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    ★★2004年10月03日(日)ニシキギ
    ★★2004年10月06日(水)野球、満月、レンズ
    ★★2004年10月11日(月)紅葉
    ★★2004年10月14日(木)部分日食
    ★★2004年10月15日(金)今年の紅葉
    ★★2004年10月16日(土)玄関から天の川
    ★★2004年10月21日(木)手持ち撮影
    ★★2004年10月22日(土)
    ★★2004年10月24日(日)レンズ、菊
    ★★2004年10月25日(月)
    ★★2004年10月31日(日)自分探し

    ★★2004年11月01日(月)雪待ちの雨
    ★★2004年11月04日(木)エコノパワー、ヤグラゴケ
    ★★2004年11月07日(日)スーパー、ハチ君今年の仕事が終了間近
    ★★2004年11月08日(月)カメラ、SGそしてマウス?
    ★★2004年11月09日(火)カメラ・屋根
    ★★2004年11月10日(水)もう一息、木枯らしに耐えます
    ★★2004年11月13日(土)来年も頑張るぞ
    ★★2004年11月18日(木)トランジット
    ★★2004年11月19日(金)半月の明暗境界線
    ★★2004年11月20日(土)明暗境界線は朝、一ヶ月に一度の朝
    ★★2004年11月21日(日)ピント、スキー、10相の月面南部
    ★★2004年11月22日(月)すばる星団200mmF5.6、30sec
    ★★2004年11月30日(火)電子部品・CD発注、来年きれいに咲いてくれよ

    ★★2004年12月02日(木)ネタ発見、冠雪
    ★★2004年12月04日(土)今日は雨
    ★★2004年12月05日(日)雑感
    ★★2004年12月06日(月)降ってくれちゃいました夜明け前
    ★★2004年12月09日(木)やっぱり冬はオリオンでしょう
    ★★2004年12月12日(日)ペルセウス座二重星団
    ★★2004年12月13日(月)マイナスイオン
    ★★2004年12月15日(水)ヒアデス星団
    ★★2004年12月18日(土)新バージョン進行中
    ★★2004年12月19日(日)かなり四苦八苦
    ★★2004年12月20日(月)9.0公開
    ★★2004年12月24日(金)オリオン座大星雲
    ★★2004年12月26日(日)流星群
    ★★2004年12月28日(火)経験値アップ
    ★★2004年12月30日(木)オリオン中心部

★★2004年10月03日(日)ニシキギ


★★2004年10月06日(水)野球、満月、レンズ

 野球でなんだかんだと話が続いていますが、間抜けなことだと思います。12球団中、自力で経営できないのが10球団で、良く今までやって来ていますね。それに、ある意味では面白いことに、合併して生き延びようとしている2球団を売り出すという、資本主義的常套手段を、何故かやらず(やりたくなくて)、その経営の行き詰まった球団を合併させて、新規参入を1つ許すという妙なことを平気でやる。だから、日本の野球が面白くないのです。少なくともファンがどう思うかぐらいは判りそうなものでしょう。そもそも球場に入場料を払って来てくれるファンがお客さんなのに、お客は後回しです。私がお客だったら発狂していまっせ。これでは、これからも野球に期待が持てませんね。
 それに対して、大リーグの面白いこと。イチローの打順になると、ナンバーの入った特別なボールにして、記録を喜ぶ気持ちと体制があります。ファンも黙っちゃいません。ファンも楽しむことにプロですね。ここら当たりがベースボールと野球の違うところでしょう。
 満月はとおに過ぎて、下弦の月になってしまいました。しかし、話は満月です。満月は撮影対象としては明るくて撮りやすいのですが、陰影があまり無くて面白い対象ではありません。それに満月の時期では、その他の星野の撮影もよろしくありません。残るのは、惑星や二重星といった倍率をかける分野でしょう。
 満月の明るさは、それはすごいものです。月面を拡大して露出を見ると、それが判ります。何しろ昼間の明るさと同じです。これは良く考えれば当たり前で、月面に太陽の光が当たって、こちらに見えているのですから、その明るさは地球の昼間と同じ程度になります。昼間はASA100の感度、絞りF11で1/125のシャッターが切れます。口径10センチの望遠鏡で焦点距離を220センチにしてやると直径が2センチ程度の月の像が出来ます。F22ですから、F11の4倍1/30のシャッターで、撮ることができます。ところが、これが半月になると、月の明るい部分が半分になる上に、明るさそのものも暗くなってしまいます。露出は4倍必要になります。ですから、先ほどの例で拡大していると半月では1/8のシャッターを切ることになります。
 月の明るさということでいうと、満月に対して半月は輝度そのものが1/4になった上に、見かけの広がりも半分になります。つまり満月は半月の8倍も明るい存在なのです。それでも新聞を読める明るさではないのですが、夜間に行動するのにあまり不自由をしない程度のものがあります。とはいえ、星屋さんの多くは、満月付近で開店休業となります。
 レンズ欲しい病は、色々と錯綜したのですが、未だ買い込んでいません。当初予定は単焦点の明るい望遠レンズだったのですが、旧機種のほとんどでは、受光装置の反射が大きいことによるデジカメ故のゴーストが出るようです。オークションにまで手を出そうとしたのですが、レンズの性能検査のような点光源の撮影ですから、中古に手を出すのもちょっと待てよという状態です。夕方ちょっと暗くなると、シャッターが遅くなってしまうので、F3.5ではもう駄目です。2.8でもちょっと。星は・・・写るぞというだけのことです。そうなると50ミリの標準レンズの明るいのしかないと思っていたら、さすが一眼レフデジカメ時代の到来ですね。ちゃんと小さな受光装置に合わせた、短焦点の明るいレンズが発売されています。きっとそれを買うのではないかと思います。しかし、ニコン製は高いですねぇ。下手に安いものはサードパーティの方が良い品を出していたりします。じっと財布の中を見てしまいます。


★★2004年10月11日(月)紅葉

 気温が徐々に下がっていき、それと共に紅葉前線が下がってきています。山の上から下へ、そして北から南へ。ところが今年は台風のために、紅葉で楽しめるはずの葉がかなり痛んでいます。果実の落下や果樹の破損倒木で大変な被害を出した方々に比べれば、金銭的な被害はないのですから、それほど文句を付けるのは心退けるのですが、目の前にそれを見ると、ブツブツと出てしまいます。桜の葉が一番ひどく、木によっては既にほとんど落葉しています。紅葉の主役の1つであるカエデも、葉の周辺に茶変して枯れた部分が多くあります。とくに吹き返しの風が当たった側の痛みは葉面積の半分以上を茶変させています。寄せ植えの場所でも吹き返し側の木が痛んでいます。夏の気温がだいぶ高かったので、期待していたのですが、台風でやられるとは思いませんでした。

