SGSmS's A. −−−地震
次の話題は、地震です。
地震に関する日本語での文献は限られていますので、皆さんも用意できるでしょう。この目的の為だけでなくとも、揃えて置いて参考になる本です。石川源晃氏の応用占星学、平河から出ている3部作です。その中に地震占星学の一章が設けられています。
わたくしは石川源晃氏の本で勉強を始めた関係で、Stargazerの作り方がその様な形になり、わたくしが源晃氏の弟子だと思う人もいたくらいです。閑話休題。
最終的には地震予知を目的としているのですが、過去の検証から入るのは分析的な態度といえるでしょう。方法論として直接に天体の動きから予知しようとする方法が、余り上手く行かない事を紹介し、次にイングレス図を分析して行く方法を挙げています。例を釧路地震に取っていますが、時間的に有利な立場にいる読者諸氏は、別の例で考えることが出来るでしょう。
この年、もう一つ巨大地震があり、そして今年も巨大地震が起こり、日本列島は地震列島であることを事実として突きつけられたのです。災害は忘れた頃にやってくると言う標語がありますが、北海道に住む人は忘れるどころではない連続攻撃に学習効果甚だしい状況です。釧路の時、わたくしは北海道の反対側にいて、風呂に入っていて地震に気付きませんでした。後で見ると震度3と言う事ですが、どう考えても2ぐらいにしか思えませんでした。
次の奥尻の時は、わたくしは転勤し北海道で最も地盤の良い場所にきていて、震度3と言う発表でした。しかし、この時は、その揺れ方のすごさに驚きました。揺れの大きさではありません。周期がものすごく長いのです。まだ揺れる、まだ揺れてるで船酔いするかと思ったくらいでした。つけていたTVは数分で地震情報を流し始めます。釧路で起こったばかりですから、もう一度来たのかなと思うと、道東方面は揺れが少ないので震源は反対側、日本海側です。また、周期の長い揺れ方から、震央が海底であれば津波は間違いなく来るでしょう。わたくしが数カ月前まで住んでいたところの震度は5となっています。電話はすぐに輻輳してしまいつながりません。ところで夜12時になっても震度5以上が出る筈の奥尻からの情報が入りません。対岸の寿都も5となっています。
空白の天気図という柳田国男のドキュメントを読んだばかりで、気象情報が施設全壊で中央に送れず、天気図が空白になるというのが頭に浮かびました。奥尻もきっと同じ状況だと言う妙に強い確信がありました。しかし、明日も仕事があるし、泊の原子力発電所は無事というニュースも入ったので寝ることにしました。
翌朝、奥尻島の青苗地区が無くなっているのをTVで見たのです。奥尻には行ったことはないのですが、小樽から新潟や舞鶴へ行くフェリーには何度となく乗っていますので、島は良く見ていました。この島が死者、被害の大きさで1993年のトップニュースの現場となってしまったのです。先ずは、SGSmSの初期設定でStargazerの春分点を真位置、視位置に設定して下さい。それで、1993年の春分図、夏至図を見ることにしましょう。設定は色々な方法があるのですが、一例だけ。最初の設定ではイングレスを選べませんから、出生かトランジットの2重円以上でチャートを出します。次に[I]を押してイングレスに分岐し[0]で春分図を選択します。計算基準日を聞いてきますから199303**と打ち込みリターン(**はどうでもいい値です、アクアリスタを入力しても何も表示しません)。更に→キーでデータ表示を第2円にしてから、同じ操作です。但しこちらは[1]夏至図を選択し199306**です。
次回に続く・・・
1992年は釧路地震、1993年は奥尻地震、今年(1994)は現在のところ北海道東方地震が注目すべき対象になっています。
前出の応用で源晃氏のとらえた1992年春分図の特徴は、ASC、MCが29度で涙の角度である事、天王星が4室でICに近いこと、月と天王星がスクエアであることで、これらのことから
東京から遠い地点での地震を導いています。地震の起こる場所については、1992年の春分図のICと天王星の度数差が17度であることから「あやふや」と断っていますが、北海道東部と言う場所を選定しています。
1993年の春分図と奥尻地震の関係で行くと、1992年春分図の特徴を捉える方法は全て使えないことに直ぐ気付くはずです。1993年の春分図で地震関連と言えばICに太陽があること、火星が4室対応の蟹座宮にいること位で、1992年で指摘されたようなこれはと言う状態は見られません。確かに許容度を大きく取れば火星とジュノーがコンジャンクションで天海コンジャンクションとオポジションですから、この点から事件(地震)ありと断じても良いのでしょう。1994年の春分図では月が蟹座宮で4室にいることが地震関連と思えます。
これに対して、1991年の春分図ではICの近くに感受点はXのみですが、ASCは蟹座宮、太陽はMCと言う具合で、関連づけしようとすれば出来ないことはありませんが、弱いと言えるでしょう。1990年はICは蟹座宮、近くに木星でMCの近くには天王星ですから、これまた地震関連は弱いでしょう。
これらの春分図の状態で、地震のあるなしを「当てる」為のセオリーを求めようとして検証しているのですから、もっとはっきりしたものが欲しいと思います。しかし、出てくるものは、個別にそれぞれ違う状況と読み方です。
今回の1992、1993、1994の3つの春分図を比べた場合、許容度を大きめ(6度程度)に取ると最も地震の関連が強いものは1993であるように感じます。他の春分図を参照して、はっきりしてきたことは、春分図を解読する際に、決まった手順や固定した方法がないと言うことです。
つまり1992年の春分図分析で釧路地震を導いた方法は、1993年の春分図から奥尻地震を、1994年の春分図から北海道東方地震を導く為にはほとんど使えないのです。いみじくも著者は同章で「占星学にはオールマイティの法則が存在しない」と述べていますが、法則自体も絶対というものではないのですから、「あやふや」さは一層大きくなってきます。
どうすればよいかというと、春分図による方法を絶対視しないことです。他の満月新月、日食月食、感受点の合、これらを併用する事です。時期表を使って、それぞれの時期を計算させておきましょう。
また、次回に続く・・・
さて、地震を見るために、四季図だけでは不十分であることがはっきりして、次に、新月満月や、それらの強力な場合である日食月食を用いて何かわかることはないだろうかという話の流れです。
訪星珠氏の「社会占星術」の中で地震に関して、次のようにまとめられています。彼女は先ず食が重要であることを見いだし、アングルでの不調和座相や、不動宮に特徴があると述べています。更に、出生図として日本国星図(起源図)を使用し、トランジットの状態が、
1 食がアングルで生じる。
2 食が固定サイン(不動宮)で生じる。
3 惑星の幾つかがアングルで0、90、180度を作りあう。
4 MCやASCを食や惑星群が0、90、180度で損なう。
5 MCやASCの前後で食が起こったり、惑星の不調和なアスペクトが生じた時。
6 国家や都市の星図の星と1から5の星が不調和なアスペクトを作った時。
7 第4ハウスの星座宮が、その支配星が固定サイン(不動宮)。と言う7種の法則を挙げています。
データの登録を忘れていましたので、入れてみましょう。出生データのファイル形
式で表記します。
19930115 120700 145.600 43.330 "根室南東","釧路沖","",2
19930712 131700 139.860 42.450 "桧山北部","北海道南西沖","",2
19941004 132300 147.413 43.285 "北海道東方沖","北海道東方沖","",2
注意 震源の位置はかなり適当に入れてしまいました。
19920104 231045 139.700 35.700 "東京"," 合 山羊13.853","",2
19920615 45121 139.700 35.700 "東京"," 衝 射手24.338","",2
19920630 121855 139.700 35.700 "東京"," 合 蟹 8.945","",2
19921209 234202 139.700 35.700 "東京"," 衝 双子18.171","",2
19921224 4435 139.700 35.700 "東京"," 合 山羊 2.462","",2
19930521 140731 139.700 35.700 "東京"," 合 双子 0.524","",2
19930604 130407 139.700 35.700 "東京"," 衝 射手13.915","",2
19931113 213554 139.700 35.700 "東京"," 合 蠍 21.528","",2
19931129 63115 139.700 35.700 "東京"," 衝 双子 7.054","",2
19940510 170744 139.700 35.700 "東京"," 合 牡牛19.806","",2
19940525 34057 139.700 35.700 "東京"," 衝 射手 3.718","",2
19941103 133719 139.700 35.700 "東京"," 合 蠍 10.904","",2
19941118 65808 139.700 35.700 "東京"," 衝 牡牛25.704","",2
