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★★2004年04月18日(木)ふきのとう
★★2004年04月22日(木)機を見て敏
公立学校の間で競争をさせようという考え方があります。資本主義的競争原理を導入して活性化をはかるというのは、言ってみれば悪平等ともいう悪癖に染まりやすい社会主義的世界を変える手としては、それほど悪い手ではありません。しかし、資本主義も共産主義も人間の社会の理想とならないように、何処までその手法を採用するかというところを考えておかなければならないのです。
競争というのは必要なことです。しかし、競争が激しくなるとそれは闘争になり、相手を殲滅するという選択肢が出てきます。相手を叩きつぶしてしまえば競争しなくても済むのです。まして、少子化と財政的問題で学校を減らさなくてはならないという前提があるのですから。
そもそも学校の競争は生徒集めから始まります。そして、その生徒がどれだけ良い進路を達成したかという成果で評価されます。更に、その成果に対してどれだけ学校が手を尽くしたかということが、学校の役割であり、教師集団の力量となります。
学校間の格差は過去の成果です。それが変わるには、どうしても数年はかかりますが、変わっていくものなのです。その変化の芽となるのが、たった今何をやっているかです。今やっていることが未来に関わるのは、当たり前、当然のことです。たった今の感受点配置を持って未来を予測しようという考えも、このことからすれば当たり前、当然のことなのです。そして、たった今、何をするのかということは、タイトルにした言葉、機を見て敏なのです。機微を捉えること。そして、敏感に反応すること。それが必要なことです。組織になると意志決定が遅くなる傾向があります。責任を押しつけあって堂々巡りということも多いでしょう。でも、それでは過去を引きずるだけになります。
特に学校という組織では、出来ることというのは大抵、既に誰かが試しています。駄目だったこともあるでしょうし成功したこともあるでしょう。完璧にオリジナルというのはほとんどありません。この辺りの事情も占星術の手法と一緒なのです。
新学期が始まって、怒濤のような日々が、連休を控えて少し息継ぎをしています。この時期に気を抜くとロクな事がないのですが、ちょっとだけ休憩。
★★2004年04月25日(日)株価敏感
株価は敏感です。反応が素早いし、予想で動く部分もありますから先取りで動きます。機を見て敏の代表といっても良いでしょう。
ダイムラー・クライスラーが三菱自の支援を止めたと発表したら、自社は上がり、三菱自はさらに下がりました。これが市場の評価です。企業としての評価がなされているわけです。
業績が振るわないのは、経営者の責任ですから、総入れ替えするなり配置転換するなりして、業績を上げる方策を取ることが出来る体制を作るというのが「当たり前」でしょう。しかし、その当たり前というのが出来ないことなのです。特に旧財閥系では大変困難なことなのでしょう。
カルロス・ゴーン氏が日産でとった方針は、特段新奇なものではなく、誰でも考えつくような当たり前のやり方です。車を単なる移動手段の機械としてではなく、西欧の「馬」、良いものを持つ喜びをイメージし、スポーツ車のシンボルにZを置き、人気の回復を図ったのです。車を買う人が皆Zを買うわけではありません。しかし、この会社にはZがある。その技術とノウハウがある。それは満足出来る考え方です。そして、この会社には社内的な理由で扱わなくなってしまったスポーツカーZがあったのです。Zを再び販売する為には社長として大変な苦労があったと思いますが、それは経営者として潰れかけ1年前の会社を蘇らす苦労の一部だったことでしょう。
三菱のイメージリーターはなんと言ってもパジェロです。このパジェロに影が出来たのはブレーキのトラブルです。リコール隠しが影でささやかれ出したのもこの頃です。そして、わたくしが三菱車から他社に車を替えたのもこの頃になります。イメージリーターがブラックになってしまったら売り上げは減って当たり前でしょう。まして、リコール隠しという信用そのものに関わる部分でのイメージダウンは致命的でもあります。
ここで三菱自に先無しと言うのは簡単ですが、ピンチはチャンスという言葉もあります。もともと存続の危機に追い込まれないと組織の大きい会社は動きません。かつて日産がそうであったように、ここで三菱自が起死回生のV字ターンが出来るかどうか。
問題は今の運転資金を集める為の資金調達先の確保ではなく、見通しのある計画です。投資家に投資させる計画です。この何ヶ月かに今後予定されている新車種を蹴飛ばしてイメージリーダーを作れるかどうかが鍵となるでしょう。見通しの良い計画には資金が集まってきますが、今のままでしたら集めた金がゴミ箱に行くのが目に見えます。
