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★★2005年01月02日(金)オリオン座大星雲リベンジ
★★2005年01月03日(月)元旦からレンズを買ってしまった。
安くて高性能なシ*マのレンズに文句はありません。しかし、わたくしは普通の人ではありませんので、普通のものを撮るだけではありません。非常に厳しい環境での撮影が趣味の範囲に入っています。遠回しですね。星の写真です。距離は無限遠、明るいほどよいというレンズの指向がありますが、明るさは財布との相関ですから、距離について。
最近のオートフォーカスのレンズは、無限遠よりも回りますので、昔のように回しきることでピントが合うわけではなく、また、暗い星にオートフォーカスは対応してくれません。つまり、オートを切って、目でピントを合わせないといけないのです。これが難儀します。オートフォーカスのレンズのピントリングは羽のように軽いのです。触っただけで動いてしまいます。まして、周囲は氷点下、手袋無しでは凍傷になります。従って、慎重に合わせたつもりでも、ピンぼけ写真の続出です。
シ*マの名誉の為に書いておきますが、同時に買った50mmのF2.8マクロは、オートフォーカスでありながら、回しきると無限遠にピントが合います。レンズの性能も良く1:1まで撮影できる優れものです。もう一本の方のデジタルカメラ専用の望遠レンズがピント合わせに難儀しているのです。
その不満を垂れ流していると、友人M氏から、耳寄り情報が寄せられました。ニコンのマニュアルフォーカスの中古レンズ情報です。そして、元旦早々、情報を戴いた某中古品店へ出かけました。200mmF4といえば結構定番のもので、D70には35mm版300mm相当となります。車を走らせること1時間半、ありました。5250円のそのレンズは往復のガス代を払っても安いと思う代物です。絞りも軽く動きます。ピントリングがやや重いのはグリスが固まってきている為ですが、わたくしには何の問題もありません。固定してしまっても良いくらいです。
早速、試験ですが、実物を撮るのが一番です。元旦は雲が多くて駄目でしたが、2日は撮影が可能で、やってみました。皆さんが見るのはサイズを落としたものですが、元のヤツはピシッとピントが合い(当たり前なんですが)細部まで良く写っています。これで少し満足。
★★2005年01月04日(火)本棚移動と整理
昨日は、本箱6台を20センチ、3台を10センチ動かしました。ついでに中身の整理もと色気を出したのが、疲労の原因です。動かす為には、本を出して、重さを軽くしてからでないととても動きません。そのままバールか何かで、動かすことはできますが、下の床や畳がどうなるかは明らかです。そして、どうせ出した本、そのまま入れるのも、整理して入れるのも大した違いはないぞと考えたのです。
出した本を整理するには、背表紙が見える状態で並べる必要があります。並べていくと10畳の部屋がまるまる埋まりました。縁側の3畳分が無ければ、他の部屋にも出張しなければならなかったでしょう。これは後で考えれば当たり前です。高さ1.8メートル、幅90センチの本棚は、丁度一畳分です。それが9台あって、足の踏み場を空ければ10畳以上必要になる計算です。3台の動かさない本棚も動かすことにしていたら、廊下から台所まで使う事態になっていたかも知れません。
さて、移動自体はたいしたことはありません。本を下ろして軽くなった本棚は、それほど踏ん張らなくても動きます。下に轢く板を動かし、位置を定めて置きます。ここまで1時間もかかりませんでした。そして後は本を入れる・・・これに4時間かかりました。最後に近くなってきて、立ったり座ったりで腰に来てしばらく横になったりしましたが、何とか終わりました。
それで、気をつけていた腰は痛まないのですが、腕や腹筋、背筋がバリバリと筋肉痛です。でも、資料が直ぐ探せて実に良い環境になりました。また、増えることを考えて、余裕を持つようにしたので、本屋回りをしても大丈夫です。
そうこうする内に、出かけていた嫁様が、カメラバックを手に入れてきました。今までカメラ専用のバックというのを持ったことはありませんでした。で、整理して置くことと、出かけるときにオールインワンで持って出かけることができるように、よさげなのを見繕ってくれと頼んでいたのです。バックの類が好きな嫁様は、かなり悩んで選んできたものは、使いやすそうでした。これも本棚の中に入れてしまいました。
さて、それでは仕事始めです。頑張りましょう。
ふたご座
★★2005年01月06日(木)マックホルツ彗星
冬は晴れていても霞が掛かったような透明度の低い空が続いています。本州南岸の乾燥した状態とは状況が違い、上空の氷の粒が一掃されることはあまりありません。それでも都会の空と違い、星々は輝いています。このところ晴れていれば、玄関先に望遠鏡を出して、カメラのシャッターを押しています。
