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    ★★2006年01月01日(日)オリオンの散光星雲
    ★★2006年01月03日(火)ペルセウス座二重星団
    ★★2006年01月05日(木)再メッキ
    ★★2006年01月10日(火)大犬座α星
    ★★2006年01月15日(日)部屋の模様替え その他
    ★★2006年01月16日(月)薄曇りでも強行
    ★★2006年01月21日(金)土星とプレセペ
    ★★2006年01月23日(月)新版予定
    ★★2006年01月29日(日)コリメーター

    ★★2006年02月15日(水)久しぶりの撮影
    ★★2007年02月23日(木)すばると火星2
    ★★2006年02月25日(土)再メッキの威力

    ★★2006年03月05日(日)大バグ
    ★★2007年03月06日(月)メシエ42
    ★★2007年03月17日(金)ミザールとアルコア

★★2006年01月01日(日)オリオンの散光星雲


★★2006年01月03日(火)ペルセウス座二重星団


★★2006年01月05日(木)再メッキ

 晴れると観測台に望遠鏡を用意し、シャッターを切っているのですが、一眼レフのシャッターショックは、かなり大きく写りに影響しています。特に月のクレーターや惑星を撮ろうとすると結構致命的です。ミラーアップ機能のない一眼では、バルブでシャッターを開けて、手製のシャッターを使い露出をするのですが、デジタル一眼では、もうちょっと手を考えないといけません。5秒ほどの露出時間を設定した上でタイマーをつかい、手製シャッターという手しか思い浮かびません。さもなくば、一眼でないデジタルカメラを使うという方法です。ピントも露出もカメラ任せです。結構まともに写ります。撮った結果を、その昔、フィルムで撮ったものと比較してみると、露出が1.5倍近くかかっていることと、やや焦点が甘くなっていることがハッキリしました。原因は明らかです。購入してから22年が経ち、保存には気を遣っていたとはいえアルミメッキが劣化しているのです。その種の情報では2~3年でアルミメッキの表面が劣化、表面にシリコンコートしてあると10年くらいは持つと言うことのようです。外して拡大鏡で眺めてみると洗浄しても取れなかった汚れは、汚れではなくメッキが痛んでいることが判ります。やはりこれは再メッキが必要です。

 手持ちの同メーカーの2台の鏡筒の取説をみると片方は「増反射処理」してあり、他方はそこがマジックで塗りつぶされています。今回、再メッキ決断となった物は塗りつぶしの方でした。年数からすると増反射処理してある方も再メッキが必要なのでしょうが、一度に発注すると、カメラのレンズしか残りませんから、後回しにしたいです。

 再メッキですが、メーカーに問い合わせたりWebや雑誌で料金を調べたところ、車庫の見積もりのように倍近い金額の差がありました。それだけでなく、期間についても1ヶ月から3ヶ月の幅があります。ちなみに一番高額なところが、一番、期間がかかりました。曰く「使わない時期を見計らって出してください」。時は金なりで、速いものに高い金を出す世の中だと思うのですが・・・。また、その料金以下で、鏡面の修正研磨までやるメーカーもあります。世界に名前をはせている鏡面研磨の名工のところのメッキ料金の倍以上高いということを、その高額メーカーは知っていて値段を付けているのでしょうかねぇ。まあ、良いものを作っているのは認めますし、欲しいものを作っていることも認めますが、性能重視のわたくしとしては、同じ値段であれば、名前やブランドより性能の良いモノへ流れますから、今回もその例に漏れず、某光学会社の関連に発注することにしました。

 ところで、残った方の対応ですが、再メッキの料金より新品を買った方が安いという不思議な状況があります。機械研磨の装置の性能が格段に上がり、そこそこの品物が安くできるようになったのは知っていましたが、ここまで来たかという感があります。鏡面が凄い精度のモノであればこの為に再メッキをすることは有意義なことですが、せいぜい1/4ラムダであればよいので、新品に交換かと。また、特殊な設計の光学系も、その研磨装置があれば、昔のような職人芸に頼らなくても、そこそこのものができてしまうのですから、良い時代になったのでしょう。

