StargazerUseSgwdSAT10-70 宿曜 2018-01-07

宿曜


宿曜


 宿曜占星術は古代インドで成立し、伝来してきたものとされています。インドでは固定春分点(サイドリアル方式)を使用している方法が主流を占め、何時の春分点を使うかで流派もあるようです。西洋占星術と括られる方面では瞬時の春分点を基準にする方法(トロピカル方式)が主流で、その手法の違いは、論議の対象としては不適当なものです。また、27宿と28宿という2つの方法も存在していて、これらについても不毛な真伝論争があるようです。
 Stargazerでは、どちらのやり方も方法論の問題であると考え、一応、27宿で、伝統的な表読み出しの形と、月の位置からの計算による宿決定に分け、月位置からのものに宿の角距離を等分とするものと、不等分とするものの、3つの方式を選択できるようにしました。



 カレンダー形式で宿曜を表示するようにしました。



典拠
『密教占星法』森田龍僊(臨川書店1974)
『宿曜経二十七宿占星法』小峰有美子(東洋書院1982)
『宿曜占法』上住節子(大蔵出版1990)