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★★2008年01月01日(火)何が新年じゃい、大犬座散開星団M41
まあ新年と言うことで、夜の12時、0時に何か嬉しいのか楽しいのか騒いでいる方々が沢山いるようですが、一年というタイムスケールを祝うのならば、じっくりと一人静かに思推すべきでしょう。祭りを単なる打ち上げ式にした上に、中身をすり替えて収益の対象にしてしまうというのは良くやる手です。
1年を区切るイベントはやはり3月と4月の間にあります。学校の学期に合わせて、世の中の就職も、そして、多くの異動も発令されてきました。どうしてここにしたのかは、調べれば出てきますが、今更変えられなくてそのままになっているのも実態です。欧米では9月10月や夏休みを挟んで切り替わるというものの方が当たり前なのですが、日本では一番気候の厳しい時に入学試験をやるという慣習になっています。変えようと思うのであれば幾らでも手はあるのですが、社会科をいじって地歴と公民に分けたり、道徳やボランティアを入れようなどとすることには熱心になる輩が多い割には、この根本的な季節と時期の問題を変えようという話にはならないのです。どうしてでしょうか。
桜の季節に卒業や新学期なんて言う妙なことに拘る人も居ます。それが可能なのは本州の一部地域のことで、5月に入って咲くところは繰り下げて良いのかというとそうはならないのです。それに急速に進む温暖化で開花が早くなっているのは衆知の事実でしょう。
同じように暦を変えることも大変なことです。グレゴリオ暦の1月1日がキリスト教の教義から決められ、それを知っていようが知るまいが、それを使うことはその出自を尊重するということになるということすら知らずに、初詣をしている君、君のことだよ。隠れキリシタンの君。神社に行くの?
元旦の朝は曇天でした。御来光はダメだったのです。ところが、8時半頃から雲がどんどん退いて、9時には強い日差しが入ってきました。気象庁の予報では、苫小牧沖の海上50キロくらいのところが晴れるはずでしたが、雲の動きが少しそれたようです。日が当たると、ドームに着いた雪がたちまち落ちていきます。そんなのを見ていたら年賀状が配達されました。嫁様と一枚一枚見ていくと、知らない人から1枚来ていました。宛名が違います。隣の家の住所番地宛名です。お隣は朝から車で出かけていきましたので留守です。ポストに戻して郵便事業株式会社の非を責める手よりは、隣の郵便受けに放り込んだ方が手間が少ないので、ドームを回転させるついでに入れに行きました。ドームの日陰側が着氷するかも知れないと思ったので、回して雪を落とそうという計画です。お隣からは町内会報が我が家に来るので、奥さんがいつも持ってきています。いつもと逆になっただけの事で済みます。
朝から雑煮を食べ、オヤツは伊達巻き、昼はまた雑煮とメタボリック大爆発になりそうです。危険です。ではそういうことで。
大犬座散開星団M41
★★2008年01月02日(水)新ページ追加、オリオン座大星雲M42
Webページにドームだけでなく、天文台の設置に関する経過報告を入れました。車庫とドームについて入れていましたが、望遠鏡関連も追加したことになります。この手のページにはTipを入れるのが親切と言うことになっているらしいですが、そんなノウハウはやってみて辿り着くものだと思いますので、特段まとめてはいません。悪口や辛口、タメ口を言われちゃった人はご免なさい。
正月そうそうから雪山で死人が出ています。その中でも雪崩で4人が死んだというのは年末にあった事件と同じような様相を持っています。雪崩が起こる場所でなかったというのが助かった者の言い分です。雪崩を起こす神さまでもあるまいし、雪崩の起こる場所が判るのならば死人は出ません。命をかけて取り組むことを否定はしませんが、命をかけているその基本的な心構えに間違いがあるのではないでしょうか。火星が逆行して銀河中心にいる冥王星とオポジションです。わたしの水星を刺激して口が悪くなり、噛みつきやすいと言うことでしょうか。この火星、1月一杯逆行してくれて、末日に双子の24度で留、順行開始となります。この時わたくしの進行のホニャララとホニャララがTホニャララになり何タラかんたら・・・・(意味不明)。そして、再び冥王星とオポジションになるのが3月7日です。雪融けの冬山、怖いですね。惑星から降格されたと言っても、星が無くなる訳ではありませんから、要注意。