紅葉の始まり


 前の前になりますが、満月で始めた新内閣、何かパッとしませんね。やはり満月ではじめるというのは、頂点からはじめるということであり、出来上がったものを守るのには良いのでしょうが、新しいことをはじめるには良くないのでしょう。郵政民営化というものの落としどころも見えてきた感じです。そうなると目玉がそれしかない首相は、遂に勢いを無くすということになるのでしょうか。他に候補がいないということで長期化した政権も、そろそろ替わりが出てきたようです。突然に終わる内閣もあり得ます。
 ところで、イデオロギーの対立の時代が終わり、次に来るものはというと、どうも文明論的対立が表に出てきているようです。イデオロギーの対立は、それこそ世代が違えば中身が違ってきてしまうような、言ってみれば調整の可能な対立だと言えます。しかし、文化・文明の対立というのは、調整の難しい、より根深い部分での対立といえましょう。大まかな押さえとして、キリスト教的文化圏とイスラム教文化圏の対立が今テロという形で見えていますが、それぞれの文化圏が一枚板というわけではなく、複雑な構造を有している為に、単純な判断が出来ません。民族と宗教の問題であり、それらを明確に定義するのが難しいということにそれが出ています。
 宗教分類でも、3大宗教に入れてもらえないユダヤ教やヒンズー教、その他民族固有の宗教が力をもたず、世界に影響がないということはないわけです。もし、何か戦闘的な教義を持ち、それを実行するのであれば、この世界には実にたくさんの武器があります。武器として作られたものでないものでも武器になります。カミカゼを国是としてやった国もありましたし、民族の分類も簡単にはいきません。
 色々とアンテナを張って世界に対処していかなければ、アメリカの五十何番目かの州をやっているだけで、アメリカの凋落と共に真っ先に沈むことになりかねません。国の指導者には世界を見通す目と優秀なプレーンが必要でしょう。靖国行く行かんでコチョコチョしているようではねぇ。


★★2004年10月14日(木)部分日食



★★2004年10月15日(金)今年の紅葉



★★2004年10月16日(土)玄関から天の川

 玄関から外に出て、30秒ほどで目が慣れて天の川を見ることができます。1億年や2億年では変わらない光景です。これをカメラで撮ればそのまま立派なものになるのですが、問題があります。敵は日周運動で、天が一日一回廻っているというヤツです。この回転に合わせてカメラを動かしてやれば回転する地球に対して静止状態となるカメラになります。次に、長い時間、シャッターを開けていると、フィルムの場合は感度がどんどん落ちていきますし、デジタルカメラではノイズが増えてきます。特にデジタルカメラでは露出の許容度がフィルムより大変狭くなっています。とにかく早いこと、確かめたいものです。
 ところで、その地球の回転を止める装置を出せなくなってもう一ヶ月経ちます。それも止める装置に不備があって、改修したのですが、充分にテストすることが出来ないでいます。それは屋根の張り替え工事の関係です。家の建物の周りには足場が組まれて、早一ヶ月、やっと昨日から破風の工事が始まりました。この足場の関係で、ベランダに地球回転阻止装置を出せないでいるのです。こんなにも工事か遅れているのは、やはり台風の影響です。屋根の修理が多く、板金屋さん大忙しです。我が家は雨漏りしているわけではありませんから、緊急ではないのでイイヨと言っていますが、外がだいぶ寒くなってきました。明日の朝の最低気温予想は2度です。帯広では氷点下にもなろうという予報です。あんまり寒い中で、吹きっさらしの作業をやり、板金屋さんがつらい目を見たり、いい加減な仕事になったりしたらたまりません。まあ、この一週間程度で何とかなる様子ですので、作業の方の努力に期待しましょう。通常は3~4日くらいで何とかなるようなのですが、我が家は、屋根面積約240平方メートル、破風の長さも57メートルという豪邸並みの長さですから、作業員を増やしても時間がかかるようです。
 フィルムは寒ければ寒いほど長時間露光の際の能力低下が押さえられます。それで冷却装置を付けて撮るということも一時流行ったはずです。また、酸素の影響を抑えるために水素ガスに封入保存するということもやりました。しかし、デジタルカメラは動作温度も性能も、小手先の操作がほとんど効きません。基本スペックを上げるしかないのです。
 占星術もこれに似て、最近は小手先の誤魔化しが段々と難しくなってきたと感じています。データの検証に科学的手法を取り入れることが出来るようになってきたこともあるのでしょうが、星同士のコンタクトに頼りすぎる傾向がある部分では、期待したアスペクトの効果が見られないなどということも段々と明らかになってきています。いい加減な計算と不的確な判断で何とかなっていた部分が、正確な位置と曖昧な判断で問題が出てきたのでしょう。未だに血液型に振り回されるレベルで話をしていても疲れるだけなので、笑って聞いているだけのことが多くなりましたが、占星術ってもっとシビアで冷徹なものなのではないかと思う昨今。


★★2004年10月21日(木)手持ち撮影

 今日は帰ってきて家に入ろうとするときに、目の前に月が見えました。半月や。こうなったら何が何でも撮るぞ。というわけで、望遠鏡の筒を出してきて、カメラを取り付け、究極の手持ち撮影です。しばらく、ロシアの森林火災の影響で煙霧現象が見られました。日没の太陽がオレンジ色のまぶしくない円盤になって見えるというのはこんな時くらいです。それが段々と収まって、よい夜空になっています。
 ところで日食があって、直後のクォータームーンは今朝ですが、土星とのTスクエアになっています。これに引っかかってしまった人がいるのでしょうか。台風の被害者になってしまった方々は、これにかかわらないと言うことはないでしょう。今朝といえば、バスの上に乗って何とか命が助かったお年寄りも多数いらっしゃったとか、不幸中の幸いです。しかし、悪いときに悪い状況で来たものです。
 近辺では紅葉が進んで、ドウダンツツジが赤みを増しています。雑木林も場所によってかなり赤い色を見せています。痛んだ部分はどうしようもありませんが、残った部分で、例年のような景色が広がってきています。ハイキングついでに撮影なんかしたいものです。

1200mmF7.5半月


★★2004年10月22日(土)


1200mmF7.5


★★2004年10月24日(日)レンズ、菊

 今回も地震の報は実家からの電話でした。阪神大震災の時と同じです。テレビを点けておくという習慣のないわたくしは、リアルタイムに情報が入ってくる環境にいません。いたくも無いのです。物事をじっくり考えるのに、テレビがひっきりなしに喋っているというのは邪魔でしかありません。まして、興味の無い分野で気をそらされるのは苛立つ思いです。そして、必要でもない情報に時間を取られるというのは、我慢が要ります。それはともかく、かなりの被害です。復旧を目指す方々の努力に心からの声援と、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

