D望遠鏡の分類
(1)対象で分類
@地上望遠鏡
一般に地上の眼視に使用します。この為、正立像を得るようにしています。手持ちや双眼になっているものが主であり、大型のものでは簡単な架台に取り付けて使用します。
フィールドスコープ 野鳥等の観察に使うもの。
双眼鏡 両目で楽に見られるようにした正立像のもののこと。
夜間望遠鏡 夜間の船舶や航空機を発見するために特に明るく見えるように作られた地上望遠鏡です。
A天体望遠鏡
望遠鏡を天体に向けると、それは天体望遠鏡となります。天体用としては、暗いものを観察するために、出来る限り単純な光学系を用いたものとなり、多くの場合上下左右逆像であり裏像となるものもあります。眼視写真共に使用しますが、それぞれ専用の設計もあります。概して大型で特別な架台を持っています。暗いものを扱うために大きいものが求められ、望遠鏡の発達につながりました。
特定の対象のみを扱うもの
太陽望遠鏡 太陽の光を減光し太陽面の観測を行うもの。