オリオン座大星雲M42
★★2008年01月05日(土)すばるM45
★★2008年01月09日(水)でばる、星座境界
「でばる」で「出張る」と変換しますが、「出張」というと何やら仕事でというイメージが湧きます。今回は仕事絡みではありません。しばらく帰省していませんので、顔を見に行くというのが主たる目的ですし、近場散策と撮影というのもできます。合わせてSG学習会を設定していただきましたので、こちらも久しぶりにお仲間のお顔拝見になります。ということで、今日から13日(日)まで自宅を離れます。
もう半年も悩んでいるのが星座境界です。星座境界は前々世紀に定義されてその時に使用していた分点を元に作られています。それが春分点の移動で、境界は元の場所ですが、新しい星図では何が基準かよく判らないほど赤経赤緯の線とずれてきています。星図に書かれた位置から元に戻してやっても、星図がそれ程正確に書かれていないので、頓挫しました。どうしようか悩んでいたところ、データとして用意されていたのを見つけてこれなら何とかなるかと考えたのは、今と同じ、確かボイドの時です。結局高い精度で変換して使うしかないので、それは何とかなります。しかし、問題は「任意の一点」が何処の星座に当たるのかという関数が必要になりました。星座は88ですが、領域は89あります。結局89部分の判断ルーチンを作り、その中で境界を判断するサブルーチンを入れるしかないということになりそうです。面倒なことです。
★★2008年01月14日(月)ふたご座散開星団M35(NGC2168)+NGC2158
★★2008年01月16日(水)ぎょしゃ座散開星団M36(NGC1960)
★★2008年01月19日(土)ぎょしゃ座散開星団M37(NGC2099)
★★2008年01月20日(日)星座と星座境界、月齢11.059(19日22h01m)
わたくしにとって星座の境界問題は、かなりの期間、尾を引いています。と言いますのは、例の13星座の話が巻き起こった時に端を発するからです。星図には星座境界の点線が書かれていますが、境界は赤経赤緯に沿って決められた割には傾いています。その理由は歳差であることは明らかですが、それを確認することはしていませんでした。
先ず、13星座占いの元となる星座境界について、天文連合の定めた星座境界を使っているという本末転倒な手法は、占星術を揶揄、否定したい学者からの提案で、それに逆に乗った占い屋が始めたと考えて良いでしょう。星座と星座宮の違いすら判らないのは一般の人であれば当たり前ですが、双方の専門職が判っていないか、無視しているというのは何とも言いかねます。それに厳密な考証をした訳ではありませんが、星座境界を通過する日付・時間は、星座宮と同様に年によって違いますし、春分点に対して歳差によって動いていきます。
まして、黄道上を粛々と通っているのは太陽一つのみ。それから離れたところを動いて行く月や惑星達の在する星座は何かなんて、空に線があるわけでもなく、見ただけで判る代物ではありません。
勿論、星座占いレベルですので、そんな厳密な背景まで考えてやっているはずがありませんが、文句を付ける方はしっかりした理論武装していないと誤魔化されます。
ところで、歳差というものは、それ程うるさいことを言わなければ、2万6千年ほどで黄道上を春分点が回っているものとして扱えばよいのですが、黄道回転だけでなく、赤道方向にも回転しています。黄道方向が日月歳差であり、赤道方向が惑星歳差です。量的には黄道方向の五百分の1ですので、短期的に見れば大したことはないのですが、長期的に扱うとなると無視できません。この2つを合わせて一般歳差と呼びます。また、天文学の世界でも新しい座標系が採用されていますので、1875年初の春分点を基準にして決めた星座境界を、現在使用されている2000年分点に変換する際に、それ程単純にはいきません。DOSの時代のStargazerでしたら精度限界外ですから話になりませんが、現在のStargazerでは大きな問題となります。