 注文したレンズが届きました。散々悩んで、結局望遠ズームとマクロレンズを発注していました。明るいレンズはそれなりに高価になるので、ギリギリいっぱいの暗さの望遠と、明るめF2.8の50ミリマクロです。その昔はニコンやキャノンといったメーカー純正でないとまともなレンズではないという時代もあったのですが、しかし、今、状況は格段に違ってきています。ガラス材の研究とプラスチックレンズの進化の結果です。マクロと室内ポートレート用に、タムロンの90ミリを複数の方から推薦されて心が動いたのですが、35ミリ版で135ミリ相当の望遠レンズになってしまうのでどうかなと。また、コシナの単焦点超広角も好評なのですが、デジタル一眼レフには、大した広角では無くなってしまうので、これも除外になってしまいました。悩む原因は、元々付いているレンズが18~70ミリという実に必要な焦点をカバーしているということから出てきています。問題は暗めなことともう少し長い方が欲しくなるというくらいで、かなり近くに寄れるし、これ1つでも結構充分というものだからです。
 手元にある200ミリの望遠レンズですが、いかにも望遠レンズといった様子で、長く重い代物です。今の常用カメラには付きませんから、お蔵入りなのです。で、注文したのは55~200ミリのズームなのですが、これが18~70ミリとほとんど同じ長さです。つまり、標準レンズと変わりない様子ということです。何枚か撮ってみましたが、しっかりした映像が撮れます。この手のレンズで、テレ端で甘い映像になるという報告が良く上がっていますが、それは暗い為のオートフォーカスのミスに加えて、手ぶれの問題ですね。このレンズはキチッと写っています。良い買い物をしました。



★★2004年10月25日(月)

10/23 10/24 の月


★★2004年10月31日(日)自分探し

 一人の男が、政情不安・戦闘状態の場所で人質になってから自分探しという言葉が有名になっているようです。自分探しという口当たりの良い言い方の裏には、実に甘ったれた生活態度があります。自分の中の葛藤や逡巡、迷いを解決してこなかったツケが、大人と呼ばれるような年代になってから、自分のしたいことが判らないなどという幼さになって出ているのです。身の内に原因があるものを、いくら外を探しても答えが見つかるはずはありません。解決にならないことは誰だって判ることではないでしょうか。中学生や高校生がやっているのなら応援しようという気にもなりますが、いい年をしてやっていたらねぇ。そして、そのような生活ができるということは豊かな証拠です。その日の食べ物を求めて生きている世界の大半では、そんな野田事を言っている余裕はありません。そして、彼の地も自分の身を自分で守らなければならない厳しい社会なのです。更に言えば、この世界のほとんどはこのような状態です。宗教について寛容な(つまり、関心を持たず配慮しない)我が国の状況では、彼の地がどのように我々にとって危険であり、彼らにとって我々が危険なのかを把握するのが難しいでしょう。

 アメリカが自分の身を守る為に、総力を挙げて軍備を用意しているのは、彼らの宗教的背景からすれば当然の方法であるといえましょう。この戦略に乗るかどうかは、その国も方針ですから、しっかりと総意をまとめてやって欲しいと切に願います。

 野球は未だに新規参入を求める企業の審査とやらをやっているそうですね。これなんかも危機意識が無いというか、前出の男と同じ状況把握が出来ない連中の集まりなのでしょう。チームを合併すると言うことがファンにとってどのようなことなのか、経営者が考えていない、或いは軽視しているのは明らかですが、銀行や自動車会社の再編についても、とりあえず大きくして経営を効率化させようという手法を取っていますが、そんな小手先のことで何とかなるものか大変疑問を感じます。問題は収益力であり、財布からお金を出させる魅力だと思うのですが。

 三菱が日産などに部門別売却或いは工場の払い下げをするということですが、地に落ちた三菱を買って日産も地に落ちないでねと思っています。軽分野では既に提携しているわけですが、今回の提携?で、Zの復活を歓迎した自称日産ファンだったわたくしとしては、さっさとファンを返上して他メーカーへ乗り換えることに別段ためらいはありません。それは、相手が三菱ということもありますし、会社として鳴り物入りで復活させたZをイメージリーダーとして扱っていないという不満もあります。それはカスGにすら四駆があるのにZには無い、でかいエンジンを入れただけ、つまり技術の限りを尽くした結晶になっていないというような些細なことではあるのですが、チェリーでファンとなり、Zを頂点とする高性能・高技術のイメージを持っているわたくしには、そろそろ致命的なことでもあります。今回の新車ラインナップに、Zは色を追加しただけということでも象徴されています。勿論、今、乗っている車種が整理されてしまい、乗り換えようとすると、更にでかいサファリか小さいエクストレイルにしなければならないという事情もあります。どちらも乗りたい車ではありません。

 ファンということでいえば、ニコンのカメラにも幾つか問題を感じています。今でこそニコンを買っていますが、昔から高価です。買えませんでした。他に無い、ある性能を手に入れる為に高いのは仕方ありません。独占というヤツです。しかし、サードパーティが新しいガラス材を手に入れ同等の性能を出せるようになった時代に、残されたものはロゴだけで倍以上の値段の交換レンズというのでは、ファンがいない限り商売にならないでしょう。まあ、ボッタしてはいますが、ファンを裏切ってはいないですから、これはこれで企業戦略ということにしておきましょう。

 いまもって慣れないことが1つあります。レンズ交換の際に、レンズ装着が左回しセットなのです。逆ねじなわけです。逆ねじを使う部分は使う理由がちゃんとあるわけで、ニコンの一眼レフにどんな理由があるのか見当も付きません。サードパーティのレンズよりニコンの「純正」レンズの方が操作性が良いとのたまうファンもいますが、工業部品の規格から外れているようなものの操作性を伝々する輩が何をいわんやという気になります。慣れればよいと言えますが、右回しねじ込み方向は、手に染みついていますから慣れようがありません。いちいち頭で考えて付け替えているのは何とももどかしい限りです。


