Stargazer for Windows by Delphi SAT(1.1)のインストール


SgwdSATvar1.1を公開します。(20191230)


前バージョンとの比較
 最終アップデート(2019年11月19日 SATの訂正14)と同等
 アップデート作業が大変のようでしたので、まとめた上で1.1としました。

動作条件
 IBM/AT機とその上位互換機において動作するWindowsOSであること(Windows8以前は未検証、7やXpで動くという報告はありますが保証は無し、我が家のスタンドアロンxpでは動作していますが、他で動くかは判りません)。
 32bit版と64bit版の2つがあります。インストールするマシンのビット数に合わせてダウンロードファイルを選択してください。64bit動作のWindowsでは32bit版が動作する上位バージョンがありますが、特にメリットはありません。

Stargazerとしての動作状況(1.0に同じ)
 使用可能期間 1800年から2050年(天文暦ファイルによる)
 プログラム  ホロスコープ・タブ・デュアル、 ホロスコープ単円、 進行経過時期表、 座興相性、 四柱推命、 宿曜、 紫微斗数、 三元九星

インストールに要求されるスキル
 ・マウスとエクスプローラでファイルをコピー、貼り付け、実行が出来ること。
 ・ウインドウズの基本的な操作が出来ること。
   含むドライブ&フォルダによる階層的構造の操作的理解があること。


★インストール(2019/12/30)

1 注意点 過去バージョンのインストーラー形式ではなく、 Stargazerのファイル群と共に下位フォルダごと、そのまま圧縮したファイル(LZH形式)を使い、
  1a インストール用ファイルをダウンロードし、そのファイルの解凍先を選び、解凍してStargazerのファイルを復元する。
  1b 解凍された中から実行型ファイル(拡張子EXE)のショートカットをデスクトップに作成する。
  1c Stargazerの初期設定により、解凍されたドライブ、フォルダの情報を設定する。
 という、3段階の作業が必要になります。何れも、ドライブレター、フォルダの階層構造について理解していることが必要になります。
 いい加減にやって出来るというものではありませんので、自分が行う作業にどのような意味と効果があるかを、しっかりと理解して行ってください。説明の中ではWindows10をデフォルトで使う場合になっています。
 また、用語で判らないものがあれば、インターネット等で調べ、意味を判っていないとひどい目に逢います。適当にやって出来るものではありません。
 前バージョン(1.0)からアップデートの場合は、特に旧ファイルを削除しておく必要はありませんが、必ずファイルは上書きしてください。その場合、出生データファイルとしてあらかじめ入っている"0"にデータを追加している方は、インストール前に、バックアップを作り、インストール後に上書きで戻してください。または、名前を変えておけば、削除はしません。


2 インストール用実行ファイルのダウンロード(手順1a前半)
 ダウンロードするファイルは1個です。実行環境により <32bit版> と <64bit版> があります。先ずはこの選択が必要です。
 ベーシックな普及版Windowsではそれぞれ対応のビットでなければ動作しません。上位版64bitでは32bit版が動作します。
また、自己解凍型(拡張子EXE)と、対応の解凍ソフトを使用する単なる圧縮型(拡張子LZH)の2つを用意しました。圧縮ファイルを自力で解凍出来る方には、セキリュテイの点からも単なる圧縮ファイルの方が好ましいと思います。
 ダウンロードの際は事前にStargazerの使用上の注意を御覧戴き、同意していただいたものとして扱います。

  32bit版 

    SgwdSAT32InstFile11.LZH  18,639,225byte

    SgwdSAT32InstFile11.EXE  18,670,969byte

  64bit版 

    SgwdSAT64InstFile11.LZH  20,069,339byte

    SgwdSAT64InstFile11.EXE  20,101,083byte

  ダウンロード先は何処でも構いませんが、自分で判っている場所をおすすめします。デフォルトではWindowsが用意したダウンロード専用のフォルダに入ります。ダウンロードの際にダウンロード先を変更すると、オペレーションシステムやブラウザによってはダウンロードに警告又は出来ないなどの場合があります。それぞれ使用しているシステムやソフトウェアの説明、解説、ヘルプに従って必要があれば、関連の設定を変更してください。