さて、歳差の問題はこれだけではありませんが、取りあえずこの点を押さえた上で、星座境界に話を戻すと、昔の定義から球面三角の3軸回転を扱う式を使って境界位置を変換します。いちいち電卓を叩くのとは違って機械にやらせるのですが、そのプログラムは結構面倒です。そして、苦労して作成しても現実には使う場面が無いというのも気合いの入り具合が違う原因となります。星の位置は指定の分点の赤道座標を使うのが最も一般的であって、それが何処の星座に属しているかなんてことは、せいぜいプレス向けのリップサービスでしかないのが実情です。
占星術にとっても星座は星座宮の元であるにしろ、星座そのものを使っているわけではなく、春分点から黄道上30度毎のセクターを使用するので、春分点が大切になるのです。この30度毎というのも、サイドリアルという名称を付けて、特定の時期の春分点位置を固定使用する分野ですら、30度毎のセクターを星座宮として使用している事についての説明は明確ではありません。ここで、実星座を使えという主張をするつもりは全くありません。それらの主張の範疇と拡張方向には恒星を使うという、根はギリシャ時代へ遡る考え方も出てくるでしょう。
取りあえずですが、プラネタリウムに星座境界の表示を実装してみました。先ほど書いたように、それで何が出来るという訳ではありません。線を入れてみただけで、星座名は出ませんが、判っている人は判っています。アルゴ座というのがどれほど大きな領域を占めていたのか、星図では実感できませんでしたが、これを見ると判りました。星座絵あたりを表示できるともっと面白いのかなとも思いました。しかし、フラムスチードの絵がお世辞にも美しいとは思いません。全くマニアの世界に入りますが、藤井旭という方がいらっしゃいます。天文関係の本も沢山出ていまして、多摩美術大の御卒業かと思いましたが、この方が書いた星座絵はなかなか楽しいものがあります。絵は入っていませんが藤井旭さんの書かれた星雲星団ガイドブックは韋編三度、本棚に入っているのは3冊目です。
目で見える星の数は全天で約6千、星の数も大したことはありません。それをまとめたものが星座、たかが星座、されど星座。面倒なものです。
月齢11.059(19日22h01m)
★★2008年01月23日(水)とも座散開星団M93(NGC2447)
★★2008年01月24日(木)予報通り降りました、久しぶりの除雪
予報通り降りました
天気予報の通りに降雪があり、交通機関の障害が起こりました。報道で荒天は事前に予告されている事なのですが、この事態に対して何処でどのようにトラブルが起こるかは、その時の運次第でもあります。そのトラブルに対して対処する方法も千差万別です。安全を第一に考え、計画を変更するのも1つ、大丈夫だという見込みで突っ走るのも1つです。
わたくしだったら卦やチャートでも出してから考えるかと思いますが、世の中はそれが常識という訳では無く、「冷静な判断」や「科学的な確率」あたりが良いとされています。言ってみればこれが現代日本の病巣を表していると思います。責任を回避し逃げ回るためにそれらの理屈付けが多用されているのです。責任者が責任を取らないのでは責任者ではないはずです。
船場吉兆という物議を醸した店が営業を再開するに当たって、経営者一家の支配が原因と指摘されながらも、結局一家の中からトップをすげ替えただけだったというのも責任を取っていないことの表れでしょう。このような再開をすると言うことは、以降の活動も同じ体制で臨むと言うことの表明でもあります。店をたたんでしかるべきところだと思います。
ところで、今期初めて除雪車が家の前を走りました。この除雪車、運転手の腕前が大変に重要です。除雪車はショベルカーではありませんから、雪を寄せることしかできません。そこで、前についている除雪板の角度を変えて雪を左右或いは中央に寄せるという技を使い、家々の出入り口におつりを残さず、かつ雪を退ける高度なテクニックを要します。今日のメンバーは熟達していましたが、気合いの脱けた或いは下手な運転手だと、除雪車の通過後、家々から怨嗟の声と共に市役所に苦情が飛び込むことになります。
久しぶりのまともな降り方で、今期はほうきしか使っていなかったのですが、今日はダンプまで使うことが出来ました。昨年の11月に使えるように出してきて以来でした。
★★2008年01月27日(日)うさぎ座球状星団M79(NGC1904)
★★2008年02月02日(土)明けの明星・木星f.l.55mm&1200mm
★★2008年02月05日(火)おおぐま座系外星雲M82
★★2008年02月09日(土)中国?
