前月 2007年7月    
 月  火  水  木  金  土  日
 1
 2  3  4  5  6  7  8
 9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
 
2007年8月
 月  火  水  木  金  土  日
 1  2  3  4  5
 6  7  8  9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
      
 
    2007年9月 次月
 月  火  水  木  金  土  日
 1  2
 3  4  5  6  7  8  9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
    ★★2007年07月07日(土)エゾアジサイ
    ★★2007年07月08日(日)天上の宝石アルビレオ、天文台計画
    ★★2007年07月09日(月)仕方ありません。
    ★★2007年07月11日(水)中共産は安かろう悪かろう
    ★★2007年07月13日(金)蜂くん収穫中
    ★★2007年07月15日(日)今年も常連さん
    ★★2007年07月16日(月)鏡筒部分基礎作業
    ★★2007年07月22日(日)こんなんでいいんかい、ホタルブクロ
    ★★2007年07月25日(水)工事開始、ドーム基礎型枠内壁
    ★★2007年07月28日(土)ドーム基礎型枠外壁
    ★★2007年07月29日(日)エゾカワラナデシコ

    ★★2007年08月03日(金)OS変更
    ★★2007年08月05日(日)VistaとDelphi2007導入、イワギキョウ
    ★★2007年08月07日(火)ヤブカンゾウ
    ★★2007年08月12日(日)ドーム基礎完成
    ★★2007年08月17日(金)古書
    ★★2007年08月18日(土)白い茄子
    ★★2007年08月20日(月)古書2、トンボ君一休み中
    ★★2007年08月23日(木)白い恋人
    ★★2007年08月24日(金)どないしましょか
    ★★2007年08月27日(月)夕焼け
    ★★2007年08月28日(火)皆既月食

    ★★2007年09月01日(土)最近塗装屋さんの仕事が多い
    ★★2007年09月08日(土)イモくん水耕栽培
    ★★2007年09月15日(土)紅葉の準備が始まる
    ★★2007年09月17日(月)2008年12月13日
    ★★2007年09月22日(土)あと5℃温度が下がると深紅に
    ★★2007年09月24日(月)ドーム基礎最終作業、秋の空
    ★★2007年09月27日(木)自動導入装置
    ★★2007年09月29日(土)記者殺害、力士殺害
    ★★2007年09月30日(日)ツツジ狂い咲き

★★2007年07月07日(土)エゾアジサイ




★★2007年07月08日(日)天上の宝石アルビレオ、天文台計画

天上の宝石アルビレオ

 天文台計画  もう先月のことになってしまいましたが、基礎の見積もりが遅れていたので、買い物のついでに寄ると、施工業者が忙しいらしく返事が返ってこないとのこと。催促の連絡を入れたのでしょう。次の日には上がってきました。嫁様と額を付き合わせて相談です。かさ上げの高さを変えても同じ値段というのに少々の驚きを感じながら45センチと90センチから高い方で攻めることになりました。円筒型の壁に丸蓋を付けた形になります。中の空洞はアクセスできない場所となるのがもったいないので、一番上の床面に穴を開けて入れるようにすれば、多少の物置にも使えそうです。それをやっても値段が変わらないようです。またドームの床に登る階段もコンクリで作ってしまう計画です。どこにどれだけの穴を開けるのかは相談です。
 基礎部分の見通しが付き、ドーム会社にも正式発注をしています。これらの手配が済めば後は待っているだけとなります。ところで、天文台というと、一般的な建築からするととんでもないような基礎打ちをして望遠鏡を保持するのが普通です。中には個人向けなのに2百トンほどコンクリを入れたというものがあるようです。アホかとも思うような話ですが、地盤が悪ければこのぐらいしても良いかなと思います。勿論、2百トンと聞くと驚きますが、80立方メートルくらいですので6.5メートル四方に高さ2メートルの基礎を入れただけですから、こんなものでしょう。ここまでやるのは振動を極端に嫌うためです。そこで建物と望遠鏡の基礎を別々にしたり、膨大なコンクリートを基礎部分に入れたりというような手を使います。それが出来無い場合、例えば母屋の天井に付けるような場合でも床面と望遠鏡の台を分離して支えるような工夫をします。しかし、木造の建物では、どんなに頑張っても振動に対しては限界があります。人が動けば振動が伝わります。どこまで許容するかを考慮しなければならないのです。今回は鉄筋コンクリート作りの車庫の上ですので、丈夫さはありますが、望遠鏡独自の基礎を用意することは出来ません。しかしドーム部分の床は厚さ20センチで打ってもらいます。わたくし一人で使うものですから、飛んだり跳ねたりしなければ充分なレベルです。どれだけ丈夫に作っても、家の前を車が通れば一緒です。住宅地の中ですので、夜中にそうそう車通りがあるわけでもなく、トラックの通る幹線が近くにあるわけでもありません。とにかくGOです。
 
 話がここまで来ると、次が望遠鏡本体です。望遠鏡は一般的には架台の部分と鏡筒の2つに分かれます。望遠鏡というと筒の部分だけを考える人が多いのですが、時として高い倍率をかけたり、精密な動きを必要とする場合もあります。精密に動かす方が当たり前とも言えます。従って架台の部分をおろそかにするわけにはいきません。架台は大きく分けて経緯台というものと赤道儀というものがあります。経緯台というのは上下左右に動くようにしたもので、直感的に動かせますが、天体は天の極を中心に一日一回廻っていますので、天体の追尾には2つの方向軸を同時に動かす事になります。最近ではコンピューター制御で自動導入という形になっていますが、露出時間が長くなると視野が回転してしまいます。また、架台だけの販売はしていないようです。そこで、赤道儀という天体の追尾が楽な形式のものが必要となります。国内外で幾つかのメーカーが販売しています。鏡筒部分の心づもりとして30キロぐらいと考えていましたからこれが載る架台が必要です。
 この重量に対して国内の天文マニア御用達のメーカーの機種は、百万円出しても足りない位かかります。その内、3割程度が電子装置の値段です。そして、ここの機械は氷点下10度を切るような条件では動作に不安があります。その不安が出るようになる直前の機種を持っているのですが、以降作りが変わってしまったと指摘されています。中古で売ることを前提とするならばここの製品がよいのですが、あいにくそのつもりはありません。また、小規模ながら専門の名門メーカーもあり、こちらも良い値段をしています。そこで同じが或いは安いくらいの価格で候補に挙がっていたのが米国製の赤道儀です。搭載重量45キロを謳っていたので他に選択肢が無くなっていたというのが実情です。自作という形は溶接機や旋盤を持っているというのであれば挑戦したいと思いますが、今から工作機械をそろえてというのでしたらそちらの投資の方が大変になります。それに一発で出来るわけではなく、材料の具合や性質をつかんで良い精度でちゃんと作るというのは、やはり職人技の世界です。
 しかし、ここで最近の円安、値上げの報が入ってきます。5万円も値上がりした・・・・。でも、この搭載重量は、これしかない。ここで行司から指導が入りました。「米国製は信用なるのか」。ご免なさい、言い返せません。わたくしは結構国粋主義です。急転直下、候補2位だった搭載重量30kgと書かれた国産機に決定となりました。この関係で、何とか鏡筒を30キロ以内にしないといけない。設計変更です。鏡筒部分はニュートン式反射として自作する予定だったのです。
 試しに30キロに収まるように散々考え、設計しなおして筒を作ってみました。結論を言います。失敗です。ベコベコで強度が足りません。補強材をガッチリと入れても、厚みを倍にしてもダメです。某英国製の軽量を謳った鏡筒はこれよりはマシなのでしょうが、間違いなく鏡筒バンドに追加投資して強力なものにした上に接眼部を良いものに交換、更に鏡面精度のアップとシリコンコートが絶対に必要になるので定価プラス30万円かかるのは明白です。価格と共に重さもどんどん加わります。結局は自作と同じ重さに。閑話休題。第2目標は頓挫です。後の希望は候補2位が超高精度を特徴として出していることにかけるしかありません。つまり、そこまでの超高精度が可能であれば、搭載重量30キロということはないだろうというという読みです。事実、固定使用の為の部品のオプションがあるのです。そして、その読みは連絡を取ってみると見事当たりました。大丈夫です。移動用としては30キロにしたが、60キロでもなんぼでも大丈夫や、ということで、こだわりの逸品です。60キロはオーバーかなと思いましたが、バランスウエイト用のウエイト軸を伸ばす話をしたらあまり伸ばすとしなるという、これまたこだわりのお話しで、太さ25ミリの鋼棒のしなり・・・・、そりゃあフックの法則は成り立ちます。脱帽します。餅は餅屋です。そんな世界のものを自作なんてとんでもありません。
 これで鏡筒は当初予定の方法で作成することが出来ます。最悪の場合、スペックダウンするしかないと考えていたのです。この会社はかなりのマニアでもないと知らないかも知れません。天文ガイド誌上に広告を出している会社ですが、そこには赤道儀を作っているなんて一言も書いていないのです。実は、その情報を得たときに、そのデザインが一発で気に入っていたのです。機能美というのはこれのことです。その後、この会社のWebページが作り直されて細部が判ってから、宝くじが当たったらこれだと心に決めていたのです。いえ、宝くじが当たったわけではありません。定年してぽっくり逝ってから後悔してもなぁと鬼嫁様を脅したのです。
 そして、連絡を取ってみると自動導入装置の方もこちらがよいというものを紹介していただきました。以前からWeb上で知っているところでしたので、こちらも連絡を取ってみると、より良いものがあるというので、普及型のものでなくちょっと良いものにしました。また、その赤道儀と鏡筒を接続するアリガタ・アリミゾもそこで作っていて、良さ気なものがありましたので別に注文しました。同時に鏡筒に付ける部品や鏡筒にする予定の部材も手配が終了しています。わたくしの作業は建築現場の記録と鏡筒及び鏡筒とアリガタの接続部分の作成ということになります。嫁様にも仕事が割り振られています。天文台の名前プレートです。名称は既に決定されています。ケロプッタ教団付属マウナチャリ天文台です。何処かの天文台のパクリではありますが、至って真面目な命名なのです。