★★2004年11月01日(月)雪待ちの雨



★★2004年11月04日(木)エコノパワー、ヤグラゴケ

 1リットルのガソリンで、どれだけ走るかを競う本田宗一郎杯Hondaエコノパワー燃費競技で1184・979キロメートルを出した千葉県の専門学校チームが優勝したというニュースを見ましたが、そのニュースのなかで、エンジンを切って慣性で走る練習をしたと書いてあったことから、1つ思い出したことがあります。だいぶ昔、とある古物商のトラックに同乗したことがあるのですが、その時にその運転方法でした。ある程度加速するとエンジンを切っちゃうんです。今の車はハンドルやブレーキに倍力装置が付いていて、エンジンが動いていないと危険なことにもなりかねないのですが、古い車でその種の装置は無縁でしたから、特に何の問題もありませんでした。スロットルを踏み込んで走り回りたい方には無縁の走法ですが、ここまでやらなくても、省燃費運転は、ちょっとした気の使いようでできることです。
 定速走行中に無駄にスロットルを動かし加速と減速を繰り返している方を多く見かけます。我が家では1台の車をわたくしと嫁様で使っています。運転を代わると、エンジンの吹け具合が全く違うことに双方が気付きます。最近の車は燃料の混合をコンピューター制御していますから、運転の癖がメモリにはいることになります。燃料供給の状態を変えてできるだけ省燃費運転をするように賢いプログラムが入っているわけです。ゆっくり加速し定速ではぎりぎりの踏み込み一定で走るわたくしと、それなりに踏み込み定速でもスロットルを踏みがちの嫁様では、歴然とした差が出てきます。私が運転したあとは、レスポンスが大変良くなっていて、あまり踏まなくても加速します。いつものつもりで嫁様がスロットルを踏むとダッシュしてしまうわけです。「おい、いつもそんなに踏んでいるのか?」
 当然それは燃費に出ます。1割は違いますね。リッター10キロと9キロの差です。こう運転するんだと説明しても、これは性格の問題でしょうか。できません。街中をサーキットと考えている無謀な輩も、自分の車両の制御技術は実際はお粗末で、車に頼っているだけだなのだということを理解しようともしないでしょう。これと同じで、機械をうまく操作するというのにも才能が必要です。ただ使うだけなら誰でも使えるように造っているはずですから使えます。しかし、うまく使うには、やはり感覚を研ぎ澄まし状態を捉えて性質を見抜かないといけないわけです。何事もそうですね。
 で、そのようななかなか高度な装置を、ケータイを片手に通話しながらちゃんと操作できると思っているのが事故の当事者だったりするわけです。ハンズフリーが売れているそうですが、気が逸れるのは一緒ですから危険度は変わりありません。それにつけてもケータイは罰金を取られるのにタバコはどうして良いのでしょう。気が逸れているのは一緒ですし、まさかそうやって血管を収縮させていないと血圧が下がってしまって・・・。

ヤグラゴケ



★★2004年11月07日(日)スーパー、ハチ君今年の仕事が終了間近

 市内の新興住宅地域の1つである小さな無人駅の近くに家が増えてきています。それは何年か前から始まっているのですが、そのスピードは、それに期待している人たちからするとだいぶ期待はずれのようです。駅近くに開店した大規模スーパーは、この地域の核となって繁盛する予定なのですが、客の入りはそれほどでもありません。この店のライバルは、市街地の中心にある特急も止まる駅近くにある店ですが、売り上げは判りませんが、お客の入りは明らかに違います。いつも人がいて、ちゃんと繁盛している様子です。
 さて、この2大スーパーの様子は新聞の折り込み広告でもライバルであることが判ります。ところが、この10月になって嫁様が異変をかぎつけました。片方の、つまり遠い方の、新興開発地の方の新聞折り込みチラシが入っていないことがあるのに気付いたのです。折り込みチラシはそれを見て客が集まります。それが入っていないのは新聞販売店がミスをしたか、広告主が数を抑えたかです。重要な商圏に絞ってということも考えられます。数日おきに広告を頼りに市内スーパーを渡り歩く嫁様は、折り込まれていないチラシを、そのスーパーで発見したわけです。新聞販売店やそのスーパーでの聞き込みを終えた嫁様は、そのスーパーのカードを引き上げたようです。
 市の中心街からすると、我が家はそのスーパーとは反対方向にあり、車で20分ほどの距離があります。商圏ではないと判断してもおかしくはありません。しかし、少なくとも年間40万円程度の売上を、広告料の削減でこのスーパーは間違いなく失ったのです。我が家のこの店での1年の支出です。折り込みの広告費に手を付けるほどこのスーパーの経営はせっぱ詰まっているのだという印象を受けます。この全国チェーンでもあるスーパーの近くにあって食品安売りを得意とする小さな地元店は、変わらず市内全域に広告を入れています。
 この小さな無人駅の近くの新興住宅地域の少し離れたところに、もう一つ住宅地域が造成されています。かなり広い場所なのですが、建っている家が見あたりません。良く探すと2、3軒ほどありましたが、とても売れる場所に見えません。なにしろ、隣の市の中心の駅に特急が止まるようになって、その市の新興住宅開発地域にやっと動きが出た程度で、普通列車しか止まらない無人駅の遠い周辺地が売れるはずが無いでしょう。誰かがバブルの時の夢を見ているのです。
 この付近の中学校はかなり遠いところ、歩いて30分以上の所にあり、人数が増えてこの小さな駅の近くに新しい中学校を造る計画がありました。用地まで取得していたのですが、この少子化の中で、人口が期待ほど増えずに、新設計画も待ったをかけられています。
 開店から5年経ったこのスーパーの先行きはどうなっていくのでしょう。市内の客も守れない状態で、車で30分の所、空港に近いところに大きな新しいショッピングモールが計画されまもなく開業する話に、対抗できるはずはありません。まして、嫁様を怒らせた店はことごとく潰れています。見事に消滅した札幌そごうとか〇〇や××・・・あなかしこ。

ハチ君今年の仕事が終了間近


★★2004年11月08日(月)カメラ、SGそしてマウス?

