです。イメージリーダーたるフェアレディですらスカイラインの上位に置けないのですから、ホンダに後塵を浴びせられるのは当たり前なのです。まして、車が速ければよい時代は終わりました。この後の方向を示すことが出来なければ社運に関わります。
雨のクリスマス
融けずに白く残っている雪があるので、庭を見ればホワイトクリスマスですが、樹や道は黒々としています。昨夜は大雨でしたし、今も4℃です。これから気温が下がっていき、雪となって明日は大荒れという予報です。年も押し詰まってきたというのに何とも暖かいものです。世界に広がった不景気で、大幅な原産を決めたにもかかわらず石油が下がっていて、暖房には助かります。タンクは400リットルは入りますから、もし1リットル150円だったら6万円にもなってしまいます。昨日は給油して来いというので車で出勤し帰りに入れてきたのですが、先週軽油が104円や102円と書いていたガスステーションで98円でした。まだ下がるという話がありますが、下がるのは歓迎として、これだけ値段が下がっているのに灯油泥棒が出たという話があります。ポリタンクで盗んでいったというのではなく、タンクローリーで乗り付けて抜いていったというのですから、捕まりそうなものです。しかし、捕まったという話は出てきません。タンクに鍵を付けたり抜き出す為のホースを入れられなくしたりするアイテムが馬鹿売れしたというのも今年のトピックでしょうか。
嫁様のクリスマスプレゼントは昨日到着していますが、わたくしのは今晩の予定です。早く来い来い10センチのアクロマート格安屈折鏡筒、早く来い来い佐川の兄ちゃん又は姉ちゃん。
格安短焦点アクロマート健闘
指定時間の早い内に格安鏡筒が到着しました。箱は結構すれていて、補強の為か箱に被せて段ボールが更に一枚巻いてありました。取り出してビニール袋のままストーブの近くにおいて暖めます。30分ほどかけて暖めてから、取り出して検品します。光学系の外観に問題はありません。運送のショックは段ボール箱と緩衝材で吸収したようです。次に組み立てです。組み立てと言ってもファインダーを付けるだけです。そして、アリガタにあいているカメラネジにクイックシューをねじ込み、カメラ三脚に搭載です。残念な事に雨が既に雪に変わっています。星は見えませんが、近くの水銀灯で我慢する事にします。緑色が付くのはアクロマートだからですが、予想したほど激しくありません。水銀灯の発色のせいかもしれません。そこで、カメラを付けてみました。写真鏡として使用するつもりはありませんが、使えるというのですからやってみました。すると一杯にドローチューブを出したところでピントが合いました。星は無限遠ですからもう少し内側で合焦するはずです。しかし、ニコンのフランジバックは1番深いのですから、他の機種でしたら、ピントは合わないのではないかと思います。Tリングの間に延長筒を咬ます必要があります。
撮ってみたところ、やはりアクロマートの色収差が出ていますが、目で見た時と同じように短焦点アクロマート特有の強力な色収差ではなく、中焦点並みの結構良い補正状態です。実際に点光源を撮らないと本来の評価は出ませんが、一次審査は優良な性能でパスしました。考えてみればF5ですから、それなりの短焦点ですが、F3.5とかF2.8辺りの補正してあるんだけれど色収差が出るというカメラレンズに比べれば良いのは当たり前かも知れません。
比べる為にナイコンの望遠300mmで同じ物を撮ってみましたが、そりゃあこっちの倍の値段ですから、同じようだったら金返せになります。でも、健闘している事は間違いありません。反射の10センチと比べてみるのも面白い対決です。色収差のあるアクロマートの方が星像がにじんで見応えのあるものになるかも知れません。
佐川のお兄さんに渡したのは2万3千百円です。中国製だとはいえ、鏡筒バンドにアリガタ、9×50の立派なファインダーから接眼鏡2個、天頂ミラーまで付いての価格です。定価3万6千円、大体2万8千円の値札を付けているところがほとんどです。まあ、細かく見ていけば、ラック&ピニオンの幅が狭いだとか、加工精度が低いなどと出てきますが、硝材にEDを使えば、それだけで倍以上、4倍も有りの価格ですし、更に高度な補正をうたう物は10倍から20倍の価格です。それらのコストパフォーマンスは、もの凄く低いと言って差し支えありません。何しろ、それらお高いものを所有している人は、人類の為に何かしている訳ではなく、せいぜいGNPを上げているだけの事ですから。