★★2007年07月09日(月)仕方ありません。

 どこぞの大臣の事務所費の話題が出ていますが、前にも聞いたような・・・。やましいことがなければ、法律に開示義務が書いていないからと言って隠しておくより、オープンにしてしまえば良いと思います。それが出来ないというのは、まずい情報が入っているわけですねぇ。隠しておいても、結局は表に出てきて更にまずい事態になるのですから、さっさとトカゲの尻尾切りをしておいた方が後のためによいのですが、それが出来ない首相というのも、こんなのを首相に選んだのがいけないということでしょうか。教育効果の悪い首相は交代を希望します。
 学力テストの不正の話も出てきています。学校選択制の中で出てくるべくして出てきたのでしょう。教育問題は学校問題でないということを理解してない輩が多すぎます。教育の責任を学校が引き受けてきたことは事実ですが、もう限界です。万引きした生徒を警察に渡すのではなく学校に連絡してくる店員は、万引きの責任が学校にあると思っているのでしょうか。学校が万引きはいけないことだと生徒に教えなければならないのでしょうか。また、警察に届けると色々と面倒なことを調べて報告しなければならないので学校にするという話を教えてくれた人がいます。誰かがやらなくてはいけない仕事なのでしょうが、学校に押しつけるのはいい加減にして欲しいと思います。
 万引きしやすいように商品を陳列し、万引きされる分を見積もった上に警備員の経費も入れて営業している店は全くの被害者でしょうか。要りもしないものを山と積んでゴミを増やしているのは被害者でしょうか。加害者ではないにしろ共犯ではないでしょうか。子供達が集まって騒いで営業の妨害になっている。そう学校に連絡を入れてくるのは、自分たちが被害者だと思っているからでしょう。自分で文句を言うなり注意するのが嫌なくせに弱いところには連絡を入れて何とかしろと騒ぐ。上は首相から下々まで、根は一緒です。そんなシステムが何時までも機能すると思ったら大間違いです。何処かで突然火を噴くのは目に見えています。しかし、ひどい目を見るのは何時も弱者です。子供の社会は大人の世界の縮図です。子供達の生活がかなり変だぞと言う指摘の底には、大人達の社会の歪みがそのまま出ているものです。仕方ないで済ましたくないことです。
 
 天文台計画の中には鏡筒に対する部分も含まれていますが、新鏡筒を入れて昔のは売却してしまうというわけではありません。現在所有している口径10センチと16センチの2本の反射ニュートン型とその補正レンズによって、470mmF4.7、600mmF6.0、783mmF4.8、800mmF8.0、1000mmF6.1、1200mmF7.4の6つの直焦点が使えます。暗めの焦点ですが今まで使ってきています。そして新鏡筒によって1800mmF4.5が追加されます。焦点距離によるラインナップは完成といって良いのですが、暗い点を何とかしたいので、当初口径20センチの800mmF4というものも入っていました。まあ、これは仕方ありません。予算の問題です。また、カメラレンズとして星に使えるのが55mmF4.0~200mmF5.6、50mmF2.8、12mmF4~24mmF4の3本で残りの部分をカバーしています。若干300mm付近で脱けていると言えば脱けていますが、この辺りで使えるようなレベルのカメラレンズとしては高額なものが並んでいますのでパスです。屈折の鏡筒で400mmF5、800mmF10というのがありますが、こちらは副鏡、ファインダーです。像がぼけるか暗いかです。最近の屈折鏡で性能を出すものは素晴らしい値段がします。それでも写真用レンズよりは安いのですからまいってしまいます。
 さて、計画には新しいカメラも入っています。選んだ機種は、液晶に表示してピントを即時合わせることが出来る機能のあるものです。その他に近赤外領域の感度も高いという性能を持っています。言ってみれば天文用として良い機能と性能を持っているのです。
 デジ一眼を手に入れてから、何に苦労したかというとピント合わせです。覗いてピントが合えばよいはずなのですが、ところがそうはいきません。ピント自体がシビアで、かつピシッと合わせることがファインダーからはかなり困難なのです。結局撮ってから背面の液晶で拡大表示して確認と言うことになります。これに時間がかかります。毎回毎回ピント合わせに30分以上をかけている。そしてこれがカメラボディ機種変更の最大の理由なのです。何が何でもピントを合わせないといけない。ピントの合わないものでは勝負になりません。まともな反射の直焦点というのは、実にシビアなものなのです。温度が変わると鏡筒のアルミが伸縮してピント位置が変わります。それくらい敏感です。新しい鏡筒は更にピントを合わせる手としてマイクロフォカサーという微動装置の付いたものにしていますが、旧鏡筒2本については現状のまま現役となります。旧機種ではピントが大変なのは変わらないのです。
 その他にも、写り方をコントロールして満足な結果が出るようになるまでに1年どころか2年かかりました。それくらい奥がある代物なのです。機械を新しくすると操作に対する慣れというのは一からやり直しではありませんが、やはり慣れるまでかなりの試行錯誤が必要です。実は真っ先に手に入れて使い方になれないといけないはずのものなのです。しかし、ここで行司から水入りが宣言されています。予算の関係で今年末以降でないとダメだというのです。仕方ありません。


