地球大気の揺らぎによる望遠鏡での見え方をシーイングと呼び、数字を持って空の状態を表します。
スケールA | 見え方 口径15cmの屈折望遠鏡で60倍から100倍で観察した恒星像で判断 |
0 | ディスクとリングの区別がつかず一体となりはげしく動き映像は実際のリングまでの大きさよりも大きく、かつたえずその大きさも変化する。 |
2 | ディスクとリングの区別がつかず一体となり、たえず動揺する。しかし映像は大きく伸びていない。 |
4 | ディスクは明瞭、リングはぼける。 |
6 | ディスクは明瞭、リングは見えるがとぎれてみえる。 |
8 | ディスクは明瞭、リングも完全に見えるが動揺している。 |
10 | ディスクは明瞭、リングは静止しているが、映像が視野の中で動いてみえる。 |
12 | ディスクは明瞭、リングも映像も静止してみえる。 |
スケールAは口径が150mm(6inch)の見えかたですから、ロ径か2倍になればスケール・ナンバーに2を加え、半分になれば2を引きます(四捨五入)。
スケールB | 簡略式 | ディスク直径 | 見え方 口径125mm(5in)、倍率60倍で観察した恒星像で判断 |
0 | 10".00 | ||
1 | VerryPoor | 5".00 | ディスクとリングの区別不明瞭、映像は実際のリングの直径の2倍にまで拡がっている。 |
2 | 2".50 | ディスクとリングの区別不明瞭、映像はときどきリングの直径の2倍の大きさまでに拡がっている。 | |
3 | 1".25 | ディスクとリングの区別不明瞭、映像はなお伸びているが中心は光が強い。 | |
4 | Poor | 0".60 | ディスクはときどき見え、またリングもときどき短い弧を画く。 |
5 | 0".30 | ディスクは常に見え、リングの弧も見ている間の半ばは見える。 | |
6 | Good | 0".15 | ディスクは常に見え、シャープに見えなくても、リングの弧は常に認められる。 |
7 | 0".08 | ディスクはときどきシャープに見え、またリングもはっきり見える。 | |
8 | Excellent | 0".04 | ディスクは常にシャープに見えるが内側のリングはたえず動揺している。 |
9 | 0".02 | ディスクは常にシャープに見え、内側のリングは静止している。 | |
10 | Perfect | 0".01 | ディスクは常にシャープに見え、リングはすべて実際に静止している。 |