特に昨晩は冷え込み、モータードライブに支障が出ました。支障というのは温度に対して部品の性能が変化する現象が原因となっています。モーターを動かす為の発振器にCR発振という、抵抗とコンデンサを利用したものを使っているのですが、冷えると周波数が上がります。昨夜はコントローラーをいっぱいに絞っても必要な周波数を超えてしまい、減速スイッチを数秒おきに入れるという状態になってしまいました。水晶発振式にしなければならないと覚悟した晩でもあります。これからどのように改造しようか悩むことになります。やはり赤緯方向も動かせれば便利なのは当たり前です。その上、増減速の具合も変えられれば、こんな良いことはありません。なぜなら、もの皆全て、恒星時で動いているわけではありません。太陽はともかく、月や彗星は独自の動きがあります。いっそのことPICマイコンを使って、一から作ってしまおうなどと考えることもありますが、しばらく考えることにしましょう。
そんなこんなで、200mmを使ったのでは昴と彗星が一緒に入りませんので、ピント不要のもう1つのレンズ、50mmを付けて、6日に最接近する彗星を撮りました。
★★2005年01月09日(日)マックホルツ彗星2
今夜も冷えています。モータードライブの速度で冷え具合が判るという、大変すぐれた性能を持っている望遠鏡の駆動装置ですが、これを高精度運転する為には水晶発振子が必要です。その水晶ですが、以前、と言っても20年以上前の話ですが、秋葉原の電気街の店の1つで、必要なクロックのものを注文して作りました。今もやっているのでしょうかねぇ。おいそれと電気街襲撃はできませんので、この10年くらいは足を踏み込んでいません。最後に行ったときは自称宗教団体の店に入りかけて、怪しさに引っ返したという事件がありました。
それはともかく、時計キット等で手に入る周波数のものを流用することは事実上不可能です。マイコンチップを使ったとしても恒星時に合わせた運行をする為に、49.8634785Hzを必要としているのです。50Hzは容易に手に入ります。これでやると太陽の動きにフィットします。キットで 500円です。しかしこれでは役に立ちません。太陽の長時間露光なんてものはありませんからね。そこで、特注で作ってくれるところを探すことになります。必要な個数は1個です。ネットで検索すると、作ってくれるところもありますが最低5個以上なんて条件です。で。1個でもと言う会社が宮城県にありました。こちらは納期が1ヶ月程度かかるようです。しかし、他に選択肢は多くなくて、きっと週明けの火曜日に注文することになるでしょう。
それまでは、CR発振を騙しながら使うことになります。増減速が簡単にできるようにしておいて良かったと思います。昴の脇をかすめて去っていく彗星が、撮ってみると見事に緑っぽく取れています。と言うことで、もう寝る時間が過ぎてしまいました。
★★2005年01月13日(木)駆動装置再改良
結局、駆動装置の水晶は注文していません。しかし、往年の機能を取り戻す為に最大限の努力はしてみようと言う考えで、部品を注文しました。それらの通販の荷物が届いてきています。
赤経方向の恒星時運転ですが、太陽に合わせた駆動をするだけならば、パルス発生源として5百円で手に入るものが使えます。これを正確に恒星時に合わせようとすると、水晶が4千から5千円程度、発振回路として幾ばくかの部品が必要になります。5百円と5千円の差がどれだけかというと、6分間に1秒違います。つまり5百円では6分間に1秒だけ駆動を止めれば同じになると言う差です。これに対して、今までの露出時間は精々2分程度です。また、D70のCCDの画素の大きさが約0.008ミリで、200ミリのレンズを使用した場合の1画素分だけ天の赤道上で日周運動により動く時間は0.5秒になります。これから見ると、最も理想的な厳しい条件で精度を見ると200ミリの望遠レンズによるノータッチ撮影限界は3分であることが計算できます。実際の所は、レンズの性能によって、その倍以上、五倍?、の許容誤差がありますから、全く持って充分であることが判りました。勿論、どうしてもピッタリでないとと言うことになれば、水晶以外にも必要な部品がありますから、それらも一応注文しました。大した金額ではないし、改めて頼むのは送料の無駄になりますからね。
オリジナルの駆動装置は時計も付いていました。これは露出時間を見るのに便利です。写真の時刻記録は面倒だったのですが、デジタルではファイルにタイムスタンプが入りますから、ただ撮ればよいのが手軽です。しかし、30秒以上はバルブで開け放しになりますから、自分で時刻をカウントします。かなりいい加減です。闇の中で見える時計があれば解決です。
他にも赤緯の微動があります。これは正確な追尾をする際は必要です。なぜならば、重い機材を乗せると、たわんで曲がります。望遠鏡の方向が変わっていくとたわみも変わっていきます。それを修正しようとして微動装置を回すのですが、特に寒いときはグリスが固くなり力が必要になります。そして、その力で架台全体がたわみます。この量は馬鹿になりません。ですから、反射の直焦点を使いたい場合は必需品です。