★★2007年07月11日(水)中共産は安かろう悪かろう

 もう前から中国産蒲焼きは買わないという方針が我が家では出ていました。スーパーに並んでいる値段の違いに人件費以上の恐怖を感じていたからです。近年、食べ物については中国産を避けています。それが、今日の報道で、防腐剤が過剰に入っているので輸出停止だとか。廃棄じゃなくて国内で食べさせるわけですね。中国へ行かれる方ご注意。何でも北京で売っているミネラルウォーターの半分は水道水の入っている偽造ものだそうです。この国は都合が悪くなると自国は発展途上国だと言いますが、著作権について対応を求められると外務省は火薬や紙は中国の発明だから対価を払えと切り返したそうです。歴史と伝統を誇る国が後進国となってしまうのはここが原因か。
 市販の望遠鏡は昔から色々出ていました。色々というのは粗悪な代物から道具として一流のものまであるということです。その昔、本当に粗悪なものがごろごろしていました。一流といわれるものでさえ、今からすればそれ程でもというものが多かったのです。しかし、今、安価なものでもそれ以上の技術の進歩で、昔の製品を遙かにしのぐものが沢山出ています。では、それだけ良いものが出ているのですから、天文に対する興味を持った子供達は恵まれているかというと、それがそうでもないようです。というのは、望遠鏡などの教育系に近い光学製品の売上額がかなり落ちているそうです。ピークの4分の1という話もあります。幾ら少子化とはいえ、そんなに落ちるものでしょうか。それに対して、昔から天文台を作るのが夢で、そこそこの年齢で手にしたお金で、私設天文台を作って地元の子供達に見せているという奇特な方々も少ないにしろいらっしゃいます。そんな機会があれば、天文人口がそれ程下がるはずはないのですが。
 それで思うのは、小学校のカリキュラムです。理科離れというような話が出ていますが、教える方が理科離れしているのではないでしょうか。英語教育だなどという枝葉の方ばかり目がいって、技術立国で攻めるしかない日本の国情を無視した教育政策を進めていることが、理科離れを招いているのではないかという疑いです。子供の頃に面白さを刷り込まなければ、以降それ程目が向くものではありません。小学校の教科書のいわゆる理科部分は、常識レベルの知識の暗記でしかありません。小学生あたりでは天動説で充分なのであり、論理的思考を重要視する段階で、天動説から抜け出せばよいのです。余計な事を教え込む必要なんか無いのです。基本的な考え方、方法論が確立できれば自分で学べるのです。
 今の小学校教員は、免許を取る過程で、教科については一切合切の単位を取らないといけない。理科の分野は暗記物でしかないでしょう。じゃあ暗記物にならないように実験をやろうというグループも居ます。実験というのは仮説を実証するための方法であって、見せ物でも授業でもない。必要なのは、自然相手の遊びなのです。現象を現象として認識すること。その中の性質を実感として捉えること。それ無しに理科の未来はないし、日本の未来はないです。教員免許の更新制だなんていいますが、そんなので学校教育が改善するのであれば、既に良くなっています。
 朝、乗り換えのバスに乗ってくる小学校教員がいます。3回に2回、バスに乗るとコンビニで買ってきたおにぎりを食べます。そして盛大な音を立てて缶コーヒーをすすります。毎回、耳に付けたイヤホンからは車の反対側からでもうるさいと思うほどの音量でシャカシャカ聞こえます。格好は、4回に3回ジャージですが、残りはGパンに腹出しルックです。冬はコートとジャージ、ブーツのコラボレーションが注目の的です。まだ若そうなのにおばさん顔のぼさぼさ髪で、一見学校の先生には見えません。一緒に乗る病院職員のお姉さんの方がよっぽと先生風です。登校途中の子供達に混ざって歩いているのが不思議でなりません。自分に小学生の子供がいて、これが担任だったら、授業参観に行ったついでに校長にねじ込みに行くでしょう。モンスターペアレンツになりそう。世も末だなと思います。


★★2007年07月13日(金)蜂くん収穫中




★★2007年07月15日(日)今年も常連さん




★★2007年07月16日(月)鏡筒部分基礎作業

 新潟を震源とする大きめの地震だという報道が入ってから、被害の出ているところが段々と知らされています。亡くなった方もいらっしゃるようでご冥福をお祈りします。日本列島、地震に対して安全な場所、地震が来ない場所はないのですから、ある程度の備えは必要です。中でも早期警戒システムとでも言いましょうか、揺れが来る前に知らせる体制が出来ていますが、被害地震の多くは直下型で、揺れの伝搬速度による警報システムは、その最も欲しい場所で役に立たないというのも何回かの地震で判ってきていることです。
 偉そうなことを言っても、現実に自分の机の上には、固定されていないディスプレイやアンプが置かれ、その横には固定されていない本箱が並んでいます。今、震度6強が来たら、運が悪ければぎっしり詰まった本箱の下敷きでしょう。震度7阪神大震災級であればこいつらと一緒にシェイクされてしまいます。それというのも、そんなのは先ず来ないぞという、証拠のない妙な安心感で生活しているためです。しかし、気になり出すと、それこそ隕石が頭の上に降ってくる事を心配しなければならなくなります。
 ところで、地球の今までの歴史で言えば、隕石でも巨大なもの、直径が10キロを超えるような小惑星クラスの大きなものが降ってきたと想像されている事件が幾つかあります。その最近のものは6千5百万年前の恐竜絶滅の原因となった隕石落下があります。この時の出来事は、かなり詳細に描かれています。しかし、誰もが今日その事件が起こるなどとは考えていません。確率が低いと言うだけで、決して起こらない事件ではないのですが。天文学者達の中でこのような災害を起こす天体を早期に見つけようという計画で動いているグループもありますが、彗星を発見する作業と同じで、ほとんどアマチュア任せ、方法論的にも同じく包括的なものではありません。その為に衛星軌道へ専用望遠鏡を打ち上げても良いくらいの事だと思うのですが、そのような動きがないのも、その妙な安心感、自分は平気だという気持ちのためでしょう。
 
 さて、鏡筒の作成を当初の方法によって行う方針が出て、部材を発注し、到着しています。ボイド管と呼ばれる鉄筋コンクリートで円柱を作るための部材です。これを用いてドブソン氏が大口径反射の床置き経緯台を作ったことからブレイクして、世界中で安価に仕上げるタイプの観望用望遠鏡がはやりました。
 ドブソン氏の作り方は、とにかく安く大口径を手に入れるために、低倍率専用と割り切って安価な材料で攻めたことです。鏡筒部分は鉄板を使って円筒を作り強力な耳輪をつけ、架台との接続も強力な鏡筒バンドで固定するというのが上等の方法ですが、ここに紙の筒を使うというのが目の付け所であり、保持方式を簡略化させる手となっています。一説によれば紙と鉄で同じ重量を使うと、紙の方が強い場合があるそうで、濡れたり湿気たりしないようにしておけば、このボイド管で建築が出来るそうです。
 注文後、約1週間で届いた紙管はやはり大きく、中に入って遊ぶことが出来ます。しかし、横から潰そうと力をかけると、それなりに変形するのは仕方ありません。これについては内部に補強材を入れることで改善を計ります。
 その補強材の作成には、前回のトタン丸めの鏡筒試験作成に使った補強材作成のノウハウが生きます。失敗は成功の元です。前回、4つ作るのに丸一日かかっていたのが、6本を午後過ぎに初めて夕刻前に終わっていました。切り出した補強材を内部に取り付けるとかなりの強さになっています。ここで前後により強力な耳輪を付けますから、鏡筒の変形は最小限に抑えられます。取り付けには木工ボンドを使いましたが、足りなくなりました。買い足さないといけませんね。補強が済んだら内部の塗装の予定です。ニスを染みこませるか、下地処理剤で攻めるかですが、表面はつや消しの黒と決まっています。また、外側の色が決まっていません。濃い色は避けるべきなので、薄い色になるはずですが、こちらは嫁様に下駄を預けましょう。
 鏡筒に取り付けられるのは基本的な部品として主鏡と主鏡セル、斜鏡の取り付け金具、接眼部です。その他に赤道儀取り付け用のアリガタとファインダーです。しかし、ファインダー以外は手元に届いていませんので、作業はここまでになります。
 