注意 黄経の合の時間です。食甚(食の最も深い時間)ではありません。
日本国始源図との対照は後回しにして、とにかく食図を見ましょう。食図の有効期間は次の食図までと言う考え方と、食図を中心として隣の食図との中間までと言う考え方がありますが、ここでは次の食図までと言う回帰図的な方法で行きます。すると、1992/12/24の日食が釧路、1993/5/21の日食が奥尻、1994/5/11が東方になります。
1992/12は地震関連の特徴としては、ASCに土星でしょう。
1993/5は食が4室で土星とスクエア、木星とトライン
1994/5は1992/12と同じくASCに土星です。
何か、関連がありそうな様子です。しかし、他の地震が大ニュースとならない時の食図をチェックしなければならないのは明白です。例えば、間に入っている1993/11はASCの近くで食ですし、土星ともスクエアです。また、そうなると1850年からの地震をまとめたと言う訪星珠氏の努力を期間を拡張して検証することが出来るはずです。SGSとSGSmSはフルセットの天文暦では1600年から使用できます。
次に、地震の予兆があるチャートに対し、石川分割調波の分析をするのは良いチェックの方法であると考えられます。氏は月、金星、ジュノーの3分割を使用していますので、食図を第1円に、3つの分割調波を2円から4円に設定して、4重円で見ることが出来ます。
また、次回に続く・・・
日食月食図をチェックしようとすると食が1年に数回ですから1年分はたちまち見ることが出来ますが、10年20年と言うことになるとかなりの量になります。具体的に言うと1600年から500年間で1700位あります。統計分析するには足りませんが、個別に見るには大変です。しかし、文句を言っているだけでは何も解決しませんから、取り掛かってみましょう。
先ずは、取りあえず最も関連のありそうな要素を抽出してみましょう。1800年から2050年までの、昇交点又は降交点の13度以内で起こる新月満月(日食月食相当)の時の、東京でのチャートの感受点配置の内IC-太陽、IC-天王星、IC-土星、太陽-天王星、太陽ー土星の黄経の角度差で0、90、180度となるもの(許容度3.5度)を一覧にしてみました。
年月日(GMT) / s日食 m月食 / 角度差
IC-太陽 IC-天王星 IC-土星 太陽-天王星 太陽ー土星
18030817s 90.4 18080510m 87.2 18010330m 93.0 18010922m 3.3 18000424s 90.1
18050115m 88.9 18081103m 93.0 18040211s 88.0 18050711m 88.0 18080510m179.5
18130727s 0.8 18091023m 93.2 18110324s 88.6 18090430m178.4 18110917s 86.5
18161204m 89.9 18110310m 2.3 18140121s 1.5 18130215m 88.5 18170530m 93.0
18380918s 93.3 18130812m 89.2 18190410m 0.2 18161204m 1.0 18220803m 90.2
18470924m 1.9 18150706s 0.6 18340607s179.1 18240101s 1.7 18230126m 87.7
18510728s 1.3 18160527s 2.2 18490818s 3.3 18271020s 87.9 18250531m 1.0
18540526s 88.7 18161204m 90.9 18510728s 89.5 18281023m 88.9 18251209s179.0
18670320m 88.3 18180421m 88.9 18540512m 2.8 18310807s177.9 18370504s179.8
18700117m 1.3 18181029s 1.2 18540526s 88.7 18320201s 2.2 18450506s 87.2
18710618s177.5 18190410m 89.8 18630517s 91.9 18351120s 89.3 18480913m178.6
18850908s 93.4 18220803m 2.0 18650425s177.6 18390907s179.9 18510728s 90.9
18930416s 1.4 18220816s 0.8 18660331m 2.7 18400304s 2.5 18540526s 0.0
18931009s 87.3 18280414s 2.5 18670914m 88.6 18430627s 93.2 18570325s 92.3
19000528s 2.9 18290403s179.7 18690807s 0.6 18431221s 89.7 18611217m 93.0
19040909s 93.2 18390315s 1.4 18711212s179.7 18470331m 3.5 18680223s 88.9
19091127m 87.7 18420126m 0.6 18750420m 93.5 18471009s179.2 18701222s 0.4
19160120m 91.7 18460511m 93.3 18841019s 88.8 18510117m 89.4 18740501m 87.2
19210408s 87.6 18461020s 91.5 18860305s 2.7 18510728s 90.6 18770227m 1.2
19220411m 87.2 18470331m 92.3 18891222s 92.4 18541104m177.4 18791228m 92.6
19240814m 88.5 18480927s 87.8 18920511m 0.9 18580824m 87.7 18901212s 93.1
19250124s 1.8 18490902m176.9 18931009s 88.2 18590217m 91.2 18931009s 0.8
19270103s 87.8 18500212s177.5 18931025m 93.4 18700712m 1.8 18990608s176.6
19370608s 88.7 18510728s 89.2 18940915m177.3 18731104m 91.8 18991217m 1.0
19391012s 88.0 18541104m 87.9 18950904m179.4 18780217m178.7 19021017m 88.6
19441229m 0.8 18550516s178.1 18960823m176.7 18810527s 92.9 19080628s 86.8
19460530s 89.9 18561013m 89.3 18970729s 89.8 18820601m 93.3 19081223s 92.3
19471128m 89.2 18611217m 92.6 19000613m 2.2 18850924m 1.8 19110428s 2.0
19480509s178.6 18670320m176.7 19070114s178.7 18890712m 87.4 19160715m 1.9
19481018m179.6 18690723m 0.1 19081207m 0.8 18920426s176.8 19190515m 88.6
19500402m 89.4 18721130s179.5 19101102s 1.0 18930430m177.8 19220328s177.0
19510307s 92.0 18760310m 87.1 19170704m 87.8 18960213s 90.1 19221006m 1.1
19540119m176.7 18770227m 93.3 19191122s 90.9 18960809s 93.4 19250804m 86.5
19571107m 1.8 18831016m 89.5 19260128m178.8 18991203s 2.2 19280603m176.6
19581012s 93.1 18831030s178.5 19270629s 90.5 19001206m 1.1 19311011s 89.7
19640114s 92.4 18860305s 92.4 19300428s179.7 19080103s 0.7 19400422m 2.2
19641219m178.8 18870819s177.3 19340810s 86.5 19111022s 87.9 19441229m179.5
19641219m178.8 18890101s178.5 19360108m 2.5 19160203s 2.1 19450709s 2.2
19660504m 91.3 18910523m 92.5 19441229m179.8 19191122s 88.6 19471112s 87.4
19661112s 0.6 18970729s 90.6 19450625m 3.4 19230303m 1.9 19480509s 87.8
19690925m 87.0 18991217m179.6 19480509s 90.8 19230910s178.4 19500912s 3.4