★★2004年04月26日(月)5室月p、ふくじゅそう
この何ヶ月か、CDやビデオ、DVDのレンタル店に行くことが多くなりました。新聞に入るチラシを見ている限りでは、各店はそれほど悠長な商売をしているわけではなく、かなりぎりぎりの経営をしているように見えます。7泊8日の貸し出しで某店では旧作通常価格で100円、セールで89円とか39円なんて値段設定を見ると、厳しいと思います。まあ、シリーズものなんかをまとめて借りるのは便利なサービスです。
タイトルを見ただけでは怪しい作品だと思っていたけれどというのもあれば、なんだこんなのというのもあります。その作品が出た頃の評価とかなり違う印象を持つものも多いと感じます。ハイジとか未来少年コナンもDVDで出ていて、ベータを上回るきれいな画像で見ることが出来ます。
近頃の印象として、良い作品とそうでない作品の差がますます広がっていると感じています。
ジブリが大成功しているのは、立派な作品を出しているからです。そこそこの利益回収をねらっているのではなく、まともな仕上がり、まともなスジで正攻法を使っています。しかし、せっかく過去にヒットした歴史があるのにもかかわらず、続編やTV版で余計なことをしてしまい、駄作に落ちてしまったものが沢山あるのも事実です。続編や焼き直しに手を出すときに慎重にならざる終えません。購入する前に試しに見てみないとあぶなっかしくていけません。
先々週ですが、バビル2世というのを見つけて、勇躍借りて帰り、見ると、作り直したもので、あの古くさい絵を期待したわたくしは少々失望。きれいになっただけで、原作にもあるエネルギー衝撃波とかプラズマ衝撃波というような曖昧な術/?/名を解決して欲しかったというのは期待しすぎでしょうか。
その前の週になりますが、未来少年コナン2というのがありました。勿論、借りて帰り、未来少年コナンの続編を期待したのですが、バツ。未来少年コナン2の2は何の2なのか。これは客から絶対クレームが入ると思いました。コナンもラナも、共通のキャラは一切無く、話の設定すら違う、全然別の話です。さようならです。
わたくし自身はうれしいのですが、主人公にたくさんの女性が登場しハーレムという作品も非常に多いです。そのハシリはやはりうる星やつらでしょうか。手元のリストを見るとフォトン、デュアル、エルハザード、天地無用・・・、最近のものでも藍より青し、ああ女神さまっ・・・これはわたくしのハーレム願望でしょう。
ところで、このような趣味系列の行動の変化は、5室に入った進行の月が示しているのではないかと考えています。そしてこの結果、本棚の一角を占めるビデオやDVDのストックが爆発的に増え、あふれているというのは事実です。
ふくじゅそう
★★2004年05月01日(土)藤棚
連休の暖かい日差しの中で、やっとツツジが咲き出しました。ツツジといっても1つではなく、非常にたくさんの園芸品種があります。図鑑を見ても目の前のものが何なのかあまりよく判りません。とにかく白が真っ先に咲きました。続いて濃桃色が準備段階に入っています。去年の花期の後の剪定すべき時に出来なかったので、明らかに去年より花が少ないです。今年は花が終わり次第、刈り込む予定になっています。
園芸店を回って驚いたのが、庭のそこかしこに咲き出した小さな桃色の花、直径5ミリほどのものが小さな鉢に入って、1本600円で売っていたことです。芝桜に混じっていたので、芝桜の早いヤツかと思っていたら、全然違うものなのでした。園芸店で付いていた名前が達筆すぎて読めませんでしたが、高山植物の一種だと言うことだけは判りました。何が出てくるか、未だに判らない庭です。
これも昨年のことになるのですが、向かいの家で藤が樹に巻き付いて花を咲かしていました。なかなかきれいなので、聞くと、お宅にもあるはずだ、とのこと。良く考えれば、去年切っても切っても伸びていたノダフジがあるじゃあありませんか。しかし、それを巻き付けていた樹が枯れて切られています。つまり巻き付ける樹がないので、横に伸びて、一番高い樹を目指していたのでしょう。それで、藤を掛けるもの、藤棚が必要となりました。和風の庭ですが、まあ、アクセントくらいにはなるでしょう。
藤棚といっても、いろいろですが、幅と高さ1間、奥行き半間程度の小さなものが適当と見ました。この程度のものを工務店に頼むと意外と高くて、お小遣いの為にはなりませんから、自分でやることにしました。材料費は防腐剤を染みこませた材木を1万円ほどで、後は工賃です。ノミとノコを使って木を組むことで、ちょっとはまともなものにしようと思ったので、時間が少々かかりました。といっても、やはりしろうと仕事ですから、昔の大工のような仕事ではありません。でも、まあまあの仕上がりです。連休前半の仕事としては満足すべきでしょう。