★★2007年07月22日(日)こんなんでいいんかい、ホタルブクロ

 今日の朝刊に自民党が一面に小さな広告を入れていました。その中に「社会保険庁の徹底解体で公務員のぬるま湯体質を一掃します」と書いてありました。どう見ても全国区で出している広告のように見えます。
 先ず1つの庁を解体する事で何が変わるというのでしょうか。行政の1つの部門は、ある特定の目的のために仕事をする組織であり、そこがちゃんと仕事をしていなかったというのであれば、ちゃんと仕事をするように組織替えをすることが基本的な方法論です。法律を根拠にして動くわけですから、組織として不味いことをやっていたというのであれば、立法府の作った法律や行政府の統制が問題になります。
 次に、これを読んだ非公務員の方は、公務員というのはぬるま湯体質であると受け取る方と、自民党は公務員がぬるま湯体質だと宣伝していると取る方がいらっしゃるでしょう。いろいろな受け取り方は出来ますが、親方日の丸という言い方があります。その親方である内閣を支える政権党のキャッチコピーがこれなのはどうでしょうか。
 更に、公務員の方がこれを見たらどのように受け取るのでしょうか。いや全てを言うまでもありません。年金やその他の問題を社会保険庁に押しつけてトカゲの尻尾切りを計っているんだと思っちゃいます。
 
 さて、今日は久しぶりの日差しを見ました。西日を避けるために窓に付けた日除けを見ると、黒いカビが生えています。外すのが面倒で付けっぱなしにしていたのですが、去年はこんな事はありませんでした。安いものなので新しいものにすればよいのですが、気分が悪いのでブラシでこすってみました。結構取れます。何かのついでに新品を買ってきて貰おうと思っていますが、それまではこれで我慢しましょう。
 天気予報や気象庁のレーダーではただの曇天なのですが、結構な雨量で2日間ばしゃばしゃと降ってくれました。今日は雲が切れて晴天になりました。ベランダが乾くのを待ち、補強の出来たボイド管を出して、下地剤を塗りました。塗ったというよりは吸い込ましたような感じです。特に内面は、内面に張られたテープを剥がしていますので、まさにぶっかけて回転させるという状態です。存分に吸い込ましてやりました。勿論、紙がズクズクになるまでふやかしたわけではありません。染みこんだ先で乾いてそれ以上入らなくなります。太陽も照っていますし、どんどん乾きます。この調子で、上塗りまでしたいところですが、塗料を用意していません。それに、取り付ける部品がまだですので、一部に穴を開けたりする加工が残っています。やはり最後に塗装して仕上げる形にしようと思いますので、今日はこのぐらいで勘弁してやろうと言うことになりました。乾いたボイド管は、再び書斎に鎮座しています。直径45センチ、高さ180センチの筒は、邪魔にはなっていませんが、目には邪魔です。


ホタルブクロ


★★2007年07月25日(水)工事開始、ドーム基礎型枠内壁

 韓国のボランティアがアフガニスタンにという話を読んで、何のボランティアかと思っていたら、キリスト教の布教ボランティアだそうで、さもありなん。よほど神のための殉教をしたいのでしょう。とかく人間の世界は主義主張となるとヒートアップしたりすることが多いのですが、その最たるものは宗教です。特に他者を認めることの出来ない宗派が一番やっかいです。何かと折伏したがるところがその最たるところでしょうか。
 今日から天文台の基礎工事が始まりました。朝から施工会社の社長さんと右腕が一人、計二人で作業に取りかかりました。車庫本体の時は7~8人はいましたから、規模としては小さなものです。しかし、要求される仕事が並みでないのが我が家です。というのは、工務店の工事担当者がやったことのないものをアッサリとできると請け負うためです。今回もやっぱり丸いのは難しいとのこと。前回、車庫の上に登る階段を付ける作業は至難をきわめて、その社長さん、2日は悩み、部材の組み合わせに3日は苦労しました。今回は壁が円形であることが問題です。コンクリートの床面に正確に円を描き、ケミカルアンカー用の穴を開け、コンパネを使って丸く作っていきます。あらかじめ採寸し、ジグソーで切り出して用意した材料を手際よく組んでいきますが、それでも一日一杯かかって内側を作ることが出来ただけになります。穴を開ける部分と、外側の囲いを作るのに、あと一日以上の作業がどうしても必要になります。大変な作業となりますが、よろしくお願いいたします。


ドーム基礎型枠内壁


★★2007年07月28日(土)ドーム基礎型枠外壁




★★2007年07月29日(日)エゾカワラナデシコ




★★2007年08月03日(金)OS変更

 天文台基礎部分は順調に完成しています。内側の型枠を取るためにかなり苦労していましたが、何とか剥がすことが出来ました。基礎部分には床下へのアクセスのために穴を開けています。この穴から入り、型枠や支えの部品を引き剥がすのは容易な作業ではありません。まして、時折雨の降る蒸した熱い状況では、体温を下げることが難しくなります。作業のお兄さん、夕立の中、本当にお疲れ様です。後は材料を持って帰るだけです。クレーンの付いた車で来て、車庫上から荷物を移動させる手はずのようです。
 ところで、床に穴が開いています。まだ屋根は付いていませんから、放っておけば床下にプールが出来ること必定です。通常の縁を立ち上げた基礎を作った場合も、雨が溜まってプールになりますが、それ程ではないにしろ、この部分に被いをつけておかないと、雨が溜まっていきます。そこで、ドームの取り付けまで、蓋を付けます。作ったのは今朝のことになります。それは型枠が外れて寸法がしっかり出来ているか確認してからと考えていた結果です。そして、1ヶ月程度のことですが、台風や大雨に大丈夫なようにするために、表に塗料を塗ったのは失敗でした。作っている最中に雨が降ってきたのです。塗料は水性ですから乾かないと流れてしまいます。仮に穴をふさぐために板を載っけているのですが、板の大きさが足らずにカバーしきれていません。乾き待ちですが、雨は結構強く降り出しています。あーあ。
 
 OSの変更をしました。XPを使用したのは3ヶ月弱くらいですが、勿論ハードディスクの中に残しています。2000も入っています。Vistaを使って、使いやすくなったかというと正直なところ、変わりませんねぇ。一番痛いのは、10年ほど使用していたPyxisと言うファイラーが、Vistaで動作不全を起こすということです。代わりを探して、使えそうなものを試してみました。なかなか代わりになりそうなものはありません。高機能を歌ったものも、有料のものもお試しでやってみましたが、満足できるものはありません。有れば乗り換えていますからねぇ。後は自分で作るという選択肢がありますが、そこまで手を広げるのは避けたいと思っています。
 良く考えれば、動作不全の主たる部分は限定されています。ウインドウズのシステム領域へのアクセスが管理権限等の仕様強化された部分であるので、そこに引っかかっているのです。それから実際のファイル、フォルダ名を見かけ上、変えてしまうという機能も仕様追加の部分です。それで、システム領域へのアクセスは対応ファイラーを使い、その他の部分は今まで通りにしようと思っています。
 ところで、ソフトウエア開発環境もVista対応にならないといけませんので、Delphiの対応版を注文しました。必然的にStargazerもバージョンアップということになります。動作確認と共に仕様の問題も確認しないといけませんので、どの程度の時間がかかるかは不明ですし、Stargazer for Windows by Delphi 2007となるかも未定です。
 