19771012s 88.2 19000528s179.0 19520211m 89.1 19240305s 2.5 19510323m176.8
19830625m 91.9 19021017m177.8 19530214s 88.0 19261219m 89.0 19590324m 86.8
19851112s 0.8 19101117m 90.8 19551214s 90.5 19270629s 93.2 19620731s179.7
19870414m177.8 19160715m 1.2 19620219m 0.8 19271224s 88.2 19700817m 91.5
19900722s178.1 19211001s177.8 19650530s178.7 19301007m179.6 19731224s178.5
19961012s 3.0 19220328s 1.9 19650614m 93.5 19310402m 3.0 19761106m 88.2
20010109m 87.7 19260114s178.7 19700307s 2.4 19311011s179.9 19790226s176.7
20011214s 92.6 19290509s 91.8 19720116s179.7 19340726m 91.4 19790906m 3.5
20070319s179.0 19300428s 89.3 19740604m 90.8 19350119m 88.9 19820109m 87.4
20090209m 1.1 19340214s 88.1 19741213s179.6 19381107m179.0 19820706m 91.9
20090722s177.3 19361213s 0.4 19750525m177.9 19420826m 87.8 19841108m 2.3
20110601s 93.3 19370525m 86.9 19770404m 86.9 19430220m 89.9 19910115s 2.1
20111210m 0.7 19440720s 89.4 19831204s 0.8 19510323m 93.4 19930521s 90.5
20170226s 1.6 19460103s177.1 19860409s 1.5 19540716m 0.4 19931113s 92.4
20180727m 88.4 19481101s 0.7 19880303m 90.8 19571107m 93.3 19960927m179.7
20240918m179.9 19580419s 92.4 19900126s 88.5 19610215s177.2 19990811s 91.5
20360807m178.8 19610215s 86.5 19950429s 90.8 19620219m178.0 20020610s 1.3
20370713s177.0 19610302m178.4 19980226s 1.7 19641204s 87.2 20050408s 91.6
19650614m 92.6 19980313m178.5 19650530s 91.5 20110104s 86.8
19670424m178.4 19990216s178.8 19651208m 86.9 20130425m177.4
19671102s 89.4 20040419s 88.8 19680922s 0.1 20131103s 2.6
19720726m178.6 20041014s 89.6 19690925m 1.7 20160309s 92.7
19810731s 88.7 20051003s 1.9 19800216s 91.3 20160901s 90.7
19820125s 87.3 20060314m 0.6 19800810s 93.3 20190106s 3.4
19861003s 2.0 20060907m 90.8 19831204s 2.3 20200110m 2.6
19880303m 91.6 20080801s 92.2 19840530s177.8 20220516m 90.4
19970324m 92.2 20080816m 87.1 19880318s 86.8 20221108m 92.8
20010621s 87.2 20100115s 1.9 19920104s 0.1 20250314m 1.6
20021204s179.3 20111125s 90.6 19990131m 1.4 20250921s179.4
20170211m 87.0 20120604m180.0 20000205s 0.7 20280112m 89.9
20170821s178.1 20150404m 87.5 20021120m 87.5 20301125s177.4
20180727m179.4 20240325m 92.7 20031123s 87.8 20340403m 90.6
20270206s 88.0 20240408s 90.2 20060907m177.7 20420420s176.6
20291205s177.8 20241002s 88.5 20070303m 1.6 20450303m 91.6
20321018m179.2 20270220m 88.8 20070911s178.2 20450827m 90.7
20321103s 1.9 20330414m 0.5 20101221m 87.4 20480101m 3.1
20340928m 88.0 20391130m 91.4 20141008m179.4
20360227s 91.5 20401104s 89.0 20150404m 1.9
20360821s 88.2 20420929m 90.9 20180727m 92.2
20370713s178.1 20440228s176.5 20190121m 87.8
20381211m177.1 20460205s176.6 20221108m179.1
20450827m 1.5 20470112m176.9 20260217s 88.7
20480101m 2.4 20260828m 89.3
20270220m 89.7
20291205s177.1
20301209m176.9
20340320s 92.2
20370713s 1.1
20411108m 93.4
20481205s 88.3
20490531s 91.3
この表でIC-太陽が180度の許容度範囲内であれば、MCと合になっているわけです。許容度を狭めに取っていますから、特徴を充分に捉えているとは言い切れませんが、取りあえず地震の表と比べてみましょう。
一覧表を整理して2以上の要素が重なっているものを更に抽出して理科年表の「日本付近のおもな被害地震年代表」と比較し、次の食までの間に地震が取り上げられているかどうかを見てみましょう。小さめのものは外してマグニチュードで6.5以上のものにしましょう。ついでですから同じフォーマットで1600年からを取り上げてみます。
16110610 s 086.8 IC-太 088.2 IC-天 001.5 太-天
16111202M8.1#74三陸から北海道
16130504 m 086.8 IC-天 000.5 IC-土
16180209 m 003.4 IC-太 086.8 太ー土 090.2 IC-土
16230429 s 089.3 太-天 093.0 IC-天
16260821 s 092.0 IC-土 001.7 太-天
16340314 m 089.9 IC-太 177.2 IC-土 093.0 太ー土
16340329 s 003.2 IC-天 177.1 IC-太
16380115 s 091.9 太-天 002.3 太ー土
16401113 s 092.2 太ー土 003.1 IC-太
16401123M6.5#87加賀
16600425 m 176.8 太ー土 093.1 IC-土
16720313 m 001.4 太ー土 003.5 IC-天
16740717 m 087.4 太ー土 088.2 IC-太
16750623 s 086.8 IC-土 091.6 太-天
16791004 s 177.4 太-天 093.4 太ー土
16840116 s 179.1 IC-土 091.7 太-天
17030714 s 088.5 太ー土 179.1 IC-太 090.6 IC-土 177.1 IC-天
17031231M6.5肥後M8.1#129関東
17061105 s 089.7 太-天 091.6 IC-天
17131202 m 088.9 太ー土 087.7 IC-天
17210709 m 089.3 IC-太 089.0 太-天 178.3 IC-天
17290213 m 088.5 太-天 091.4 IC-土
17441021 m 001.9 IC-土 088.9 太-天
17450925 s 087.8 IC-天 002.0 太ー土
17480130 s 091.3 太ー土 003.5 太-天
17520528 m 088.7 IC-天 177.6 IC-太
17621017 s 087.2 IC-太 177.0 太ー土
17621018M?#165土佐17621031M7.0#166佐渡
17720417 m 000.9 IC-天 093.5 IC-土
