sdwd占星術講座 平成23年みずほ銀行ATM大規模トラブル(20110326)
平成23年みずほ銀行ATM大規模トラブル
3月17日朝から明らかになった大規模なATMトラブルは、簡単には復旧せずに、収束宣言を出してからも入金されないトラブルが残っていたり、窓口で暫定的に扱った中には、預金以上を引き出した例が2億円にもなるというような混乱もありました。ちょっとしたトラブルというよりは、これで廃業に追い込まれても仕方の無いぐらいの事件です。東北地方太平洋沖地震の影に隠れて扱いは限定されていましたが、原因も明らかになっていない異例の事態です。
もともと、2002年4月1日の合併当日から大規模なシステム障害が発生し、4月中旬まで、利用者に迷惑をかけた歴史を持っています。この時の原因は、合併時のシステムを一本化せずに、各行のシステムを残したまま統合してしまい、調整が行われないまま使い出した結果でした。各行が自分のシステムを使う事に固執し、譲らなかった為で、当然、その視点には顧客の利便なんかは無かったわけです。トラブルは一部の識者、SEから指摘されていて、予想通りにトラブルが発生したわけです。これを示しているのが、Mc天王星に対する、月と火星のオポジションとTスクエアです。それでいながら、木星は2室の扱いですから、利益を上げ、公的資金も返済できたのです。
みずほ銀行の合併母体は、第一勧業銀行・富士銀行、日本興業銀行ですが、溯ると日本勧業銀行に辿り着きます。こちらのチャートから想像すると、内部がうまく行っている会社とは思えません。利益があるので、なんとか持っていますが、収益が落ちたら反目の中で自壊する運命を持っています。
合併自体もすんなりとはいきません。いく方が珍しいのですが、運が尽きたところでやらなければならない為、余計に力が削がれて、重要なポイントであるコンピューターシステム=天王星関連に、重大なトラブルのチャートです。よりによってこの日を選ぶか、というものもあります。経過天王星=新生みずほ銀行の天王星が、勧業銀行の水星絡みのオポジションに対してTスクエアとなっています。経過火星もちょっとしたら関わってきます。
さて、今回のATMトラブルですが、何といっても火種がそこら中にあるチャートです。何時起こってもおかしくない状況です。この地震による何らかの問題によって、引き金となった可能性はあります。ただし、3行のオンラインシステム統合の時の障害を考えれば、大本のチャートと合わせたほうが面白いかも知れません。
こちらには進行のMcで顕著な座相があります。旧システムを引きずっている姿が透けて見えます。すると、今回のトラブルはたまたま起こったのでは無く、根深い会社の体質から出て来るシステム障害ですから、今後も繰り返すトラブルだといえます。3大メガバンクといわれていますが、実体はこんな程度です。日本経済を支える銀行の1つが、こんな具合では、日本の復興に暗雲があると見て良いでしょう。