★★2004年05月15日(土)モクレン
★★2004年05月16日(日)トタン屋根
北海道の家の屋根はトタン屋根が一般的です。降った雪をそのまま載っけておくような方法もあるのですが、その重さは大したものですので、トタン屋根で下に落とすという方法を取るわけです。トタンというのは、鉄板に亜鉛メッキをしたもので、鉄部を保護する機能があります。亜鉛メッキが傷ついて鉄部が露出しても、イオン化傾向が鉄より強い亜鉛の方が溶けるので、鉄部がさびないという優れものです。しかし、メッキの剥がれが広がってしまえば、鉄部がさびるのは仕方ありません。そこで、亜鉛メッキの上に更に塗装することで寿命を延ばします。塗装することで色も自由になりますから、亜鉛の銀色だけでなく好みの色を使うことが出来るようになるのです。塗る塗料にはフッ素樹脂なんてものも出てきていて、大変な高性能を誇るものもあります。寿命として40年くらい持つようなものも出てきていて、製造各社では鉄板を厚くしてみたり、塗料に工夫を重ねたりして商品を開発しています。トタンという言い方が安物くさいというので、何とか鋼板というような呼び方をしてみたりしていますが、よく見れば、鉄板に亜鉛メッキをベースにしていて、トタンに変わりはありません。ですから、一般的には何年かに一度、塗装が必要になります。
冬に屋根に上って、古いトタンの所から、張り替えたばかりの新しいところに踏み込んだら、滑りが全然違って、そのまま下まで落ちてしまったことがあります。雪が積もっていた為に怪我しないで済みましたが、塗装が新しいと滑りが違い、雪の落ちが違うというのを実感できました。
我が家の屋根を見ると、一部さびが出ていますから、今年このまま放っておくことは出来ません。複数の業者に見積もりを取ることにしていますが、最初の1社は正直なところスカでした。先ず張り替えありきといった様子で、再塗装の事なんか考慮もせずに、自社の新トタンを破風どころか軒天にまで張り込む見積もりで、それも面積を2割も多く水増ししていました。一応全国規模の大手メーカーの支店なのですが、これには呆れてしまいました。軒天は水が染みこんだら判るような部材でやっておかないと、屋根に不具合が出ても判らないで、大変な補修費用を出すことになってしまいます。それを狙っているのかと思うくらい、いい加減な見積もりでした。元々がアルミをつかった部材の会社ですから、その辺のノウハウをそもそも持っていないのかも知れませんし、やって来た営業主任が左遷されたやる気無しの逸材だったのかも知れません。少なくとも、営業主任は家と建築についてほとんど勉強していないし、現場での作業のノウハウも怪しくて担当に電話を入れるようなことではまかせられません。何れにしても、新商品のテフロン加工したようなトタンには魅力を感じましたが、態度・価格共に落第、正確に言うと論外であり、カタカナ4文字のこの会社の印象は落ちました。部材作りだけにして設置まで手をださん方がよいのではないかと思います。もし、このトタンを使うとしても、他の業者からの発注と言うことになるでしょう。はっきりいって無駄な時間でした。まあ、こちらはこんな業者の端末が未だいるのだという勉強になったということでしょうか。
さて、クロッカスが花をつけ、それが開始の合図だったのかのように、芽吹いてきたいろいろな花のつぼみが開いていきます。
春から初夏にかけての花たちが一斉に次々と咲いていくのは、短気なわたくしには、なかなか好ましく感じます。次から次へと、何日かで切り替わっていくのが、季節を速回しで見ているような速度感を持っていて、飽きさせません。今はそれらの大きめの花の下で、芝桜がそれぞれの日当たり具合によって花を付け始めています。緑の草原が白やピンク、紫といった絨毯となってそこかしこに生まれていくのは、見ているだけでも嬉しくなってしまいます。
北海道の中では、特に季節の温度変化の激しい旭川辺りで、サクラからツツジから一斉に咲く姿が見られます。これは季節感ということではイマイチです。春が来たというか、夏が来たというか区別がなく、全部一緒にやってくるわけです。ここ千歳付近では、旭川と違って季節が速歩で過ぎていくのを感じることが出来ます。勿論、土地の高低差もちゃんと影響して、平地に対して高台では時間的遅れがあります。10~20メートルでもその差は歴然と数日の差となって現れます。季節の移り変わりを花で知るということは、実は大変な贅沢なのかも知れません。
★★2004年05月17日(月)クサボケ
★★2004年05月25日(火)ミヤマオダマキ
★★2004年06月02日(水)泥沼の闇に沈む欠陥車、高山植物