残るは晴れた夜を待つのみ。
★★2008年12月26日(金)遂に来た
★★2008年12月27日(土)アクシデント、試し撮り
全国的に荒れた昨日の天候は、新千歳空港近辺では、午後には収まり晴れ間がのぞいておりました。そして、暗くなるに付けて星が輝きだし、すわっこれならばとドームに上がりました。新機材は撮影用ナイコン望遠ズームとサブスコープケンコー短焦点屈折です。ところがアクシデント続出となりました。
先ずサブスコープの換装です。旧鏡筒で使用していた接眼部、正立プリズムに十字線入り暗視野照明入りを新鏡筒に差し替えます。同サイズのスリーブですので差し替え自体は問題ありません。続いて旧鏡筒を赤道儀側のアリガタから外して新鏡筒を取り付けるだけの簡単な作業です。何しろ同じ規格のアリミゾが付いて居ますから、簡単に考えていました。ところがギッチョン、立派なファインダーが付いていて、それが25センチ反射の鏡筒に当たります。間隔を離すか逆向きに付けるかですが、別位置に取り付け穴を開けていませんでしたので間隔を開ける事が出来ません。従って、当座は逆向きに付けるしかありません。つまり、乗せている筒やカメラ雲台を全部ひっくり返す事になります。結構面倒な作業です。そして、バランスを合わせる際に25センチ鏡筒に付いたドブソニアン支持部が邪魔になりました。これはドブソニアンとしても使える機能ですが、昼間に時間の取れる時を狙って外してしまおうと決心しました。そして、とにかく体制を整えて新サブスコープを覗くと・・・ピントを合わせたら凄い像です。何が凄いかというと、もの凄いコマとフレアーの広がりです。尋常じゃあありません。昨日、そんな状態でないのを確認していますので、10センチのレンズをライトで照らして見ます。息を吹きかけて曇らしてはいません。気温は氷点下8℃になっていますので、息を吹きかけると結氷します。先ほどまでこの新鏡筒は暖かい場所においていましたので、ハッと気付いて正立プリズムを外してみました。当たりです。鏡筒内に入っていた空気が冷え切った正立プリズムを取り付けた事によって湿気を吸い上げられたようです。結氷した正立プリズムのガラス面をこの為に用意しておいた電気ヒーターで暖めます。こちらはそれで何とか解決しましたが、続く災難はケーブルの長さです。望遠鏡本体で使用する電源はLEDの5V、カメラの7.4V、ファンの12V、結露防止の100Vの4系統があって、更にモーターに行く線が2本、ピラー部から赤経体、赤緯体と可動部分の余裕を見ながら配線しています。LED電源を取りに行くケーブルの長さは旧型サブスコープに合わせて作ってしまいましたので、つまり足りないのです。20センチ。キレイにまとめた配線から、5ボルトのラインだけを取り出してという事は出来ません。配線のやり直しです。ちゃんとやろうとすれば時間がかかりますから後で改めてキレイにやらないと行けません。配線方法について思いついた事もあります。とにかくサブスコープは使えるようになりました。ここまでで、かなりぐったり来てしまいました。何しろ昼間は大雪の処理で、筋肉の余力がほとんどありません。しかし、この機会を逃す訳にはいきません。
続いて、新レンズです。その性能をD300で確かめる前に、D70で使ってみようとしたのが、間違いの元でした。オートフォーカスのレンズですので無限遠にピントを合わせるのはかなり難しい業です。D300であればライブビューでサッサと合わせる事が出来ます。しかし、D70ではマット面でピントを合わせるとズレているというのは、さんざん苦労しました。マット面の指標に液晶を使っているのですが、これがピント面と一致しないというのが問題です。取りあえずやってみると、やはり駄目です。そこで、D300でビシッと合わせて、レンズ交換してしまうという手に出ました。この手は意外にもうまくいきました。しかし、ズームレンズですから焦点距離を変えるとピント位置が微妙に動くはずです。そうすると焦点距離を決めてからD300でピント位置を確認してという事になりますので、D300を固定する必要があります。手持ちでピントを合わせるのは、最大拡大しますから不可能です。そこで、三脚を家から持ちだして車庫の上でピントを出し、レンズを外して取り付けという面倒な作業となります。