 デジタル一眼レフカメラが段々と市場を形成し、交換レンズのニーズが出てきたことを受けて新製品がやっと出てきています。レンズ設計から製品化までに半年から1年かかるということでしょうか。何にせよ製品が出てくるのは嬉しいことです。映像素子が小さくなったということは、レンズの焦点も短い方へシフトするということで、今までは超広角とか魚眼というものになっていた焦点距離が、ただの広角レンズになってしまうのです。専用設計でコンパクトになったレンズが、重さや撮影画像の点でも良いのは言うまでもないことです。
 ところで、我が家の前世代デジカメは前回の日食を撮ろうと努力した結果、CCDのフィルターが変質し、ちゃんと写らなくなりました。中心部に幽霊が常に写るのです。ニコンのサポートに嫁様が電話して修理の見積もりを聞いたところ、2万円台中頃が最高金額だというのことでした。ヤフーのオークションを見ると3万円台で中古品が取引されているようですので、悩んだのですが、修理に持ち込みました。出来上がっていると連絡が来ていましたので、明日、引き取りに行きます。スバイル型のデジカメが市場から姿を消してしまいましたが、やっぱりこれが便利なところがあります。何しろ嫁様専用機となっていますし、無いと不便です。一家に一台ではチャンネル争いのように、取り合いになるのが目に見えています。かといって、オモチャのようなデジカメでは使い物にはならないし、そこそこのカメラを次から次へと買い込むことも出来ませんから、虎の子のように大切にしておかないと。
 Stargazerの開発言語であるDelphiの最新版はバージョン8なのですが、これは.NET環境に対応したもので、WindowsのStargazerには7をそのまま使っていました。移行するにはランタイムライブラリを入れ直さないといけないし、表面上は何も変わらないので、移行はわたくしの頭の中だけでした。そうこうする内にバージョン9に相当するDelphi2005の案内が来ました。おやおや、幻のStargazerV8.3というのが一番先にひらめきました。マイクロソフトの.net戦略とやらはそれほどうまく行ってないのか、あまりニュースで聞くことはありませんし、その結果、.net専用開発ツールとして出したバージョンの次にWin32を入れないと売れないと判断したのでしょうか。C#とも開発環境を統合というふれこみです。.netの宣伝文句の出先から家のヒーターを付けたいなんて思いませんし、風呂を入れるのが便利なんて思いません。オール電化住宅なんかエネルギーの無駄&金の無駄です。閑話休題。実はStargazerのバージョンはある時期からDelphiのバージョンとあわせていたのです。ソースもランタイムライブラリの管理もそれで出来ますので・・・・。そうなるとDelphi2005でStargazer2005ですかねぇ。幾つか挙がっている不具合を公開修正したいのですが、もう少しすると手が空くはずなので・・・。困ったものです。
 と打ったところで、手の下のマウスで異音です。はじけるようなパンという音に続いてシューっと液漏れの音です。マウスから電池を放り出して見ると液漏れしています。電池がはじけたのを始めてみました。火に突っ込んだ電池が爆発するのは見たことがありますが、使用中の機械の中で自己主張したのは始めてみました。良く動いていたなこのマウス。


★★2004年11月09日(火)カメラ・屋根

 ニコンのサポートからデジカメを受け取ったときに、デジタル一眼でのピントの問題を相談しました。実はマット面の指標にピントをマニュアルで合わせると、ピンぼけになります。持っているレンズが明るくないので=被写界深度が深いので風景の写真をオートフォーカスで撮るには特段問題はありません。通常は問題がないのですが、これが望遠鏡で月を撮るということになると、マグニファイャーまで動員してピントをぴったりにする必要が出てきます。ところが出来上がりがあまり良くありません。表紙絵に使った月の写真は、少しずつピント位置を動かして撮った内の一枚なのです。これでは一眼レフの良さが出ません。厳密に千分の1ミリまで合わせてくれと言うのではないのですから、何とかならないかと思ったわけです。調整することは可能であるというので、保証期間内の作業として出してもらいました。同時に近くの大型カメラ店で三脚や雲台その他の用品を仕入れてきたのですが、乗せるカメラが入院してしまいました。オモチャを取られた幼児状態です。
 家の建物の周りに長いことあった足場が先週の土曜日に片づけられ、再び元の状態に戻りました。残された仕事は、ベランダの塗装です。塗ってある塗料は、赤ん坊が舐めても大丈夫ということで大変お高い値段です。そこで、自分で塗れば原料代だけで済むという作戦です。同時に車庫もだいぶサビが浮いてきています。これもやるべきでしょう。車庫だけでもプロに発注すると10万円以上は取られるということですので、ペンキ代だけで、労賃はタダ、というよりD70を買ってもらったり、大型三脚を買ってもらったりというのがお駄賃でしょうか。とにかくサビはサンダーで削り、汚れを落として作業の予定です。
 ところで、屋根の色が大変きれいになってしまって、嫁様は少々ショックのようです。というのはくすんだ色の方が好きで、そのつもりで選んだライトグリーンが、いざ出来上がってみると、大変美しく輝いています。見本色よりも見かけ明るく仕上がるのは常識として、大変きれいに仕上がっています。近所にもこの色の屋根はありますが、そちらは2階屋で屋根がよく見えるというものではありません。こちらは平屋ですし、並びの敷地の接道長を超える圧倒的な屋根の長さが目立ちます。屋根がほとんど黒に近い茶だったときよりも目立っています。
 どうしてもイヤなら早速塗装してもらいなさいと言ってありますが、塗るのはタダではありません。10年か15年は持つと言われましたから、その後でしょう。どうせトタン屋根です。そんなものが赤かろうが青かろうが、雨漏りしないでいれば充分です。まあ、正直なところ、嫁様が安物トタン色であるところの銀色を選ばないで良かったと思っています。実は、屋根は黒、壁は白というのが、わたくしのイメージです。でも、あまり選択肢がないというのも不満ですね。塗色であればもう少し自由になるのですが。


★★2004年11月10日(水)もう一息、木枯らしに耐えます


★★2004年11月13日(土)来年も頑張るぞ



★★2004年11月18日(木)トランジット

 ちょっと見ただけなのですが、天王星nスクエア火星tと海王星nオポジション土星tが目に飛び込みました。太陽pコンジャンクション太陽tも何か印象に残ります。奈良の女児誘拐殺人事件です。
 火星tがサソリに入ってから、身辺でなにやら事件が次々と巻き起こっています。古典ではサソリの火星は大変強力であるとされます。そして、天王星とトラインであって、突然巻き起こることに不思議はありません。金星も天秤で素直に力を出しています。巻き起こした人物の星の位置をみると大体どれもさもありなんというものです。トランジットの星のコンタクトで事件発生と思っても良いのですが、トランジットそのものが事件発生とシンクロしているというデータを得ることが出来ないでいます。データの集め方に問題があることは明らかなのですが、うまい方法と事例の種別を見いだせないということを解決しないとどうしようもありません。
 ということで、睡眠時間を1時間延長しないとどうにも疲れて行動に支障が出ます。休日となるといつもより早起きしてしまうわたくしが、通常よりも寝坊して起きるというのもその現れなのでしょう。


★★2004年11月19日(金)半月の明暗境界線



★★2004年11月20日(土)明暗境界線は朝、一ヶ月に一度の朝



★★2004年11月21日(日)ピント、スキー、10相の月面南部

 サポートセンターから戻ってきたD70ですが、厳密にピントを合わせようとすると合わないという話は、ピント面の指標、フォーカスエリアの表示がピント面になく、デフォルトで表示しない構図用の格子線を使わなければならないという、そもそもの設計製作上の問題点を明らかにしました。ピント面とマット面の違いは百分の一ミリ程度の範囲で合わせているはずですが、これらのマット面にある表示は液晶を使っていて、その構造上の厚さが問題になります。勿論、通常の使用には関係のないことでしょう。望遠鏡の直焦点や拡大撮影で、きわめてシビアなピントが要求される場合に、その差が顕わになるのです。しかし、言い訳はして欲しくありません。フィルムカメラであれば、フィルムガイドのレールにカッターナイフの刃を置いて、ナイフエッジでピントを出せますが、デジカメではそれができないのですから。それで言うと、リアルタイムで画像チェックできる安いデジカメの方に分があります。990を使うか・・・