★★2007年08月05日(日)VistaとDelphi2007導入、イワギキョウ

 毎年、この時期は戦争と原爆の話題となります。悲惨な事例の再確認が行われるのですが、戦争の前半でよい調子で進撃し占領していったことはあまり語られません。その極みが、例えば南京虐殺がなかったという主張です。これに対してドイツは戦争に対する対応として、何をしたかという情報を徹底的に残すと言うことをしています。国も民もやっていることです。ところが日本はその徹底的なやり方はしないで、今までどおりのなあなあで済まそうとします。その結果が風化であり忘却で、その報いが再発と言うことになるのです。まして、沖縄で自決を強要していた軍人兵士達が存命中にやったことを記録して欲しいものです。教科書を書き換えたって、事実は書き換わらないのです。
 今日は地元で航空祭があります。通常飛ばない航路で訓練をしていた(当たり前ですね)ので、爆音がうるさいときがありました。何と言っても兵器です。人殺しの道具ですから興味は半減します。しかし、フライトシミュレーターで操作したときに、何度やってもうまく行かないあのもどかしさ。それを自在に探る華麗なテクニックに驚きます。雨の中でもやるかどうかは判りませんが、雨の中を見に行きたくありませんから、予定変更の可能性大です。
 ところで、この基地ではなく道内の分屯基地で、セクハラ問題が出ています。問題行動があった後、上司がまともに取り扱わず隠蔽工作や虐めを放置というよりは推奨していたというのが表面化し、訴訟まで起こる事態となっています。隠蔽体質というのは組織と構成員の悪弊です。法律で直るものではなく、戦争責任を隠蔽しようとするものと根は同じです。
 
 完成した天文台基礎で問題が発生しています。蓋を付けた穴から雨水が浸入し、プールとなっています。電気配線用の穴が開けてありますから、それ以上溜まることはないのですが、やや蓋の付近が下がっていて直径2.8メートルの雨水を集めていることになっています。穴の縁に少し高い部分が必要になっています。モルタルの手持ちがありませんから、出かけついでに手に入れて来ることにしましょう。ついでに鏡筒に塗る塗料も物色し、床屋も必要か・・・、作業が溜まっています。それもVistaとDelphi2007導入の結果です。


イワギキョウ


★★2007年08月07日(火)ヤブカンゾウ




★★2007年08月12日(日)ドーム基礎完成




★★2007年08月17日(金)古書

 急に昔、読んだ本が読みたくなることがあります。手元にあればよいのですが、引っ越しを重ねて無くなっているものもあります。実家で処分済みだったりすることもあります。図書館で借りて読んで済ましたものもあります。それらを今一度というと、絶版は当たり前。再版や復刻があれば大したものです。図書館でも既に廃棄済みだったりするほど年月が経っています。
 そうなると、欲しいという気持ちが高まって、オークションに手を出すとそれこそドツボにはまることになりますので、そこまでするつもりはありません。しかし、ネットで検索すると意外と出てくるものです。コレクターさんは蘊蓄の限りを尽くすところですが、わたくしあたりは読めればよいので、程度なんか気にしません。何しろ自分の本棚に入っているものは結構、手ズレでボロボロですからね。
 今回気持ちが動いて探したのはジャンルとしては既に死語となったジュニアSF、ジュヴナイルSFであって、小松左京、矢野徹、光瀬龍、中尾明、福島正実、筒井康隆、眉村卓、豊田有恒というような大御所が書いていたものです。
 最近、アニメになりましたが『時をかける少女』、原作としたとはいえ、主人公も違えば話の展開も違う話が『時をかける少女』の名前を使うのは何とも違和感があります。それは原作というのではなくパクリというものではないでしょうか。まあ、出来が良ければパロディーといって貰えるかも知れません。大林監督の映画は原作を尊重し生かしていましたから立派な原作ですが、こちらは何とも言えません。
 さて、『時かけ』では多くの方が原田知世世代なのだろうと思いますが、わたくしとしては主人公芳山和子は浅野真弓(1957年1月21日生)なのです。たしか、芸能人と結婚して引退したと記憶しています。ある程度の年齢であればNHK少年ドラマシリーズの第一作というと判る方がいらっしゃるかも知れません。
 タイムトラベルものとしては、やはり『タイム・マシン』と『夏への扉』が傑作です。しかしながら、類書は多くありますが、わたくしの記憶の中では『夏への扉』の猫と『時をかける少女』のラベンダーしか残っていないのは。面白く感じだインパクトの差でしょう。以降、類書はありますが、色々と定型に縛られるようになってきています。試しにタイムリーパーという子供向けのタイムトラベルものがあったので読んだのですが、まあ、何と言いましょうか、『時をかける少女』よりは緻密に作られているのですが、その分知性に重きを置きすぎたし、タイムリープを解き明かす推理中心になってしまうし、後書きに余計なものをいれて駄作にしてしまったので、残念賞ですね。『時をかける少女』だってそれ程、うなるような設定を持っているわけではないのですが、持っている運と、それを原作にして映画を作った人々の力量が当たったのだ思います。それでも当たりは当たり。二番煎じは二番でしかありません。二番には1番にないところを主張しなければならない運命があるのです。
 ジュヴナイルというのは少年期で、児童文学よりは上になりますが、大人向けではないという層を狙ったものです。『黒の放射線』や『新世界遊撃隊』というような特徴のあるものは片っ端から読んでいました。そして、それらの中に洋物のパクリや焼き直しがあることを知り、海外作品に行ってしまったというのはそれ程、後のことではありません。ところが、それも実は訳者がうまかったのだと言うことが判るまで、また時間がかかってしまいました。
 さて、その中で、今読んでも大したものだと思う確認済みの作品が小松左京の『青い宇宙の冒険』です。もの凄くハードでハイな設定を使いながら、対象年齢、中学生向けの作品に仕上げています。今、本屋さんに並んでいる同じ年齢層を狙った安直なものに比べると、差をひしひしと感じます。悪いけれど格の違いでしょう。
 ということで、ネット上にも古書店が増え、手に入りにくいものを売っていますので、手元にないものを、つい7冊ほどを注文をしてしまいました。
 


★★2007年08月18日(土)白い茄子




★★2007年08月20日(月)古書2、トンボ君一休み中

 ファイラーとして長らく使ってきたソフトがあります。かなり長いこと更新が無く、Vistaのユーザーアカウント制御(UAC)への対応もなされていませんでした。仕方ありませんので、代わりになるようなファイラーがないかと色々さがしてみました。幾つかのソフトを試してみて、1つ選び、慣れるまで使おうと始めたのですが、これがなかなか出来ません。考えるより先に指はキーボードを打っているのです。その部分をキーカスタマイズしてやれやれと思ったら、一覧表示のやり方がどちらかといえばウインドウズ準拠型を採用していて、どうしても我慢が出来ません。我慢と言うよりは判断の基準である情報表示が問題なので、これは慣れるしかないかと諦めていました。まあ、気持ちが合わないというもののです。
 ところが、先日、作者のページを訪れたところ、ベータ版ですが対応との話。作者のTom氏には感謝です。早速、ダウンロード。快適です。気になっていたトゲが抜けた気分です。慣れないものを使うことで、それだけで心底効率も落ちていましたし、目もかすむ、頭はさえないと言うことになっていました。さあ、やるぞ。気力が戻ってきました。
 