と言うことで、製作に入りますが、取り付ける時計のユニットが届いたところで、問題が出ています。予定より大きい時計です。発注したケースに入りません。仕方ありませんので、買い物に出かける嫁様に百均に寄って良さ気なものを見繕って貰うことにしました。では、半田ごてとドリルを用意して工事開始です。
★★2005年01月16日(日)駆動装置完成
3日もかかってしまいました。望遠鏡の駆動装置です。メーカーのカタログを見ると恒星時で動かすだけの装置が4万円ほどで用意されているようですが、今回の改造というか再製作では1万五千円かかっています。複数の店に注文した為に、送料、代引き料は五千円以上になっています。東京に住んでいれば電車賃で済んでいる価格ですが、それがかかっても格段の値段の差です。
自作というのものの利点は、安く上がったり、既製品にないものができるというのが主ですが、今回の生産終了、補修も不可という品物に対する手でもあるわけです。
装置ですが、時計の内蔵はあっさりあきらめました。小さいものを作れないわけではありませんが、セグメントLEDとマイコンチップの結線をビニール線でやる気力はありませんし、何よりも小さく作るのは至難のことでしょう。出来合いのものを買ってきて照明を付けるだけにする方が、よっぼと簡単です。とりあえず、別箱に作って電源を供給してやるつもりです。こつらは手つかずです。
素人仕事の悲しさで、いざ出来上がり、配線チェックをすると・・・間違えています。今回は配線基板を除いて半田付け箇所は百カ所ほどありますが、その内2カ所で入れ違いをやっていました。また、パルス発振器のところでICの足番号を間違えているところが1カ所ありました。そして、それらを修正して、再確認。ドキドキしながら電源を入れると、ちゃんと動きます。しかし、ここで最大のミスが発覚しました。
ミス、それは一番大事な回転速度です。試しに動かしていると・・・遅い、この速さではない。増速は、2倍と4倍を選択するようにしているのですが、4倍速でも遅い。倍の8倍速でピッタリです。どこの計算を間違えていたのか、予定していた周波数を8倍にする必要があります。ステッピングモーターの駆動回路の特性を間違っていたのか、どこかの計算を間違えていたのか。何れにしても、素人仕事はちゃんと動けばOKです。分周回路の段数を変えてやれば、解決。出力リード線のLSIのピン位置を変えてやるだけのことで終了。
新しい装置は赤経方向だけでなく、赤緯方向もコントロールできます。いかにもその場の材料で作ったという前作、まあ、試作品という程度に比べて、商用製品の趣が出ています。本体とコントローラーを分離し、同じデザインのケースを使ったことが成功の秘訣でしょう。機能的には同じで、可変できる速度が幅広くなっています。
早いところ実戦に出したいのですが、今日は晴れ間はないですし、星が見える状態にならないようです。雪が降らないだけで御の字なのですが、新製品を使いたいものです。火星もイヤな位置から退きましたし・・・。
かに座プレセペ鬼宿中国名「積尸気」
★★2005年01月21日(金)望遠鏡駆動装置
★★2005年01月23日(日)駆動装置動作確認
望遠鏡の駆動装置をやっと試すことが出来ました。完成してから、天気が思わしくなく、なかなか確認できなかったのですが、今夜、やっと天気に恵まれて確認することができました。設計通りの性能を出しています。
ここで、改良点と言えば、赤緯方向のモーター速度の調整をボリュームでおこなっているのですが、気温が下がると、回しにくくなってしまいます、ロータリースイッチのような形にした方が良いでしょう。と言っても、撮影中にそれほどの速度の調整は必要ないはずです。また、コントローラーを常に持っていなくても良いのですから、三脚に引っかけて置くようにしようと思います。
満月前の月は大変明るく、まぶしく感じます。これでは星の撮影は難しいですから、来週末に期待しましょう。下弦近くで月が暗くなってきますからね。
★★2005年01月25日(火)M31アンドロメダ大星雲
★★2005年01月30日(日)予測
冥王星を火星がパスして、対応するような事件もありましたが、昨年末の大事件については何かあるという感じがしませんでした。火星が射手にイングレスと言うだけで、事件があっても不思議はないのですが、材料がこれだけでは判断がつきません。そこで、出生図の登場です。出生図の事件が発生するトリガーとなるのが経過ということなのですから、出生図で関係がなければ、事件があっても無関係というわけです。で、周辺国の独立は似たような時期になっています。これは当たり前で、大東和共栄圏構想に失敗した某国が戦争を続行できなくなってから独立したのですからね。例えばインドですが、憲法は1950年ですが、建国を1947年の8月15日とすると太水金土冥が獅子座にあり、時刻によっては月まで入ってきます。金土冥は経過の海王星、in水瓶とオポですから、ツナミと関わりが直接的に出ます。これだのチャートがあれば、ツナミだけでなく洪水というのも当然視野に入りますし、時期的な予測も可能性が出てきます。そうすると、歴史的に火事の場所である東京でも似たような手法が使えると言うことになりますね。