17720603M<=7.5#178東北
17750215 m 001.8 IC-太 091.6 太-天 089.8 IC-天
17820329 m 000.3 IC-土 178.3 IC-天
17820823M7#181相模
17860130 s 002.4 太ー土 178.2 IC-土 179.4 IC-太
18080510 m 179.5 太ー土 087.2 IC-天
18161204 m 001.0 太-天 090.9 IC-天 089.9 IC-太
18190410 m 089.8 IC-天 000.2 IC-土
18190802M7.2#204関西
18220803 m 002.0 IC-天 090.2 太ー土
18470331 m 092.3 IC-天 003.5 太-天
18470508M7.4#228善光寺地震
18510728 s 001.3 IC-太 090.6 太-天 089.5 IC-土 090.9 太ー土 89.2 IC-天
18540526 s 088.7 IC-土 088.7 IC-太 000.0 太ー土
18540709M7.2#235関西18540828M6.5#236東北
18541104 m 087.9 IC-天 177.4 太-天
18541223M8.4#237安政東海地震
18541224M8.4#238安政南海地震
18541226M7.4#239九州四国
18611217 m 093.0 太ー土 092.6 IC-天
18670320 m 176.7 IC-天 088.3 IC-太
18770227 m 093.3 IC-天 001.2 太ー土
18860305 s 002.7 IC-土 092.4 IC-天
18931009 s 087.3 IC-太 088.2 IC-土 000.8 太ー土
18970729 s 090.6 IC-天 089.8 IC-土
18970805M7.7#290仙台沖
18991217 m 001.0 太ー土 179.6 IC-天
19000512M7.0#299宮城
19000528 s 179.0 IC-天 002.9 IC-太
19001105M6.6#300伊豆諸島
19021017 m 177.8 IC-天 088.6 太ー土
19160715 m 001.2 IC-天 001.9 太ー土
19191122 s 090.9 IC-土 088.6 太-天
19220328 s 001.9 IC-天 177.0 太ー土
19220426M6.8#329東京湾
19270629 s 093.2 太-天 090.5 IC-土
19300428 s 089.3 IC-天 179.7 IC-土
19300601M6.5#338北関東
19311011 s 089.7 太ー土 179.9 太-天
19311102M7.1#341宮崎
19441229 m 179.8 IC-土 000.8 IC-太 179.5 太ー土
19450113M6.8#364三河地震
19480509 s 087.8 太ー土 090.8 IC-土 178.6 IC-太
19480615M6.7#368和歌山
19510323 m 093.4 太-天 176.8 太ー土
19571107 m 093.3 太-天 001.8 IC-太
19610215 s 177.2 太-天 086.5 IC-天
19610227M7.0#386日向灘
19610812M7.2#387釧路沖
19610819M7.0#388北美濃地震
19620219 m 178.0 太-天 000.8 IC-土
19620423M7.0#389広尾沖
19620430M6.5#390宮城県北部地震
19641219 m 178.8 IC-太 178.8 IC-太
19650530 s 178.7 IC-土 091.5 太-天
19650803M5.4#397松代群発地震開始
19650614 m 092.6 IC-天 093.5 IC-土
19650803M5.4#397松代群発地震開始
19690925 m 001.7 太-天 087.0 IC-太
19831204 s 000.8 IC-土 002.3 太-天
19880303 m 090.8 IC-土 091.6 IC-天
以上ですが、無作為に抽出したよりは、相関がある様に思います。また、マグニチュードの大きな地震が食の前にあるという例に2、3気付きましたが、評価から外してあります。
ところで、ICとの関連は別にして、土星や天王星が食と0、90、180度の座相(HN=4、ハーモニック数4)を持つというのは、大まかな意味で月の昇交点、降交点とHN=4を作ることになります。一覧表は食の位置の13度以内と言うことで計算していますから、許容度は広いのですが、ある程度の周期性が存在してもおかしくありません。ノードと土星のHN=4サイクルは平均的なところでは2.85年、天王星とは3.8年と言う事になりますから、地震そのものの周期性として取りざたされる期間よりはるかに短いものです。
とにかく、このデータから、これらのチャートでの状況と地震との関連はあるが、チャートにこれらの状況が出たからと言って大地震が起こるわけではない事が分かりました。
春分図に対する評価を良くしないままに食図を調べ始めてしまいましたが、春分図に付いても、同じ様な考え方で、一覧表を作成してみましょう。複雑な座相を取り扱うのは大変ですから、ICと火星、土星、天王星、海王星、冥王星のそれぞれとのアスペクトを調べてみました。計算地は東京です。
*印は許容度3.5度のHN=4座相です。
年次 火-IC 土-IC 天-IC 海-IC 冥-IC
1800 140.8 042.1 093.5* 145.6 107.9
1801 089.2* 027.6 014.4 063.8 169.3
1802 062.3 103.7 071.0 024.5 080.1
1803 115.9 173.3 149.8 106.0 002.3*
1804 093.9 111.5 126.0 167.0 090.3*
1805 031.5 042.0 047.9 086.2 172.0
1806 108.3 035.9 038.2 002.6* 098.1
1807 169.0 106.2 116.4 083.4 016.3
1808 050.4 174.6 157.0 172.7 074.0
1809 064.2 103.0 078.3 106.0 156.2
1810 147.3 020.1 011.4 013.8 110.6
1811 073.6 052.1 090.0* 067.3 028.4
1812 012.1 132.6 176.8* 156.6 061.9
1813 139.6 155.5 105.2 122.9 143.4
1814 172.5 072.9 016.5 031.9 124.6
1815 014.7 001.4* 061.1 048.0 043.6
1816 030.5 079.2 147.7 137.0 046.4
1817 169.1 150.2 135.2 143.7 126.8
1818 124.7 128.8 047.8 054.1 142.6
1819 033.1 056.6 030.9 026.8 060.6
1820 084.3 022.4 116.8 114.7 028.3
1821 125.0 095.5 163.1 163.1 111.7
1822 060.7 175.7 075.5 073.5 157.7
1823 075.8 112.8 003.8 007.8 075.3
1824 172.8 036.8 088.0* 094.0 011.9
1825 081.8 035.3 168.8 176.7* 095.7
1826 044.0 111.3 106.1 096.4 176.3
1827 117.6 175.2 023.2 011.7 090.4*
1828 098.3 102.3 059.7 072.9 004.7
1829 041.1 029.1 143.0 158.1 081.6
1830 109.0 044.9 132.6 115.8 168.8
1831 158.4 118.7 048.4 029.9 104.1
1832 046.5 169.2 034.1 054.3 018.8
1833 001.1* 092.9* 120.6 142.5 070.5
1834 154.2 020.2 156.8 133.3 155.9
1835 157.1 056.4 070.7 045.6 115.3
1836 002.3* 126.7 008.8 035.6 033.1
1837 057.4 156.5 094.2 122.6 055.2
1838 160.4 083.6 175.5 154.6 139.1
1839 077.0 005.8 098.9 067.3 132.5
1840 044.9 063.9 021.6 011.6 052.4
1841 158.5 144.4 066.2 101.0 038.1
1842 112.5 145.0 143.9 179.8* 118.6
1843 020.8 062.9 127.1 089.2* 149.7
1844 087.7* 008.9 048.5 008.9 068.3
1845 128.6 090.8* 040.2 081.3 023.2