 古書店に注文していたものは届いています。つい夜更かししそうになってしまいます。こちらも危険物です。追加注文をしそうでもあり、その意味でも危険物です。
 前回書いたジュヴナイルSFの中に、『いて座の少女』中尾明著があります。実はこれを知ったのはリアルタイムではありません。その手のものを読んでいた頃はまだ出ていませんでした。1979年に出たはずです。既に入門書に用事が無くなっていましたので、タイトルを見てもスルーしていました。それで、後でこんなのもあったのかとショックだった作品です。話のあらすじはともかく目次に男性宮と女性宮、黄道十二星座、出生天球図というのがあります。特に前半、結構専門的な解説が入っています。面白い資料です。
 わたくしは小松左京のファンだと言う場合があるのですが、真正のファンというわけではありません。なぜならばハードカバーを一冊も持っていないからです。初版本でそろえていなければ純正ファンではないぞっ、ということを主張したいわけではありません。ハードカバーを買うのならば文庫で冊数を稼ぎたい口だったというケチの結果だっただけのことです。
 実家に置いてあって処分された本も今にしては惜しいものばかり、オークションに出すなんて事はしないでしょうが、出したら凄い値段が並ぶものがかなりありました。とっとくものですねぇ。NHKの夕方の人形劇でやっていたギヤマンの鐘を取りに行く話の原作ハードカバーものなんか・・・ああもったいない。


トンボ君一休み中


★★2007年08月23日(木)白い恋人

 北海道の食品メーカーで、近年で三社目、全国紙に話題を提供しているのが石屋製菓で、北海道のおみやげというとこれという定番を作っていたところです。我が家ではなぜかここのものをおみやげにしている事が少ないのですが、この夏、大量に買い付けた、ご実家の方が、結構どっひゃーん。雪印にミートホープ、そして白い恋人、そこには食の安全とか信頼という言葉はありません。そして、後から出てくる新事実は、担当者が勝手にやっていたというのが嘘で、社長の命令で動いていたという事が共通しています。嘘を嘘で固めようとする態度。判らなければ誤魔化しておけというその手法は、中国製品だけの専売特許ではありません。根は全く同じです。安全宣言しようがISOを取得しようが、一度崩れた信頼が戻るなんて思って欲しくないですね。銀行から社長を送り込んで建て直そうという計画で臨んでいるようですが、未だに「白い恋人」というブランドで売るつもりなのでしょうか。神経を疑います。
 その石屋製菓のページを見に行くと、全商品を回収していること、着払いで送れと書いてあります。そして、商品相当額を商品券で返すと書いてあります。購入者は商品券で購入したのでしょうか。おみやげとして渡した人はどれだけ嫌な思いをするのでしょう。渡された人はどれだけ嫌な思いをするのでしょう。自分のために購入していくものであれば、この対応でも良いでしょうが、第三者が必ず関係している商品です。確かに腹痛を起こした客はいないでしょう。しかし、どれだけ人に迷惑をかけているのでしょうか。
 それに賞味期限を変えていたというのが一番の問題なのではなく、大腸菌群が検出されていたのにもかかわらず対応していなかった。行政が出す指示を無視していたということが最も問題となることです。食べる人のことなんか二の次だという対応が出来るメーカーに一体誰が仕事を任せるのでしょうか。社長が辞めれば済むと考えているようでは困ります。また、社が潰れたらそれで困る社員が居るから出来ないというのは本末転倒です。そんな会社は要らないのです。あって貰ったら困るのです。
 -昭和22年デンプン加工会社として創業、34年10月に石屋製菓を設立、駄菓子の製造を行う、40年代後半の六花亭ホワイトチョコレート・ブームに便乗し駄菓子から贈り物・洋菓子に転換を模索51年に白い恋人を道内限定販売で製造、全日空の機内菓子として採用されヒット商品となった。-
 この問題は根が深いものがあります。北海道に特有と言うことではないのですが、北海道でよく目に付く事態です。食品に限りません。メガネのチェーン店で「誤魔化せば済む」という例にあったこともあります。日本経済が立ち直りかけているこの時期、北海道が不況のままなのは理由があります。本当の理由がこれなのです。一流なんてとんでもない。二流にすらなれない製造業、サービス業が並んでいるのです。良い素材、原料があるにも関わらず、本当に頑張っているのはほんの一握りで、後は落ちこぼれているも同然。
 どうしたら良いのか、どうやっていけば良いのかなんてもう答えは出ているのです。それが出来ないのが業というものなのでしょう。
 


★★2007年08月24日(金)どないしましょか

 新しい望遠鏡に使うつもりで新しいカメラを物色していました。わたくしが好きなのはN社なのですが、使用上どうしてもライブビューが必要です。ピント合わせを厳密にやるためにはどうしても必要なのです。デジカメでは当たり前の機能が、N社のデジイチにはフラグシップモデルまでもがその機能が入っていませんでした。ですから、その機能があり、その他のアドバンテージがあるものを公平に見積もっていたところ、候補に挙がっていたのはF社のボディでした。今年の三月頃に20万だった価格が今18万くらいになっています。そろそろわたくし的には・・・うーんもうちょっと、というところまで来ていました。ためらうのは既に理由を書いています。その他のアドバンテージに色が良いという評価があるのですが、その会社のフィルムで色が良かったという経験が無いのです。別の会社のものでは結構いけていたのですが。それがあるので、どんなに口コミ情報で高い評価を得ていようとも、飛びつかずにいたのです。本当かよという疑念です。ライブビューについても30秒という制限があります。
 さて、そこにN社の新製品情報が飛び込みました。ライブビューの搭載です。わたくしはそこしか見ていませんでした。新製品には新しいフラグシップモデルも入っていました。新しいレンズも同時発表です。やっぱりなというのは、今までのラインのレンズがデジタルでは能力不足である事をわたくしですら実感していたからです。対抗会社への強烈なアドバンテージを突きつけたことに喜びすら感じるのはわたくしがファンだからでもあります。
 N社は歯がゆいほど保守的です。対抗のC社のようなケツの軽さは全くありません。ユーザーを裏切る製品は出しません。猜疑心の強いわたくしがそう思うほどN社はポリシーのあるものつくりをします。値段は高いんですが。
 ですから、おでこにN社のロゴが入っているのと入っていない他のメーカーのものを比べるときに、単にその瞬間の性能だけでは推し量れないものが出てくるのです。それ故に支持する人がいて、一眼のシェア、トップを取っているのです。
 1917/07/25日本光学工業株式会社設立
 1949/05/16東京及び大阪証券取引所へ株式上場
 さて、N社の新製品に飛びつくか、F社のものにしがみついているか。まだ考えなければならないのですが、考えるという時点で、既に答えが出ているような・・・。
 差額約5万円でっせ、奥さん。どないしましょか。
 