 色々と調べていたら、20センチか25センチくらいの反射鏡を磨いて、再び自作の道を歩むのも面白いかと思いました。そんなことを考えながら、月を撮った後、鏡筒を分解して、鏡を厳重に梱包して荷物に仕立てました。明日、発送します。

神酒の海付近


★★2006年01月10日(火)大犬座α星



★★2006年01月15日(日)部屋の模様替え その他

 部屋の模様替え

 毎年、正月に部屋の模様替えをしています。昨年は本棚を直線に並べて、いかにも本が並んでいるようにしました。これはこれで良いのですが、風通しがあまり良くなく、やや閉塞感があります。いつも作業をしている机には外からの光が入らず、昼間でも常に照明が必要でした。その点を何とかしようと、出来るだけ窓を潰さないように配置を考えて、動かしました。12本の本棚全部の移動です。今回は本棚だけの移動のはずだったのですが、その本棚の隙間に、他の荷物が大量に入り込んで物置状態になっています。実は、この物置状態の解消と、もう物置にさせないことが、裏の理由です。他にも建具の調整や、プリンターの配置がありますので、物置に使っている押し入れも整理が必要になりました。

 本棚に、庭仕事の道具や材料というのも許し難い事態です。車庫に荷物整理棚を作るのは、季候が良くなってからの大工仕事ですので、その時まで、地下倉庫に一時保管です。その為に、保管用の台を付けるという追加注文まで出てきます。昨日の夕方から始めたのですが、3時間くらいで、ボイド時間帯に入りましたので、本の移動を中止し、今朝早くから取りかかりました。一通り終わったのが17時ですから本日は10時間、総計13時間の作業ということになります。疲れるはずです。

 小口径短焦点反射改造計画

 作業の途中、水拭きぞうきんを洗っていると、荷物が到着しました。送り元はミザールという光学メーカーです。10センチの短焦点反射に使う斜鏡を注文していました。タカハシのMT-100という既に製造されていない機種ですが、これの直焦点で写真を撮ると、周辺減光がかなり強く、気に入りませんでした。周辺減光というのは、光軸から離れたところが暗くなってしまう現象で、その点の設計上の余裕がないものが原因であることが多いものです。周辺減光自体は、そうそう無くすことは出来ないのですが、この場合は、明らかに斜鏡が小さいが故の状況でした。しかし、これはメーカーがケチって小さな斜鏡にしたと言うことではありません。標準のものが付いていたのです。見るには充分です。しかし、これで写真をというと、足りないわけです。現在のよりも大きな斜鏡が欲しいと思っていたのです。そこで、色々調べてみると、ミザールという会社で部品を販売していることを知りました。そこに注文したわけです。ミザールという名前に記憶があったので、昔の雑誌やカタログを調べると、H-100という10センチの反射式赤道儀を販売した日野金属産業が前身でした。そこで使用していた商品の名称がミザールで、それを社名にしたということのようです。部品の販売は利益が出ないと聞いていますが、それを敢えてやる会社の姿勢に共感を覚えます。それはともかく、取り付け金具込みで注文した部品は、そのままリプレイスして取り付けることができました。この手の部品は、そうそう互換ということはないのですが、カタログの写真を見て、見当を付けた通りでした。

 MT-100の仕様変更は、これだけでなく、ピント合わせと、カメラ回転の問題を解決するために、ヘリコロイドピント合わせ装置を注文しています。斜鏡を大きくした効果が如何ほどかを調べようとしたのですが、今日は薄曇りでできませんから、いっそのこと、それらが到着してから、気合いを入れて調べることにします。それで、もう寝ることにしましょう。何しろ、今日は疲れました。