1846 074.7 165.7 122.0 164.8 107.8
1847 074.4 113.4 150.2 105.8 161.7
1848 128.8 042.5 072.4 026.4 081.0
1849 082.9 040.0 017.3 065.0 011.5
1850 028.7 111.5 096.2 145.5 093.3*
1851 118.8 167.5 175.2 124.2 175.3
1852 180.0* 096.7 096.4 043.7 093.6
1853 037.1 019.3 010.7 043.7 005.0
1854 039.5 053.5 070.7 126.9 079.4
1855 163.8 130.2 156.4 145.6 168.1
1856 086.1 159.9 124.3 064.6 109.6
1857 004.8 082.2 036.9 024.7 019.2
1858 139.9 011.6 043.7 107.2 064.5
1859 152.5 062.3 127.7 166.9 151.7
1860 005.1 133.6 150.8 083.4 123.6
1861 051.6 155.0 069.2 000.2* 038.8
1862 158.4 080.0 015.8 087.2* 049.4
1863 107.8 007.5 097.9 171.4 134.8
1864 047.6 065.2 179.8* 104.5 139.9
1865 096.5 139.3 097.3 019.5 053.6
1866 111.7 144.1 012.4 067.6 034.7
1867 056.9 070.9 068.7 151.0 119.3
1868 087.3* 009.3 156.2 119.2 149.7
1869 156.3 082.1 124.1 037.2 066.3
1870 073.9 163.9 035.7 053.7 025.7
1871 022.9 123.3 043.4 135.2 108.5
1872 129.9 045.8 126.9 138.8 164.2
1873 103.3 028.1 153.3 056.4 080.6
1874 030.0 108.3 067.3 032.2 009.3
1875 117.9 179.0* 009.2 111.3 089.6*
1876 172.3 099.7 096.3 158.9 179.4*
1877 030.0 030.8 171.0 081.5 100.7
1878 014.8 051.9 100.3 010.0 008.0
1879 173.4 123.3 022.7 090.2* 073.5
1880 140.9 157.8 062.6 178.3* 162.8
1881 015.4 084.1 142.9 098.6 112.8
1882 061.0 003.8 129.8 008.4 021.4
1883 142.2 065.8 052.8 071.3 059.6
1884 088.2* 146.0 035.1 162.0 151.5
1885 058.8 144.9 112.3 117.9 127.2
1886 134.3 065.5 159.7 027.1 035.1
1887 102.8 005.1 080.2 055.1 048.4
1888 010.5 078.4 002.3* 140.4 134.9
1889 099.3 150.3 083.4 135.7 140.0
1890 126.9 134.1 168.5 048.0 051.0
1891 059.4 064.2 112.3 033.9 032.2
1892 084.9 012.4 026.4 122.4 121.9
1893 140.1 084.2 054.2 154.4 153.6
1894 068.4 159.4 137.9 068.1 066.1
1895 019.2 126.2 139.6 016.9 020.2
1896 139.6 055.7 061.4 097.5 102.1
1897 173.2 021.8 023.5 175.2 169.4
1898 019.0 096.2 105.0 091.4* 084.4
1899 036.6 171.9 172.6 006.6 001.6*
1900 175.2 113.6 091.5* 076.7 086.2
1901 105.9 035.1 006.7 163.8 174.5
1902 026.8 039.1 073.8 113.6 101.7
1903 122.0 121.7 162.7 022.7 009.5
1904 132.8 166.8 119.6 057.1 071.6
1905 010.0 083.6 029.9 148.8 164.4
1906 064.0 009.5 050.6 128.7 111.9
1907 153.7 069.1 135.9 041.6 023.5
1908 093.8 142.0 144.3 040.1 059.4
1909 053.4 137.9 057.1 129.2 149.7
1910 108.3 066.8 021.5 150.4 128.8
1911 103.1 014.1 110.3 059.9 037.1
1912 045.9 080.8 174.8 016.7 040.8
1913 103.3 160.2 086.7* 106.5 131.7
1914 159.3 129.3 007.1 172.3 145.9
1915 053.3 053.0 078.6 084.9 057.3
1916 012.9 017.8 159.4 002.5* 026.2
1917 146.5 095.6 112.7 087.0* 116.9
1918 121.0 164.6 033.2 168.0 160.9
1919 012.9 117.9 054.9 102.3 070.1
1920 112.6 050.3 133.1 022.7 010.6
1921 170.0 026.2 140.0 065.8 100.2
1922 029.7 099.2 056.9 150.3 174.1
1923 031.5 172.9 026.4 124.8 088.1*
1924 178.4* 113.8 109.0 040.7 003.0*
1925 128.3 037.3 165.5 046.2 085.1
1926 025.7 037.1 082.7 130.5 170.4
1927 072.0 115.2 003.4* 141.8 100.9
1928 132.6 170.1 085.8 057.9 016.0
1929 082.4 093.8 169.4 027.1 070.1
1930 067.5 015.4 105.0 114.2 158.2
1931 129.9 056.7 025.9 165.2 120.2
1932 087.9* 135.0 059.2 078.6 032.6
1933 008.3 150.7 140.3 004.1 051.0
1934 113.9 072.1 134.4 091.0* 138.9
1935 134.0 001.3* 054.1 172.8 138.4
1936 043.3 079.4 030.8 100.7 050.9
1937 095.2 151.2 109.6 020.3 030.4
1938 155.6 126.2 160.5 071.3 122.9
1939 052.5 055.7 082.6 150.9 156.7
1940 004.2 026.2 007.0 117.8 064.5
1941 150.8 098.5 087.4* 035.6 018.5
1942 164.7 178.5* 175.7 054.5 109.4
1943 006.4 111.2 105.2 135.4 169.0
1944 038.7 032.9 017.9 135.4 079.0
1945 163.0 035.8 060.2 055.4 001.7*
1946 115.4 115.6 149.8 036.1 093.9
1947 039.4 178.3* 134.2 114.1 172.6
1948 104.2 102.0 047.9 157.5 098.4
1949 118.6 032.9 031.3 076.3 016.6
1950 025.9 043.8 117.7 012.3 072.7
1951 082.4 113.7 162.8 093.9 154.8
1952 154.8 169.4 076.8 177.8* 116.3
1953 076.2 099.1 002.2* 096.5 034.5
1954 062.8 020.8 088.7* 007.7 054.7
1955 125.2 050.0 167.1 073.2 136.0
1956 085.1 126.0 109.6 158.9 137.9
1957 034.6 157.8 026.6 115.6 052.0
1958 118.0 080.7 057.0 029.5 034.4
1959 167.6 005.0 138.9 055.0 119.2
1960 038.2 071.2 139.0 139.8 155.8