★★2007年08月27日(月)夕焼け




★★2007年08月28日(火)皆既月食




★★2007年09月01日(土)最近塗装屋さんの仕事が多い

 天文台の基礎の施工は完了しています。ここで問題はドームがちゃんと載るかという点です。その為にドーム製作会社から基礎の上に乗せる最も下の部品、アンカー・リングがやってきます。これが問題なく取り付けられれば良いのです。昨日、届いたものの梱包を剥がし、組み立てて置いてみました。もし、基礎がアンカー・リングよりもはみ出していたら、サンダーで削るという荒技が必要になります。わたくしがやらなくてはならない作業ではなく業者の作業ですが、それでもやらないで済めばそれに超したことはありません。結果は、OKでした。正確な円からやや偏芯して凸凹がありましたが、許された範囲の中の誤差です。その基礎を作ったのはごく近所に社長宅のある下請けさんなのですが、このような怪しい注文をこなす能力は実に大したものです。こんなドームの基礎部分を作ったことのある業者は限られていますし、作ったことがあればノウハウがあるなんていうものではありません。それまで培った技術の限りを使わないと決して出来ないことです。ただし、床面が完全に水平ではないために、一部で高さが足りずにかさ上げが必要です。その部分はアンカーボルトで固定する部分ではないので、ぐらつかないようにモルタルでも入れて上げることにします。一番高いところでも1センチ程度の下駄です。工務店との最終調整で、アンカーボルトの取り付けが今日、それで工務店の仕事は終了、後はドーム会社が来ることとその時にクレーンを用意することが残されている事項になりました。車庫上に付けた手すりの工事も見積もりよりも多く追加工事が出ていたのですが、見積もり通りの請求であるそうなので、この点は助かります。
 ここまで来ると塗装をしても良いということになります。でも今日はそれについては考えてもいなかったのです。今日は、朝風呂の後でレンズ君達を磨いてやり、基礎屋さんがアンカーボルトを取り付けにくるのを見るだけで、後はゆっくり休んでいようと思っていたのです。しかし、アンカーボルトを付けに来た業者は朝8時に現れ、たちまち付けて他の現場へと回っていきました。朝風呂前でした。
 取りあえず予定の作業をこなして、再び天文台基礎を見ると、結構汚れています。時間がありますから、ブラシでこすって掃除をしてみました。きれいになります。すると、塗っても良いのだということに思い至りました。そうなったら道具を持ち出して早速です。例のごとく下地処理剤を塗り、その上に車庫と同じ色を塗ります。下地処理剤を塗り終わると大体昼になりました。昼ご飯を食べている間に処理剤が乾きます。一休みしてから本番の塗装です。
 取りあえず円柱と階段だけのつもりで始めました。終わりかけの頃に嫁様から、「やっぱりここも」と要望が出されました。車庫の屋上、ドームの基礎が乗っかっている面ですが、基礎工事の作業のために塗面がかなり傷んでいます。せっかくだから全部塗り直せと・・・。自慢じゃないですが体力には自信ありません。それに今朝は頭痛と共に起きたのです。朝風呂で解消しましたが、炎天下の塗装作業で足元が怪しくなっています。しかし、ここで拒否は出来ません。何しろ、あらゆる手を尽くしてここまでこぎ着けた天文台計画です。もうろうとしながらもローラーとハケを使い、何とか塗ることが出来ました。想定外の作業でした。あれっ。望遠鏡本体の外装、内装の塗装もあったんだ。忘れていた。
 


★★2007年09月08日(土)イモくん水耕栽培




★★2007年09月15日(土)紅葉の準備が始まる




★★2007年09月17日(月)2008年12月13日

 イギリスでは伝統の取り付け騒ぎが銀行で起こっているとのことですが、その銀行、住宅ローンの大手で、金融市場の冷え込みに耐えられずに資金繰りに行き詰まったという話から始まったそうですが、幾ら政府が預金が守られていると言っても、潰れてからでは色々と面倒ですので、預金を引き出すのは当たり前です。そして、更に資金繰りが行き詰まって行くわけです。通常の経済状態でしたら、立ちゆかなくなった原因が資金力であれば、更に資金力のあるところが買収なり乗っ取りなりをするのでしょうが、収益が下がってしまっているのはどうしようもありません。まして、土地・建物の不動産関係は、1年や2年で巨額の債務を返済なんて無理な分野です。工場でしたら新製品大ヒットで救われる道があるでしょうが、不動産屋さんではねぇ。アメリカでも不動産関係は一発触発状態で下手をすれば恐慌を招きかねない火種だというのは、皆さん承知ですので、戦々恐々というところでしょうか。
 今年の6月から7月にかけて、土星と海王星の衝があり、これを抜き差しならぬものとする他の星のアスベクトがありませんでした。個人的に問題となる位置の感受点を持つ人はいますし、動きの遅い感受点を持っている人は世代的なものとなりますが、社会的に大きくなるには、力が足りなかったのでしょう。アメリカのサブプライム問題も爆発しないで何とか過ぎました。
 ところが、特段強力な座相のない月蝕と、同じように関係の薄い次の新月に出生の月を蹴飛ばされた首相は、もう嫌になっちゃったのでしょう。進行太陽は、その出生の月を120度で通過したばかり、許容度1度を丁度超えたところです。普通であれば責任をとって辞めているところを居座り続けることが出来たというのは、この星回りだからです。
 次に首相になりそうなのは、下馬評通りで、みんなで勝ち馬に乗る、乗りたがるというのは前回と一緒。ということで親子で首相になるという最初になるわけですね。こんな世襲化された政治家が政治をやっているのでは、次の動乱をどう乗り切るのでしょう。
 去年から今年は土星と海王星が衝でした。隠し事はイカンという教訓を得た人が多かったのではないでしょうか。この海王星は水瓶座宮で、水瓶座宮の支配星天王星は魚座宮にいます。つまりそれぞれの支配星のサインにいるのです。この関係の場合位置を交換して考えることが出来ます。つまり、土星と海王星の衝だけでなく土星と天王星の衝と考えることができたのです。大きな困難は土星と天王星の関係にあります。来年末にある土星と天王星の本物の衝の前に少し姿を見せてくれたのです。
 そして、来年末に土星と天王星は衝となります。それだけでなく12月13日の満月がどうなっているかは、見ておいても良いのではないかと思います。そして、そこに絡んだ火星は何をするのでしょう。知人、有名人、始源図と重ねてみてください。その日注意すればよいと言うものではありません。今の日本の政策とその延長が絡むとしたら、ことは起こることになります。戦争を知らない、自己保身しか考えない、内輪のもめ事しか解決能力のない政治家を選んでいたらどうなっていくのでしょう。威勢の良いのも受けはよいのですが、絶叫の後に借金だけ残るというのでは困りますし、かといって、何もしないで給料だけ取って引っ込むような泥棒も困ります。何とかならんものでしょうか。
 


★★2007年09月22日(土)あと5℃温度が下がると深紅に




★★2007年09月24日(月)ドーム基礎最終作業、秋の空

 今日は重い腰を上げてドーム基礎の最終作業を行いました。円形のサイズはバッチリだったのですが、一部に水平でないところがありました。入口ドア付近のところ長さ2メートルほどが高さで1センチ近く下がっていたのです。アンカーリングを仮に置いてみた時に、ちょっと隙間が出来ることに気付いていましたので、モルタルを乗せようと思っていたのです。この部分のへこみは、そのままにしていても、ドームにとってはそれ程、問題にはならないようでしたが、浮いているのはやはり気分が良くありません。風だって入ってきます。それを今までそのままにしてきたのは、下がっているおかげで、降った雨がそちらに流れて、内部への水の侵入が大分押さえられていたためです。
 作業はそれ程難しくありません。モルタルを所定の位置に盛り上げておいて、アンカーリングを乗せ、ゴム槌で上から叩くという手法です。どうせ素人のやっつけ仕事ですからね。叩くとモルタルが液状化してはみ出してきます。コテで切り落とし、内側にはみ出したものは削り取って、リングをどかし、なでつけるという手法です。この部分の強度は押さえ込まれることに対して踏ん張ればよいので、これで充分です。
 モルタルは速乾性のものではなく、固まるまでに24時間かかるものにしました。何しろ素人ですから、どのような状態になるやも判らず、失敗してもやり直しがきくようにとの考えです。速乾1時間なんていうのも今はあるのですね。もしかして、接着剤なのでしょうか。
 ところで、望遠鏡の架台は関西のメーカーに頼んでいるのですが、今月中ぐらいには完成するような話になっています。そちらには問題がありません。しかし、架台に取り付けるモータードライブについては、その会社からこちらが良いという話で決めたものがあるのですが、少々考えるところがあります。そのモータードライブは、架台のメーカーで作っているものではなく、外注のものなのですが、他にも色々と商売をしています。その中でよさげなものを別途注文しました。それが遅れに遅れ、遅れついでに追加注文したらそれは安くすると言っていたにもかかわらず、完全にそのことを忘れているし、あげくに未だに領収書を寄越さないのです。物は最終的には届きましたし、まともなものであったのですが、信用ってものが置けなくなりました。幾ら品物が良くても、後のメンテが絶対にありますからねぇ。明日、架台のメーカーに連絡を入れる積もりになっています。
 勿論変更の希望の理由は、それだけではなく、使用する上でパソコンが絶対にいるという作りであることが一番引っかかっています。時間と暇があれば、自分の思い通りに、自分で作っている装置であるというのも考えの中に入ってきています。メカトロニクスで望遠鏡を動かすというのは最初の大学の頃からやっていることですからね。
 