 追加

 これほど企業理念と業務に頑張っている会社があるのですが、雑誌を見ると、あるメーカーから連絡が来て、1年前に頼んだものが出来たのかと思っていたら、30年前に預けていたものが出来たという事を、まるで美談のように扱っていました。どうでしょうか。どんなに良いものを作るからと言って、そのような納品の仕方が通るのでしょうか。客もそれで喜んでいるというのは、よっぽど、他には出来ない代物なのでしょう。(表紙にまでしているのですが、どれだけのモノか判りかねます)。このような企業理念と趣味なのでしょう。まあ、それが悪いというわけではありません。少なくともわたくしが、そのM光器に問い合わせや注文をすることはないというだけのことです。


★★2006年01月16日(月)薄曇りでも強行

 朝、太陽にかなり立派なサンピラーが付いていました。これは氷の結晶が水平に滞留することから起こるそうなのですが、比較的良く目にする自然現象とはいえ、オレンジ色の太陽にオレンジ色の柱が立ち上っているのはなかなかの見物です。残念ながらカメラを持っていなかったので証拠写真がありません。

 で、日本付近では、雲というとほとんどが氷の結晶でできています。晩も薄曇りというか、薄い雲が次々と通過していくという、春霞に濃淡を付けた空です。しかし、星は見えていますので、交換した斜鏡の効果が速く知りたくて、望遠鏡を出してみました。結果は予定通りです。ピントを外した像が、画面周辺でもドーナツ型を保っています。それだけを確認するのでは、出した道具がたいそうでしたので、他にも撮ってみました。すると、寝ぼけた空で、良いことが1つありました。優良な光学系ですので、星が点像に近く、星の明るさと星の写りの直径を相関させるためには、露出に結構注意しないといけないのですが、この空では、明るい星はハローを伴い大きく広がっています。昔、Xレイと呼んでいた白黒フィルムの写りに近い状態になっています。星座の形を撮るには良いわけです。勿論、全体的に一様になっているわけではないので、実際は無理ですが、明るさを大きさで表現したい場合、この空の方が良いわけです。高度が低いと、円ではなく上下に伸びた楕円になるのですが、天頂付近ですので、大体丸くなって撮れました。

 新Stargazerですが、今少し、動作確認をしたいと思っています。それから、動作環境ですが、やはりWindows95は難しいようです。最近出るソフトのほとんどは動作をWindows98SE以降においているものがほとんどになってきています。動作するライブラリや積んでいるメモリ、クロック等の点で、Windows95の時代のマシンは、対応できなくなっていると言うことなのでしょう。コンピュータの10年は、猿人と真人の差くらいはありそうです。

すばるin薄曇り


★★2006年01月21日0(金)土星とプレセペ



★★2006年01月23日(月)新版予定

 新版Stargazer for Windows by Delphi 2006について。予定では既に公開しているはずなのですが、ホロスコープのプログラムで。メニューの部分の調整を、再度確認のために始めたら、ドツボにはまってしまいました。ここまで来たら、ちゃんとスジを通して、正当にショートカットを入れることができるようにプログラムを手直しするつもりになりました。内部的な処理をいじるだけで、バグ対策のみを予定していたのですが、どうも、許してもらえそうもありません。しかし、チェック体制を、どこかの国とは違って、機能するように組みましたので、これでバクの温床になることはないでしょう。Stargazer学習会には間に合わせるつもりでいます。今日は1重円を完成させ、3重円に取りかかっています。ではまた。