1961 012.7 148.4 056.0 134.6 070.0
1962 162.0 133.5 027.7 048.2 016.6
1963 138.0 055.5 111.4 038.1 103.1
1964 003.5* 019.9 167.5 122.0 172.9
1965 084.4 099.7 082.0 149.8 084.6
1966 156.1 173.9 002.0* 066.9 001.8*
1967 041.4 108.6 081.5 019.4 084.5
1968 047.8 036.7 159.7 100.3 165.4
1969 177.4* 041.9 115.2 171.8 106.8
1970 110.0 113.1 037.1 090.8* 026.0
1971 035.6 169.4 047.7 003.3* 061.4
1972 094.7 100.8 124.0 075.8 140.3
1973 117.8 021.3 148.4 166.1 129.7
1974 065.0 049.0 069.6 112.4 048.4
1975 084.0 127.7 018.0 022.1 041.6
1976 137.9 163.2 096.4 058.9 122.3
1977 075.6 084.3 175.2 150.0 147.1
1978 014.8 015.7 097.0 129.3 066.7
1979 125.9 061.9 009.8 039.6 022.6
1980 155.5 130.1 067.8 040.5 102.2
1981 033.3 150.9 156.1 131.2 167.5
1982 074.4 080.5 124.7 147.2 086.4
1983 168.6 003.5* 039.2 059.3 000.9*
1984 055.5 066.5 038.8 021.0 080.8
1985 010.7 145.3 125.3 109.7 169.0
1986 158.9 142.4 155.0 168.4 109.6
1987 147.9 063.7 069.3 080.5 022.2
1988 006.5 009.6 010.8 001.7* 059.5
1989 054.6 088.1* 095.9 088.9* 146.2
1990 150.4 163.5 177.9* 172.9 130.3
1991 100.6 120.4 099.6 102.6 046.2
1992 053.9 044.8 017.5 018.6 037.3
1993 106.3 032.7 066.5 067.3 122.7
1994 105.0 109.5 149.9 152.6 152.4
1995 037.7 175.9 128.7 124.2 069.6
1996 096.9 098.0 043.8 037.5 016.7
1997 170.2 023.2 038.2 046.2 100.2
1998 065.4 057.4 126.4 136.2 170.2
1999 058.9 131.2 152.0 140.5 087.2*
2000 134.6 150.8 065.7 052.5 000.5*
2001 083.1 077.4 016.3 031.2 084.0
2002 025.4 000.6* 102.1 118.7 171.3
2003 129.2 068.2 179.5* 161.3 108.9
2004 177.0* 146.0 091.9* 072.1 019.9
2005 024.4 146.2 013.8 007.6 059.7
2006 019.4 067.8 075.0 098.0 150.1
2007 179.9* 001.4* 152.0 176.6* 131.4
2008 132.0 074.5 121.6 095.4 043.4
2009 022.5 144.2 041.4 013.6 038.4
2010 077.2 137.7 046.9 076.3 128.3
2011 135.5 069.0 125.4 156.4 151.5
2012 061.6 011.1 145.1 112.5 060.2
2013 064.9 080.6 066.6 032.4 020.0
2014 170.6 161.7 022.9 058.7 111.3
2015 095.4 127.5 101.9 139.3 168.0
2016 036.9 048.7 171.6 132.5 079.5
2017 104.0 025.9 089.6* 048.9 004.3
2018 112.1 105.3 003.1* 039.2 092.8*
2019 053.3 177.2* 075.7 119.7 173.6
2020 095.6 102.9 162.4 151.9 097.7
2021 148.0 028.9 116.9 069.5 014.9
2022 061.7 051.6 029.8 019.4 074.3
2023 010.8 127.0 052.3 103.3 158.6
2024 142.5 157.0 135.0 172.2 116.4
2025 163.0 079.8 141.0 086.4 030.1
2026 015.4 004.5 058.7 002.2* 054.6
2027 057.0 069.4 022.4 080.9 138.2
2028 171.6 144.8 105.3 165.7 136.4
2029 072.7 139.4 171.1 108.7 050.3
2030 031.0 066.3 089.9* 025.4 033.5
2031 156.5 010.8 004.3 062.2 121.8
2032 125.5 079.9 073.6 142.2 157.6
2033 011.8 159.9 162.8 126.4 065.6
2034 071.3 128.6 116.3 043.3 018.2
2035 140.8 052.7 030.7 044.6 106.7
2036 088.8* 019.1 050.9 128.5 168.6
2037 061.1 095.6 137.3 142.7 079.1
2038 114.3 164.6 144.0 061.6 002.8*
2039 097.2 117.1 056.3 028.6 093.7
2040 037.8 050.6 019.3 106.7 172.5
2041 105.6 029.6 108.2 162.0 095.3
2042 174.1 098.5 174.8 082.3 014.9
2043 048.6 174.6 091.0* 004.1 072.4
2044 042.4 114.2 012.6 085.2 154.3
2045 152.4 034.3 074.1 174.5 115.5
2046 084.9 037.4 152.2 104.6 033.8
2047 008.2 119.5 119.6 013.7 058.0
2048 136.9 170.2 043.4 065.3 137.9
2049 166.4 088.3* 044.2 155.6 130.8
以上ですが、この表と地震との関連は皆さんでもんでみて下さい。わたくしとしては、地震と春分図のIC関連座相に相関関係があるように見えません。勿論、統計的な処理をしている訳ではありませんので、決定的なことは言えませんが、天王星がICにコンジャンクションしているのに大した地震がないと言う年もあります。少なくともICと天王星の座相だけから地震に関しては何も言えないようです。
次に、海王星と火星の会合図というものが良く取り沙汰されますのでそれにも目を向けてみましょう。食図の一種ですから、春分図で期待外れになったところを、再び食図で取り返せるかもしれないし、前出の「社会占星学」には会合2星に金星を伴うと超大地震になると言う心強い記述もあります。
先ず、1605年から2050年という枠で、火星と海王星のコンジャンクションを時期表で作成し、金星との位置関係をチェックしたところ5度以内にあるものは次の9回でした。
GMT オーブ
1664年12月18日16時59分 4.91
1714年 4月23日 3時 8分 1.68
1761年10月 1日22時42分 4.34
1782年10月22日 1時15分 1.53
1803年11月 8日 3時25分 2.59
1902年 7月24日12時 8分 4.25
1944年 9月 3日 4時40分 4.40
1997年12月16日14時13分 3.38
2043年 5月21日 5時58分 2.19
この「時」と次の会合迄の間に超大地震があるはずです。地震データを理科年表の「日本付近のおもな被害地震年代表」の中から、今度は、1600年以降の死者の記録のあるものだけに限り、次の会合を加えたものを表にしました。金星との角度差が*になっているものは、次の会合です。
M 死者 金星との角度差
1605年 2月 3日 7.9 2000
1605年 2月 3日 7.9 2000
1611年 9月27日 6.9 3700
1611年12月 3日 8.1 5000
1614年11月26日 0.0 2
1615年 6月26日 6.5 ?