 スキー場オープンのニュースが入ってきています。しかし、このスキー業界も斜陽甚だしい部門です。スノーボードや短いスキー板を宣伝しても、人気回復には至っていません。何しろスキー人口は減る一方で、有名スキー場のペンションですら軒並み撤退を余儀なくされています。営業しているところは夏場の観光客相手で、冬場は閉めています。冬場の除雪費や光熱費すらペイしないほど閑散としているわけです。ニセコという世界に知られた場所がありますが、ここも例外ではありません。不動産情報にあたったり現地を歩いてみると別荘を手に入れるなら今が良いというくらいの状況です。勿論、資産のつもりで投資した人にとっては、現状は舌打ちするしかないでしょう。何故、こんなに不人気になってしまったのでしょうか。他の楽しみが増え、決して安くない料金も足かせなのでしょうか。スキー場そのものを閉めてしまう所までありますから、落ち込むところ限りない様子。冬にやるスポーツですが冬の時代です。

10相の月面南部



★★2004年11月22日(月)すばる星団200mmF5.6、30sec




★★2004年11月30日(火)電子部品・CD発注、来年きれいに咲いてくれよ

 地球停止装置ですが、厳密に計算で合わせた合わせたシステムを使っているわけではありませんので、ズレがあります。せいぜい時間で30秒の範囲でしか合っていないというのが実情です。そのズレを修正するには、水晶発振で正確な周波数をつくり、ドライバーに供給する必要があるのですが、それをやろうとすると、色々と変更すべき点が多くなります。一番簡単なのは、PIC等のマイコンにプログラムしてやって全ての動作をコントロールすることなのですが、これも安くというわけにはいきません。プログラムする手間と、書き込むハードソフトをそろえないといけないのです。諭吉さん一枚で済むレベルでは無くなってきますし、これだけの為にそれだけの投資をするのであれば、もう少し出してメーカ品を購入した方が確実ということになります。
 さて、次善の手ですが、発信周波数を1個のボリュームで10ヘルツから100ヘルツまで調整しているのですが、これでは極小のレベルでの調整ができません。何しろ、コンマ以下2桁の%レベルで調整する必要があるのです。それもそのボリュームは基盤に取り付けられた半固定のヤツですから調整に苦労します。そこでロータリースイッチで可変範囲を切ってもっと狭い範囲の調整をボリュームでやることにすればよいし、これであれば、財布も痛みません。ついでに正転逆転と増速減速のスイッチを付けてやれば、ますます安物にしては使いやすくなります。何しろその昔は、手回しだったのですから・・・。
 それで、ボリュームやスイッチ、抵抗を注文しました。千円もしないので、それだけでは送料がもったいないので、ついでに、明るくなったらスイッチを切る装置や破損部品の補修部品も発注しました。何しろ電気部品は工具箱にほとんど入っていません。ガイド用アイピースの中に十字線を張りそれを発光ダイオードで照らすものを自作していたのですが、久しぶりに出してみたら水銀電池が液漏れしていて、スイッチとボリュームを腐食していました。勿論使えません。これも再生できます。
 ネットでそれらを注文、3千円ちょっとです。それで、つい、アマゾンに行ってしまい、お気に入り懐かしアニメのサントラCDを注文してしまいました。中古ですよ。5枚で6千円くらいでした。こっちのほうが倍の値段になってしまいました。

来年きれいに咲いてくれよ



★★2004年12月02日(木)ネタ発見、冠雪

 電子部品もCDも到着していまして、先ずは趣味の工作をやりながら、CDのリッピングをやりました。CCCDなんて言うCDもどきも出ているようですが、そんな新しい時代のものではありませんし、わざわざ大して良くもない音をより悪くしたら、どうなるかなんて子供でも判ることでしょう。閑話休題。一々CDを入れ替えて聞くなんてもう面倒くさくてやっていられません。その昔、5連装のCDチェンジャーを付けていたことがありますが、ゲームに便利なだけで、聞きたいCDを5枚用意したからといって間に合うものではありません。ですから、CDはハードディスクに圧縮して取り込み、再生ソフトを使うことで利便度を上げているのです。勿論、コンピュータの電源が入っていなければ、横のDVDプレーヤーに突っ込むわけです。
 で、地球停止装置の新しいコントローラー部分を試そうとしても、空の具合が許してくれませんので、某アニメのラジオドラマCDを聞いて腹をよじっている次第、ほとんどオタク、それもアニオタの世界ですね。ドラエもんの声優交替という話もあったので、最近の配役状況を調べてみると、わたくしがファンだと自認している1つのアニメの主役キャストの出番がずいぶんと少なくなっていて、原因が知りたくなりました。しかし、調べても健康不振のような判りやすいものが出てこないので、もしかすると不人気で淘汰されてきているのかと疑っています。声優という職業は、アイドル歌手より競争の厳しい世界ですし、結構狭い業界のようです。誕生日と歳は判りますから、ある程度のチャートは書けます。さて、ネタができたぞ。


冠雪


★★2004年12月04日(土)今日は雨



★★2004年12月05日(日)雑感

 「卒業式を妨害、元教諭を威力業務妨害罪で在宅起訴」というニュースがありました。都立校の卒業式に来賓として招かれた元教諭が、式直前に保護者に向かって、国歌斉唱の時に着席をと大声で発言して、式場から出されてしまったという事件なのですが、その元教諭は自分のやっていることが正しいと思いこんでいる為に、起訴が不当で、都教育委員会が度をこしていると騒いでいるそうです。
 第一に卒業式が自分の主義主張を表明する場ではないということが判っていません。次に、自分の国の国歌を聞くときには、少なくとも起立し帽子を取り頭を垂れるものです。いったい、目の前の卒業生に何を教えようとしているのでしょうか。TPOも判らない、礼儀もない、それが学校の先生をやっていたというのですから困ったものです。度をこしているのは、この元教諭です。反面教師というのもありますが、国歌に意見があるからといって、この行動が許されると考える弁護士まで居るというのが、この国の困った民主主義です。
 そして、電話回線を引くために使ったとされる電話債券をタダにすることを決め、企業の持ち分だけ優遇しようなどと考えるNTTや、謝るだけで部下の不祥事の責任を取らないNHK会長、兄貴への文句を報道機関に流す阿呆な弟、1億円を貰ったことを忘れていれば済むと考えている元首相、かけ声すらも元気がなくなった総理大臣、うまく行かない財政改革。我が国の行く末が不安になる材料が並んでいます。
 それは、一人一人が自分で考えない傾向が強くなっていて、人の意見で動くようになってきているからです。先ずはテレビの放送を見ているのがいけませんね。ますます自分で考えなくなって、コメンテーターと呼ばれる者達の発言に左右されるようになってきています。自分で調べ、自分で考え、自分で結論を出すことをやっていないと、誰の為に何をやっているのかすら判らなくなってしまうでしょう。天王星と海王星、ミューチャル・リセプションで進行中。