3つめの難関です。撮影してみると、何か写りが悪いので、空をよく見ると、夕方キレイに見えていた時と状態が違います。薄曇りの中に星が見えている感じです。一応は見えているのですが、コントラストが低く、ISO400F5.6で2分露出すると背景が適正露出(?)です。これは上空に氷が浮いているのです。更にこれが濃くなるとスターピラーが写ったりするようになります。撮影には不可な条件です。カメラとレンズの性能ではありません。そしてこの難関は知恵と技術・経験で乗り越える事は出来ません。
そんな事をやっている間に、体力精力を使い果たし、サブスコープの撮影実験も考えていたのですが出来ませんでした。午後7時前から10時頃まで-8℃の中の作業でした。暖かい部屋に辿り着くと、今度は年賀状を印刷せいとのご命令が待っていて、おいっ年賀状のデザインがまだ決まっていないんでないかいっ。まるでボイド中の気分でした。
トップに入れたのはヒアデス星団、牡牛座の1等星アルデバランを含み、牡牛の顔に当たる部分です。焦点距離180mmF5.1、ISO200露出130秒で7.5度×5度の範囲を撮影しています。今晩も晴れるという予報なのですが・・・昨晩のような空だったら・・・ふて寝するしかないですねぇ。
試し撮り
★★2008年12月28日(日)アクシデント2
昨晩は9時頃までは前日と同じような空でしたが、それから本格的に雲が濃くなり雪まで降ってきましたので、作業を終了し降りてきました。無理を承知で天文台に上がったのは、昼間の内に使いにくい点などの各種メンテナンスを行うつもりで、作業をリストアップすることも含まれていたからです。それから、格安短焦点屈折の直焦点像も撮ろうと思った事もあります。
先ずは撮影しておこうと言う事で始めました。カメラの接続は簡単です。接眼鏡部分を外してTリングを付けてからカメラを付けます。この時、何の考えもなくニュートンは逆像だからなぁと思ってカメラを逆さに付けました。何も考えていないというのはこの事で、カメラレンズは言ってみれば望遠鏡のレンズと働き同じですから、普通に付ければ良いはずなのです。今まで撮影はニュートン反射でカメラの向きには神経質になっていた事もあります。「何にやってんのよ」(自嘲のやるせない声)自分をののしりながらD300のライブビューでピントを合わせます。こうしておけば改造D70でも付け替えるだけで使えます。そして、早速撮影しました。
失敗です。2分間の露出の予定でバルブにしたのですが、その間に星が流れています。試し撮りは南の空にあるM42、オリオン座の大星雲です。40センチの直焦点1810mmでもピシッと写す事の出来る赤道儀なのですが、たった500mmの焦点距離、それも2分間です。まるで追尾装置が動いていないかのような流れ方です。色々と調べたのですが原因が分かりません。撮影の最初と最後の星の位置を見ると、日周運動よりも速く動いているようです。大体倍位の速さでしょうか。モータードライブが壊れたのか、何か設定が変わってしまったのか、色々と疑いはあります。明らかに日周運動よりも速く動いていますので、モータードライブの設定を変えてみました。モーターとウォームネジは直結となっているのですが、ギアを咬まして1:2と1:4にする設定があります。間違ってそれになったのかも知れません。それを確かめる方法はありませんが再設定してしまうことは出来ます。試しにやってみて、25センチに取り付けた接眼部を覗いて確認すると、やはり設定に間違いはありません。直結用の1:1でちゃんと追尾します。ところがそれで撮影すると流れてしまいます。ワケが判らないまま、自動導入用に立ち上げたパソコンで制御してみました。導入結果は・・・25センチではちゃんと入っているのに、格安短焦点屈折では入っていません。「あーん」(尻上がりの不審な声)。よく見れば25センチと格安短焦点屈折は違う方を向いています。「あれっ」(原因を発見した驚きの声)。8センチから10センチになって重くなり、更に重たいカメラを付けた為にアリガタに乗せた経緯台がクランプの締め付けが足りなくなって、ずるずると動き出してしまったのです。強くクランプを締める事で解決ですが、こんなのに1時間はかかっていました。