1625年 7月21日 5.5 50
1627年10月22日 6
1633年 3月 1日 7 150
1640年 7月31日 0 700
1640年11月23日 6.5 アリ
1644年10月18日 6.5 アリ
1647年 6月16日 6.5 アリ
1648年 6月13日 7 1
1649年 7月30日 7 タスウ
1649年 9月 1日 6.4 タスウ
1659年 4月21日 6.8 タスウ
1662年 6月16日 7.4 1000
1662年10月31日 7.5 アリ
1664年12月18日16時59分 4.91 海王t 合 火星t
1666年 2月 1日 6.75 1500
1666年12月 3日 0時 1分 * 海王t 合 火星t
1670年 6月22日 6.75 13
1676年 7月12日 6.5 7
1677年11月 4日 8 535
1678年10月 2日 7.5 1
1686年 1月 4日 7.2 アリ
1686年10月 3日 6.7 アリ
1694年 6月19日 7 394
1703年12月31日 6.5 アリ
1703年12月31日 8 2300
1704年 5月27日 7 58
1707年10月28日 8.4 20000
1710年10月 3日 6.5
1711年 3月19日 6.25 4
1714年 4月23日 3時 8分 1.68 海王t 合 火星t
1714年 4月28日 6.25 56
1716年 4月 7日15時23分 * 海王t 合 火星t
1718年 8月22日 7 50
1723年12月19日 6.5 2
1725年 8月14日 6.25 4
1729年 8月 1日 6.8 5
1741年 8月29日 0 1487
1751年 5月21日 7.2 1500
1761年10月 1日22時42分 4.34 海王t 合 火星t
1762年10月31日 7 アリ
1763年 1月29日 7.4 3
1763年 9月18日 9時14分 * 海王t 合 火星t
1766年 3月 8日 7.25 1300
1771年 4月24日 7.4 12000
1772年 6月 3日 7.5 12
1780年 7月20日 0 2
1782年 8月23日 7 アリ
1782年10月22日 1時15分 1.53 海王t 合 火星t
1784年10月 8日 8時20分 * 海王t 合 火星t
1792年 5月21日 6.4 15000
1792年 6月13日 7.1 アリ
1793年 2月 8日 7 12
1793年 2月17日 8.2 9
1799年 6月29日 6 15
1802年12月 9日 6.75 19
1803年11月 8日 3時25分 2.59 海王t 合 火星t
1804年 7月10日 7 500
1805年10月24日 4時23分 * 海王t 合 火星t
1810年 9月25日 6.5 57
1812年12月 7日 6.25 アリ
1819年 8月 2日 7.25 75
1821年12月13日 5.75 アリ
1823年 9月29日 5.8 73
1828年12月18日 6.9 1500
1830年 8月19日 6.5 280
1833年 5月27日 6.25 30
1833年12月 7日 7.5 142
1843年 4月25日 7.5 45
1847年 5月 8日 7.4 10000
1847年 5月13日 6.5 アリ
1853年 3月11日 6.7 23
1854年 7月 9日 7.25 1500
1854年12月23日 8.4 3000
1855年 3月18日 6.75 12
1855年11月 7日 7.25 アリ
1855年11月11日 6.9 4000
1856年 8月23日 7.5 29
1857年10月12日 7.25 5
1858年 4月 9日 7 343
1872年 3月14日 7.1 522
1891年10月28日 8 7273
1894年 6月20日 7 31
1894年10月22日 7 726
1895年 1月18日 7.2 9
1896年 6月15日 8.5 21959
1896年 8月31日 7.2 209
1899年 3月 7日 7 7
1900年 5月12日 7 17
1901年 8月 9日 7.2 18
1902年 1月30日 7 1
1902年 7月24日12時 8分 4.25 海王t 合 火星t
1904年 7月10日 1時42分 * 海王t 合 火星t
1905年 6月 2日 7.25 11
1909年 8月14日 6.8 41
1909年 8月29日 6.2 1
1911年 6月15日 8.0 12
1914年 1月12日 7.1 35
1914年 3月15日 7.1 94
1915年 3月18日 7.0 2
1916年11月26日 6.1 1
1917年 5月18日 6.3 2
1918年 9月 8日 8.0 24
1922年 4月26日 6.8 2
1923年 9月 1日 7.9 142000
1924年 1月15日 7.3 19
1925年 5月23日 6.8 428
1927年 3月 7日 7.3 2925
1930年11月26日 7.3 272
1931年 9月21日 6.9 16
1933年 3月 3日 8.1 3064
1933年 9月21日 6.0 3
1935年 7月11日 6.4 9
1936年 2月21日 6.4 9
1936年12月27日 6.3 3
1938年11月 5日 7.5 1
1939年 3月20日 6.5 1
1939年 5月 1日 6.8 27
1940年 8月 2日 7.5 10
1941年 7月15日 6.1 5
1941年11月19日 7.2 2
1943年 9月10日 7.2 1083
1943年10月13日 5.9 1
1944年 9月 3日 4時40分 4.4 海王t 合 火星t
1944年12月 7日 7.9 1223
1945年 1月13日 6.8 2306
1946年 8月20日19時15分 * 海王t 合 火星t
1946年12月21日 8.0 1330
1947年 9月27日 7.4 5
1948年 6月15日 6.7 2
1948年 6月28日 7.1 3769
1949年12月26日 6.4 10
1952年 3月 4日 8.2 28
1952年 3月 7日 6.5 7
1961年 2月 2日 5.2 5
1961年 2月27日 7.0 2
1961年 8月19日 7.0 8
1962年 4月30日 6.5 3
1964年 6月16日 7.5 26
1968年 2月21日 6.1 3
1968年 5月16日 7.9 52
1974年 5月 9日 6.9 30
1978年 6月12日 7.4 28
1983年 5月26日 7.7 104
1983年 8月 8日 6.0 1
1984年 9月14日 6.8 29
1987年 3月18日 6.6 1
1993年 1月15日 7.8 1
1993年 7月12日 7.8 231
1997年12月16日14時13分 3.38 海王t 合 火星t
1999年11月29日11時51分 * 海王t 合 火星t