★★2006年01月29日(日)コリメーター

 10センチの単焦点反射にレデューサーを付けた470㎜の焦点距離では、それなりの拡大像ですから、広い範囲を撮りたいとなると、もっと短い焦点が必要になります。これには一般撮影をこなすカメラのレンズが良いわけです。また、月や惑星を拡大撮影しようとすると、遙かに長い焦点を必要とします。こちらには、今、再メッキに出している方が専属ですので、広い範囲を撮る方しか残っていません。それで、あらためて手持ちのレンズを調べるという道楽ができます。星用に手に入れた単焦点レンズは200、50、24という3本、一般撮影用はズームで18~70、18~200、55~200の3本が存在します。昔の常識で言えば、無条件でズームレンズより単焦点レンズの方が性能が良いのですが、撮影した像を調べると、その常識は通用しないことが判りました。勿論、写真レンズとしての性能評価ではなく、点像を如何に写せるかという、素人の実験です。古いニッコールの200㎜F4を5.6で使ったものと、今販売中のシグマの55~200㎜の200㎜F5.6は、軍配がシグマに上がります。歴然としています。像そのものの色収差や周辺減光についても、材料と設計の時代の違いでしょうか、フィルム勝負であれば、ここまで目立たないとは思います。ズームを24㎜にして撮ったものと、固定24㎜についても同じことが言えます。

 ここで、問題です。新しいレンズはオートフォーカスです。星相手にオートフォーカスが効くのは、太陽や月だけで、星野撮影にはマニュアルで無限大にしなければならないのです。これは至難の業です。ピントはきわめてシビアで、印を付けてそこに合わせれば良いと言うことにできません。その結果、マニュアルフォーカスのレンズに負けます。何しろ、無限大方向に回しきればピントが合うレンズと、触ってもピントが変わってしまう実に軽くて回りやすく、無限遠を超えてピントリングが回る最近のレンズを比べることなんてできません。。

 解決法は、無限大にピントを合わせる装置を作ることです。一般にコリメーターと呼ばれる、平行光線を作る装置が必要になります。これを注文したら、ちょっとした望遠鏡が買える請求書が来ます。何とか手持ちのジャンク品で済ませることができれば・・・。

 基本的な考え方は簡単です。望遠鏡の対物レンズの焦点位置に目標を付けて接眼側から照らし、カメラを対物側に付けてオートフォーカスを働かせると、ピントが合うという寸法です。がらくた入れをかき回すと、8センチF4の単焦点ガイド鏡がありました。試しに接眼側に豆球を入れ、カメラでピントを合わせようとすると、ちゃんと機能します。ピント位置の調整もちゃんとできます。後は、無限遠で合う位置を見つけてやればよいわけです。これは、去年の2月に鏡筒をライドグリーンに塗った代物で、かなり安く手に入れたものです。がらくたの接眼鏡にピントグラスと照明を付ければ、専用にしなくても良いのですから、うまい方法と言えるでしょう。 さて、Stargazer for Windows by Delphi 2006を限定発表しました。限定というのはいろいろな意味で使っていますが、機能制限しているわけではありません。インストールに今までより制限が付いているというのが主な理由です。何とか、学習会には間に合わせようと思っていて、作業をしていました。


★★2006年02月15日(水)久しぶりの撮影

 オート・フォーカスのレンズの無限遠ピントに見通しが立ち、試しに撮ってみようとして、だいぶ時間が経ちました。なかなか晴れないことと、晴れた時には体調を崩していたりと、不運な巡りが続いていたのですが、今日は晴れています。と言っても、満月過ぎの明るい空で、上空に氷の粒があるし、雲も多少あるという、良いコンディションではないのですが、試しなら充分です。結果は良い感じです。無限遠を簡単に出せるレンズということでマニュアル・フォーカスのレンズを物色し、手に入れているのですが、写りがいまいち満足できるものではありませんでした。ピシッと写らないのです。と言っても、オートフォーカスでピンぼけではどんな優秀なレンズでも不可です。調べてみれば、フイルム用として設計されたレンズでは、デジカメの受光部には細かさが足りないと言うことが判りました。つまり、銀塩の粒子より、CCDの方が細かいということです。とにかく、二重の意味で、古いレンズを漁るという楽しみ(?)がなくなりました。

20060215すばると火星

 さて、暫定公開したsgwd2006ですが、細かい表示のミスや、不具合がかなりの数、見つかっています。手元のメモに30カ所ほどが記録されています。不具合の大きなものについては、これも暫定の訂正を入れていますが、訂正総合版を用意する予定です。出生データ関係の操作&動作に不備・不満もあり、こちらについても訂正を入れます。この為、少々時間がかかると思います。