某自動車メーカーの話題が次々と出てきて何の因果かと思うのですが、上場の時が火星と海王星のオポジションですから、さもありなんということでしょう。また、満月で月と木星が合というのもなかなかのものです。このメーカーの車に乗っていたのですが、それを買い換えたのは、オートマにするという目的が一番にあるのですが、メーカーを変える理由にはなりませんね。車検の時にディラーが異常のない部分をいじったということが気に入らない理由です。闇改修があったというのが今更になって出てきていますが、そんなことを知らないユーザーが多いのでしょう。わたくしはブレーキからエンジンに至るまでネジに印を付けていて、戻ってきた車を見ていますから、通常外すはずのない所を動かしていれば、すぐ判ります。そんなころにパジェロのブレーキ欠陥がささやかれていて、メーカーを変えたのです。次のメーカーでは余計なところを外しているということは今までありませんから、少しくらいは信用しています。宝くじでも当たればZにするんですかねぇ。
北海道の平地の気候は、本州の高山の気候といっても良いので、庭に高山植物があっても何の不思議もありません。で、高山植物は絶滅危惧種になっていることが多いですから、レッド・データに載っているヤツが目の前で花を咲かしていると言うことがあり得るのです。例えば、キキョウの仲間で、背が高くならないイワギキョウもその1つで、今年も同じ場所に芽を出し、花をつけてくれそうです。また、危惧種どころか、名前が判らないというのも依然沢山あります。花が咲いて初めて名前が判るというのもあります。今までサクラと思っていた灌木が白い花をつけシロヤマブキと今日、判明しました。
一雨ごとに雑草も勢いをつけるので、草取りを怠ると草原になってしまいます。芝やクローバーに席巻されると、表土を一枚剥がす羽目になるので、早めに駆除が必要です。しかし、オダマキが雑草のように群生している姿は・・・何とも言えません。わたくしは抜きたいのですが、許可がおりません。
★★2004年06月07日(月)キレンゲツツジ
★★2004年06月19日(土)新月過ぎは植え付けと刈り込みの好機
玄関横のマツが枯れて切られています。その幹だけが残っているのはあまりよい感じではありません。この枯れ松、斜めに入っているので、隣のカエデが葉を茂らせていると、カエデの幹のように見えるので、何とか誤魔化していられますが、やっぱり変です。
今日は新月後の植え替え適当な時期というわけで、玄関横のちょっと空いたところにシンパクを2つ入れるという計画だったのですが、その2つ間に横たわる枯れ松の幹を見てみると、蟻の巣になっています。外皮を剥ぐと蟻の巣になっていました。これではもう何とかしないといけません。
幹を蹴ってみると、びくともしません。根っこがガッチリ入っているわけです。そこで、スコップを使い根の張り具合を確かめながら掘っていきます。するとかなりしっかりとした根があるのですが、その根を横切る他の根があります。隣のカエデの根のようにも見えます。仕方ないのでそれらを切りながら、根を掘り起こそうとしました。あまり大規模になると、近くに植えられたイチイやカルミア、ハイマツたちの根が被害を受けることになりますが、そこまでは大事にならずに、それでも直径が2メートルくらいの穴になって木がグラグラと動き出しました。何でもこの松、行商みたいな植木屋から手に入れたという話で、程なく枯れたと聞き及んでいます。掘っているとテグスが結構出てきました。多分根を縛っていたものだろうと思います。こんなもので縛ったまま植えれば枯れるのも不思議はありません。
とにかく土が付いた状態で百キロを超えていて、形もつかみ所が無く持ち上げることも難しいのですが、何とか引きずり出し、土を落とすと、ちょっとは軽くなりました。それでも私の体重よりあるでしょう。これをゴミに出すにはチェーンソウが欲しいです。まあ、とりあえず車庫脇によけて、作業続行となりました。主庭の方から日陰になり気味で、成長の悪いシンパク2個をこちらに移動します。この部分の作業には特段問題はありません。スコップで周囲からやや大きめに切り込んで、あらかじめ適当な穴に水たっぷりと入れたところへさっさと入れ替えます。残された穴には肥料入りの土を入れて平らにして終わりです。作業時間は枯れ松の根っこ除去に1時間半、シンパクの植え替えはそれぞれ10分程度です。
時間的に余裕が出て、体力も残量がありましたので、掘り返した土が出ている部分に、芝桜を移植してグランドカバーにします。その他に、庭の中で段々と大きくなってきていた柳の木を根から除去、しだれ桜が余計なところに生えてきていたのを除去などと、かなりの整理を行うことが出来ました。しかし、土星に向けて月がまっしぐらに近づきつつある今、庭の一部で、爆発的増殖中のクローバーを除去する元気はもう無く、コンピューターの前に座ることにします。指の筋肉がこわばっていますが、クリックくらいならできますからね。
★★2004年06月21日(月)アジサイ
★★2004年06月23日(水)シャクヤク