開発言語の訂正版が出たのですが、その中に問題となっている部分が治っていなくて、どうしようか悩んでいます。先ず、表には出ないことですが、メニューバーを使用しているもので、ウインドウ内にボタン等の部品を配置しているとその位置が、読み込む毎に変わってしまうというとんでも無いものがあります。これは、出生データ関連部分で出ていますが、メニューバーの使用を止めてしまえばよいので、それほど気にしてはいません。次に、ファイル選択のリストビューで、最初の選択反転状態が表示できないでいます。あろう事か、出生メンテナンスを呼び出すと、選択しているはずのもの、指定したものではなく、最初のものが反転状態になっているのです。プログラムをステップ単位で動かして確認しても、何も問題がないのに表示が出ないのです。今しばらくデバックを繰り返してみます。
おおいぬ座シリウスとM41
★★2005年01月31日(月)オリオン大星雲470mmF4.7
★★2005年02月03日(木)通販全開
望遠鏡駆動装置の出来映えとその精度は大変素晴らしく、470mmの焦点で使用しても、ノータッチガイドが出来ています。あまりによい結果なので満足なのですが、その分苦労しました。それは、望遠鏡の駆動装置のコントローラーを無くしていたことを、まあ後で何とかなるだろうと放っておいたらメーカーでサポート終了になっていたと言うのが、今回苦労した原因となっているわけです。何とかしようかと考えていたときに注文していたら、何とかなっていたことが判っています・・・。
そして、今度はそのまま見送っていたら無くなるぞという理由を付けて、カメラのレンズと望遠鏡の接眼鏡を注文してしまいました。
で、カメラのレンズですが、コシナという長野県にあるメーカーがあります。聞いたことがないと言う方がほとんどだと思いますが、レンズ材料のガラス材を作る技術を持つ国内でも3社しかないメーカーの1つです。メジャーではありませんし、値段も安いものがほとんどでしたが、短焦点のレンズは定評があります。特にマニュアルフォーカスの20、24、28mmのラインは値段も性能も素晴らしいものです。しかし、コシナはツィアスと組んで、最近人気のレンジファインダーのカメラに焦点を絞って製品ラインを変えてしまいました。メーカー在庫が払底している可能性もありますので、ダメ元で注文してみました。そこが駄目なら、在庫を持つ販売店があるらしいので、何としても手に入れようと思っています。何しろ1万円を切っています。ニコンのエンブレムが付いているものは5倍以上の値段になりますからね。
次に望遠鏡の接眼鏡ですが、こちらもアメリカ製望遠鏡の輸入が増えて、接眼鏡のサイズが一回り大きくなっています。差し込み部分のサイズが24.5mmから31.5mmにシフトしていることに気が付いたのは最近のことです。しかし、その部分のサイズ変更をするとなると、接眼鏡全体を買い直すということで、十万円位では済まない事態です。そこで、持っている接眼鏡のラインナップを調べると、高級な形式のものを1~2個買い足せば済みます。それであれば、それほどの出費にもならずに、現行の望遠鏡のシステムを維持できるわけです。
この春には一太郎花子の新版をと考えていたのですが、その分で他にソフトを2つ注文しました。MIFESと言うエディターの新版が出ましたので、それを。それから、ニコンのデジタルカメラで使っている無圧縮画像形式を操作できるニコンキャプチャーは既に届きました。そんなことを言っている内に、松下の訴訟の一審が報道されました。間抜けな裁判官ですねぇ。アイコンとボタンの区別も付かないような人なのでしょう。まあ、それはともかく松下は「真似した」と言われるくらい怪しいことで儲けているのに、こんなチープな内容の特許裁判ですから、呆れます。知り合いも働いているのですが、これで、我が家では松下を見切ることになるでしょう。元々、使っている松下の製品は少なくて、突然壊れたレッツノートミニくらいですし、その時の対応は良かったとは言え、信頼性が揺らいでいましたからね。ソニーと松下の代理戦争という見方もありますが、何れにしてもユーザーのことを考えていないメーカーということです。報道にも問題があります。一太郎を今使っているユーザーが使えなくなるような見出しを書いているところもあります。報道機関に節操が無くなっているのは、朝日とNHKの泥仕合でも判ることですが。
★★2005年02月04日(金)スバル470mmF4.7
★★2005年02月05日(土)レンズ4本同時到着
別々に注文した接眼鏡とカメラレンズが、同時に到着しました。宅配便のお姉さん、ありがとうございます。ただ、たばこ臭いのは勘弁してください。
3本の接眼鏡は望遠鏡の備品入れに空きを作って格納しました。天気が良くなり次第、拡大撮影用としてデビューです。カメラレンズもテスト撮影の後、カメラバックに入って出番待ちです。性能はOKなのですが、不思議なことに3本とも視野リングがピント面にないので、これが仕様なのかと思ってしまいました。視野リングを回して合わせれば良いのですが、ネジロックを使っているようなので、専用工具の製作が必要です。まあ、このままでも困らないので、このままにしましょう。