気温は一昨日より下がり-11℃になっていましたが、それを見越してスキーウェアの上に防寒着を着て万全の体制です。顔だけはどうしようもないのですが・・・。正常に動作するようになって、雲の中の撮影ですがやってみました。ケンコーの格安短焦点屈折は意外なほど健闘しました。結構シャープな像を結んでいます。10センチ反射F4.7レデューサー焦点と比べてもそれ程劣っているようには見えません。500mmの超望遠レンズとして使えるのではないかと思うほどです。抜けの良い天気の時に撮影してみたいものです。
今日は昼間の内に天文台のメンテナンスです。昨日晩に作ったチェックリストに従って1番に25センチ反射のファインダー復活です。これには付ければ良いだけなら簡単なのですが、外した理由が、支持部が弱くて幾らネジを締めてもグラグラになってしまうと言う理由でした。薄い鉄板を丸めたところに補強も無しで形の合わない台座が付いて居ますので、鏡筒の鉄板がどんどん変形して行くだけで固定できなかったのです。正直なところ欠陥商品のような物です。しかし、値段相応とも言います。今少し丈夫な裏打ちをすれば丈夫に固定できますから、それを作る事にしました。材料箱をかき回すとアルミの小さな板が出てきました。厚さが5ミリで10センチ×5センチありました。平らな部品ではアールの付いた鏡筒に取り付けると更に変形させてしまいます。内径に沿った形にしないと行けませんが、この板をキレイに曲げる工具はありません。以前、同様の部品作りの為にハンマーを振るって曲げた事がありますが、キレイにはなかなかいきません。素人ですから熟練工の業はありません。そこで、必要な曲がりを計算して厚さ0.5ミリの厚紙を重ねて形を出しました。角はサンドペーパーでちょっと擦って取れば実用上充分なものになります。ついでに内側になる面を黒で塗装しました。これを使ってファインダーの台座を取り付けました。ファインダーを持って鏡筒を持ち上げる事が出来るくらい結構ガッチリと固定できました。これで、サブスコープと25センチ鏡との同期が楽になります。つまり、サブスコープを外してカメラに入れ替えたり、10センチ反射にしたりという事が楽に出来るようになる訳です。
次に赤道儀まわりの配線です。余裕を更に見るラインについて動かします。これもさっさっとやり、ついでに掃除です。結構綿ぼこりや羽毛が落ちています。明日は天気が良いようですので期待しましょう。
★★2008年12月31日(水)準備完了・しかし、ふて寝
28日は天気が良いとの予報は外れ、夕方に金星が見えていましたが、しばらくして雲の中に隠れてしまいました。そして、29、30と、屋根に乗った雪が徐々に落ちてくる頃合いとなり、その度に、かなりの音と衝撃が家を振動させます。特にベランダに落ちる雪が既に氷状態になっているものもあり、積もらせると窓ガラスを割る危険があるので、細かく除雪が必要です。その時、嫁様が屋根の雪がせり出してきているところを棒で突きながら落としている最中に、塊が落ちてベランダに付けていたスカパーのアンテナの上に落ちました。パラボラアンテナは見事に変形しました。当然です。その下に付けている蛇口がもぎ取られてしまった事があって、それ以来、冬には外しているのです。その位の衝撃です。
そして、大晦日、朝から湿った雪がズンズンと積もっていきます。既に昼までに15センチは積もっています。その中、宅配便が来るのが判っていたので、道から玄関までの除雪をしておきました。日通の兄ちゃんは雪中行軍をしなくても玄関に辿り着けたはずです。荷物は、一昨日、急に嫁様が思い立って注文したフィギアでありまして、来た途端に開梱と撮影をさせられました。それはともかく昼過ぎから雪はほとんどミゾレになっています。後は新年を迎えるだけですが、掃除の他に除雪をしないと後で大変になります。この時期にミゾレが降るというのも変なものです。そして、この天気は夕方から夜ににかけて止むようですが、晴れる事にはならないようです。望遠鏡の準備は万端なのですが、この天気です。ふて寝するしかありません。
準備完了 しかし