秋の空


★★2007年09月27日(木)自動導入装置

 前回の決心の通り、その翌日、昼間に電話連絡を入れました。わたくしとしては、タイムリミットギリギリまで考えて、リミット一杯のところで連絡を入れたつもりです。変更はOKということで、安堵しました。更にその翌日、新しいモータードライブの見積もりが届いています。少しばかり機能に疑問の点がありましたので、直接モータードライブの会社に連絡を入れて、疑問点を解消しました。この変更で望遠鏡架台は当初選定していたモータードライブを使うことになります。そして、望遠鏡の架台としてこの機種の前に決めていたのが円安で値上げされてしまい見送った機種のモータードライブ、ジェミニと同じタイプとなることになります。つまりパソコン無しでの自動導入が可能となります。同時に、更に高度な動作をさせようという場合はパソコンを接続し、架台をコントロールすることが可能です。その為の機材は既に用意されています。
 望遠鏡として、目標の天体の導入を機械に任せるには、駆動装置だけで完結していることが大変重要です。逆に言えば駆動装置のコントローラーで、望遠鏡の架台の操作がすべて出来ることか理想です。その意味で、ビクセン社のスカイセンサーというコントローラーは先進の製品でした。これを大型の機械に使うのはいろいろな点で無理があるのですが、それでも頑張って工作した方はかなり居たであろうと思います。現在は当たり前となったgoto望遠鏡(自動導入望遠鏡)の走りとなる製品です。
 ところで、近年、天文普及と天文界の発展を第一の目的とするとして大上段に構えて、望遠鏡の架台を自動化するためのシステムを作ったとして雑誌に紹介された企画があり、その成果をPICマイコンに埋め込んでコントローラー作成用に提供しています。この計画の難点は、コントローラーにマニュアル操作を残してはいますが、制御をパソコンと特定のソフトに頼るという点です。自動導入にはパソコンが必要なのです。最初にこの企画を知ったときは、結構高く評価していたのですが、考えれば考えるほど、問題と無理に気付いてきます。パソコンでなければ出来ないことをやっているのかといえば、そうではありませんし、動作可能のソフトは2つしかありません。正直なところ、その2つのソフトはどちらも性に合いません。そして、そのROMを使用しているのが変更前のモータードライブなのです。
 最も最初に選定していた某国製の架台には自動導入装置が付属しています。その装置だけでかなりの天体カタログを内蔵し、精度もそこそこを達成していますし、アライメント機能や補正機能をも搭載しています。単体で手に入れようとするとかなり値段が張るのですが、コントローラーにそれだけの機能を詰めているのは、国内にはありません。更にThe Skyのようなメジャーなソフトを入れたパソコンとの共同作業も可能な端子を持っています。
 望遠鏡を使うときにパソコンを使わなければならないという事態は、次にパソコン画面を見なければならないという状況をつくります。暗順応した眼で見るパソコン画面は、とんでもなく明るいですから、皆さんはフィルターでも付けているのだと思いますが、キーはタッチメソットが出来ないと打てません。★秋津★は無理です。パソコンを真っ暗な中で使おうということが、どれほど難題になるか、やってみれば判ります。キーが見える明るさに照明してしまうと、せっかく暗順応した眼が明るさになれてきてしまいます。パソコンをぶら下げた望遠鏡は、望遠鏡として使うのに問題があります。そしてパソコンがないと性能を発揮できないのです。
 思うに、自動導入をうたいながらパソコンを必要としている製品は不完全品です。家電並みに単能であるべきです。勿論、決してパソコンとの連携を否定するわけではありません。The Skyを使うことも視野に入っていますし、最終的にはStargazerから制御することも出来るはずだと考えています。
 


★★2007年09月29日(土)記者殺害、力士殺害

 報道の再前線にいるカメラマンが射殺されてから、ミャンマーの軍事政権に対する圧力は形ばかりのものでしかありません。これが戦前の日本のやり方だったら、話は簡単です。陸軍は陸路ビルマ侵攻、海軍は海上封鎖主要港占拠、航空部隊は軍事拠点破壊、そして、占領政策、他国からの干渉、ぬかるみというパターンです。まあ、このような事件に限らず理屈づけは何としても、既に占領してしまっていて起こりようのない事件という考え方もあるでしょう。
 殺害されたであろう時間と、直前の満月の位置などを、過去の重要イベントと絡めると、宣戦布告や戦闘勃発のチャートと強い相関があります。これに対して憲法図や始源図とは関わりが薄目です。それをどう解釈するかはその時の気分で変わりますから、割愛しておきましょう。
 ミャンマー関連の方々には申し訳ありませんが、渡航制限のかかっているような場所ですので、覚悟の上のことであるはずです。しかし、ただでさえ後継者不足になっている相撲で起こったリンチ殺人事件は、覚悟の上のことであるはずはありません。辛くて逃げ出した力士が、連れ戻されて制裁を受け死亡というのは、暴力団のやり方です。日本では国技とされ税金からも支出されている相撲という組織が、暴力団と同じ事をやっているということが問題にならないはずはないでしょう。しかし、事件は6月の終わりで、大きく報道されたのが、なぜ9月も終わろうとする今なのでしょうか。ざっと見たところでは、あまりよく判りませんが、6月26日と9月27日の星の位置と、その間の動きを調べると、土星と海王星のオポジションに対して、土星側に近いところにいた金星は、事件後数日で土星を通過後、乙女まで行って逆行、6月26日の位置を超えて戻り、その後順行して再び土星と合になっています。海王星が絡んでいると、隠そうという事態ですが土星とオポで、最悪のタイミングでバレて来るというのが、最近の食品関連の事件です。勿論この場合も、関係者はそれがどうして悪いという態度であることに違いはありません。そこで殺された少年ですが出生日は判明していますので、それを見ると殺害時の火星は太陽とオポになっています。そして殺害前後の頃の土星金星がある辺りに出生の月がありますので、これを手がかりに出生時間の修正が出来そうです。また、事件はまだ終わっていません。この部屋だけの特例としてトカゲの尻尾切りをするにせよ、角界として体質改善の姿勢を見せるだけにするにせよ、誕生日が近づいています。誕生日に解決したり決着することは結構あります。高校を3年で中退して飛び込んだ相撲で殺されてしまった無念を思うと可哀想です。関係者の真摯な対応を望みます。
 


★★2007年09月30日(日)ツツジ狂い咲き