コシナのレンズの方は、テストの為に、ベランダから絞りを変えて何枚か撮ってみました。昔のレンズでは絞りを開放にするとピントが甘くなったり像が悪くなったりしたのですが、絞り開放から、かなりシャープに写っています。周辺で色収差が少し出ていますが、厳しいテスト条件ですから、許容範囲です。色の出も良いし、ピントもシャープに決まります。ピント外の像も柔らかに決まっていますから、いわゆるボケ具合も良い状態です。後は最も厳しい星像テストとゴーストテストです。このレンズ、24mmF2.8ですが、35mm版換算36mmの広角レンズとして使えます。大きめの星座を撮影するには一番使いやすい焦点距離です。コシナの短焦点レンズは28mm、24mm、20mmの3本がありましたが、良い性能を出しているのでしょう。うわさでは20mmは製品差があると言うことなので24mmの一本に絞って購入しましたが、今のところ、一般撮影に使える優れものという評価をしています。
これで、200mmと24mmのマニュアルフォーカスのレンズが手に入って、後は天候次第です。しかし、反射望遠鏡の直焦点に取り付けて撮影するという選択肢では、再びピントの問題が出てきました。月の場合はピントの判断をカメラが出来るのですが、星野では暗いので、その機能は使えません。一度合えばそれで使えるのですが、やはり合わせづらいところがあります。更に眼鏡が合わなくなってきているのも問題です。
さて、Stargazerの出生データ関連ですが、やはり何をやっても駄目で、内部的にプロテクトされているものを使えるようにしてもまともに動作しません。仕方ありませんので、この部分だけ作り直しです。大体できたのですが、以前の機能より下げるわけにはいきませんから、その部分の実装を進めています。
★★2005年02月06日(日)出生選択
この週末は、なんだかんだ言ってかなりの雪が降っています。で、気が付けば、屋根から落ちた雪のたまり具合が、どう見ても大雪と騒いでいた去年より明らかに高くなっています。去年のように集中して降っていないだけで、トータルでは多いと言う怖ろしい現実があります。立春を過ぎて、気温が上がってくるのを心待ちにしています。そう遅くない時間に北斗が立ち上がり、獅子座も駆け上がります。春の空です。しかし、昨日も今日も明け方の晴天を期待して早起きしたのですが、空振りでした。未だ寝る時間ではないのですが、もう眠くて、まぶたが下がってきています。
新着の部品を早く使いたくてうずうずしているのですが、考えてみると、デジカメの映像素子とレンズが良い為に、フィルムで撮ると明るい星がにじんで大きくなり、明るさを面積で強調できたのが、その効果を充分には期待できなくなっています。クロススクリーンやスノークロスを付けて撮りたい感じですが、反射の直焦点の像を見ると、スノークロスを付けたときの6本の光線が入っています。これは斜鏡を支える為のステーが3本はっている為です。光路内に余計なものが入っているというので、これを嫌って屈折に戻る人もいるくらいです。好みの問題ですが。
Stargazerの出生選択関連の概要はできていると書きましたが、WindowsMeでの、インプットボックスの文字化けはどうしようもないというか、未だに手を打てないでいます。ファイル名変更や新規作成で必要になっているのですが、なんとも。
その他の表示関係で、画面の大きさの記録を取るようにしました。画面位置の記録と画面内のレイアウトもついでに記録しようと考えています。ファイルのソート関係も、ボタン操作でできるようにしています。さて、布団に潜り込む前に倒れ伏すと言うことはなくなりましたが、布団まで行くまで起きているでしょうか。お休みなさい。
★★2005年02月11日(金)ジュピター
★★2005年02月12日(土)薄野稲荷
★★2005年02月16日(水)明け方の北斗
★★2005年02月20日(日)また通販だっ
口径10センチ、焦点距離600ミリ反射望遠鏡に焦点短縮収差補正レンズ(レデューサー)を付けると焦点距離が470ミリになります。35ミリ版カメラで700ミリ相当の望遠レンズと言うことになります。これを使って撮ると、その昔、200ミリくらいの望遠で一生懸命に撮って、小さく写っていたものが、かなり大きく写ります。これは大変嬉しいのですが、問題も出てきます。200ミリくらいでは、望遠とはいえカンで方向を向けても大抵ちゃんと入っていて撮ることができます。まして、望遠鏡の低倍率であれば、ファインダーに頼らなくてもチョッと接眼鏡に入ってくるくらいに方向については慣れているのです。
しかし、これほどの長い焦点距離で対象を真ん中に入れたいとなると、いささか苦労します。いささか、というのはリップサービスで、実はかなりの困難な作業です。望遠鏡を使い眼視で見る場合は、ファインダーで見えるものはそれで導入しますが、見えないとなると星図を頼りに見当で合わせたり、目盛環を使って判っているところから差分を動かします。最近の高性能望遠鏡は、コントローラーに指示すると、目標の位置を入れてくれるそうですから、このような苦労はしないし、自分が何処を見ているのかも判らないのでしょう。それはさておき、この用途では星図も書店で手にはいるようなものでは力不足で、昔、丸善で手配して手に入れたベクバル星図を出してきて使っています。