中華人民共和国製品叩きが続いていますが、いまさら全てシャットアウト出来るかといえば無理な訳で、安く上げたいのなら使わざる終えないでしょう。産地が明記されていない物の半分どころか殆どが中華人民共和国という話もあります。中華そば、亦の名をラーメンも好物である★秋津★としては、残念な限りですが、ラーメン自体は特にあそこの特産という訳ではありませんからね。
中国製と言うことでとばっちりを受けて倒産した会社もあると聞いておりますが、日本には中国という名称の付いた地域区分があります。九州と近畿に挟まれた四国の北にある、本州の重要な地方区分です。TVで中国中国と連呼するたびに思うのですが、昔は中華人民共和国を略して中国ではなく中共と呼んでいなかったかと思うのですが、何時から変わってきたのでしょうか。
そもそも中という言葉を使うのは、真ん中、中心、大事なところとして使っているので、中国というのは国々の中心、宗主国なわけです。日本の中国地方(日本語で中国と言えばこれではなかったのでしょうか)だって、日本の中心はここだとその名で主張している訳です。
その中華の方ですが、人件費が安いので企業が進出しましたが、そのうまみは既に東南アジアの国に移ってしまっています。今は日本のバブルの時のような状態で、オリンピックの後にどうなるのでしょうねぇ。今までの歴史で言えば、中原を制する者が権力を握るというパターンですが・・・。
さて、昨日も大変良い天気でドームに籠もったのですが、この何回か、写りがあまり良くありません。ピントが甘く、どんなに合わせても星がぼやけます。光軸調整や、斜鏡・カメラの取り付けは問題ありませんので、主鏡面の温度順応不良と考えていたのですが、原因が分かりました。主鏡面の霜です。鏡筒の大きさがドーム内ギリギリなので、光軸修正の時以外はのぞき込まないので気付かないし、ピントもほぼ合わせた状態で装置を取り替えているので、チャンスはなかったのですが、たまたま大きくピントをぼかした時に、変な像だったのです。各所に斑点の入った焦点外像です。これを見てハッと気付きました。のぞき込むと間違いありません。主鏡面に霜が降りています。このところ連続して使用していますので、わたくしから出た水蒸気が夜中に冷え込んでドーム内壁に結氷し、それが日中に蒸発、冷えたままの赤道儀や主鏡に付くのです。これへの対応は、難しい場合があります。使用中に強力に暖めるわけにはいきません。結像が乱れます。かといって放っておくことも出来ません。日中の気温が上がる時に、赤道儀や鏡筒の温度を上げてやることでなんとか対処しようと思います。そこで、石油ファンヒーターを持ち込みました。日中晴れていれば、スリットを開けて日を入れ暖めるのですが、鏡筒そして主鏡はそれ程暖まりません。そこで、強制暖房です。最初は水をかけたように濡れましたが、1時間ほどで乾き始めました。充分に乾燥させて今晩の為に準備するつもりです。
★★2008年02月11日(月)しし座系外星雲M66・M65
★★2008年02月12日(火)おおぐま座系外星雲M81
★★2008年02月13日(水)支笏湖氷濤祭り
★★2008年02月21日(木)氷濤祭りのおもひで
★★2008年02月22日(金)氷濤祭りの花火
★★2008年02月25日(月)氷濤祭りの花火Ⅱ
★★2008年02月29日(金)小雪傾向一挙逆転の2月下旬大嵐
★★2008年03月04日(火)うみへび座惑星状星雲NGC3242木星状星雲
★★2008年03月05日(水)流氷と砕氷観光船
★★2008年03月09日(日)猟犬座球状星団M3