3 圧縮ファイルの解凍操作を行います(手順1a後半)
 ダウンロードしたインストール用圧縮ファイルを起動又は解凍します。この際に実行型の場合は、解凍して使う場所にコピーまたは移動してから、ダブルクリックで実行させます。また、解凍用支援ソフトを使う場合は、ディレクトリ構造を有効にして解凍してください。ルートに二千個以上のファイル(2400はあります)をまき散らした後の処理は大変ですし危険です。

 3a C:ドライブを使用する場合は、ウインドウズによって表示すら制限されている場合があります。エクスプローラを使ってインストール予定のドライブを右クリック、プロパティからセキュリティの項目画面でアクセス許可してから、ダウンロード先からコピー又は移動をしてください。お勧めはc:\です。(デフォルトの実行先はC:ドライブ、ルートです)

 注3a インストール先として、c:\Windowsやc:\Program Files (x86)、c:\Program Files、c:\ユーザー(c:\Users)の4つは避けましょう。このフォルダはウインドウズが特に厳重に管理しているシステム用フォルダで、何をやるとどうなるかを理解している方以外は、触るのも危険です。制限解除すること自体が危険な部分です。また、よく知らないで、他のフォルダと同じ操作しても、存外の結果となることもあります。アンタッチャブル領域と思ってください。c:\はそこまでの制限がかかっていませんので使うことが出来ます。しかし、C:ドライブの制限解除以前に、C:ドライブの初期化、フォーマットは御法度です。してはいけません。過去に、フォーマットしてから某メーカーのサポートに電話で文句を付けて、延々(炎々)ごねた方の話を聞いたことがあります。リカバリーディスクがあっても、無くなったデータは戻って来ません。

 3b パソコンによってはデータドライブとしてD:ドライブ及びそれ以降を用意しているものもあります。こちらにはC:に付けられたような制限を解除するような危険(面倒)はありません。そちらで使うのも手です。Stargazerは何処にあっても動作するように基本設定を変更することが出来ます(自動的にはやりません。起動時に基本設定を変更する必要があります)。

 注3b 圧縮ファイルに入っている下位フォルダ
              \sgwd\SgwdSAT32\EPH            天文暦ファイル用フォルダ
                             \NAT            出生データ用フォルダ
                             \OUT            出力物用フォルダ
                             \sysSAT32       動作用システムデータフォルダ
                                      \lang  表示用用語ファイルフォルダ
                                        \G     場所データフォルダ
   32ビット版のフォルダ名です。64ビット版は"SAT32"が"SAT64"になっています。それぞれ動作に必要なファイルが入っています。

 注3c 注3bで示したフォルダ名、ファイル名については、OSの制限の中で変更及び移動することが出来ます。つまり、設定する場合に、どのファイルが何処のフォルダにあるというのを判っていないとトラブルになるということになります。変更するには使用者において、ウインドウズにおけるドライブ&フォルダの扱い方についてのスキルを持っていることが最低条件になります。Stargazerは、これらの設定ファイルが何処にあっても、指定された場所にあれば動作するようにしています。同じバージョンでも、別フォルダに入っていれば別のプログラムとして動作しますし、異なったバージョンでも、ファイルさえあれば同じフォルダで動作します。付属するランチャー(SAT32sgwd.exe等)は異なったバージョンでも呼び出すことが出来ます。その分、使用者が理解して使わないといけないというスキル要求があります。
 これらのことから、インストール先のフォルダの最初にsgwdフォルダを用意し、次にバージョン名であるSgwdSAT32またはSgwdSAT64を置き実行ファイルとデータを入れ、直下に4つのフォルダで必要データや出力物用フォルダを作っています。そして、これらの構造は、システムデータフォルダの直下にlangとGフォルダがあるという以外は、場所、名称は設定次第になっています。そして、この構造はsdwd(Stargazer for Windows by Delphi)以降のものでは無く、前世紀のMS-DOSのN88BASICを使いフロッピーディスクで動いた最も初期のStargazerで採用し、変わっていない仕様です。
 基本設定を記録するファイルは、実行ファイル(拡張子EXE)と同じフォルダにあるSgwdSAT32.DAT(32bit用)です。基本設定画面を呼び出すのではなくSgwdSAT32.DAT(32bit用)をテキストファイルとして直接編集する手も高等テクニックとしてアリです。