さて、カメラを通すと、より暗くなるし、見えないものはどうしようもありません。そこで、望遠鏡本体に付属の方のファインダーを、より暗いものが見える大きめのもので正立像のものに交換することで、そちらを見ながら視野導入を楽にしようというのが1つの方法です。さらに、ファインダーで足らないようであれば、ガイド鏡に更に拡大の役目を務めさせればよいのです。言ってみれば、ガンマンが手のカンで撃っていたのを、ライフルでは照準鏡を使うというようにする必要があるのです。
で、リサーチです。望遠鏡メーカー各社、意外と正立ファインダーを出していません。それに、ファインダーの中の十字線は、空が暗いところでは見えないのです。ですから、視野を明るくするか、十字線を照らすかという照明装置が要ります。お金が湯水のようにあれば、高いものでも特注でも何でもありですが、財布と相談というのは大変厳しいものです。スペックとしては口径5センチ、7倍程度という、夜間双眼鏡のようなものが適当なのです。無ければ、最悪、完全自作か、安物の双眼鏡をバラして付けるかと覚悟したのですが、とにかく候補が出てきましたので、我が家の財政省担当官にスリスリして、拝み倒してしまいました。ご許可を頂いて、昨日メールしたのですが、返事が未だです。休み明けですかねぇ。
次にガイド鏡ですが、現在これが口径65ミリで焦点距離が1メートルあり、暗い、長い、重いの三拍子がそろっています。昔であればこれを載せているだけで、土星の輪が見えますと威張っていられたでしょうが、今となっては。しかし、作りはよいです。何度も倒す、落とすをしているのに壊れません。こちらも最近の短焦点型にかえることができれば、明るい、短い、軽いの良しとなります。ただ、新品の高性能品を用意できる財布の中身はありませんから、中古やアウトレット探しです。また、このレンズで撮影するわけではありませんから、ある程度の品物でよいのです。これらの検索にインターネットでだいぶ環境ができてきましたね。で、こちらはよさげなものを見つけ既に手配しました。お小遣いの範疇での出費です。早晩付くでしょう。その品物、わざわざノンコートのレンズです。いくらでもないコート代をケチって作ったのではない、ポリシーがあってのことという事情があったそうですが、まあ、とにかくそれが一番安かったのです。昔、安物の色消しレンズに1面だけコーティングしてコート有りで売っているのを見たことがありますが、全部の面にコートしているのは、フル・コートと呼んでいて、詐欺ちゃうのかと思ったことがあります。ところで、その製品、某メーカーの流れ者なのですが、ファインダーやまともな接眼部が付いていて、それに使われているフルコートのレンズ新品単価より安いという事実が・・・。
ところで、屈折望遠鏡でも反射望遠鏡でも、上下左右逆ですから、天地をひっくり返せばよいのですが、屈折望遠鏡の場合、天頂付近を見るのに天頂プリズムというものを使います。標準付属品として付いてくるものの1つですが、良く考えれば、これは左右を更に反対にする働きをします。つまり、上下だけ反転しているという鏡の世界になるのです。ビジュアル系に強い人であれば、すぐ違和感を憶えることだと思いますが、あまり問題視されることがない不思議な望遠鏡の機能です。
★★2005年02月22日(火)氷点下14℃
★★2005年02月24日(木)注文品到着
頼んだ品物が全て届きました。望遠鏡に搭載する形をある程度定めて、先ず、口径8センチの方は、高倍率テストを行いました。これはレンズの状況を検査する為で、焦点付近の結像状態からレンズの精度や色消しの状況を見ます。F5という厳しい短焦点のアクロマートレンズですので、七色の中の2色について補正するだけでは、当然ですが色がにじみます。その具合は惑星観望や高難度二重星を攻略するには足りませんが、今回の目的のガイド確認用としてはおつりが来ます。それどころか、この程度のにじみ具合は、もしかすると直焦点で明るい星がそこそこにボケて良い星野写真ができるかも知れません。着いたときに確認したのですが、そのままカメラアダプターが付くので撮影が直ぐできます。この品物は当たりでした。
そもそも、口径のミリ数の半分が、口径による回折分解能と肉眼の分解能の等しくなる倍率になりますから、口径8センチ=80ミリメートルは40倍が良いところで、それ以上の倍率だと、ぼやけた像が広がるだけと言うことになります。反対に、倍率を落としてやると、レンズに入った光が、目からこぼれてしまいますから、暗いところの瞳径、約7ミリ以上にしないようにする為に、口径ミリ数を7で割った値を最低倍率とします。これが、口径を無駄にしない倍率です。そうすると、口径6センチの望遠鏡では最低8~9倍から30倍が実用倍率となります。8センチであれば、11倍から40倍です。望遠鏡のカタログの中には、ウン百倍などと書いてあるのが、未だにありますが、なかなか捕まえられない詐欺です。