★★2008年03月13日(木)猟犬座系外星雲M51子持ち星雲
★★2008年03月16日(日)米兵、中共、望遠鏡メンテナンス、新鏡筒希望
米兵
米兵の起こす事件が話題になっていますが、これは今に始まったことではなく、日本に進駐した直後からの出来事です。日本が降伏して連合国の艦船430隻が相模湾に集結にしたのが昭和20年8月27日、次の日に米第8軍先遣隊146名が厚木飛行場へ進駐、そして8月31日には横浜市でビール輸送中のトラックを米兵が襲撃しています。
この後も米兵による略奪・暴行事件が次々と起こっています。GHQの命令の中にはジープに女を乗せるなというのがありますが、守る者がいなくて命令が撤回されています。兵士には申し訳ありませんが、何と言っても軍隊は高尚な目的のためにあるのではなく、殺漠とした任務のためにあります。敵に対すれば誉められますが、同じ事を味方にすれば犯罪です。行動そのものは一緒なのですが。そして、行いに非難されるのは米国だけでなく、日本軍だって同じ事です。人殺しを正常な意識で出来るものではないでしょう。
また、中共製餃子で大きな騒ぎとなりましたが、日本における食の安全は世界的に見て大変良い状況で、それ故にブランド化する事もあるようです。それでも、安心かと言えば、人により受け取りが違っています。冷凍物の餃子の売り上げは30パーセント落ち込んだという報告と共に、全然売れませんというスーパーの担当者の話が報道されています。本当はどのあたりなのかと思うのですが、この事件で手作り餃子用の皮の売り上げが30パーセント多くなったと言う報告からすれば、食べる量そのものが減ったのでしょうか。何にせよ手作りのものが増えるのはよいことです。
しかし、少し経てば直ぐ忘れてしまって、というのがテンション民族、日本人です。それを見越して中共の担当者は証拠の有る無しは問題とせずに混入はないと言っていれば済むと踏んでいるのです。もっと皆さんしつこくならないといけませんね。
中共
さて、土星は今年の11月初めに天王星と衝になり、ニニブの星となります。中共もロシアも今は好景気の上がり調子のようですが、実態と実力はどうでしょうか。中東に金を注ぎ込む余裕の無くなった米はどう動くでしょう。逆にオイルマネーが賢く運用を図って成長しています。それがどのように動くでしょうか。色々と興味深いものがあります。
その中で、中共では、星に出ているような事件が起きています。毛沢東による独立宣言を始源図とする時、今の直前の新月は魚の17度でした。そして魚の18度に経過天王星、始源図のプログレス土星が乙女18度、プログレス火星が17度でオポジションです。この緊張状態を経過1室木星が増幅します。引き金は経過火星蟹の3度です。デモの暴動化という表現は支配する側の言い方で、内容は独立運動です。違う民族が自治を求めているのです。
この後の新月図を追いかけると8月の2回、9月、11月の新月図はこの状況に関係した強い配置が次々と出ています。チベット動乱を力で押さえ込んだ功労者が、その事件を引きずって困難な国家運営に直面することになります。
望遠鏡メンテナンス