季節はずれの台風崩れ低気圧による雪


★★2004年12月06日(月)降ってくれちゃいました夜明け前



★★2004年12月09日(木)やっぱり冬はオリオンでしょう



★★2004年12月12日(日)ペルセウス座二重星団



★★2004年12月13日(月)マイナスイオン

 マイナスイオンというのをうたい文句にして、いろいろな商品が売られています。冬になると暖房することから空気が乾燥し、加湿器が求められていますが、これもマイナスイオンが出るなどと書いてある商品がほとんどです。面白いもので、高校で習っているはずなのに、さっぱり忘れている人がほとんどです。イオンにはマイナスとプラスがあり、マイナスイオンを造れば、その分プラスイオンが出るということもちゃんと習っているはずです。ところで水道水中に入っているものでマイナスイオンとして出てくるとすれば、水分子を電離させた水酸化物イオンと、殺菌の為に入れている塩素を電離した塩化物イオンです。マイナスイオンに対してプラスイオンは水素イオンや微量含まれるカルシウムのイオン等があります。これらを気体として放出できるかどうかはともかくそんなものが出てきていて、健康によいとは決して思えません。また、静電場をかけて帯電させるという手があります。そうなったものをマイナスイオンと呼ぶのは間違いですが、これをそのように呼んでいる製品もあります。高電圧をかければ静電気、つまり電子が一時的にたまった状態を造ることができますが、それも電気が流れない環境であればです。こちらも健康によいなどとは、少しも考えられません。
 しかし、「マイナスイオン」というと何か良いもののように思って、制作側もその機能が付いていないと売れないと考えてそればかりになってしまいます。間抜けな話です。
 最近の暖房機のガス化ファンヒーターでは、微量のカルシウムイオンでも炎色反応が出て、オレンジ色の火が出たり、性能に影響が出るものがあるので、超音波式の実に省エネな加湿器を駆逐してしまいました。湯を沸かして加湿する方法は、滅菌にも効果があるのですが、要は常にお湯を沸かすわけですから、エネルギーロスとしては大変なものなのです。しかし、あまり疑問を持たれることはないようです。超音波式で紫外線でも使って殺菌し、電気的にイオンを吸着するようにすれば、良い製品ができるはずなのですが、やはりあまり儲かる分野ではないということか。
 我が家では、水を吸いやすい多孔式のフィルターに送風するという方式の、あまり強力ではない加湿器を使用しています。このフィルターに水の中に含まれるカルキ等の成分がガチガチに付いてきます。ひと冬使うと交換しなければならないほど付きます。超音波式ではこれが空中に出されると言うことで、嫌われたところもあるのでしょう。しかし、皆さんそれを飲んでいるのですがね。少し考えれば変だと判るものがまかり通っている。実に面白いと思いませんか。


★★2004年12月15日(水)ヒアデス星団



★★2004年12月18日(土)新バージョン進行中

 Delphiの新版が届いてから、プログラムの整理を行っているのですが、これが結構大変な作業になっています。命令はほとんど変更になっていないはずなのですが、相互の関係や一部の動作が改良され、より厳密に動くようになっています。そこで少々甘い扱いをしたようなところが、軒並みトラブルを巻き起こします。その最大手は、表示部分です。外字を使用している部分が、すっかり出なかったり、中には動作について考え込んでしまうような所もあります。もともと、パスカルはプログラムが動いた時点で、バグ取りは終わっているようなものなのですが、やはり高度な動作をさせると不具合は出るものです。Lumiさんから、新しいサーバーの使用の許可を頂いているのですが、アップするような状態になっていません。なにしろ3重円の動作に未だ不具合が出ている状況です。
 今日は昼過ぎに、嫁様が一時除けた雪の山がどうしても鼻についたので、それを邪魔にならないようにどかしました。勿論、大汗ですが、久しぶりの大仕事で、如何にからだが鈍っていたのかが判ります。着替えて、炬燵に座ったら、不覚にも寝てしまいました。3時過ぎに復活して再び訂正作業に掛かっています。肩こりのないわたくしとしては珍しく肩こりを起こしています。これは、バグ動作の為でなく、主に開発環境の取り回しが変更になっている部分でのストレスで、使用10時間ほどでかなり慣れてきました。かなりリファインされて使いやすくなっているのですが、慣れというのは怖いものです。また、もの凄いメモリ食いの開発環境で、Stargazer for Windows by Delphiの全てのプログラムをプロジェクトに入れると500メガ以上食っています。1ギガのメモリの残量が乏しくなったのは初めてです。動作もやや緩慢です。
 何はともあれ、次のバージョンは9となります。Delphiは2005と名前が付いているのですが、内部のバージョンとして9を使用していますから、実は共通になります。早く発表したいのですが、不具合を残したままではいけませんから、今しばらくのお待ちを。


★★2004年12月19日(日)かなり四苦八苦

 2日間の作業の結果、試しに書籍版4.0からの差分を作成してアップデートの可否を確認しました。正常にできることを確かめたのですが、各種のレベルでミスが見つかっています。中には、前バージョンで不具合が出ていたはずの部分も見つかっています。例えば3重円の恒星表示で出生進行経過の変更ができない、チャーツでマップを終了するとチャーツが終了してしまう、チャートの表示がおかしいときがあるというようなものです。
 版を重ねていくとソース・ファイルの量が増えていくのは当然といえば当然なのですが、6.0から8.2ではほとんど変わりなく5メガバイト、圧縮して1.4メガだったのが、9.0では6メガを超えました。そのほとんどがテキストファイルですから、どれだけカット&ペースト+打ち込んでいるかがわかります。
 増えているのはテキストだけでなく、画像ファイルの増え方も大したものです。既に動画をバードディスクに入れるのは最小限に限り、DVDに焼いてしまうことにしています。画像もバックアップしていますが、使うのはハードディスクにそっくり入れていないと面倒です。これが、昔のデジカメだと1枚数百キロレベルなのですが、D70の1/4圧縮で1枚3メガ、シャッターを押すたびに3メガ食っているわけですから、馬鹿になりません。既に連番は5300を超えました・・・。
 そろそろ、ぶら下げているハードディスクの整理と大容量化に掛かるべき時が近づいているようです。80ギガでそろえて、足らなくなって120ギガを買い足したというのは、だいぶ昔のことになっています。今年はハードディスク買っていないんです。ですから量販店の値段を見て、目をむいてしまいました。おい、200ギガ、これよりも高い値段で80ギガ買わなかったか。
 最新の120ギガのやつ、最新でも1年以上使っているのですが、マクスターのやつで、時々挙動がおかしくなります。Windows2000はしばしばPIOモードに勝手に設定し直します。不具合があるというので勝手に接続を切ってしまいます。その後、スキャンディスクをかけると、壊れたクラスターがぽろぽろ出てきます。イベントビューワーにも気が付かないうちにdiskの不具合報告が詰まっています。マザーと相性が悪いのでしょうか。バックアップを置いておく為に用意したのですが、信頼性に欠けるので作業用にしか使えなくなっています。
 マザーにはSATA接続も付いているので、新しいヤツはそれでつなげても良いかなと考えていますが、買いに行く手間と暇が惜しく、結局手持ちで何とか取り回して使っています。