続いて、正立ファインダーですが、こちらもピントや方向のセットが終わってその気でのぞくと、気持ちの良い星像です。試しに外した正規のファインダーを後ろに付けて覗くと、星像がきれいです。その上、暗視野照明装置で浮き上がる十字線も気に入りました。最近のメイドイン某国のプラスチック製品にない仕上がりです。難点を言えばやや重いことですが、軽量化すると違う問題が出てきます。それはさておき、10センチの反射直焦点のD70のファインダーで見えないものが、当然この正立ファインダーでは、はっきりと見えます。つまり、反射直焦点のD70とこの正立ファインダーで2眼レフ、あるいはレンジファインダーカメラとして使うことができるようになったのです。今まで正立ファインダーを使ったことがなかったのですが、ここまで気持ちの良いものだとは思いませんでした。見えるのと反対に動かすというのが身に染みついているのですが、あっという間に忘れそうです。
ということで、撮りたいものが目白押しなのですが、今日は満月です。月光だけで地上の撮影ができるくらいです。昨日は低気圧の通過で、大荒れということでしたが、30センチも降っていません。夜になったら月が煌々と照っていました。安心して、朝起きたら、除雪車の除けた雪が高くなっていました。我が家の前だけであったら、即刻苦情電話したのですが、近隣は除雪車が除雪したと言うよりは、通ったという状態でしたので、仕方なくどかして端に積み上げました。今年の雪は、豪雪で大騒ぎした去年を上回っているのは確かで、多分自治体の除雪予算は大赤字の状態でしょう。春が待ち遠しいこのごろです。
★★2005年02月26日(土)ASCに火星
望遠鏡の架台にとりあえず付けてみたという状態ですから、当初から問題点がありました。先ず、ガイド確認用の口径8センチは、搭載物を拡張する為のプレートにカメラ雲台を付けて載せたのですが、プレートと雲台の接続がカメラ用のネジで決定的に強度不足です。鏡筒にはカメラネジを切った取り付け用金具が付いていますが、このままは使えませんし、方向をある程度かえることができなければ役に立ちませんから、直付けにもできません。そこで、手持ちの部品の中にガイドマントがありますから、これに取り付けできるように金具を作りました。厚さ5ミリのアルミ材を、何かで使うかと思って買っておいたのが役に立ちました。この程度の厚さは金切りノコやドリルで容易に扱えます。ノギスで採寸して、ものの30分とかかりませんでした。仕上げはヤスリで手を切らないように。
これで工作は終了の予定だったのですが、この8センチの鏡筒の色が白塗装で、実は面白くありません。とはいっても、昔はそんなことより性能重視で、どうでも良いことだったのですが、気になったので嫁様に真っ赤やダイダイにしようかと言ったら却下されてしまいました。昔から望遠鏡は黒縁の白となっていて、白黒のパトカー或いは葬式だと思っていました。で、購入したときのT社製反射の鏡筒色は、大変気に入っていたものです。で、目の前の白いヤツを見ていると、筆とライトグリーンのペンキを握っていました。ファインダーも餌食です。レンズを外して、一応マスキングテープを貼り、塗ってからストーブの前に置きました。程なく乾いたので、組み立て直し、玄関で様子を見ました。微妙に色が違いますが、こんなものでしょう。後で気付いたことですが屋根の色と一緒というのも何なんでしょうねぇ。屋根はわたくしの決断ではないのですが・・・。
ASCに火星がやってきています。本でも読んで静かにしていましょう。
本日機械工&塗装屋
★★2005年03月02日(水)
獅子座★★2005年03月05日(土)おおいぬ座M41
★★2005年03月06日(日)ピント問題続投
火星-土星のオポというと少々きな臭い事件と想像してしまいます。そんなことを思いながら、今日のチャートと自分の出生を重ねて見ていたら、あれっ?、アセンがちゃうぞ。出生地と進行の計算地が現住所で、経過が東京になっている。まさかぁっ、バグかぁっ。一瞬、血が下がりかけましたが、下がりきる前に、直前に経過地を東京にしていたので現住所に直したのを、きっと間違えていたのだと気づき、確認すると、やはり出生地を変更していました。危ない危ない。火星-土星のオポの効果とは言えませんねぇ。せいぜい明日の朝まで続くボイドの効果でしょうか。
今日は朝から大掃除をしました。特に自分の部屋は望遠鏡関係の備品や工作途中の部品の類が散らかり、収拾がつかないほどの状況でした。作業効率も下がるし、工作精度も下がります。そこで、押し入れの中に作った整理棚から整理を始め、物品を製品・半製品・部品に分け、コンピュータ関係と星関係でそれぞれ格納しました。この他に工具と工作用部品を整理したら、もうお昼でした。勢いがついたので午後は家中の大掃除と相成りました。掃除機をかけるだけでも全てやろうとすると1時間はかかります。3時頃に風呂を追い炊きにセットしてから、玄関のタタキを磨き上げる作業に入りました。外は雪なのですが、車庫は火山灰で歩くと靴に付いてきます。また滑り止めにも火山灰が使われています。これが潰されて粘土のような状態になり、靴の裏に挟まってきて、玄関にこびりつきます。タイル張りの玄関が、大変汚く見えて、嫁様がいやがりますので、これを除去しようとすると、これが大変しつこい。水を流してデッキブラシで擦りたくなるのですが、排水の設備をしていませんから、そんなことをするとスケートリンクを作ることになります。なおすことがあれば改良点として上がっていますが、計画はありません。玄関なんてそうそう壊れませんからねぇ。後は、こすり取って磨くしかありません。これが仕上がる頃に下着は汗でべっとりとなり、風呂が沸いたぞコールと共に風呂に飛び込むことができます。