望遠鏡で撮影した映像が以前のD70で撮影したようなピンぼけを再び量産し出しました。今回は結氷、結露が原因ではありませんが、鏡も結構汚れています。原因はこれだけではありませんが、昼間に外して洗剤をかけて水洗いしました。取り付けてから更に慎重に光軸出しをすると共に、取り付けの状況や撮影状態の調査しました。すると、クレイフォードの接眼部に入る2インチのスリーブの固定部分がどうも怪しい様子です。しっかりとネジを締めてもぐらつく時があります。クレイフォードのスリーブを固定するネジを追加する必要がありそうです。クレイフォードで、テンションが弱いモノは、重たいカメラを付けると動いてしまうと聞いていましたが、それについては余裕があります。しかし、ピント合わせの際にライブビューで行い、それを解除しミラーアップに変更する際に動いてしまう可能性があります。また、ミラーショックが馬鹿にならないことも有り得ます。そこで、ライブビューの状態から直に撮影に入ってみました。すると、多重スリーブの固定部分がミラーを上げ下げするショックで微妙な量ですが動きます。ミラーアップや通常の撮影動作では問題にならないのですが、ライブビューからは一度ミラーが戻り、再度ミラーが上がっているために倍の震動となって、その分で動き出すギリギリのところであることが判りました。これは如何に締め付けても、ガタが出ていたら動いてしまいます。この部分はクレイフォードの構造部分ではなく、スリーブの延長部分が締め付けによる取り付けとなっているための現象です。従って、延長筒を引き出さずにねじ込みの延長筒を用意して接続するという方法を取る以外にありません。問題点がクレイフォードの耐荷重部分であったら強力なモノに交換する手しかありませんが、接続リングの部分でしたら値段的にも何とかなります。
新鏡筒希望
望遠鏡の口径が大きいほど上空の気流状態に左右されるようになるのですが、それを実感する事はありませんでした。それは当然で口径16センチと10センチでは、全ての場合で16センチの方が優秀です。しかしここで口径40センチと16センチを比較すると、16センチが使えないような日は滅多にありませんが、40センチでは撮影にもどうかというほどの乱れが出ることが、結構あります。そのような時は、40センチではよく見えないのに16センチでは少々揺らぎが大きいかなぁと言う程度で見るに支障がないことになっています。結果的に小口径の方がよく見えるという逆転現象が時々起こっているのです。
焦点距離のラインナップからも1800mmによるナイコンDXフォーマットの画角は月がはみ出し、スバルも全景が入り切りません。小望遠鏡の有名対象は対象外となってしまい、個別の対象のピックアップが主たる使用法になります。春のかすみが消える頃には当初の目標である冥王星眼視が達成されているはずですし、このような方向には小さな望遠鏡には不可能な力を発揮します。しかし、ナイコンDXフォーマットを使い焦点距離900mm程度で縦1度、1350mm程度で横1度という画角も捨てがたいモノがあります。この下には500mmという使いやすいレンジがあります。つまりは、やはり適材適所、それ向きの道具というモノがあり、汎用のモノというのは結局は中途半端になりやすいのです。カメラのレンズでも、広角から望遠までこなすものは性能をその分我慢しなければならないのです。
とはいっても、赤道儀に各種鏡筒をデコレーションするほどの資金はありませんから、口径25センチ程度の反射を追加するのがせいぜいでしょうか。このくらいのモノは部品を集めて自作するより、出来上がりを買ってきた方が安い場合もありますので、よく調べて見ましょう。何しろ某社で出しているメイドインチナの値段はシンジランナーイくらい安くて、後で中身全取っ替えとなると結局倍以上の値段になり、安物買いの銭失いになります。また、ドブソニアンの鏡筒だけ載っけてしまうという奇策も、原理的にはありです。どうなる事やら。
★★2008年03月17日(月)苺のクレープスフレ
★★2008年03月24日(月)オオゴマダラin丸瀬布
★★2008年03月30日(日)山彦の滝聖母マリア降臨