2043年 5月21日 5時58分 2.19 海王t 合 火星t
2045年 5月 5日16時51分 * 海王t 合 火星t
指定された期間中に取り上げられた地震は9会合中7例ですが、これから考えると、金星火星海王星の3星会合と地震の間には偶然以上の状況が無いようです。これと同様に東京でのICと各大惑星、大惑星同士の座相(HN=4)で特徴が見られるかどうかを検討しましたが、あまり特徴が見られず、またピンと来るものがありませんでした。
ここで少し数学的なことになりますが、「40人の学級で同じ誕生日の人間がいるのはどのくらい?」と言う奴を考えてみましょう。
1年間(365日としましょう)のそれぞれの日に生まれる確率は同じという前提で考えれば、ある人が特定の日に生まれる確率は365分の1になります。自分の誕生日と同じ人間が1人だけ居る確率は残りが39人いますから39÷365になります。2人になると39×38÷365÷365×2です。3人では39×38×37÷365÷365÷365×3と言うようになっていきます。合計すると0.14程度になります。小学校から高校まで4回クラス替えをしたとすると、4倍して0.56位になりますから、クラスに同じ誕生日の人間がいなかったと人よりいた人の方が
多いらしいと言う結果が出ます。
しかし、これは自分自身だけの数字です。クラスの中で同じ誕生日がいるかどうかは、また別に考える必要があります。40人の中の1人に注目した場合は、今やった方法でよいとして、40人の中から2人を選ぶやり方は40×39÷2=780通りあります。
期待値は780÷365=2.1・・・ですから、40人学級に同じ誕生日の2組がいるのが普通と言う事になります。可能性として、0組が11%、1組あるのが26%、2組が28%、3組が19%、4組が9%と言う配分になってきます。
この話は、汎用ではなく限定条件が付いていますので、実際の例では、他の条件や印象の問題が出てきますので、この通りの結果が出るとは限りません。
この様なことを考えながら、チャートを比較する事を考えてみましょう。2枚のチャートで感受点は太陽から冥王星までとASC、MCの12感受点を使うことにしましょう。単純に確率的な形で扱うためには、感受点位置がランダムであると考えます。また、オーブは3度としましょう。チャート内の感受点同士も考えます。
感受点数 24 36
期待値 3.9個 8.7個
合の数 合の数の可能性(%)
0 1.2 0.0
1 8.2 0.1
2 16.0 0.3
3 21.6 1.6
4 20.8 3.8
5 13.8 7.7
6 9.1 10.1
7 4.9 13.9
8 2.7 15.1
9 0.8 11.6
10 0.5 10.9
11 0.3 7.6
12 0.2 6.8
13 0.1 3.7
14 0.0 3.2
15 0.0 1.8
16 0.0 0.9
17 0.0 0.4
18 0.0 0.1
19 0.0 0.2
20 0.0 0.1
これがチャート3枚ですと36感受点で、期待値は8.4個です。チャート3枚を合わせた場合に合は8.4個あるのが「並」の状態と考えられます。実際の例では、感受点位置がランダムでないことからもう少し可能性が違ってきます。
ところで、この様なことを考えたのは、占星術における偶然を考慮しようとしたのではなく、例えば合という現象が、チャート比較の場合枚数が多くなると飛躍的に増えるという事を確認したかったのです。12感受点のチャート4枚の合の数は宿題としましょう。チャート間の、あるアスペクトの存在を偶然として処理するのは統計や科学の方法の1つでしかありません。我々はチャートを目の前にして、真剣勝負をしなければならないのです。
ここまでが前置きなのですが、次回に続けることにしましょう。それまでに次の4枚のデータを入れて置いて下さい。表記は出生データ形式で時間はGMTです。
18681126 30000 139.700 35.700 "東京","東京星図","天皇東京着",2
18890211 14500 139.700 35.700 "東京","帝国憲法","宣布",2
19230317 125200 139.700 35.700 "東京","日食魚 25.9","",2
19230901 25800 139.700 35.700 "東京","関東大地震","",2
ちょっと間があいてしまいましたが続けます。
その前に、前回、登録をお願いした「東京星図」ですが、慌てていたために違うものを書いてしまったようです。これは2度ある天皇の東京入りの最初のもので、後のを使う方が良く星に出るようです。従って、次のようになおして下さい。
18681126 30000 139.700 35.700 "東京","東京星図","天皇東京着",2
↓
19690509 30000
但し、出生データメンテナンスでなおす際はJSTで使っていると思いますから日本時間12時で入力して下さい。
次にホロスコープです。4重円のNATALだけの設定にして第1円から東京星図、帝国憲法、日食魚 25.9、関東大地震と出生を選択して下さい。ハウスは一応、プラシーダスにしましょうか。感受点の表示は「主要天体表示」の太陽からMC迄に設定します。
先ず目に付くのが日食と第2円の火星の合です。 (・・・わたくしの大好きな食の関連です!)
帝国憲法と言うタイトルを付けていますが、要は日本帝国ですので、その火星ですから、国家的な事件が想像されます。この火星は戦争や災害による大きな被害も示しますが、月と凶角であることから特に大量死が考えられる構造になっています。
関東大地震のチャートはともかく、第1円から第3円までのチャートとその関係は密接な関係があります。これは何が正解という分野ではありませんから、レポートにしてご自分でまとめてみて下さい。この様な特徴的なチャートは大変勉強になると思います。うなるようなレポートを期待しております。
地震の話を当座、終わらせるにあたり、一言いい添えておきたいことがあります。それは、二十年ほど前に、それなりに話題になり、結果が思わしくなくて、いつの間にか忘れられてしまった「惑星直列」に関することです。
カルフォルニアのサンアンドレアス断層で、惑星の潮汐力が引き金になって大地震が起こるという予測ですが、結局、指定の1982年は静かに過ぎていきました。
ところで、地震の予測を確からしく理屈付けするために、太陽黒点の周期と惑星配置の関係が説明されています。この時に、惑星配置を見た方法は「ヘリオセントリック」です。太陽を中心に見る方法は、この時からある程度人の口にのぼるようになり、専用の天文暦までも出されました。気候の大きな動向と黒点周期が関わっていることは常識に近くなってきましたが、地震と天体配置の関連は、この一件で信頼を失ってしまい、そのまま現在に至っていると考えられます。この方面の研究の為に、「セントリック」を追加しました。
わたくしは占星術を天の配置と地上の出来事のシンクロニシティと捉えて勉強しているので、因果関係の追求はどうでも良いのですが、この方面が気になる人が多いようですので、ここで一発、旗揚げも可能な分野ですし、かじってみることをお勧めいたします。