夕飯の後、整理された部屋で、今最大の課題となっている、望遠鏡の直焦点撮影のピント問題を考えました。もうボイド中になるのですが、しばらく懸案になっていて、既に日常茶飯事となっていますから、それほど気にすることはありません。
厳密にピントを合わせる方法は、現時点で2つあります。一眼レフのスクリーンを拡大してピントを合わせる方法と、フランジバックを合わせたピント確認用装置を使うという2つです。
既に前者についてはマグニファイヤーを使用して合わせようとしているのですが、スクリーンの表示に合わせればピントが出るというわけではないので、もっと高倍率のものを使いピント位置を正確にわかっている必要があります。この点は、カメラの視度調整と、人間の目の調節能力の問題があって、ここで合わせればOKというものにならないのは明らかです。スクリーンの表示とピント位置が違うというのは、N社としてもどうしようもないことなのでしょう。見た目ではほとんど判らないことですし、反射直焦点による点光源撮影という怖ろしい使い方をしないと判らないことなのかも知れません。その上に、パソコンを2時間使って疲れた眼と、朝気持ちよく起きたときの眼では、視力が、つまりピント位置が違うのです。
後者については、更にその方式に3つほどあるのですが、決定打にはなりそうもありません。というのは、ピント位置の精度が0.01mm位の範囲で合っていないと駄目なようなのです。合った位置でネジを締めておけばと思う方もいるでしょうが、反射鏡が青板で温度に敏感です。温度によって焦点位置が微妙に動くのです。氷点下15度の日と氷点下5度では違いますし、気温は変化します。その都度、確認したいのですが、いちいち外してやりたい人がいるでしょうか。
Fの明るい光学系であればD70には合焦確認のサインが出るので、月ではこれを使うことができるのですが、その他の場合は無理です。このピントのように難しい問題がある為に、機材にどれだけつぎ込んだとしても、結局は本人の努力と研鑽が無ければ、良い成果を出すことができない分野です。逆に言えば、努力が通じる分野です。大人になって金に飽かせて高価な機材を用意できるようになっても、できない人にはできない。高い買い物をして押し入れの肥やしにしている人が、一杯いる原因でもあります。我が家でも粗大ゴミと化しかけていたのですが、まあ、息を吹き返したので勘弁して貰いましょう。
しっかしなかなか合いませんねぇ。ピントが。
★★2005年03月13日(日)オリオン座大星雲
★★2005年03月21日(月)天文台
星が出てくると、望遠鏡を出しているのですが、玄関からの出入りに気をつかいます。広いとはいえ、開口の間口は90センチです。フルセットで出し入れするには無理があります。毎回三脚の足をぶつけることになります。重さも持てない重さではありませんが、充分に重いです。そこで、2分割して運ぶことになります。そして電源コードを10メートル弱、引き回してセット、赤道儀は、ピシッと地球回転軸に合わせないと、無駄に使いづらいものです。しかし、毎回同じ場所に置いていると、三脚を同じ位置に置いただけで、もう既に合っているという状態になります。これはおいしい出来事です。そんなことがあると、動かさないで済む望遠鏡が段々と欲しくなってきます。
天文ドームという考えはあまり無いのですが、天文台くらいは欲しいと思います。えっ?言葉が間違っていないかって?
いいえ、欲しいのは望遠鏡を置く台です。天文台でしょう(望遠鏡台ともいう)。屋根が付いていればそれに越したことはないし、何よりも鏡筒の温度が安定する時間を取らなくても良いという決定的な理由があります。犬小屋みたいなものでも良いのですが、少々高さを取れれば言うこと無しです。
ちょっとしたことでも不便に思うようになり、改良するということの繰り返しがおこなわれます。これが良くなる主要因でもあります。しかし、何でも便利、省手間という方向で行くと、暖かい居間から遠隔制御、ひいては望遠鏡は山奥に建てて、インターネットや無線でドームの開け閉めまでということになるでしょう。そこまで行ったら、何の楽しみだか判らないような気がしますが、極めると別の道も見えてくるかも知れません。
さて、今夜は、薄曇りで月と木星がぼんやりと見えます。夕方から降っていた雨も止んだようです。これでは眼視で見るのも駄目ですから、天文台の位置やラフな構造を考えながら、もう寝ることにしましょう。