★★2007年02月23日(木)すばると火星2



★★2006年02月25日(土)再メッキの威力

 再メッキされた反射鏡でどれだけ変わるのかという事に興味津々でした。再メッキしたら剥離の際に鏡面が荒れるとか、再メッキでメッキの厚さが一様でないと等々言われていましたので、どんなものかと思っていました。フッ素系の薬品でもあるまいしアルミを溶かすもので、そうそうガラスがやられるわきゃあないし、光学メッキで何回か重ねるのですから、技術的にはある程度出来上がっているものだし、神経症だと。結果は、間抜けな心配をしていた奴らを笑うことになりました。モノコートの反射鏡を23年も放っておいたのが悪いのですが、石けんで洗ったときはどれだけ反射率が落ちているかなんて気がつきませんでした。その違いが、先年の12月23日に撮影したものと昨日撮影したものに出ました。あまりの差に開いた口がふさがりません。どれだけ性能が落ちていたのかと言うことでもあります。しかし、モノコートは数年経たずに性能が落ちると言われていた割には、良く持ったとほめても良いでしょう。こうなると、もう1本の10センチ反射の方もやっておきたくなりました。

メシエ42

 Stargazerの手元のメモに35カ所ほどに増えている不始末は、この20日以降増えていないので、何とか打ち止まったような感じです。と言うことで、もう少々別のお仕事が詰まっていますので、これで。


★★2006年03月05日(日)大バグ

 打ち止まったと言ってから見つかったバグは、最近稀なほどの大バグでした。出生データ入力の際に旧暦や元号表示を取り入れているのですが、元号表示の部分に許し難い違いが出ていることに気付きました。明治以降は問題ないのですが、江戸や室町に遡ると、どうもいけません。信長の時代ではとんでも無いことになっていました。まあ、そう気合いを入れずに手を抜いていた部分で、いつものようにちょこちょこっと治してと思ったら、ドツボでした。

 せっかく入れるのだから、大化から入れようとかと、かるーく考えていたのですが、ところがギッチョン、年表資料をほじくり出しても、良い資料が出てきません。必要なのは旧暦で使用していた大の月と小の月が判る資料です。最初に出てきたのは、年初の西暦日付の資料ですが、これでは1月29日までしか判りません。その上に、複数の資料が出てきて、西暦の書き方が、西暦の中の旧暦であるユリウス暦をグレゴリオ13世の改暦まで使っているものや、全てグレゴリオ暦になっているものもあります。そして、そのことが明らかにされていない資料がほとんどです。

 やっと探し出してきた詳しい資料を入力しないと使えません。とにかく入力に取りかかったら、時間がかかります。百年分で1時間近くかかります。入力ミスは許されません。そんなわけで645年から明治の改暦まで、なんと1週間もかかってしまいました。入力のチェックが終了し、今度は入力しデータの検証です。で、日付を出していると、おかしな事に気がつきます。そうです。データが矛盾しているのです。

 パソコンでユリウス通日に換算して扱いますから、千年やったって一日たりとも計算間違いなんかしません。それで、月の日数を加算していくと、表とあわないところが出てきます。1月と2月を間違えるくらいなんか、かわいい誤植です。1日ずれているというのが、一番困ります。次の年には正しい値に戻っているのですから、年初の日付を間違えたか、月の大小を二カ所入れ違えたかなのでしょう。しかし、どちらなのかも判りません。このような点は二次資料の怖いところです。それらの訂正と適正化に更に時間がかかり、本来の仕事が止まってしまいました。

 この作業で、大変勉強になったところが多々あるのですが、まあ、それは置いておくことにして、肩こりに苦しめられたことのないわたくしが、肩こりを起こしていて痛いんです。これも成果の一つでしょうか。


★★2007年03月06日(月)メシエ42



★★2007年03月17日(金)ミザールとアルコア