★★2004年12月20日(月)9.0公開

 細かいミスが残っているようで、少々気になるのですが、8.2の公開と同じスタイルにして、なるべく同じ手順を周到するようにしました。動作の点で大きく変わっているところはありませんが、動作そのものが安定している感じがあります。これで不安定だったらどうしようもないのですが・・・。何かありましたらメンテナンスの掲示板まで。
 今日は激しい雨でした。雪の上に降っているのですが、雪はそうそう溶けません。溶けるのには溶解熱が必要で、1度やそこらの気温では全くといって良いほど溶けません。その為に各所でプールができていて、それに足を突っ込むと靴下まで濡れることになります。排水口まで溝を付けるというのも手ですが、氷と化した雪はツルハシが必要です。しかし、体力も根性もありません。これで、道東の方は大雪で、この冬の除雪費を使い尽くしそうだという話もあるそうです。去年というか、今年の初めに北見がそうなっていたのを思い出します。異常気象というのも既に死語と化しているのでしょうか。


★★2004年12月24日(金)オリオン座大星雲



★★2004年12月26日(日)流星群

 一度サポートに送ったD70ですが、ピントの合い方が何もいじっていないという報告の割にはちゃんと合います。不思議なことです。そんなこんなで、月が明るいのに大星雲を狙ったら、一番明るい辺りはちゃんと写っていました。上空に氷の結晶があるようで、春霞のような空だったのですが、さすが肉眼でも見える明るさの星雲です。月のない時に撮ってみたいものです。
 しかし、カメラのレンズを使うときに、その昔は無限遠にしておけば良かったのですが、オート・フォーカスのレンズは、無限遠より回るので、合わせないとピンぼけです。やはりマニュアル・フォーカスのレンズが欲しいと思います。通常の撮影では勿論楽な方がよいのですがねぇ。
 土星が双子座と蟹座の境近くの双子座、星座宮は蟹座宮ですが、カストルとポルックスに並んでいて、三つ子のように見えます。来年7月から獅子座宮にはいりますが、見た目では、しばらくは三つ子状態が続きます。そして月が今そこを通過しようとしています。この月の位置の関係で、出現状況としては年間最大を誇るふたご座流星群は大変良い条件で観測され、最後のこぐま群は月に邪魔される結果になっています。そして、年の初めを飾るしぶんぎ流星群は、3大流星群の1つで、ほぼ一晩、それも明け方の数時間しかピークが見られないという短期集中型なのですが、見え方として下弦前の月がどの程度効くかによります。是非みたいものです。
 流星群は地球近傍の流星物質が落ちてくるのではなく、彗星軌道上を地球が通過することにより起こりますから、その時々により状況も変化します。ですから面白いと言えます。今は昔、高校生だったころ、ジャコビニ流星群が大流星雨になるやも知れないというので、学校をさぼって見に行ったことがあります。行くのに疲れて出現時刻には眠ってしまったのですが、結局、大流星雨は降らずに、見逃して痛恨の後悔と言うことにはなりませんでした。


★★2004年12月28日(火)経験値アップ

 ハードディスクの増設もとい換装にともない、ウインドウズを入れ直しました。大体2日間の作業と踏んでいたのですが、その通りになりました。いつも通りの作業の部分と、新しくなった部分があります。
 いつもどおりの点は、CドライブにWindows98 又はMe、Dドライブには常用Windows 2000、Eドライブには緊急用Windows 2000、Fドライブにはデータ一切で、以降のドライブにバックアップや作業用ファイルという構造です。
 新しい部分というのは、大容量化していくハードディスクの問題です。現時点での容量制限は137ギカを超えるものがデフォルトで使用できないというものです。Windows 2000 SP3 および Windows XP SP1 以降であれば、使用可能なのですが、可能なだけで、ウインドウズが自分で勝手に使用できるようにしてはくれません。レジストリをいじらないといけないのです。つまり、インストールの段階で、137ギガ超えの部分にはアクセスできないということなのです。逆に、それ以内であれば、そのままインストールし、入ってからレジストリを操作すればよいわけです。
 200ギガのハードディスクを追加して領域確保とフォーマットをしてからインストールにかかりました。ところが、インストール後、レジストリをいじることを忘れて、データの書き戻しに入ったところ、途中からファイラーがエラーを出すようになりました。動作用の定義ファイルがないというのです。おかしいと思ってCドライブを見ると「滅茶苦茶」です。137ギガオーバーの部分を、動作が古いままのドライバーが、ドライブの先頭に書き込んだに違いありません。これで、いつも最初のパーティションに入れているWindows Meが破壊されてしまいました。フォーマットからの入れ直しです。
 Windows Meを入れ直して、Windows 2000を入れ直そうとしたら、その部分のファイルは大丈夫そうだったので、ブートの設定を直すと、そのまま生き返ってしまいました。これで2つ入れたWindows 2000を入れ直さないで済みました。それで安心したら実は間違いだったのですが、作業は続けられました。そして、通常の稼働のできる使いやすくカスタマイズしたWindows 2000が復旧しました。これは昨日のことです。そして、トラブルが出たのは今朝のことです。
 掲示板に書いて頂いた出生データ関連の不具合を見ようとして、試しに全プログラムのビルト&コンパイルをしてみました。エラーで停止しました。デバッカーで不具合のところを見ようとすると・・・半角数字のゼロが並んでいます。きれいにファイルサイズ分のゼロで埋め尽くされています。頭が真っ白になりました。脳の血管に血が流れて再起動がかかるまで2分、原因がCドライブの破損と同じだと気付くまで15秒、コードの内20個のファイルが同じ状態であることを確認するまで5分、バックアップから上書きで入れ直すのに5分かかりました。未だドキドキしています。この他に問題があるかどうか、確認も難しいので、不具合が出たときにコピーしていたデータをドライブ丸ごと、バックアップから今一度上書きで入れ直しました。
 冷凍圧縮バックアップはやっておくものだと思いました。まあ、とりあえず結果オーライ。不具合に遭遇しないと経験値が増えないというヤツでした。


★★2004年12月30日(木)オリオン中心部