 注3d 自己解凍型は、自分が存在しているドライブ&フォルダの下に注1のフォルダを作成します。ご自分で解凍する際に、フォルダ構造を無視して解凍すると、Stargazerは正常動作しません。(絶対動かないわけではありませんが、「基本設定」をいじる必要があります。場合によっては文字の出ていない基本設定画面を操作することになります)

4 デスクトップアイコンの作成(手順1b)
 作成された\sgwd\SgwdSAT32の中をエクスプローラ等を使い、見ます。その中にSAT64sgwd.exe (.exeが表示されない場合もあります)があります。右クリック−送る−デスクトップ(ショートカット作成) で、デスクトップにアイコンが出来ます。このデスクトップアイコンを右クリックしてプロパティ、互換性タブの管理者として「このプログラムを実行する」にチェックを入れてください。この操作は最初の基本設定を行う為で、基本設定を終了した後は、外しても構いません。天体記号を使えるようにするSG外字を登録するのに管理権限が必要になっているのです。1度登録をすれば、同様の捜査をする他のソフトウェアを使わない限り、管理権限は必要ありません。

5 初期設定(手順1c)

 5a 解凍先がc:\の場合は、作成したデスクトップのアイコンをダブルクリックするとStargazerのメニュー画面が登場します。真っ先に「基本設定」ボタンをクリックしてください。出て来た「基本設定画面」で「閉じる」ボタンをクリック。基本設定画面が終了します。これで、初期設定が終了です。外字フォントによる記号が表示出来るようになります。

 5b 解凍先がc:\以外の場合は、作成したデスクトップのアイコンをダブルクリックするとStargazerのメニュー画面が登場します。真っ先に「基本設定」ボタンをクリックしてください。出て来た「基本設定画面」で「全初期化」ボタンをクリック、次に上から4行目にある「天文暦ファイル名」の「参照」ボタンをクリック、SgwdSATephemerisS.datを選んで(シングルクリックで選択になります)、「開く」ボタンをクリック、基本設定画面で「設定保存」ボタンをクリック、次「閉じる」ボタンをクリック。これで、初期設定を終了します。

 以上でSAT64sgwd.exeと同じフォルダにあるSgwdSAT32.DATに設定した情報が書き込まれます。5aでは、既に入っている情報でOKですので、書き込みはしませんが、占星術記号(SG外字)の登録を行っています。

6 インストール作業は5までで終了です。Stargazerを使用する場合はStargazerの使用上の注意に同意したものと見なします。後は、自己責任で使用してください。自己責任の範疇として、守っていただくことがありますから、「Stargazerの使用上の注意」を、もし見てもいないという場合は確認してください。知りませんでしたというのは言い訳にすらなりません。とある出版社が潰れかけたと言うこともありましたのでご注意のほど。Stargazerを使って使用者が何らかの損害を受けた場合において、著作権利者は賠償の責任を一切持ちません。ですが、著作権利者が利用者から何らかの損害を受けた場合には利用者の免責事項がありません。

7 メンテナンス用の掲示板を用意しています。こちらにも注意事項がありますし、注意事項を読んでいるかいないかを判断するトラップもあります。意地悪というわけではありませんのでご理解の上利用してください。また、インストール作業を代行業者に依頼するという話を噂として聞いたことがありますが、パソコンを使う上で基本的な作業です。圧縮ファイルの解凍は、ややランクの上がる作業ですが、それも自動解凍ファイルを用意していますからダブルクリックだけで出来てしまいます。これが難しいというのは、Stargazerの操作も人にやらせなければならないのではないかと、人ごとながら危惧します。単に慣れていないので怖いというのであれば、慣れれば良いだけです。慣れない方がやっていけないのは、移動削除です。それから実ファイルを複写するのですから、「送る」や「ショートカットを作る」ではリンクファイルを作るだけになることがありますので、「コピー」「貼り付け」でやってみましょう。やってみないと出来ないというのはパソコンだけではありません。占星術もその仲間です。